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May 31, 2006

ジャワ島地震に学ぶ:自助・共助

ジャワ島地震発生から、もうすぐ4日を迎えようとしています。
被災地の支援も動きが遅いなと感じましたので、発生から現時点までのYahoo!のニュースを見直してみました。

もし、日本で首都直下地震が発生したら、海外にはどう伝わり、国際支援はどう行われるのだろう?という疑問からです。

ざっと見て、一番感じたのは、やはり3日間の備蓄は必要という事。
そして、国際的支援はけっこう時間が掛かる事です。

[最初の報道]
 Yahoo!のニュースで見ると、最初に報じられたのは5/27 14:25 共同通信のニュース
 現地時間7:54分(日本時間7:54)にM6.2と報じられました(後日M6.3に訂正)。
 米地質調査所(USGS)からの情報が最初のようです。

ほぼ同じタイミングで、AP通信、ロイターやジャカルタ日本大使館からの情報も寄せられています。
この時点で、スラカルタのショッピングモールの倒壊画像も報じられ、ジョグジャカルタ空港の閉鎖も伝えられています。

発災から約6時間後にネットで情報が流れた事になります。(日本語では)

ちなみに、日本の陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)5月28日11時40分頃には、現地の撮影を行っています。 写真はこちらで公開されています。
※後のNHKニュースでこの画像が紹介され、この画像から倒壊家屋が多い事が判ると報じています。
素人目に見ると、家屋倒壊の様子は高解像度画像を見ても判りません・・・ 色が違うと思う程度。

日本政府の関係者は、ほぼリアルタイムか、27日午前中には地震の発生を把握していたと思われます。

「だいち」は災害の状況把握にも役立つと紹介されていましたが、国際支援の初動に効果はあったのでしょうか? マスコミはそういったところも報道していただきたいです。

[被災状況]
 28日、29日の報道で刻々と死者数が増えていっています。
 バントゥルで7~8割の建物が倒壊しているのが報じられたのは、5/29 1:29のニュースでした。
 現地時間28日午後には、電気が復旧。
5/30朝のニュースで、インフラの復旧情報が報じられる。

[国際支援]
 現地時間5/29昼頃には、日本からの先遣隊7名が到着し、救援活動を開始。
同じく29日朝には、国連部隊とボランティアが被災地入りし、活動を開始。
30日になって国際支援の救援活動が本格化。 ジョグジャカルタ空港再開
また、米軍の重機を積んだ輸送機が被災地入り。
ジョグジャカルタ空港に、支援調整事務所が設置され、国際支援本格化。

  この頃、すでに遺体の腐敗が目立ちはじめています。

[現地支援]
  一部では、28日から食料・トイレ・飲料水の配給が始まっていますが、バントゥルでは29日になっても一切の支援がない事も報じられています。

いかがでしょう。 被災状況が把握され報じられるのが、2~3日後。国際支援が始まるのも3日程度はかかっているようです。

日本は地震対策が進んでいるからと思われるかもしれませんが、首都直下地震での被害想定では、都の想定(ワーストケース)で死者6413人(半分は火災)、負傷者16万人、倒壊家屋47万棟と想定されているのです。
倒壊による死者は少ないかもしれませんが、被災範囲の広さ、被災者の多さを考えると楽観できないと思います。

そして、都内でビル倒壊や火災などで、外部から都内に入るのはジャワ島以上に困難になる可能性もあるのではないでしょうか?

最初の3日間は、状況把握と救出が優先され、行政の支援も期待できませんから、やはり3日間以上の備蓄は必要なのですね。

カリフォルニアの地震で高速道路が倒壊するのを見て、「日本では考えられない!」と報じられ、阪神淡路では高速道路が倒壊しました。 今回もジャワ島で倒壊が多いのは建物構造や耐震基準の問題と報じられていますが、耐震基準を満たしている事が確認されている建物は、一部に過ぎないのです。

ジャワ島の惨事、他山の石として、私達も備えなければならないと、改めて感じました。

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May 29, 2006

ジャワ島地震2

ジャワ島の地震、その後死者5千人超、倒壊家屋3万5千棟、家を失った方20万人といった状況のようです。

 雨季で雷雨になっているようですし、この地震がきっかけで火山活動の活発化も懸念されているようです。
土砂災害や火砕流の災害など2次災害が発生しない事を祈ります。

 海外の救助や支援も活動がはじまったようですが、すでに48時間以上経過しており、生存の可能性は刻一刻と減っています。

さて、前回の記事で「海外では震度という考え方がないのでしょうか?」と書きましたが、ありました。
西欧・米国では、改正メルカリ震度階級(Scale Mercalli)という12階級の体感震度のようです。
 ちなみに、東欧ではMSK震度階級を使用するようです。 詳細は、こちら

 現在の日本のように計測震度ではないので、タイムリーに報じられないのですね。

今回の地震は、改正メルカリ震度で8、日本の震度階級では6弱のようです。
震度6弱であれば、旧耐震基準の建物は倒壊する可能性がありますね。

今回の地震の負傷者の8割は、骨折だそうです。
病院に着いてから12時間後に手当されるような状況とか。

 日本でも大地震が発生すれば、家屋倒壊や家具転倒で骨折による負傷は多いと思われますが、トリアージされると、おそらく判定は黄色か緑、優先度は低く手当は後回しになるでしょう。

 日本でも、骨折の手当がされるのは12時間後というのは充分考えられるのではないでしょうか?

多くの人が応急手当を覚え、骨折した際には副木を当て固定するといった手当ができるようになる事が必要です。
三角巾や大型ハンカチ・スカーフなどは、常に持ち歩きたいですね。

心配な方は、空気を入れて固定できる応急ギブスを、用意しておくと良いですね。
応急ギブス君 骨折・捻挫に
 

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ジャワ島地震:学ぶべき事

ジャワ島の地震。時間が経つにつれて被害が増えています。
国際支援が円滑に進み、ひとりでも多くの方が救出される事を祈りたいです。

M6.3阪神淡路大震災と似たタイプの直下型地震のようですね。
日本人のインタビューで、「震度5弱程度の揺れだった」との報道もありました。 
どこで被災された方の話かも判りませんので、もっと大きな揺れだったのかもしれません。
レンガ造りの建物だけでなく、写真では新しく見えるりっぱな建物も倒壊していましたね。

海外では震度という考え方がないのでしょうか? いつもマグニチュードだけの報道なので、被災地のゆれがどの程度なのかが、いつもピンときません。

現在、救出を行う重機等資機材、医療、食料、テントなどの不足が報道されています。
空港の滑走路が被害を受け、救援物資の受け入れにも支障が出ているとか。

 
 今回の地震で思った事を幾つか書きたいと思います。

1)国際支援はもっと早く動けないのか?
現代の軍の機動力があれば、1日程度でスタップや救援物資を送り込む事は容易だと思いますが、受け入れる側、派遣する側の政府の問題もあるのでしょうが、大災害の度にもどかしく思います。

 災害支援の国際的な協定、手順、体制を構築して、早期に活動できないものでしょうか?
生存確率の高い3日間があっという間に過ぎてしまいます。

2)津波のデマで逃げた人がパニックになった。
 「津波が来る」というデマが出て、多くの人が活動中の火山に向かって逃げたとう報道がありました。
何もアナウンスがない場合、津波に備えて避難するのは正しい行動でしょう。 スマトラ沖地震の津波の経験が生きていると思います。

 一方、政府側は正しい対応ができなかったのでしょう。 津波の心配がない事を即座にアナウンスする行動が起こせなかったのですから。

 たしか最近、スマトラ沖地震の経験から国際的な津波警報演習があったと記憶していますが、その成果はなかったのでしょうか?

3)インドネシアは地震大国?
 インドネシアはアジアでも地震が多いようですね。 <インドネシア専科>にそのような記述があります。

それなのに、何故こんなに大きな被害が出るのでしょう?
資金面の問題もあるかと思いますが、防災意識の問題も大きいのではないでしょうか?

二度とこんな被害がでないように、日本の防災教育のノウハウや地震対策のノウハウを積極的に提供して欲しいです。

防災士研修の東大生産研)目黒教授の講義の中で、荷造り用ポリプロピレンテープでレンガ造りの建物を補強すると、震度5強にも耐えられた。震度6弱では倒壊したが、少なくとも逃げる時間は確保できたという話を伺いました。
 この話、昨年12月に新聞で読んで記事にしていたので、実際に映像を見て感動しました。

 お金を掛けなくても命を救えるすばらしい技術だと思います。 
早く世界中に広めていただきたいです。

 今回のジャワ島でも住宅再建をする時には、この工法のできる人を大量に養成して、新しい住宅に使って欲しいです。

最後に、防災意識の大切さ、建物倒壊を防ぐ耐震・家具転倒などの被害を防ぐ事の大切さ、そして日本の持つ耐震・減災の技術やノウハウが世界に提供できれば、多くの命が助かったであろう事を忘れず、行動につなげる事が大切だと思いました。

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May 27, 2006

梅雨入り:水害対策を考えよう

九州は梅雨入りしたようですね。 ここのところ東京でも、雨が降ると豪雨になる事が多くなりました。
梅雨から台風シーズンまで、これから水害の危険が増す時期です。

これからは、今までは大丈夫だったからという考えは甘いと思います。
年々、豪雨の発生確率は高まっています。 いつ想像を超える雨が降るかわかりません。
実際、1976~86年と1987~97年の10年間を比較すると、強雨(10mm/h)の割合は倍以上となっています。

梅雨を前に、水害対策について、考えておきましょう。

[全般]
 ・気象情報には注意しましょう。 
  地元の情報はローカルFM局のほうが、情報は豊富です。ラジオに登録されていますか?
1時間に50mm以上の雨が降ったら警戒が必要です。

 ・洪水ハザードマップがある地域は、今一度確認しておきましょう!
自宅にないという方は、市区町村に行けば手に入るはずです。

 ・土砂災害の危険のある方は、特に注意が必要です。
日頃から、よく観察して、変化の兆候を見逃さないようにしましょう。

 ・浸水はあっという間
  浸水が始まると数十分で床下、床上浸水する可能性があります。
  気象情報や周りの状況に注意して、早め早めの対策が必要です。

[都市部では]
 ・アスファルトに覆われた都市部では、洪水よりも内水氾濫に警戒が必要です。
通常の洪水や氾濫は、川の水が溢れる・堤防が決壊するのに対して、内水氾濫は大量の雨などにより、排水が機能せず、浸水します。

 ・浸水した中を歩く時は、排水路やマンホールに注意!
道路が見えない状況で歩く場合は、足元に注意しましょう。 マンホールの蓋が浮き上がってはずれていたり、排水路に落ちる危険があります。

[水害を防ぐために]
[排水溝の掃除]
 近所で協力して、排水口につまった枯葉やゴミを掃除しましょう。
 排水溝の詰まりによって、それだけ排水能力は下がり,浸水の危険が増します。

[水の侵入口をチェック]
 ・水が浸入するのは出入り口ばかりではありません。
  排水口からの逆流、換気口からの侵入も考えられます。 特に、洗濯機の排水口、浴室の排水口などは位置 が低いので注意が必要です。

[簡易防水工法を知っておこう]
ゴミ袋を使って、水のうを作り土嚢代わりにする事ができます。
もしもの時のために、覚えておきましょう。

 [作り方]
 ・40リットル程度のゴミ袋2枚を重ね、半分程度水を入れ、口をきつく縛り、浸水の可能性のある場所に隙間なく並べます。この方法では高さ10cm程度しか防ぐ事ができません。

 ・ダンボール箱に、この水嚢を入れれば、積み重ねて使う事ができます。

 ・ポリタンクやプランターなどを、ブルーシートで包み、土嚢代わりにする事もできます。

 ・侵入口に板を立てかけ、水嚢で押さえて、止水板代わりにする事ができます。

[ポリマー土嚢]
 今は吸水性簡易土嚢という商品があります。 紙おむつなどに使われる吸水ポリマーが入ったもので、とても設置が簡単で、コンパクトに収納できます。
土砂不要!水につけるとふくらむ土のう吸水土のう(淡水用)5個組【消防用品/水害・土嚢】

[本格的な対策]
 入り口が道路面より低くなっていたり、半地下、地下になっている場合は、止水板を設置する事も検討しましょう。 20~30万くらいから設置できるようです。 例)みずどめくん

[浸水したら]
 ・まずは電化製品を避難しましょう。
 ・ショートの危険があるので、ブレーカーを落としましょう。
 ・家具、衣類等できるだけ安全なところへ。
 ・部屋の中央にブルーシートを敷いて、周りのものをその中へ、シートの端を天井に止めてしまうのも緊急対策には良いと思います。

[浸水後は]
 ・とにかく乾燥! エアコン、除湿機、炭、新聞紙などで乾燥させるのが先決です。
 ・最大の問題は、衛生問題。 隅々まで消毒が必要になります。
 ・泥などは、ちりとりやペットボトルや洗剤容器を切った物を使うと取りやすいそうです。
 ・市区町村の対策があるはずです、ゴミの廃棄、金銭的な支援があります。
  被災証明をとって、行政の支援策を活用しましょう。
 ・車は車両保険で補償されるようです。 商品によると思いますので、一応確認してください。

[その他,想定被害]
 ・直接、床下・床上浸水がなくても、停電の可能性があります。
 灯り等停電対策をしておきましょう。

[備えておきたい備え]
 ・非常持出袋
 ・カッパ等雨具
 ・大きなブルーシート
 ・ゴミ袋(40リットル):大量に備蓄しておきましょう。
 ・停電対策 灯り、ラジオ、クーラーボックス(冷蔵庫も止まります)、カートリッジガスコンロ
 ・ポリマー土嚢
 ・排水ポンプ:半地下のあるマンションなどでは、備えておきたいですね。

地震よりも発生確率の高い水害。 「カトリーナ、明日は我が身」と考えて対策を考えておきましょう。

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May 25, 2006

家具転倒防止器具無料配布

東京都港区は、23区内ではじめて、家具転倒防止器具を区民に無料配布する。(5/24日経朝刊)
突っ張り棒タイプの器具や、飛散防止シートなど15種類の器具にポイントを付け、一世帯で一定のポイントまで自由に選択できるようだ。

 また高齢者、要介護者のいる世帯には取り付けサービスも行っている。

 ついにそこまでやる区ができたか!という印象です。
マスコミをはじめ様々な方法で、家具転倒防止の重要性を訴えたとしても、一定以上は普及しないだろうと感じていました。 特に倒壊しそうな家に住む人ほど実施率が低いのが実態ではないでしょうか?

高齢者、要介護者の世帯に器具も取り付けも無料サービスというのは、判ります。
生活保護世帯でも必要でしょう。

 しかし、こんな報道がされると他の区に住んでいて、まだ家具転倒防止対策をしていない家庭で、「待っていれば、そのうちうちの区でも無料配布するだろう」という考えが蔓延してしまわないか、心配になります。

既に実施済みの家庭に対してのインセンティブはないのでしょうか?

 私は、むしろ通電火災など火災を防止するなど被災時の火災防止対策を無料でやるべきだと思います。
火災は、その地区の住民全体に迷惑が掛かりますし、大きな被害も予想されます。 貰い火は責任追及できないですし、対策といえば高い地震保険しかなく、個人の備えではどうしようもない問題です。

冷たい言い方に聞こえると思いますが、家具が転倒して被害を受けるのはその家庭だけ、一方火災は近隣地区多くの人に迷惑が掛かる訳ですから、優先度は火災対策のほうが高いように思えます。

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May 23, 2006

ウィルコムでも災害伝言板サービス開始

ウィルコムでも、やっと災害伝言板サービスが開始されました。
他のキャリアに比べてだいぶ出遅れましたね。

内容は他のキャリアと同様です。
 ローミングサービスはないようですので、ウィルコムのサイトにアクセスして確認する必要があります。

現在体験期間中。 6/1まで体験サービス期間中です。 
他キャリアと同様。毎月1日は体験サービスが使えます。

ウィルコム端末からは、CLUB AIR-EDGE/H"LINKのトップページから、
パソコンや他社携帯からは、http://dengon.willcom-inc.com から閲覧できます。

ローミングはできませんが、災害用伝言板から、他のキャリアのリンクが貼られています。

 話は変わりますが、ウィルコムでは位置検索サービスを開始しました。
サービス加入すると、ID/パスワードが与えられます。
サービス加入者の現在位置を確認したい人が、ウィルコム端末もしくはパソコン等ブラウザからサービス画面を開いて、ログインすると、被検索者の位置を地図で確認する事ができます。

 また自己位置通知サービスもあり、あらかじめ登録した人にサービス加入者の位置をメールで知らせる機能を提供するそうです。

ウィルコムの位置通知機能は昔からあり、東芝の関連会社がサービスを提供していました。
私も以前母が外出先で倒れた経験があったので、昨年まで数年間加入していました。
ウィルコムのアンテナを使った三角法で位置を検索しますので、だいたい1ブロック程度の精度で位置を把握する事ができました。

災害時に家族の安否確認などでこのサービスが役立つかもしれません。

帰宅難民のお父さんの現在位置を確認するのに使えると良いですね。

基地局が安全だという前提ですが・・・ 
 たしかウィルコムでは、バッテリー搭載の基地局が幾つかあり、停電になっても全滅する事はなかったはずです。

現在ウィルコムは、法人への拡販を積極的に行っていますから、企業の防災対策で安否情報を確認する用途などに使う事も視野に入れているのでしょう。
災害伝言板やメールを使った安否確認サービス以上に正確で、リアルタイムな安否確認・位置確認ができるでしょう。

 今後防災の観点からの機能追加なども期待したいです。

発災時にW-Zero3で会社にアクセスし、安否情報を登録するとともに、会社の状況や自分の取るべき行動などが提供されるようになると、一歩進んだ災害対応システムが使えそうです。



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春だから、帰宅訓練を

5/22 NHK「ご近所の底力」で、帰宅困難者問題を取り上げていました。

ポイントメモをご紹介します。(※は私の補足)

家まで10km以上なら、すぐには帰らない!」
[理由]
・シミュレーションによると、幹線道路では満員電車並みの帰宅困難者で溢れる!
・停電のため、夜は真暗になり、とても危険。
・途中で、火災や落橋などの可能性がある。

とりあえず、職場に残るための備えとして・・・
丸の内 三菱地所では、発災時は全員会社に残り、帰宅途中でも会社に戻り、業務継続に努めるのが原則。
社内には、全員分の防災服・安全靴・寝袋・毛布・トイレなどが用意されており、備蓄食料は全社員の20日分あるそうです。 (※さすが、丸の内の大家さんです・・・)

[家庭での備え]
東大)目黒教授の考案した、「目黒巻」を使う。
※目黒教授は、先日受けた防災士研修での講師をされ、とても参考になりました。

※目黒巻は、発災時状況を設定して(冬の平日、夕方18時など)、その1分後、3分後、10分後、半日、1日、3日と時間軸に沿って、それぞれが何をするか想定して、被災時のイメージトレーニングをするもの。

 家族全員で記入して、突き合わせる事によって、初日は子供だけで夜を明かさないといけない、連絡や集合場所をどうするかなど、具体的に検討し、問題の発見と共有をするためのツールです。

・家族の連絡には、171災害伝言ダイヤルを使う。

[帰宅するには]
帰宅の条件
1)日没までに帰宅できる
2)帰路の安全(ラジオ等で情報入手)
3)最低限の水・食料の確保

帰宅の装備
・靴は、スニーカではなく登山靴が良い。 底が固く安全(※私も同感!)
・手袋
・リック
・水・食料
・マスク(粉塵・火災によるスス対策) ※建物倒壊によるアスベストの懸念もありますね。
・地図(コピーするなどして、軽くする) 迂回路の検討などに使う。

帰宅困難者のノウハウ
・幹線道路(帰宅支援道路)を使う。 ⇒情報が得やすい、支援ステーションがある。危険が少ない
・靴は、つま先や甲の部分はゆるく、足首はきつめにヒモを結ぶ
・こまめに水分補給⇒水分不足は、足がつる原因になる。
・足があがらなくなったら、腰と同じ高さに足をあげ(地面と水平にする)てしばらく置くと、疲れが取れる。
・靴下で足が擦れて痛むようなら、紙のガムテープを足に巻きすべりを良くする。
・休憩の際は、靴を脱ぎ、インソールや靴下を干して乾燥させる。 ⇒湿っていると,マメの原因になる

訓練は必要! 普段できない事は、状況の悪い被災時にはできない!

番組メモ終了・・・

最近は、帰宅困難者はすぐ帰らずとどまるように言われるようになりました。
たしかに、ラッシュアワー並みの帰宅困難者がひしめく道路では、歩ける距離もしれていますし、余震や火事による被害も心配です。

やはり会社でしっかり計画をたて、必要な備えをしていただきたいものです。
会社に残って、業務継続に向け仕事をするかどうかは、いろいろ意見の分かれる事だと思います。
最低限、災害伝言ダイヤルで家族の安否が確認できれば、危険を冒してまで早く家に戻る必要はないでしょう。
事前に、家族で「取るべき行動」「連絡方法」を話し合い、問題が共有できていれば、あわてて行動する必要はないはずです(心情としては一刻も早く会いたいでしょうが)。

慌てて帰宅して、2次災害にあったり、情報が判らないまま行動して、途中で足止めされたり、大きく迂回せざるを得なくなって足を痛めたりするリスクがある事を考えて、様子を見て行動すべきではないでしょうか?

そして、やはり実際に歩いてみる事が大切です。
 体力の確認はもちろん、地図では判らない途中の危険箇所や歩きにくい道、坂などを事前に確認しておく必要があります。 
 歩いてみると、どんな装備が必要かなど判るはずです。

一度に歩くのが大変であれば、数回に分けて歩くだけでも効果はあると思います。

私は、全行程を通して歩いたのが1回、分割して歩いたのが数回で、合わせると全工程を3回程度は歩いていると思います。 

 過ごしやすいこの時期、歩くには最適ではないでしょうか? 散歩がてら帰宅演習してみませんか?

このブログのカテゴリー「帰宅難民」に、帰宅困難者対策関連の記事があります。
靴擦れ対策や帰宅支援道路などの情報もありますので、帰宅訓練の前にご覧いただくと参考になるかもしれません。

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親子のための地震安全マニュアル

図書館で、「親子のための地震安全マニュアル」を借りて読みましたので、レビューをご紹介します。

タイトル通り、親子で読め、親子で地震対策について考える事のできる本です。
様々な生活シーンを設定したシナリオで、「こんな時はどうすれば良いか」具体的に書いてあるので、被災時のイメージが掴みやすいのが良いですね。

 150ページの本ですが、内容はかなり充実していますし、実践的という印象です。
地震についての用語解説なども充実していますし、最初に読む地震対策本として、お勧めです。

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一緒に、「12歳からの被災者学―阪神・淡路大震災に学ぶ78の知恵」著者: 土岐 憲三 も借りました。

こちらは、阪神・淡路大震災の体験本。78の被災経験を1件2~4頁でまとめてあります。
これも読みやすいですし、避難生活についての不安や疑問について、よくまとまっていると思います。

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May 20, 2006

新宿区携帯で天気・河川情報提供

ここ数日、東京では大雨が降っています。 東京都新宿区では、6/1から携帯電話で、天気や河川情報を携帯電話で閲覧できるサービスを提供するそうです。 ニュースリリースはこちら

今は、インターネットのおかげでタイムリーに大雨や果然情報を見る事ができるようになり、本当に便利になりましたね。

 私はレスキューナウのmyrescueサービス(月額:200円)を利用していて、気象/地震/火山などの自然災害関連情報や鉄道の遅延・事故情報が携帯メールに届くようになっています。

 今日も、近所に買い物に出ていたのですが、大雨注意報が出ている事を知りすぐ帰宅したところ、数分後に大雨が降りだし、本当に助かりました。

新宿区と同様のサービスとして、「東京アメッシュ」があります。
インターネットと携帯で都周辺の雨雲の状況を確認する事ができます。

 10分毎の状況が判りますので、雨雲の移動速度が予測でき、今いる場所が何時頃雨が激しくなるか推測する事ができ、重宝しています。 昨年はこの情報のおかげで、何度か大雨を避ける事ができました。

今年も豪雨が予想されます。 こういった気象サービスを使って、事故やずぶ濡れを避けたいですね。

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May 19, 2006

火山ハザードマップデータベース

防災科学研究所が「火山ハザードマップデータベース」の公開を始めました。
国内37の活火山のハザードマップのデーターベース(リンク集?)が公開されています。 リリース文はこちら

 都内に住んでいるせいか、火山災害についてはあまり勉強していませんが、三宅島の火山被害で5年にわたって島民が避難生活を強いられるなど、被災者の生活への影響としても地震以上に恐ろしいかもしれません。

ただ、観測や研究の成果で事前に避難できる確率がかなり高く、指示に従って避難すれば人命が失われる可能性が少ないのが救いです。

 古代ローマの都市ポンペイは、「フニクリ・フニクラ」で唄われている、ヴェスヴィオ山の噴火によって噴火開始からわずか19 時間で滅亡したそうです。

 昔上野で展示会を見た記憶があります。 身を寄せ合った人々が、火山灰に埋まった状態で発見された記録が印象的でした。 たしか、パンも残っていたと思います。
 まるで、火山灰が時間をを封じ込めたような印象でした。

ちょうど、6月25日まで渋谷文化村で「ポンペイの輝き」 が開催されています。

 人類は大昔から自然災害と戦い、多くの犠牲を払ってきた事を実感できます。
そんな大昔の自然災害の記録を見るのも、防災教育として良いかもしれませんね。

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May 17, 2006

阪神大震災での死因

 大震災が発生したらと考えた時、一番最初に思い浮かぶのは「避難所での不自由な生活」ではないでしょうか?
 大震災で自分が死ぬかもしれない。家族や友人を悲しませるかもしれない。多くの人に迷惑をかけるかもしれない。 と考えた事はあるでしょうか?

 そして、自分が犠牲者の一人となった時、どんな死に方をするか考えた事はありますか?

私も「死ぬかもしれない」とまでは、考えた事はありましたが、どんな死に方をするかまで考えた事はありませんでした。

  先日、防災士の研修を受けました。 そこで、阪神淡路大震災での犠牲者の方の写真をたくさん見る機会がありました。
 圧死や頭部損傷で一瞬にして亡くなられた方、生体反応のある焼死体(意識があったかどうかは判らないが、死亡する前に焼かれた。)、そして一番印象的だったのは、身動きが取れないまま餓死された方の写真でした。

1993年3月の消防庁の調査によると、震災関連死を除く死者5,502名の死因別の構成は、以下のとおりです。
1)圧死 4,831(87.8%)
2)焼死(と思われるものも含む) 550(10.0%)
3)その他 121(2.2%)

どうせ死ぬなら、生きたまま焼かれたり、餓死するのだけは勘弁して欲しいと思います。

防災の備えというと、多くの方が非常持出袋や避難生活に備えた品々を買う事ではないでしょうか?
実際、家具の転倒防止策の実施率は3割程度のようです。 非常持出袋のある家庭はもっと多いのではないでしょうか?

一番大切なのは命です。 命を守る備えをしていますか?

命を守るために大切な事は、
1)建物が倒壊しない事。 ⇒耐震診断、耐震補強、安全な家に住む
2)家具の下敷きや物がぶつからない事 ⇒家具転倒防止
3)地震が発生した時、適切な行動が取れる事 ⇒避難訓練、行動の手順の確認
4)もし、怪我をしたり閉じ込められても助けられる事 ⇒ ホイッスル等自己アピール品、近隣との付き合い

 自分が死ぬ事も有り得ると最悪を考えて、命を守る備えが充分かどうか、改めて考えてみてください。

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May 15, 2006

300円でできる地震対策:発掘!あるある大事典

5/14フジテレビ系、発掘!あるある大事典のテーマは「300円でできる。地震の安全対策」

[内容メモ] 内容については、番組サイトで閲覧できると思います。
1)食器棚、コップの置き方
重いコップの底を下にして置く。 ⇒ 重心を低くするのが基本

2)食器棚、皿の積み方。
 中・大・小の順に皿を積んでおくと、落下しにくい。

3)置物等
底に輪ゴムを敷くだけで、落下しにくい。 土鍋等キッチンの重量物を保存する際は、十字に太いゴムを掛けると同様の効果。

4)窓ガラス破損
 窓ガラスの周囲のゴムが劣化(紫外線、結露などによる)していると、飛散し易い。
飛散防止フィルムは、上中下と部分的に貼るだけでも飛散防止効果は高い。
 100均の飛散防止シートでも効果がある(これ3枚で300円)。

***内容メモ終了***

このブログでも家具転倒防止や耐震・転倒防止用品については、ずいぶんご紹介してきました。
 所得格差・下流社会などの言葉が話題になっている世の中で、費用を掛けずにできる防災(減災)対策が普及しなければ、世の中に定着しないと思っています。

今回、番組で安価にできる方法が紹介されたのは、すばらしいですね。 
 他の番組でも、ローコスト地震対策をテーマにしていただきたいです。

また、行政でもローコストな減災対策を広く募集し、積極的に紹介していただきたい。(小規模では存在しますが・・・)

 完璧に防げないまでも、減災効果の高い方法はたくさんあるはずだという思いが、 このブログを始めたきっかけでもあります。 1、2回目の記事にもその主旨が書いてあります。

3月のあるある大事典での地震特集について書いた記事に、このブログの家具転倒防止関連の記事へのリンクがあります。 費用を掛けずにできる方法についてもご紹介しております。

[過去記事]あるある大事典:家具転倒防止

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May 14, 2006

高速道路での地震対策

5/10NHK首都圏ネットワークの防災特集では、「高速道路での地震対策」がテーマに取り上げられました。

高速道路に設置された地震計で、震度5弱以上の地震が発生すると、その区間は通行止めになります。

全長10kmの海底トンネルを擁する東京湾アクアラインについて紹介されていました。
アクアラインに限らずトンネル内には、飛行機のジェットエンジンのような送風機が設置されていますね。
この送風機は、車の進行方向に風を送っているそうです。

 したがって、トンネル内で火災が発生すると、煙は進行方向に送られますから、避難する際は進行方向とは逆に逃げたほうが良いそうです。

また、10kmの海底トンネルのアクアラインの場合は、途中に人工島が設けられ、ヘリポートや桟橋を備えているので、そこから救助できるようになっているそうです。

以上が番組で紹介された内容。

 さて、地震発生時の高速道路での避難方法について確認しておきましょう。
大地震が発生したら・・・
1)ハザードランプを出しながらゆっくり左側もしくは、中央部分を空けて寄せ停車する。
 地震に気付かないドライバーが追突するのを防ぐために、ゆっくり停車しましょう。

2)車から降りるときは、窓を閉め(火災防止)、エンジンを切り、エンジンキーはつけたまま降り、ドアロックはせずに車から離れます。
  高速道路は、緊急輸送道路になりますので、円滑に車を移動できるようにするためです。

3)高速道路によって違いますが、最寄の避難口から一般道に出ます。
通常は、IC・SAと避難口が100~300m毎に設置されています。

 また、地震に限らず事故・故障等で連絡を取る場合は非常電話から電話をしますが、首都高速の場合は携帯電話で#9910で管理センターに連絡できるそうです。 ぜひ覚えておきたいですね。

首都高速道路の防災対策は、阪神淡路クラスには対応できる耐震対策済みのようです。

首都高速道路株式会社の防災対策のページは、こちら

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May 11, 2006

避難所運営もシステム化を

5/10の日経夕刊に、「災害救援を”交通整理”-」と題して、同志社大学の学生らが、被災地支援を行った経験のある学生と協力して、被災者支援拠点を総合的に把握・管理するシステムを開発した記事が掲載されていた。

 パソコン上で、避難所の場所、避難者数、ボランティアや食料の充足度などを見る事ができる仕組み。
こんな提案が学生から発信されるのは、すばらしいと感じました。

阪神淡路大震災や中越地震では、支援物資やボランティアの配分に偏りがあり、ある避難所では余ってしまい捨てている一方で、まったく物資の来ない避難所もあったと聞きます。

また支援物資の搬入や仕訳にも大混乱があり、しみのついた古着を送ってくるような送る側の問題と受け入れ側が物資を効率的に管理できない問題があったそうです。

最新の東京都の被害想定でのワーストケース(東京湾北部地震M7.3)での避難者の予想は、ピーク時385万人です。 阪神淡路大震災の際の神戸市のピーク時の避難者数は24万人。 

 じつに16倍もの避難者が想定されています。
従来の方法で、避難所運営や物資の供給をしていては、大混乱になるはずです。
まして、被災範囲も格段に広い訳です。

そこで幾つか提案があります。
1)まず、国なり都道府県は避難所や救援物資の扱いについて、システム的に検討していただきたい。
 
  インターネットは使えないケースもあるでしょうから、たとえば衛星放送の双方向機能を使って、避難所の運営者がTV画面から避難所の状況や不足している物資を入力して、各避難所の状況にあわせた物資提供を行うといった方法があるはずです。
携帯のワンセグ放送でも、双方向通信ができる時代です。
 TV、衛星アンテナ、非常電源等ワンセット30万~50万円くらいでできるのではないでしょうか?
スーツケースひとつ分の資材で実現できます。

+++5/11訂正+++
デジタルTVの双方向通信では、受信は衛星経由で受信できますが、発信は電話/インターネット回線が必要ですので、有線/無線の通信回線が必要でした。 失礼致しました。
 そうすると携帯電話等のワンセグ放送が有力かもしれません。
+++++++++++++

2)支援物資物流の見直し。
 直接支援物資が被災地に届くから、そのハンドリングに混乱が生じるのです。
 被災地から離れた場所を拠点にするなり、全国数箇所の支援物資供給拠点を作り、支援物資は一度そこに集積し仕訳や在庫管理をした上で、現地に必要な物を送り込むべきです。

軍隊の物資供給はそうなっていると思います。

 また、物流と縁遠い行政の方が、支援物資を扱うのも間違っています。
 郵政公社なり、民間業者との支援協定を結び、物流の専門家にまかせるべきではないでしょうか?

3)物流へのICタグの活用
今はICタグという便利な物があるのですから、後方の支援拠点でICタグを付けて被災地に入れれば、その後の扱いは格段にやりやすくなるはずです。
この仕組みは、現地でハンディ端末で扱えますから、電力・通信がダメでも使える仕組みだと思います。

これは国際支援でも有効ではないでしょうか? 被災者に渡る前に一部の人が搾取してしまうような状況になっていると聞きますが、ちゃんと被災者に渡っているかどうかチェックできるのではないでしょうか?

385万人の被災者の一人になるかもしれない身としては、とても心配な事です。
ぜひ実効性のある避難所運営や物流計画を立ててください。

それから、支援物資を送る方は、送るならやはりお金です(たとえ,わずかでも)。
古着など送るべきではありません。 また食品など痛みやすい物を送るべきではありません。
飲料水などの生活必需品であっても、小口で大量な荷物は現地を混乱させるだけです。避けるべきでしょう!

物資は、メーカーなり流通業者が大量に提供すれば良いのです。
消費者はそんな会社を評価して、その後その製品を買ってあげれば良いのです。

気持ちを込めたいのなら、物より手紙など別の形で表しましょう。

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May 08, 2006

集合住宅の防犯:半数が不安

マンション・アパートの共有部分の防犯について、住民の半分が「不安」と感じている。(5/08日経朝刊)
「建築研究所」がアンケート調査した結果で、共用玄関や駐輪場について、特に不安が多いようだ。

 96%の人が防犯対策費を払う意思があり、その平均金額は月額1659円という結果のようです。
防犯カメラの設置などが主な対策だそうです。

マンションでの犯罪も増えており、当然の結果だと思います。
 先日の事件でも、防犯カメラの画像が逮捕のきっかけにまりましたね。

防犯カメラは、犯罪の抑止効果はありますが、犯人逮捕のための証拠確保の意味合いが強く、いわば事後の対策です。
私の住んでいるマンションはオートロックですが、裏から簡単に侵入できます。

このように、カメラをつけたから・オートロックだから安心ではない事を忘れないでいただきたいです。
予算の関係で完璧にするのは難しいでしょうが、全体で見て弱点(脆弱性)はないかという視点が大切です。

そして、一番有効なのはコミュニティの存在。 システムだけに頼るのではなく、コミュニティの力を合わせて、安心できる生活を手に入れたいですね。

 「(社)全国防犯協会連合会」では、防犯優良マンション認定制度にむけて、「防犯優良マンション標準認定規定」及び「防犯優良マンション標準認定基準」をとりまとめたようです。 

 また、このサイトでは防犯性能の高い建物部品の紹介や、防犯フィルムの性能テストも公開しています。

 今、お住まいのマンションの防犯性能が、どの程度なのかこの基準を見て確認してみてください。

最後に、防犯性能をあげると、防災上は制約になるケースがあります。
セキュリティシステムが停電で使えなくなったために閉じ込められてしまうケースや、入り口が減らしたために、脱出口もなくなってしまったなど。

 評価するときは、防犯・防災両方の視点で評価する事もお忘れなく。

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May 07, 2006

大雨に備えておこう

連休の終わり西日本から東日本にかけて大雨のようですね。風も強いようです。
最近、気候変動の影響で、集中豪雨が増える傾向にあります。

 昨年も多くの被害が出ましたが、今年も同様かそれ以上の被害が発生するかもしれません。
強風を伴う大雨の時は、傘だけではずぶ濡れになります。

今年も集中豪雨がある事を前提に、今からレインコートやレンブーツなど探してみてはいかがでしょうか?
軽量でバッグの中に入れておける携帯用レインコートなど用意しておく事をお勧めします。

たとえば、こんなコートはいかがでしょう。 スクータ用ですが、風によるバタつき防止や、靴に雨水がたれない工夫がされているようです。 バイク用雨具には、高性能なものがけっこうあります。

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レインブーツにもおしゃれなものが増えているようですね。
ガーデニングブーツなどにも良いものが、たくさんあるようです。
確か、昨年の大雨の時は売り切れ続出でした。
【レインブーツ&ガーデンブーツ】0427アップ祭9クロワッサン・完全防水長靴

また男性の場合、風が強い日の大雨だとスーツの膝下がビショビショで、プレスの線も消えて大変です。
私も客先に着いた時には、ひどい状態になっていた経験があります。

レインチャップスがあると靴を脱がずに着けられて便利かもしれません。 収納サイズは文庫本程度なので、バッグに入れておくと良いかもしれません。

【創業祭 Point2倍は8日9:59迄】モンベル DRTC.レインチャップス L ディープサファイア(DPSA)

またスパッツなども良いかもしれません。 ブラックだったらあまり目立ちません。
以前、スーツでスクータに乗る時に、防寒と防水のために使っていました。

モンベルGORE-TEXライトスパッツ ロング


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May 04, 2006

緊急地震速報:精度向上が課題

大きな地震が来る直前に速報を出す、緊急地震速報のシステムで、予想震度と実際の震度が大きく異なる事例が、2年余りの試験運用中に5%強の確率で発生しているようだ。(5/3日経朝刊)

例を挙げると4月下旬に伊豆半島当方沖で発生した最大震度4の地震で、最大震度7と報じた。
2004年の試験運用開始から2006年1月までに130回の速報を発信(震度4以上)し、うち8回は実際とは、2階級以上異なる速報だった。

このシステムは、初期微動(P波)を捉えて、揺れの大きなS波の到達時間と震度を速報するシステムだが、多発していた小規模地震を初期微動として捉えて大きな震度を計算してしまったようだ。

P波を捉えてから数秒で計算するシステムだけに、誤差を生じる事は避けられないようだが、気象庁では本運用に向け精度改善に努めるとしている。

 今後の精度向上に期待したいです。
私は、精度を上げるために通知する時間が遅れるよりも,誤報かもしれなくても通報して欲しいと思います。
ただ、工場の設備など緊急停止してしまうと、復旧に時間が掛かり大きな経済損失をこうむるケースがあるのも確かです。
 緊急停止するシステム側でも、1分以内なら停止をキャンセルし復旧できるようなシステムに改善するなどの努力も必要だと思います。

速報により、多くの命が助かるかもしれない、大規模な2次災害が防げるかもしれない事を尊重して、本運用を開始して欲しいです。

過去に警報を発令してはずれてしまい、その警報によるパニックのために死者が出た事を気にして警報発令をためらい、今度は本当に災害が発生して、大きな被害に繋がってしまったというストーリーの映画がありました。

そんな事が実際に起きない事を祈りたいです。
サービスを受ける側も、事前通知のない災害演習だと受け止め,はずれたからといって過剰に反応しないようにして欲しいと思います。

 生命保険を掛けて、保険期間中に死ななかったから損したと思わないでしょう。

地震の事は正確に解明されている訳でもなく、さまざまな経験を踏まえて精度が向上すれば良い事ではないでしょうか?

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May 02, 2006

自主防災組織活動支援

町会・自治会などで防災リーダになった方は、住民の関心が低く協力が得られないなど、大変苦労されていると聞きます。 

 住民の防災意識は、最近は高まる傾向にあるようですが、家庭での防災準備程度で地域での参加には無関心の方も多いと思います。

 消防庁消防大学校では、「自主防災組織教育指導者用教本」を作成して、Web上で公開しています。

自主防災組織づくりとその活動(風水害・土砂災害編)、自主防災組織づくりとその活動(地震編)で、それぞれ教育指導者用と住民用があります。

中身は、チェックリストや住民の関心の引き方など、事例を交えて紹介されているので、実践的な内容だと感じました。

 防災リーダの方は、一度目を通されると役にたつと思います。

 また、ここで紹介されている事例以外に、自主防災活動の事例を知りたい方は、「防災まちづくりポータルサイト」が役立つと思います。

この教本の中で紹介されていたのですが、自主防災組織の活動支援策があるのですね。

1)自主防災訓練災害補償等共済制度
市区町村が加盟するものですが、自主防災組織の自主的な活動であっても、訓練計画書の提出があれば補償の対象となるそうです。 

  訓練を実施する場合は、市区町村か消防署に相談すると良いですね。

2)自主防災組織育成助成事業
 防災設備、資材の購入に対して助成金が出るようです。 これも問い合わせてみる価値がありそうです。

 中央防災会議での10年後の減災目標のひとつに、自主防災組織率72.5%⇒96% が挙げられています。
 今後もこのような助成制度など増えるのではないでしょうか?

このような制度や支援策をうまく活用して、実効性のある自主防災組織に育てたいですね。

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被災時のレシピ

被災時の食事は、心配な事の上位に挙げられると思います。
避難生活=冷え切ったまずい食事、缶詰・レトルトなどの簡単な食事ばかり といったイメージが強く、食事の事を考えるだけで、復興への意欲も減退してしまいそうです。

水も食材も調理器具も満足にない中で、温かな料理や団欒のできる料理があれば、復興への活力も数倍になるのではないでしょうか?

そのためには、食材等の備蓄だけでなく、被災時に役立つ料理のレシピなども準備しておきたいですね。

富山県栄養士会の開発した「災害・緊急時の簡単料理あらかると」が、消防防災博物館のサイトで紹介されています。 

 食材別のレシピだけでなく、「手ばかり、目ばかり」といったノウハウも紹介されているのが実践的ですね。
たしかに、備蓄品の中に計量カップを備えている人はごくわずかでしょう・・・

主婦の方は、一読されると日頃買い置きしたほうが良い食材などの感覚が掴めるのではないでしょうか?

 サイト上には冊子の中の一部だけが紹介されているようですが、ぜひ全文PDF形式で提供していただきたいですね。

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