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September 11, 2007

ゼロメートル地帯を実感できる場所

平野部に住んでいると、自分が普段行動する場所の標高を意識する事はまずない。
私のようにゼロメートル地帯に住んでいても、河を渡る時に高い堤防を越え、地面と川面の高さが同じ程度かなと思う程度だと思う。

 先日の台風9号が首都圏に接近した際は、すべての水門が閉められましたが、高潮によりどの程度影響が出るのか実感できない方が、ほとんどだと思います。

 都内で、それを実感できる場所があります。
東京都現代美術館の壁面です。

拡大地図を表示。 公式サイトはこちら

Dvc00029

ここのガラス面には、写真にあるように(クリックして拡大しないと判らないと思います)、ゼロメートル地帯、この場所の標高、堤防の高さと共に、伊勢湾台風など過去の災害での高潮の高さなどが一目で判ります。

一番高い部分は、大潮の高潮時に予想される海水面で、TP+5.36~+8.86で、現在の外郭堤防高T.P.+4.470よりも4m以上高く、この建物の3階に達する高さ。

  写真では写っていませんが、道路面は写真の一番下の印のT.P.-5.060のようです。

これを見ると、都内で高潮の被害が出たら、多くの被害が出るであろう事を実感できると思います。

 ちなみに、9/30まで、トトロの森を描いた人「男鹿和夫展」を開催しています。
なかなか良い展覧会でしたので、展覧会を見たついでに、この壁面をご覧になってはいかがでしょうか?

ここで、豆知識をご紹介。
写真では、T.PやA.P.が、そして標高とか海抜といった高さを表す単位が出てきます。
日本では、標高の基準は東京湾の平均海面(T.P.)が基準となっていて、富士山は東京湾の平均海面よりも3,776m高いという事です。

 この海面高は場所により異なるので、治水工事の基準として、別の基準があります。
A.P.は、荒川工事基準面で、もともとA.P.+1.1344mがT.P.0mとして明治時代に定められたそうです。
現在は、荒川水系、多摩川水系、中川水系での工事基準面として使われており、これらの水系の橋や堤防にはA.P.ナンメートルといった高さの表示があります。

 他には、O.P(大阪湾工事基準面 T.P. -1.3m淀川水系),Y.P.(江戸川工事基準面 T.P. -0.0873m 利根川水系)があるそうです。

 高さの基準というと標高しか浮かびませんが、1m前後も基準の高さが違うのです。

 ちなみに最近は、GPSを使って高度の測定が行われますが、電子基準点が設置され高さの基準となっています。


 

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