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July 13, 2006

映画「日本沈没」の見方

映画「日本沈没」が、15日に公開されます。
試写会を見た感想で、駄作だという声もあるようですが、防災に興味を持つ人にとっては最新の地球科学や防災対策技術を垣間見る事のできる良い機会になるのではないでしょうか?

TBSでは映画宣伝のために、様々な番組で取り上げていますが、面白かったのが、7/10放送の筑紫哲也News23での紹介でした。

小松左京氏の原作は33年前の1973年に出版され、400万部を売り上げ、年末公開の映画(前作)も650万人を動員し、話題となった作品です。 私もおぼろげながら覚えています。

この原作が書かれた時代の背景ですが、世界の地震研究では「プレートテクトニクス理論」が出て評価された時代。
これ以前の代表的な地震は、国内では1948年に48000棟が全半壊した福井地震が起き、1950年に「建築基準法」が施行されています。
 1964年に新潟地震、1968年に十勝沖地震が発生しています。

この映画の公開の5年後の1978年に東海地震を想定した「大規模地震対策特別措置法」が施行されています。

前置きが長くなりましたが、原作は現在から考えると何も防災対策の基盤のできていない時代だったと言えるでしょう。

 そんな時代に当時の最新地球科学理論を取り入れて作られた小説だった訳です。
そしてこの映画で描かれていた石油コンビナート火災、高速道路の倒壊など、フィクションだと思われていた事が、後の大地震で現実となっています。

 33年たち、地震研究が格段に進んだ現在に作られた今回の作品では、日本沈没という事実自体は私達が生きている間は起きないと思われるフィクションですが、個々の詳細はかなりリアルに事実や最新理論を用いて作られたそうです。

現在の日本の地震研究は、世界的に見ても最先端となり、主人公の職場「海洋研究開発機構」の「しんかい6500」地球深部探査船「ちきゅう」など、世界の最先端の技術が登場します。
「ちきゅう」は、海面下1万メートルの掘削が可能で、人類史上初めて地球内部のマントルまで掘削ができるそうです。

地震研究の最前線を、フィクションとして見る。そしていずれ現実化する部分があるかもしれないと思ってい見るというのはいかがでしょうか?

日本沈没 (出演 草なぎ剛、柴咲コウ)
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starこれが現実に起きたらどうするかを考えることに意味があると思う
star救いがなく見ていて暗くなった
star終わり方が今ひとつでした。

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こちらは、丹波哲郎出演の前の日本沈没

日本沈没
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star過去の名作
star旧作懐古・俳優はベテラン俳優だけ・CG否定・する「うましか」が喜んでみる本作
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これはパロディ映画だが、笑える一方深刻な話かもしれない・・・ 
けっこう話題になったが、見ていません。DVDでぜひ見たい。

日本以外全部沈没
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» 「日本沈没」暇な時間があれば見てもいいかな。 [soramoveから]
「日本沈没」★★★ 草なぎ剛、柴咲コウ、豊川悦司 主演 樋口真嗣 監督、2006年 広島旅行中、せっかくなので映画でもと、 繁華街で見つけた「日本沈没」の看板。 広島宝塚588席と規模はまあまあ。 席も座りやすい。 映画はどうだろう、話題の大作だ。 地...... 続きを読む

受信: Jul 28, 2006 9:51:00 PM

コメント

こんばんは、

前作は私も見ました。
疑問点は実際あり得る想定をした場合、個々人の考え方に雲泥の差が生じる懸念が残った記憶があります。

日本列島が沈没するような事態では宇宙船、海外移住しか考えようがありませんね。

当然のように地球規模での地殻変動を伴いますので国外であっても安全とは言い切れません。

この広い私達の銀河系宇宙空間においても衝突銀河も存在します。ある時太陽系が突然消滅しても
宇宙全体から見れば当たり前、日常茶飯事の1例に過ぎないとの話もあります。

あくまで自然現象、
ユックリなのか?突然なのか?解る術もありませんが、その時であっても希望は捨てずに最善の努力をする意気込みだけは持ち続けたいものですね

投稿者: ippo248 (Jul 14, 2006 9:57:24 PM)

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