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April 08, 2007

水害標識

Photo この写真なんの標識だかお分かりですか?
過去の最高水位と満潮時の水位を表わした標識です。
 東京都葛飾区の新小岩公園に立てられているものです。

 先日、葛飾区防災課の方から伺ったのですが、今年度葛飾区はこういった標識を区内に設置し、区民の水害リスクの啓蒙に役立てるようです。 良い試みだと思います。

 普段生活していて、自分の行動範囲がどの程度の高さにあり、どの程度の水害リスクがあるかは判りません。
たとえば渋谷の駅前などは、周辺の坂の下にあり、水が集まりやすい場所である事をご存知の方は多くはないでしょう。

東京東部の江東区、葛飾区、足立区、墨田区は、隅田川・荒川・江戸川といった一級河川に囲まれた土地で、ゼロメートル地帯があり、水害リスクの高い土地です。

 東京23区のうち20%(124平方km)がゼロメートル地帯。伊勢湾台風クラスの台風による高潮で予想される最高潮位であるAP+5m以下の土地は、41%(中央・千代田・港・大田・品川・台東・荒川・北区など)もあります。

東京都の高潮対策は、A.P.5.1mを基準に作られていますが、老朽化・旧耐震基準・液状化対策がないなどの問題のある部分もあり、現在スーパー堤防化や補修などの工事を進めています。

 昨年のアメリカのように、30年に1度と言われるカテゴリー5の台風が僅か1ヶ月おいて発生した事を考えると、今後、伊勢湾台風クラスが首都圏を襲う事も充分有り得る話です。

23区の4割が水害に遭う事態となれば、その影響は計り知れません。
地震への備えだけでなく、水害への備えも必要ではないでしょうか?
 

全国の浸水想定区域図のホームページリンク集が国土交通省のサイトにあります。
--用語解説。 A.P.(エーピー)とは-----
 土地の標高を表わす基準の一つで、Arakawa Peilの略語です。東京湾の大潮の干潮位に相当します。
平均満潮位がA.P.2.00mですので、これより低い土地をゼロメートル地帯と呼びます。
 
 なお、海抜という言葉はT.P.(東京湾平均海面)を表わし、A.P.+1.1344mをT.P.0と定められています。
また日本の標高の基準である水準原点は、T.P+24.4140mと測量法で定められています。

ちなみに、A.P.の他に、大阪湾ではO.P(大阪湾工事基準面 T.P.+1.3m)などの基準があるようです。
浸水ハザードマップなどで出てくる言葉ですので、ぜひ覚えておいてください。
--用語解説終り--

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