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May 29, 2006

ジャワ島地震:学ぶべき事

ジャワ島の地震。時間が経つにつれて被害が増えています。
国際支援が円滑に進み、ひとりでも多くの方が救出される事を祈りたいです。

M6.3阪神淡路大震災と似たタイプの直下型地震のようですね。
日本人のインタビューで、「震度5弱程度の揺れだった」との報道もありました。 
どこで被災された方の話かも判りませんので、もっと大きな揺れだったのかもしれません。
レンガ造りの建物だけでなく、写真では新しく見えるりっぱな建物も倒壊していましたね。

海外では震度という考え方がないのでしょうか? いつもマグニチュードだけの報道なので、被災地のゆれがどの程度なのかが、いつもピンときません。

現在、救出を行う重機等資機材、医療、食料、テントなどの不足が報道されています。
空港の滑走路が被害を受け、救援物資の受け入れにも支障が出ているとか。

 
 今回の地震で思った事を幾つか書きたいと思います。

1)国際支援はもっと早く動けないのか?
現代の軍の機動力があれば、1日程度でスタップや救援物資を送り込む事は容易だと思いますが、受け入れる側、派遣する側の政府の問題もあるのでしょうが、大災害の度にもどかしく思います。

 災害支援の国際的な協定、手順、体制を構築して、早期に活動できないものでしょうか?
生存確率の高い3日間があっという間に過ぎてしまいます。

2)津波のデマで逃げた人がパニックになった。
 「津波が来る」というデマが出て、多くの人が活動中の火山に向かって逃げたとう報道がありました。
何もアナウンスがない場合、津波に備えて避難するのは正しい行動でしょう。 スマトラ沖地震の津波の経験が生きていると思います。

 一方、政府側は正しい対応ができなかったのでしょう。 津波の心配がない事を即座にアナウンスする行動が起こせなかったのですから。

 たしか最近、スマトラ沖地震の経験から国際的な津波警報演習があったと記憶していますが、その成果はなかったのでしょうか?

3)インドネシアは地震大国?
 インドネシアはアジアでも地震が多いようですね。 <インドネシア専科>にそのような記述があります。

それなのに、何故こんなに大きな被害が出るのでしょう?
資金面の問題もあるかと思いますが、防災意識の問題も大きいのではないでしょうか?

二度とこんな被害がでないように、日本の防災教育のノウハウや地震対策のノウハウを積極的に提供して欲しいです。

防災士研修の東大生産研)目黒教授の講義の中で、荷造り用ポリプロピレンテープでレンガ造りの建物を補強すると、震度5強にも耐えられた。震度6弱では倒壊したが、少なくとも逃げる時間は確保できたという話を伺いました。
 この話、昨年12月に新聞で読んで記事にしていたので、実際に映像を見て感動しました。

 お金を掛けなくても命を救えるすばらしい技術だと思います。 
早く世界中に広めていただきたいです。

 今回のジャワ島でも住宅再建をする時には、この工法のできる人を大量に養成して、新しい住宅に使って欲しいです。

最後に、防災意識の大切さ、建物倒壊を防ぐ耐震・家具転倒などの被害を防ぐ事の大切さ、そして日本の持つ耐震・減災の技術やノウハウが世界に提供できれば、多くの命が助かったであろう事を忘れず、行動につなげる事が大切だと思いました。

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