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July 31, 2005

地震に対する都市のもろさ

7/23の首都圏での震度5強の地震では、都市部における地震に対する脆弱性が露呈しました。
今週は、マスコミでもいろいろ話題になったようです。

 私の周りにも、帰宅できず苦労された方、月曜日に出社したらエレベータが止まっていたなど、いろいろ被害の話も耳にしました。

1)帰宅困難
 JR東日本と東京メトロでは、全路線の復旧まで3~4時間掛かり,141万人が足止めされた。
運転再開に徒歩で巡回しての安全確認する必要があるのが主な原因のようだ。

  今回は実害が出ていない状況で、これだけ混乱した訳ですから、実際に線路・橋梁に被害が出ていれば、さらに混乱するのは必至です。

ちなみに、中央防災会議での定義では、10km以内の人は全員帰宅可能。20km以上は全員帰宅困難。
 10~20kmの人は体力等によるが、1km増える毎に帰宅できる人は1割づつ減ると想定してます。

外環自動車道は、都心から半径15kmを目安に作られているそうです。

外環道(及び予定地)付近の方は、帰宅困難の可能性アリと思ってください。

2)エレベータ停止
 都内では、4万基以上のエレベータが停止し、全て復旧するには翌々日までかっかったと見られる。
実際に人が閉じ込められた方もいるようです。
今回は、土曜日の夕方でオフィスビルに人がいない状態が多かったのがさいわいしましたが、平日出勤時間帯の出来事なら、大変だったでしょう。

三菱エレベータのサイトを見てみました。地震時管制運転装置など、さまざまな対策があるようですが、いずれもオプションのようです。

地震発生時に、最寄階で停止しドアが開く機種と、ただ停止する機種があるようですね。最寄階で停止する事を義務付ける事を検討しているような記事を見た記憶があります(探したけど見つかりませんでした・・・)。

エレベータは、不特定多数の方が利用する事が多い訳ですから、エレベータ内に地震や火事の時にどのように動作するタイプなのか、統一したマークで表示するなどの対策をお願いしたいものです。

また、「エレベーターの避難時利用に関する検討委員会報告書(財)日本建築設備 昇降機センター H16年3月」なる資料も見つけました。

都市の高層化に伴い、避難時に高齢者や車椅子の方が利用する事を踏まえて課題を検討するという内容です。

今まで気付きませんでしたが、確かに高齢者・車椅子の方にとっては階段での避難は困難ですね。 
都内はタワーマンション建設ラッシュですが、郊外の一戸建てを売り、老後は便利な都内のマンションで暮らす方も多いと聞きます。 早急に規制や対策を整備していただきたいものです。

でも、避難時にエレベータが使えても、いざという時満員になっても降りない人がいるなど、実運用上は大きな課題を残すように思えます。

長くなりましたので、続編は別途記事にします。

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