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January 14, 2006

ドスペ「巨大地震は必ず来る!!」

1/14 テレビ朝日系「ドスペ」で、地震の特集がありました。
内容のメモとこのブログで取り上げてきた関連情報をご紹介します。

以下、内容の要約メモです。※は私のコメント

1)長周期地震動:
阪神高速の倒壊は、長周期地震動が原因だった。
 京葉・京浜のオイルタンクのオイル流出で大火災の可能性がある。

※長周期地震動関連の過去記事
 「津波と長周期地震動」 
 「表層地盤の違い新潟での例
 「超高層ビルは揺れるらしい
 「一月でこんなに地震は起きている!」「首都圏における長周期地震動増幅の可能性

2)火災旋風
 火災旋風の温度は1200℃~1600℃に達する。
 東京の平均風速程度で発生する。100mの川も火災旋風は渡ってしまう。
風上に逃げると良い。
 ※関東大震災での火災旋風の被害で4万人もの死者が出た横網町公園内の復興記念館や両国の江戸東京博物館で、当時の記録を見ることができます。

 [関東大震災関連の過去記事]
 「安政・関東大震災に学ぶ
 「壊滅的・・・関東大震災
 「過去の災害に学ぶ

3)エレベータ閉じ込め
電気が通じている場合で、扉が少し開いて停止していたら、一度閉めてみる。
安全装置が働いて止まっている可能性がある。

停電になっていればロックされていないから開く、多少ズレていても開く。

 中途半端な位置の場合は、内側は開いても外側が開かない。外側扉のロックを手で外せる可能性がある。
 天井からは外からしか救出口は開けられない。
 救出まで1週間掛かる事を覚悟しなければならない。

※このエレベータからの脱出法は参考になりました。 ぜひ覚えておきたいですね。

[エレベータ関連過去記事]
 「エレベータでの被災
 「東芝エレベータ災害時対応を見直し
 「地震に対する都市のもろさ

 「エレベータ地震対策のジレンマ

4)免震住宅
Eディフェンスによる築31年木造住宅の震動実験。 110万程度の耐震補強で倒壊しなくなる。
 ※2006/1/17に、このEディフェンスでは、6階建て鉄筋コンクリートのビルを使った実験が行われたようです。その実験結果を早く見たいと思っています。
 [免震関連の過去記事]
 「免震ビルの耐久性
 「地震損壊の建替え費費用補填
 
5)トイレ
  5リットル以上の水で汚物は流れる。
 風呂は250ℓ~300ℓの容量がある。
 東京都では、マンホールトイレの整備を進めている:杉並区,江戸川区

 ※大便で通常8リットルの水がいる事は知っていましたが、最低5リットル以上というのは貴重な情報でした。
 トイレ問題は以前から興味を持ち、いろいろ調べてきました。このブログでの検索も多いんです。

[トイレ問題の過去記事]
 「トイレどうします?」
 「災害時のトイレ2
 「災害時トイレ3:災害対応マンホール
お勧めトイレテント
被災時に最適なお茶

 我が家では、トイレに2ℓペットボトル10本+10ℓ水タンク1個+秘密の水100ℓを確保しています。
そして、ペール缶トイレとトイレテントとトイレリフィル(26回分)とティッシュ+ウェットタオルを確保してます。

6)水の確保(井戸):
 世田谷区震災時対応井戸、1585箇所ある。
 マンション等なら給水タンクの水がしばらく使える。

 ※[生活用水関連の過去記事]
 「横浜市の防災マップは素晴しい!」 横浜市の災害用井戸協力の家
 「大雨に思う:雨水貯留槽のすすめ

[全体雑感]
 もうすぐ阪神淡路大震災から11年になりますが、長周期地震動で阪神高速が倒壊したというのは初耳でした。
まだ報道されていないような事実やノウハウは、たくさんあるのでしょう。 マスコミ報道も危機感を煽るだけでなく、より実践的な内容を伝えていただきたいと思います。前回も今回も、ドスペの内容は良いと思っております。

今回、過去記事のリンクを掲載しましたが、このブログでも結構内容を網羅できるようになった事を実感しました。
このブログの記事も275件になりましたので、過去に書いた記事を忘れているものも多いのですが、ちょうど良い見直しになりました。

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【草野仁の緊急検証シリーズ 巨大地震は必ず来る3~家族の命を守る5つの警告~】 http://www.tv-asahi. 続きを読む

受信: Jan 15, 2006 8:23:06 AM

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14日にテレビ朝日系で放送された「ドスペ」で,大地震特集を行っていました。 実は,途中でうたた寝をしたり,裏番組のガリバー旅行記のあらすじが気になるなどしていたために,すべてを真剣に見ていた訳ではありません。 しかしながら,いくつかタメになる話がありまし....... 続きを読む

受信: Jan 15, 2006 11:57:28 PM

» 地震時のトイレ問題 [いーわん情報源 たまには日記から]
「震度7を生き抜く」の本にも出ていたけど、地震のときにはトイレ問題が結構難儀な問題になるということだ。 続きを読む

受信: Jan 22, 2006 10:37:34 PM

コメント

こんばんは。
さて,ドスペ,細切れですが,私も拝見しました。
エレベータの脱出方法については,「天井が開かない」ことを始めて知り,ビックリしました。正直,映画のように天井開ければ大丈夫,とのんきに考えていただけに,エレベータ脱出法については,自分なりに危機意識を持って考えることができました。
また,トイレ問題が「血栓症」につながりかねないという問題,これもあまり触れられていないだけに興味深く思いました。
いろいろ防災対策を考える上で役に立つ番組であったと思います。

あと,免震構造住宅ですが,まだ全国で2000件程度しか普及していないのですね。耐震補強工事に対する所得税減税を検討しているようですが,このような免震構造工事についても同様な減税措置を検討すれば,もっと広く普及するのでは,と思います。

投稿者: おかにゃん (Jan 15, 2006 12:27:12 AM)

おかにゃんさん、コメントありがとうございます。
 ドスペ、地味だけど内容は結構良いですよね。

新潟中越地震の時に、「エコノミークラス症候群」について話題になりましたが、車内での避難生活で同じ姿勢をとり続ける事に注目されて「トイレに行かないために、水分を摂らない」事は、あまり注目されなかったようですね。

耐震改修に対する補助の中では、耐震よりも免震工事のほうが、補助金額も大きいようですね。(横浜市の場合、免震10万/平米、耐震4.7万/平米)

 より免震化を促進する施策を期待します。

しかし、二つ疑問があります。
1)液状化に対しては、無力ではないか?
2)長周期地震動に免震装置が同期してしまうと大きな被害が出るのではないか?

投稿者: isana (Jan 15, 2006 1:36:35 AM)

こんにちは。はじめまして。

有用な情報が満載のサイトを運営されてますね。
今後も参照させていただきます。

住まいについて防災の観点から言えば、まず危険度の小さい地域(地盤の場所)で、それなりに(コストの許す範囲で)しっかりした作りの建物に住むしかないんだなと思います。

防災用品の備えとしては、防災サバイバル本のリストに載っているようなものはだいたい揃えてあり、水と非常食は3週間分を目処に備蓄しています。

私は、不動産の取引について、どうして地震や水害のリスクを考慮せずに売買相場が形成されるのだろうと不思議に思っています。これだけ密集したリスクの高い東京で、さらに再開発を進めようとすることも理解できません。一極集中のリスクを軽減するには都市機能を分散させるしかないのに。

友人で臨海部の埋立地のマンションを買った人がいますが、例え構造がしっかりしていても、周囲の土地が液状化した中で生活なんかできるんだろうかと疑問に思います。倒壊はしないまでも柱や壁に損傷はあるでしょうし。そもそも私はマンションというものを信用していません。耐震偽装でなくても、利益を上げるための手抜きは常態化していると思っています。

私も地震・水害についての情報をときどき発信することがありますが、無関心な人・何らアクションを起こさない人があまりにも多いことから、そろそろM7クラス以上の地震が起こってもいいのではないかと思うことがあります。

備える人も、備えない人も、自業自得です。

お金お金の拝金主義がまかり通る中で、際限ない欲望を追い求める人が増えています。住まいを失い、寒さに震えながら、生きていられることに感謝し、一杯の炊き出しを食べられることに感謝する、足るを知る人間に立ち戻ることが必要なのではないかと思います。

利己的な個人主義が先鋭化する中で、避難所での生活が他人との協力の大切さを実感させ、近所の人々との、地域社会とのかかわりの大切さを再認識させてくれるのではないかと思います。

東京のすべての住宅密集地が火災旋風で焼け野原になったとしても、日本は必ず復活できます。第二次世界大戦後にそうであったように。財産を失う代わりに、人々と協力しあう心、社会に貢献しようという気持ちを取り戻すことの方が大切なのではないかと思います。

投稿者: ペンギン (Jan 15, 2006 9:33:50 AM)

こんばんは。
さて,免震構造の問題点,なるほどという感じです。
住宅メーカーも,おそらくこういう問題点を踏まえてさらなる研究をしていることとは思いますが,現時点における欠点をしっかりとユーザーにさらけ出すと共に,将来の改修を可能とするような構造としておくとよいのかもしれません(もちろん,有償でよいでしょうが)。
ちなみに,私の素朴な疑問は,「免震装置の耐震ゴム,劣化しないのかなあ」という点でした。おそらく,建築して1回使うかどうかぐらいなのでしょうが,ゴムは使わないとすぐ劣化してしまうことからすれば,数十年放置していて大丈夫なのかなあ,という極めて素人的な疑問です。
もちろん,住宅メーカー,そんなことは既に対応済みだとは思いますが。

それと,今回の記事,私のブログでも紹介したいと思いますが,よろしいでしょうか。

投稿者: おかにゃん (Jan 15, 2006 8:57:13 PM)

おかにゃんさん、再度コメントありがとうございます。

 免震ビルのゴムの耐久性については、奥村組が20年前に建てた免震ビルのゴムの調査を昨年行ったようです。

 以下の記事でご紹介しました。
http://184.tea-nifty.com/bousai/2005/10/post_2cd7.html

ご紹介いただくのは、大歓迎です。
今後もよろしくお願い致します。

投稿者: isana (Jan 15, 2006 10:19:25 PM)

こんばんは。重ね重ねコメントありがとうございました。
過去記事があったのですね。大変失礼しました。ただ,やはり実験をしていたのですね。この点は安心しました。
あとは,さらなる技術向上を期待したいものです。

また,引用許可ありがとうございました。今後ともよろしくお願いします。

投稿者: おかにゃん (Jan 15, 2006 11:11:27 PM)

ペンギンさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。
ペンギンさんのブログも時々拝見しております。
とても参考になります。

>私は、不動産の取引について、どうして地震や水害のリスクを考慮せずに売買相場が形成されるのだろうと不思議に思っています。

 そうですね。今後は改善されていくのではないでしょうか? 911テロを機に世界的に企業の危機管理への取組みが、企業の評価の評価ポイントとなりはじめています。日本ではテロよりも地震等災害対策中心にBCPの策定が始まっており、近いうちにサプライチェーンまで巻き込んだ形に進んでいくでしょう。

 そうすると、入居するビルについても地盤やビルの耐震性などを考慮して価格が変わり、ご指摘のような市場が形成されるのではないでしょうか?

 現状そのような市場になっていないのは、市場のニーズがないからです。
 やはり企業の意識が変わり、それがマーケットに反映されるようにならないと変わってこないと考えています。

 環境問題も同様です。

そんな意味も含めて、企業のBCPへの取組みというのは、今年とても重要なテーマだと思うのです。

 食品については、有機野菜など高くても安全を買うという風潮ができてきました。食の安全というものさしを持った方が市場を形成する程度まで増えたからでしょう。
 マンションについても、価格は高いが免震構造を備えたマンションが売れていると聞きます。
 住まいの安全というものさしを持つ人が増え始めているのではないでしょうか?

>東京のすべての住宅密集地が火災旋風で焼け野原になったとしても、日本は必ず復活できます。

 そうですね。そして、人間の文明が滅んでしまっても、生き残った人は子孫を増やし人類は復活できるでしょう。国や人種、宗教の違いを超えて協力できるようになるかもしれません。

 でも、自分を含め家族や子孫がそんな目にあって欲しくないから、問題意識を持って少しでも方向修正をしようと考えるのではないでしょうか?
 

投稿者: isana (Jan 15, 2006 11:13:16 PM)

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