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November 26, 2006

家具転倒実験動画集

さまざまな家具固定方法での家具転倒実験の動画集サイトを見つけたのでご紹介します。
名古屋大学福和研究室の行った実験映像です。 紹介サイトはこちら

棚・TV・冷蔵庫・洗濯機+乾燥機・吊り戸棚・ピアノ・作りつけ収納・ライブラリ収納など、さまざまな家具を震度6強、震度7で揺らした実験の映像です。

同じ耐震金具でも、取り付け方法によって強度がまったく違う事が判る点が興味深い。
また、ガムロックを使った実験映像もありますが、震度6強で壁紙が剥がれるなどが原因で転倒しています。
ちなみに、突っ張り棒タイプなど市販の耐震金具も、震度6強で転倒しているケースが幾つもあります。

 一方、ガムロックのサイトでは、(財)建材試験センターの実験で、震度7までの試験をしており、転倒も家具のズレも発生していない。(動画も公開されています)

家具転倒防止器具の性能は、正しい取付け方をする事が前提になっているのはもちろんだが、実験によって3割(名古屋大の実験では、震度6強の揺れは、震度7の揺れの75%の強さと紹介されている)も違ってくるのは困ります。

最近、自治体やNPO/NGOで高齢者の自宅に、家具転倒防止金具を取り付けるサービスなども行っているが、もし想定よりも低い震度で家具が転倒した事により、被害が発生した場合はどうするのだろうか?
もしも死者が発生するようなケースがあると、器具が悪い・施工方法が悪いなど訴訟にまで発展するケースも出てくるのではないでしょうか?

商売で施工するにしろ、ボランティアで施工するにしろ、実際地震が起きてみないと、どうなるか判らないというのが実情のはず、念書を取るなどして免責を得ておくべきなのでしょうか?

また、安易に念書を交わす事によって、悪徳業者による手抜き施工がまかり通るのも困ります。
そして一番困るのは、利用者が警戒して何もしない(家具転倒防止策を取らない)ままになってしまう事です。

家具の転倒防止を進めるためには、行政なり転倒防止器具の業界自身で施工ガイドラインを作るなど、信頼を築く努力が必要だと思います。


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