« 震災対策:関係省庁局長会議 | トップページ | はじめての危機管理 »

April 15, 2006

防災準備の考え方

多くの方が、「自分の備えは大丈夫だろうか?」という不安をお持ちなのではないでしょうか?

非常時の備えに正解はないし、これを用意すれば大丈夫という保障もありません。

私の考え方をご紹介します。

1)「非常持出袋」は、引き算。 備蓄は「足し算」
2)被災後の生活をイメージし、優先度を考える。

この二つが基本的な考え方です。

1)非常持出袋は、重量に制限があります。概ね10Kg程度が目安でしょうか。
 もちろん体格・体力に差がありますので、実際に背負ってみて確認が必要です。

いろいろ備えておきたい物の中から、持って避難する事ができる範囲で絞る必要があります。
 だから、「非常持出袋」は、引き算です。

 持ち出し袋で持ち出せないものは、どうするか・・・ 家庭内で備蓄しましょう。
 被災後、物を持ち出す事ができる状況にあれば、後から取り出す事ができます。
 車のトランクや庭に設置した物置などに、置けば取り出せる確率は高まるでしょう。

ただし、家が全壊して取り出せない場合や、火事で燃える恐れもあります。
 全壊しても、つぶれにくいペール缶に入れたり、見つけやすい色の容器に入れると取り出せる確率はあがるでしょう。

家庭の備蓄品は、被災後の生活を助ける物。 いろいろな状況を考えて備えましょう。

 だから、備蓄は「足し算」なのです。

2)被災後の生活をイメージし、優先度を考える。

足し算をするにしろ、引き算するにしろ、経済的な制約もあるでしょう。
 まず、優先度を考えるべきです。

 第一は、生命の保護のための品。 閉じ込められた時に助けを呼ぶホイッスル、手袋、靴などケガを防止する物。

 第二は、避難所では手に入らない物。 持病の薬、メガネ・コンタクトなど。
ペットの食料も該当するのかもしれません。
また、大量の負傷者でごった返す病院では、トリアージされ軽傷者の手当などは後回しになりますから、手に入らない物とも考えられますね。

第三に、情報の入手/発信のための品。
 人は情報が与えられなければ不安になりますし、情報があればより正しい判断と行動ができます。
ラジオなどの機器はもちろん、安否を伝えるための携帯電話やその予備バッテリーや自己発電機器が該当するのではないでしょうか?

第四に、辛い思いをしなくて済むための品。 これがないと耐えられないという物あると思います。
制約の多い避難生活で、辛い生活のために心身を痛めつけ、病気など2次被害にあう可能性があります。

これを防ぐための品々も大切でしょう。 周りの音や光では寝付けない人は、耳栓やアイマスクがあれば睡眠を確保する事ができますし、寒がりの方は暖める物、腰痛の方は腰を保護する物など、それぞれあると思います。

万人に必要なものとして、非常用トイレもありますね。長蛇の列にならび、汚れたトイレでも平気な方は不要かもしれません。

このように、避難生活で起こりうる状況を想定し、「こんな思いはしたくない!」と思った状況を改善するための商品を備えれば良いのです。

お店で売っているセットを購入しても、万人に必要な物しか入っていない訳ですから、個人の状況に合わせて追加する必要があると思います。

一度に全て揃えるよりも、最低限の物を揃え、安く手に入るタイミングで便利な物を追加するのが、かしこい備え方ではないでしょうか?


|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36066/9595011

この記事へのトラックバック一覧です: 防災準備の考え方:

コメント

コメントを書く