« November 2005 | トップページ | January 2006 »

December 31, 2005

多くのアクセスありがとうございました。

今年3/20の福岡の地震を期に始めたこのブログですが、9ヶ月で約14万ものアクセスがありました。
いつも読んでいただいている方々に感謝です。 ありがとうございました。

 当初これ程のアクセスは想像もしませんでしたし、これ程災害の多い年になるとは思ってもいませんでした。
アクセスの多さも不安の多い年だった事を反映しているのだと思います。

 今年、災害や事故にあわれた方々に改めてお見舞い申し上げます。

 来年は大きな災害が起きない事を祈りたいですが、地球環境の悪化などにより、自然災害は増えると思われます。 
 たとえ平穏な日々が続いても、備えを忘れないでください。

 来年も防災について勉強し、このブログでお伝えしたいと思います。
 少しでも皆様のご参考になればさいわいです。

 来年もよろしくお願い致します。
 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 29, 2005

大掃除で水の入れ替え

大掃除の季節、水が冷たくて大変ですよね。
そこで、備蓄してある汲み置きの水を使って大掃除をしてみました。
トイレ用などペットボトル9本(18ℓ)+タンク20ℓを使って。
ベランダなど水道のない所は汲みに行かなくて良いし、水道水ほど冷たくないし、サッシなど細かなところにも水を掛けやすくて、なかなか便利でした。

基本的に飲まない水ですが、定期的に入れ替えておくのが安心ですね。
大掃除の時など、毎年やるイベントに合わせて、入れ替える習慣を付けておくと、いざというとき「忘れてた!」とならずに済みます。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 28, 2005

地域別震災時帰宅支援マップ

2005年の話題商品となった昭文社の「震災時帰宅支援マップ」ですが、新たに地域別版が発売されましたので、首都圏版と比較しながらレビューしてみます。 首都圏版のレビューはこちら

まず今回は幹線道路別で、首都圏で4冊発行されています。
1)埼玉・城北方面版(120頁850円):日光街道、北本通り、岩槻街道、中山道、川越街道
2)千葉・城東方面版(120頁850円):水戸街道,北総道路,成田街道,蔵前橋通り・千葉街道,永代通り・葛西橋通り
3)神奈川・城南方面版(128頁750円):横須賀街道、第一京浜、第二京浜・東海道、鎌倉街道、綱島街道、中原街道、玉川通り・厚木大山街道、世田谷通り・鶴川街道
4)多摩・城西方面版(144頁840円):所沢街道、井の頭通り・五日市街道、青梅街道、甲州街道、多摩ニュータウン通り

 参考までに、首都圏版は112頁630円でした。 他に京阪神版、名古屋・東海版が発売されています。

私が購入したのは、「千葉・城東方面版」ですので、これをベースにレビューします。
まず、今回の街道別に地域分けしたのは正解でしょう。外出の多い方は別として、会社から自宅のルートは決まっており、使わない地域が載っているよりも、使う地域の詳細情報があったほうが良いですから。

 首都圏版が112頁で全域だったのに対し、4冊で合計512頁と4倍の情報量です。
首都圏版のレビューで
>帰宅支援道路の周辺幅2.5kmの範囲しか記載されていないので、帰宅支援道路からはずれて自宅に至る部分は、別途地図が必要です。

 という指摘をしたのですが、今回は1/60,000スケール(約11.5km四方)の郊外メッシュ図が掲載されました。
これで、帰宅支援道路からはずれて、自宅までの地図も判るようになりました。

また都心メッシュ図が、首都圏版では1/30,000だったのが、今回1/15,000になり、掲載範囲も増えました。
だいたい都心から50km圏内が掲載範囲です。

 掲載地図は、首都圏版が2005年6月の実踏調査だったのが、今回は2005年7~10月と再調査したようです。


そして、掲載ポイントとして、
経路案内晩設置郵便局、救急指定病院・災害指定病院が掲載されてます。 
災害指定病院の掲載は、前回レビューでの指摘事項でした。
その他、吉野家や山田うどんなど、新たに八都県市と帰宅者支援協定を結んだお店が掲載されてます。

 新たな試みとして、東京都心メッシュでは、地域危険度+地盤データから震災時予想道路状況を3ランクに分けて、その道の通り易さを示しています。これについても前回レビューでの指摘事項でした。

 でもこれを見ると、歩行困難とされる幹線道路が多く「じゃあどうすれば良いの?」という疑問が起きます。

 水戸街道で両者を比べて見ると、情報も新しくなっていますし、コンビニなどの掲載情報も増えています。
そして病院や広域避難場所なども見やすくなっており、情報量は増え見やすくなっていると思います。

 またページ脇に、全体の距離の今どの辺かが一目で判る表示があり、長距離を歩くための目安としてとても使いやすそうです。

 この帰宅支援マップが発売されてから、数社から同様の地図が発売されていますが、立ち読み程度で見た感じでは、やはり昭文社のものが一番実用的だと思います。

 今回の地域別版も、より工夫されていて便利になっています。首都圏版をお持ちの方も買い換えても損はないのではないでしょうか?

なぜか、現時点ではアマゾンでは扱いがないようです。
震災時帰宅支援マップ(神奈川・城南方面版)震災時帰宅支援マップ(神奈川・城南方面版)
震災時帰宅支援マップ(多摩・城西方面版)震災時帰宅支援マップ(多摩・城西方面版)

震災時帰宅支援マップ(埼玉・城北方面版)震災時帰宅支援マップ(埼玉・城北方面版)

震災時帰宅支援マップ(千葉・城東方面版)震災時帰宅支援マップ(千葉・城東方面版)

震災時帰宅支援マップ(京阪神版)震災時帰宅支援マップ(京阪神版)

帰宅困難者用非常持出袋: わりと充実した内容だと思います。
サバイバルウォークセット【防災用品/帰宅困難者対策】7,875円
【防災用品/避難用品】厳選非常用セット帰宅困難支援バージョン6,980円

<過去記事> 帰宅困難者関連

会社の机に置いておく防災セット
かばん常備品:ビニール袋
避難マップを作ろう7a:帰宅困難対策
避難マップを作ろう7b:帰宅支援帰宅困難者:あなたはすぐ帰宅する?
帰宅難民対策:千代田区の場合
帰宅難民:靴はどうする?
帰宅難民:帰宅者支援
防災に対するオフィスでの備え
足のトラブル対策!
地震に対する都市のもろさ
帰宅難民:方角を知る方法

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 26, 2005

W-Zero3で防災

ウィルコムの京ポンからW-ZERO3に機種変更しました。
簡単に言うと、PDA(電子手帳)にPHSが付いた物です。VGA(640×400)の画面で、PHSでも無線LANでもインターネットができる機種です。そしてキーボード付きなので文字入力もし易い。

 前の京ポンをはじめ、最近はフルブラウザの携帯なども多いのですが、やはり画面の小ささは大きな制約です。
これで災害時もVGA画面でインターネットが使えそうですが、問題は電源供給ですね。

 電話で入荷した事を聞きつけ、お店に行ったら最後の1台を買う事ができました。入手困難な状況でラッキーでした。レビューなどはたくさん記事があるので、電源問題と防災への活用だけご紹介します。

[電源問題]
VGAの画面のせいか、中身はPDAのせいか、やはり電池の持ちは悪いようですね。
購入前からこの点は心配で、ヨドバシカメラの店員さんにUSB充電の可否について確認したところ、「USB充電可!」との答えだったのですが、ガセでした。
 5Vの電源端子からしか充電できませんでした。

ブログ等検索すると、PSP用の「  CYBER・USB電源&データケーブル 」なるものが使えるそうです。

【新品】CYBER・USB電源&データケーブル (PSP用)944円

あまり充電のために機器を増やしたくないと考えたところ、使える方法が三つありました。
1)バイオレッタソーラギア用の「5V機器汎用USB充電ケーブル」

太陽電池で充電のできるバイオレッタソーラギア、いろいろ応用が聞きます。
 バイオレッタソーラギアのレビュー記事は、こちらこちら

 この「5V機器汎用USB充電ケーブル」で、パソコンからW-Zero3を充電する事ができるようになりました。
ポータブルAV機器、Pocket PC、ザウルス用USB充電ケーブルセット(USBパワーアダプター+5V機器...
 他にPocketPC、ザウルス等もこれで充電できるようです。

他にこんな、USBACアダプタがあると、100V電源から直接充電できますので、旅行などでも重いアダプタを携帯する必要はなさそうです。
【P to Go】モバイルクルーザーホワイト1,070円

このモバイルクルーザーは、ZaurusやiPodにも対応しているそうです。

2)マイバッテリーミニ
各種アダプター付きなので、3.7V、5Vで携帯、USB充電可能機器の充電ができます。
W-Zero3も正常に充電できているようです。 日常の電源不足はこれで解消します。
MyBattery mini+3 ブルー2,999円

他にも充電池系はいくつかあるようですね。

3)手回し充電器
 私の知る限り唯一の手回し充電器でUSB充電が可能なタイプ。
ラジオは付いていませんが、FOMAを含む携帯への充電とかなり明るい3LEDがついており、内蔵バッテリーもあるので、あらかじめ充電しておけるのが良いところです。ダイナモも大きいようで、結構お勧め。

CG062R ■歳末■オーム電機 TOP-SOLA3LED/ダイナモ充電パワーライト CG-062R(レッド)【5250円...1,915円

W-Zero3も充電できるようですが、安定していないようで、充電中画面がちらつきます。
テスターで計ると5.3V程度出ている様子。怖いので最後の手段ですね。

以上の方法で、AC100Vからの充電、太陽電池での充電、手回し発電機での充電が可能です。
さらに今回紹介しませんでしたが、カーバッテリー→USBのアダプタもありますので、車からの充電も可能となり、ほぼどんな状況でも充電できる目処がつきました。 後はPHSor無線LANが使えるかどうかだけです。

[W-ZERO3は防災に役立つか?]
1)ウィルコムは新潟中越地震では結構災害に強かったようです。
 携帯各社に比べると利用者が少ないので輻輳しにくいのと、その仕組み上アンテナが多い分少し移動すれば使えるアンテナがあったなどの理由でしょう。

 なお、長距離に関してはNTTのISDNを使用しているようなので、輻輳が発生する可能性があります。
私も福岡の地震で実家に連絡を取ろうとした際に、輻輳で繋がらなかった事を経験しています。
これも、ISDNなので一般の電話よりは輻輳が解除されるのが早い事が期待できます。

2)インターネットは使えるところも多かったようなので、PHSが繋がればメール・インターネットも使える可能性が高いでしょう。

3)スカイプというネット電話も、このW-Zero3では使えます。PHSがダメで、無線LANが生きていれば、スカイプを使って連絡が取れるかもしれません。

4)手回し充電器など、携帯電話などポータブルな電子機器は充電環境も整いましたが、パソコンの電源確保はむずかしいそうです。
 そんな状況で、Windows Mobile5.0を採用しているW-Zero3は、EXCEL/Wordなども使え、ネット・メールもできるので、パソコン代わりとして活躍できそうに思います。

-----2006/01/09補足------
W-Zero3のケースをいろいろ探したのですが、気に入った物が見つからず、革で自作してみました。
caseZer03_4

詳細は私の別ブログ「Crafter」でご紹介しています。

| | コメント (10) | トラックバック (3)

December 23, 2005

新潟大停電に思ふ

年末も近いというのに、またも災害が起きるとは・・・ 新潟の大停電、寒い中大変だったようですね。
今年は20年ぶりの寒さだそうですね。 今回は冬の大停電への備えについて考えて見ます。

1)暖房
 冬の停電で一番困るのは寒さ対策ですね。我が家も暖房は全て電気です。
 灯油はないので、暖房するとしたら炭を燃やすしかないです。
  しかし、一酸化炭素中毒が心配です。 燃焼する暖房は全て換気が必要ですが。

 以前から、このブログでも紹介しているカセットガスを使ったヒーターを用意したほうが良さそうだと思いました。
 災害時の寒い夜に役立ちます!イワタニ・カセットヒーター「CB-8」カセットコンロ用ボンベが使...6,500円

 現状では、我が家は密閉性が高いので、着込んでジッポのカイロを入れて、ペンドルトンの毛布にくるまっているしかありません。 新潟のような大停電だと1回の注油で24時間使えるジッポハンディウォーマーは役に立ちそうです。
 ジッポハンディウォーマとペンドルトンの毛布の紹介は、前々回の記事をご覧ください。

2)トイレ
 マンションなので、ポンプが止まり水も使えなくなるはずです。
 トイレの水は大量に必要です。日頃から汲み置きしておきたいですね。
  我が家では、ペットボトル8本+20リットルの汲み置きがあります。 最悪はウォータベッドの水を使います。

 やはり普段の水の汲み置きは大切ですね。

3)灯り
 LEDライトの出現によって、長時間・火事の心配なく照明が確保できるようになりました。
ワイドパワー LEDマイクロランタン BF-441P2,524円

 ちなみに懐中電灯しかない場合は、レジ袋をライトにかぶせると光が拡散し、まんべんなく明るく、まぶしさもなくなります。ぜひ覚えておいてください。

4)冷蔵庫
 長時間となると冷蔵庫も心配です。 冷凍庫の保冷材を冷蔵庫に移動すればこの季節結構持つと思います。
 さらに長引きそうな場合は、クーラーバッグに食材を移します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

靴からの冷え対策

寒いですね。各地で雪の被害が出ているそうですが、今の時期足の冷えも気になります。
特に革靴など結構冷たさが伝わって足が冷えませんか?
 今回は、ナノテク断熱材「エアロジェル」を使った、靴の中敷をご紹介します。

この素材、不思議な素材のようです。ガラスなどの主成分シリカを特殊加工してできる素材のようですが、固体でありながら限りなく空気に近い物質とか。
あのスペースシャトルの耐熱タイルの10~100倍の断熱性能があるそうです。
***
エアロジェルは、高性能の断熱性・遮音性・衝撃吸収性・赤外線遮断性と、使用温度が -273℃から1,100℃まで(現在1,700℃までのものも開発中)と広いため、耐火・耐寒服などの高機能アパレル、工業炉・焼却炉の断熱材、LNGパイプラインや産業・輸送施設の保温材、蓄熱器・オーブン・冷凍庫・家電製品などの断熱材、防音・断熱建材、宇宙・航空産業向け特殊用途など、幅広い用途が期待されます。(丸紅のニュースリリースより引用)
***

厚さ約2.5mm、重さ約42gの中敷ですが、従来の断熱材の倍以上の断熱効果があるそうです。
ショックドクターの製品なので、足の健康にも良さそうです。
湿気・抗菌対応なので、ムレやニオイにも効果が期待できます。
SHOCKDOCTORショックドクター フットベット(ホットベッド)2,520円

このエアロジェルを使用したキャンプマット、鍋掴みなど、さまざまな形で商品化されると防災でも日常生活でも役に立ちそうです。早く商品化していただきたいです。

 特に期待したいのは「防災ずきん」。断熱性能と衝撃吸収性能の高さから効果がありそうです。
いつまでも戦時中の防災ずきんと同じというのもどうかと思っていました。

さらに建物や冷蔵庫などの断熱材に使われるようになれば、冷暖房効率も格段に良く、省エネになり環境にもやさしいでしょう。
 政府が補助金を出して、低コスト化と市場への展開を促進させて貰いたいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 20, 2005

寒さ対策でプレゼントになるかも

本当に寒いですね。東京は雪にならなかったのが救いですが。
先日、外に出ていて思いました。「もしこんな寒さで、地震が来て帰宅難民になったらどうしよう!」と・・・

今回は、寒さ対策用品で防災にも役立つグッズを紹介してみたいと思います。
クリスマスプレゼントにも良いかもしれません。

1)ペンドルトンのブランケット
文句なしに暖かいです。 とても丈夫でしっかりしてますから、アウトドアでも活躍します。
毛布サイズの他にひざ掛けサイズのものもあります。 両方とも昔から愛用してます。
この時期に地震が来たら、絶対これを持って避難します。 避難所の冷たい床からも守ってくれそうです。

でも、とても値段は高い。 一生モノですから・・・
【送料無料】PENDLETON[ペンドルトン]ナショナルブランケット(カラー番号50716)18,858円

同じくペンドルトンのウールシャツもあります。 これも暖かい!
ウールは水分で発熱しますから、戸外で動くと暑いほど。
 寒い日に、長時間戸外に出る時は迷わずこれを着ます。 これも昔から愛用してます。
PENDLETON(ペンドルトン)WOOL BUTTONDOWN COLLAR SHIRT15,800円

2)Zippoのカイロ
以前も紹介したジッポハンディウォーマー。 今年は新しくコンパクトタイプが出ました。
女性で使い捨てカイロを愛用されている方も多いと思いますが、最大24時間使えますから朝から晩まで暖かさが持ちますし、使い捨てカイロの13倍の熱量があります。

 そして触媒で加熱するので、火を使いませんから安心(最初だけライターで加熱して反応させます。)

突然の災害や電車事故でも24時間暖かく過ごせます。

新製品は、女性にもピッタリのデザインではないでしょうか?
ハンディーウォーマー・ミニ  クリスマス HANDY WARMER mini2,250円

2005年版 ZIPPOオイル充填式 カイロ ハンディーウォーマー

そして予備のオイルを持ち歩きたい方は、ジッポオイルタンク。この容量で、10時間程度分のオイルが入ります。
ZIPPO オイルタンク(キーリング付)784円

3)ブーツ
雪や氷で滑りやすくなりますね。特に雪に縁のない場所で生活している者にとっては慣れないので大変です。
まだ雪や氷で試した事はありませんが、今まで滑りやすい所で滑った事がありません。 氷にも強いのではないかと思っています。

足首まで水に漬かっても大丈夫ですし、長時間履いても臭くならないのが助かっています。
もちろん暖かいです。 サイドジッパーで履くのが楽なのも良い点です。
HITEC MAGNUM ELITE RESCUE ONE24,000円

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 19, 2005

帰宅難民は減るか?

東京メトロは来年度に地震計を現在の6箇所から37箇所に増やし、地震計と自動列車制御装置(ATC)が連動した新システムを導入することを発表した。 発表内容は、こちら

 これにより、現在6箇所の地震計でひとつでも100ガル以上を検出すると、全路線運行停止にし、徒歩で確認していた作業を、15分後には一部再開、1時間半で全線再開できるようになるようだ。

 今年7/23の震度5強の地震では、運行再開までに最大3時間50分を要していた。 (12/16 日経夕刊)

 首都圏に住む者にとっては朗報ですね。 実被害が多く出るような大地震はともかく、日常生活に支障のない状況で、安全確認のために電車が数時間動かないのは困ります。

 もちろん安全重視が前提ですが、なんとか早く点検できないものかと思っていました。

JR,私鉄各社も安全点検の効率化を、進めていただきたいですね。

いつも不思議に思うのですが、なぜ徒歩で確認しなければならないのでしょうか?
よく線路の保線区に、線路を走れる車輪の付いたトラックとか止めてありますが、あの車両に測定装置でも載せて走ったら、もっと速く点検できるのではないかと思うのですが。

話は防災からそれますが、このような線路を走れる車を軌陸車(キリクシャ)というそうです。 
メルセデスベンツのウニモグがその代表格。 ご存知ですか?
 作業用車両のスーパーカーです。 3千種類ものアタッチメント交換で、工事車両から水陸両用車までなんでもこなせる究極の車です。 サンタクロースで有名なパラダイス山元さんが個人所有しているとか。
前進/後退8速,登坂能力45度、横転角38度と、とんでもない走行性能を持っています。

 3千万くらいする車ですが、首都圏のさまざまな所で採用されたら、大地震発生時は大活躍するのではないでしょうか?
JAFも災害支援車両として採用しています。
 
 残念な事に販売していたヤナセが、事業を売却してしまったようですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 17, 2005

荷造り材で耐震補強

東大の目黒教授らは、イランやパキスタンで多く使われている日干しレンガ造りの建物を、荷造り材を使って安価に耐震補強する技術を開発した。(12/16日経朝刊)

 重い荷物に使われているポリプロピレンバンド(黄色や白が多い)を建物に巻きつけて補強する方法。
僅か数千円の費用で補強できるそうだ。
 
 補強なしの場合は、震度5弱程度で崩壊する建物が、震度5強でも大丈夫とか。震度7クラスでは崩壊するようだが、安価に減災できる点ですばらしい技術だと思う。

日本からは、耐震に関してさまざまな技術供与ができると思うが、お金の掛かる支援を一部の人に無償で与えて「日本は貢献しました!」と言うだけでなく、全ての人に行き渡るような安価な方法を提供するのも重要です。

耐震・免震技術というと、とかくお金が掛かる話ばかりだし、ビジネスの視点からはこのような安価な手段は日の目を見ないが、日本でも経済的理由で耐震補強ができない家庭も多いはずです。 国や各研究機関はこのような安価な対策についても研究を進め、減災を進めて欲しい。

 国際貢献も金額ではなく、生活への影響度など「質」が問われるようになると良いですね。

民間には、さまざまなアイディアがあるはずです。しかし実現し・効果を確認するには、震動台での実験など民間ではやりづらい環境が必要です。
 国がアイディアを募集し、有効と思われる技術については、国が検証作業を行い広めるような仕組みがあると良いですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 16, 2005

あなたの家は大丈夫2

前回の話題を受けて、家の診断に参考になりそうな情報を集めてみました。
日本建築防災協会のサイトに、いくつか参考になりそうな情報があります。

1)我が家の耐震診断コーナー  10項目の質問に答えて診断するコーナー。満点じゃないと、「専門家に見てもらいましょう」という結果に。

2)地震に勝つ住宅、負ける住宅 日経BP「SaftyJapan2005」の中の同協会理事の連載
 これは参考になりそうです。

3)既存マンション耐震改修のすすめ

4)こうして強くしましょうあなたの住まい
 耐震改修の基礎知識  

5)わが家の大雨対策-安心な暮らしのために-

情報はたくさんあります。 耐震改修サギなどに逢わないためにも、知識は必要ですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 15, 2005

あなたの家は大丈夫?

ついに姉歯氏の証人喚問が実現しました。 早急に問題の解明が進む事を期待します。
12/13の「ガイアの夜明け」を見ました。テーマは「我が家は大丈夫か」
連日、耐震偽装問題の報道が多い中、疑問に答えてくれる番組でした。

内容としては、以下の通り。 ※は私見です。
1)耐震偽装問題、業界関係者はどう見ているのか?
 日経アーキテクチャーのアンケートとインタビュー。
 同誌の設計実務者向けアンケート(回答数567)では、
・26.3%が「法令に違反しても構わないという支持を関係者から受けた事はある」
 ・「誰から指示されたか」事業主:74.5%,上司11.4%,建設会社10.1%
 ・12.7%が「確認申請図書(書類)を偽造したことがある」
 と答えている。

 ※やはり姉歯氏だけではなく、業界全体の価格競争の産物のようですね。
 なお、同誌では「構造計算書偽造問題を追う」」という、特設ブログを設けている。 参考になりました。

 ここでは、関連アンケートとして「姉歯建築士に同情する人7.9%」「イーホームズのチェックはいたしかたない19.4%」といった内容も掲載されていました。

 また、同誌のサイト内には「マンション管理の現場から」というブログも設置されており、分譲マンションの方には参考になると思う。

業界関係者のインタビュー
 ・事業主の力が強く、設計者の立場は弱い。設計者は変えられるという風潮がある。
 ・減額屋というコストダウンの専門家もいる。減らした額に応じて報酬が決まる。
 ・構造計算の部分はブラックボックス扱い。同じソフトで再計算しなければ判らない。
 
 ※減額屋の存在は知りませんでした、総研はそんな役割もあるのでしょう。
減らした額に応じて報酬が貰えるなら,耐震は軽視するでしょうね。


実際に構造計算ソフトの操作が画面で紹介してました。 

2.他のマンションは大丈夫なのか?
今回の問題以前に構造計算の偽装ではないかと裁判で争っている

 全国の分譲マンションは500万戸、そのうち1981年の新耐震基準以前のものが、100万戸にのぼる。
 旧耐震基準では、震度5程度の地震に絶える程度の基準である。 実際、阪神淡路大震災で倒壊したマンションでは、倒壊した83棟のうち88%が旧耐震基準で建てられた建物だった。阪神淡路でも「構造に問題があったから倒壊した」と言えた問題が「大地震が起きたから壊れた」という流れでうやむやになっている。

3.一戸建ては大丈夫か?
 木造2階建てまでの建物には、構造計算書提出が義務がなく、業者によっては耐震の意識が低いところもある。
ある専門化の調査によると2割程度の木造住宅で、倒壊の恐れのある住宅があった。

4.古い建物に対して行政はどう考えているのか?
 旧建築基準であれ、合法的と考えられるものに関しては、倒壊の恐れがないと判断している様子。
 ※それには触れないようにしているという印象を受ける。

 行政は,1928年竣工の錆びた鉄筋剥き出しで、見るからにいつ倒壊してもおかしくないと思われる建物に対しても耐震偽装マンションより耐震性は高いと言っている。

※違法ではないから問題にしないようにしているとしか思えません。
偽装問題のマンションは退去勧告が出て、行政が費用負担という議論の中で、こんな危険なマンションに残されている老人達に手が差し伸べられないのはおかしいですね。

 耐震偽装マンションの人達の転居先として、この見るからに倒壊しそうだけど、行政は大丈夫というマンションを紹介されたら、間違いなく今のマンションに住む事を選ぶと思います。

 支援するなら、100万戸の旧耐震基準のマンションも含めて考えるべきです。
 偽装問題については、責任をとるべき会社がつぶれるのを防ぐ範囲が適当なのではないでしょうか?
詐欺にあって、全財産取られて借金だけ残っても行政は救済しないですよね。
広くて格安で、耐震基準を満たしていると言って売っていたのですから、まさに詐欺行為ではないでしょうか?

5.信頼回復に向けての動き
 免震構造を売りにしたマンションの人気が出ている。
 木造住宅やマンションでも、購入者に施工過程など判りやすく説明する努力をしている業者もいる。

やはり積極的な情報公開を行うのが、信頼回復への近道なのでしょう。
 
今回の問題を機に、業界の問題点が洗い出され、法的整備がされると共に、各社コンプライアンス経営と積極的な情報開示をセールスポイントに信頼回復に努めていただきたいものです。

 余談ですが、「ガイアの夜明け」は、着眼点も良いですし、必ず解決策の例を紹介しているように思います。
危機感をあおって,おしまいの地震特番も、参考にして貰いたいです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 13, 2005

地震や火事から貴重品を守る

自宅に耐火金庫があるご家庭は少ないと思いますが、地震や火事で貴重品焼失の対策はされてますか?
耐火金庫でも、地震時の街ごと燃えるような火事では、数時間~1日燃える可能性もあるので、耐火金庫に仕舞っておいても安心はできません。

 耐火金庫の性能は、JIS規格の耐火性能試験で、以下のようになっています。詳細はこちら
[種類] 一般紙用(庫内温度177℃以下), 磁気テープ用(庫内温度66℃以下),FPD用(庫内温度52℃以下)
     ※CDは40℃程度のようです。
[条件] 1090℃~1200℃で、試験時間加熱、急加熱・耐衝撃試験もあり

[試験時間] 30分・1・2・3・4時間

 JIS一般紙用1時間標準加熱試験合格の製品は、1200℃の熱にさらされて、庫内最高温度177℃以下の製品という事です。 0.5T/1T/2T/3T/4Tで性能を表示します。 急加熱・耐衝撃試験対応のものは、0.5TKS/1TKS/2TKS/3TKS/4TKSと表示されます。

これで判るのは、
1)紙は177℃,磁気テープは65℃、FPDは55℃が安全上限温度であるらしい。
2)一般紙用耐火金庫に、重要データの入った磁気媒体(テープ、FPD等)を入れておいてもダメらしい。
3)性能耐火時間を超える火災では、中身の保障はないらしい。

という事。

 ちなみに、金属の融点は銀961℃,金1064℃,銅1083℃、プラチナ1773℃で、宝石類は種類により耐熱温度が違いますが、貴金属より低い温度のようです。

 火事にあえば、貴金属類は簡単に溶けます。
そして、キャッシュカード類もプラスチックですから、熱に弱いですね。

 今回このテーマをご紹介したのは、厚さ0.5mmの1200℃に耐えられる紙という商品を見つけたからです。
3Mの商品で、名前は「ファイヤーストップペーパー」
[ファイヤーストップペーパー] 750×490mm750×490mm で,5,256円

 わずか0.5mm厚の ペーパー状耐火・耐熱セラミック。1200℃の高温耐熱、薄く軽量、通気性を保ちながら、火炎の貫通は阻止します。ハサミやカッターで切ることが出来ます。

 さすが3M、すごい素材がありますね。
性能テストでは、外部温度200℃で内側の温度が7~80℃。3枚重ねると、外部温度600度でも内部温度200℃弱の耐火性能のようです。

 性能を考えると、結構手頃な価格です。 家庭内の防災用に使うアイディアを考えてみました。
※あくまで、性能仕様を見て私が想像した事であって、その性能を保証するものではありません。
1)袋や箱にして、権利書等重要書類を保管する。
2)袋や箱にして、一般紙用耐火金庫に磁気媒体を保存する。
3)宝石箱の内側か外側にこの素材を入れ、貴金属類を守る。
4)盾状の物に貼り、火災時避難用に使う。

 これだけ薄く・軽く・加工性が良くコストもそれなりであれば、かなり応用範囲が広いのではないでしょうか?
先日TBSの地震特番でも、直接火が当たらなくても、輻射熱によって隣家が燃える例が紹介されていました。
隣家が燃え始めたら、この素材のシートを屋根からかけると延焼が防げるのかもしれません。

 話はそれますが、20数年前にゼロ・ハリバートンのアタッシュケースを使っていたのですが、重いので今は自宅の金庫代わりになっています。 このケースは1平方センチ当たり440トンの圧力に耐え、航空機火災で燃え残っても中身は無事だったという逸話のある商品です。 ゼロハリのケースを、ファイヤーストップペーパーで作った箱に入れてしまっておけば、完璧かもしれないと思いました。

 もっとも一戸建ての方なら、古来からの方法で油紙(防水処理)に包んで、瓶に入れて庭に埋めて置くのが一番安全なのかもしれません。

 今日ご紹介した方法は、高性能な耐火金庫や貸し金庫とは無縁の一般庶民が、大切な物を失わないためのアイディアに過ぎませんので、御注意ください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 11, 2005

津波と長周期地震動

12/10 NHK教育のサイエンスZEROを見ました。 テーマは津波と長周期地震動。
そのメカニズムの説明が参考になりました。

今年3月のスマトラ沖地震で、さまざまな事が判ったようです。
「なぜ津波が来ているのにみんな逃げないのか」不思議に思った方も多いと思います。
そして「日本では津波警報がすぐ出るから大丈夫!」とみなさん思われたでしょう。

しかし、津波を普通の波と同じものとして考えていませんか?
数十センチの津波なら大した事ないと思い、逃げないのではないでしょうか?
私もそう思っていました。 それは大きな誤りのようです。

同じ高さの波でも、普通の波は波状になっているのに対して、津波はその高さの水の塊が押し寄せる感じ。
30cmの波なら、30,-30,30,-30と高い低いを繰り返すのが、津波は、30,30,30,30とずっと同じ高さの水の塊が押し寄せる。 だからその力も普通の波よりも格段に大きく(1.5mの津波で1平方当たり3t)、上陸しても威力が衰えず、普通の波よりはるかに遠くまで波が届く。
 そして岸辺から見ると波の先頭しか見えないので、普通の波のようにしか見えない。これが避難を遅らせる。

陸に近づくと波頭が砕けて、1.5倍から2倍程度速度が速くなる。

長周期振動
 新潟中越地震で東京でも影響があったように、高層ビルの揺れ、苫小牧の石油火災のような大型構造物が共振する事による大きな揺れをもたらします。

 さらに、固い地盤がすり鉢状になった土地での長周期地震動が増幅される。 関東・濃尾・大阪平野が該当するそうです。

超高層ビルは揺れるらしい
産業技術総合研究所の 「首都圏における長周期地震動増幅の可能性」に詳しい説明があります。

やはり地震を考えると、高層ビルは危険と思わざるを得ないですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 10, 2005

液状化の影響

12/9のTBS地震特番途中から見ました。内容的にはそれ程目新しい内容はなかったものの、ちょっとショックな事もあったので書きます。

[番組概要] ※番組開始後30分以降

1)津波の恐怖:膝した程度の津波でも、速度が速いので、人は流されてしまう。見物は厳禁!!
  同時発生の地震による津波で、ハルマゲドン級(22m)巨大津波の可能性もある。

2)火災の危険:木造密集地では、3m離れていても輻射熱で隣家が燃え始める。火災旋風の可能性

3)液状化:定番の液状化実験。 液状化による側方流動により、街ごと移動する。
  新潟地震では、接していた校舎が2mも離れてしまった。
東京東部の川の護岸が弱く、最大2.9m沈下し4.3m移動し堤防が決壊する可能性がある。
 沿岸部コンビナートも側方流動危険。 東京湾沿岸には危険物のあるコンビナートも多く、首都圏全域に影響がでる可能性もある。

4)盛土は危険:新潟地震で盛土部分が崩れたが、山の手にも同様の場所がある。
昔川だった所も同様に危険。阪神大震災でも高架橋の落ちたのは、昔川だった場所。

5)直前地震速報:P波を検出し、通報するシステム紹介。 この短時間で何ができるか実験。
 この地震警報システムを利用し、警報時ガスや電気ストーブを止め、TVが入り、ドア開くなど自動で行う住宅も開発されている。 単に電気を止めるのではない事が興味深い。

6)3日間の備蓄では足りない。 学生による3日間備蓄用品だけで暮らす実験。
  一人一日3リットルの水では足らない。

7)高層マンション難民:高層マンションでは配給品運ぶのも大変!

8)生死を分ける三か条:地盤を知り、家の耐震補強、家具の固定。

 冒頭「ちょっとショックな事」と書きましたが、実は液状化のコーナーで紹介された、葛飾区中川の七曲(青戸、奥戸、立石)って、すぐ近所なんです。 そして家から離れたところにある駐車場は、川のすぐそばです。

 マンション倒壊の危険を想定して、車と駐車場に避難用品を置いてあるのですが、液状化によって土地が動き、堤防が決壊する可能性があるとなると、家と駐車場の装備が使えなくなる可能性が出てきました。
 防水の袋に入れる程度の対策しか取れそうにありません。

 この液状化による側方流動、数メートルも地盤が動くとすると、心配になった事があります。
それは、ライフラインは大丈夫かという事。 これは近隣の住民だけでなく、東京東部全域、都全体に影響する可能性があります。 

1)高圧線鉄塔: 環七 亀有~新小岩あたりまで、そばに高圧線の鉄塔があります。 これが液状化で地盤が数メートル移動すると倒壊の危険があるのではないでしょうか?  普通の架線でしたら敷設も容易でしょうが、高圧線鉄塔が倒れると、都内全域の電力供給に影響し、その復旧が大幅に遅れる可能性があります。

 過去の地震の教訓から、電気の復旧は3日程度と早いと言われていますが、基幹系統の高圧線鉄塔が倒壊すると、簡単な復旧は望めないでしょう。

2)水: 東京東部山手線の千葉側の水の供給は、金町水系と呼ばれ金町浄水場から供給されています。
 この金町浄水場は江戸川沿いにありますが、ここも液状化危険度の高い地域です。
  浄水施設の地盤が大きく移動すると、浄水設備が使えなくなるのではないでしょうか?

これも復旧に相当時間が掛かりそうです。

3)主要国道
  環七、国道6号など緊急道路となっており、千葉・茨城方面からの自衛隊をはじめとする救援部隊の入る重要な交通路となっていますが、県境の江戸川近辺はいずれも液状化危険度が高く、数メートルも移動するとまったく使えなくなる可能性があります。 こうなると都内への救援の手は期待できなくなります。
 
  また、海外などからの援助物資等の集積地はいずれも臨海部にあり、環状線を使って都内に供給する予定ですが、これも困難になります。

以上。液状化により、大幅に地面が移動してしまうと、防災計画の根底から崩れてしまう可能性が高い事を感じました。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

December 09, 2005

耐震偽装:あなたのマンションは?

耐震偽装問題で、ご自身のマンションに問題がないかどうか不安に思われている方は、多いと思います。
12/7の日経夕刊に、マンションの管理組合関係者が連日大変な思いをしているとの記事が掲載されていました。

 この中で紹介されているのは、構造計算書と構造図を持ち込み偽装の可能性があるかどうか、無料でアドバイスしてくれるサービス。

 社団法人 日本建築構造技術者協会JSCAが、構造計算書と構造図を持ち込めば30分程度で、、「構造計算書等に故意に改ざん、偽造等の不正が見受けられないか」、「数値の一貫性が有るか」を評価してくれるようだ。
 現在、問合せが殺到して、申し込み条件などもあるようなので、利用される方は同協会のサイトを確認してください。

 なお、詳細なレビュー(適正確認、チェック)に関しては有料で、平均的に40~50万円。再計算が必要な場合は設計士を紹介してくれるそうです。

 建築構造士という資格があるのを始めて知りました。 この協会が認定試験を行う民間資格のようです。
全国に2530人いるそうです。 有資格者のリストが載っていました。 一応調べたら姉歯氏の名前はありません。

今、業界として信用回復のための努力が必要です。
JSCAなど業界団体が、このようなサービスを行ったり、消費者にも判りやすい情報発信を行う事も大切です。

 消費者も、今はネットで簡単に、さまざまな情報が得られるのですから、勉強する必要がありますね。

医療の世界で、セカンドオピニオンを行うのと同様な仕組みが、建築の世界でも必要ではないでしょうか?

そしてマンションの場合の大きな課題は、住民の合意です。 管理組合で住民の合意を得るのは大変な事でしょう。 苦労されている方も多いのではないでしょうか?

国は、防災面で自助・公助の推進を訴えていますが、マンションや新興住宅地などで、突然できたコミュニティでうまくやれと言っても大変ではないでしょうか? 住民の合意形成でも、会議の進め方、苦情の処理、公平さを保つ方法など、テクニックも必要でしょう。仕事で経験のある方以外は苦労されるのではないでしょうか?

行政で、コミュニティの運営の仕方などのセミナーを開催するといった工夫も必要だと思います。

連日報道されている子供の安全なども含め、防災・犯罪防止など、コミュニティの重要性が高まっています。

今はネットでe-ラーニング(ネットを使った教育)なども簡単にできるのですから、ぜひやっていただきたいですね。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 08, 2005

東小結「震災時帰宅支援マップ」

年末恒例の日本経済新聞社「2005年日経MJヒット商品番付」が発表された。
毎年世相を反映した商品が上位に並ぶので、楽しみに見ている。 

 今年は、「震災時帰宅支援マップ」が東の小結になっているので驚きました。
都市圏だけの地図なのに、82万部売れたようですね。 地図としては記録的ではないでしょうか。
 
 たしかに、昨年の新潟をきっかけに大きな地震が続いた年であり、防災について興味が持たれた年なので、世相を反映しています。

 ちなみに、東の前頭には「LOHAS」が入っています。 社会的不安・自然災害の多い世の中になって、健康・環境に配慮した「LOHAS」な生活スタイルが注目されるのも、世相を反映していると思いますし、危機感を持ってこのような生活スタイルを実践する方が増えるのは、喜ばしい事です。

信じられないような事がたくさん起こった年でしたが、年末年始の機会にご自分の生活スタイルを見つめ直してはいかがでしょうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

政府:新型インフルエンザ対策関連情報

厚生労働省は、サイト内に新型インフルエンザ対策関連情報を集めた情報提供ページを開設した。
世界的な新型インフルエンザの流行(バンデミック)が懸念される中、政府は様々な対策を行っているが、散在した情報で判りにくかったので、この情報ページに注目したい。

このサイト、なかなか判りやすくできています。 一度ご覧になる事をお勧めします。
Q&Aコーナなど、基本的な事が判りやすく、今までの断片的な知識の整理になりました。

また、行動計画の中で、WHOの決めた世界的流行(バンデミック)のピークまでを6段階に分け、それぞれのフェーズ毎の行動計画について説明があります。

 現時点では、フェーズ3の状況のようです。
[フェーズ3]定義:
 新しいヒト感染(複数も可)が見られるが、ヒトーヒト感染による拡大は見られない、あるいは非常にまれに密接な接触者(例えば家族内)への感染が見られるにとどまる。
[フェーズ3]目標:
 ヒトに対する感染が発生しているため、新しい亜型のウイルスの迅速な同定と、追加症例の早期検知、報告、対応を確実に実施する。

また、文部科学省も11/14に「文部科学省新型インフルエンザ対策本部」を設置しました。
12/7同省のサイトに、「文部科学省における新型インフルエンザ対策について」の情報ページが開設されました。

インフルエンザの流行の不安から、タミフルの高額な輸入タミフルの販売など、便乗商法や不安を煽るようなマスコミ報道が出てきますが、正しい知識を得て、噂に惑わされる事なく、早めの対応を行う事が大切ですね。

なお、Q&Aの中で、個人の予防対策については以下のように書かれている。
 通常のインフルエンザは、感染した人の咳、くしゃみ、つばなどの飛沫とともに放出されたウイルスを吸入することによって感染します。そのため、外出後のうがいや手洗い、マスクの着用、流行地への渡航、人混みや繁華街への外出を控えることが重要です。また、十分に休養をとり、体力や抵抗力を高め、日頃からバランスよく栄養をとることも大切です。現状では新型インフルエンザは出現していませんが、出現した場合も通常のインフルエンザと同様に感染防御に努めることが重要です。

過去記事「鳥インフルエンザ対応マスク」
都で死者14,000人の予想
寒さ対策できていますか?」

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 05, 2005

災害情報もポッドキャスティングで

PodCastingが活用されてきていますが、従来ラジオでは聞き手が放送に合わせて聞くというスタイルだったのに対して、ポッドキャスティングでは聞き手が情報を選択して、自分の都合の良い時に聞く事ができ、iTuneなどに番組を登録しておけば、自動的に収集してくれます。

ブログ時代のラジオと言えると思います。

 このポッドキャスティング誰でも簡単に情報発信もできるのも大きなポイントかもしれません。
避難所やボランディタセンター毎に情報発信ができれば、良いですね。

こういった特徴を考えると、ポッドキャスティングは災害情報にも使えるのではないでしょうか?
行政で災害情報ポッドキャスティングサイトを開設し、情報発信者は対応地域と内容について登録する。
利用者は、地域をキーワードに検索し、必要な情報を好きなときに聞く事ができます。

 遠くの災害でも細かな地域情報が欲しいと思う時があります。実家や友人の居る地域で災害が起こった場合など、ピンポイントの地域情報を聞きたいですね。 ポッドキャスティングを使えばこのような場合にもローカル情報を入手できます。

音声がベースですから、地元FMローカル局で流したニュースなどは、内容毎に登録して放送終了後誰でも聞けるような時代になると良いと思います。

現在は読売新聞や毎日新聞がポッドキャスティングでニュースを提供していますが、さらに増える事を期待します。

 最大の問題は、聞くためにパソコンが必要な事。 ポッドキャスティングが広まれば、携帯やカーナビ、PDAなどさまざまな機器で利用できるようになるはずです。  技術的には携帯でiモードサイトにアクセスする感覚ですから、まったく問題ないはずですね。

2004年がブログ元年と呼ばれていますが、2005年か来年はポッドキャスティング元年になるかもしれませんね。
普及して、便利なサービスが生まれる事を期待しています。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

December 02, 2005

建築物では,この問題もありました。

構造計算書偽造問題が連日報道されていますが、11/24に埼玉県飯能市のスポーツクラブで、温水プールの天井が崩落し2名の負傷者が出ました。 
 姉歯問題でほとんど報道されなかったようですが、不特定多数の利用者が被害に遭う可能性としては、こちらのほうが、身近な問題かもしれません。 もう忘れておられる方も多いかもしれませんね。

 国土交通省では、8月の宮城県の地震での天井崩落事故の後、大規模空間をもつ建築物の天井の状況等について調査し,11/30にその中間報告が公表されました。 中間報告書は、こちら

今回の調査対象は、体育館、屋内プール、劇場、ホール、ターミナル(空港など)、展示場等(500㎡以上の大規模空間を有するもの)のつり天井で、対象が25000件。
 このうち中間報告では、11,662件が問題なし、問題のある建物が4,996件そのうち176件のみ対処済みでした。

47%の建物が問題なく、19%が問題有、34%が未調査?のようです。

 建物倒壊と比べると、ケガの程度は少ないかもしれませんが、多くの人が集まる場所だけに、大地震発生時には心配です。

建築物の安全性に対する不安はつきませんが、根本的な対策とチェック体制をしっかりやっていただきたいものです。

 

 

| | コメント (2) | トラックバック (1)

December 01, 2005

新日石家庭用燃料電池レンタル

11/30新日本石油は、灯油を使った燃料電池を来年3月からレンタル販売すると発表した。 
プレスリリースはこちら

3年間の契約で、年間6万円のレンタル費用。設置工事費は利用者負担。
出力950W。貯湯槽容量は200リットル。
総合エネルギー効率は81%。CO2の排出量を30~40%減らせるという。

 東京電力のサイトによると、2001年度の消費した化石燃料に対して、供給された電気は約25%・冷熱利用で28%ですから、合わせても53%です。 送配電損失が5.4%程度あるそうですが、この数値には含まれていないでしょうから、実際家庭で使用するレベルでは、20%程度の効率になるのではないでしょうか?

 まだ、家庭の電気全てをまかなうには足りないでしょうが、地球温暖化抑制や防災用独立電源として、家庭でできる対策として期待できそうです。

ここ数年で燃料電池の分野もさまざまな形で実用化されるでしょう。より実用的な商品を期待したいですね。

単純な家庭での収支だけでなく、地球温暖化や防災の視点も含めて、うまく生活に取り入れていくべきだと思います。

| | コメント (0) | トラックバック (3)

こんな建築家も・・・

11/30日経朝刊に、建築家の坂茂氏が、阪神淡路大震災、トルコ、スリランカなど世界の地震の被災地に、紙管を使ったシェルターを提供しているという記事が載っていた。

 紙管をご存知でしょうか? 一番身近なのは、トイレットペーパの芯です。ロウ引きの厚紙を丸めて筒状にしたものです。 実は私学生時代に、この紙管を作る工場でバイトした経験があります。 「紙って結構丈夫なんだ」と感じた事を思い出しました。 そんな経験がこの記事に注目したきっかけですが。

耐震計算偽装問題で、丈夫な鉄筋コンクリートで危険な建物を作る建築家もいれば、坂茂氏のように弱い紙管を使って丈夫なシェルターを作り、被災者の支援に世界を飛び回る建築家もおられる訳です。

 紙管を使って家を作る、その昔「紙と木でできた家に住んでいる」と言われた日本人の私から見ても斬新な発想ですね。 欧米の建築家には思いつかない事ではないでしょうか?

最近は紙製品も多彩になってきました。非常用トイレなどもダンボールで丈夫なものも出ていますし、コーティングして耐水性のある物もあります。

解体や再利用の容易な素材を使ったシェルターはすばらしい発想だと思います。
これが紙でできた建物かと驚くほど、きれいな建物のようです。

既成概念を捨てたゼロベースでの発想、すばらしいです。 素材が進歩している今、ゼロベースの発想で考えるといろいろ使える物があるのではないでしょうか?

最近、防災用品も画期的な商品、感動する商品があまりありません。新しいと思うと「NASAで利用された・・」みたいな売り文句だったりします。 ちょっとさみしいですね。

 日本は素材技術も応用技術も優れているはず、自由な発想をして、素材メーカと協力して、ぜひ画期的な防災用品(とは限りませんが・・)を開発して、世界の被災者に役立つ物を開発していただきたいと願っています。

p.s. この紙管シェルター、12月24日までMDSギャラリーで展示しているそうです。 詳細はこちら

紙の建築行動する―震災の神戸からルワンダ難民キャンプまで
4480860495坂 茂

筑摩書房 1998-11
売り上げランキング : 1049401


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

SHIGERU BAN
4902593157坂 茂

ファイドン 2005-06
売り上げランキング : 270172


Amazonで詳しく見る
by G-Tools

| | コメント (0) | トラックバック (0)