« 防災科学技術研究所5年間の成果 | トップページ | 新潟地震から42年 »

June 16, 2006

実用化を期待したいMPレーダシステム

梅雨本番、関東地方も今晩から明日に掛けて大雨の予想です。
防災科学技術研究所の研究のひとつに、マルチパラメータ(MP)レーダを使った土砂災害や水害の発生予測手法の開発の研究があります。

 みなさんおなじみの気象庁のアメダスは、レーダと雨量計網のデータから2.5kmメッシュで1時間毎の雨量を測定していますが、このMPレーダでは500mメッシュ1分毎の雨量観測ができます。

ちなみに、東京都下水道局の「東京アメッシュ」では1分毎にレーダ観測データを測定し、10分毎にデータが更新されています。 レーダ分解能は半径20km圏内で250mメッシュだそうです。

 アメダスレーダなど従来のレーダ観測では、誤差の補正に雨量計の実観測データによる補正が必要ですが、MPレーダは補正の必要がなくリアルタイムに雨量の測定が可能です。

 したがって、従来の25倍の精度で1分毎の雨量測定ができ、最近増えている短時間に大量に狭い範囲に降る雨を測定する事ができるそうです。

また、このレーダと連動して、降雨流出解析を行い、浸水危険箇所を10mの分解能で予測する「実時間浸水被害危険度予測システム」を開発し、現在神奈川県藤沢市と共同で実証実験を行っています。

このシステムは「あめリスク・ナウ」というサイトで公開されています。 先日、NHK首都圏ネットワークの中で紹介されていました。
 残念ながら現時点で運用が停止されているのか、最新情報を見る事はできませんでした。

このシステムが実用化すれば、1時間先の局地的な浸水被害を予想できるそうです。
早くこのシステムが実用化して、浸水予想の通報や災害時要援護者の早期避難などに活用される事を期待します。

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36066/10542359

この記事へのトラックバック一覧です: 実用化を期待したいMPレーダシステム:

コメント

コメントを書く