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May 14, 2005

企業向け地震保険契約拒否多発

今日の日経に、企業向けの地震保険で契約拒否が多発しているという記事が掲載されていました。
申し込みが急増している中、引き受けを断られるケースが多発しているそうです。

 個人の場合は、官民(国と損保会社)が共同で運営するが、企業向けは損保会社が全て負担しなければならず、支払いリスクが高いようです。 また再保険制度もありますが、自然災害以外にもテロの脅威などあるため、再保険料も高騰しているとか。地震保険料も個人と企業では、数十倍の違いがあるようですね。

また、地震保険は建屋等物理的な損失に対する保険なので、操業停止等による売上減少や資金繰りの問題については保障されません。
これに対し「地震災害時融資実行予約契約(CDF)」という、災害発生時の融資をあらかじめ予約する制度もあるそうです。
 参考:日本政策銀行:防災への取り組み

企業は、テロや自然災害などに備え,どのように事業を復旧させるかの計画「事業継続計画(BCP)」が求められており、企業価値判断のひとつの指標となるようです。

 これらの防災マネジメントには予測モデルが必要であり、地震発生確立予測や防災計画などが重要な意味を持つのですね。

 それにしても、PL,個人情報保護法対策、環境対策、防災マネジメントなど企業のリスク管理に関わる費用は増えるばかり、従来の利益ではやっていけず、社員の給料が上がる期待は持てそうにありません。

今は、企業の社会的責任が強く求められますが、あまり企業の負担が大きくなりすぎると淘汰される会社も増え、生活に影響がでるのかもしれません。 とても難しい問題ですね。

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受信: May 14, 2005 11:24:37 PM

コメント

こんにちは。
さて,この記事,ビックリでした。
大地震の時の損害は,企業の方が個人に比べて計り知れないものがあり,かつ日本全体への経済的損失も大きいと思うからです。
例えば,新宿の超高層ビルの1棟でも地震で崩れてしまったら,それは国家的損失です。
それを保険ではまかなえないからその企業に任せる,というのは,結果的に従業員の給料やさらにはユーザに対するサービス低下につながるのではないでしょうか。
確かに,保険会社もリスクは大きいところなので,「じゃあ加入していいよ」ともいえないでしょう。んー,どうすればいいんだ,このジレンマ。

投稿者: おかにゃん (May 15, 2005 12:50:00 PM)

まさに、ジレンマですね。
特に本社機能の集中する首都圏で発生した場合は深刻ですね。

国として「地震災害時融資実行予約契約(CDF)」みたいなものを他国(たとねばODA支援している国)と結ぶとかして、財源確保できないものかと思います。

投稿者: isana (May 15, 2005 6:54:22 PM)

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