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July 31, 2005

無印良品 防災セット

良品計画が、無印良品 防災セットを発売した。
結構話題になっているようですので、サイトの情報を元にレビューしてみたいと思います。

特徴は、以下の3点のようだ。
1)積み重ねての保存などを考慮し、銀色リック型から箱型の容器になった事。
※積み重ねが楽、部屋に置いて違和感がない事は良いですね。
   サイトの写真と説明では、どのようにして持ち歩けるのかが判りません。両手は自由にしたいです。

2)被災者の意見を反映して、乾パンやロープなど定番をはずした事。
※乾パンの廃止は、私も同感です。今回食品系がひとつもありませんので、別途必要です。
   ロープは不要というよりは、「使える人がいない」のが現状でしょう。
本来、とても応用範囲の広いものですから、サバイバルには重要なアイテムのはずです。
    
    現在の生活では、靴ヒモすら結ばなくなりつつありますが、現代人のサバイバル力低下の証のように思えます。

3)家族分揃える事を想定して、ラジオ・大型ウェットティッシュなど共通で使える物が、あるタイプ(12,600円)とないタイプ(6,300円)を揃えた事。

※共通に使えるものはひとつという考えは良いと思いますが、各人用が本当に必要なアイテムかは疑問です。

無印良品の防災セットという事で、ちょっと注目したのですが、内容的には期待はずれの内容でした。
価格も高いと思いました。

 内容の用品の必要・不要の議論は、きりがないので置いておきますが、これだけでは足らないでしょう。
家庭事情に合わせた追加が必要だと思います。

ただ、一言言いたい商品が二つあります。
・非常用ローソクは、危険・暗い・風に弱いので、LEDライトのほうがお勧めです。
たとえば、大日向 9V スーパー強力LEDライト。 私のテストでは、24時間は十分使えます。
 レビュー記事は、こちら

・軍手は、ガラスの破片などに対して危ないので、作業用皮手袋(数百円程度)がお勧め。

ちなみに、添付として追加すると便利な物リストが付いているようです。

内容的には、東急ハンズのオリジナル緊急避難セットのほうがお勧めです。
[防災・地震対策用品] 東急ハンズオリジナル緊急避難セット 13,500円

価格が高いと思うのですが、試しに楽天で同様の商品を揃えると幾らくらいか調べてみました。
もちろん品質等も違いますし、スーパーやホームセンターで、もっと安く買える物も多いと思います。

 12,600円のタイプの構成で、7,119円でした。

1)持出バック

 内容がよく判らないので比較しようがありませんが、1,980円ってところでしょうか。

2)充電ラジオ
ダイナモ・ポータブルラジオライト 2600円

定番、マルチパワ^ステーション 私のレビュー記事はこちら
【数量限定大幅値下げ】YAMATANI 防災用万能ラジオライト マルチパワーステーション 3,980円

3)保存水(4年間保存) 500ml×2
非常用飲料水いのちの水500ml
120円×2=240円

4)ウェットティッシュ大

かなりお得な ボトルウェットティッシュ150P 96円

5)ウェットティッシュ小

キレイキレイ お手ふきウェットシート 10枚 96円

6)圧縮タオル 2枚組

圧縮タオル 250円×2=500円

7)水用携帯容器 ×2

防災用品非常用給水袋(1枚) 375円×2=750円

8)非常用ローソク (10時間使用可)

防災用品非常用ローソク(1本入) 12時間 240円

9)]携帯用スリッパ

ヨック やすらぎスリッパ/旅行用品 283円

バスタオル、軍手、タオル、Tシャツ、スリッパ、巾着袋、さらしの入った圧縮7点セットもあります。
新商品!非常用圧縮7点セット 2,700円

10)布ガムテープ
100均、ホームセンターで、100円程度

11)軍手
100均、ホームセンターで、50円程度, セット物ならかなり安い。


12)携帯用救急絆
100均、ホームセンターで、100円程度。
災害用にも大判のものが欲しいですね。

13)単四アルカリ乾電池 4本
20本パックなら、単価70円程度 ×4本 280円

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地震に対する都市のもろさ2

7/23の首都圏の地震で露呈した、都市のもろさについて2回目です。

3)情報の混乱と情報提供の不備
  今回の地震では141万人が電車の停止により足止めされましたが、駅や車内でのアナウンスの不備も目立ったようです。 動いているにも係わらず止まっているとアナウンスしたり、具体的な情報提供がされずイライラをつのらせたり、一部暴れた乗客もいるとか・・・

 JRは普段の事故による遅れでも、適切なアナウンスができないので、「またか・・」と思いましたが。

また、首都高ではマニュアルで、入り口閉鎖が規定されているにも係わらず、判断が遅れ閉鎖が55分後と大幅に遅れた。

 都庁の防災センターのシステムでは、システムの過負荷により情報伝達が遅れた。

 災害時に於ける、情報システム、対策マニュアル、運用それぞれに問題がある事が露呈しました。
防災訓練など実施していますが、有効な訓練が行われているのか、根本的な問題があるのではないかと心配になります。

4)対応要員と計画の実行の問題

都の災害対策住宅に住む職員が非常召集に応じて登庁しなかった問題も出ました。

 首都高の閉鎖も都の非常召集に応じないのも、個人の判断でマニュアルに応じた行動が取れないという事は、防災計画そのものが実行できない可能性が露呈した形になります。

このブログで、さまざまな行政の対策についてご紹介していますが、計画が機能するとは限らないという事を念頭におくべきだと思います。

7/29の都知事の定例会見では、石原都知事が今回の地震で露呈した課題の改善すると述べています。対策結果もきっちり公表していただきたいものです。

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地震に対する都市のもろさ

7/23の首都圏での震度5強の地震では、都市部における地震に対する脆弱性が露呈しました。
今週は、マスコミでもいろいろ話題になったようです。

 私の周りにも、帰宅できず苦労された方、月曜日に出社したらエレベータが止まっていたなど、いろいろ被害の話も耳にしました。

1)帰宅困難
 JR東日本と東京メトロでは、全路線の復旧まで3~4時間掛かり,141万人が足止めされた。
運転再開に徒歩で巡回しての安全確認する必要があるのが主な原因のようだ。

  今回は実害が出ていない状況で、これだけ混乱した訳ですから、実際に線路・橋梁に被害が出ていれば、さらに混乱するのは必至です。

ちなみに、中央防災会議での定義では、10km以内の人は全員帰宅可能。20km以上は全員帰宅困難。
 10~20kmの人は体力等によるが、1km増える毎に帰宅できる人は1割づつ減ると想定してます。

外環自動車道は、都心から半径15kmを目安に作られているそうです。

外環道(及び予定地)付近の方は、帰宅困難の可能性アリと思ってください。

2)エレベータ停止
 都内では、4万基以上のエレベータが停止し、全て復旧するには翌々日までかっかったと見られる。
実際に人が閉じ込められた方もいるようです。
今回は、土曜日の夕方でオフィスビルに人がいない状態が多かったのがさいわいしましたが、平日出勤時間帯の出来事なら、大変だったでしょう。

三菱エレベータのサイトを見てみました。地震時管制運転装置など、さまざまな対策があるようですが、いずれもオプションのようです。

地震発生時に、最寄階で停止しドアが開く機種と、ただ停止する機種があるようですね。最寄階で停止する事を義務付ける事を検討しているような記事を見た記憶があります(探したけど見つかりませんでした・・・)。

エレベータは、不特定多数の方が利用する事が多い訳ですから、エレベータ内に地震や火事の時にどのように動作するタイプなのか、統一したマークで表示するなどの対策をお願いしたいものです。

また、「エレベーターの避難時利用に関する検討委員会報告書(財)日本建築設備 昇降機センター H16年3月」なる資料も見つけました。

都市の高層化に伴い、避難時に高齢者や車椅子の方が利用する事を踏まえて課題を検討するという内容です。

今まで気付きませんでしたが、確かに高齢者・車椅子の方にとっては階段での避難は困難ですね。 
都内はタワーマンション建設ラッシュですが、郊外の一戸建てを売り、老後は便利な都内のマンションで暮らす方も多いと聞きます。 早急に規制や対策を整備していただきたいものです。

でも、避難時にエレベータが使えても、いざという時満員になっても降りない人がいるなど、実運用上は大きな課題を残すように思えます。

長くなりましたので、続編は別途記事にします。

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July 25, 2005

ガラス製品転倒防止:ミュージアムジェルは効果大

先日の千葉北西部の地震。
我が家はガスメータが止まったので、震度5あったのかもしれません(地域の震度は4)。
 外出していたのですが、家の中は一部書類や積んであった本が雪崩を起こしていました。

今回の地震で、ガラス製品が倒れるなどの被害も多かったのではないでしょうか?

リビングのけっこう不安定な所にあるガラスの置物。重心が高く、昔は震度3くらいでも倒れていた事があったのですが、ミュージアムジェルを使ってからはまったく倒れなくなりました。

昨日の地震でも、まったく動いた様子がなく、その効果に感心しました。

設置した時の記事は、こちら (固定してある状況が判ります。)

小物の固定にミュージアムジェル

 使う量はほんの少量で済みますので、仲間内で共同購入して使うと良いかもしれません。
我が家では、10箇所くらい使いましたが、9割以上残っています。


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July 24, 2005

避難マップを作ろう7b:帰宅支援

前回、帰宅困難者心得10か条を元に、関連情報をご紹介しました。

今回は、東京都地域防災計画(H15修正)を元に、行政の帰宅困難者支援策をご紹介します。

 帰宅マップは、帰宅支援の対象道路をメインルートにして、学校・スタンド等の支援ステーションや広域避難場所などを記入しておくと良いでしょう。

[帰宅支援の対象道路] 水・食料・トイレ・休憩場所・情報提供・照明の確保等の支援が行われる道路
① 放射状路線
 (1) 第一京浜(日本橋~六郷橋)
 (2)第二京浜(日本橋元標~多摩川大橋)
 (3)中原街道(中原口~丸子橋)
 (4)玉川通り(三宅坂~二子橋)
 (5)甲州街道(桜田門~八王子)
 (6)青梅街道・新青梅街道(新宿大ガード西~箱根ヶ崎)
 (7)川越街道(本郷3~東玉橋)
 (8)中山道(宝町3~戸田橋)
 (9)北本通り(王子駅~新荒川大橋)
 (10)日光街道(日本橋元標~水神橋)
 (11)水戸街道(本町3~新葛飾橋・金町~葛飾橋)
 (12) 蔵前橋通り(湯島1~市川橋)
 (13)井の頭通り(大原2~関前)
 (14) 五日市街道(関前~福生)
② 環状路線
 (1)環状7号線
 (2)環状8 号線

[帰宅支援ステーション]

 (1)学校: 帰宅支援対象道路から半径2キロ以内にある都立高校等191校, 詳細はこちら

 (2)日赤:エイドステーション等

 (3)東京都石油業共同組合災害時サポートステーション

(4)郵便局: 過去の記事「災害時の対応:郵便局

(5)交通各社・水上バス : 代替交通手段の提供

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避難マップを作ろう7a:帰宅困難対策

昨日の関東の地震では、交通機関が長時間に渡って止まったり、大渋滞が発生しました。
首都圏の交通の地震に対する脆弱性が露呈しました。

おもいがけず帰宅難民を経験された方も多いと思います。

 震災発生時は、ビル倒壊、交通規制、火災、道路への落下物などなどの障害や、水・トイレ・食料などの調達が困難になるなど、多くの障害が発生するはずです。

 外出時もそれなりの備えや帰宅計画を作っておかないと大変ですね。

[帰宅困難者心得10か条]
1)慌てず騒がず、状況確認
  あせって帰宅せず、状況によってはそこに留まるという選択もあります。
  情報を得て、冷静に判断しましょう。

  ※昨日の地震では、情報提供がうまくいかず、混乱が出たようです。行政,マスコミや交通機関では、この機会に見直しをして、正確・迅速な情報提供をしていただきたいものです。

2)携帯ラジオをポケットに
一番の情報源はラジオです。 最近は、携帯やホータブルオーディオプレーヤー(MP3)でラジオ機能を搭載された物もたくさんありますね。 もちろん電源確保も忘れずに!

FM放送では、コミュニティFM局がたくさんあります。 行政が出資している局もあり、ローカル情報が入手し易いと思いますので、帰宅経路にあるローカル局を把握しておくと良いでしょう。
  [コミュニティFM最新開局情報リンク-全国版 ]

3)つくっておこう帰宅地図 :今回その方法をご紹介したいと思います。

4)ロッカー開けたらスニーカー(防災グッズ)
  昨日の地震のように、休日の昼間もありうる訳ですから、いつでもある程度の防災用品は持ち歩きたいものです。

5)机の中にチョコやキャラメル(簡易食料)
  帰宅用防災用品関連の過去の記事はこちら。
帰宅難民:靴はどうする?
  ・防災に対するオフィスでの備え
  ・帰宅用防災セット

6)事前に家族で話し合い(連絡手段、集合場所)
安否(無事?)、所在(今何処?),行動(これからどうする?)が連絡事項の基本です。
あらかじめ伝える内容と最終的な集合場所は決めておかないと、混乱する中ではうまく伝えられませんね。

避難マップを作ろう

7)安否確認、ボイスメール(災害用伝言ダイヤル)や遠くの親戚
iモード災害用伝言板サービスは使えそう!
災害時連絡手順

8)歩いて帰る訓練を
さまざまな被害状況が考えられます。 複数の帰宅ルート、帰宅手段を検討しておく必要があります。
また、ルート上の危険な場所が判っていれば、情報収集のポイントが判り、適切な判断ができます。

[避難マップを作ろう4:地域危険度]

我が家では、行程を数回に分けて歩いて歩いてみました。

9)季節に応じた冷暖準備(携帯懐炉やタオルなど)

梅雨~夏時期の備え1:タオル
梅雨~夏時期の備え2:雨対策
梅雨~夏時期の備え4:虫除け
・寒さ対策:簡易カイロ、ZIPPOハンディウォーマー、エマジェンシーブランケット等

10)声を掛け合い、助け合おう

前置きだけで、長くなってしまったので、帰宅支援内容は別の記事にします。

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13年ぶりの大きな地震に思う。

今日の関東で震度5強を記録した地震13年ぶりだそうですね。
我が家では、ガスが止まっていました。 以前止まったのは、そういえば13年くらい前だったと思います。

 過去の経験のおかげで、ガスメータでガスが自動停止した事を思いついて対処できました。

ちょうどTSUTAYAでビデオを物色していたのですが、ビデオの棚が揺れて今にも崩れそうでした。
天井から下がっているモニタテレビがかなり揺れていた。
すかさず柱のそばに移動しました。

周囲の人は結構冷静。しかし、地震慣れしているせいか、危険な棚のそばから離れる人は少なかった。
タンスなどを手で抑えた人も結構多かったのではないでしょうか?

もっと大きな地震であれば、逃げないのも、物を抑えるのも、とても危険な行為です。
こんな時こそ、避難訓練だと思って真剣に行動できるようになりたいものです。

ちなみに、我が家ではガスが止まったので震度5程度あったと思いますが、室内の被害はありませんでした。
書類や積み重ねた本が雪崩を起こしてました・・・

ガラス製品や食器棚等は、まったく倒れた物もなく、耐震対策の効果はあると思っています。

 この機会に、過去の記事の耐震対策について紹介します。

 家具転倒防止関連は、こちら。 耐震マット「Pro7」を使いました。

本棚の耐震対策は、こちら

家具転倒防止策のまとめは、こちら。代表的な転倒防止器具を整理しました。

耐震マットの製品比較はこちら

 その他、PPベルトでの電子レンジの固定。安価な転倒防止策は、こちら

 一部の耐震対策をしていない本棚からは、本が落ちたのですが、同じ本棚に置いてある外付けのハードディスクは、底を面ファスナーで固定してあったので、落ちませんでした。 この方法も効果的だと実感しました。

みなさんも、もっと大きい地震だったら自分はどうなっていたか、家の中の家具などはどうなっていたか、想像力を働かせて、もう一度点検してみてください。

家族で話合ってみる良い機会だと思います。

ちなみに今回の震度5の下限の加速度は、80ガル。震度6の下限は250ガルですので、震度6は今回の地震の3倍以上の加速度の揺れになります。

今回の地震の最大加速度は、K-NET地震速報で見ることができます。

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July 21, 2005

避難マップを作ろう6

第6回は備蓄倉庫物資供給です。
本来、防災計画通りに正しく機能すれば備蓄物資や支援物資は、正しく公平に分配されるはずです。
計画通りに機能しなかった場合、避難所によっては物資が足らない状況になると思われます。

 物資が来ないからといって、個人が備蓄倉庫に押しかけても貰えるとは思ってないですし、やるべきでもないと思いますが、どこに備蓄倉庫や供給拠点があり、どのようなルートで供給されるかを、事前に知っておく事は安心に繋がると思うので、紹介したいと思います。

東京都地域防災計画(H15年修正)によると,都の備蓄倉庫は、直営倉庫が10箇所(総面積23,982平方メートル),兼用倉庫が9箇所(島しょ部を除く、総面積5,790平方メートル)です。

以前ご紹介しましたが、この備蓄倉庫のうち、麻布十番駅地下と清澄白川駅地下は、都営大江戸線と直結しており、大江戸線を使って都内に物資を供給できるようにしているようです。 

上記、地域防災計画の中に、詳しい備蓄状況が公開されています。主食が280万食+協定業者からの調達33019万食、梅干、しょうゆ漬け、たくわん、佃煮、煮豆など副食、みそ、醤油、塩などの調味料、調整粉乳などが備蓄されています。

※家庭での備蓄は、行政の備蓄とは違うもののほうが良いかもしれませんね。備蓄のないもので、必要なもの欲しいものを優先的に揃えると良いでしょう。

 ついでに書きますが、できあいの非常持出袋の非常食などは定番のものばかりで、配給されるものと同じようなものばかりだと常々思っておりました。

話を戻します。
また、災害時における食品及び生活必需品等の集積地一覧表を拠点として物資の供給を行うようです。
他府県からの支援物資等などの輸送は、輸送拠点の広域輸送基地(陸上、海上,航空基地)から地域内輸送拠点を経て供給される計画です。

首都直下型の地震では、南関東一円の広範囲での被害が想定されていますので、他府県から陸路での支援物資の供給は、すぐには期待できそうにありません。

備蓄と供給がうまく機能してくれる事を祈りつつ、個人でも十分な備蓄が必要だと感じています。

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July 18, 2005

避難マップを作ろう5

第5回は、交通規制です。
東京都震災予防条例では、震災が起こった時は、車両を使って避難してはいけないと定められています。
「車を路肩に止め、エンジンキーを付けたまま避難する」事は、さまざまな場面で言われています。

震災発生後~復興までの間、規制される道路がありますので、避難生活時の通勤や疎開など移動の際には、交通規制の状況を把握しておく必要があります。

東京都では、震災時に3種類の交通規制があります。
1)第一次交通規制:震災発生直後に交通の混乱を防止し、救出・救護活動を迅速に行うため
2)第二次交通規制:被災地域や被災状況が判明した段階、被害状況により規制範囲が異なります。
3)緊急交通路:救命・救助・消火等で活動する車両を最優先で走行させるため

対象道路は、警視庁のサイトのこちらにあります。

第一次規制の道路では、自衛隊や建設局、道路公団により障害物の撤去が行われます。

フォークリフト車やシャベルカーで撤去するようですので、対象道路に止めた車両はオシャカではないでしょうか?
震災発生時に、もし余裕があれば対象道路からはずれた道路に車を入れてから停められればと思っていますが、ほとんど可能性はないでしょうし、あまりやるべきではないのでしょう。

余談ですが、以前から疑問に思っていた事をひとつ。
震災発生時に有料駐車場に停めていて、交通規制により車が移動できなくなった場合、駐車料金はどうなるんでしょうか? 駐車料金を請求されても困りますが、相手もビジネスですし、いつまでも停めておくわけにもいかないでしょう。
Timesの利用約款には、そのような規定がありません。
ご存知の方いらっしゃいましたら、コメントお願い致します。

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避難マップを作ろう4

第4回は、地域危険度です。
避難マップとは直接関係ありませんが、自分の町の危険度特性は知り、火災や倒壊の危険性が高ければ安全な避難ルートを考慮しておく必要があります。

東京都都市整備局のサイトに、第5回地域危険度測定調査結果が公開されています。

 建物倒壊危険度、火災危険度、避難危険度の指標があり、それぞれA(安全)とB(危険)で評価されます。
危険度特性評価ABAの地域は、火災に注意すべき地域となります。

それぞれの危険度毎に地図が公開されていますが、調べるなら一番下にある、「第5回地域危険度調査町丁目別危険度順位表」が便利です。EXCEL形式で、町名別に危険度が見れます。

東京都では、「防災都市づくり推進計画」の中で、危険度に応じて市街化区域>木造住宅密集地域>整備地域>重点整備地域を指定し、重点整備地域(11地域)から優先的に整備を進めるそうです。

残念ながら私の住む町は、重点整備地域となっており、火災危険度が高い場所です。
重点整備地域に指定されているせいなのか、ここ数年木造住宅の建て替えが増えているように感じます。

それから、「避難マップを作ろう」で、避難場所一覧を紹介しましたが、都市整備局のサイトに見やすい一覧を発見しました。 こちらをご覧ください。

p.s.おかげさまで、先週で25,000アクセスを突破致しました。

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July 17, 2005

避難マップを作ろう3

避難マップ作成第三回は、給水拠点です。
以前記事にしましたが東京都震災対策事業計画によると、給水車は僅か6台です。

 そのかわりに、概ね2Kmの範囲に給水拠点を整備しています。飲料水の備蓄は一人1日3リットル、都全体で約4週間分を確保しているそうです。平成10年度末で約180箇所が整備されているようです。
一覧はこちらにあります。

 給水車はこない、自分で最寄の給水拠点に取りにいかなければならないので、最寄の給水拠点は必ず確認しておきましょう。

 しかし、最大2kmの距離を車を使わずに重い水を持って運ぶのは大仕事ですね。
給水拠点は公園が多いようですので、休みの日にでも散歩がてら歩いてみてはいかがでしょう?
経路にブロック塀の道が多いとか、危険な箇所があるとか、橋を渡るなら橋が落ちた時の迂回ルートはどうかなど検証しておくと良いですね。

 給水拠点で水を得るとして、必要な事が二つあります。
1)水を貰う容器の確保

こぼれにくい設計になっております非常用飲料水袋10リットル用給水袋 10リットル 360円
2)移動手段
 徒歩にしても、重い水を持って最大2km歩くのは大変です。
最低でもキャリーカートは欲しいですね。地震で悪くなった道で、水を運ぶなら、車輪の大きなアウトドア仕様のものが安心です。
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もしくは自転車、理想は原付バイクです。

いずれも、実際に水を入れた状態の容器を積んで、道が悪くなった状態の道路を移動できるかどうかまで、検証しておきましょう。 普通の自転車の荷台に20リットルの水を載せるのは、結構大変です。

 また高齢者などは給水拠点まで水を取りに行く事はできないでしょうから、地域コミュニティで事前に話合っておけると良いですね。

 また、マンションにお住まいの方も多いと思います。 エレベータが止まった状態で、水を運べますか?
結構大変な作業になるでしょうね。
 ちなみに私は4階に住んでいますが、ホームセンターで100kgまで耐えられる滑車とロープを準備しています。

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July 15, 2005

超高層ビルは揺れるらしい

7/14日経朝刊に、「東海・東南海地震が同時発生した場合に、首都圏の震度は4~5程度だが、超高層ビルでは最大3メートル程度の振動で揺れるとシミュレーション結果が出た」との記事が掲載されました。

 長周期地震動というと、2003年十勝沖地震で石油タンクが燃えた事件がありましたが、これも長周期地震動により、共振を起こしたためと言われています。

 今回のシミュレーションでは、70階建て超高層ビルが共振して、最大3メートル程度の揺れが5分以上続いたそうです。
 
 災害映画で、高層ビルが揺れて、人が外に放り出される場面がありましたが、3mも揺れると聞くと現実味をおびてくる話です。 机やロッカーが降ってきたら、周りも大災害になるでしょう。
 
 おそらく通常の地震対策とは違った視点が必要になるのでしょうね。

超高層ビルにオフィスがあるのは、一種のステータスなのでしょうが、私はできれば入りたくありません。

 ところで、超高層ビルでの避難訓練って、階段で地上まで降りたりするのでしょうか? 数十階となると相当大変ですよね・・・

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July 12, 2005

避難マップを作ろう2

今回は、避難マップに災害拠点病院を記入しましょう。

震災時にはケガはつきものです。 東京都では、区市町村で2,409班(1班医師1人以上、看護士1人以上)、都や防災機関で213班の医療救護班を編成し(平成11年4月1日現在)、震災時には避難所や被災現場に医療救護所を設置します。 ※東京都「防災のしおり」より

 また、重傷者は後方医療施設(災害拠点病院)に送られます。
広域災害救急医療情報システムのサイトで、災害拠点病院を検索できます(都内62箇所)。
なお、このサイトでは全国の災害拠点病院が検索できます。

災害拠点病院のそばには、ヘリコプターが離着陸できる場所の整備が進められているそうです。

震災時には、救急車などあてにできない可能性が高いですから、最寄の災害拠点病院を知っておくと良いでしょう。

 多くの負傷者が出る中、重傷者の手当が優先されますから、軽傷の手当ができるくらいの医薬品は備えておきたいものです。

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July 11, 2005

大丈夫か?都の防災計画

7/6に中央防災会議「首都直下地震対策専門調査会」(第19回)が開催され、最新の被害想定資料が公開された。 資料はこちら

 この資料では、首都圏で発生が想定される地震で、震度6弱以上が想定される市町村名が紹介されている。

ここで紹介されている地震は、以下の18の地震。
東京湾北部地震、M7.3
都心東部直下地震、M6.9
都心西部直下地震、M6.9
関東平野北西縁断層帯地震、M7.2
立川断層帯地震、M7.3
伊勢原断層帯地震、M7.0
神縄・国府津-松田断層帯地震、M7.5
三浦断層群地震、M7.2 表
茨城県南部地震、M7.3
多摩地域地震、M7.3
さいたま市直下地震、M6.9
千葉直下地震、M6.9
川崎市直下地震、M6.9
横浜市直下地震、M6.9
立川市直下地震、M6.9
羽田直下地震、M6.9
市原直下地震、M6.9
成田直下地震、M6.9

ここで思ったのが、あまり聞き覚えのない地震がたくさんあるという事です。
私の住んでいる東京都葛飾区は、18のうち11の地震で震度6になるようです。

 数が多いから危険という訳ではなく、それぞれの地震の発生確率を考慮する必要がありますが、数が多いとやっぱりマズイと思います。

地震予測地図で想定されている地震が網羅されているかどうかは不明だが、いずれ比較してみたいと思います。

一方、東京都の平成9年作成の防災計画を見直してみると、ここで想定している地震は、区部直下、多摩直下、神奈川県境直下、埼玉県境直下の4つだけです。

被害想定内容でみると,最大被害の想定される「東京湾北部地震 M7.3」では、

[住宅の全壊件数(ゆれ・液状化)] 最新:117,800棟 → 都:43,000棟
[火災による消失戸数] 41万棟 →都:38万棟
[死者] 7,800名 →都:7,100名
[負傷者] 11万人 →都:13万人
[避難者] 310万人→都:233万人

死者・負傷者想定は近いものの、都の想定はかなり低い。
なお、この地震では被害範囲が広く、群馬・茨城~静岡・山梨まで被害が想定されており全体で700万人の被害者が想定されていますから、近県からの支援もあまり期待できそうにない。

平成11年4月現在の都の主食の備蓄量は1605万食ですから、避難者の310万人だけで見ても、一人5食分しかない事になります。毛布の備蓄は248万枚で足りません。(以上。都の「防災のしおり」より)

そもそも、避難所に寝る場所はあるのでしょうか?

加えて、371万人と言われる帰宅困難者が、都内に留まれば大変な事です。

都は3日分の備蓄をする事を勧めていますが、被害想定を低く見積もった防災対策を前提にしているのですから、家庭ではかなり大目の備蓄をしておく必要がありそうです。

セット物の非常持出袋しか用意していない方、何も備蓄していない方、少しは危機感を感じましたか?

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July 09, 2005

ロンドンテロに思う:携帯防災用品

ロンドンで連続爆破事件が発生し、多くの方が犠牲になりました。悲惨な事件ですね。
福知山線の事故といい今回のテロなど、明日は我が身と思えるような危険のある社会に生きている事を実感させられます。

私自身、地下鉄サリン事件では会社の最寄駅で多くの被害者が出ましたので、いつ自分が遭遇してもおかしくないと感じます。

 今回の事件で、特に不安に思ったのは、トンネル内での爆発です。 すぐに助けが来る事は期待できません。
すぐ応急手当できれば助かった命もあったのではないかと思います。

テロ対策は行政に期待するとして、被害を軽くし,生き延び、近くの人を助けてあげられる装備を、かばんに入れておきたいと思います。

以前、帰宅用防災セットをご紹介しましたが、このような装備があればテロや事故に遭遇しても役に立つと思います。

具体的には、照明(LEDライト)、マスク、三角巾、ホイッスル、エマジェンシーブランケット,水、IDプレートなどが、有効ではないでしょうか?

エマジェンシーブランケットは、被害者の方が使ってましたね。レスキューが配ったのでしょうね。

じつは、装備が役立つかどうかより、事態を想定して備えている事により、パニックにならないなど精神的な安心のほうが大きいのかもしれませんね。

 たとえ装備がなくても、自分にも起こりうる事態である事を想定して、どう行動するべきか考えておけば、動揺も少なくて済むのでしょう。

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July 07, 2005

避難マップを作ろう!

このブログを始めた頃から、やりたいと思っていた事ですが、これから何回かに分けて避難マップを作り方を、ご紹介したいと思います。

 東京都を前提にご紹介します。 都内にお勤めの方も、これを参考に帰宅難民向け帰宅マップが作成できると思います。他府県の方は、記入項目を参考にして、地元の関連情報を探してみてください。

まず、地図を用意します。(実はこれをどうするかが問題でした。デジタルの地図は著作権の問題などあるので)
無料のお勧めの地図をご紹介します。 もちろんお手元の東京都の地図でもかまいません。

お勧めは、都バスの路線案内です。 都バスや都営地下鉄の案内書等で無料で手に入ります。
無料で結構詳しい地図なので、私は十数年愛用してます。

新聞見開き(A1)サイズで、かばんの片隅に入れておくにも邪魔になりません。
カラーで、23区がほぼ掲載され、学校や都の施設なども掲載されていますので、防災地図作成には便利だと思います。

 記入すべき内容とその情報源のURLをご紹介しますので、ラインマーカや色ボールペンなどで、それぞれマークしてみてください。

まず、第一回は広域避難場所避難道路です。
東京都震災対策事業計画のページの中の「第2章第1節 避難場所・避難道路等の整備」の中に地図と一覧が掲載されています。
 ただし、画像なので少し見難いです。

 東京都「防災のしおり」にも載っています。

23区内の広域避難場所は、173箇所あります。多摩地区は各市3箇所程度で、計130箇所程度あります。

避難場所標識・避難道路標識は、どんな標識だかご存知ですか? 画像はこちら

 散歩した際にでも、標識を確認しておく事をお勧めします。避難標識・避難道路標識、それぞれ約1000基あるそうです。

2005/07/08 追記

東京都都市整備局のサイトで、避難場所一覧の見やすいものを見つけました。 こちらです。

なお、一人1平方メートルの面積を確保する事を原則に指定しているそうです。

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July 05, 2005

大雨に思う:雨水貯留槽のすすめ

今年の梅雨は、雨が降るところは大雨になり、降らないところは降らない状況ですが、今後もこのようなパターンは増えるように思います。

特に都市部では、ほとんどアスファルトに覆われてしまい、雨水がしみこむ場所がなくなり、雨水がはけ切れずに溜まってしまう、いわゆる内水氾濫が発生しやすくなっています。
  内水氾濫についての説明は、こちら(防災科学研究所 「防災基礎講座(気象災害編)」)

行政もさまざまな防災対策をしていると思いますが、個人レベルで対応できる対策はないのでしょうか?

私は、雨水貯留槽(雨水タンク)の設置が良いと思います。

家庭用では200リットル~300リットル程度の容量であり、1家庭で貯める事のできる量は知れていますが、地域ぐるみで取り組めば、それなりの効果はあるのではないでしょうか?
【雨水タンク】リス雨水タンク300L

また地震発生時や渇水時の生活用水の備蓄にもなります。

自治体によっては、設置に対して助成金を出しているところもあります。
 東京都台東区の例はこちら

台東区では、500リットル以下で半額(最大3万5千円)、500リットル超で最大30万円まで助成するようです。

また企業においても、防災・渇水対策としてぜひ設置して、災害発生時には地元住民への生活水供給などの支援などに活用していただきたいものです。


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July 03, 2005

新たに12断層が調査対象に

地震予測地図(関連記事はこちら)では全国の98の断層が調査対象でしたが、この中には福岡地震をもたらした警固断層などは含まれていませんでした。 

 6/30に政府の地震調査研究推進本部政策委員会(地震予測値図を発表したところ)は、「今後の重点的調査観測について」を公表した。

この中で、新たに調査観測の基準を満たす事が判明した断層として、12断層を調査対象として追加した。

追加されたのは、以下の12活断層
  サロベツ断層帯(北海道)、幌延断層帯(北海道)、花輪東断層帯(秋田)、高田平野断層帯(新潟),六日町断層帯(新潟),曽根丘陵断層帯(山梨),魚津断層帯(富山),宇部沖断層群(山口),安芸灘断層群(広島・山口),警固断層帯(福岡),人吉盆地断層帯(熊本),宮古島断層帯(沖縄)

 福岡の警固断層帯は従来長さが20Km未満とされ調査対象からはずれていたが、今回海側に延長され調査対象となった。

このように、現在調査対象となっていない断層でも未発見の部分が発見されるケースは今後も増えるのではないでしょうか?

なお、地震調査研究推進本部の地震サイトの「資料閲覧室」のコーナでは、調査済み断層の調査報告書を閲覧する事ができる。

 近くの気になる断層があれば、一度閲覧されてはいかがでしょうか?

この調査結果を見て気付いたのですが、東京の防災拠点である立川地域防災センターは昭和記念公園に隣接した場所(立川市緑町3233)にありますが、 これって立川断層のすぐそばのようです。

昭和記念公園も広域避難場所であり、都下に二つしかない備蓄倉庫のひとつがあります。
都の防災センターのバックアップセンターの位置づけのようです。

こんなに重要な防災拠点が断層のすぐそばにあって大丈夫なのでしょうか?

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July 01, 2005

水害のリスクの学習サイト

水害ネタが続きますが、防災科学研究所で「参加型水害リスクコミュニケーション支援システム」を公開しています。

基本は地域で相談や勉強会をする時の資料の提供のようですが、スライド形式の資料ですので、一般の方が見ても参考になります。

現在6つのシナリオと、その資料が公開されています。

住民ができる水害対策なども紹介されていますので、ご覧になる事をお勧めします。

孫子の兵法に、『敵を知り、己を知らば、百戦危うからず』というのがありますが、災害も同じではないでしょうか?

災害の仕組みや災害リスクを知り、行政の災害対策、自分の生活圏の環境を踏まえて対策を行えばきっと家族を守れます。

そのために災害・防災の知識を付けましょう!

 先日、土嚢について紹介しましたが、このサイトで土嚢がない場合の方法として、40リットル程度のゴミ袋を二重にして、水を半分程度入れ、ダンボールに隙間なく詰めて代用する方法が紹介されていました。

 ダンボールに入れるのは、木の枝などが流れてきて刺さって破れるのを防ぐためでしょうね。

地震の際も、ゴミ袋は大活躍しますから日頃から買いだめしておくと良いですね。

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