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February 26, 2006

中小企業BCP策定運用指針

2/17中小企業庁が、「中小企業BCP策定運用指針」を作成し、Webサイトで公開を開始した。

入門診断、基本/中級/上級の三つのコースに分かれており、BCPについてMECE(互いに漏れなくダブリなく全体としてみて出尽くしている)に検討できるようになっているようです。

ボリュームとしては、以下のように想定されている。
基本:経営者1人で延べ1~2日程度。
中級:経営者1人で延べ3~5日、経営者とサブリーダー含め数人で2~3日。
上級:経営者とサブリーダー含め数人で延べ1週間程度。

本当にこれだけ短期間に整理できるかどうかは、若干疑問を感じるが、前提知識なしに学びながら策定できる点は、すばらしいと思います。

もっとも、この程度の手軽さで策定できるようなものを提供しないと、手をつけないのが実情でしょう。

BCPの策定の最も重要な点は、危機管理について客観的に網羅して見る事です。
たとえ基本レベルであっても、経営者が全てを俯瞰して見る事により、自社の強み・弱みを把握でき、改善の意識が生まれる事が大切だと思います。
 
 そしてBCPは一度策定すれば終わりではなく、計画・訓練・補強・見直し(PDCA)を繰り返し続けるものです。
ぜひ続けてください。

あなたが、経営者でなくても、ぜひ一読していただきたいと思います。
ご自身の部署、会社や取引相手がBCPの視点から見てどうなのかを知る、ものさしを手に入れる事ができるからです。

ライブドア事件に象徴されるように、これからはCSR(企業の社会的責任)や危機管理に対する取組みが、企業を選択する基準になる時代です。

みなさんの会社は、選ぶ側にも選ばれる側にもあるはずです。

被災後の復興に向けて、基本となるのは仕事が安定して復興に向けた生活設計ができる事。

あなたなり、同僚の方、社員が同じ危機意識を持って、日々の仕事に取り組めば改善される事もあるのではないでしょうか?

そして、このものさしは、個人・家族のレベルでも活かせるのではないでしょうか?

BCPを策定している会社は、地域貢献活動についても検討しています。
被災時には、地域住民を助けてくれるはずですから、BCPを策定している企業を応援してください。

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被災時のトイレ:女性でもこれなら・・

被災後の生活で、一番深刻かもしれないトイレ問題。
長蛇の列、マナーの悪さによる汚さ、トイレをがまんする事による健康被害・・・ 悩ましい問題です。

このブログでも何回も扱ってきたテーマです。そして検索キーワードとして人気のテーマです。

阪神大震災では1冊の本が書けるほど、課題があったようです。
私も阪神大震災の体験本を読んで、トイレ問題を真剣に考えるようになりました。

阪神・淡路大震災と新潟県中越大震災の教訓 トイレが大変!―災害時にトイレ権をどう保障するか
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小用に限ってしまえば、男性はペットボトルを少し加工すればなんとかなりそうです。
しかし、女性は大変でしょうね。

また携帯トイレ、非常用トイレにしても、嵩張りますし、単価も手頃とは言えないと思います。

特に液状化の懸念される地区では、上下水共に復旧まで1ヶ月以上かかる事も予想されます。
非常用トイレで、1日数回×1ヶ月となると、かなりの量になりますね。

女性でもペットボトルを小用に利用できる道具(アダプター)を発見しました。
「おでかけ携帯トイレ」、女性にもやさしい素材でできた、漏斗のような物です。
ちゃんと空気穴もついていて実用的に作られているようです。
おでかけ携帯トイレ オレンジ

女性の方は、いろいろ抵抗があるとは思いますが、長蛇の列に並んだり、汚物で汚れきったトイレを使うよりは、このような道具があったほうが安心できるのではないでしょうか?

より安心して使うためには、すすぎ用のペットボトルに溜めた水、ペットボトルをしまうための黒いポリ袋、トイレテントか、下半身を隠すための大きめの布か長いスカートなど用意したほうが良いと思います。

[関連過去記事]
トイレどうします?
手軽にできる非常用トイレ
災害時のトイレ2
被災時のトイレの消臭対策
災害時トイレ3:災害対応マンホール
お勧めトイレテント
漏れはありませんか?

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February 24, 2006

比レイテ島地滑りに思う2

比レイテ島地滑り発生から1週間経ちました。 いまだ1600人を超える行方不明者がいるとか。
MSNのニュースでは、いまだに学校がどこにあるかも判らないそうです。
 地元の人が地形から指示した場所を掘っても何も出てこないとか・・・

でも、今はそんな時代ではないはずです。
衛生写真から正確な位置が判るはずです。 米軍は衛星で、この惨事を見ていてもおかしくないはずです。

 一般人の私たちでさえ、Google Earthを使ってレイテ島の衛星写真を見る事ができます。一般には、古く・荒い画像しか公開されていないようですが、公開されていないレベルではかなり詳細のデータがあると思います。

ネットで検索したら、こちらの火山学者さんのサイトで、地すべり範囲の画像等紹介されています。

今や衛星で地下資源まで判る時代。衛星を使って埋まった学校など見つけられないものでしょうか?

今後も世界中で、さまざまな大規模災害が発生すると思いますが、国際的に軍隊も含めて災害時には協力連携して、一人でも多くの人を救出する体制が組めるのではないでしょうか?

事後のお金の支援も大切でしょうが、世界の技術力を結集すれば、救える命もたくさんあるでしょうに・・・

 インドの津波予報システムもそうですが、日本の最新技術・防災技術をアジア・世界に提供し、信頼を得て欲しいものです。

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February 22, 2006

サバイバルクッキング

前々回、調理熱源の多様化の記事の中で紹介した、「サバイバルクッキング―どんなときでも食べぬく元気術」。

 図書館で借りてきました。
ジュニア向けの本ながら、阪神淡路大震災での実体験を元に書かれており、アイディア満載です。
イラスト満載なので、普段料理をしない私でもとても判りやすい。

筆者の場合は、食料が行政から届いたのが6日目、電気開通3日目、ガス3ヶ月と1週間、水道、2ヶ月半だったそうです。

内容的には、
1)あるものをどう食べるか。:痛む物を加工して保存する。
2)いろいろな制約の中で料理する工夫。 水・電気・ガスがない状況での調理法。
3)配給の食糧を工夫して食べる。
4)足りない栄養を補う。

ここで紹介されているレシピですが、単に材料が書かれているだけでなく、被災時の水が貴重な状況を考慮した作り方が書かれています。

 たとえばパンケーキは、材料をビニール袋に入れて混ぜ、ビニール袋の端を切って、フライパンに材料を流し込むといった書き方。
 実体験がなければ、なかなかこんな書き方はできないと感心します。

こんな内容ですが、防災知識についてもコラムがたくさんあります。

私は特に「配給食料を工夫して食べる」に興味がありました。
阪神大震災の経験を書いた本をいろいろ読みましたが、やはり配給食料がまずい、飽きるといった記述が多かったので、+アルファの物を備蓄してあれば、おいしく食べられるのではないかと考えておりました。

 この本の中で、「やらわかい頭で乗り切れ!」とあるのですが、まさにその通りだと思います。
たとえば、包丁まな板を使うと汚れるので、キッチンばさみを使うといった具合。

調理に限らず、被災後の生活全てにおいて、やららかい頭で、不自由を回避するのはとても大切な事ですね。

オススメの本ですので、購入して備蓄食料と一緒にしておくと良いと思います。

サバイバルクッキング―どんなときでも食べぬく元気術
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比レイテ島地滑りに思う

2/17フィリピンのレイテ島で発生した地滑り、4日以上経過した今も、救出作業は難航しているようですね。
少しでも多くの命が救われる事を祈ります。

発生の原因について、いろいろ議論が分かれているようです。
違法伐採説、自然災害説(集中豪雨+地震),洪水被害説などいろいろありますが、局所的な問題なのか、地球環境の異変による現象のひとつなのか、気になります。

ニュースの直後に、先日のNHKスペシャル「気候大異変」を見ただけに、「今後は世界的にこのような災害が発生するのではないか?」と不安を感じます。

さて、難航している救出作業の状況から、自分が被災者になった時の生き残るためのヒントを探ってみましょう。

 現場は、ぬかるみにより救助隊や資材が搬入できず重機も使えず、深さ10メートル近くある泥を人海戦術で掘っているそうです。

また911テロなどでも使われた、サイレントタイムの導入により、音で探査したり、熱探知で探索しているようです。

ここで得られる教訓は、「自分の存在を音で知らせる事の大切さ!」です。
以前から、ホイッスル携行の大切さはこのブログでもご紹介してきましたが、やはり基本は音でアピールする事なのだと、あらためて感じました。

しかも、サイレントタイムが設けられるのが標準になりつつあるようですから、もし周りの音が聞こえている状況ならば、静かになったタイミングでホイッスルを鳴らしてアピールする必要がありそうです。

また熱による探査も行っているようです。
今や防災用品の定番「サバイバルブランケット」ですが、これは体から放出される熱を外に出さないようにして寒さをしのぐための道具です。
サバイバルブランケットをまとっていると、熱探査では反応が出なくなる可能性もありますね。
このようなデメリットもある事を知っておいた上で、状況判断して使うべきなのかもしれません。

校舎の中に閉じ込められた方から、携帯メールが届いたという話題も出ていました。
最大10mもの泥の中から、携帯の発信ができるのかと驚きましたが、試してみる価値はありそうです。

このような土砂崩れ・雪崩など、閉じ込められるような災害に遭遇した場合は、わずかでも安全な空間のできる場所に身を寄せて救助を待つのが大切なのかもしれません。

そして4日過ぎても救助活動は続けられています。
やはり一番大切なのは、希望を捨てずに生き残る意思!と体力。
そして、そばにある物で使える物を応用して、それを活用する力だと思います。

 簡易食料、水、ホイッスルなど、最低限の携行防災用品があれば、生き残るチャンスは増えるかもしれません。

このブログを1年近くやっているせいか、最近は災害のニュースを見ると、自分が被災者だったらどうなるかを考えるのが癖になってきました。
 
 でも、 ケーススタディになって多くの事を学べます。

[関連過去記事]
常時携行品2:ホイッスル
タグライトが人気?
会社の机に置いておく防災セット
非常持ち出し袋だけで良いの?
福知山線事故:IDプレートの必要性
帰宅用防災セット
お勧め携帯用LEDライト
ロンドンテロに思う:携帯防災用品
サバイバルキットと防災
防災に対するオフィスでの備え
LightCAP防災セット

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February 20, 2006

調理熱源の多様化

先日、都の発表した被害想定。過去記事「首都直下地震による東京の被害想定
私の住んでいる葛飾区は、都内でも液状化の危険性が高く、ライフラインの途絶が懸念されます。
M6.9でも、ガス供給停止の想定がされているのは江戸川区71.1%と葛飾区の15.8%の2区のみ、他に電力は30.3%と区内トップ、通信は26.2%と同じく区内トップ,上水道が63.2%と江戸川区に続き2位、下水道も28.9%と江戸川に続き2位。

と言う訳で、区内でも被災後の生活に一番苦労するであろう地域に住んでいる訳です。
今まで、液状化の危険は知っていましたから、トイレは一ヶ月使えない想定でしたし、水は備蓄してもせいぜい一週間程度なので、給水拠点から往復も想定して、ノーパンク自転車もキャリーカートも、もちろん容器も用意しました。

調理用熱源は、ガスカートリッジやアウトドア用ストーブだけでした。しかし、備蓄も限度がありますし、配給もあまり期待できません。

やはりライフラインの中で、最も復旧の早いと思われる電気系を強化したいと思い、IH調理器を溜まったポイントで購入しました。

ホットプレートはあるけど、調理できるものが限られてしまうし、IH調理器に興味もあったので。
 
 メーカーは、やはり元祖の松下さんを選択。 プロジェクトXで30年かけて実用化した姿が印象的だったし。
昔の欠陥商品をひたすら探す松下電器の姿勢は評価できますので、安全に係わるものは安心できるメーカの物を選択したいと思いました。

【送料込】NationalIH調理器 「卓上型タイプ KZPH3W」ナショナル KZ-PH3-W‥∴

今時のIH調理器は熱効率も良いようですし、日常生活でもなかなか便利そうです。

IH調理器のサイトも参考になりました。
「震災から11年、万一の災害に備えて-キッチンと防災を考える-」というコーナーもあります。
このサイトで知った「サバイバルクッキング―どんなときでも食べぬく元気術」というジュニア向け本。
阪神大震災を経験した料理研究家の書いた本ですが、読んでみたいです。

なんでも「味噌にガラスが刺さっていないか確認しましょう!」と書かれているとか・・・生々しさが伝わります。

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ちなみに、風呂を沸かすという課題もあります。
こんな商品を使えば良いのですが、そもそも大量の水の確保ができた上での話なので、見送りです。
ホームセンター王でも紹介されてましたね。
【送料無料】沈めるだけで簡単に湯沸し・IC保温!多用途に使えるコンパクトヒーター沸かし太郎

江戸川区・葛飾区にお住まいの方、ライフライン途絶のリスクが高い事ご存知でしょうか?
他の地域の方も、リスクに合わせた備えは必要ですね。

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February 19, 2006

NHK:気象大異変

2/18のNHKスペシャル「気候大異変」ご覧になりましたか?
日本の誇る地球シュミレータが描いた100年後の地球・・・

昨年のカトリーナに代表されるような異常気象が年々ひどくなり、雨が降るところは大量に降り、振らない所は砂漠化する・・・

ここ数年世界各地で記録的な自然災害が多発しているのは、発端に過ぎないという内容です。
しかも、このシュミレーションは京都議定書の内容が実行された前提での数値。 
現状のまま、何もしなければ事態はもっと深刻なようです。

孫の世代と言わず、私たちが生きている間に、大災害に遭う確率は高いのでしょう。
地震よりも深刻な問題かもしれません。

地震は、その時に生き延びれば助かるでしょう。しかし自然災害は、繰り返し訪れるのです・・・

こんな話を聞かされると、ライブドアや耐震偽装の問題など、ひどくささいな事に思えてきます。
目先の問題だけでなく、将来の大きな課題をもっと真剣に考えなければならないと考えさせられます。

2/19(日) に第2話が放送されますので、ぜひご覧ください。

特に、お子さんをお持ちの方は、子供が生きる時代がどんな状況になるのか今何ができるのか、ぜひ考えていただきたい。

世間には「このままでは、自分の子供がだめになってしまう。だから子供を殺した」という親もいるようですが、「子供は大災害の時代を生きなければならない、間に合わないかもしれないけど今できる事がある」事を知った親は、どう行動するのでしょうか?

自分達がそんな時代を生きなければならないと知った子供達はどう行動するのでしょうか?
希望が持てず、今を楽しむ事に生きる。 なんとか変えようと努力する?
選ぶべき道を示してあげたいですね。

もはや、自然災害に遭遇したら不運だと思う時代ではないと思います。
行政に頼る時代でもない・・・

個人で家族の危機管理をしっかり行い、子供達にも教えなければならない時代ではないでしょうか?
そして、個人で今できる事はやらなければならない。

LOHASな生活、真剣に取り組みたいです。

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February 18, 2006

首都直下地震による東京の被害想定

前回の記事を書いた直後に、都の新被害想定の内容が掲載されていましたので、その内容についてご紹介したいと思います。  資料はこちらから入手できます。

被害想定が地図や区市町村別の表で、報告されていますので、都民及び都内に通勤/通学されている方は、ご自分の行動範囲の想定内容をチェックされると良いでしょう。

今回の報告は中間報告で、最終報告は年度末に発表との事です。 最終報告では、今回の内容に加え、気象条件の追加(冬朝5時/風速3m,15m)と被害内容(落下物による死傷者、交通被害による死傷者,交通インフラの被害、避難者数の時間経過推移、ターミナル駅別帰宅困難者発生数)が追加されるようです。

今回の都の被害想定は、東京湾北部地震と多摩直下地震を想定しており、その特徴は、主に以下の4点
1)政府の首都直下型地震対策専門調査会の想定内容で想定しているM7.3に加え、発生可能性の高いM6.9での被害も想定している。

2)気象条件についても、政府の想定が関東大震災時の風速15mに加え、冬の平均風速の2倍の6m/sも想定している。

3)区市町村別に被害を想定し、各局・防災機関の活動実態を踏まえた内容を想定している。

4)都市型災害の特徴である、エレベータ停止/閉じ込め、ターミナル別帰宅困難者数を想定している。

[被害想定]
higaisoukatu

[区市町村被害想定]
報告書にはPDF形式で一覧が載っているのですが、EXCELのほうが比較しやすいのでEXCELを作成してみました。
※PDF→HTML→EXCELで変換したもので、変換と整形しただけですので、数字について全て確認してませんので、利用される場合はご注意ください。
「区市町村別被害想定」をダウンロード

ちなみにEXCEL内の水色の欄は、自分の区が他と比べて被害が多いのかどうかを比較するために、追加しました。 水色の区市町村名をクリックして、区を選択するとそれぞれ区部/多摩部の合計値に対する割合を表示します。
人口比では5%なのに、被害者数は13%になっているので、被害が大きいといった形で、判断材料に使うために追加作成してみました。

私の場合は、区部平均よりも被害が大きそうで、「やはり!」といった感想です。
たとえば備蓄について推奨されている内容や量は、全体で見た時の内容ですから、ご自分のお住まい/お勤めの地域の特性(液状化がひどい、下水はダメそうだ・・・)を考慮して、備えを見直すべきだと思っています。

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February 17, 2006

東京都新被害想定発表

2/16日経朝刊によると、東京都は首都直下地震の被害想定の改訂を9年ぶりに行ったとの事。
死者4700人、エレベータの閉じ込め件数を8千件にするなどが特徴のようです。

現在のところ、都の防災部のサイトには、新しい被害想定は掲載されていないようです。 掲載されたら、改めて記事を書きたいと思います。

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ホームセンター王

2/16テレビ東京系「TVチャンピオン ホームセンター王選手権」で、面白い競技?やっていましたね。
制限時間1時間で、家具転倒防止グッズを使って耐震対策をし、起震台を使って震度7を起して、その効果で点数が貰えるという企画。

たまたま、この部分だけ見ました。
なかなかおもしろかったですね。 参考になりました。

TV,食器棚、冷蔵庫、ダイニングテーブル、椅子、キャスター付きワゴンを固定するという内容。
耐震ジェルマットを使って固定する人が多かったようですが、上部を固定しないために揺れてはがれてしまったり、突っ張り棒がはずれてしまったり、開き戸対策が不十分で開いてしまったり・・・

見ていて、自分が参加したいと思いました!! 一人で「それは甘いだろ!」とか突っ込みまくってました。
そして、突っ込んだ部分は、やはり震度7には耐えられませんでした。

参考になったのは、キャスター付きテレビ台。キャスターを固定したら、キャスターがはずれ、台に固定したテレビごと倒れた事。  テレビを壁に固定するなどしていれば、上下で支えあって倒れなかったでしょう。

私の考えている家具転倒防止、耐震対策の大原則をご紹介しておきます。
今までいろいろ調べて得た内容です。

1)重いもの、重くて高い位置にある物は、しっかり固定する。
2)タンスなどは、上部・下部を固定。
3)すべらないのが大切。 滑り止めマットは色々使える。
4)突っ張り棒系は、信頼性が低い。 ※板で補強するなどが必要。
5)マット系は、重心が高い物には不向き
6)金具などで固定する場合は、壁の強度を考慮する。

 こんな所でしょうか?
ホームセンター王なら、ぜひ「ガムロック」を使ってみて欲しかったです。 実験が見たかった。
ガムロックは、3cm程度動いてもはずれない粘りが特徴なので、きっと転倒しないでしょう。
今回の実験でも粘りの大切さを実感しました。 ストレッチコードなども粘りがある素材ですから、粘着マット系と併用すれば効果が期待できそうです。

また、さまざまな番組などで起震台による震動実験の画像が紹介されていますが、実際に生活して状況は違います。

 たとえば、実験では冷蔵庫に物が入っていない。入っていれば重心が高くなって、さらに揺れるはずです。
タンスの上などにも、物が置いてあるでしょうから、これらもスベリ留めマットで固定すべきです。

すべらない」「はずれない」「動かない」を基本として、身の回りの物で工夫すれば、安くて有効な転倒対策ができると思います。

[転倒防止関連過去記事]
和室の家具転倒防止2
和室の家具転倒防止
家具転倒防止ニュータイプ発見
開き戸の耐震対策
家具転倒防止やりました。
見た目にこだわる家具転倒防止対策 ここにその他の転倒防止対策関連過去記事へのリンクがあります。

いや~こんなに転倒防止対策ネタがたくさんあったなんて、自分でも驚きました。

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これは良いかも! 袋になるひも

近所の100均(ダイソーではない)で見つけた「袋になるひも」という商品。
防災用品として良いかもしれません。
fukurohimo

一見ビニール紐ですが、広げてみると幅22cmの薄いビニール袋(筒状)になっています。
素材はビニール紐と同じポリエチレン。 長さは10m。直径34mm高さ74mmの筒状のロールになっています。
これが2個入って100円!!

阪神大震災でも「あると良いもの」として、ゴミ袋・ビニール袋が挙げられています。
水やゴミ、洗濯物、汚物などビニール袋の使い道はたくさんありますが、けっこう嵩張って重いですよね。
10mあれば20cmの袋が50枚取れる勘定になります。

また筒状なので、傘など長いものにも使えますし、腕や脚などケガした部分の保護にも使えそうです。
破れてしまう不安はあるものの、10mのホースと考える事もできますね。
もちろん紐としても使い道はたくさんあります。

ちなみに切り口部分をライターで炙ると密閉され、ちゃんと袋として使えました。

2mくらいに切ったものを、かばんに入れておこうと思います。
臭いはともかくとして、非常用トイレにも使えそうですから。

ネットではまだ売っていないようです。もし100均で見かけたらぜひ買っておきましょう。

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February 14, 2006

LightCAP防災セット

先日ご紹介した、モンベルのソーラとLEDライト付き1リットルウォータボトル「ライトキャップ」で防災セットを組んでみました。

LightCAPset ボトルについているのは、ペットボトルキーパー付きカラビナと黒い塊は折り畳みリック(Kiva Designs)です。

 会社等にこのセットを置いておき、避難時にはボトルの中身をミニリックに移し、ボトルに水を入れて避難するという想定です。 もし入手できれば、さらにペットボトルをカラビナに付けます。
 
[内容] (順不同)
LightCAPset2


1)携帯トイレ \330
【冬の大放出フェアー開催中!!】フジ グッドパック ミニタイプ 1リットルの容量があり、小用トイレの他、エチケット袋(ゲロ袋)、氷嚢としても使える。


2)ハンディポンチョ \262
ハイマウントハンディポンチョ(2668)23497【HightMOUNT(ハイマウント)バックパックACC】 ポンチョ、ビニール敷物、屋根代わり等ポンチョはいろいろ応用が利きます。

3)救急アルミックシート \840
災害時用・救急アルミックシート 救急車で使われているサバイバルブランケット。金色を外側にすると体温保持、銀色を外側にすると断熱効果と使い分けられます。

4)レスQ隊 \4500
レスQ隊 LEDライト、携帯充電器,FMラジオの3役。
ヒモを引いて発電する方式によりコンパクトなので、持ち歩くにはオススメ。
蓄電しておいてから携帯に充電できる点が良い。
レビューはこちら

5)ケプラーロープ 10m \150/mぐらい? 
太さ2.3mmで、耐荷重250Kgのロープ。 標識ロープ(トラロープ)12mmと同じ強度を持ちながら、4g/m程度の重さしかない。 熱にも強い。
東急ハンズ(池袋、新宿は確認)で購入できる。

入手し易いのは、パラシュートコード(対荷重250Kg)
【冬の大放出フェアー開催中!!】BCB パラコード 15m グリーン

6)固形はちみつプロポリス \260
カレントハネープロポリス マラソン※0211 軽量・コンパクトで、疲れを癒すには最適

7)救急バンセット 献血するとくれるもの
 大1、標準サイズ4、小2が入っています。

8)防水フィルム 2枚入り \100(ダイソー)
50mm×72mmのケガ用防水フィルム。 ガーゼの上から貼るもの

9)滅菌ガーゼ(中) たぶんダイソーのもの
 5cm×7.5cmの滅菌ガーゼ
被災時は救急バンより大きなケガを負う可能性も高い。

10)靴ズレ防止パッド \430
靴ずれ防止パッド アソート マラソン※0211 帰宅難民で慣れない長距離を歩くには用意しておきたい。

11)油性マジック \100
メッセージを書いたりするのに、油性マジックはぜひ入れておきたい。 セット売りの非常持出袋には、あまり入っていませんが、ぜひ追加しておきましょう。

12)100円ライター :ひとつは入れておきましょう。

13)安全ピン : これも応用が利く物のひとつですね。\100

14)裁縫セット どこぞのホテルで貰ってきたもの

15)針金+ガムテープ。 :あると役にたつかも
 特にサバイバルブランケットは、軽いので風でばたつきますので、ガムテープで留めたほうが良いです。
針金は役立つ時もあるかもしれません・・・

16)コンパス : キーホルダーについていたコンパス部分だけがはずれたもの
以上。ボトルを含めて\12,522でした。 ボトル、レスQ隊以外は安いものばかりです。
※ミニリックは値段が判らないので計算外です。1500円程度でしょうか.

ちなみに、「ライトキャップ」ボトルのLEDテストしてみました。
晴天の日、11~17時まで充電。電池が切れる前に辞めてしまいましたが、6時間は明るさを保っていました。

ただし、このセットに入らなかったもの、入れなかったものがあります。
1)マスク : ポケットに入れておきたい。 被災時は防塵用として必須です。
過去記事は、こちらと,こちら

2)ホイッスル: キーホルダーなどに付けて、携行しましょう。
過去記事は、こちら
防災用品ホイッスル Eコール
3)ツールナイフ : ナイフはともかく、はさみなどあると便利、これも携行品
 私の愛用は、レザーマンマイクラ。 はさみも実用的、携行しても銃刀法違反にはなりません。
過去記事は、こちら
レザーマン マイクラ

4)ゴミ袋 45リットル、透明がベター かばんのポケットにでも入れておきましょう。
  火災時に空気を入れ、頭から被って避難する。
  雨具、敷布代わり。
もの・ゴミ入れ,トイレ代わりなどいろいろ用途はあります

5)大型バンダナ これもカバンのポケットなどに入れておきましょう。
ふろしき,三角巾、マスク、帽子、ストール代わりなど、使い方は様々。
  モンベルのビッグバンダナ(84cm角)程度の大きさなら、かなり使い道があります。
MONTBELL (モンベル) ビッグバンダナ

6)懐中電灯: これもキーホルダーに付けて携行したいです。
過去記事は、「オススメ携帯用LEDライト」 96時間連続点灯 重さ26g 
ストリームライト キーメイト

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February 12, 2006

GENTOS 3Wayライト

まだ紹介していないライトがあった事を思い出し、前の記事と同条件で撮影したものを紹介します。

GENTOS LED-CCFLゼノンハンディライト
このライトは、LED3灯、6灯、蛍光灯(冷陰極管)、バルブ(ゼノン球)と4つのモードで照らせます。
写真では判りませんが、LEDの照射パターンはかなり均一できれいです。
わりと好きなライトです。

電池は、単三 4本
電池寿命は、 3LED 80時間, 6LED 50時間, ゼノン 2.5時間, 蛍光灯 7時間

gentos蛍光灯モード
GENTOS3LED3LEDモード
GENTOS6LED 6LEDモード
gentoszeno ゼノン球モード

3 WAY SURVIVAL FLASHLIGHT シーザム 6000円
ヨドバシでは35% offでした。



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LEDランタン比較

前の記事でご紹介した、モンベルのLightCAP。
写真で紹介したものは照射範囲が狭かったので、水の量を変えて改めて撮影しなおしました。
(撮影時のホワイトバランスをAutoから屋内に変更)
ついでに手元にあった、LogosのLEDテーブルランタンとホームセンターで見つけた懐中電灯とランタンの共用タイプの写真も掲載します。

こうして比べるとモンベルのLightCAPは均一な光で好印象です。
キャップの内側部分が、白い樹脂なので光がきれいに拡散されるのでしょう。
それから、前の記事でLED数不明と書きましたが、1灯のようです。

このようにランタンや懐中電灯の類は、明るさだけでなく、光のムラなども実用性に大きく影響する事が判ります。
防災用に購入したものの、まだ使った事がないという方は、ちゃんと確認しておく事をオススメします。

LightCAPW000L LightCAP水なし。 
LightCAPW300L LightCAP 水300cc

LightCAPW700L LightCAP 水700cc

LightCAPW1000L LightCAP 水1000cc(満タン)

LogosLED1 Logos 弱モード(1灯)

LogosLED2 Logos 強モード(4灯)

OHMLED OHM 2WayLED


紹介した商品
ロゴス【LOGOS】 LEDテーブルランタン 単三電池 4本 4灯点灯で約60時間持続


2WAY LEDミニランタン 単四電池 3本 1灯 約50時間持続
GENTOSのOEM商品か?


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February 11, 2006

LEDライト付きボトル

ナルゲンボトルを使った防災セット、最近はよく見かけるようになってきました。
過去記事「会社の机に置いておく防災セット」でご紹介しました。
ただ、最小限の物しか入らないという課題もあります。

 ナルゲンボトルに使われている素材と同じポリカーボネイトのモンベルのボトルでおもしろい商品を見つけました。
LightCAP

 その名も「LightCAP」。商品紹介は、こちら
 名前が示す通り、1リットルのウォーターボトルのキャップ部分にソーラパネルと赤と白のLEDライトがついた商品です。
サイズは,高さ21.5cm 直径9cm。
高さはA4用紙の短辺と同程度ですから、机の下の引き出しにしまえると思います。
また、震災時帰宅支援マップと同じ高さですから輪ゴムでマップをボトルにつけてしまっておくのも良いでしょう。
赤と白のLEDランプが付いています。何灯かは不明(見えない)

 取説によると、直射日光で2時間充電して1時間点灯、赤色LEDでは3割増の時間点灯。
満充電には24時間の充電が必要で、8時間点灯。

ライトセンサー付きで、明るい所では点灯しません。

キャップ部を含めて完全防水だが、水に浸したり、食洗器にかけるのはNGのようです。

上の写真は0.9リットルの水を入れ、点灯した様子です。青っぽいですが、実際はもっと白い灯りです。
商品紹介の写真では、かなり広範囲を照らせているのですが、水の量のせいか狭い範囲しか照らしていません。
地図を読んだりするには充分な光量ではないでしょうか。

※追記:水を満タンにしてLEDを点灯したところ、新聞全体を照らすようになった。
ソーラパネルの大きさは5cm×5cm。 ちなみにバイオレッタソーラギアのパネルは5cm×11cm
効率が同程度のパネルと仮定すると、バイオレッタの約半分程度の充電能力と思われます。

水面が揺れると光が揺れて、ちょっと幻想的な雰囲気です。 密度の高いオイルなどを入れて使うとインテリアライトとしておもしろいかもしれません。

 水のおかげで柔らかな光になって、直視した時のまぶしさはありません。 雰囲気は好きです。

この大きさなら、最低限必要な物はボトルに入れておけるのではないでしょうか?
LightCAPredLightCAPwhite


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February 10, 2006

1枚の布4

さらし」が被災時に活躍するのではないかと考えています。
「さらし」って、ご存知ない方のために簡単に説明しますと、長さ10m、幅34cmの綿100%の布です。
価格は千円前後でしょうか?

任侠映画などでは、やくざが腹に巻いたりしてますが。和装ではいろいろ使われるようですね。

私は、学生時代椎間板ヘルニアになった事があるのですが、学生の身分を察してか「さらしを巻いてなさい」と言われ、おかげで手術する事なく直りました。
 ちょっと変わった小学校で、水着はふんどしでした・・・(救助し易いかららしい)

 という事で、同年代の男性の中では、さらしに縁があったと思います。

[被災時のさらしの使いかた]
1)包帯、三角巾として : 骨折などのおおけがをしても、この大きさなら対応できます。

2)手拭いとして :もともと手拭いは、染めたさらしを切ったものですから。 幅も手拭いと同じです。

3)腰痛防止バンドとして : 私は学生時代お世話になりました。
 着けるのは面倒ですが、腰痛の際は効果あります。 オススメします。
要するに、チャーシューをたこ糸で縛るみたいな状態な訳で、腰痛予防にも腰痛対策にもなります。

被災時は慣れない肉体労働をする機会も多いでしょうから、予防が大切です。
 こんな時にぎっくり腰になったら大変ですし、病院に行っても後回しになりますから。

4)ロープとして :縒ってしまえば、しっかりした10mのロープになります。

5)クラッシックパンツ! : 切って紐をつければ、越中ふんどしです。
 越中ふんどし、使った事ありませんが、祖父が愛用していました。
 最近、具合が良いと見直されているというニュースを聞いた事があります。

防災用品として売っている、紙パンツや変なデザインのパンツよりも、こっちのほうが使用感は良いかと思います。

 これ、女性でも良いのではないでしょうか? 避難所暮らしが長期化して洗濯ができるようになっても、パンツ干しておくの抵抗あるのではないかと思います。 紐を取ってしまえば、手拭いに見えて気軽に干せるのではないでしょうか?

両面テープと細引き(太さ2~5mm程度のロープ)があれば簡単に作れます。だいたい1m程度の長さですから、1反(10m)で10回分確保できるのでは・・・

6)生理用品がわり : よく知りませんが、布ナプキンというのがあるそうですね。 似たようなものでは?

以上。

 こんなに多彩な使い方のできる、さらしがあると被災時に便利そうです。
そんな事を考えている時に、東急ハンズの新緊急避難セットを見たら、「さらし」が入っていました。
さすが! 東急ハンズさん! 目の付け所が良いですね。

みなさんもぜひ非常持出袋に、さらしを1反加えてください。

ちなみに、私はかばんのパソコンを入れるスペースの下に、さらしを1反入れたいと思っています。
衝撃吸収財代わりになりそうですから。

さらし 月印 1227アップ祭2

東急ハンズオリジナル緊急避難セット2

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1枚の布3

「1枚の布」シリーズ第3弾です。最初の記事を書いてから、実際に風呂敷を買って使い始めました。
図書館で「風呂敷」の本も借りて、ちょっと研究しています。

防災を考えると大きな布を持ち歩くと便利、レジ袋を貰わないようにする為が主な理由です。
まだ地元でしか使ってません。(電車に乗るのは、まだ抵抗がある・・・)

主に駐車場から自宅までの自転車での移動に使っています。
カゴがないノーパンク自転車なので、結構便利です。 

「なぜ現代人は風呂敷を使わないのか?」について考えてみました。
1)服装(洋装)に合わない。 → 現代的な柄のものもある。

2)包むために広い場所が必要 
 和室の時代は、風呂敷をひろげて包むスペースがあったが、たとえばレジ前で風呂敷をひろげて商品を包むのは困難。

→畳み方によっては、立った状態でも使えそう。

3)頻繁に出し入れするのには適さない。
 かばんのように、何度も開いて物を出し入れするのはめんどう。
 ちなみに風呂敷バッグという使い方もあるのですが、オヤジが使っているとキモイ。

これらの問題点を解消すべく、試しているのですが、金具と平ロープを使うと使い勝手は良くなっています。
この使い方は、後日ご紹介したいと思います。

[過去記事]
1枚の布+α=いろんな事
1枚の布

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February 09, 2006

気になるスロースリップ現象

防災科学研究所は、東海・東南海地震の想定震源域でスロースリップ(ゆっくりすべる)現象が、2006/1/7~2/13にかけて観測されたと発表した。 この現象は2001年にはじめて確認され、たびたび発生しているが、今回のように広範囲で観測されたのははじめてのようだ。 
 南海・東南海・東海地震の連動性を解明する上で重要な観測データになると見ている。
発表内容はこちら

 発表では、東海・東南海地震の前兆現象を示唆する内容はないが、スロースリップについて少し調べてみたところ、2003年にこの現象が確認された際に「動きが加速したら東海地震につながる」という意見も出ていたようだ。

 また、2002年10月の日経サイエンスでは、「どうなる東海大地震:3つの異変が示す早期発生の可能性」として、防災科学研究所の松村氏が寄稿しており、この中で以下の3つの異変を指摘している。

 (1)東海地震が起こると想定される震源域での地震活動の低下(静穏化)
 (2)浜名湖直下のプレート境界で進行する地震動を伴わないゆっくりとしたすべり(スロースリップ)
 (3)太平洋に突き出た静岡県御前崎の沈み込みの停滞

 この記事の中で、この異変から東海地震の発生時期を2004年~2006年と見積もっている。
他の研究者も2010年まで予測しているそうだ。

 理屈としては、地下のすべりやすい部分は徐々にすべる(スロースリップ)によりエネルギーを開放するが、すべりにくい場所(アスペリティー)は動かず、歪が蓄積している。この歪が限界を超えた時に大地震が発生する仕組みのようだ。

 いつ起こってもおかしくないと言われている、東海・東南海地震。 改めて装備の点検をしましょう!

耐震偽装問題の追求も大切でしょうが、被害の大きさから言えば、浜岡原発の地震被害のほうが重要なはず。
野党の方も話題になっている問題ばかり追及せず、この問題も真剣に追及していただきたものです。

 首都圏の方は、「東海・東南海地震なら東京も揺れるだろうがたいした被害も出ないだろう」と思われるかもしれない。

 しかし、浜岡原発がこのアスペリティーの上にあるのではないかと懸念する声もある。浜岡原発で被害が発生し放射能汚染が広がれば、大変な状況になると思います。

 地震の被災者になるかもしれないと、非常持出袋を用意されている方は増えたと思いますが、同時に放射能汚染の被害に遭うかもしれないと考え、それに対して備えている方はいらっしゃるでしょうか?

 私は、完全防御するためにはお金が掛かるので、減災の考え方で対応を考えています。
1)マスク NBC対応のマスクにより、放射性物質の吸引を減らす。
エアーエイト・エマージェンシーマスク(火災・SARS・鳥インフルエンザ対策用)  

2)浄水器: 鉛・水銀・農薬まで除去できる浄水器を使う。
 SafeWater Anywhereという商品を持っているのですが、今は国内で販売していないようです。
 逆浸透膜浄水器は、放射性物質も完全除去できるようですが、携帯用は見当たりませんし高価ですね。
  
  今お持ちの携帯用浄水器は、何が除去できるのかちゃんと理解しておく必要がありますね。

万が一、東海地震発生&放射能漏れなどになった場合は、
なるべく外にでない、雨に濡れない、雨水を飲まないなど注意が必要ですね。

 
 

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February 06, 2006

和室の家具転倒防止2

週末帰省して、実家の耐震対策をしてきました。
10日程前の記事「和室の家具転倒防止」で紹介しましたが、和室に置いた家具の危険性を実感しました。

 家具の背面下部は壁にぴったりついているのに、背面上部は1センチ程壁から離れている状態でした。
畳みの柔らかさで、既に前に傾いているのですね。

上下連結部を金具で連結し、上部を鴨居にL型金具で固定してきました。

 前回記事で紹介した、L型金具を畳みの下に入れパソコンラックを固定する方法は、結構有効なようです。
しっかり固定されたようです。 脚が細いラックの場合は、下に板と耐震マットを入れるとさらに安全です。

また、柱にSV片サドルをネジ留めして、タイラップ(結束バンド)で固定する方法も、手軽で良い感じに固定できました。 SV片サドルが若干柔軟性がありますので、衝撃を吸収してくれる事も期待できそうです。

家一件分の耐震対策となると、全て耐震グッズを使うと結構な費用になると思いますが、寝室や避難路などは重点的にしっかり対策を行い。 それ以外のところは、家具の上の荷物との間にスベリ止めマットを敷く、タイラップで固定するなど、手軽で安価な方法でもだいぶ減災になるのではないでしょうか?

家具に突っ張り棒を付けて安心せず、「これが落ちたらどうなるか?」と考えて、減災対策を積み重ねて安全度を高くしていくという考えが良いように思います。

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February 02, 2006

大型レスキューロボット

PCWatchでこんな記事を発見しました。
テムザック“援竜”、新潟県で雪害対策性能テスト

 テムザックの大型レスキューロボット「援竜」で屋根の雪を除去したり、雪に埋まった車を移動させるという実証実験の様子を紹介した記事です。

この、「援竜」6mの腕を2本持ち、全高約3.45メートル、全幅約2.4メートル,(左右腕部全開長約10メートル)、重量約5トンの世界最大級のロボット。 2004年3月には公開されていたようですね。知りませんでした。

有人操作の他、遠隔操作もできるようです。

nunotohimo1

 近い将来、災害現場でこのようなロボットが群れをなして、人命救助やガレキ除去する姿が見れるかもしれませんね。 その頃には、自衛隊のロボット部隊ができているのでしょうか?

実用化に向け、がんばってください。
でも、軍事目的に転用するような国に輸出しないでくださいね。

マネーゲームに興ずる青年実業家になるより、子供の頃に見たアニメのロボットを、社会に役立てようと、真剣に取り組む青年が評価されるような社会であって欲しいと思います。

こんなロボットが実現するのを見て、技術系に進みたいと思う子供が増えると良いな。

大型レスキューロボット「援竜」のサイトは、こちら

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February 01, 2006

神戸の復興

「復興10年神戸の闘い(自治体・学校の緊急災害対応)」 金芳 外城雄著 日本経済新聞社 を図書館で借りて読みました。

 当時教育委員会に属していた著者が自治体・学校の立場から、阪神淡路大震災から10年間の復興への歩みについて書いた本です。

被災者の立場から書いた本は、数冊読みました。 自治体・避難所となった学校の立場から書かれた本、そして10年間の復興の過程について書かれた本を読んだのははじめてでした。

また、この本にはCD-ROMがついており、統計資料や「目で見る震災対応」など、動画やプレゼン資料も提供されています。

震災後10年の過程を知るには、具体的で良い内容だと思います。

被災していかに生き残るかも大切ですが、その後生活を立て直し、街を建て直す事の大変さを感じました。

著者の座右の銘にしている「危機管理5訓」を抜粋してご紹介します。
昭和61年の後藤田官房長官の訓示だそうです。

 1)省益を忘れ国益を思え。
 2)嫌な事実、悪い情報を報告せよ。
 3)勇気をもって意見具申せよ。
 4)自分の仕事でないと言うな、自分の仕事であると言って争え。
 5)決定が下ったら従い、命令は直ちに実行せよ。

 この訓示が役所や自治体で継承され続けている事を望みます。

復興10年神戸の闘い―自治体・学校の緊急災害対応
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