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March 31, 2006

1週間エレベータに閉じ込められたら

3/30日本テレビ系「きょうの出来事」で、地震についての特集がありました。
内容の概要と感想をご紹介します。

1)緊急地震速報の紹介。
 昨年の宮城県沖地震では、16秒前に速報が出た。 1年後の一般への情報提供を検討中。

2)エレベータの閉じ込め被害
 政府防災会議での首都直下型地震での被害想定では、 30万基が停止。12500人が閉じ込め被害に。
 昨年千葉沖地震では、都内で6万4千基が停止した。

 [エレベータ内で被災した場合の対処方法] 防災ジャーナリスト)渡辺 実 氏談
 1)ゆれを感じたら、全ての階のボタンを押す。
 2)床に座り体力を温存しつつ、壁をたたくなど助けを呼ぶ。階の途中の場合は、ドアは中からは開かない。
 3)停電の場合は、携帯電話を灯り代わりに使える。
   しかし、一斉に使うと同時にバッテリーがなくなってしまう可能性があるので、交代で使うようにする。

 なお、渡辺氏の話では、首都直下型地震の場合は、数日から1週間閉じ込められる可能性があるそうです

以上が番組の内容でした。

数日から1週間閉じ込められる可能性というのは、ショッキングですね。
まして、停電で真暗な中この状態が続くというのは、恐ろしくありませんか?

ほんの少しの防災用品を携行する事で、多少なりとも楽な状況になるのではないでしょうか?

1)灯り LEDライトを携行しましょう。 私がキーホルダーに付けているライトは、96時間持ちます。
 予備電池も持っているので、192時間8日間点灯できるはずです。

2)ホイッスル: 壁をたたくよりは、ホイッスルが良いと思います。

3)ビニール袋: 数日以上となると、トイレは避けて通れない問題です。
 音や臭いの問題は残りますが、せめて垂れ流さないために、ビニール袋くらいは欲しいですね。

4)簡易食料、水
 カロリーメイトや飴の類でも、かばんに入っていれば、多少はしのげますね。
 同様に500ccのペットボトル1本あれば、命が助かるかもしれません。

5)エマジェンシーブランケット
 冬に停電したエレベータ内なら、寒さは辛いはずです。

最低限、これだけあれば、だいぶ状況は違うと思います。
ちなみに、私の装備で定価で5000円程度。 ある程度は100円ショップでも揃えられます。
でも・・ライトはしっかりした物がオススメです。
右側の検索窓から「ライト」で検索してください。 幾つかテストレポートがあります。

[関連過去記事]
緊急地震速報関連
緊急地震速報
揺れる14秒前速報していた

エレベータ関連
エレベータの地震対策
エレベータ地震対策のジレンマ
エレベータでの被災
東芝エレベータ災害時対応を見直し
地震に対する都市のもろさ
ドスペ「巨大地震は必ず来る!!」

携行防災品関連
これは良いかも! 袋になるひも
お勧め携帯用LEDライト
常時携行品2:ホイッスル
LightCAP防災セット

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東京都首都直下型地震被害予想

東京都は3/28に「首都直下地震による東京の被害想定」(最終報告)を発表した。
なお、本年2月に中間報告が発表されており、その時の内容はこちら

最終報告で追加された内容は、以下のとおり
○屋内収容物の転倒・落下等による負傷者数
○ブロック塀等の転倒による死傷者数
○落下物等による死傷者数
○交通被害による死傷者数
○橋梁・橋脚の被害
○細街路の閉塞状況
○緊急交通路の渋滞区間延長
○橋梁・高架橋の被害
○港湾施設被害
○空港施設被害
○各ライフラインの復旧
○発災後の避難者数の推移
○主要なターミナル駅別発生数
○災害要援護者
○自力脱出困難者
○震災廃棄物

報告の概要は、以下のとおり
<地震動>震度6強は、東京湾北部地震で区部東部を中心に発生する。

<建物被害>
建物被害は、東京湾北部地震、多摩直下地震でいずれも規模(M7.3、M6.9)を問わず、区部の木造住宅密集地域を中心に発生する。

<人的被害>
人的被害は、死亡は火災を原因とするものが多く、負傷は建物倒壊及び屋内収容物の転倒を原因とするものが多い。

<交通被害>
道路や鉄道の橋梁などの被害は区部東部の震度6強のエリア内で発生する。
鉄道はほとんど一時運行停止し、また緊急交通路の渋滞も発生する。

<ライフライン>
ライフラインは、東京湾北部、多摩直下地震を問わず区部東部に被害が多い。

<避難者>
避難者は、発災直後より、ライフラインの停止などの影響の出る1日以後にピークを迎える。

<帰宅困難者>
鉄道等の運行停止により、大量の帰宅困難者が発生するとともに、ターミナル駅に乗客等が集中し、混乱する。

<エレベーターの閉じ込め>
エレベーターの閉じ込めが都内全域にわたり発生する。

<人的被害(風速6メートル/秒)冬の夕方18時の場合(ワーストケース)>

東京湾北部地震M7.3では、約5,600人が死亡し、約159,000人が負傷。

中間報告に比べて、人的被害の数は少し増えているようです。

この最終報告は、190ページに及ぶ資料で、手法編には算出根拠が示されている。
ざっと見た感じでは、考慮されている事/考慮されていない事が、それぞれあるようです。
いちどじっくり読んで、気付いた事をお伝えしたいと思います。

他の地方公共団体でこれだけの調査が行われているかどうか知りませんが、かなり力作という印象です。
これだけ詳細の被害想定を算出し、公開される事はとても評価できます。

この調査結果を受け、具体的のどのような対策を取るのか、過去の対策の実施状況なども公表していただきたいものです。

帰宅困難者になる可能性のある方も、この資料を見る事によって、帰宅計画の変更や代替ルートを検討する必要があるかもしれませんね。

漠然と帰宅支援道路を歩いて帰れば良いと考えておられる方も多いのではないでしょうか?
該当する帰宅支援道路の経路には、どのような被害が想定されているかを把握する事も大切だと思います。

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March 28, 2006

やはり体育館の床は冷える

救急救命講習を受講した話を昨日書きましたが、8時間の講習は本所防災館の5階にある体育館でした。
8時間硬く冷たい床に座っていたら、腰が痛くなってしまいました。

もう桜が咲く季節で、しかもビルの5階の体育館。 一般の学校の体育館で寒い季節に長期間避難生活を体験する事になったら、かなり辛いだろうと実感しました。

避難生活に備えて、マットの類も結構大切なんだと感じましたので、今回はマット関連をご紹介します。

これから花見の季節ですが、結構冷えますよね。 花見やアウトドアでも活躍するのではないでしょうか。

安価で手軽な方法から・・・

1)ダンボール・新聞紙
この程度でもないよりはあったほうが、良いでしょうね。 でも嵩張りますね。

2)保冷バッグ
 よく要冷蔵の食品などを買うと、これに入っていますね。
これを座布団代わりにすれば、結構違うと思います。

家にストックがあったら、家族分持出袋に入れておきましょう!

保冷バッグ L

3)パズルマット
一般名称がなんというのか判らないのですが、バスマットのような素材で組み合わせて使うことのできるマットやカーペットが、ホームセンターで売っていますね。 これもアリかと思います。
100均でも売っていますね。

 これも嵩張りますね・・・

余談ですが、我が家では結構キッチンマットが汚れてしまうので、カーペットタイプのこのマットに替えました。
汚れたら目立たない場所に移動したり、部分的に交換ができるので、結構気に入っています。

 【0603激安】キッズパズルマット1セット「生き物」10枚入

4)アウトドアザブトン
今は、各アウトドアメーカから出ている折り畳み式のザブトン。
収納サイズは、約9×27.5×厚さ4cm で、重さ約40gなので、行楽などでも重宝すると思います。

5)アウトドア用座椅子
 アウトドア用の座椅子って、けっこう座り心地が良いのです。

 地震の時は、頭にかぶれば防災頭巾代わりにもなりそうです。
 脇のストラップをはずせば、短いマットにもなりますので、寝るときも腰から上のマットとして使えます。
【Point2倍 4/3 9:59迄】キャプテンスタッグ FDチェア・マット ブルー[0325アップ祭2 0330アッ...

6)サーマレストマット+トレッカーチェア
もう10年以上使っているでしょうか。 キャンプ用のエアーマットを椅子にするオプションです。
座り心地が良く、一時期家の中でも使っていました。

 カバーをはずせば、キャンプ用のエアマットですから、寝るときも快適です。
昔から車の中の常備品です。 

 防災用品としては嵩張るし、値段も高い、でも私はこれを持って行きたい!

特に腰痛持ちの方にはオススメ。 すごく楽だと思います。

【Point2倍 4/3 9:59迄】THERMAREST(サーマレスト) トレッカーチェアー25[0325アップ祭2 0330...

サーマレスト トレイル(レギュラー) 30625

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March 27, 2006

守りたい命を守るためには

地震災害時多くの人が死傷者が出る中で、救急車の到着は期待できません。
運良く病院についてもトリアージされて治療が後回しになる可能性も高いです。

そんな時,命やケガの程度を左右するのが、応急手当の有無です。

8年ぶりに、上級救急救命講習を受講してきました。
8年も経つと救急救命の方法も変わるんですね。 知りませんでした。
 
 たとえば昔は、心臓が動いているかどうか脈をとって判断していましたが、今は循環の確認(呼吸・咳・体動)があるかどうかで判断するようになったそうです。

心肺蘇生法も漠然とは覚えていましたが、細かな手順や回数などすっかり忘れていました。

正直言って、1年後そのような場面に遭遇した時に、どの程度正確にできるか自信ありません。
そこで、こんな商品を見つけました。
「救急バンダナ」 54cm角のバンダナで、心肺蘇生法の手順がイラストで書かれています。
350円。 販売は東京救急協会
大人用と子供用があります。
小さいですが、三角巾代わりにも使えるので携行防災セットに入れておきます。

講習会では、人口呼吸用のマスクと三角巾が配布され、実習で使用しました。
今は感染症への対策が重視されていて、人工呼吸用マスクがなければマウスtoマウスの人工呼吸はやらず、心臓マッサージだけやるような状況になっているようですね。
 同様に止血の際も感染防止手袋かビニール袋などを必ず使うそうです。

 感染防止手袋を用意するのは大変ですが、ビニール袋なら防災セットに入っています。
止血の際には、必ず使いましょう。
 私の場合は、「袋になるヒモ」1mを携行しているので、これが使えると思いました。
このヒモ100円の割りには、いろいろ応用範囲が広くてオススメです。 

三角巾は、止血や骨折など応用範囲が広いので、包帯よりも三角巾を非常持出袋に入れておきたいですね。
ちなみに三角巾は、幅105cmの正方形の木綿の布を対角線で切った物です。

 ふろしきでは、三巾というサイズに相当しますので、三巾のふろしきがあれば三角巾の代用になると思います。 なお、清潔さも大切ですから、別途滅菌ガーゼなど用意して三角巾代わりに使う場合には、傷口にガーゼを当てるべきなのでしょう。

 地震の際には、搬送法も役に立ちそうです。
 一人で移動する場合、複数で移動する場合,毛布を使った方法など役に立ちそうです。

守りたい人の命を守るため、症状を悪化させないため、苦痛を軽減するために、救急救命講習の知識はぜひ覚えておきたいものです。 

 特に小さなお子さんをお持ちの方は、ぜひ知っていただきたいです。
子供のめんどうを見るために、講習会に参加する余裕などない方も多いと思いますので、参考になるサイトをご紹介します。

枚方寝屋川消防組合「応急手当」 救急救命法のテキストをほぼカバーした内容です。

東京救急協会「応急手当」 AEDの使い方を動画で紹介するなど、動画と手順が判り易い。

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March 25, 2006

原発耐震指針不備

志賀原発2号機は耐震性に問題があるなどとして、運転差し止めを求めた訴訟で、金沢地裁は運転差し止めの請求を認めた。

二階堂経済産業相は、「まだ一審であり、すぎに運転を止めるという事はない」とのコメントを出しているようだ。
経済産業省の原子力安全・保安院は「現行の審査基準でも耐震性は確保されている」と反論している。

原子力安全委員会は5年前から耐震指針検討委員会で議論しているが、いまだに何の成果も発表されていないようだ。

いくつか感じた事があります。

1)裁判での判決というのは、時代の鏡のような一面があると思っています。
 金沢地裁が、「運転差し止めの請求を認めた」のは、大震災発生の不安と耐震偽装問題などから生じた今までの耐震対策に対する信頼が揺らいだ世相を反映しており、よい方向だと思います。

2)25年以上前から東海大地震発生の懸念から地震に関して多くの予算を割いて研究され、阪神大震災や福岡西方沖地震など想定されていなかった地震も実際に起きている状況の中で、地震で被害が発生すれば大きな二次災害を生む可能性の大きい原発の耐震設計指針が1978年に制定されてから、一度も改訂されていない事に驚きました。

どのような被害想定で指針を策定するのか、長々と議論する前に最低でも阪神淡路大震災のM7.3クラスの直下型が発生した場合の被害想定と相当の耐震指針が、どうなるのかを検討すべきなのではないでしょうか。

3)原子力安全委員会は5年前から耐震指針検討委員会で検討しているが、成果が上がっていないのも疑問です。
まるで、委員会を作って「ちゃんと検討しています」という姿勢を見せるためだけの委員会なのではないかという印象を受けます。
こちらで、委員会の議事録や速記録が公開されていますが、速記録を斜め読みすると「ぬるい会議しているな」という印象です。

耐震指針検討分科会の設置の目的を見ると、「最新知見等を反映し、より適切な指針とするために必要な調査審議を行う」とされています。

具体的な目標も成果を出す目標も設定されていない、問題解決にならない委員会との印象を受けます。

 中央防災会議の専門部会のほうが、より具体的なテーマ設定で短期間に成果を上げていると思います。
どんなに優秀な専門家を集めても、具体的な方向性や目的のない場では、良い結果は得られないのではないでしょうか。

今後も裁判は続くと思いますが、これをきっかけに国民の関心が高まり、耐震指針に対して適切な改善が行われる事を期待したいです。 今後も注目したいと思っています。
 
ちなみに私は、電力需要から原発が必要であれば否定はしないが、安全はきっちり確保して欲しい。
同時に電力の効率利用や省電力には積極的に取り組まなければならないと思っています。

もうひとつ・・・
 日経夕刊のこの判決に対するコメントに、溝上恵東大名誉教授が「科学的な問題司法判断疑問」とのコメントを寄せています。「地裁の裁判官が高度な科学的問題を判断できる能力があるのかは疑問が残る」との判決に対して否定的な意見ですね。
 溝上教授の著作をアマゾンで調べてみると、「徹底検証 東京直下大地震」の著者による本の紹介では、
「東京直下大地震は必ずやって来る!・・中略・・迫る危機を迎え撃つための警告と救済の書。あなたは、生き残ることができるか? 。」 といった紹介の仕方をしています。 

 不審を抱いてしまいます・・・ まあ、力関係とかあるんでしょうが・・・

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March 23, 2006

エレベータの地震対策

3/20 NHK「元気列島」で、エレベータの地震対策の最新状況について紹介していました。
普段見ない番組なのですが、「耐震」「地震」などのキーワードで録画するように設定しているので、録画されていました。やっぱりこの機能便利!

昨年、福岡県西方沖地震や足立区で震度5弱をを記録した千葉北西地震では、都会の多くのエレベータが停まり閉じ込めの被害に遭われた方なども出ました。
いづれも休日だった訳ですが、平日出退勤時間での出来事なら大変な被害が出たでしょう。

 その後、エレベータ業界や国土交通省で対策を進めていました。
最大の問題は、サービスエンジニアが点検しないと、エレベータが再稼動できない事でした。

最新のシステムでは、自動的に点検し、30分以内に再稼動できるようにするそうです。
1)震度5を検出すると、最寄階に自動停止
2)防犯カメラから有人かどうかを自動認識して、有人ならブザーで降りる事を促す。
3)自動的にワイヤーロープのからみをチェック。
 ワイヤーがこすれると異常音が発生するので、これをセンサーで感知する。
4)安全確認されると、自動的に再稼動。

このシステムは10月から実用化されるそうです。

しかし、どうなんでしょう・・・
早期に自動で再稼動する仕組みも大切だと思いますが、最大の問題は「閉じ込めの発生」のはずです。
地震を感知し、最寄階に自動停止するエレベータも増えていますが、対応していないエレベータが多いのも事実です。 
 エレベータ会社は、ビルオーナーに対して最新の装置のついたエレベータを提案するなどの活動を行っている事でしょうが、古いビルなど経済的に交換が困難なビルも多いと思います。

マニュアル操作で、数メートル移動して最寄階でドアを開けるようにするなど、サービスマンでなくとも消防やビル管理者が操作できる仕組みが必要だと思います。

 そのための助成金を国交省が出して進めていただきたいものです。

エレベータからの救出とエレベータの再稼動は別問題として、それぞれ対策が必要ではないでしょうか。

そして、福岡の地震では災害拠点病院のエレベータが停止し、サービスマンが他所のエレベータの対応に時間を取られ、病院のエレベータの復旧に2.5時間も掛かり、必要な検査ができず診療に支障が出たとか。

災害拠点病院など公共性の高い場所は、優先的に対応するなどの対応マニュアルも必要ではないでしょうか?

直下型地震では、あまり効果が期待できませんが、緊急地震速報によって揺れが来る前にエレベータを停止する仕組みも実用化間近と聞いていますが、私はこの技術に期待しています。

将来、自動点検機能により30分以内に再稼動したとしても、大きな地震の場合は決してエレベータを使わないでください。 余震の恐れがありますから・・・

 地震はいつ起こるか判りません。
 あなたがエレベータに乗っている時地震が来たら、どうしますか? 数時間閉じ込められたらどうしますか?

 水は?食料は?トイレは?灯りは?・・・

 私は、
 水は、時々持っています。
 食料は、固形ハチミツか貰い物の小さな羊羹を持っています。
 トイレは、「袋になるひも」を、約1m持っています。 ついでに風呂敷が目隠し代わり。
灯りは、96時間連続点灯可能なLEDライト+予備電池を持っています。

 とりあえずしのげると思いますが、満員のエレベータでの中での停止だけはカンベンして貰いたいです。

 参考までに、先日東京都が発表した首都直下型地震での被害想定の中にエレベータの閉じ込めの被害想定も含まれています。 都内14.5万台のエレベータで閉じ込めが発生するのは、

 ・東京湾北部地震M6.9 の場合、約7500台,M7.3 では約9,200台
 ・多摩直下地震M6.9 の場合、約6,800 台、M7.3 では約7,700台

 これだけの閉じ込めが発生した状況で、民間の限られたエレベータサービスマンが、どの程度活動できるか疑問です。 当然サービスマンにも被害者はいるはずですし、日々エレベータの中で危険な作業をしているサービスマンは被害に遭う確率も高いのではないでしょうか?

[関連過去記事]
ドスペ「巨大地震は必ず来る!!」 エレベータ脱出法と、エレベータ関連過去記事へのリンク。

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March 22, 2006

1年経ちました。

福岡西方沖地震の翌日に始めたこのブログも、1年経ちました。
福岡ではいまだに仮設住宅にお住まいの方もいらっしゃるとか、早く日常が取り戻せる事を祈ります。

 この1年でも国内外でさまざまな災害がありました。
そして過去の教訓を活かして、防災面でもいろいろな進歩があった1年だったと思います。

1年で約18万ものアクセスがありました。 ありがとうございました。
これ程のアクセスがあるとは思ってもいませんでしたし、防災への関心が続くとも思っていませんでした。 背景には多くの災害が発生した事があり、複雑な思いもあります。

自分で防災について調べた事、関心を持った事を綴ったブログですが、少しでも防災意識の向上や防災対策にお役に立てたら、さいわいです。

 この1年防災について私自身多くの事を学ぶ事ができましたが、感じた事が二つあります。
ひとつは、具体的なイメージを持つ事の大切さ。 どのような被害になるのか、被災後どんな困難があるのかなど、具体的なイメージを持ち、それに備える事です。 特に自助・共助の大切さを感じます。

 もうひとつは、地震を除く自然災害について。地球環境の破壊は深刻でその影響は出始めています。
もう止める事はできないのかもしれません,人類の活動が原因と断定できないかもしれませんが、「今できる事はやるべきだ」と思うようになりました。

徹底的に生活を変える事はできないと思いますが、日々の小さな判断の中で「これは環境にとって良いか?」という基準を入れて改善したいと思います。

残念ながら、「明日は我が身」の生活は続きます。どんなに備えをしても安心完璧と思える日は来ないでしょうが、減災を積み重ねていく事が大切だと思いますので、今後もこのブログでいろいろお伝えしたいと思います。

 いつも読んでいただいているみなさま、ありがとうございました。そして、今後もよろしくお願い致します。

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March 19, 2006

1枚の布5

3/18日本テレビ系「世界一受けたい授業」にマータイさんが出演されていました。
もちろん、「MOTTAINAI」の話です。

そこで、「1枚の布」シリーズも最近記事にしていない事、使い方を後日紹介すると言っていたのを思い出しました。

 今回は、日常での風呂敷の利用方法をご紹介します。

 仕事ではカバンは必需品ですが、プライベートでは両手が空いているのが好きなので、バッグもヒップバッグなどが好き。 そして必要以上に大きなバッグを持つのも好きではない。

 こんな感じですので、買い物をするとどうしても店で袋を貰ってしまいます。 カバンがある時は、袋に入れてもらわずそのままとか、シールを貼って貰います。

今は、レジ袋を貰うのは気が引けますので、風呂敷を使いはじめました。
私が使っている風呂敷は、「いせ辰」の紺の矢餅という柄、サイズは幅90cmです。
いせ辰 ふろしき 矢絣

 日常生活ではこのくらいが使い易いようです。対角線が132cmくらいになるので、半分に折ると66cm。
A4サイズの長辺が30cm弱ですから、A4程度の物を入れて、結ぶのに丁度良いサイズです。

前々回書きましたが、日常生活で風呂敷を使う大きな問題として、立ったまま包むのが難しい事をあげました。
立ったまま包めて、バッグ風に見える包み方はないかと考えて、ベビースリングに使うリング(ステンレスの輪2個)を使った包み方を考えてみました。包み方は以下の写真のとおりです。

最後にリング2個を通して、上のリングの外側から下のリングの内側に入れると固定されます。
furo1furo2furo3furo4furo5furo6


少しアレンジすると・・・
furo7furo8


ふろしきを、人工皮革の端布にすると・・・
furo10 これ、端布は700円だったのですが、ロック縫いして貰ったら2000円も掛かってしまいました・・・


こんな感じで、レジ袋を貰わないために「ふろしき」を日常生活に使うようになってきました。

 ところで、ここは防災ブログなのに何故こんな事をご紹介するかと言うと、「防災用品として、大きな布は応用範囲が広い」からです。 包む/防寒/敷く/雨・風よけなど、いざという時はいろいろ使えます。
江戸では、大きな風呂敷の上にふとんを敷いて寝て、火事になったら布団と家財道具を放り込んで、逃げられるようにしていたという話を聞き、防災用品として優れているかもと思った次第です。

 そして環境問題は自然災害の原因とも言われていますし、環境に良い事を心がけたいと思っています。

ついでに・・・、昨年から夏は手拭い使っています。今はデザインも豊富で、吸水性も良いので、便利です。

[過去記事]
1枚の布
1枚の布+α=いろんな事 布と紐
1枚の布3 ふろしき
1枚の布4 さらし

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March 17, 2006

木造住宅の安価な耐震対策

東京都は、昨年10月から木造住宅の耐震改修の実施例や地震から身を守る装置のアイディアを募集し、評価を行った。
 その中で選ばれた31作品が3/24~3/30まで都庁で無料で公開される。
 なお、無料の耐震相談も行われるそうです。 詳細はこちら

 内容は、パネルや筋交いを使った耐震補強や屋内に設置するシェルターなど。
3/15のニュースで、屋内シェルターの実験画像を流していたが、2階建ての家が倒壊しても、1階に設置したシェルターだけは、しっかり残っていました。 これは100万円でできるそうです。

耐震補強工事も、多様な工法があり、安価なもの、日常生活を続けたままできるものなど、様々なニーズに対応できるようになったようです。

 耐震補強工事を検討したいが、費用をはじめいろいろ制約があると悩まれている方は、良い機会ですのでご覧になってはいかがでしょうか?

できれば私も見に行ってみたいと思います。

耐震補強を売り文句にする悪徳リフォーム業者も多く、二の足を踏む方も多いと思いますが、このように行政が専門家により評価をしたものを紹介する場を作る事は、耐震対策の活性化を図るうえで大切な事ではないでしょうか?

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March 16, 2006

住宅購入:関心は安全・安心へ

住宅購入の際、安心・安全への関心が高まっているようだ。
不動産ポータルサイト「HOME'S」を運営するネクストが実施した、25~59歳の住み替えの意向がある方1029人へのアンケート調査で以下の結果が出た。

1位: 欠陥住宅・手抜き工事事件(60%)
2位: 建築予定地・周辺の地盤の強度(52.8%)
3位: 住宅の耐震強度、耐震性能(50.0%)
4位: 防犯対策(43.7%)

 耐震偽装問題や地震災害などの事件が多発した後だけに、納得できる結果です。
価格や見た目に惑わされず中身を評価するようになった事は好ましい事ですし、これを受けて住宅供給をする業界も高品質の住宅を適正価格で販売する方向に向かうと良いと思います。

ヒューザーのマンション販売の姿勢は許される事ではないと思いますが、広くて安いマンションが売りで成長してきた訳で、選ぶ側が品質に対する関心が低かった事が背景にあるはずです。

公表された数値が偽装されていては防ぎようがないかもしれませんが、選ぶ側が必要な知識を得て、正しい評価ができるようになりたいものです。
 そして、行政や業界は知識の啓蒙と情報提供に積極的に取り組んでいただきたいと思います。

これから住宅購入をお考えの方は、以下の過去記事とリンクを参考にしてください。
「表層地盤のゆれやすさ全国マップ」公表

20万分の1シームレス地質図 :たいへんすばらしい試みだと思いますが、「ここの地盤は○○層です」と言われても素人にはピンとこないのが本音です。
地質毎の説明などもあるとありがたいです。

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緊急地震速報

以前から注目していた、気象庁の緊急地震速報のシステムが、今年の夏から一部機関で運用開始になるようです。

 3/15気象庁で開催された第4回「緊急地震速報の本運用開始に係る検討会」が開催され、平成18年夏から特定利用者向け先行提供を開始し、一般利用者には来年から本運用を予定する事が決まった。

平成16年2月より、さまざまな分野での試験運用を行ってきたが、「内容について周知されていれば、混乱なく利用できる」という評価だったようだ。

なお、このシステムの通知の基準は震度4以上の揺れが予想される地域。

なお、本運用に向け広報活動による周知や運転中のドライバー向けなど利用シーンに応じた「利用の心得」を作成する予定のようだ。

 たとえば、ラジオを付けているドライバーは速報の情報を聞き、ブレーキを踏んで停まろうとするが、後ろの聞いていないドライバーにより追突事故が発生する可能性があるなど、速報によってパニックや事故が発生するのを防ぐための処置。

電車でも車内の乗客には、緊急地震速報により緊急停止をする事を車内アナウンスするが、ホームにいる客はパニックでホームから落下するなどの事故が発生するのを防ぐために通知しないといった使い分けをするようだ。

この緊急地震速報のシステム。一般に理解され普及すれば、その減災効果は大きいと思いますので、さまざまな課題を解決して、実用的な運用ができるレベルに仕上げていただきたいですね。

そして、利用する私達は速報の通知から大きな揺れがくるまでの数秒から数十秒の短い時間で、いかに行動すべきか訓練もしくはイメージトレーニングを行い、その時に適切な行動が取れるようにしたいものです。

 防災の日の5分間は、全国民が速報を元に行動する訓練の時間にできないものでしょうか?

日本での運用方法が確定したら、世界各国にそのノウハウを提供して欲しいですね。

[過去関連記事]
インターホンから緊急地震速報
揺れる14秒前速報していた
液状化の影響TBS特番での紹介内容

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March 13, 2006

マンション自治会で備えたい物2

前回、「マンション自治会で備えたい物」では、救助・連絡(通信)に関する物をご紹介しました。

私の考えは、個人で備えられる物は備える。「自助」
 助け合いに必要な物・共通の重要課題については、「共助」で自治会として取り組むべきだと思います。

 自治会の備えというと、水や非常食の備えをして欲しいという要望も多いと思いますが、各戸によって家族の数も住人の年代や嗜好や食事の制限などもあり、不公平感なども高いでしょうから、備蓄水や備蓄食料については各家庭で備えるべきものではないでしょうか?
有効期限のあるものですから、買い替えも必要です。 コスト的にも大変ではないでしょうか?

それよりも、共同で使用できるポンプや大型浄水器、給水拠点から水を運ぶためのリヤカー、雨水保存タンクなどを備えるべきではないでしょうか。
最大333人分の給水対応!トランク式浄水器TKM-1000Tトランク型浄水器 最大333人分

 また、被災時はエレベータが使用できませんので、上層階に住む方は水を階段で運ぶのも一苦労です。
大型の滑車とロープ、カゴなどを用意してはいかがでしょう。

※それぞれ耐荷重に注意して購入してください。万が一落下した場合の安全対策も必要です。

私は最上階に住んでいるので、個人で滑車とロープを買ってあります。

食料を用意するのであれば、炊き出し用として以下の物を揃えてはいかがでしょう。
 1)炊き出し用の鍋
40~100食分の調理にまかないくん30型基本セット
 2)燃料
 3)簡易食器/箸類
 4)炊飯袋(ハイゼックス)
ご飯も調理もできる非常用炊飯袋非常用炊飯袋(100枚入)【防災用品・防災グッズ/調理器具】 水と米を入れて煮るだけ。100枚入り

5)ビニール手袋・マスク・ゴミ袋
6)炊き出しに使う食材 米や水、調味料の類:炊き出しセットとして売られています。
5kgのアルファ米がまとめて入ったタイプ(約50食分)アルファ米5キロ入り炊き出しセット 五目飯アルファ米 五目飯 50食分
防災用品非常食安心缶豚汁2号缶820g×12缶豚汁 820g×12缶

 7)炊き出しのメニュー。 事前に適当な物を検討し、ダンボールにレシピを書いておくなど準備しておく。

そして、共通課題として重要なのは、トイレ対策です。
最近の地震対策をウリにしているマンションでは、下水道管に直結した非常用トイレを設けている所もあるようですね。 大規模改修などの際に、このようなトイレを設置する方法もあるかもしれません。

 ただし、下水管はとてもデリケートな勾配で設置されてますから、耐震対策済みの下水管に接続しないと意味がないかもしれません。 業者や下水道局と相談が必要だと思います。
便器が壊れたときはこれで!サニタクリーン・ポータブル
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March 11, 2006

どう進める中小ビルの耐震化

耐震偽装問題をきっかけに、オフィスビルの耐震対策に対する関心が高まっている。
述べ床面積ベースで、全体の4割弱を占める、旧耐震基準のビルでの耐震対策に関心が集まっている。

3/9NHKの「クローズアップ現代」で「どう進める中小ビルの耐震化」を紹介していた。

その概要をご紹介すると (※は私の意見)

1)耐震性能がビル選定基準になってきた。
大手企業・IT企業を中心に、旧耐震基準である事を理由とした突然の退去するケース。
 耐震性能を売り物にした新ビルへの人気の高まりなど、耐震性能がビル選定基準のひとつとなりつつある。

また、旧耐震基準の古いビルが、空室が増えたため、外壁にダンパーを備える工事を行ったところ、このダンパーがビルの耐震に対する取組みの象徴となり、現在は満室に近い状況になったそうだ。 以前ならマイナス要因となっていた見た目の悪い外壁のダンパーが、今やPRの材料となっている。

 この背景には、大企業を中心に地震リスクに対する関心が高まり、自社や取引先に対して新耐震基準を満たしたビルへの移転を進めるケースが増えているようだ。

※大企業を中心に、BCPを策定し、具体的な対策を取る企業が増えてきた表れでしょう。

2)耐震工事依頼が増えている。
 ある建築会社では、耐震工事の見積依頼が従来の4倍に増え、工事は1年待ちの状況となっている。

3)耐震化進まない中小ビル
あるビル管理会社の調査では、旧耐震基準のビルのうち耐震工事を行ったもしくは予定しているビルは、15%程度しかないそうだ。

旧耐震基準のビルは、築25年以上経過しており、寿命50年と言われるビルの残り僅かのビルに多額の費用を掛ける事に抵抗のあるオーナーが多いようだ。
 
 耐震対策費用が、ビル建替え費用の1/3程度もかかるケースもあり、なんとかビルの寿命までしのぎたいというのが本音のようだ。

一方で、一部のビルオーナは「できる範囲でやる」と研究して、ベルトで柱に補強する工法で耐震対策を行い、通常の工事では2~3億の見積だったものを、1500万程度の費用で、補強をしたケースもある。

耐震改修促進法では、「当該特定建築物について耐震診断を行い、必要に応じ、当該特定建築物について耐震改修を行うよう努めなければならない。 」と定められているが、多くの中小オフィスビルはこの対象に含まれていない。

なお、旧耐震基準の建物はおおざっぱに換算すると、現行耐震基準の2/3程度の耐震性能しかないそうです。

**概要終わり**

ビル経営もビジネスですから、ビルの寿命まで耐震対策は行わないという判断もあるでしょう。
そして、それを評価するのは市場です。 耐震化に対するニーズが高ければ、そのようなビルは淘汰されるでしょう。 その結果、ビルの建替えが進めば、それはそれで良いと思います。

ビルオーナーには、そのビルで働く多くの人がいる事。大地震が起これば、多くの命が失われるかもしれない事は、直接責任はないし、あまり意識がないのかもしれません。

しかし、ビルを選定する側(会社の経営者/総務)は、社員の命に対して責任も自社のリスクもある訳ですから、地震によるリスクがある事の重大さを感じて、入居ビルの見直しや選定を行っていただきたいものです。

旧耐震基準のビルに入居されている方は、ぜひこの画像を見てその被害を実感していただきたいです。
「E-ディフェンスによる実大6層鉄筋コンクリート(RC)建物の振動台実験」です。
 1970年代の6階建てビルを震動台で、阪神淡路大震災の震動波で揺らして実験したもので、見事に基礎の柱部分が崩れています。

なお、平成18年4月より「宅地建物取引業法施行規則」が改正され、旧耐震基準のビルでは耐震診断の有無とその内容について、重要事項として説明する事が義務化されたそうです。
 同じくアスベスト調査についても重要事項として説明が義務ができたそうです。 
 この内容は、こちら 

※某サイトで、3/11 中・四国地方、紀伊半島で深さ20kmにM7発生の予報が出ていますが、直下だけに大きな被害が出るかもしれません。 はずれる事を祈っております。

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マンション自治会で備えたい物

今回は、マンションの自治会などで備えたい防災用品について考えてみたいと思います。

1)救助用品
もっとも優先度の高いのは、救助用品でしょう。
 
 [担架]
  通常の棒のついた担架では、マンションの階段の踊り場などの折り返しが困難です。
 そして階段の傾斜を降ろすには、体がしっかり固定できないと、ずり落ちてしまう心配があります。
 4~6人で運べるソフトタイプの担架がオススメです。
STINGRAY EMERGENCY LITTER(スティングレー・緊急用軽量担架)

階段は協力を得るとして、キャスター付きの椅子型にもなる担架も使い易いかもしれません。
 チェアー型担架

[リヤカー]
救急車は来ない、車は動かせない状況では、負傷者を救護所まで近所の人で運ばなければなりません。
担架のついたタイプなら、負傷者の搬送、水の搬送など多様途に使えそうです。
 レスキュー+リヤカー(折りたたみ式多用途救護車)【防災用品・搬送用具/担架】

 [レスキューキット]
部屋に閉じ込められた人を救出するには、道具が必要です。
バール、ハンマー、チェーン錠などを切るためのボルトカッター,手袋、ゴーグル等が必要です。
 最近は、中空の軽量タイプのバールが売られていますが、新潟中越地震の現場では曲がって捨てられていた物を多く見かけたという記事を読んだ事があります。

なお、このような道具を使って救助する場合は、もっとも怖いのは2次災害です。 余震が起きる可能性も充分あります。 防災訓練などで、事前に知識や技術の習得をしましょう。

爪付ジャッキの入った、このようなセットが安心でしょう。 
災害救助工具セットA 

[メガフォン]
住民数の多いマンションなら、メガフォンなども必要になりますね。
防災用品【 トランジスタメガフォン 】TR-215S

[トランシーバ]
救助活動をする人、町会に連絡に行く人、負傷者・要介護者を搬送する人など、役割分担をして活動する必要がありますが、電話の使えない状況では無線免許不要の特定省電力トランシーバが役立つでしょう。
特定省電力トランシーバは、市街地では100~300mの通話可能距離と言われていますが、中継機能付きのタイプなら、通話距離を稼げるでしょう。
 仕事に対応!全47ch実装のフルディープレックス仕様【227】ケンウッド 免許不要 小型小電力ト...

 とりあえず今回は、最重要な救助・通信関連をご紹介してみました。
救助のための物、共同作業に必要となる物が自治会の装備品としては、優先度が高いのではないでしょうか?

後日、続きをご紹介したいと思います。

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March 10, 2006

インターホンから緊急地震速報

展示会で見かけた商品。 マンションのインターホンから、緊急地震速報が音声で通知され、二次災害防止にガス遮断弁、コンセントの事前遮断ができるそうです。
提供しているのは株式会社シーファイブ(現時点でこの商品に関する情報は掲載されていません。)

マンションで導入すれば、直下型地震でなければ揺れが来る前に、音声でカウントダウンを教えてくれます。
これからは、こういったシステムが増えてくるでしょう,普及する事を期待したいですね。

気象庁の緊急地震速報システムは、2004年に2月から試験運用・配信が開始されています。
2005年8月の宮城県沖地震で、その効果が確認されています。 過去記事「揺れる14秒前速報していた

 平成18年度内に予定されている本運用が開始されれば,さまざまな形でこの情報が提供されるようになるでしょう。 行政やマスコミで積極的に採用されれば、わざわざこのようなシステムを個別に導入せずとも、情報が得られるようになるかもしれません。 ぜひそうしていただきたいですね。

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March 09, 2006

橋梁耐震補強マップ公表

国土交通省は、全国の緊急輸送道路の耐震補強状況をWebで公開した。
現況(H16年度末)と3ヵ年計画状況(H19年度末)が地図で確認できる。

みなさんも、帰宅する際に利用する道路など確認し、予定している道路が耐震補強が完了していないようであれば、迂回路を検討される事をオススメします。

発表文URLは、こちら
橋梁耐震補強マップは、こちら

 さて、ざっと見たところ、平成16年度末時点で、都外から都内に入る主要国道については、まだ耐震補強が済んでいないところも多いようです。

 と、言う事は防災計画で予定されている、自衛隊の支援や都外からの救援部隊/支援物資の搬入に支障が起こる可能性があります。

八都県市の合同訓練では、自衛隊による橋を架ける訓練も行われているとはいえ、計画に支障が出る可能性は高いと思われます。

また、今回の橋梁の耐震補強の補強内容が、どこまで想定している工事なのか疑問です。
公表内容には、その内容が含まれていません。

 特に大規模な液状化や長周期地震動が発生したようなケースまで想定されているのでしょうか?
東京都東部などでは、安全な岩盤はかなり深い所にあり、橋梁の耐震補強がそこまで基礎を打ち込んでいるとは考えにくいです。

このように進捗状況を公表する事は、とても評価できます。
JR/私鉄各社、旧道路公団各社も、鉄道・道路の耐震補強計画と状況を、公表していただきたいものです。

ちなみに首都高速道路株式会社のサイトには、計画が公開されています。 こちらもH19年度末に完了予定。
液状化対策についても触れられていますが、側方流動対策は行われるようです。
首都高速道路株式会社 防災対策

JR東日本については、経営計画の中で、計画概要については紹介されています。

 大規模地震対策: 新幹線は2007年度完了予定、 在来線は2008年度完了予定

これらの耐震対策が終わるまで、大震災が起こらない事を祈ります・・・

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March 07, 2006

パソコンデータの防災対策

パソコンデータの防災対策について、今までまとまった記事を書いていない事に気付きました。
それが専門なのに・・・ 1年間気付きませんでした。

今回は、パソコンやパソコンデータの防災対策について、まとめてみます。

1)パソコン及び周辺機器の転倒防止対策
 家具などと同じですが、私はワイヤーラックにパソコンや周辺機器を載せています。
 これらは全て固定・連結してます。 方法は、タイラップやロープで互いに連結する方法。
 コの字型に配置してあるので、転倒はしないでしょう。

 ラック上のパソコンですが、耐震マットPro7で固定、ディスプレイは背面をラックにロープで結んでいます。
 ネットワーク型外付けハードディスクを使っていますが、これは幅5cmの面ファスナーを超強力両面テープで棚に貼り付け、ハードディスクを面ファスナーで棚に固定しています。
 おそらく、万が一棚が転倒してもはずれないでしょう。(ぶつかって破損する危険はあります)

2)ノートパソコン
 以前は、机の上に置いていたのですが、昨年から使い終わったら携行用のパソコンバッグに入れるようにしました。
 ノートパソコン(Panasonic Let'sNote)自体衝撃に強いのですが、パソコンバッグに入れる事によりより安全になります。 さらにこのバッグは物の転倒で下敷きにならない場所に置いてあります。

3)データの保護
 パソコンのハードディスクが壊れても、データは被害が及ばないようにするため、別ドライブに保存します。
 私の場合は、LAN接続の外付けハードディスクに保存すべきデータを保存しています。

 さらにバックアップソフト(Acronis True Image)を使って、自動で定期的に外付けハードディスクにバックアップされます。 このLAN型外付けハードディスクには、別の外付けハードディスクが接続されていて、これも定期的にバックアップされます。

 つまり、DeskTop → LAN型外付けハードディスク →外付けハードディスク と二重に自動バックアップする仕組みです。

昔は、CD-ROMやDVD-Rに書き込んで保存していましたが、データ量の増加や処理の手間から、バックアップを取らない事が増えたので、複数のハードディスクに自動バックアップする今の方法に変えました。

また、防災対策としてDVDのバックアップを毎月実家に郵送しようかと考えてましたが、めんどうなので辞めました。

それから、今現在使っているファイル関係は、USBメモリー(512MB)にも入っています。
 これは常に携行しています。

 今は、帰宅すると部屋に置いてある非常持出袋のポケットに、財布やUSBメモリーをしまっていますので、いざ地震の時は、このデータと身分証明書やカードの入った財布は、非常持出袋と一緒に持ち出せます。
「貴重品を、非常持ち出し袋と一緒にしておく」これ、結構大切だと思います。

また、外付けハードディスクにデータを保管しているのは、もうひとつ理由があります。
 デスクトップパソコンにデータが入っていても、被災後に持ち出すのは困難ですが、外付けハードディスクなら持出は可能だからです。 その時、パソコンが大丈夫でも、その後の余震等ではどうなるか判りませんから、できれば持出たいと思っています。

ちなみにノートパソコン、外付けハードディスク、USBメモリ共に暗号によりロックされてますので、万が一の紛失・盗難でも安全なようにしております。

4)外部ストレージを検討中
昨年末に、タダで貰った「筆王」。NTTのストレージサービス「CoCoa」のサービスのひとつですが、今まで古い筆王を使っていたので、このCOCOAの筆王に切り替えました。
 月額315円で2ヶ月無料だったので、IDを取得しました。 無料期間中に辞めればいいやという気持ちで・・

 このCOCOA。標準で100MBの容量(最大2GB)。写真やファイル、住所録(筆王やOutlookと連動可)、さらにブラウザの「お気に入り」情報も取り込む事ができるようです。

防災の観点から、重要ファイルはここにコピーしておこうかと思っています。
今は、ほとんどパソコンデータ化していますので、データの防災対策は重要です。

 現在は、「お気に入り」「アドレス帳」だけ入れています。
また緊急時連絡先登録機能もあるようで、銀行口座名や緊急時(紛失等)連絡先が登録できます。

外出時に被災、戻ってみると全壊もしくは全焼していたような最悪の状況を考えると、このような外部ストレージに必要なデータを保存しておくのも良いかと思っています。

唯一不安なのは、セキュリティ。NTTだから信頼度は高いとは思いますが、ファイルを登録する場合は暗号化は必要かと思います。
銀行口座名やカード番号を登録するのにも、簡単な暗号化をするのも手ですね。
たとえば、1234-5555-6666 に 03-3431-8109(自宅の電話番号など)を足して、1237-8986-14775として登録しておくといった初歩的な暗号化の方法もあります。
 もちろん03-3431-8109の部分はちゃんと覚えておく必要がありますね。
※この電話は「警視庁ハイテク犯罪対策総合センター」の番号です。悪さに使った人は捕まえてください・・

このようなサービスを使えば、ネットに接続できるパソコンを手に入れてデータを利用する事ができるので安心できそうです。 月315円の保険料だと思えば、安くつく方法ではないでしょうか?

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March 05, 2006

あるある大事典:家具転倒防止

3/5 フジテレビ系「発掘!あるある大事典II」で、家具の配置と家具の転倒防止について特集がありました。
内容の紹介と補足情報をご紹介します。

1)建物の短辺に沿って家具を配置する。
 地震の時、建物の揺れ方には方向がある。建物の短辺側が揺れやすい。
 建物の短辺と平行に家具を配置する事により、家具転倒の危険が減る。

2)家具転倒防止、突っ張り棒タイプは設置方法に注意。突っ張り棒+踏ん張り板系でより強固に。
突っ張り棒タイプは、家具の背側(奥)に設置しないと性能が発揮されない。
突っ張り棒+家具下前面にダンボールを挟む事により、家具の転倒も防げるし、食器の落下もなくなる。

 家具下前面にダンボールを前面が5mm程度浮く程度挟む事により、家具の重心が後方に移動する。
 これにより、より転倒しにくく、さらに食器は後に移動するので落下の危険が減る。

以上、2点の内容でした。
すでに公表されている内容で、番組独自の発見がなかったのが残念です。
実験で、踏ん張り板系の家具転倒防止グッズを使わなくても、ダンボールでその効果が得られるというのは、発見でした。

 実験で使っていた突っ張り棒タイプは、支える部分が円形でしたが、やはり長方形の物のほうがより効果が大きいと思います。
 ただこれも長方形の長辺と家具の短辺が平行になるように設置する必要があります。
家具は前後(短辺方向)に揺れるのですから、揺れる方向に突っ張り棒の金具の長辺がくるようにすべきです。
 私も幾つか誤った設置をしているのを見た事があります。

また、天井の梁でない部分は、天井がたわみはずれる恐れもありますから、天井に板を挟んで設置するとより安全です。

そして、家具の天板も強度があるのは周りだけ、家具の端の部分に設置しないと、家具の天板がたわむおそれがあります。

番組でも紹介していた、消防庁の家具転倒防止の調査結果は、こちらにあります。

今回の実験では、ダンボールをかませる事によって、食器が落下しないメリットを紹介してましたが、やはり食器は動くのです。 食器同士がぶつかって割れる事もありますので、食器の下にはすべり止めマットを敷くのが安全です。

そして、開き戸には開き戸防止金具を取り付けるとより安心ですね。

開き戸防止対策をはじめ、いろいろな家具転倒防止についての記事を過去のご紹介しておりますので、以下の過去記事をご覧ください。

[家具転倒防止関係過去記事]
ホームセンター王
和室の家具転倒防止2
和室の家具転倒防止
家具転倒防止ニュータイプ発見
開き戸の耐震対策
家具転倒防止やりました。
見た目にこだわる家具転倒防止対策 ←ここにその他の転倒防止対策関連過去記事へのリンクがあります。

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防災意識を広めるために

政府中央防災会議「「災害被害を軽減する国民運動の推進に関する専門調査会」の第3回が開催され、その議事概要がWebに掲載された。

この中で、防災意識を広め・国民運動として活性化するための方針について意見交換が行われている。
幾つかの内容を抜粋してご紹介する。 →は私の意見

● 人によってどの点に関心をもつかは多種多様である。さまざまな人々に防災を関心を持ってもらうため、歴史の中で地震が政治や文化にどういう影響を与えたか、学校で教えたり入試に出すなどするとか、また、ドラマのシーンに家具の固定などの減災の要素を組み込むなどエンターテイメントの中に防災があるとか、多種多様な手段で訴えていく必要がある。

→入試に出すかどうかは別として、教育の中で防災に触れる事は大切でしょう。今は増えているらしいが、防災館などでの地震体験やDIGなど、体験型の学習が有効だと思う。

「家庭での防災への取組み」を夏休みの宿題にすると、親も巻き込めるかもしれませんね。

ドラマに取り入れるのも影響力は大きいと思う。 でも、ドラマのストーリは難しいですね。
2006年夏、「日本沈没」が再映画化され公開されるそうですが、マスコミで盛り上げると良いでしょうね。

紹介サイトに予告編があります。
この映画は、設定されている被害が大きすぎて、防災意識よりも「あきらめ」が強くなってしまうかもしれないのが心配ですね。

● 中央防災会議のホームページには非常に豊富な情報が出されているが、どこをみれば的確な情報に行き着くか分かりにくい。一般の人がアクセスしやすいように工夫していく必要がある。

→今後リニューアル予定との事ですが、情報ソースとして現在の内容は維持していただきたいですね。
 問題は、国だけではなく行政・ライフライン各社・民間の情報が分散していて、資料の表現も難しい事です。
  このブログでは、横断的に判りやすくご紹介するよう努めているつもりです。

● 企業の防災(減災)のための投資には、社内に壁がある。そのような壁を外から打ち破るためには、例えばISOのような規格になるとか、節税になるとか、ホテルのマル適マークのようなインセンティブになるとかするとよいのではないか。

→ホテルをはじめ商業施設での耐震安全性について不安は大いにあります。 公共施設/貸しビル/賃貸マンションを含めて耐震診断結果が一目で判るような「耐震診断マル適マーク」を制定して、掲示を義務化していただきたいですね。
 
 インセンティブよりも国民の安心のために実行していただきたい事です。
 それが企業の取組みの必要性となり、取組みの良い企業はインセンティブとなるべきです。
 ちょと、順序が違うのではないでしょうか?

● 大災害の被害想定が企業に現実味を帯びて感じられないのは、自社に具体的にどのような被害が生じるか算定できないため。多くの企業は自社の被害を算定するコストが出せないと言うので、企業が自らのリスク・損失を把握するためのシミュレーターをつくることもいいのではないか。

→シミュレータなどのツールがない事もBCP策定が進まない理由のひとつでしょうが、企業にとっての優先順位が低い事のほうが問題なはずです。

このコスト競争が激しい時代に、防災対策・BCPの策定を実行しろと発破を掛けるだけでは、なかなか取り組む事ができないのが実態でしょう。
前述の耐震診断マル適マークの義務化や政府・行政の入札基準にBCP策定を義務付けるなど義務化によって企業にとっての優先順位を上げる事が先決です。

そして、税制優遇処置・低金利融資など金融面での支援も必要です。

ただ、義務だけでは国内企業の競争力低下を招くだけです?

企業がBCPに取り組めば、おのずと社員への防災意識の啓蒙や防災教育も行われ、従業員とその家族の安全という切り口で、その影響は家庭にも及ぶはずです。

そして、企業の地域貢献の項目もある訳ですから、地域社会への影響もあるはず。

特に都会では、生活様式の多様化などにより、地域コミュニティの参加は難しい,せめて企業の社会集団の中で補って欲しいですね。

 企業の防災対策・BCP策定支援が、国民運動の推進への近道だと私は思います。

このブログには、防災意識の高い方にご覧いただいていると思いますが、みなさんは活性化するために何が必要だと思われますか? ぜひご意見をお聞かせください。

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March 02, 2006

バンデミックは近い?

2/28NHKプロジェクトXの後継番組「プロフェッショナル・仕事の流儀」を見ました。

SARS,スマトラ沖地震,鳥インフルエンザなど感染症の流行の最前線で活躍する、WHOメディカル・オフィサーの日本人女性医師を紹介していました。

 集団感染「アウトブレイク」を防ぐのが、彼女の仕事。
 発生した地域に赴き、現地で診察や拡散防止の指導を行う危険な仕事。

ほんの小さな見逃しから、爆発的な感染「パンデミック」が起こる可能性がある。
パンデミックが起これば、世界で死者700万人と推定されている。

今、鳥インフルエンザでもこのパンデミックの危険があり、その防止に奔走しているそうだ。
人から人へ感染する鳥インフルエンザに進化する可能性が高いと警告している。

番組中、彼女の装備を紹介していた。
体液飛散防止のフェイスマスク、防御服、そしてマスク。

マスクは3MのP100(オイルミスト,100%)対応マスクでした。

私たちがニュースや映画でしか知らないアウトブレイクの最前線の世界、そこで日本人女性が活躍している姿は、とてもカッコ良く思えました。

 SARSの時のようにアウトブレイクが発生すれば、マスクなど防御用品は世界的な品薄状態となります。
できれば、事前にウィルス対策のマスクを用意しておきたいです。

我が家では、MOLDEX社製N95対応マスクの20枚セットを購入してます。
ひとつは、趣味の彫金の作業をする時に使っていますが、息苦しい感じはありません。
ただ、この手のマスクは通常のマスクと違い、ゴムを耳ではなく頭に掛けなければいけないのが、難点かもしれません。

 地震対策だけでなく、感染症感染防止も家庭の危機管理のひとつですね。

 最新の感染症情報については、国立感染症研究所、感染症防止センターIDSCのサイトに掲載されています。

 花粉症対策マスクや外科用マスクは5ミクロンの大きさのものを防止しますが、鳥インフルエンザなどは0.1ミクロンの大きさ。 埃の中をザルでマスクをしているようなものです。 適切なマスクを用意しましょう。

 アメリカのN95,R95、P95。日本のDS2/DL2/RS2/RL2に対応したものが安心です。
ウイルス対策用マスクの決定版!3M N95マスク1870F(2枚組) 【6個で送料無料】

通常のマスクタイプでもN95対応タイプもあります。
私はインフルエンザの流行るこの時期は、これを使用しています。
抗ウィルスマスクFSC・F-95A普通サイズ 3枚いりウィルス飛沫捕集効果99.99%鳥インフルエン...

やはり、インフルエンザ風邪防止には加湿が大切。 電源不要のちょこっとオアシスも愛用してます。
寝室に置いていますが、起きた時の喉・鼻の乾燥感がなくなりました。
ちょこっとオアシス スタイリッシュタイプ U500-Wホワイト

感染症防止の最前線で働く女性医師の姿。
ダスティン・ホフマン主演の映画「アウトブレイク」を思い出しました。
アウトブレイクの恐ろしさを知るためには、オススメの映画です。
人類絶望の危機、それは一匹の猿から始まった。ワーナー・ホーム・ビデオ アウトブレイク

新型インフルエンザ―世界がふるえる日
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[過去関連記事]
鳥インフルエンザ対応マスク マスクの規格について紹介しています。

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March 01, 2006

地震発生時 車はどうする?どうなる?

震災発生時に車を運転中だった場合、どう行動すべきでしょうか?
そして、緊急車両の通行の妨げになる自動車はどうなるのでしょう?
駐車場に停めてある車はどうなるのでしょう?
地震による被害で、車両保険は適用されるのでしょうか?

これらの知識があると、震災発生時の適切な判断・行動ができると思います。

1)震災発生時のドライバーのとるべき行動とは・・・

 衝突・追突に注意しながら減速し、左側(渋滞等で無理な場合は右側)に車停める。
 この時、交差点付近は避ける。
 エンジンを切り、窓は閉め、キーはつけたまま,ドアはロックせず、避難する。
貴重品は車内に残さない。

近くに駐車場・空地がある場合は、そこに車を入れます。
 なお、災害対策基本法(第76条2)では、「禁止区間以外の場所へ移動しなければならない」とされています。
 移動が困難な時は、左側に寄せるなど緊急車両の妨げにならないようにする事を認めています。
 警察官や道路管理者の指示がある場合は,指示に従います。

2)交通規制
 「緊急交通路」に指定されている道路では、可変標識が変わり車両通行禁止となります。
 都内では、37路線が全線車両通行止めです。 他県もあらかじめ指定されています。

 また、東京都の場合は、1次規制として、
 ・多摩川、国道246号線および環状7号線を結ぶ内側の区域は、全面車両通行禁止。
 ・国道16号線以東の都県境では、車両の都内への流出入が禁止。
 ・国道16号線の西側から都心方向へは車両進入禁止

被災状況が判明すると被害地区によって,2次規制に切り替わります。

 都内での規制道路等は、警視庁「震災時の交通規制

3)緊急車両の通行の妨げになる自動車はどうなるのか?
 災害対策基本法の第76条の三に規定があります。
警察官は、緊急通行車両等の円滑な通行を確保するために、移動の指示、必要な措置をとる事を命ずる事ができる。
・命ぜられた者が措置を取らない場合、不在の場合は、警察官は自ら措置でき、この際やむを得ない範囲において、車両その他物件を破損する事ができる
・上記は、警察官がいない場合に限り、自衛官・消防官が準用できるが、その場所を警察所長に通知しなければならない。

※各自治体の防災計画では、道路障害物の除去について、建設業者等の協力を得る事になっているようですが、車両の移動について措置できる権限を持つのは、警察官・自衛官・消防官だけのようですね。

渋滞した道路での車両の移動は大変な作業ですし、都会なら車を移動する場所もないでしょう。
フォークリフトで、車を縦積みでもするしかないと思っていましたが、この法律では「自ら措置」と明記されているので、業者に依頼する事もできないようですね。 はたして実効性はあるのでしょうか?

4)駐車場に停めてある車はどうなるのでしょう?

代表的なコインパーキング会社の「Times」さんに、メールで問い合わせてみました。
 「被害状況によりますが、料金を支払わず出庫出来る体制をとっております。」との回答でした。

都内で駐車中に被災。歩いて自宅まで帰宅、その後避難生活といった状況の場合、都内の交通規制が解除されたら、すぐに車を取りに行かなければならないのかもしれませんね。 

 平置きの駐車場の場合は、ビルからの落下物などの危険があります。
 タワーパーキングの場合は、車が落下してしまう危険があります(昨年の千葉北地震では、都内でこの被害がありました。)。
 地下にパレットで保管するタイプの駐車場が、一番安全なのかもしれませんね。

5)地震による被害で、車両保険は適用されるのでしょうか?
 車両保険では、地震・噴火・津波による被害は補償されません。
 自然災害でも、水害・風災/雹災/雪災についてはエコノミー特約以外の車両保険で保障されます。

また、地震・噴火・津波危険「車両損害」担保特約を扱っている保険もあり、この場合は地震・噴火・津波についても保障されるそうです。
  こちらの情報によると、損保ジャパン、三井住友海上、エース保険、ゼネラリの4社が扱っているようですが、三井住友海上のサイトではこの特約の紹介を発見できませんでした。

それから、車両保険では「国または公共団体の公権力の行使によって生じた損害」について対象外となっているので、緊急交通路確保のために破損した車も保障されないのでしょう。

日本損害保険協会のサイトに、「自然災害を保障する損害保険について」が紹介されています。

以上、今回は車の震災後の対応と被害についてご紹介しました。
運転中に震災に遭遇したら、可能な限り緊急交通路からはずれ、駐車場や空地に車を止め、交通規制が解除されたら車を取りに行く。 これが適切な行動ではないかと思います。

もちろん、このような事態に備えてガソリン残量は常に一定以上にするか、予備タンクを持つ(私は20リットル積んでます。)が必要ですね。

ドライバーが不適切な行動を取ると、緊急車両の通行の妨げになり救急・消防・救援の妨げになるかもしれないのです、 また障害物除去作業によって破損する恐れもあります。

ドライバー全員が知識を持ち、適切な行動が取れるようにしたいものですね。

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