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October 15, 2006

本レビュー「巨大地震の日」

「M8」「TSUNAMI」などの著者 高嶋 哲夫氏の本.
地震関係の小説はとてもおもしろく参考になったので、この本にはとても期待していた。

政府や関連機関の被害想定は楽観的すぎる。現状の態勢・防災計画に対する問題点を綴った本。
1冊の新書でこれだけ現状の対策と問題点を網羅できるのはすばらしいと思う。

 私も被害想定が楽観的すぎるという点で、同意見です。

 しかし、カバー見返しに書かれている「・・被害予想に惑わされることなく、自分の命は守らなくてはならない。本書にはその「よすが」となる貴重な情報と教訓が込められている。」と書かれているが、個人がどう自分の命を守るべきかについては何も書かれていない。

 政府の言う事は過小評価すぎるし現状の体制も問題だらけだと言っていて、そこに「よすが(※物事をするのに、たよりとなること。よりどころ。てがかり。)」が込められているとすれば、「じゃあ、日本を脱出するしかない?」と感じざるを得ない。

 危機感を煽るだけで終わっているように感じる。
「公助」なんて期待できないから、「自助」「共助」をしっかりして自分の身は自分で守る覚悟が必要だというメッセージだと思いたい。

行政の防災対策や被害想定については、このブログでもずいぶん扱ってきました。
これら、行政の対応について全体と問題点を把握したいという方にはオススメです。

巨大地震の日―命を守るための本当のこと
4087203352高嶋 哲夫

集英社 2006-03
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starわが国の対地震政策に対する評価と問題点は?

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