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July 20, 2006

各地で水害、記録的雨量

各地で記録的な雨が降り、避難勧告も出され、亡くなられた方もいるようです。
長野県岡谷では避難勧告が出されたのが遅いのではないかという指摘も出ています。
また、避難所に向かう途中で土石流に遭い亡くなられた方もいらっしゃいます。

海外でも、台湾や中国では台風による水害が発生しているそうです。

数年前から毎年気象の記録が更新されるようになり、水害・土砂災害による被害も増える一方です。
原因は諸説ありますが、今までとは状況が変わっている事は確かだと思います。
おそらく今後も豪雨や水害は増え続けるでしょう。

まずは、「今までは大丈夫だった!」という考え方を捨てる必要があります。

7/19NHK「首都圏ネットワーク」の毎週水曜日の特集「災害に備える」で、長岡市の災害対応ラジオの事例を紹介していました。

 FMラジオで、避難情報を通知する際は自動で起動し、伝えるという仕組み。
メリットは3つ。
1)従来の防災無線受信機が3万円以上かかっていたものが、8千円程度でできる。
2)広報車による通知では雨の音で情報が聞き取れないが屋内なら聞こえる
3)既存の地域FM局を活用でき、アンテナの増設だけで対象エリアを広げる事ができる。

新潟での水害の経験を元に、このようなシステムを試験的に導入したそうです。
すばらしい試みだと思います。 この中で気になった事がひとつ。

川の水位など避難準備情報発令の基準に達しても、発令せず、職員の経験を元に判断して発令するようにしている事。 基準値だけで判断すると必要以上に発令してしまう可能性が高く、住民が勧告を聞いても避難しなくなってしまう。 これがポイントですといった言い方を担当課長がされていました。

確かに大切なポイントかもしれませんが、私は疑問に思いました。
過去の気象とは違う状況に変わってきているのですから、経験に頼って良いのでしょうか?
そして質の維持の問題。 現在のこの課長さんは、経験豊富で優れた判断力をお持ちかもしれませんが、それが全国の自治体や世代交代を経て維持できるのでしょうか?
そして、今回の岡谷市のように、「床上浸水の問い合わせ対応に追われ、避難勧告が遅れた」といった事態も充分考えられます。

安全、特に人命に係わる事は「フェール・セーフ」が基本。どんな問題があっても、常に安全な側に動作するようにしなければなりません。

「狼と少年」や「パニックや混乱を防ぐため」という話がよく出ますが、フェール・セーフを基本とし、徐々に精度を上げる方法で改善をするべきだと思います。
「こんなはずでは・・・」「想像を上回る被害・・・」といった話は、もう聞きたくありませんね。

また、住民側も避難勧告が出たが被害はなかったからといって騒ぎ立てたり、「またどうせ被害は起きない」と考えるのではなく、「何もなくて良かった」と考えるよう、意識改善が必要ですね。

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