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July 11, 2005

大丈夫か?都の防災計画

7/6に中央防災会議「首都直下地震対策専門調査会」(第19回)が開催され、最新の被害想定資料が公開された。 資料はこちら

 この資料では、首都圏で発生が想定される地震で、震度6弱以上が想定される市町村名が紹介されている。

ここで紹介されている地震は、以下の18の地震。
東京湾北部地震、M7.3
都心東部直下地震、M6.9
都心西部直下地震、M6.9
関東平野北西縁断層帯地震、M7.2
立川断層帯地震、M7.3
伊勢原断層帯地震、M7.0
神縄・国府津-松田断層帯地震、M7.5
三浦断層群地震、M7.2 表
茨城県南部地震、M7.3
多摩地域地震、M7.3
さいたま市直下地震、M6.9
千葉直下地震、M6.9
川崎市直下地震、M6.9
横浜市直下地震、M6.9
立川市直下地震、M6.9
羽田直下地震、M6.9
市原直下地震、M6.9
成田直下地震、M6.9

ここで思ったのが、あまり聞き覚えのない地震がたくさんあるという事です。
私の住んでいる東京都葛飾区は、18のうち11の地震で震度6になるようです。

 数が多いから危険という訳ではなく、それぞれの地震の発生確率を考慮する必要がありますが、数が多いとやっぱりマズイと思います。

地震予測地図で想定されている地震が網羅されているかどうかは不明だが、いずれ比較してみたいと思います。

一方、東京都の平成9年作成の防災計画を見直してみると、ここで想定している地震は、区部直下、多摩直下、神奈川県境直下、埼玉県境直下の4つだけです。

被害想定内容でみると,最大被害の想定される「東京湾北部地震 M7.3」では、

[住宅の全壊件数(ゆれ・液状化)] 最新:117,800棟 → 都:43,000棟
[火災による消失戸数] 41万棟 →都:38万棟
[死者] 7,800名 →都:7,100名
[負傷者] 11万人 →都:13万人
[避難者] 310万人→都:233万人

死者・負傷者想定は近いものの、都の想定はかなり低い。
なお、この地震では被害範囲が広く、群馬・茨城~静岡・山梨まで被害が想定されており全体で700万人の被害者が想定されていますから、近県からの支援もあまり期待できそうにない。

平成11年4月現在の都の主食の備蓄量は1605万食ですから、避難者の310万人だけで見ても、一人5食分しかない事になります。毛布の備蓄は248万枚で足りません。(以上。都の「防災のしおり」より)

そもそも、避難所に寝る場所はあるのでしょうか?

加えて、371万人と言われる帰宅困難者が、都内に留まれば大変な事です。

都は3日分の備蓄をする事を勧めていますが、被害想定を低く見積もった防災対策を前提にしているのですから、家庭ではかなり大目の備蓄をしておく必要がありそうです。

セット物の非常持出袋しか用意していない方、何も備蓄していない方、少しは危機感を感じましたか?

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» 首都圏は地震に弱い! [あれは,あれで良いのかな?から]
千葉県で震度5強の地震が発生しました。私の自宅もかなり揺れ,そうとうビックリしました。 自分なりに防災対策を取っていながら,あまりの揺れに決定的な致命傷的ミスを犯してしまい,反省しています(具体的には行ってはいけないタンスの下に移動してしまいました。倒れ... 続きを読む

受信: Jul 24, 2005 12:02:06 AM

コメント

こんばんは。
さて,今日の千葉県沖地震,かなり大きかったですね。被害が最小限に抑えられたのは,不幸中の幸いだと思います。
ただ,今回の地震,いろいろと研究材料,反省材料を残したと思いますから,都も早急に今回の地震について様々な角度から検討し,防災計画の修正なども含め,より迅速な対応が可能になるようにしてほしいと思います。

投稿者: おかにゃん (Jul 23, 2005 11:18:15 PM)

同感ですね。

地震発生時ビデオ店に居ましたが、みなさん冷静でした。

 冷静なのは良いのですが、ビデオの棚から離れて安全な所に移動する人もわずかでした。

都民は結構地震慣れしてますが、「たいした事ない!」と思ってとる行動が、危険かもしれないと感じました。

行政も私達も、対応を見直す良いチャンスになれば良いと思います。

投稿者: isana (Jul 24, 2005 12:10:17 AM)

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