September 23, 2011

首都直下地震帰宅困難者等地策協議会

9/20「首都直下地震帰宅困難者等地策協議会」の第一回会議が内閣府と東京都の合同主催で開催された。

国・地方公共団体・民間企業や団体など31機関が出席し、東日本大震災での経験を踏まえて、650万人の帰宅困難者が発生すると想定される首都直下地震への対策を協議する。

 「むやみに移動を開始しない」という基本原則を周知し、安否確認手段の周知、備蓄の促進等を協議していく。

 「会社に残る」という選択をするには、家族の安否確認や災害の状況の把握ができ、食と睡眠への備えがある事が前提となります。 官民一体となった対策が必要だと思いますが、21日の台風15号でも帰宅困難者が発生しました、またいつ起こるか判らないのですから、 今できる事から備えておきましょう。

 取り敢えず個人レベルでできる事は、家族との安否確認手段の確認。帰宅困難者用備蓄です。合わせて会社でどう対応するのか、自分の会社が帰宅困難者に提供できる事はないか相談しましょう。

 このブログでも帰宅困難者対策については、過去に何度も取り上げていますので、帰宅困難者用備蓄については「帰宅困難者」で検索してみてください。

 

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15秒でセシウムを99.9%除去する技術

慈恵医大が、15秒で海水や血液などの液体からセシウムを99.9%除去する技術を考案したそうです。(GIZMODEO)
 がん治療の薬剤送達システムに使われるナノサイズの磁性結晶にセシウム吸着剤を付けて作られたとか。
液体にこの微粒子をまぜて、磁石を近づけるとセシウムが回収できるそうです。

 大震災や原発事故など大きな災害に見舞われた日本ですが、こうした革新的な新技術を生み出して乗り越え、次の日本の活力にして欲しいですね。

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災害は重ねてやってくる事もある。

お久しぶりです。 東日本大震災の被害の大きさに驚いてしばらく休んでおりました。
さて9/21は台風15号が列島を縦断し、各地に被害が出ています。
 首都圏でもちょうど帰宅時間に重なり、帰宅難民が出るなど400万人に影響がでました。

 数週間前の台風12号で被害の出た和歌山などに、さらに被害が出ました。 
 東日本大震災の仮設住宅も浸水したり、仮設の堤防が崩れたりと、二重三重の被害が出ています。

 そして21日夜には、台風が通過したばかりの茨城県北部を震源とする震度5弱の地震も発生しました。
さいわい地震による被害は聞きませんでしたが、これがもっと大きな地震だったら、大混乱だったでしょう。

 地震と台風が重なる事なんて、本当にあるんだなと思いました。

 震災以降BCPの策定の話題もよく聞きますが、こうした災害が重なるケースまで想定している企業・自治体は少ないのではないでしょうか?

 災害対策を立てるには、災害の事象(インフラ断絶、建物倒壊、火災、洪水)に注目して対策を立て、もしその対策がダメだったらという次の対策も考えておくと、災害の規模の大小や今回のような災害の重なりなどにも対応し易いのではないでしょうか。

 今回の台風で発生した帰宅困難者問題でも、無理して帰らない人が増えたり、帰宅困難者支援施設が早期に解説されたり、一部では震災時の教訓が活かされたようです。

 しかし、夕方台風が接近するのが判っていたのに就業時間を短くするといった対策が取られた企業は一部だったのは残念です。
 そして、報道を見ているとコートも持たない人がほとんどだったのを見ると、災害への備えや危機感はなだまだ浸透していないと感じました。

サラリーマンの方は、ちょっと厚めの文庫本サイズのレインチャップスを持っているとズボンの濡れを防ぐ事ができます。 片足ずつ靴をはいたままで脱着できるので便利です。 もちろんレインコート類も忘れずに・・
帰宅困難者になって寒い中歩かなければならない時にも使えます。

 

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May 27, 2011

地震予知失敗で、過失致死罪で学者を起訴

2009年4月に発生したイタリア中部地震。死者309名、6万人以上が被災した地震ですが、政府防災庁付属の委員会が、大地震の発生の兆候がないと判断した事が被害拡大につながったとして、委員会メンバーの学者7名を過失致死罪で起訴しました。(5/26 日経夕刊)

「大地震は起きない」と判断した事に対する刑事責任の追求というのは驚きました。
結果は別として、検察側弁護側の立場で充分議論する良い機会だと思います。

逆に、もし「大地震が起きる」と判断して、地震が起きなかったら、避難などによる休業補償などで損害賠償の責任を負うのでしょうか?

折しも日本では、内閣府原子力委員会斑目委員長が「再臨界の可能性はゼロではない」と発言した事が、海水注入中断に繋がったとか報道されている(結局、現場判断で注水を中止しなかったようだが・・・これも別問題)。

 災害映画の定番ストーリーは、学者が災害の前兆を見つけ災害を予知するが、行政に受入れられず災害が起きてしまうというパターン。 同じことが現実にも起きているのでしょう。

 イタリアのこの裁判、そして東日本大震災の検証をしっかりやって、学者の意見を聞き災害が起こる事のリスク、起こらない事のリスクを判断し、確実に現場を動かす技術の進歩が必要だと思います。 危機対応の専門家、組織を育成し権限を与えて対応しなければ、個々の技術は進歩しても、被害を減らす事はできないと思います。

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May 09, 2011

3.11. BCPを実践したディズニーリゾートの凄さ

Mr.サンデーで「3.11 ディズニーの真実」と題して、震災発生時のスタッフの対応ぶりを放映していた。
9割がアルバイトであるディズニーリゾートなのに、一人一人のキャストが「お客様第一」を考え、自主的に行動し、安全を確保し、不安を取り除くべく、終始笑顔で対応したそうだ。

年間180回もの防災訓練を行い、5万人分が数日過ごせる非常食を備えていたとか。

 震度6強の地震を想定したマニュアルを作っていたようだ。
 Twitterを見ていると、この地震が想定内だった事がすごいという反応もあったが、首都直下地震で浦安は震度6強が想定されているのだから、ここまでは普通だと思う。

 ディズニーリゾートの素晴らしい所は、日々防災訓練を行い、末端の一人一人までが笑顔を崩さず、自主的に行動できた事だと思う。 そして交通が途絶えて帰る手段を失ったお客様を翌朝まで園内に留め世話をした事ではないだろうか。

 若い女性も多いキャストが、動じる事なく笑顔で職務をまっとうできるというのは、マニュアルの出来不出来の問題ではない。 会社のポリシーを理解し、プライドを持って日々行動できていたからではないか。

 そして、会社に対する信頼感があったからだと思う。

たとえディズニーリゾートの防災対策マニュアルのコピーを貰って自社のマニュアルに直しても、同じように行動できないだろう。

 売り物のぬいぐるみを防災頭巾替わりに、お客様にただで配ったキャストがいたそうだが、ショップの担当でないキャストがこのうような行動を取る事は普通はないだろう。 マニュアルに明記されてはいないだろう。

 しかし、ポリシーにのっとった行動であれば末端のキャストの判断でも実行できるところが、素晴らしいと思う。
おそらく想定外の災害であっても、良い結果が出た事だろう。

つまり、防災対策マニュアルで細部に渡って行動を定義し、被災時にはトップダウンで全体を動かすよりも、ポリシーを明確にして共有し、実際に行動できる権限移譲を行う事が、想定外の事態にも対応できる組織を作るのだと思う。

実は私は数ヶ月前に「9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方」という本を読んでいました。
今日のニュースを見て、この本で書かれていた事が災害対策でも役立つのだと関心した次第です。

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May 03, 2011

携帯を充電できる電動アシスト自転車

東日本大震災では、首都圏でも多くの帰宅困難者が発生し、自転車が大量に売れたとか、自転車通勤が見直されているといった話を聞く。

 特に環状7号線の内側が、一般車両通行禁止になってしまう都内では、被災後の足として自転車は期待できる。
防災対策として、自転車購入を考える方も多いのではないだろうか?

 防災対策の自転車として最適なのが、携帯電話を充電できる端子を持つ電動アシスト自転車。 先日ラジオで紹介されていたのだが、なぜ今までこんな製品がなかったのだろうと思いました。

 8メートル走ると携帯電話で3分間通話できるバッテリーを発電できるそうだ。 自転車バッテリーのフル充電状態では、39台分の携帯電話を充電できるとか。

走行モードには、充電モードがあり電動アシストをオフにして充電に専用にできるそうだ。

電動アシスト自転車、ハイブリッド自動車など発電機能を持つ機器全てに充電した電気を取り出す機能が付けば停電時も、かなり心強い気がする。


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スマホも今夏から緊急地震速報へ対応

4/28 DoCoMoが新災害対策を発表した。 2011年度に205億の投資だそうだ。
主な対策としては、
1)非常用電源を24時間対応のバッテリーか自家発電機にする。
2)半径7kmの大ゾーン基地局を全国100箇所に新設。
3)パケット交換網経由のボイスメール転送サービスの提供。
4)スマートフォンでの緊急地震速報対応

 3)は、今回の大震災で音声通話が繋がらない中、TwitterやSkypeなどパケット交換網は使えたという経験から、パケット交換網を使って音声メッセージを伝えるサービス。

 現在のスマートフォンは、緊急地震速報に対応していないものが多いが、アンドロイドの開発元のGoogleが対応する事により、スマートフォンでも緊急地震速報が受信できるようになるようだ。 既に発売されている機種でも対応できるらしい。


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May 02, 2011

想定外の災害でも、BCPで予定通り復旧した企業

「津波被害から1週間で事業再開」という記事が、リスク対策.comで紹介されている。
よく、「想定外」という言葉が言い訳の言葉として使われるが、しっかりとBCPを作っていれば、想定外の事態にも対応できる好例だと思う。

 東日本大震災の発生で、自社のBCPを策定・見直しするケースも多いと思うが、各対策について想定外の事態でも対応可能な案かどうかも検討して欲しい。

 この会社では、震度6弱程度の地震を想定しBCPを策定しており、10mを超える津波まで想定していなかったが、その場の判断で予定外の3km先まで避難し、全員無事だった。

廃油を再資源化して販売する会社だが、津波被害で18基のタンクは全て流され、24台の運搬車両は半数が流され、機会設備も復旧に数ヶ月かかる甚大な被害だったが、他県に廃油精製を依頼するなどの対策により、3/17には業務を再開できたという。

自社の社会的責任を明確にし、優先すべき事項が明確になっていた事が、ポイントだと思う。

記事は、こちら

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東日本大震災の動画

ナショナル・ジオグラフィックの東日本大震災特集の動画が印象的だった。
TV等で何度も見た映像もあるが、見たことのない映像もある。 編集のせいなのか、とても印象的な映像。
残しておきたい映像です。 最後を天皇陛下のメッセージで締めているところが、海外から見た日本なのだなと思いました。

 YouTubeで National Geographic Witness Disaster in Japan で検索するか、以下のリンクで見れます。
3部構成です。 英語ですが、見れば判ります。
 
Part1,Part2,Part3

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東京湾の津波は大丈夫らしい

歴史に見る「東京湾津波」大半は1~2メートル という記事が日経(電子版 5/2)に掲載された。
安政江戸地震(M6.9,1855年,南関東直下地震),関東大震災(M7.9,1923年,震源相模湾),チリ地震(m9.5,1960年)などの南関東を襲った歴史的地震では東京湾での津波被害は最大1.6m程度だったようだ。

 東京湾の地形が入れ口がすぼまり、中が広がる形のため、津波のエネルギーをげんすいさせやすく、多くの河川がパワーを分散させているそうだ。

首都圏で2m以上の津波が起きる可能性は現時点では少ないと言う。

 とは言っても、埋立で地形は変わり、沿岸部にタンク等の危険物も多い。 船舶もたくさんあり、小さな津波でも船舶が流されて危険物に衝突し破損といった事態は想定しておくべきなのだろう。

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April 21, 2011

燃料電池電気自動車 災害時には強いかも・・

ホンダが埼玉県庁敷地内にソーラー水素ステーション設置する計画を公表したというニュースを見た。
同時に同社の燃料電池電気自動車FCXクラリティに、一般家庭2世帯分の使用電力に相当する電力を外部出力可能な電源機能を装備するそうだ。

この組み合わせは災害発生時にはかなり強いのではないだろうか。
ソーラー水素ステーションの詳細は公表されていないようだが、水をソーラーパネルの電気を使って、蓄電池よりも保存し易い水素に変え、それを燃料電池車に入れれば10KW以上の電力が得られるというのだから。 

 水と太陽光があればCO2排出なしで、大容量の電源が得られる事になる。
10kWクラスの発電機というと、工事現場で2tトラックの荷台に載っているクラスの発電機に相当する。

 現時点でどの程度のソーラーパネルと時間が必要なのか判らないが、技術が進めば車の屋根に載せたソーラーパネルで発電できるようになるかもしれない。

災害時の支援車が燃料電池電気自動車なら、その電力を使って様々な支援ができるだろう。

 現在のFCXクラリティは、セダンタイプだからステップワゴンクラスのワンボックスタイプができると、活用の幅が広がりそうだ。

 最近は、TVで原発の代替エネルギーの話も出ているが、夜間の余剰電力で水素を作り、ピーク時間帯は燃料電池で電気を得るというプランは、低コストで幅広く使える方法のように思える。

 すでに家のソーラーパネルで水素を作り出すホームエネルギーステーションの稼働実験も行っているようだ。

詳細は、ホンダ FCX CLARITY FACTBOOKをご覧ください。

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April 20, 2011

早期復興へ期待したい,日本の技術力

4/19 「ガイアの夜明け」で、「原発に立ち向かう~ニッポンの技術と家族の絆」が放映された。
 平時には、様々な番組で災害時に役立つニッポンの技術みたい内容が放送されているのに、いざ大災害が起きても、そういった技術が活躍したといった報道がされないのを不思議に思っていた。

 じつは原発事故対応として、いくつかの試みが行われていたようだ。
国内外のロボットを集めて、今回の原発事故にどう役立つか評価会が行われたり、汚染された水から放射性物質を大幅に取り除く技術など評価しているようだ。

 日本ポリグルの水浄化剤を使うと、放射性物質を100分の1に減らすことができたり、逆浸透膜の浄水器では放射性物質が検出されない程度まで濾過できていた。

番組後半は、原発そばの家族のその後を追った内容になったところを見ると、こういった試みの数が少ないのか、取材の時間が取れていないのか判らないが・・・

 日本の技術を結集すれば、復興への様々な困難を大きく改善できる事がたくさんあると思う。

 報道する側も、「汚染水の移動が始まった・・」といった状況の変化を毎日繰り返すだけではなく、今回のガイアの夜明けで扱ったような裏で行われている取組みについて報道したほうが、希望が持てるのではないだろうか。

 国もホームページなどで今抱えている課題を公表し、技術を持っている会社が無償で協力すれば良い。
審査のプロセスや結果も公表すれば、国内外からその技術の引き合いがあるはずだ。

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April 03, 2011

東日本大震災:インターネット時代の大災害

「グーグル、発生2時間で災害サイト」という記事が日経電子版(4/2)に掲載された。
今回の地震で強く感じたのはネットのチカラです。 これだけの大災害、津波で何もかも流され、被害が広範囲に広がっている。 にも関わらず、日本中・世界中が多くの情報を得る事ができていると感じました。

 「そんな事はない! 今も情報不足が続いている!」と言う意見もあるでしょうが、阪神淡路大震災の頃に今回のような大災害が起きていたら、いまだに全容がつかめない状態だったかもしれません。

 グーグルの災害対応サイトの立ち上げは本当に早かったと思います。 60万件を超える情報が書きこまれた消息情報を伝える「パーソンファインダー」、避難所の名簿の写真を送るとボランティアがパーソンファインダーに入力する「避難所名簿共有サービス」や、twitter情報のリアルタイム情報や関連情報へのリンクなど素晴らしいサービスだと思います。

 特に今回の地震で生まれた「避難所名簿共有サービス」は素晴らしい発想だと思います。携帯で写真を撮ってアップロードすれば安否情報の登録ができるのですから・・・ 2000箇所を超える避難所の把握など行政のチカラだけではかなり時間が掛かった事でしょう。

 今回の災害ではTwitterをはじめとするSNSが威力を発揮したと言われています。 大規模な津波災害で手元にあるのは携帯だけという状況も多く、電話は通信規制でほとんど繋がらない状況の中、パケット通信であるSNSやインターネットは比較的通じやすかったのが大きな理由でしょう。

青森の小さな町に親戚がいます。大きな被害もなくニュースでも取り上げられない場所でしたが、Twitterで情報が提供されるようになりました。 マスコミが取材に来ないような場所の情報でも、情報発信をする人さえいれば世界中で知る事ができるようになったというのは、革命的だと感じました。

また、インターネットによる情報提供も大きく進化しています。 たとえば「ALL311:東日本大震災協働情報プラットフォーム」 防災科研が立ち上げたサイトで、学術的な事から災害ボランティアの状況まで幅広く網羅しています。 地図のシステムを使って、様々な情報を見る事ができます。

災害対策の基本行動に「正しい情報を入手して、冷静に行動しよう」というのがありますが、元々正しい情報が簡単に入手できにくいから、惑わされるのです。 正しい情報の迅速な提供の仕方、それを受け取る手段こそが防災の要かもしれないと、強く感じました。

 携帯と予備バッテリーを常に手の届くところに置き、災害が起きたらとりあえず171で安否を登録し、Googleにアクセスして情報を得る。 これが最小限の防災対策なのかもしれませんね。

それから今回の災害で思ったのは、クラウドの活用です。 防災科研のサーバもしばらく停止していたようですが、今回のように大津波で何もかも使えなくなったり、広範囲で停電が発生するような状況では自前のサーバ設置では無力です。

 今は数社のクラウドサービス提供事業者が無償でサービスを提供していますが、クラウドにデータがあれば早期に復旧が可能でしょう。 私もお客さん向けの「災害時対応ホームページ」を今作成中です。

 たとえばGoogleドキュメントのフォーム機能を使うと、簡単に安否確認登録のページが作れ、集計も簡単にできます。 しかも無償で利用可能。 携帯から安否情報の登録ができるようになります。

このへんの話は、また後日詳しくお伝えしたいと思います。

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March 18, 2011

被災地からの便り

宮城県在住の当ブログの読者の方から、被災地の生活を伝えるメールをいただきました。
生々しい被害の状況と共に、事前の備えの役立った事、あれば良かった物など書かれており、とても参考になりました。 ご本人に掲載の許可を頂きましたので、以下に転載します。

Kさん、ありがとうございました。

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はじめまして。
今現在宮城で被災生活中のKと申します。
いつもそちらのサイトさんを見ていたので、なんとなく、実際の被災生活で役立ったものなど、お知らせします。

地震一日目。
ラジオ、ライト、軍手は必須、直後はダメでしたが数時間後に一回だけ、携帯が通じました(ソフトバンク)ので遠方の親戚に連絡。


地震のときは私は二階に柴犬と居て、犬があわてて階下に行ってしまうのを必死に止めていました。もう、木造二階建て家屋が前屈してるみたいにゆれて、床が斜めになるくらい!右にあったものが左に吹っ飛んでしまい、犬のチェーンを探してつけて、てにもつもって、スリッパはいて、ガラスが割れていないのを確認しつつ下に。ガラスよけように手に小型のほうきをもってです(犬用)。
地震は一回目の大きなものの後、連続して同じくらいのものが何回も起こるような感じで、三分以上、ヘタするともっと起こっていたのですが、TVではそうは言ってないようですね。
外に出た後もなんども地震が起こり、家の前の道路二箇所に横に亀裂。地震のたびに開いたり閉じたりしていました。3センチくらいかな。

その後中に入りましたら、ガラスはずべて大丈夫。家自体はおおむね無事でした。
ひどかったのは台所。
口が開いてヨーグルトが飛び出してぐちゃぐちゃでした。あとめちゃくちゃ旧式の重たい電子レンジを今でも使用中なのですが、それとその上に載せてあった小型のオーブンが落下。
食器は、シートを張って、取っ手に輪ゴムをかけて地震対策していたのですが、ソレが効いて、10センチほど開いて落ちてきた食器がそこでほぼストップしておりました。割れてたけど。食器棚の中も、やすい市松柄になってる食器固定のマットを引いていたので、重ねたカップの片方無事、片方ダメ、みたいな感じになってました。あれは結構効きますね。
冷蔵庫も上をツッパリで支えていたのがまあまあ利いた模様です。五センチほどは後退していました。
冷蔵庫は観音開きタイプは、あかちゃんの取って押さえ?見たいなものをつけたほうがよさそうです。あと口がきちんと閉まるタッパ!漬物が液ごとこぼれちゃって!

後家の被害は、茶の間の電灯が落下、つる下がっていたのですがねじが刺さらなくなってしまったのでそのうち直す予定です。なのでその部屋だけ今もろうそく生活。
ほかは本棚が後ろが抜けちゃって戸が閉まらなくなった、大型テレビはチェーンで固定していたのですが片方が切れてしまい、画面に当たったようなのですが、とりあえず大丈夫。台が動いてしまったのが敗因のようです。
親の寝室が最低で、服の入った衣装ケースが四つ倒れ、荷物がぎっしり入ったダンボールが二つベットに吹っ飛び、寝てる時間でしたら大変でした。骨折か死亡ですね。本棚はすべて本棚用器具で固定されていて倒れはしませんでした。


私の居る町では倒壊家屋はあんまりないようで、いくらかショーウィンドウが割れたり、店舗の中がぐちゃぐちゃになったり、道路に亀裂、といった感じです。今までに6強は体験してますので、よっぽど弱いものはすでに崩れているんでしょうね。ただ水道管が本管がいかれてるそうなので、水はいつになるか不明です。隣の市はすでに復旧済み。
電気はおととい復旧しました。電話もおととい夜、光フレッツのネットがその後、ソフトバンクは今朝あたりから復旧。

震災二日目以降は、電気がだめになったため、大型冷凍庫の中身を処理しないと腐っちゃう!ということで、卓上コンロでご飯を炊き、外で炭をおこして冷凍庫の干物を焼き、冷蔵庫から飛び出た豆腐をおつゆに、と結構食生活は充実しています。当日はさすがに暗くなって、その日たまたま買っていた食パンの無事な方一斤をジャムをつけて食べました。一斤は袋が破けてぐちゃぐちゃになりまして。

二日目以降は前から用意していた(兄弟が社内販売で購入)使えないんじゃない?とずっと言われていた災害セットから。バーベキューの網、鉄板、炭。先日燻製を作ったときのあまりの燃焼剤、私が阪神の震災の何かに乗っていた被災中必要なもの、を見て作ってあった災害セットからコンロやガスボンベ、割り箸なんかをだして煮炊きしました。
災害セットには、お米を鍋で炊く時の水加減とか火加減のしかたを書いてあるものも一緒に入れないと、まったく役に立ちませんね。うちはサバイバルクッキングという本を参考にしました。おいしいです。

ろうそくは大量にあったのですが、つかってみて実感したのは、こう余震が多いと、長いものはあぶなくて使えないということ。カップみたいのに入った、背の低いものがいいです。入れ物は透明のほうが明るいです。
ライトは小さなものをフリースの上着のジッパーの穴にゴムでつるして、夜トイレに行く際の明かりにしていました。1人ひとつあると便利です。とっさに逃げるときにも落とさないし。
夜は初日はジーンズにフリースの上着、靴下着用で寝ましたが、二日目以降は足の血行が悪い感じがしたので、うえはそのまま、下はネマキのズボンをはいて寝ております。電気が通りましたがフリースのライトはそのまま。
昼間はその上にダウンジャケットとカバーパンツをはいてスキーみたいな格好なのですが、夜はそれら一式を風呂敷に包んで枕元においています。

ラジオは最初から電気が通るまで、ほぼずーっと夜もかけっぱなしでした。必需品です。
でも買い物関係はご近所さんの情報が頼りですね。
翌々日あたりに、近所のそーらーパネルやさんで炊飯器と携帯に充電サービスが始まり、コンビニは当日と翌日に入り口で人数制限をしながら販売。(入り口で四人くらい入れて、ペンを渡し、商品の値段を品物に書いてレジへ、といわれました。)
大型スーパーも制限しつつ徐々に再開してます。主に店頭販売ですが、はじめに紙を渡されて買うものをチェックしたり、個数制限したり。ガソリンは昨日ハイオク10ℓ入れられましたが、整理券制でした。あらかじめ決めてあるのかもしれませんがお店のやり方がうまいなーと感心します。ダイソーとかしまってるのが惜しいんですけどね。

隣の市が津波被害のところなのでこの辺は結構ましですが、津波被害のところでも、二階が無事だし半年分備蓄があるからと1人でがんばってるおじいさんとかTVでみると備蓄は大事だと思いますね。うちもあと一ヶ月くらいは余裕です。

食品は、米をこの辺は30キロ玄米で買って精米して食べる人が多い土地なので、うちもあと精米済みが8キロくらいと20キロほど玄米があります。この地震の前に少し大きめの地震があったのですが、その日私は小麦粉を買いに行ってまして、強力4キロ、薄力5kほどあるので機能からホームベーカリでパンを焼いて食べてます。便利!おかずは大型冷凍庫の解けてきた干物とか肉とか。電気が入って再冷凍されちゃいましたが食べます!

水はもともと山に湧き水を汲んで飲料にしていましたので、飲むだけなら結構持つのですが、かたずけと、初期はトイレに使ってしまったので一度汲みに行きました。今はトイレは川の水をポリバケツに入れて使ってます。

火は炭。卓上コンロ、ストーブ。今はIH. お向かいは都市ガスが無事でした。

水に関してはトイレの裏技は、新聞紙で箱を折ってそれにする。です。斜め前のお宅でやってます。
あとトイレは、最近のタンクが小さい(無い?)タイプはバケツで水を入れても流れきらないそうです。

イヌネコを買っている方がえさを買いに結構来ていたようなのですが、うちは犬用えさも二ヶ月くらいは持ちそうです。えさ皿を洗うのが難しいので、朝は広告で箱を折り、夜ご飯を上げるときはラップでお皿をカバーしてます。

ラップといえば、サランラップとかくれラップはあついおつゆ系を入れても大丈夫ですが、マイナーメーカーのラップは穴が開きます。備蓄には高級ラップ、ホイルを!あとビニール袋も厚手を。給水用タンクの、もって歩ける限度は10ℓです。それ以上はカート。
あと手回し充電器は使えません!一台、紐を引くタイプは壊れていたし、まわすタイプはいつまでやってもたまらない感じで、ああいったときには向きません。イラつく。

それいがいで便利だったもの、直火OKの湯たんぽ、カイロ、電池の備蓄。単一が灯油ストーブに必要でした。
ここしばらくあったかかったのに震災から寒いのでほんとに必要です。灯油が次にいつ買えるかわからないので、コタツとストーブで暖を。日が暮れたら寝る生活です。
あとは地味に手洗いせんたくなので洗濯板(100均の。もともと持ってた)使用。あと女性はナプキン必須。割り箸等と、あとウェットティッシュ類とペーパーナプキン(皿ふき等に)。小型ほうき。ちりとり。
あと何気に買っとけば良かった!と思ったものは、ケリーケトルとウォッシュレットのごくレトロな旅行用の、電池の要らないタイプがあるのですが、あれ。下半身が洗えないのは不便です!

こんなところかなあ。
こんな情報、出すとこないので、送ります。
うちのほうはこれでもまだ宮城県沖が来るのかしら?原発のが問題かな?とは思いますが。
この騒ぎが少し落ち着いたらまた、震災セットを新たに準備して次に備えようと思います。
何しろうちの家族はうるさくて、犬も居るし、とても避難所には向いて無いんですよ!あ、ダンボールも必須です!かたずけと水汲みに(ビニール袋を入れて入れる。)あとシート。

では長文失礼、東京方面の方も気をつけて!

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March 15, 2011

計画停電を回避するために-節電のススメ

東京電力管内で計画停電が実施されました。 3/14の東京電力の18時~19時の想定需要(3/13時点)は、4,100万kWだったのに対し、節電の効果で実績需要は2.800万kWだったそうです。 想定の7割弱の需要で済んだというのは驚きです。

 私は東京都23区内に住んでおりますので、計画停電の対象外ではありましたが、停電訓練も兼ねて帰宅した17時~19:30まで防災用品を使って過ごしてみました。

 具体的には照明は、太陽光充電したLEDライトとバッテリーに繋いだUSBライトを灯りとして、TVはつけずiPodのラジオを聞いていました。 冷蔵庫等の電源を切るまではしませんでしたが、ほとんどAC電源は使わなかったと思います。

 被災地の人々はもっと辛い環境でしのいでいるのだなと思うと、あまり苦ではありませんでした。

 電力需要のピークを迎えるこの時間、一部屋に家族が集まり、被災地の人々を思いつつ話をしてみるのも、新たな発見があるのではないでしょうか? 

 東京電力管内全体の電気需要が下がれば、計画停電も電車の運休もなくて済むのです。 
残念ながら電力不足は短期間で解消しそうにありません。 すこし工夫してライフスタイルを変える事で、不便な生活から解放されるかもしれません。

 たとえば、夕食の支度は暗くなる前に済ませておき、温めて食べるだけにするとか。 TVは録画に替えるとか、昼間充電したバッテリーで電気を使うとか、節電と電力需要の平準化ができれば良いのです。

 Yahoo!が、「効果的な節電と計画停電の対象方」というページを公開しています。 ぜひ参考にして節電をしましょう!

 くれぐれも火気を使った火災、発熱機器の電源の切り忘れによる火災などには十分お気をつけください。

[関連過去記事]
[ソーラライト LightCap] 「LEDライト付きボトル

[USBライト] 「非常用の灯りの新しい考え方

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