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December 31, 2006

多くのアクセスありがとうございました。

今年も,多くのアクセスをいただきありがとうございました。
おかげさまで、累計25万アクセスとなりました。

 昨年末「2006年は自然災害が増える」と書きましたが、残念ながら本当に自然災害の多い年になってしまいました。
 被害に遭われた方々には、改めてお見舞い申し上げます。そして、一刻も早く日常生活を取り戻される事をお祈り致します。

 自然災害が増えた一方で、緊急地震速報の運用が始まるなど行政による防災に対する取組みを強化されてきています。

 これらの試みにより、少しでも減災に繋がる事を期待します。
そして、私達も減災を目指して備えるだけでなく、地球温暖化防止を踏まえたライフスタイルを心がける必要があると思います。

2007年も、私達を取り巻く危機について、いろいろな話題をお届けしたいと思いますので、よろしくお願いいたします。

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December 25, 2006

ドップラーレーダ全国配備

気象庁は来年度、集中豪雨や突風を観測できるドップラーレーダを追加配備する事になった。
現在、千葉と新潟で運用されているが、新たに沖縄~北海道まで7箇所に配備する事により、全国レベルでの観測が可能になる。

先日の、北海道佐呂間町での竜巻被害(規模F3)は記憶に新しいが、近年集中豪雨や竜巻被害など「突然やってきて甚大な被害を与える自然災害」の被害が増えている。

観測網を強化し、早期に警報を発する体制が必要です。

 しかし、北海道に津波警報が出ても住民が避難しなかった問題のように、住民の意識が低くては役に立たない。
 観測体制整備とともに、住民に迫る危機を確実に伝える仕組みと、日ごろからの啓蒙が重要。

 私たちも、日頃から何が起こりうるか知識を持ち、いざという時は確実に行動できるようにしなければならない。
できれば、防災訓練に参加するなど実際に行動してみる事が大切だが、家庭であらかじめ行動について話し合っておくだけでも、効果は大きいと思う。

地震だけでなく、自然災害についても、家庭で話し合っていただきたい。

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December 24, 2006

国が家庭での食料備蓄を勧める事に

厚生労働省は、新型インフルエンザが流行した場合に備え、国民に2週間程度の食料の備蓄を呼びかける方針を立て、来年1月に発表予定の新型インフルエンザ対策ガイドラインに盛り込む予定のようだ。(NikkeiNet

これについては、先日の記事「ノロウィルス被害拡大。この機会に・・」に書きましたが、まさか国がガイドラインとして発表するようになるとは思ってもいませんでした。

たしか昔SARS流行が懸念された時も、このようなガイドラインは出なかったと記憶しています。
新型インフルエンザに対して、国もそれだけ深刻な状況と考えているという現われではないでしょうか?

感染防止には、外出を控える事が一番。 
企業に対しても、自宅で仕事が進められるような体制を講じるよう求める方針のようです(これはたしか日経新聞に掲載)。

地震や自然災害、感染症、テロと、従来は考えられなかった日常生活が送れなくなるような事態が来る懸念が、どんどん高まっています。

 来年は、個人レベルでも真剣に危機管理が求められる年になるのではないでしょうか?

さまざまな災厄に備えなければならず、個人ではどうしたら良いのか、何に重点をおくべきなのか判りにくい状況ですね。

以前にも書いたように、共通する事も多いはずです。

近いうちに、このテーマをまとめて扱ってみたいと思います。

なお、現在のところこの報道に関する記事は、厚生労働省のサイトには掲載されていないようです。

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10年後の東京は防災に強くなる?

東京都は、オリンピック招致を見据え「10年後の東京」を発表した。
この中で8つの大きなテーマをあげ、そのひとつとして「災害に強い都市をつくり、首都東京の信用を高める」を挙げている。

 日本の首都東京として国際的な評価や信用力を大幅に向上させ、危機に強い都市を作るとしている。

 ここで掲げられている問題は、どれも必要な事であり、重要な点が網羅されているでしょう。
しかし、どの項目も100%達成するのは、とても大変な事ばかりです。

かなりの強引さを伴わないと、達成できない事ばかりに思えます。
多くの非難が出る事は必至でしょうが、都としてだけでなく、日本の首都として必要な事だと思います。 

政策として、以下の項目を挙げている。

[大地震対策]
1)地震被害半減を目指し、耐震化に集中的に取組む。
  法令・財政・税制等を駆使して耐震化の取組みを展開する。

2)緊急輸送道路沿道の建物・防災上重要な建物を100%耐震化。
小中学校・病院・消防署・医療・防災拠点となる公共建物・劇場/百貨店/ホテル等不特定多数の利用する建物等を100%耐震化する。

3)木造住宅密集地域の耐震化・不燃化を加速

4)公園・未利用地・水路などを利用した防災ネットワーク構築
大規模公園にヘリポートや備蓄倉庫、貯水槽を作るなど防災拠点の強化とフローティングヘリポートなど道路閉塞時の代替手段として水路を活用。

5)最新の耐震技術を活用し、都市施設やライフラインの耐震化
 耐震化による避難ルートの確保、老朽化した水道管を100%解消、無電柱化。
 ゼロメートル地帯の安全確保。

[水害・土砂災害対策]
1)水害に対する危険性の高い地域に対する対策
  時間雨量50mmの降雨に対する浸水防止対策。

2)避難所周辺の土砂災害対策

[総合的リスクマネジメントによる被害軽減と早期復旧]

1)BCP(事業継続計画)を行政・企業ともの策定

2)テロ対策

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December 23, 2006

新宇都宮城は防災拠点

新しい宇都宮城は、防災拠点として作られたようだ。
石垣部分の内部は避難場所・防災倉庫となり、堀の水は防災用水として使えるように作られているとか。

 市役所のすぐそばにあり、役所と城の間の土地も防災活動のベースとして使えるようにしているそうだ。

なかなか良いアイディアだと思う。 観光資源として活用しつつ、いざという時は広い敷地を利用して防災拠点として活躍できるし、市民の誰もが知るランドマークになるのだから。

城なら北朝鮮のミサイル到来時の防空壕にも使えるようにできるかもしれないし、高台になるから水害対策にも良い。
各地の城跡も、防災拠点として作り変えてしまうのも悪くないのではないでしょうか?

侵略に対する守りの要としての城から、自然災害の脅威から守るための城。
防災先進国としてのシンボルとして、海外に日本の美しい城を紹介するのも良いのではないでしょうか?

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December 20, 2006

ノロウィルス被害拡大。この機会に・・

ノロウィルスの被害が拡大し、連日マスコミの話題にあがっている。
ノロウィルスについて記事に取り上げようと思いつつ、タイミングを逃していました。

実際に感染され被害に遭われた方やカキ関連業者の方は大変な状況だと思いますが、不謹慎かもしれませんが、無防備な日本人にとっては感染症の恐ろしさを知り、日常生活で気をつける事を身につける良い機会かもしれません。

 あまり話題に上らなくなりましたが、新型インフルエンザ発生の脅威はいまだに続いており、感染症に対する備えのない状況で流行すれば多くの死者が出る可能性があります。

今回のノロウィルス流行で、手洗いの大切さや汚染物質の取り扱いなど、マスコミでも連日報道され、その大切さを感じた方も多いと思います。
この機会に感染症とその対策について学び、近いうちに発生する可能性の高い新型インフルエンザへの備えとしてはいかがでしょうか?

もっとも新型インフルエンザは、その感染経路も処理の仕方も違いますが、日常的に気をつける事は同じです。

1)手洗い励行 
 基本中の基本、手洗いとうがいは大切。 感染者の触れたドアノブであっても感染する恐れがあります。
 帰宅時、食事時だけでなく、マメにきちんと手洗いをしましょう。

先日、「松屋」で食事をしたところ、店員が手洗いをした直後に、靴を履き直すところを見ました。
 もちろん、また手洗いせずに仕事を始めたのですが、無意識にしてしまうこんな動作は意識して直さなきゃいけないと感じました。

2)マスク
 池袋のホテルでは、客が廊下に嘔吐後の後処理が悪く、粉塵となって感染者を増やしたそうです。
 インフルエンザの季節でもあり、人ごみではマスクをしたほうが安心です。

  なお、嘔吐物の処理は、塩素系の洗剤を使って拭くか、85度以上の高温で1分以上加熱すると良いそうです。
 アイロンのスチームを使ったり、一時期はやったスチームクリーナーで消毒しましょう。

 新型インフルエンザの流行が報道されれば、N95対応マスクの売り切れは必至。
 たしか、SARSの時もしばらく売り切れ状態が続きました。
 あらかじめ入手しておくと安心です。

[鳥インフルエンザなど感染症には、N95対応マスク]


3)ゴム手袋
 普段は必要ありませんが、ゴム手袋を買い置きしておくと役立つ時があるかもしれません。
 汚染された物を処理したり、二枚貝を扱う時など、あれば便利。

 我が家にもずいぶん前にホームセンターで買った箱入り手術用手袋みたいな物があります。
 年に数回しか使いませんが、あれば使い捨てで、気軽に使う事ができます。


4)粉末ポカリスウェット
 これ常備しています。 ノロウィルスは治療方法はなく、輸液の補給といった対処しかないとか。
 もちろん、医者に行ったほうが良いのですが、ポカリスウェットは輸液にかなり近い成分構成です。

  以前も夜中に腹痛に襲われた時に、買い置きしてあったポカリスウェットが役にたちました。
 もともとは、地震に被災し際には、腹痛で医者に行ってもなかなか処置してくれないだろうと考え、備蓄したものです。

5)食料備蓄
 感染しないためには、外出しないのが一番。 
 ノロウィルス程度では、外出を控える訳にもいかないでしょうが、新型インフルエンザで死者が続出するような状況では食料の流通にさえ影響が出る可能性がありますし、外出しない事や汚染された食料を食べない事が最も感染リスクを減らせるでしょう。
 1週間程度立て籠もれる食料を備蓄する事は、防災にも感染症防止に役立ちます。

 正しい知識と備えで、なんとかこの危機を乗り切りましょう!

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December 17, 2006

世界の災害被災者は1億6千万人

2006年の世界の自然災害と大事故の件数は、744件、死者99,425人,被災者数は1億6000万人に達した。
国際赤十字が毎年出している「世界災害報告」による報告である。

被害総額は18兆8千億。 ここ10年で災害の被害の年となった。
もっとも、この被害額の78%はハリケーン カトリーナによるもので、都市を自然災害が襲った時の被害の大きさを示している。

ちなみに首都直下地震の被害想定では、直接被害66.6兆円、間接被害を含めると112兆円に達する。
もし発生すれば記録的な大被害になるのは間違いない。

私達はそのような大災害に直面している可能性がある事を改めて感じた。

死者ベースでは、10月のパキスタン地震による死者が8割を占める。

毎年どのように推移しているのかネットで探したが、見つけられなかった。
感覚的には、年々自然災害による被害は増えているように感じる。

来年は、これを越える災害が発生しない事を祈るしかない。

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December 15, 2006

ハイゼックス炊飯袋

前回に続き、災害ボランティアの勉強会での経験から、ハイゼックスについてご紹介します。
ハイゼックスで、いろいろ試してみよう!というのが、今回の勉強会の趣旨でした。

 防災訓練などで、ハイゼックス炊飯袋を使った経験のある方もおられると思います。
ビニール袋にお米と水を、印刷されている線まで入れて、20~30分茹でれば、ご飯が炊けるという代物。

 白米だけでは食べにくいので、いろいろな物を一緒に入れると、おいしくいただけます。

今回、私は「松茸のお吸い物の素」を試してみました。
米1合にお吸い物の素1袋では、味が濃いかと不安でしたが、1袋ではちょっと薄味でした。
1.5袋くらいがちょうど良い塩加減かもしれません。

今回試食した中では、「赤飯の素」「塩昆布(半袋)」がおいしかったです。

被災時の食事は、似たようなパターンで飽き易いと思います。
ちょっとした+αの食材で、おいしくいただけるなら、いろいろ試しておきたいですね。

もし、ハイゼックスを使った方法で、オススメのものがありましたら、ぜひご紹介ください。

 今回もうひとつ思った事があります。 
カセットコンロ等を使って大量のお湯を作るのは結構大変な事。
インフラが途絶えた状況で、限られた燃料で、食事を作るのは大変です。

そこで考えたのですが、家庭の備蓄品として、圧力鍋を用意してはいかがでしょうか?
大きいので、非常持ち出し袋には入れられませんが、家の中に保存食などと一緒に圧力鍋をしまっておく。

圧力なべなら、お湯を沸かすのも早いし、他の調理の場合も調理時間が短く、燃料の節約にもなります。
ある程度加熱した後、火から降ろし、保温しておけば真空保温調理器のような使い方もできるでしょう。

 また、圧力鍋の場合こまかな火加減が必要ないですから、非常時の調理向きかもしれません。

それから、圧力鍋の保管方法ですが、高い棚にしまっておくと、地震で落下してゆがんでしまうと使用するのは危険です、飛び出し防止策をするか、下の棚にしまいましょう。


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December 14, 2006

救急法実践できますか?

先日、災害ボランティアの勉強会に参加しました。
心肺蘇生の人形を使って練習できる時間があったのですが、久しぶりにやってみたところ最初は全然ダメでした。

 私は、東京消防庁の上級救急救命講習を受講していたのですが、ひとりで人形を使って練習できる時間は5分もなかったように思います。

 久しぶりに人形でやってみたところ、手順は覚えていましたが、正確性の点でダメでした。
手を当てる位置は合っているのに、力を掛ける場所が違っていたり、押し方が強すぎたり、息を入れすぎたり、ピッチが不正確だったり・・・  

今の練習用人形は、どの程度正確にできたか、結果を紙に印字してくれるのですが、正確にやるのは大変でした。
 結局30分近く練習してしまいました。

指導員の方のグラフを拝見しましたが、みごとに正確にできていました。
相当の練習の上、身についたのでしょう。

今は自動車免許の教習でも救急法の時間があるそうですし、防災士取得の受講資格でもあります。
おそらく一度は受講した経験のある方も、だいぶ増えたのではないでしょうか?

受講経験のある方はいかがでしょう?
多くの人がいる場所で、心肺停止状態の方が出た場合、率先して心肺蘇生できますか?
もし身内が心肺停止状態になった時、ちゃんと心肺蘇生できる自信がありますか?

 私は正直なところ自信ありませんでした。

 もし、正確に心肺蘇生法ができなかったために、救える命が救えなかったら、一生悔やみきれないと思います。
もちろん救急法を知らないより、知っていたほうが良いのですが、正しく使えなければ、いざという時に使えなければ意味がありません。

今回の勉強会で,練習の大切さを痛感しました。 機会があれば積極的に練習に参加したいと思います。

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December 10, 2006

災害ボランティアデータベース

消防庁が災害ボランティアのデータベースを作成し、公開している。

団体所在地や活動地などの場所で検索できる他、活動内容、組織形態やキーワードでの検索ができる。
ユニークな点は、保有資材での検索が可能な事。
エンジンカッターからヘリコプターや船などの器材名から保有団体を検索できる。

検索結果も構成人員から災害時/平常時の活動内容や災害時活動実績など網羅されている。

今は災害時ボランティアは、欠かせない存在。
 防災に興味を持ち、災害ボランティアに参加したいという方は、このデーターベースから探してみてはいかがでしょうか?

 

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December 09, 2006

中部近畿圏の震度分布予想

12/7に中央防災会議「東南海、南海地震等に関する専門調査会(第26回)」が開催され、その資料が公開された。

過去の事例によると、西日本の内陸では東南海・南海地震の前後に地震活動が活発化する傾向が見られ、中部・近畿圏を含む広い範囲で地震活動が活発化する可能性が高い活動期に入ったとの指摘もあるようだ。

そこで、中部・近畿圏の発生の懸念される13の地震について検討し、その震度分布と津波被害の予想を発表した。

これに伴い、平成18年4月に指定された「日本海溝・千島海溝集班海溝型地震防災対策推進地域」の対象地域が追加され、香川県全域が対象地域となった。

 従来の指定地域とあわせ、21都道府県413市町村が対象となる。
 
 これは、3m以上の大津波による被害が想定される地域で、充分な海岸堤防がないなど防災体制の確保が必要な地域のようだ。

Yoboutaisaku_1

上図は、この資料の予防対策用震度分布図で上記内陸地震と東海・東南海・南海地震の震度の最大値を重ね合わせたもの。 赤が震度7、オレンジが震度6強、黄が震度6弱、緑が震度5強。

人口の集中する場所のほとんどが震度6強以上となっている。

また、各自治体の策定している地震動予測との比較資料なども掲載されているので、該当地域にお住まいの方は、ぜひチャックしていただきたい。


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December 08, 2006

温暖化クライシス

山根一眞氏のライフワークとなった「メタルカラーシリーズ」の新作、メタルカラー列伝「温暖化クライシス」を読みました。

 地震・自然災害・温暖化などに関連する仕事をしている方々のエピソードを紹介しています。
新潟中越地震で子供を救った消防庁ハイパーレスキュー隊、世界一の実物大地震動実験装置「E-ディフェンス」
日本沈没にも出てきた世界一の掘削船「ちきゅう」など、多くのエピソードが紹介されています。

他のメディアでは紹介されないエピソード満載ですから、防災に興味のある方は、おもしろいと思います。

メタルカラー烈伝 温暖化クライシス
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December 07, 2006

エレベータ地震体験キャラバン

Niftyココログがメンテで水曜から使えず更新できませんでした。
さて、東芝エレベータが地震管制運転が体験できるキャラバンカーを製作し、どこでも訪問してくれるそうです。
地震対策のエレベータへの交換を議論しているマンションの自治会で防災イベントを企画し、防災意識の向上と同時にエレベータ地震管制を体験してみるのも良い経験かもしれません。 元ネタはこちら

このキャラバンカー、もちろん実際にエレベータが昇降する訳ではないが、昇降しているような感覚が得られ、階の途中で地震を感知したり、停電した場合にどのように動作するか体験できる。 
 上りが旧式、下りが最新式の管制システムを使い、違いを実感できるそうだ。

防災館などで地震や火事の煙を体験した事のある方も多いと思いますが、私も体験する事によって頭でイメージしていたものと違う事を実感しました。

このブログでは、何度も「具体的な被災時のイメージを持つ事が大切!」とご紹介しています。
今後は、地震体験だけでなく、このようなエレベータでの被災体験など,様々な被災体験ができると良いですね。

 先日TVで、30cmや50cmの津波の威力を体験するレポートをやっていましたが、50cmの津波でも足元をすくわれて転倒してしまう威力がある事が実感できました。

やはり小さな津波だからといって、あなどってはいけません!

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December 03, 2006

耐震金具利用の注意

先日、「家具転倒実験動画集」という記事の中で、メーカーが公的機関で行った実験では震度7でも倒壊しなかった「ガムロック」が、名古屋大学で行った実験では震度6強で転倒したという実験結果についてご紹介しました。
 ※他の転倒防止金具でも転倒しており、「ガムロック」の性能が悪いという指摘ではありません。

実はこの時に開発元に「名古屋大の実験結果について、どのように評価されますか?」とメールで質問を送ってありました。 この質問に対して、丁寧な回答をいただきましたのでご紹介します。

[実験条件について]
家具の形状(高さと奥行きの比率)事、棚の中の荷重に見立てた板が固定されている事(実際は棚の中で動く)は、開発元の実験条件よりも厳しい条件である。

[壁紙が剥がれて転倒]
 開発元の実験でも、ホームセンターで売っている粘着シートタイプの壁紙や、プロの行う糊付けでも充分に感想していないケースでは、壁紙が剥がれた事例がある。

[家具固定側の強粘着材]が、ガムロックから剥がれて転倒]
このようなケースはメーカ製作時の接着不良であり、交換に応じる。

簡単に書くとこういった内容です。 メール本文は、実験条件を提示していただくなど誠意ある内容でした。

「製作時の接着不良で交換に応じる」というのはメーカーとして正しい対応だとは思いますが、製品の性格上震度6強の地震が来てから接着不良が判明し、製品交換して貰っても仕方がない訳ですから、製品の品質管理を徹底していただくしかありません。

これは耐震/免震建築~耐震金具全てに言える事ですので、業界全体として信頼確保に努力していただくしかありません。

消費者が耐震対策にお金を払う事について理解しておくべき事は、権威付けを鵜呑みにしてはいけないという事。
「神戸波の地震に耐えた」「公的機関の実験で証明された」 などは、ある条件での実験結果に過ぎず、実際の地震に於いての性能を保証するものではない事。

もちろん製品選定に当たっての重要な判断基準ではあります。

 製品の品質の問題もあるかもしれませんが、正しい施工・正しい使い方が大前提にあり、条件によっては性能が発揮できない事も有り得る事を忘れてはいけません。

ですから、耐震対策をしたから寝室に家具を置いて安心という訳ではなく、リスクを低減する手段であって、リスクがなくなる訳ではない事を忘れてはいけません。

保障されないなら、耐震対策をしても仕方ない訳でもありません。 リスクは減るのですから。

 不安に思われる方は、製品の性能を上げたほうが良いでしょう。
荷重100kgの家具には、耐荷重150kgの製品を使うなど、1.5倍以上の安全係数をとったほうがより安心です。

ちなみにメールで新製品情報をいただきましたので、ご紹介します。
これも先日「エレコム新耐震グッズ発表」でご紹介した製品と同じと思われます。

>ガムロックTV、ガムロックBB、ガムロックMB(今から)、ガムロックMTV
ガムロックBBは、200kgの書籍入り観音開きオフィス家具をクリアし、強い壁なら700kgの自動販売機もクリアするそうです。

これ、仏壇に最適だと思うのですが、土壁のケースが多いでしょうから、仏壇用を作ると売れると思うのですが。


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サーモライトの毛布

何回かご紹介しているオススメのコンパクトな寝袋「エマージェンシービビーサック」と同じ、デュポン社開発の新素材「サーモライト」を使った毛布を見つけました。

 DMメールで知ったのですが、「NASAが開発したハイテク毛布」というフレコミに怪しさを感じつつサイトを見ていて、「サーモライト」という言葉を見つけ、「エマージェンシービビーサック」と同じ素材だと知った次第。

 「エマージェンシービビーサック」は、私も防災用として購入しましたが、エマジェンシーシートなどフィルム系サバイバルシートと違い、柔らかく・洗濯ができ・音もうるさくなく・暖かい、結構気に入った素材です。

結局、車にひとつ、家に二つあります。 そのうち、実家にも送りたいと考えています。
私が購入した頃は、ほとんどお店で扱っていませんでしたが、最近は東急ハンズ他、ネット通販でも扱われるようになりました。 それなりに売れ出したのではないでしょうか?

 最近は著名アウトドアウェアの製品にも採用されています。

この素材の毛布があるのなら、日常的にも結構使えそうです。
商品名は「スペース暖シートポカポカ」 (商品名が怪しすぎ・・・)

重さ125gで、厚さ1mm。折り畳んでもかなり小さそう(ビデオテープと同じ程度か?※実物は見てません)

コンパクトだから、車や会社の引き出しに入れておくのに良いかも。
ウォームビズ対策で、ひざ掛け代わりに使ったり、徹夜用に準備しておき、防災用品としても使えそうです。

私もそのうち買ってみたいと思います。


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December 02, 2006

被災時はジレンマの連続

地震発生の瞬間から復興して日常生活を取り戻すまで、私達はさまざまな判断を迫られます。

・逃げるべきか?/留まるべきか?
・負傷者を助けるか?/自身の身の安全を優先するか?

 復興の際も、映画「ありがとう」に出てくるように
・安全な街を作るために、自分の利益を損なう区画整理に同意する?/ 自分の利益を優先する?

このように、一概にどちらと判断できないような問題、ジレンマに陥る事の連続でしょう。

この被災時のジレンマをテーマにした防災ゲームがあります。
「クロスロード」というゲームで、文部科学省の大都市大震災軽減化特別プロジェクトの成果物として作られた、防災ゲームです。

ゲームの仕方は、
(1)ジレンマを書いたカード(約30問)を、グループ内で読み上げる。
(2)参加者はYesかNoのカードで自分ならどうするかを決めます。
(3)一斉に自分の決めたカードを開けます。
(4)多数派の意見(Yes/No)を出した人には、「青ざぶとん」カードを配ります。
 もし、一人だけ違う答えを出した人がいたら、その人は「金ざぶとん」カードがもらえます。
(5)最後に、貰った「ざぶとん」カードの多い人が勝者。

このゲームは勝つ事が目的ではなく、ゲームの後にふりかえりの時間を取り、お互いの意見を話し合う事が大切です。
・それぞれ、どんな理由で答えを選んだのか?
・答えを決めるのに、どんな点で迷ったのか?
・少数派の意見は、何か知らない知識があったからなのか?、他者の気付かない点に気付いたからか?

被災時は、多くの人が精神的なダメージを受けています。 
精神的にも時間的にも余裕がなく、反対意見に耳を傾ける事は難しいでしょう。

このようなゲームを使って、地域で議論しておく事はとても大切だと思います。
特に自主防災組織などでの話合いのきっかけにするには良いのではないでしょうか?

 あらかじめ議論しておく事によって、被災時にそのような問題に直面した時には、より正しい判断ができるのではないでしょうか?

このゲームは通信販売で購入できます。 詳細は、こちらをご覧ください。

最後にイベントの紹介です。 
今回、防災ゲームでご紹介したとおり、被災時は判断の連続で、事前に具体的なイメージを持ち必要な知識を持つ事がもっとも大切だと思います。

 そんな被災時の状況を体感できるイベントがあります。
第6回耐震フォーラム「サバイバルゲーム 彼女を守る51の方法 in 六本木ヒルズ」
イベントに参加し、二者択一の問題に答えると、優勝者にはハワイ旅行が貰える他、ディズニーランドチケットや防災グッズのプレゼントもあるようです。

12/10 六本木ヒルズで開催予定。 イベント案内は、こちら

このブログに目を通していただいてる方は、きっと高得点が狙えると思いますよ。
このようなイベントで、啓蒙する事はとても大切だと思います。 

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December 01, 2006

新地震保険「Resta(リスタ)」は良さそう

以前、新型地震保険登場でご紹介した、新型地震保険Restaの資料が届いたのでご紹介します。

12/1販売開始で、販売数には制限があるようです。 詳細は、日本震災パートナーズのサイトで(オンライン見積・申込アリ)

保険料と価格の例として、全壊500万円/大規模半壊250万/半壊83.3万 二人世帯の分譲マンションのケースでは、年払いで20,830円(月換算1736円)。 ※全壊の場合の保険金額は300~900万円の5タイプがある。 

 火災保険への加入が不要である事や火災保険の加入額に影響されない事など考えると、結構安いと思います。
 
 地震保険が建物や家財の時価額を基準として、火災保険の契約金額の3~5割程度の保証である事。
 保険金支払には、保険会社独自の被害調査後に保険金の支払がされる事などが、地震保険の不安としてありました。

 この保険は、自治体の「り災証明」だけで保険金が支払われるので、支払時にもめる心配はなさそうです。

その他特徴については、過去記事でご紹介しています。

地震や自然災害に対する保険は、もっといろいろな商品が出ても良いと思います。
官民一体となってさまざまな商品を提供してもらいたいですね。

 

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