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March 23, 2006

エレベータの地震対策

3/20 NHK「元気列島」で、エレベータの地震対策の最新状況について紹介していました。
普段見ない番組なのですが、「耐震」「地震」などのキーワードで録画するように設定しているので、録画されていました。やっぱりこの機能便利!

昨年、福岡県西方沖地震や足立区で震度5弱をを記録した千葉北西地震では、都会の多くのエレベータが停まり閉じ込めの被害に遭われた方なども出ました。
いづれも休日だった訳ですが、平日出退勤時間での出来事なら大変な被害が出たでしょう。

 その後、エレベータ業界や国土交通省で対策を進めていました。
最大の問題は、サービスエンジニアが点検しないと、エレベータが再稼動できない事でした。

最新のシステムでは、自動的に点検し、30分以内に再稼動できるようにするそうです。
1)震度5を検出すると、最寄階に自動停止
2)防犯カメラから有人かどうかを自動認識して、有人ならブザーで降りる事を促す。
3)自動的にワイヤーロープのからみをチェック。
 ワイヤーがこすれると異常音が発生するので、これをセンサーで感知する。
4)安全確認されると、自動的に再稼動。

このシステムは10月から実用化されるそうです。

しかし、どうなんでしょう・・・
早期に自動で再稼動する仕組みも大切だと思いますが、最大の問題は「閉じ込めの発生」のはずです。
地震を感知し、最寄階に自動停止するエレベータも増えていますが、対応していないエレベータが多いのも事実です。 
 エレベータ会社は、ビルオーナーに対して最新の装置のついたエレベータを提案するなどの活動を行っている事でしょうが、古いビルなど経済的に交換が困難なビルも多いと思います。

マニュアル操作で、数メートル移動して最寄階でドアを開けるようにするなど、サービスマンでなくとも消防やビル管理者が操作できる仕組みが必要だと思います。

 そのための助成金を国交省が出して進めていただきたいものです。

エレベータからの救出とエレベータの再稼動は別問題として、それぞれ対策が必要ではないでしょうか。

そして、福岡の地震では災害拠点病院のエレベータが停止し、サービスマンが他所のエレベータの対応に時間を取られ、病院のエレベータの復旧に2.5時間も掛かり、必要な検査ができず診療に支障が出たとか。

災害拠点病院など公共性の高い場所は、優先的に対応するなどの対応マニュアルも必要ではないでしょうか?

直下型地震では、あまり効果が期待できませんが、緊急地震速報によって揺れが来る前にエレベータを停止する仕組みも実用化間近と聞いていますが、私はこの技術に期待しています。

将来、自動点検機能により30分以内に再稼動したとしても、大きな地震の場合は決してエレベータを使わないでください。 余震の恐れがありますから・・・

 地震はいつ起こるか判りません。
 あなたがエレベータに乗っている時地震が来たら、どうしますか? 数時間閉じ込められたらどうしますか?

 水は?食料は?トイレは?灯りは?・・・

 私は、
 水は、時々持っています。
 食料は、固形ハチミツか貰い物の小さな羊羹を持っています。
 トイレは、「袋になるひも」を、約1m持っています。 ついでに風呂敷が目隠し代わり。
灯りは、96時間連続点灯可能なLEDライト+予備電池を持っています。

 とりあえずしのげると思いますが、満員のエレベータでの中での停止だけはカンベンして貰いたいです。

 参考までに、先日東京都が発表した首都直下型地震での被害想定の中にエレベータの閉じ込めの被害想定も含まれています。 都内14.5万台のエレベータで閉じ込めが発生するのは、

 ・東京湾北部地震M6.9 の場合、約7500台,M7.3 では約9,200台
 ・多摩直下地震M6.9 の場合、約6,800 台、M7.3 では約7,700台

 これだけの閉じ込めが発生した状況で、民間の限られたエレベータサービスマンが、どの程度活動できるか疑問です。 当然サービスマンにも被害者はいるはずですし、日々エレベータの中で危険な作業をしているサービスマンは被害に遭う確率も高いのではないでしょうか?

[関連過去記事]
ドスペ「巨大地震は必ず来る!!」 エレベータ脱出法と、エレベータ関連過去記事へのリンク。

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