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November 21, 2006

千島列島津波の教訓

11/15夜に発生した千島列島(択捉島沖地震)M7.9の地震による遠地津波は、さまざまな教訓を与えてくれた。
さいわい大きな被害が出なかったから良かったが、遠地津波の恐ろしさは教訓として大切だと思う。

1)避難勧告が出ても1割程度しか避難しなかった地域があった。
2)注意報解除後に最大津波が観測された。
3)気象庁のHPの記載に誤りがあった。

1)避難勧告が出ても1割程度しか避難しなかった地域があった。
 スマトラ沖地震での記憶がまだあるはずなのに、この程度しか避難しなかったのは驚きです。
 予測された津波の大きさが小さかった事や避難勧告が出ているのに、波打ち際で中継をするマスコミが居るなど、緊迫感がなかったのが原因でしょうか?

今後、津波被害に対する啓蒙、住民に対しての伝え方、報道の仕方の問題など、いろいろ課題がありそうです。

2)注意報解除後に最大津波が観測された。
地震発生から7時間以上経過してから、最大波が観測された。
東北大学の分析では、津波が沖合いに戻らず、沿岸を伝わる境界波とハワイ近くの海山群から反射した津波が太平洋沿岸に押し寄せ、これが重なる事で最大波となったと見ている。 (十勝毎日新聞

 ここでひとつ疑問、ハワイ近くで反射した波が太平洋岸に押し寄せた? 
GoogleEarthで距離を測ってみると、震源とハワイの距離は約5000km、十勝まで戻るとすると約1万1千キロもある。発生から7時間で戻るとすると、時速1571km!! そんなに早いはずはない・・
 津波の速さは、海の深さにより変わり、太平洋の平均の深さは4000m。1960年チリ沖地震の津波の速さは時速720kmと言われている。

まあ、それは置いておくとして、地形や波の反射などにより津波は影響を受けるのは確か。
遠地津波の場合、即時にこれらを考慮して予報を出すのは困難でしょう。

 津波の予測が低いからといって、場所や条件の組み合わせによっては、予測を超えた被害が出る可能性があり、第一波よりも第二波、第三波のほうが大きくなる可能性がある事は肝に銘じておくべきでしょう。

3)気象庁のHPの記載に誤りがあった。
16日午前0時半から約30分間、まだ津波注意報が出ていたにもかかわらず、すべてが解除されたと気象庁のホームページに掲載されたようだ。 (asahi.com)

これを受けて一部のTVで、解除のテロップが流れたそうだが、あってはならない事。

 信頼できる情報源であっても、ミスによって誤った情報が提供される可能性がある事も覚えておくべきでしょう。

津波の話題も、竜巻被害の話題によって忘れられようとしていますが、関連機関はこの教訓をしっかり検証して活かして欲しいです。

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