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February 23, 2007

災害時はドコモが安心?

2/22に陸上自衛隊・NTT東日本・NTTドコモは、首都直下型地震を想定した共同訓練を行った。
災害対策用通信機器を自衛隊のヘリなどを使って被災地に搬送・設置などを行う訓練で、新潟中越地震の際に連携し互いに機能補完をした経験から行われたようだ。
(以上、ケータイWatch)

自衛隊や公務員など行政向けのソリューションを提供するNTTグループだけに、災害時の協力も優先的なのでしょうか? 民間企業に対する公平さという点で疑問もありますが・・・

指定公共機関は総務省の指針に合わせた災害時の対策を行っている。
基地局の耐震化や非常用電源や迂回ルートの整備など、箇条書きにすると同じような対策を取っているように見えるが、いざ実践となると官との結びつきが強く、経験豊富なNTTグループと他キャリアでは対応に違いが出てきそうだ。

訓練に関してもマスコミが取り上げないせいか、auやソフトバンクでの話題を聞かない。

 ネットで調べてみると、災害対策用の移動基地局は、NTTドコモは全国に50台、auは全国11台と差がある。

こうして見ると、災害時はやはりドコモのほうが安心できるように思える。

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February 22, 2007

マグライトにLED版登場

懐中電灯の定番、マグライトからLEDタイプが発売されました。
数年前から、交換用のLEDライトキットは何種類か発売されていましたが、ついに本家から提供です。
1灯で、焦点距離調整の可能なタイプです。(交換用キットでは、焦点距離調整できないものもあります。)

LEDライトの利点は・・・
1)電池の持続時間が長い。 通常電球タイプの5~6倍。
2)電球(バルブ)の寿命が10万時間と言われ、交換が不要。
10万時間というと、毎日8時間使って約34年!
3)衝撃に強い

弱点は、電球タイプに比べ光が遠くへ届きにくい事です。

私が、昨年行ったミニマグライトのオリジナル耐久テストで、新聞の文字が読める程度の明るさを保てる時間は、ミニマグライトノーマルバルブで、6.5時間、1灯LEDタイプで31時間、3灯LEDタイプで94時間でした。
[テストの過去記事]
ライト耐久テスト4:ミニマグ+1灯LED
ライト耐久テスト2:MAG+LED

 非常時で電池が貴重な状況では、この持続時間の差は重要です。
手元・足元を照らす用途ならLEDライトを、非常持出袋に入れる事をオススメします。

 防災用品としてミニマグライトを用意されている方も多いと思いますが、この電球(クリプトン球)の持続時間は数十時間程度です。 バルブが黒くなったいたら交換が必要です。

 ちなみに、ミニマグライトの電池交換用の底蓋の中に交換用がひとつ入っているはずです。
昔から使っているけど、交換した事のない方は点検してください。

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February 21, 2007

あなたの愛犬も災害救助犬になれるかも

2/21NHK首都圏ネットワークで、ペットの災害対策について紹介していました。
その中で印象的だったのが、救助犬の話。

 救助犬というとシェパードとかレトリバー系とか、限られた優秀な犬がなるもの,災害時には国内や世界からプロがつれてやってくるものと思っていました。

日本救助犬協会では、一般の家庭で飼っている犬でも訓練でき、認定試験に合格すれば災害救助犬として登録されるようです。

番組で紹介していた例では、ミニチュアダックスフントで1年半の訓練で、認定試験に合格したとか。
現在、首都圏で約100頭が登録されているそうです。

災害時に倒壊家屋に閉じ込められた人を救うのは、72時間が勝負と言われています。
都の被害想定では、M7.3の場合、死者5600人・負傷者159,000人と想定されています。
 
 高層の建物の多い首都圏で、膨大なガレキの山から負傷者を探すのは、気の遠くなるような作業でしょう。
もし、町内に1頭の災害救助犬がいれば、多くの命を救えるのではないでしょうか?

たとえば、町内会で町内の犬の選抜試験をして、優秀な犬は町内会出資で救助犬に育成するという試みもアリだと思います。
 
 もちろん行政主導で救助犬養成に力を入れていただきたいですね。

「救助犬、1町1犬運動」なんていかがでしょうか?

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February 19, 2007

3万人が移動するということ・・

2/18雨の中、東京マラソンが開催されました。 3万人のランナーが都庁前を一斉にスタートした姿をTVや新聞でご覧になった方も多いと思います。

 3万人が一斉に移動するというのは、すごい事ですね。 スタートラインを通過するのに20分掛かったとか。

 3万人が走り始める姿を見て感じたのは、帰宅困難者が被災直後に一斉に帰り始めたらどんな事になるのだろうかという事。

 首都直下地震の被害想定での、東京都区部の帰宅困難者は390万人と想定されています。
ターミナル駅別では、渋谷18万人・新宿17万人・東京20万人という数字です。

各主要駅で東京マラソンの3万人の6倍もの人が歩いて移動する可能性がある訳です。
その時は、交通規制もなく、放置された車、倒壊した建物などの多くの障害があるのです。

 東京マラソンでは、5000人の警備が付き、決められたコースを一方通行で、同じ目的地を目指して走りますが、帰宅困難者は無秩序に歩き、対抗して逆方向に歩く人もいる訳です。

もし、一斉に帰宅を始めれば大混乱になるのは必至です。

そして、東京マラソンでは多くの仮設トイレや給水所が設けられましたが、給水所やトイレに人が溜まるといった混乱もあったようです。 
 現在、帰宅支援ステーションがあちこちに設けられていますが、停電・断水といった状況の中でこれだけの人が移動すれば、あっという間にマヒするでしょう。

被災時には、家族や自宅が心配で一刻も早く帰宅したくなるのは当然ですが、数万人の人が一斉に歩いて移動するという事は、大変な苦労だという事を知っておくべきです。

できれば、しばらく留まって情報収集をしてから、移動される事をオススメします。

 この問題は以前から気になっていましたが、東京マラソンでの3万人がスタートする姿を見て、実感しました。

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February 16, 2007

都水際の防災対策を前倒し

都は臨海部の防潮堤や水門などの修繕や耐震化を、従来25年の計画を前倒しし10年に短縮する。
 対象は防潮堤と運河沿いの「内部護岸」延べ35km。特に防潮堤と水門16基は優先し2011年度までに完了する。
 (以上、2/16日経朝刊)

 東京都東部は、ゼロメートル地帯があり地震や台風で防潮堤が切れれば、ハリケーンカトリーナでの被害のように大変な被害が出る恐れがある。

 私もその恐れのある地域に住んでいるので、以前から気になっていました。

一番心配しているのが、液状化による側方流動です。
液状化により、堤防の地盤が緩み、堤防の杭ごと水面方向に崩れて、水が流入する現象です。 
※側方流動については、過去記事「液状化の影響」で紹介しています。

都内の橋の殆どは耐震対策済みとされているのですが、液状化や側方流動に対しても大丈夫なのかと心配していますが、その内容については見当たりません。

 もし、側方流動に対して無力であれば、東京都は北・東・南が河が県境ですので、被災時の救援活動に大きな支障がでそうです。

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February 13, 2007

Uターンする津波

昨年11月の千島列島近海のM7.9で発生した津波で、太平洋の真ん中でUターンして戻ってきた津波があった事が、気象研究所の観測で判った。

 Uターンといっても、太平洋の中の海底山脈「天皇海山」に津波が反射し、日本に向かったもので、直接日本に向かった津波よりも遅れて日本に到達している。

 問題は、場所によっては最初の(直接の)津波の2~3倍の高さになった事。
 千島列島沖の津波では、津波警報が解除された後に、最も高い波が観測された事が問題となっていたが、その原因はこの海山からの反射にあったようだ。

地震の場合は、最初の揺れが最も大きくなりますが、津波の場合は後から来る波のほうが大きくなる事もあります。 

 これは基本知識としてしっかり覚えておきたい事ですね。

 そして、津波のシミュレーション技術が進んだといっても、今回のように新たな発見が出てきます。
まだ、未解明の部分も多いでしょうから、予想外の被害が起こりうる事も肝に銘じておかなければなりませんね。

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February 11, 2007

新規高層建築物に防災対策を義務化

東京都中央区は、新年度から高層マンションやビルの施工主に対して、備蓄倉庫や災害時用エレベータの設置を義務付ける。
 区の「市街地開発事業指導要綱」を改正するもので、全国でも初の試み。

 高さ20m~(6階建て)、敷地面積百平方メートル以上の高層ビルが対象。
現在区に申請中の物件の7割が該当する。 (以上、東京新聞Web)

現在、都内では多くの新築マンションが建ち、人口が増加している。
一方、これに見合った避難場所が確保できていないようだ。 10階建て以上のビルが林立する中で、平面で住民の避難場所を確保するのは、無理な話でしょう。

また、新しい高層ビルでは充分な耐震性能を持つものが多いが、高層ビル特有の問題を抱えている。
ひとつはエレベータの停止の問題、そして上下水の問題。

 被災しエレベータが使えなくなれば、地上に避難するのも大変だし、配給された水や食糧を運び上げるのも大変な作業となる。 たしか、「高層難民」と呼んでいた番組もあった・・・

水、食料、トイレなど数日間自活できる備蓄を、義務付ける事は良い施策ではないでしょうか?
住民の合意が得られず、防災対策が進まないマンションも多いと聞きますが、義務化されれば入居者も納得できるでしょう。

 中央区の防災ホームページに、「中央区高層住宅防災対策検討委員会報告書」が掲載されています。

 高層住宅に住む人、高層ビルにオフィスを構える企業の防災対策のあるべき姿について、指針となるのと思います、ぜひ参考になさってください。


 

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February 10, 2007

インフルエンザ流行始まる

国立感染症研究所の定点観測で、今年のインフルエンザの流行がはじまった事が判った。
定点調査している医療機関の1箇所の患者報告数が1週間平均で1.0を超える事が、流行の目安となるが、1/22~1/28の報告で、2.58となった。

 今年は、暖冬の影響か例年より1ヶ月以上遅い流行の始まりとなった。
ピークは2月下旬以降と見られる。

 現在、特に流行しているのは、宮崎を筆頭に愛知・山形・福島・滋賀など。

 新型インフルエンザ流行対策の予行練習だと思って、うがい・手洗いやマスクの装着など、感染症予防に注意し、行動されてはいかがでしょうか。

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J-ALERT運用開始

全国瞬時警報システム(J-ALERT)の運用が9日から始まった。
兵庫県などでは、震度5弱の情報を受信したのに、震度5強の自動音声を発信してしまうといったトラブルも発生したようだ。
 情報が正確であるに越した事はないが、このシステムの目的は職員等がいなくても、瞬時に警報を発する事。
正確さを追求し過ぎて、情報提供が遅れる事があってはいけないし、国民もそれを理解しなければならないでしょう。

実はこの「J-ALERT」というキーワードは、このブログの検索キーワードのトップクラスのキーワードで、この言葉を検索して訪問される方も多いのです。 Googleでも、今日現在国以外のサイトでは最上位に検索されています。

 昨年4月から「J-ALERT」の記事を取り上げているせいでしょうが、これは「J-ALERT」の認知度の低さを物語っていると思います。
さすがに、今日の新聞には取り上げられていますが、大きな扱いでもなく、マスコミの関心も以前から低いように感じています。

地震など災害情報だけでなく、弾道ミサイル等武力攻撃やテロなど、国民の危機的状況を短時間で伝える「J-ALERT」はとても大切な仕組みですし、もっと国民に認知されるべきだと思います。 マスコミももっと扱っても良いのではないでしょうか?

まだ良くご存知ない方は、前述の昨年4月の記事をご覧ください。(総務省消防庁の啓発用動画へのリンクもあります)

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February 08, 2007

DoCoMo,FOMA/衛星/無線LANシステム提供

NTTドコモは、FOMA/無線LANデュアル端末で、衛星通信を利用した通話が可能になる「ヂュプレスター」システムを法人向けに発売した。

「デュプレスター」は、災害時や非常時に携帯電話網が使えない場合でも、衛星回線を使用して音声通話を実現するシステム。(以上、RBBTODAYより)
 
 言葉だけで説明するのは判りにくいが、災害時にFOMA通信網が使えなくなったエリアに於いて、
衛星電話(ワイドスター) →デュプレスターSIPサーバ(無線LANルータのようなもの)→FOMA/無線LANデュアル端末という経路で通信が可能になる。

 たとえば、全国の本支店に衛星電話とSIPサーバを一式装備し、FOMA/無線LANデュアル端末を複数台配備しておけば、被災時にFOMA網が使えなくても衛星電話を経由して、SIPサーバの周囲30mの範囲で音声通話ができるようになるようだ。 

 被災時の情報連絡は最重要課題だが、衛星電話を全国に配備するにはコスト的にも日常業務的にも難しい。
端末は日常も使える携帯電話で、衛星通信のセットが1式あれば音声通話ができるのは、なかなか現実的なシステムのように思える。

また、たとえば山中の工事現場などFOMAの電波が届きにくいところでも、このシステムがあれば周囲でFOMA携帯が使えるので、日常業務でも実用的なシステムでしょう。

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February 05, 2007

帰宅困難者支援:ファミレスも追加に

東京都など首都圏八都県市は帰宅困難者支援対策として、新たにファミリーレストランと支援協定を結ぶ。
対象となるのは、デニーズとロイヤルホスト系のファミリーレス。

 昨年は、コンビニ各社と協定を結び、水道とトイレの提供と情報提供を行うが、今回締結するファミレスでは、新たに一時休憩場所も提供する。(以上。東京都HP

現在、都立学校等が帰宅支援ステーションに指定されていますが、帰宅支援道路からはずれた場所にある事も多く、帰宅支援マップ等でその存在を知らなければ通り過ぎてしまうでしょう。

ファミレスは、帰宅支援道路沿いに必ずあるし、看板も目立ち場所が判りやすい。
帰宅支援ステーションとして適していると思います。

協定締結後、ドアに「災害時帰宅支援ステーション」のステッカーが貼られるそうです。
Clip_image005

ひとつ注意しなければならないのは、帰宅支援ステーションだからといって、特別な設備がある訳ではない事。
「可能な限り協力します」という立場のようです。

 つまり、その時になってみないと「災害時帰宅支援ステーション」として機能するかどうかは判りませんし、なんら義務を負っていないはずです。
この点も行政はちゃんと情報提供しておかないと、被災時にトラブルが発生するのではないでしょうか?

利用者は節度とマナーを持って、使わせて貰わなければなりません。

また、提供者もトラブル回避のために、マニュアルの整備や訓練の実施等、ちゃんと機能する努力はしていただきたいものです。

ガソリンスタンド、コンビニ、ファミレス等いずれもアルバイト主体で運営されている訳ですから、どの程度機能するのか怪しいと私は考えています。

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February 03, 2007

今世紀末には気温は4度上昇

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第4次評価報告書が発表された。

21世紀末には、現状の化石燃料依存型社会では、世界の平均気温は4度上昇し、循環型社会が実現した場合は1.8度の上昇となる予測。

 また、海面水位は20世紀末に比べ18~59cmの上昇する見込み。

今後20年間では、10年あたり0.2度気温が上がると予測される。
北極海の氷は全て解け、海水の酸性化が進みサンゴの死滅が進むという。
(以上。asahi.com

 南の島に美しいさんご礁という楽園像は、今世紀末には過去の話になってしまうのでしょうか?
海面上昇により島は水没し、サンゴは無くなってしまうかもしれません。

 「数度の気温上昇はたいした事ない、暖冬や暑い夏で平均気温が高い事は時々ある事」と思われるかもしれませんが、これは世界の平均気温の話です。 局地的には、さらに大きな変化が現れます。

 イギリス政府の発表した予測では、
・1度上昇で5000万人に水供給の危機
・2度上昇でアフリカの作物収量が5~10%落ちる
・3度上昇で1億7000万人に洪水の危険が及ぶ
・4度上昇で北極圏のツンドラの半分が消滅

 世界中で大変な事態になりますし、食料を輸入に頼る日本もどうなる事か・・・
2/3(土)日本テレビ系「世界一受けたい授業」に、アル・ゴアが出演するそうです。
ぜひ、この番組を見て、子・孫の時代どんな世界になってしまうのか知り、行動に結び付けていただきたいと思います。



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