« September 2006 | トップページ | November 2006 »

October 31, 2006

大阪府被害想定を見直し

10/30大阪府は、上町断層等地震による被害想定の見直しを行い公表した。 公表資料はこちら
なお、前回の被害想定調査は平成8年のもの

[被害概要] 想定地震の最大値 (前回被害想定)
 建物被害: 全壊36万棟(28万棟) 半壊33万棟 (34万棟)
 人的被害: 死者13千人(19千人) 負傷者 15万人(13万人)
 経済的被害:直接被害 11.4兆円 間接被害8.2兆円 計19.6兆円

[想定地震]
 上町断層帯A(北中部大)、上町断層帯B(南部大)、生駒断層帯、有馬高断層帯、中央構造線断層帯m東南海、南海地震で、上町断層帯Aが最大の被害と予測している。

東海・東南海地震での経済被害は計1.5兆円としているが、この地震では津波が大阪にも被害をもたらすという話もあり、本当にこの程度の被害なのか疑問に感じる。

阪神淡路大震災での経済被害は10兆円と言われているが、大阪での被害想定では震度7の想定範囲も広く、広範囲での液状化の懸念もある。 

大阪の耐震対策の現状は知らないが、すいぶん過小評価なのではないだろうか?

| | コメント (0) | トラックバック (0)

October 30, 2006

3つ子地震震源は紀伊半島沖

東海・東南海・南海の三地震が同時発生する場合の震源が、紀伊半島沖になる可能性が高いとのシミュレーション結果が出た。

 海洋研究開発機構(JAMSTEC:映画「日本沈没」で主人公の草薙くんが勤めていた所)が、地球シミュレータを使って計算した結果である。

この研究成果は、31日から開かれる日本地震学会で発表されるそうだ。

これらの地震が同時発生した場合、死者は最大約二万五千人、経済損失額は81兆円にのぼると想定されている。
(10/30日経朝刊)

 東海・東南海・南海の地震の連動は三つ子地震と呼ばれ、歴史的に連動する可能性が高い。
1489年 東南海、東海 M8.2~8.4
>100年後
1605.2.3 東南海、南海 M7.9 慶長地震
>100年後
1707.10.28 東海・東南海・南海 M8.4 宝永地震
>150年後
1854.12.23 東海・東南海 M8.4 安政東海地震
1854.12.24 南海 M8.4 安政南海地震   ※32時間後
>90年後
1944.12.7 東南海 M7.9 東南海地震
1946.12.21 南海 M8.0 南海地震 ※2年後

前回、1944年の際は東海地震は発生しておらず、150年が経過している。
次回は、東海・東南海・南海が連動して発生する事が懸念されている。

 この三つ子地震が同時発生すると、神奈川から愛媛までが震度6弱のエリアに入る。
そして、海溝型地震なので長周期地震動の発生が予想され、高層ビルや石油タンクへのゆれが心配される。
私見だが、首都圏も長周期地震動の影響を受けやすく、新潟中越地震でも地上は揺れていないのに超高層ビルが揺れるという現象が発生している。
さらに、津波の被害や浜岡原発の被害による放射能汚染といった心配もあり、死者は最大約二万五千人、経済損失額は81兆円という被害予測はずいぶん低い数値のように感じる。

[過去関連記事]
津波と長周期地震動
ドスペ「巨大地震は必ず来る!!」

| | コメント (2) | トラックバック (0)

October 29, 2006

カセットガス発電機

日常生活に電気製品は必需品という事で、防災用に発電機の準備も考えたくなります。
防災用として使う場合は、せいぜい防災訓練で動かしてみる程度でしょう。
ガソリンを燃料とする発電機は、ガソリンの劣化やメンテナンスが不十分でいざという時使えない事が心配です。

 日常鍋物に使うカセットコンロ用の燃料、ブタンガスを使ったがセットガスを使った発電機があります。
災害時でも入手のし易さが期待でき、同じ燃料でカセットコンロにも使えます。
 ガスを使うのでガソリンが燃料の発電機よりもメンテナンスは楽なようです。

 非常用に発電機を備える方は、カセットガス発電機のほうが良いかもしれません。

 燃料の使用効率から見ると、ガソリンのほうが上。
 カセットガスタイプは2本で1時間程度使えます(2本のカートリッジを交互に交換して、連続利用はできます)

騒音については、ガソリンでもガスでも同程度。67db程度。 
多くの機種があるガソリンタイプでは、47db程度の低騒音タイプもあるようです。

それから、ガスタイプでもエンジンですから駆動用のオイル等はメンテナンスが必要です。

 結論として、時々使う用途がありメンテナンスもちゃんとできるならガソリンタイプ。
 防災用としてして使わず、メンテナンスも楽さを選ぶならカセットガスタイプがオススメです。

 取り扱いの楽な燃料電池タイプの発電機が実用化される事が理想だと思います。

『宅急便送料(時間指定可)代金引換手数料無料』岩谷産業 三菱ポータブルガス発電機MGC900GB

>11/19追記 
 ガソリンタイプの発電機を使ってみました。 やはり排気ガスがかなり気になります。
風向きによっては、テント内に臭いがこもる事も考えられます。 
 ガスタイプだと排気ガスの臭いの心配はないでしょうから、その点ポイントが高いですね。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

October 28, 2006

1年間の法人所得が一瞬で消える

10/27の日経朝刊に2006年1月までの1年間の税務申告ベースの法人所得は50兆円強で、14年ぶりの50兆円代というニュースを載っていました。

 50兆円と聞いて思い浮かんだのが、首都直下地震が発生した時の経済損失額です。
内閣府の予想では、首都直下型地震の直接被害(建物倒壊等資産損失分のみ)予想額は、50兆円(M7.3東京湾北部地震で、18時発生風速3mの場合)、風速が15mの場合は67兆円となっています。

 さらに交通寸断や生産活動の停止による間接被害を含めると、風速3mで94兆円、風速15mで112兆円となっています。

 ワーストケースでは、日本中の企業の所得の2年分が一瞬の出来事で失われてしまいます。
国家予算が一般会計で80兆円とか、特別会計まで含めると220兆円と言われても、正直ピンとこなかったのですが、この企業の年間所得と比べたほうが実感が沸きました。 

阪神淡路のあれほど大変な地震でも苦しいながらもちゃんと復興できたのだから、首都直下型でも大丈夫と考えている方もおられるかもしれませんが、阪神淡路の経済損失は10兆円、企業の年間所得の1/5です。
対して首都直下型では2倍。 その影響は計り知れないでしょう。

 そして国の被害想定は甘すぎるという意見も多いです。

 2015年度までの国の減災目標は、経済損失112兆円を70兆円にする事としています。

企業も個人も意識を変えて取り組まないと,達成できない目標ではないでしょうか?


 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

October 26, 2006

RISCON2006 気になったもの2

危機管理産業展2006関連のレポート4話。

5)中川ケミカル 蛍光灯飛散防止システム 「BANGUARD」

【防災グッズ】蛍光灯飛散防止 バンガード32W管用

地震時に蛍光灯が降ってきたらと思うと、かなり怖いです。
背中にでも入ったら痛そうです。 そして被災時だと、トリアージされて手当は後回しになりそうです。
そんな不安を解消するのがコレ。

ポリカーボネイト製のチューブに蛍光管を入れ、蛍光灯が落下しても飛散しない仕組み。
10年間使用可能で、蛍光灯の紫外線もカットし、蛍光灯に虫が集まるのも防いでくれるそうです。
 蛍光管の交換もできる点が、他のフィルムタイプよりも優れています。
1番安いタイプで1本1500円。 10年持つなら満足できる値段でしょう。

6)パウダレット
 災害対策のトイレ用品はたくさんありますが、今まで見た中ではこれは画期的かもしれません。
 し尿(大小)にパウダーを混ぜてかき混ぜると、においもないサラサラの粉末になるという商品。
殺菌もされ、水に濡れても元の状態に戻らないとか。

 貰ったパンフレットには、処理後の粉末がビニール袋に入って付いていました。
 元し尿をパンフレットに添付して配る・・・ 
たしかに、見た目きれいなのですが、さすがに封を開ける勇気がありません。

防災用途はもちろん、キャンピングカーとか小型船とかいろいろ使えそうな気がします。
 このパウダー、主成分は酸化カルシウムのようです。

7)賞味期間3年のカロリーメイト
 会場でサンプルを配布してました。
 パンフレットでは乾パンと比較して、備蓄用食料としての優秀さを訴えています。

  私も、今の時代に乾パンはないだろうと思います。

ミドリ安全で販売するとか

8)NTT ダンジブル災害総合シナリオシュミュレータ
 防災関連のシステムは数多く出展されています。 優れたシステムも多いとは思います。
 多くは、ノウハウとお金を掛ければ作れるだろうと思えるものですが、このシステムはちょっと不思議でした。

 文字だけで表現と判りにくいのですが、新聞大のボードに地図が表示されています。
 この地図に、オセロの駒みたいな物を置き動かすと、シミュレータが動くという仕掛け。

津波を例に、駒を置いた所から警報を聞いて避難するとどうなるかのシミュレーションをしてましたが、ボードの上を人が歩いて逃げる様が映され、津波が襲い、間に合わない事が判る。
 広報車をどのようなルートで走らせれば、より多くの人が助かるか判るといった使い方のようです。

 将来のDIGはこういった技術が使われるのでしょうね。

 見た感じは、ボードにプロジェクターで画像を映し、RF-IDのようなものを埋め込んだ駒でコントロールするような仕組みのようです。

 ボードゲームにこの技術を使ったらおもしろいだろうなと思いました。

  

| | コメント (0) | トラックバック (1)

October 25, 2006

RISCON2006 気になったもの

危機管理産業展2006関連のレポート3話。

展示品の中で気になった物をご紹介。

1)三菱重工 無人防災支援ロボット
無線/有線で遠隔操作可能な探査ロボット。 全長1m 55kg
 階段や段差など、45度の傾斜を移動可能で、2時間以上動作する。

 新聞やTVでも取り上げられていたので、ご存知の方も多いかもしれません。
2006riscon1

昨年のRISCONで出展されていた無線で動作する無人ヘリは、その後輸出した物が軍事目的で利用されそうになった事が発覚して問題となりました。

こういった日本の優れた防災ロボット関連の技術は、簡単に軍事利用への転用が可能です。
世界に向けて防災技術の提供への期待は大きいでしょうが、軍事利用やテロでの利用など悪用されないような対策も大切だと思います。

>2006/11/2 追記
 開発費3000万円、売値2000万円だとか。
 将来、1桁安いロボットが発売される事を期待します。

2)日立 パワーアシストレスキューシステム
2006riscon2

今年6月のジャワ島沖地震で実証実験を行ったというパワーアシストジャッキ。
 簡単に言うと電動機付き自転車のジャッキ版。
 女性の力でも(たしか)100kgの物を持ち上げられるジャッキ。

24Vのバッテリーで8時間使えるそうです。
自主防災組織などに配備されていれば、がれき除去の大きな戦力になりそうです。

重機類は操作に免許も必要ですし、保管・メンテナンスの問題などもあります。
こういったツールがあると心強いですね。

多くの工場や倉庫、整備工場などで日常使われていて、被災時にはそれらの会社が地域貢献として救助に役立てる事ができるのが理想ですね。

3)新潟防災・救済産業研究会
2006riscon7
 新潟中越地震の経験を活かして作られたものが多く出展していました。
写真は男性用トイレ。 撥水性ダンボールを採用し、活性炭フィルターで臭気を押さえ、ポリタンクに集めるシステム。
 これなどは、防災用アイディアとして良いですね。
 カレンダーやポスターを利用して受けを作り、ペットボトルに入れたバーベキュー用炭を使ったフィルタを通してポリタンクに集めれば、同様の機能の物ができそうです。

他にもダンボールを使ったレスキューボード、プライバシーを守る更衣室・授乳室。プライバシーウォールなど、経験が活かされた物が多かったと思います。

 今回のRISCONの特徴として、このような避難所生活の不便を解消する商品も多いようです。
被災地の経済復興にもなりますし、こういった被災地の知恵で生まれた商品は積極的に採用したいですね。

4)アキレス エアーフロア
 避難所生活で辛い事のひとつが、硬く冷たい床に寝る事。
 そんな不安を解消してくれるマット。

 50cm×5mのエアマットです。 30秒で膨らみ、厚さ8cm畳のような感触になるマット。
普通のエアマットに比べ、かなりガッシリした感じで安心できます。
収納サイズは直径20cm×50cmの筒状になるようです。 1枚12万円。

2回目の寒い冬を越そうとしているパキスタン地震の被災者に寄付すれば、喜ばれるでしょう。
 メーカにとっても実証実験+宣伝効果大だと思います。

これなら世界の軍隊に採用されても良いのではないでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

RISCON2006 陸上自衛隊

危機管理産業展2006関連のレポート2話。
まずは紹介の簡単な陸上自衛隊の装備から、ご紹介します。

併設イベントとして屋外で、陸上自衛隊の特殊車両が展示されていました。

[装輪装甲車(指揮通信社)]
2006riscon3

[野外炊具1号]
45分以内に250人分の食事の準備が可能
2006riscon4

[化学防護車]
2006riscon5

[バイク]
2006riscon6

被災時はこれらの装備が有効に活動してくれる事を期待します。
小説「M8」でも自衛隊の工兵隊?が、装備を駆使して火災の延焼を食い止めるシーンがありました。

ただ、それぞれこんなに大きな車両では、あちこちビルが倒壊した都内の道路などで動けるのだろうかという疑問もあります。 幹線道路沿いでしか活躍の場がないのではないでしょうか?

| | コメント (2) | トラックバック (0)

October 24, 2006

防災は住宅に始まり、住宅に終わる

10/23で新潟中越地震から2年経ちました。
今も、5,300人の方が仮設住宅に暮らしているそうです。

ここまでは多くのサイトで語られている事です。
その先の話が続かず、昨日は記事が書けませんでした。

 「危機管理産業展2006」に行き、シンポジウム「首都直下地震を検証する」を聞いてきました。

 その中で感じた事が、今日のタイトルです。

 「防災は住宅に始まり、住宅に終わる」 

 防災対策はまずは、地震発生の瞬間に住宅の倒壊・家具転倒などから命を守る事が最も大切です。
家具転倒防止や耐震対策に一番に取り組むべきです。

そして、新潟中越地震から2年。 毎日新聞の調査によると3割の方は生活再建に目処が立たず、その多くは住宅がない事が理由だそうです。
またシンポジウム内で紹介されたデータでは、住宅再建の目処が立った方と目処が立たない方では、精神状態が悪くなった方の占める割合が3倍も違うそうです。

 自分の家は生活の基本です。精神的にも金銭的にも住み慣れた家が使えるかどうかによって、被災後の生活への影響が大きく違ってくるのは当然です。

復興への意欲もまったく違うでしょう。

そんな意味で、生活再建は住宅再建ができるかどうかで終わると言っても良いでしょう。

つまり、住宅の耐震化がされているかどうかによって、被災後の生活はまったく違ってくる訳です。
多大な出費を伴う住宅の耐震化ですが、生活再建の明暗を分ける重要問題として考えるべきです。

以前TVでも紹介していたのですが、墨田区では寝室と避難路の確保といった一部の耐震改修でも補助金が出るそうです。
全面的な耐震改修は無理でも、一部の改修を行ったり、安価な工法を探すなどして耐震改修を検討されてはいかがでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

October 22, 2006

NHKスペシャル「首都直下地震」

9/1に放送されたNHKスペシャル「首都直下地震」の再放送がありました。
本放送で見逃してしまったので、再放送を待っていたのですが、やっと見れました。

例によって、備忘録としてご紹介します。 ※は私のコメント
テーマは首都直下地震の被害想定に含まれていない、今まで見過ごされていた3つの問題についてです。

1)旧耐震マンションの対策
2)谷埋盛土の住宅地の崩落
3)地震水害(液状化による堤防の破損による水害)

1)旧耐震基準のマンションの進まぬ耐震対策
 都内の旧耐震基準の分譲マンションは、9271棟。都心に限れば半分が旧耐震のマンション。
 新耐震基準となった昭和56年までに、全国で2万棟のマンションが作られ、その多くは今も使われている。

 築地のマンションでは、耐震改修工事に3億円。 1世帯当たり65万円の負担の見積が出た。
 年金生活者など負担できず反対も多かった。
 そこで、一部損傷の恐れはあるが倒壊は免れる工法で見積もったところ8500万円(20万円以下/世帯)となり、
合意に至った。

 さまざまな対策を検討し、実現可能な対策を行う事が大切。

  ※ここで紹介された安い工法は、柱に炭素繊維シートを巻きつける工法。
    耐震改修問題が騒がれた当初、こういった工法はなかった新しい工法だが、反対意見の中には今無理して耐震改修を行わなくとも、もう少し待てば安価で実現できる工法ができるのではないかという声もあるはず、誰もが余計な出費をしたくないと考える中で、適切なタイミングで合意を得る事の難しさを感じます。

やはり、期限付きの耐震改修補助制度によって、背中を押して貰うのが一番なのでしょう。

2)谷埋盛土住宅地の崩落
 2年前の新潟中越地震で、はじめて明らかになった問題。
 造成された住宅地の中で、谷部分を埋め立てた土地が地震によって動き、住宅地が崩落するという問題。

 全ての谷埋盛土が危険な訳ではなく、地下水が溜まった場所が危ない。

 政府は、今年8月に各自治体に対して危険地域の調査を要請した。

首都圏の某自治体では、年間200~300件の造成が数十年に渡り行われており、10年以上経ったものは資料も残っておらず、調査には膨大な時間が掛かるようだ。

 これに対する対策は、地下水を抜くパイプを地中に埋める工事だが、1軒当たり200万円程度の費用が掛かる。
 
 ※住宅の所有者から見れば、突然「あなたの土地は危険です、200万円掛かります」と言われれば寝耳に水の話。 耐震偽装のように誰に過失がある訳でもない。 まして、同じ造成地の中でたまたま盛土をした場所を選んだというだけで、このような問題に直面するなど納得できない問題だ。

3)地震水害
 東京東部の隅田川と江戸川に挟まれた地域はゼロメートル地帯と呼ばれ、地下水の汲み上げによる地盤沈下により海水面よりも土地が低い。 この対策として特殊堤防が作られているが、この堤防は地下20m程度であり、軟弱地盤である沖積層に打ち込まれている。

 地震が発生すると液状化現象により、この地盤が川側に動き堤防が破損する。満潮時などは、ここから水が浸入し、広範囲で水害が発生する。

 シミュレーションによると、地震発生後2時間程度で459平米が深いところで水深5m程度の水に浸かってしまう。 被害は東京都23区の2割の面積に相当し、150万人が被害にあうようだ。

 地震による家屋倒壊などで救助を待つ人も、助けられる事なく水に浸かってしまう可能性がある訳で、とても恐ろしい状況。

都は護岸の改修を進めているが、100mの工事に3億かかり、全ての改修を終えるのに10年以上掛かる見込み。 水害だけに一部でも決壊すればその影響は広範囲に及ぶ。

※私の住んでいるのはまさにゼロメータ地帯、番組で紹介された場所もよく通ります。
  マンション住まいなので、直接水害に合う事はありませんが、地域の避難所は水没、ライフラインの復旧も望めず重大な問題です。
最近、近くに建つマンションのセールストークのひとつは、地下52mの強固な地盤まで杭を打っているという事。
 でも、ライフラインや周辺一体がダメなら海の中の難破船状態ですよね・・・

隅田川と江戸川に挟まれた一帯は、軟弱地盤の沖積層が深く、50m以上の杭を打たないと安全な地盤に届かないようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

October 21, 2006

本レビュー:無防備な日本人

地震などの自然災害、感染症、BSE、テロ、凶悪犯罪、核の脅威など、最近は危機にまつわる話題に事欠かない時代になっています。

 マスコミで話題になるたびに心配になり、対策用品を求めにお店に走る、そして世間で話題にならなくなると忘れてしまい、賞味期限切れの非常食の交換もしない。

これが多くの日本人の実情でしょう。

次々と形を変えてやってくる多くの危機に対して、場当たり的な対応ばかりではせっかくの備えがムダになる可能性も高くなります。

多くの対策は過去の経験に基づき行われていますが、新たな災害が起きる度に「過去に類をみない災害」とか「想像を超える被害」と言った言葉が使われます。

表面的な対策だけでなく、もっと基本となる考え方を知った上で,様々な情報を知り判断する事が合理的な危機管理には大切です。

今回ご紹介する「無防備な日本人」は、正常化バイアス(正常化の偏見)など災害心理学を紹介した本「人はなぜ逃げ遅れるのか」の著者が、危機との向き合い方について書いた本です。

いかに日本人の危機管理意識が低さから始まり、感染症への対応など様々な例を交えながら、どのように考え、どう行動するかを紹介しています。

同じような内容の地震対策本を数冊読むより、こういった基本的な考え方を知る本は貴重です。
示唆に富んだ内容ですので、オススメします。

無防備な日本人
4480062831広瀬 弘忠

筑摩書房 2006-02
売り上げランキング : 196623

おすすめ平均star
star危機との向き合い方を考える
star意外なほど面白い

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

私なりに、 危機との向き合い方を、夜道を車で走る時にたとえると、

・夜中に飛び出しの多いような道は避けて通る。 → 危険の予知と回避

・近くしか照らせないヘッドライトでは、直前にならないと危険を察知できない
 →危険の予知、察知能力、情報収集力  

・ヘッドライトで危険を察知しても、ブレーキを踏まなければ危険は避けられない。
→適切な判断と、タイミングの良い、適切な対処

運転をする時は、危険な場所は避け(危機回避),注意しながら運転するが(災害への備え)、避けられない事故が起こった場合に備えてシートベルトをし(減災対策)、自動車保険を掛ける(損害保険)。

 危機管理の考え方は、車の運転と同じです。
予見できる危機に対して備えた上で、周囲の変化に注意しながら運用し、もしもに備えて保険も掛ける事が大切ではないでしょうか?


| | コメント (0) | トラックバック (2)

この1年でM6.5以上の地震は何回?

先日のハワイの地震はM6.5からM6.7に修正されたようですね。
この1年間でM6.5以上の地震って、世界でどれくらい発生していると思いますか?

NASAの地球儀ソフト「World Wind」を使って、2005/10/21~2006/10/20までのM6.5以上の地震を調べてみました。
このソフトを使うとUSGSのデーターベースで、日時、範囲(緯度・経度)、深さなどの条件から地震の検索ができます。

さて、答えは32回です。 知らなかったけどずいぶん多いんだなという感想です。
M6.5~M7.0までが25回、M7.1以上が7回です。
この1年で最大の地震は、2006年5月3日にトンガ東方沖で発生したM7.9(震源の深さ55km)
次が、2006/7/17ジャワ島沖M7.7(深さ34km)
Earthquake_listEarthquake

※発生場所の色の付いたアイコンの意味はよく判りません。

このNASAの「World Wind」とてもすばらしいソフトだと思います。
最近GoogleEarthが人気で、Webの検索キーワードの上位だと聞きましたが、GoogleEarthとはまた違った楽しみ方ができそうです。

 このソフト地震だけでなく、多くの衛星画像が見られます。
ハリケーン、竜巻、山火事などの状況や現在の雲の状態など、またGoogleEarthのように外部でファイルを作成してその位置や情報も見れるようです。(地震予知で有名な行徳高校のサイトにも地震発生位置を見れるリンクがあります)。

地球温暖化の影響などを学習するにも良いと思います。

 またNASA製だけあって、月、木星、火星なども同様に見れるようです。
月をスターウォーズのデススターに変身させるアドインソフトなどもあります。

今の子どもは理数離れだと聞きますが、今はインターネットで様々な情報を視覚的に見れる時代です。
こういったソフトを使って科学を好きになって貰いたいものです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

October 18, 2006

携帯で震源情報を提供

防災科学技術研究所(NIED)が、携帯サイトをオープンした。
Hi-netの最新震源情報が携帯で見られるようになった。
この他に研究所の紹介や確率論的地震動予測(地震予測地図)の携帯用壁紙などが提供される。

アクセスは下のQRコードからどうぞ。 http://www.bosai.go.jp/i/
Nied_qr

| | コメント (0) | トラックバック (1)

October 17, 2006

ハワイM6.6で非常事態宣言?

ハワイ島付近で15日午前7時(日本時間16日午前2時)にM6.6の地震が発生した。
死者はなかったが、広範囲での停電など社会生活に大きな影響があったようだ。

震度表示は日本だけのようだが、オアフ島にいた日系人の証言では震度4程度という。
その程度で、広範囲に停電やガスの供給が停まるというのに驚く。
 実際騒いでいたのは、アメリカ人ばかりで日本人は落ち着いているという。

ハワイ州の知事のコメントがおもしろい。
。「ハワイの観光業に幸いだったのは、旅行者のほとんどがカリフォルニアと日本からで、考えうる限り最も地震・停電に慣れた人たちだったこと」

 以上.asahi.comのニュースより。
余談だが、asahi.comでは、GoogleMapへのリンクを貼り、クリックすると震源地が表示されるようになっていた。
他のニュースサイトでもやって欲しいですね。

 また、CNNのサイトによると、州知事は同日午前にハワイ州全域に非常事態宣言を出したそうだ。

M6.6というと福岡西方沖地震が、日本ではM7.0、USGS(米国地質調査所)ではM6.4と発表している。
震度表示がないので、地面のゆれの程度は判らないが、ほぼ同程度だろう。

ハワイ島だけでなく、全州に非常事態宣言発令という対応には驚いたが、 早期に非常事態宣言を出し、状況把握と復旧に努めるというのが行政の正しい対応なのかもしれない。

阪神淡路の時のように、自衛隊への要請が遅れ、その結果対応が遅れた事を考えると、さすがだと思う。

| | コメント (1) | トラックバック (0)

October 15, 2006

本レビュー「巨大地震の日」

「M8」「TSUNAMI」などの著者 高嶋 哲夫氏の本.
地震関係の小説はとてもおもしろく参考になったので、この本にはとても期待していた。

政府や関連機関の被害想定は楽観的すぎる。現状の態勢・防災計画に対する問題点を綴った本。
1冊の新書でこれだけ現状の対策と問題点を網羅できるのはすばらしいと思う。

 私も被害想定が楽観的すぎるという点で、同意見です。

 しかし、カバー見返しに書かれている「・・被害予想に惑わされることなく、自分の命は守らなくてはならない。本書にはその「よすが」となる貴重な情報と教訓が込められている。」と書かれているが、個人がどう自分の命を守るべきかについては何も書かれていない。

 政府の言う事は過小評価すぎるし現状の体制も問題だらけだと言っていて、そこに「よすが(※物事をするのに、たよりとなること。よりどころ。てがかり。)」が込められているとすれば、「じゃあ、日本を脱出するしかない?」と感じざるを得ない。

 危機感を煽るだけで終わっているように感じる。
「公助」なんて期待できないから、「自助」「共助」をしっかりして自分の身は自分で守る覚悟が必要だというメッセージだと思いたい。

行政の防災対策や被害想定については、このブログでもずいぶん扱ってきました。
これら、行政の対応について全体と問題点を把握したいという方にはオススメです。

巨大地震の日―命を守るための本当のこと
4087203352高嶋 哲夫

集英社 2006-03
売り上げランキング : 206255

おすすめ平均star
star「よすが」となるか?
starわが国の対地震政策に対する評価と問題点は?

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

| | コメント (0) | トラックバック (0)

危機管理産業展2006

危機管理産業展2006が、10/24~10/26 東京ビッグサイトで開催されます。

事前登録すれば入場は無料。
カンファレンスもいろいろあります。 このタイトルを見ていると危機管理に対する現状を感じます。

[スペシャルカンファレンス一覧]
[基調講演]緊急提言・首都東京に迫るテロの脅威
首都直下地震を検証する
「国民保護」という新たな希望
確実にやってくる地震への危機管理
企業における情報セキュリティ対策
アウトブレイク・感染症の恐怖
カメラが守る、繁華街
BCPに不可欠なライフラインをどう確保するか
今、求められるNBCRテロ対策

 地震以外にもテロや感染症などが、今を反映しているように思えます。

イベントとして海保の巡視艦、陸自の特殊車両,警察犬など官によるデモもいろいろあるようです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

October 14, 2006

被災時に消毒は大切

ひさしぶりにマツキヨに行き良い物を発見しました。
水がいらない消毒ジェル、サラヤ製「サニサーラEG(携帯用 40mℓ)」です。

この会社業務用の食品衛生、感染予防商品を扱う会社のようですね。
業務用の大容量タイプもあるようです。
サニサーラEG MD用         KK-0270-10

速乾性アルコールジェルで、少量手にとって摺りこむだけで、後で手を拭く必要もなく、消毒ができる商品。
さっそく使ってみましたが、一瞬アルコール臭がするだけで、すぐ乾きました。ベタ付きも感じません。
アルコールなので、皮膚の弱い方は手アレなどの心配はあるかもしれません。
かなりコンパクトなので、非常用持ち出し袋に追加する事にします。

被災時に水が使えない状況では、衛生管理が心配です。
気力・体力・栄養状態が弱り、免疫力も落ちる事でしょう。 
 衛生には注意しなければなりません。

 もちろん新型インフルエンザなどが流行した場合などにも必須ですね。

そんな状況では、この商品はとても便利だと思います。
清潔なタオルなどが必要ない点が良いですね。

以前から除菌タイプのウェットティッシュは、非常持出袋に入れてありましたが、量が少なく嵩張るのが難点でした。

災害の中でも、衛生に一番注意したいのが水害の時です。
下水が逆流したり、あらゆる物を流していますので、充分注意が必要です。

被災後の後始末の際は、土にガラスなど危険物が混入している可能性があります。
ちょっとした事で手足にケガをし、雑菌が入る可能性が高いです。

 ちゃんと手袋をし、衛生管理には充分注意が必要です。

また、アルコールですので、いざという時の火種にもなりますね。
少量灰皿にたらして点火してみましたが、使えそうです。

※火気厳禁と注意書きがあります。 あくまで非常時には使えるという話で、点火する事を勧める訳ではありません! 使う際は充分取扱に注意してください。

水害対策など住宅の除菌の際は、除菌消臭ができるタイプのスプレーを用意しておくと安心です。
そしてペットのいる家庭の日常的な除菌にもあると良いですね。

すばやく除菌、強力消臭除菌、強力消臭 ドクターパオ 400ml
すばやく除菌、強力消臭除菌、強力消臭 ドクターパオ 業務用4L 2倍濃縮

| | コメント (0) | トラックバック (0)

October 13, 2006

長期火災保険料値上げ

最近の自然災害多発により、10年を超える長期火災保険が廃止になる方向だったが、来年春を目処に値上げする事により継続する事になったようだ。(10/12日経朝刊)

10年を超える長期火災保険は、住宅ローンと組み合わせ担保機能として使うケースが多く、銀行などから反対があったため、値上げにより継続になったようだ。

九州や長野で被害が出た7月豪雨では、損保全体の支払額は50億円といったニュースもあったが、自然災害の多発 → 損保会社の損益悪化 → 保険料値上げ → 被害に遭わなくても家計を圧迫 という構図。

 自然災害の多発によって、保険を掛けるほうも引き受けるほうも大変な状況になってくる。
地球温暖化により自然災害は増える方向にありますが、損保の保険料も値上りしたり、免責事項が増えたり、注意すべき事が増えそうです。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

DoCoMo新903iは6機種GPS搭載

DoCoMoがFOMA903iシリーズ(全11機種)を発表した。
なんと、このうちの6機種がGPS搭載。 どちらかというとGPS対応の遅れていたDoCoMoがこれ程GPSに力を入れてくるとは意外でした。

最近、GoogleMapやGoogleEarthの普及により、地図サービスがとても身近になっている。
このブログでも、最近この話題が多いのだが、防災面から言ってもGPSケータイは期待できる。

 すでに,静岡県島田市のコミュニティ島田などは、被災時にGPS付き携帯で被災状況を撮影してサーバに送ると、地図上に被災状況が登録されている仕組みを運営しているし、 昨年のカトリーナの際も被災状況がGoogleMapsに刻々と伝えられていたようだ。

今後GPSケータイの普及率が上がれば、被災時の状況把握なども行政が行うよりも市民が情報提供したほうが早くなるのかもしれない。 
 
 GPSケータイの普及に期待したいです。

米国での調査でこんな結果が出ています。
携帯電話ユーザーはビデオより地図とナビゲーションに関心
 ビデオ機能がキラーアプリと思われていたが、ユーザニーズは地図とナビサービスにあるという内容。

GPSケータイというと、ナビや現在位置表示、子供などの居所の把握などが思い浮かびますが、今後は様々なサービスが展開されると思います。

私は、W-Zero3[es]+GPSで写真に位置情報を付加し、地図上に写真を配置するサービスを試してみましたが、便利ですし、新しい旅行記録の仕方だと感心しました。

たまに昔の写真を見ると、「これ何処で撮ったんだっけ?」と思う事があるのですが、解消できそうです。

また、「remember the milk」というToDo管理のソフトでは予定と同時のその予定の場所を地図で確認できるといった機能が提供されているようです。

このソフトや機能についてはGPSは直接関係ありませんが、場所という情報を地図で確認できる事が当たり前のような時代になりつつあるという事です。

 そんな時代には、現在位置が把握できているというのは重要です。

以前ご紹介しましたが、「GPS携帯を使って地図案内付き災害情報・安否確認サービス」も登場しています。

GPSケータイ讃美のようになってしまいましたが、現時点ではGPSケータイ使った事もなく、「ケースに入れた状態で軌跡ログが取れるのか?」とか、「バッテリーの持ち時間は?」といった疑問点もたくさんあります。

 GPSケータイの普及率があがれば、防災面でも新たな展開が期待できそうというお話でした。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

October 12, 2006

48時間以内関東地方M5~6発生の予測が公開

やけにカラスが騒がしいので、ロシア国立水理気象大学ボコフ博士のサイトをチェックしたら、10/12~13に関東地方で、M5~M6の予測が出ています。
今回も予測を下回る規模である事を期待します。

>10/12補足
 昨日の48時間の予測では、M5~6でしたが、1日たって24時間予想では、1ランク下がりM4~5に修正されたようです。

>10/14追記
 10/14午前6:38頃 震源:千葉県南東沖(北緯34.9度 東経140.3度 深さ70km) M5.0の地震が発生しました。
予測されていた地震が規模も含めて的中したようです。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

YouTubeの地震映像

Googleの買収話で話題のYouTubeを覗いてみました。

試しに「地震(earthquake)」で検索したところ、1186件見つかります。
中にはカメラを揺らして「地震だ!」と叫んでいるだけの映像もありますが、衝撃映像も見つかりました。

 (@_@;) ドライバーはどんな光景を目にしたのでしょうか?

阪神淡路大震災関連も多く、「earthquake kobe」で検索すると10件ほど当時の画像が見つかります。
筑紫哲也さんのニュース画像やTV録画と思われるものも多く、著作権問題が話題になるのもうなずけます。

利用者の立場から言うと、過去のニュース画像などは検索して見ることができると便利です。
Web2.0的な考え方で、時流に合った解決策を見出していただきたいものです。

YouTube探せばいろいろな映像が見つかりそうです。
ネタ切れした時のネタの宝庫になりそう。

また衝撃映像を発見したら、ご紹介します。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

October 11, 2006

北朝鮮核実験場から東京は約1100km

Webで北朝鮮核実験場の位置を示したGoogleEarthとGoogleマップの位置情報を見つけました。
ここに掲載されています。

 GoogleEarthで開き、東京までの距離を測ってみると約1100km(だいたい東京-稚内の距離)です。福岡のほうが近く、約850kmというところでしょうか。

今までニュースを見て、地図帳を開く事はありませんでしたが、GoogleEarthで簡単に確認できるのは便利ですね。
 そしてニュースの受け止め方も少し違ってくるように思います。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

北朝鮮地下核実験実施への対応

北朝鮮が地下核実験実施しました。 本当にやったんだ・・・というのが正直な感想です。
これを受けて東京都がどんな対応を取ったのか、また北朝鮮の核実験や原発事故に対する対応について紹介したいと思います。

放射能災害について勉強する良い機会だと思います。

東京都は、10/10都のサイトに「北朝鮮地下核実験実施の対応について」と題して報道発表を行っています。

 これによると、経過としては
1)10:35 核実験実施
2)11:30  政府官邸対策室設置
3)11:35  都、情報連絡態勢で対応
 となっています。 即日サイトで報道発表を行っている事、約1時間で都の対応態勢ができた事は及第点で評価に値するのではないでしょうか? 実験失敗なら一刻も早くという気持ちはありますが・・・

今後は、地域防災計画の中の原子力災害対策に準じて対応するそうです。
具体的には、(以下要約)
 区市町村: 被害状況調査及び都への報告。
 都総務局: 関連機関、近隣自治体からの情報収集や連絡。
         原子力緊急事態宣言が出た場合は、対策拠点施設へ職員を派遣し対応
 都産業労働局:農産物等の被害情報の提供、風評被害の防止、放射線被害状況の調査
都生活文化局:生活必需品等の価格監視
 都中央卸売市場:汚染の疑いのある生鮮食品の搬入・販売差し止め
 都水道局:  水質についての状況調査
都下水道局: 汚染の疑いがある場合は、下水の放射能測定
 都環境局:  大気環境測定局で得られた気象データの提供
 都福祉保険局: 医療機関に対する情報提供
 警視庁:  被害状況調査
 東京消防庁:  被害状況調査

  ちなみに、都では別途「NBC災害対処マニュアル」がありますが、今回はこのマニュアルでの対応ではなかったようですね(テロではないから?)

なお、避難等の必要な状況になった場合は、全国瞬時警報システム[J-ALERT]で防災行政無線を経由して国民に伝えられるはずです。
 弾道ミサイル着弾の予想がされる場合も同様です。

実際に核に関連する災害が起きた場合、私達はどうすれば良いか・・・
ほとんど個人で備えられる事はありません。 核シェルターを作るなら別ですが。
ヨードを飲むと良いと言われますが、 放射性ヨードが体内に取り込まれ蓄積される事から、体内に汚染されていないヨードを限界まで取り込んでおけば、汚染されたヨードは吸収されないという理屈のようです。

私は防災用品にイソジンを入れてあるのですが(うがい・消毒用)、やはり飲んだらマズイですよね・・・

あとは、いかに被爆量を減らすかですから、汚染物質を食べない・飲まない・浴びないに尽きるのではないでしょうか?

なるべく外気に触れない、ゴーグル・マスク・手袋・靴などで防ぐ事が最低限の備えのようです。
それ以上は、映画で見るような世界になりますから、個人では無理ですね。

 このようなケースでも、水や食料の備蓄は役立つと思います。
特に水は広範囲で使えなくなるでしょうから、給水車も期待できません。

 やはり核による災害も、私達が遭遇しうる問題と考えなければならないのでしょうね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

October 10, 2006

正常化の偏見

「正常化の偏見」という言葉をご存知でしょうか?
自分にとって都合の悪い情報を無視したり,過小評価してしまう人の特性」を指す言葉です。

日経ITproに「自分だけは大丈夫」,セキュリティ対策を妨げる「正常化の偏見」という記事が載っていたので紹介します。

-非常ベルが鳴ってもすぐ逃げ出さない、周りの人が逃げるまで様子を見る。
-津波常襲地域で津波の危険がある事を知りながら、震度5強の地震が来てもほとんどの人が逃げない。

いずれも、危険がある事を知りながらも,「大丈夫だろうと思った」事が原因です。
韓国の地下鉄火災の際も、車内に煙が充満しているにも係わらず多くの人が、席に座ったままだったというケースが有名で、私も写真で見ましたがとても不思議な光景でした。

これはとても危険な事です。
 どんなに防災準備していても避難行動を取らないのですから。

小さな地震に慣れている人よりも、地震慣れしていない人のほうが、ちゃんと避難できる可能性があります。

もし、そんな状況になり誰も避難しなかったら、大声で誘導しましょう。
多くの人は避難すべきかどうか、(自分だけ大騒ぎしたらカッコ悪い!)迷って決断できないだけですから。

コンピュータウィルスの被害や、オレオレ詐欺なども同様の心理が働き、「あっても被害は大した事ない」「自分は詐欺なんかに騙されない」と信じてしまう可能性があります。

またセキュリティ対策や防災対策について人に説得する場合に、「こんなに被害があるのだから、やりましょう!」的な説得の仕方になりがちです。

あまり脅すばかりだと、人は思考停止に陥り「正常化の偏見」にすがってしまうようです。
このような場合は、過去の事例やシミュレーション結果(ハザードマップ)を利用して、なぜこれだけの被害になるのか、どのタイミングでどんな行動をとるべきなのか、論理的に説得するほうが良いようです。

 自分も、「正常化の偏見」に陥らないよう注意したいと思います。

 「正常化の偏見」に興味を持たれた方は、以下の本に例を交えて紹介されていますので、ぜひ読んでみてください。

人は皆「自分だけは死なない」と思っている -防災オンチの日本人-
4796645187山村 武彦

宝島社 2005-03-02
売り上げランキング : 68974

おすすめ平均star
star特に学校関係者や公的機関に関わる方へ
star自分できちんと考え行動する態度を身につけよう
star危機管理としては通り一遍か?

Amazonで詳しく見る
by G-Tools
人はなぜ逃げおくれるのか―災害の心理学
4087202283広瀬 弘忠

集英社 2004-01
売り上げランキング : 132327

おすすめ平均star
star新しい知識
starなるほどの連続
star施設の防災管理責任者の方はご一読を

Amazonで詳しく見る
by G-Tools

| | コメント (0) | トラックバック (0)

October 09, 2006

パキスタン地震から1年

10/8でパキスタンの地震から1年経ちました。

午前8:52分 M7.6 死者76000人の地震でした。
被災地は北東山間部で、被災地の面積はニュージーランドの広さ(日本の国土の7割)に匹敵するそうです。

TVで報道されていたのですが、1年経っても被害認定すら終わっていない状況で、180万人が厳しい二度目の冬を越さなければならないそうです。

復興までは5年を要すると、ムシャラフ大統領が各国に支援を求めているようです。

 復興への最大の問題点は資金と人のようですね。
 このまま世界の関心が薄れれば、さらに復興には時間が掛かるかもしれません。

同じイスラム圏でも、テロリストに膨大な資金援助もあるのですから、その資金を復興と優秀な人材を育てる資金に廻す事はできないのでしょうか・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

October 08, 2006

冠水した道路に突っ込んではいけない

金曜日は関東地方は台風並み(いやそれ以上)の強い風雨でした。
東京江東区では、乗用車とトラックが水没。 トラックの運転手は救助されたそうです。

10/6(金)の報道ステーションの特集で、「迫り来る都市水害」の特集をやっていました。

 扱っていたのは、車と地下空間の問題。 今日は車について・・

都市では線路や道路をくぐるような道がたくさんあります。
大雨で冠水した所に突っ込んでしまうと、途中でエンジンが止まり車はオシャカになります。

それは何故か?

 排気管が水没するような場合、排気圧が水圧に負けてしまうと、水がマフラーに浸入排気ができなくなりエンジンが停止します。

 また、その状態で無理にエンジンを掛けると、エンジンに水を吸い込み、エンジン交換になるそうです。
もし止まってしまったとしても、再びエンジンをかけようとしてはいけない。

排気管の高さは、目安として車の車軸の高さと同程度。

 もし冠水していた場合、前を走る車を見てどの程度の深さか判断しましょう。
なるべく突っ切るような事は避けたいですね。

 それから、ぜひ覚えておきたいのは、もし突っ切る場合はギアを落とし、回転を上げて走る事
回転を上げる事により、排気圧も高くなりエンジンが停止するリスクは減ります。
途中でアクセルを戻してはいけません

実は私も、その昔経験した事があります。
 友人が4WDのピックアップトラックを持っていて、4WDのトライアル競技に一緒に参加した事があります。
深い水溜りの中エンジンが止まりました。
 ローギアで繋いだままセルだけで脱出したように記憶しています。

 後で修理に出したら、エンジンは無事だったものの、エアフィルターは泥でドロドロだったそうです。
4WDでは、シュノーケルといって吸気口を天井より高い位置に移動する改造をしたり、排気口の位置もあげて川を渡れるようにするような改造もありますね。

この仕組みで考えると、排気口に合うサイズのホースを積んでおいて、いざという時はアルミテープやガムテープでホースを排気口に繋げば、エンジン停止は免れるような気もしますが、付けたまま走るとエンジン傷むでしょうね。

万が一の場合は、いつも積んである「袋になるヒモ」で試してみよう・・・

それから、水に浸かってしまい、もしタイヤが隠れる程の高さになるとドアが開かなくなります
最近はほとんどパワーウィンドウですから、ショートして窓も開けられず、外に出られなくなります。

このような場合は、脱出用ハンマーを使って窓を割って脱出しましょう。
窓を割る場所は、ガラスの中央ではなく端を少し力を入れて叩けば割れるようです。

脱出用ハンマー積んでありますか?
KOITO 非常用シグナルライト ESL-200T
ライト、シグナルライト、シートベルトカッター、ガラスハンマーの付いた1台4役のツール。
防災対策に車に積んでおくと安心できます。

脱出用ハンマーがない場合は、小銭をレジ袋に入れて、遠心力を使ってガラスに当てると割れると聞いた覚えがあります。

もしくは、水が充分社内に入ってくれば社内外の圧力差がなくなるので、ドアを開けて脱出しましょう。
しかし、これはかなり恐怖だと思います。

 数年前閉じ込められて亡くなった方もいらっしゃいます。

昔はJeepチェロキーに乗っておりまして、大雨で冠水している状況に遭遇した事もありました。
もちろん苦労せずに突破できたのですが、今はステーションワゴンなので不安があります。
将来災害が増える事を考えると、次はまたSUVにしたくなります。

車での豪雨による被害、車を運転される方によっては、最も遭遇確率の高い災害かもしれません。
車内にも、防災用品を備えましょう。 家が倒壊した場合の防災用品のバックアップになります。

[過去関連記事]
車の防災装備品
車の防災装備品:非常持出袋

| | コメント (0) | トラックバック (0)

October 07, 2006

地震予測を背景にしてみた。

ロシア国立水理気象大学ボコフ博士の地震予測画像を、タイトルの背景にしてみました。
ひさびさに覗いたら、24時間以内に青森沖でM6~7の発生予想となっていたので。
やはり定期的なチェックは必要かと思い、試してみます。

直リンクなので更新されると思うのですが、キャッシュされていてダメかも・・・

予測が当たらない事を祈ります。

-->10/8追記: ロシアの地震予測地図の背景、元サイトの更新がちゃんと背景画像に反映されています。
青森沖M6~7の予想マークが消えました。

| | コメント (2) | トラックバック (1)

ハザードマップを見た事がありますか?

関東では大雨と強風で浸水被害が出ている所もあるようです。
朝日新聞がWeb会員を対象に調査した結果(有効回答数約2万件)がasahi.comに掲載されています。

これによると、「約7割の人がハザードマップを見たことがない」そうです。

その他には、
・住んでいる地域は水害に対して安全か?」に対し、70%が安全、15%が危険

・災害の備えとして行っている事。
 -避難場所や避難方法の確認,避難に必要な物を常備、連絡方法の確認が3割り強
-地域の防災訓練への参加や、ハザードマップをすぐ見れる場所に置くなどは1割以下
-何もしていないが3割以上

 調査対象者は、約3割の人が交通機関のまひなどを除く、直接的な水害経験を持っています。

以上、著作権があるので大雑把な数字にしてご紹介しました。
興味がある方はアンケートサイトを見てください。
 
 水害を経験した人だけが、ハザードマップを見た事があるといった状況なのでしょうか?
やはり水害や防災に対する意識は、まだまだ低いようですね。

安全だと思っている方の半数近くが川や海が近くにないや水害の経験がないから大丈夫と考えているようですが、集中豪雨の発生頻度が高くなっている事、内水氾濫など都市化の影響による水害が発生している事を考えると安心してはいられない状況にあると思います。

今自分は安心だと考えられている方も、最低一度はハザードマップをチェックし、水害リスクを確認される事をオススメします。
そして、直接水害の被害はなくとも水害に起因する停電などもありますから、備えもしっかりしたいですね。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

October 06, 2006

AED不具合、自主回収

日本メドトロニック製のAEDに不具合が見つかり、2387台の自主回収を始めた。(10/4asahi.com)

製品はライフパック CR Plusで、今年1月~8月までに出荷された商品。
保管中にバッテリーが消耗して電源が入らなくなる問題だそうだ。
Crplus0204Lp_500b3
 左の写真が自主回収対象商品、右の写真は同社の旧タイプのAED。
救急救命講習で使った覚えがあります。

救急救命講習でAEDの講習の際に、「バッテリーが消耗して使えない事はないのか?」という質問が出て、救急隊員の方が、「業者が定期点検するから大丈夫!」と答えていたのを思い出しました。

 いざAEDが必要な状況になり、急いでAEDを持ってきて電源が入らないなんて大問題ですね。
でも多くの人は、AEDを実際に使うのは講習会だけのはず(何回も実際に経験したくないものです),私なら使い方を誤ってしまったかと、オロオロしてしまいそうです。

今回の問題は製品の問題ですが、 エレベータの手抜き保守業者の話もある事ですし、保守を業者にまかせっきりで大丈夫でしょうか? 手抜きをする業者がいたら大変です。
 
 消防署が年1回程度、抜き打ち検査をするといった仕組みも必要では。

しかし、SONY、YAMAHAとバッテリーのトラブルが続きますね~


| | コメント (0) | トラックバック (0)

October 05, 2006

防災対策で利益保険料割引

損害保険ジャパンと日本政策投資銀行は、BCP策定や防災対策を行う企業の支援について、業務協力協定を結んだ。(10/5日経朝刊)

 日本政策投資銀行が行う防災格付けのランクに応じて、損害保険ジャパンが企業費用・利益総合保険の保険料を割り引くという内容。

企業費用・利益総合保険は、営業休止・阻害による休業損失及び/又は営業継続費用を補償する保険。
政策金利Ⅰのランクに対しては最大5%、政策金利Ⅱのランクに対しては最大10%の優遇割引を行う。

この利益保険は、BCPを策定している企業の多い欧米では多くの企業が加入しているが、日本での加入率は10%と低い。

 防災格付けには、二つのランクがあり、

 優れている:[政策金利Ⅰ]
 (1)応急対応を中心とした防災計画の策定
 (2)生命安全確保策の整備
 (3)施設安全策及び設備の状況把握
 (4)教育・訓練の実施
 (5)周辺地域への二次災害防止策の整備
 (6)点検・見直し体制の整備
※(1)~(4)と(5)もしくは(6)を満たす事が条件

 特に優れている:[政策金利Ⅱ]
※上記優れているに加え、以下から4つ以上を満たす。
(7)事業継続計画(BCP)の策定
 (8)建築物の耐震化等の施設減災対応
 (9)重要業務のバックアップ体制整備
 (10)地域連携の実施
 (11)サプライチェーンにわたる防災対応
 (12)情報公開・社会貢献への取組み
  
2008年を目標に進められている、BCPのISO規格化に向けての動きのひとつでしょう。
事業継続にあたって、被災時の資金面での安心は絶対条件でしょうから、利益保険への加入は大切でしょう。
特に設備が重要な製造業では必須だと思います。

また、上記の政策金利Ⅱを取得するためには、サプライチェーンにわたる防災対応がひとつの条件ですから、自社の意向に係わらず、取引先から防災対応を求められる、もしくは防災対応を行う企業のみ取引に応じる状況になると思われます。

「うちのトップは防災対策なんて考えていない」「防災対策にお金を掛けるほど景気は良くなっていない」という企業では、突然主要取引先から対応を迫られるかもしれません。

 このブログでも何度か書いていますが、どんなに家庭での防災対策が進んでも、企業のBCP策定や防災対策が進まなければ復興に大変な時間が掛かるはずです。

このブログを読んでいただいている方々は、防災意識の高い方だと思いますが、家庭の防災準備だけでなく、職場の防災対策にも積極的に取り組んでいただきたいものです。

損保ジャパンのニュースリリースは、こちら
日本政策投資銀行の「防災への取組み」は、こちら
 このサイトには、「事業継続計画(BCP)を巡る動向と今後の展開~日米企業の比較から~」(2006年3月) が掲載されています。 会社を説得するネタに使えると思います。

[過去関連記事]
右側のカテゴリーから、BCPを選択してください。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

October 04, 2006

防災用保存食選びの注意点

たまに図書館の雑誌コーナーを覗くと新しい発見がある。
普段は本屋でも見かけない雑誌が置いてあったりする。

今回は、国民生活センターの出している「たしかな目」の10月号に「防災用保存食」のレポートが掲載されているのを見つけた。

内容は、市販されている防災用保存食11種のテスト。
パン3種、ごはん系6種、餅2種である。

1)重さ
缶入りご飯で500g,アルファ米やパン類は200g以下のものが多い。
家族用数食分を非常持ち出し袋に入れる事を考えると、この差は重要なポイントだ。
もっともアルファ米などは水が必要であり、実質的には追加で必要な水の重さも考慮する必要がある。

できあがり量は、アルファ米のお粥で6倍、ご飯で2.6倍に増えたそうだ。

2)期限表示の問題点
「賞味期限は5年だが、なるべく2年以内に交換してください」と判りにくい期限表示の商品もあるようだ。

3)容器の問題
チャック付きの袋が容器の場合は、袋の開き具合で注水線の位置が変わってしまうといった難点も指摘されている。
缶タイプでは、缶切りで内部塗装に傷が付き有害性が懸念されている物質の塗料がご飯に付いたそうだ。

これ以外にも食品の成分表示が不適切なものがあるなど、一般の食品では適正化されている問題が、防災用保存食では不適切なケースが見られるようだ。

そして缶切り、加熱した際には軍手、もちろんスプーンや箸の類など別に用意する必要がある物もあるので、忘れずに用意していただきたい。

また初日は水や火のいらない物、3日目は元気の出る暖かいものを用意するといった組み合わせも大切。

家族構成や嗜好と食べる状況をイメージして、メニューの組み合わせを考えるべきです。
地震で餓死する人はいないと言いますが、復興へのエネルギーとして物質的にも精神的にも食事は大切です。

それにしても、プロの評価はやはり違いますね。
私も見落としていた観点があり勉強になりました。

-----------------
sent from W-ZERO3


秋の大収穫祭エバニュー SAナイフ A6
フォークとスプーンが分離でき、缶切りの付いたナイフ。 私も別メーカーの物を持ち出し袋に入れています。

エバニュー (EVERNEW) フォークプーン箸セット EBY243 [分類:食器・カップ]
フォーク・スプーン・箸の安価なセット 家族4人分でも2千円以下!

LEATHERMAN【レザーマン】juiceS2 オレンジ
私も愛用しています。レザーマン ジュースS2
プライヤー、ハサミ、直刃ナイフ、+-ドライバ、栓抜き・缶きりなど基本機能が充実し、それぞれの道具もしっかりしています。 プライヤーは熱い物をつかむ時にも使え防災にあると便利です。
コルク栓抜きのついたC2よりも、ハサミのついたS2が防災用にはオススメです。

しっかりしたツールナイフは、ひとつは非常持出袋に入れておきたいですね。
安物は道具として使い物になりません!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

October 02, 2006

Web171正式提供へ

NTT東日本と西日本は、ブロードバンド災害時伝言板サービス「Web171」を10/1から始めると発表した。
昨年8月から試験運用されていたもので、約3万件の利用があったようだ。

Web171の特徴は、
1)電話がつながりにくい(輻輳)状態でも、インターネットに接続できれば確認できる。
2)インターネットなので海外からも(安価で)確認できる。
3)豊富な伝言形式
 文字情報(全角換算100文字),静止画1MB以下,動画10MB以下、音声ファイル1MB以下
4)携帯、PHS、パソコンなどインターネット接続可能な機器から利用可能
※パスワードを設定できるので、SSL対応ブラウザが使えるものに限る。

提供条件は、「171」災害用伝言ダイヤルと同じで、同じタイミングで設置される。

「171」災害用伝言ダイヤルは,1伝言あたり30秒以内で、最大10伝言が48時間保存されるが、登録できる番号は固定電話の番号のみ。

「Web171」は、音声以外の登録も可能で、最大10件48時間保存は同じだが、加入電話、携帯電話(090,080)、PHS(070)、IP電話(050)での登録が可能。

災害伝言ダイヤルは、携帯・PHS各社も独自に運用しており相互利用可能な会社もあるが、いろいろなサービスが提供されると被災時に混乱を招きかねない。

 あらかじめ家族・友人などと話あっておく必要があるのではないでしょうか?
そうしないと、連絡を取りたい人が混乱するばかりでなく、一人がいくつもの伝言ダイヤルを確認するため、電話の輻輳など混雑に繋がり、多くの人に迷惑を掛けます。

1)登録の優先度 どの伝言サービスにどの番号で登録するか 171、携帯の171
  -家族間は、自宅の固定電話で伝言する。
  -友人間は、携帯の番号で伝言する。
  -職場関係は、会社の番号で伝言する。  など

2)パスワードを設定するかどうか、パスワードの内容

3)「171」と「Web171」の使い分け
最初は、「171」に登録し、避難所に着いたり、翌日になったら「Web171」に自宅の被害状況や困っている事など詳細情報を登録するなど。

 あらかじめ上記の方針を決め、宣言しておく事が大切だと思います。
そして毎月1日は、体験利用ができるので、必ず体験しておきましょう。
 被災時は混乱しているので、できればどんな事を伝言するかあらかじめ決め、メモして携帯しておくと良いですね。

「Web171」は音声だけの伝言ダイヤルを補う良いサービスですが、家族は利用できても実家の両親は使えないといった状況もあり、周りの人が補ってあげる必要もあるでしょう。
 
[過去関連記事]
災害時連絡手順
ウィルコムでも災害伝言板サービス開始
iモード災害用伝言板サービスは使えそう!
災害時メール利用:あなたの機種は使える?

| | コメント (4) | トラックバック (1)

October 01, 2006

地域の情報を知るには

防災の視点では、共助はとても重要です。
ご自分のお住まいの地域、これから引越しをしようと思う地域がどんな地域か知っていると、役立つ事も多いはず。

特に気になるのは、自分の行くべき避難所は何人が対象になっているかという事。

 日本地図センターでは、「地図インフォ」というサービスを開始しました。

町丁レベルでの、人口・世帯数やその変動状況、標高、周辺地域の情報や過去3年の気象などが調べられます。
一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)