春だから、帰宅訓練を 2007
地震に備えて帰宅訓練をしてみようと思いつつ、未だにできない方も多いのではないでしょうか?
この連休でも、ぜひトライされる事をオススメします。
「普段歩きなれていないから、通して歩くのはムリ」と訓練できないでいるのなら、大量の帰宅困難者や倒壊家屋などに囲まれた本番では、さらに難しい状況となります。
そこで提案は、とりあえず自転車で走ってみる事です。 自転車なら徒歩の5~6倍の距離をこなせるでしょう。
往復しても2~3倍は楽なハズ。
今日は、私も自転車で日本橋まで片道約20kmを走ってみました。 東京東部は起伏がないせいもありますが、思っていたよりも楽に走る事ができました。
徒歩での帰宅可能の距離は20km~30km程度と言われていますから、自転車ならママチャリでも片道1~2時間程度で走れるはず。
自分の足で歩いてみるのが良いのはもちろんですが、自転車で走ってみるだけでも、いろいろな事が判ります。
途中の危険箇所、休憩やトイレの可能な場所、なにより自分の足だけで帰れたという経験が大切です。
帰宅支援対象道路なら、歩道が広いところも多いはずですから、走りやすいと思います。
一度、自転車で経験してから徒歩で歩けば、取り組みやすいのではないでしょうか?
なお、帰宅困難者関連の情報は、右側のカテゴリーから「帰宅困難」を選んでいただくと、過去記事が表示されます。
以前から思っていたのですが、東京周辺の駅の引取手のいない放置自転車を都内に移動・(ガード下などに)保存しておき、災害時には無償提供してはどうでしょう。
帰宅困難者向けの水・食料の備蓄などの対策よりも、低コストで済むのではないでしょうか?
帰宅訓練をした事のない大半の人々は、歩き出したは良いが5~10kmで挫折して、疲れて動けなくなった人が大量にその付近で滞留してしまう恐れもあります。
都立高校等を帰宅困難者の収容場所として指定していますが、偏りが出る事を想定されているとは思えません。
自転車を提供すれば、数倍多くの人が自宅にたどり着けるのではないでしょうか。
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