« ホンダカーナビに防災情報表示 | トップページ | 各地で大雨の恐れ »

July 10, 2007

神戸の教訓

先日お知らせしました日本防災士会葛飾支部主催の講演会「神戸市に学ぶ都市型災害の現実と教訓」が、7/7に開催されました。
 講師に、当時神戸市生活再建本部課長として最前線で活躍された高橋 正幸氏をお迎えし、約2時間お話を伺いました。

 当時の映像をふんだんに使ったプレゼンテーションで、生々しく当時の状況が伝わってきました。

震災を経験し、多くの市民の声を聞き、難しい判断を経験された高橋氏ならではの講演で、学者や評論家のお話とは違った緊張感のある内容でした。

 私はスタッフでしたので、講演以外でもいろいろお話を伺ったのですが、印象的だったのは行政の職員の意識の問題。
 
 防災向け予算を確保して、ハードウェア/ソフトウェアの整備も大切ですが、危機的な状況の中、様々な難しい判断を迫られる行政の職員の意識が大切との事。
 高橋氏も新職員の危機管理研修を担当されたそうだが、この教育が日常業務にも活かされているそうです。
震災後の記者会見シミュレーションをして、どんどん突っ込んだ質問を受け、多くの人の命や生活が掛かっている問題だと身に沁みた時、意識ががらりと変わるそうです。

今では神戸市の新職員も、当時小学生だった世代が就職する時代。 震災の事を覚えていない人も多いそうです。
 また高橋氏も、定年が近いとか。
貴重な震災の教訓が失われつつあります。

 震災を経験し、多くの犠牲を払って得た教訓です。 モニュメントやマニュアルという表面的な物だけで残すだけではなく、教育研修を通じて、その精神を伝えなければならないですね。

地震、水害、事故、感染症などの危機への対応は、最も緊張感が高く、判断力、実行力が要求されるものです。
職員に対する危機管理研修を充実させる事は、日々の業務に対する姿勢にも良い影響を与えるでしょう。

|

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/36066/15716033

この記事へのトラックバック一覧です: 神戸の教訓:

コメント

コメントを書く