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October 29, 2007

都木造住宅診断事務所登録制度

東京都は木造住宅耐震診断事務所登録制度の平成19年度の登録事務所を公表した。

この制度は平成16年度からの国土交通省工事で定められた「木造住宅の耐震診断と補強方法」という耐震診断の指針に合致する耐震技術者と耐震診断事務所を認定する制度で、都が指定登録機関である(財)東京都防災・建築まちづくりセンターが講習会と考査を実施し登録する制度のようです。

 今年度は、371名が受験し、66事業所88名が認定された。 なお、現在の登録事務所は104事務所。

 悪質リフォーム業者によるトラブルが多発し、耐震対策が普及しないひとつの原因となっていたが、このような制度がある事により、安心して依頼できると思う。

 ただ耐震偽装問題のように、その運用が適切に行われなければならない。
この制度については、都が指定登録機関の指導・監督の役割を担っており、制度が正しく運営されるよう、
しっかり管理し、制度の信頼性の維持に努めていただきたいものです。
 

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フィルムハンドソープ

風邪の流行る季節になりました。 感染症予防にはうがいと手洗いが基本ですが、出先で石鹸がなかったり、消毒用的なもので、汚れが落ちにくい事もあります。

 災害の時も衛生状態は悪くなりがちです。

 「フィルムハンドソープ」という商品があります。
わずか大きさ63mm×45mmで90ミクロンのフィルム状の石鹸です。
これを、数枚手帳や財布に忍ばせておけば、必要な時に石鹸が使えます。

 実際使ってみましたが、ちゃんと汚れも落ちて普通のハンドソープと比べて遜色ありません。
ただ、私は手が大きいせいか、量は少し少なく感じました。

 季節の変わり目です、風邪をひかぬようご注意ください。

1箱10枚入りです。

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October 28, 2007

火災用避難マスク

Hinanmask
先日、「Risconで見つけた新防災グッズ」でご紹介した、火災用避難マスクの案内が送られてきたので、ご紹介します。


商品名「サバイバルマスク」 2008年1月発売予定。
上部が透明フィルム、下部がN95規格適合のマスクで、約20分間フィルターを通して呼吸できる。
粘着テープで、目・鼻・口を蔽う形で装着する。
 説明によれば、この粘着テープが女性の化粧なども考慮したもののようだ。

大きなポケットティッシュ程度の大きさなので、ポケットやカバンに入れて持ち歩く事ができる。

 日常、本格的な防毒マスクなどを持ち歩く訳にはいかないが、この程度なら一般の人が災害に備えて持ち歩く事はできるでしょう。 

 しかし、この形状だと、めがねを掛けた人はメガネが使えそうもないですね。

 同じ目的の商品として「けむりフード」があるが、こちらはフィルターはなく、袋内の空気だけなので3分間しか持たない。  しかし、メガネでも大丈夫。

 テロ現場やビル火災の現場の映像を見ていると、避難者はみな顔を真っ黒にして避難してきています。
肺に入ったススは洗い流せない事を考えると、ちょっと恐ろしいですし、地震などではアスベストが飛散してしまう恐れがあります。 マスクの大切さを感じます。

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October 25, 2007

地震発生確率が低くても安心できない。

過去に起きたM7以上の直下型地震の半数は、地震発生の確率が低いとされる地域で起きていた事が、産業技術総合研究所活断層センターの調査で判った。

 現在の地震発生確率は、過去に地震を起こした活断層の調査から計算されているが、この活断層は活断層の活動の痕跡が地表に表れているものが対象となっている。

 阪神淡路大震災以降でも、鳥取県西部地震、新潟中越地震、福岡西方沖地震、新潟中越沖地震など、発生の確率が低いと言われていた場所で発生しており、いずれも過去の地震活動の痕跡が地表に表れていなかったため、発生確率が低いとされていたようだ。

 M7以上の地震で半数、M6.5以上では6回に5回の発生した活断層が、事前に認識されていなかったようだ。
(以上、10/24日経朝刊)

 地震発生確率が低いから大丈夫だろうという考えは捨て、どこでも起こると考えなければならない。

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荒川の洪水はん濫時の浸水想定

中央防災会議は荒川の堤防の決壊個所別に25のケースの浸水想定を作成した。
以前から、「荒川浸水想定区域図(上流版/下流版)」で示されていたが、様々な地点で堤防が決壊した場合の浸水深の最大値を示したもので、さまざまなケースでそれぞれの浸水深は示されていなかった。

 また、気候変動などにより大雨の頻度が増加する事が予想されるため、想定雨量を1割増、3割増したケースについても浸水想定を作成した。

 従来の200年に一度の確率で発生する洪水流量と3割増のケース(決壊個所:川島町)で比較すると、浸水域人口で4割増、浸水面積で9割弱増となっており、浸水深の差も葛飾区の中川、綾瀬川、荒川で囲まれた地域で2m~5mの差が出ている。

 また、北区で決壊し、丸の内や新橋付近まで浸水するようなケースも出ており、企業の被害想定を見直しが必要になるかもしれない。

 特に水害の場合は、事前の被害想定がしっかりしていれば、大雨の際に注目すべき情報もはっきりし、避難などの対策が十分とれる災害です。

 さまざまなケースでシミュレーションした結果を知っておきたいですね。

 できればもっとダイレクトに注意すべきケースを知る手段が欲しいですね。
たとえば、住所を入力すると、どの川がどの場所が決壊すると、そこはこの程度の浸水の可能性があるので、大雨の際は、ここが決壊しないかどうか注目してください。 
 
 その決壊想定箇所が危険な状況になった場合は、その情報をメールで知らせてくれるサービスとか。
この交通手段が停まる可能性が高まっているとか。

 ハザードマップや警報発令のお知らせメールなどから、一歩踏み込んだ形のサービスを期待します。

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October 24, 2007

避難訓練カフェ !?

東京は世田谷の三軒茶屋駅のそばに、「避難訓練カフェ」なるものがあるらしい。
その店のメニューは、避難訓練A定食(飯缶/味噌汁缶/梅干しで、千円)、避難訓練酒膳(カンパンカナッペ/ワイン焼酎で、五百円)、避難訓練甘味(水戻り餅/もも缶で、五百円)といった内容で、非常食がメニューで、百時間ろうそくを照明に使っているとか・・・

NiftyDailyPortalの記事は、こちら
お店のサイトは、こちら

なかなかユニークなお店ですね。

 以前、学校給食のメニューのお店が話題になった事があったから、こういったカフェも有りなのかもしれません。

防災の第一歩は、関心を持つ事ですから、こんなお店に行き、「非常食結構イケるね」なんて話題から、具体的な避難生活のイメージを持つきっかけを作るというのは、いいかもしれませんね。

これって、ちょっとしたイベントネタにも使えるんじゃないでしょうか?
学園祭の模擬店や地域のイベントで、こういったメニューを出し、地域のハザードマップや防災マップを掲示し、考える機会を作る。 クロスロードなど、ゲーム感覚で学べるツールを提供するなど。

 私も東急ハンズやホームセンターの防災用品コーナは時々覗くのですが、よく「防災対策やってる?」「やろうとは思っているけど・・・」「ペットボトルの買い置きだけしてあるけど他には・・」といった会話をしながら通り過ぎる人を見かけます。

 きっかけを作る場を提供するのは、大切な事ですね。

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October 23, 2007

千トンの飲料水が運べた!

震災時の救援で重要な飲料水の供給だが、陸路で運べる水の量はたかが知れている。
水資源機構と日本郵船は、飲料水1000トンの海上輸送に成功した。

今年3月に同じ実験をしたが、部品の破損などで失敗しており、今回再実験した結果、輸送後の飲料水は水道水と同等の品質を保っており、実用化にめどがついたようだ。

水千トンは約四千人分の一日の使用量にあたるという。
(以上 10/23徳島新聞

今回の実験は、長さ44m幅10mのバッグに水を入れ、約170kmを25時間かけて輸送するというもの。
簡単に言うと、海水の中を清水を入れたビニール袋を船で引っ張る、この規模が千トンという量という事。

 7月の新潟県中越沖地震では、海上保安庁が7/21~7/26まで、直江津~柏崎港間を500トンの水を積んだ巡視船「いず」がピストン輸送しており、この間の給水量が1298トンの量だそうだ。

 報道では千トンが四千人分の一日の使用量と書かれているのだが、一人250kgという計算になるのだが、飲料水としては多い。 生活用水も含めた平均使用量でしょうか・・・?

 最低必要な飲料水4リットルで換算すると25万人分になるでしょう。

 一方、東京都の被害想定では、ピーク時の避難者数は385万人、1万5千トンもの水が必要になる計算となる。
東京都では給水拠点にかなりの備蓄はあるようだが、大都市での水需要の多さを改めて感じる。

今回の実験が実用化されれば、大都市での災害対策として期待できるし、将来地球規模での水不足が懸念されているので、国際貢献にもつながるのではないでしょうか。

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被害想定を前提に備える

RISCON2007でのシンポジウムの講演の中で、都の被害想定の紹介があった。
この中でライフラインの被害についての紹介があるのだが、東京東部のライフラインの被害が大きい。
1Photo

 写真は講演の写真画像だが、元データは東京都の被害想定に掲載されており、数値データが「区市町村別被害想定結果」に、マップが「ライフラインの被害分布」に掲載されている。

私の住む葛飾区では、停電・ガス停止率がワースト3に入っている。この情報は以前から知っているのだが、改めて見るとショッキングな数字です。

 まあ、こんな状況が判っているので防災に熱心になってしまったのですが・・・

この図を見ると、多摩は大丈夫という印象かもしれないが、この被害想定は東京湾北部地震(M7.3)の被害想定であって、多摩直下の地震の場合は当然多摩地区にもっと被害がでるので、多摩地区の方はちゃんと確認していただきたい。

 そして、今回は掲載していないが、東京東部は鉄道被害も大きい。
つまり、これは東京東部の住民だけの問題ではなく、千葉方面から都内に通勤される方にも大きな影響のある話です。

 ここで、写真にある復旧日数に注目していただきたい。
電気の復旧目標は6日、ガスは53日、上水道30日、下水道30日となっています。

 今回言いたいのは、この復旧目標を前提に地震の備えが必要だということです。

電気は1週間程度で復旧するので、IH調理器やホットプレート、電子レンジが使えるようになりそうだ。
カセットガス等燃料系の備蓄は、1週間が目安にし、その後は電気系の調理器具が備えてあればしのげそうです。

 上下水道は1ヶ月使えない。 給水拠点から水を貰う備えは重要になるし、1ヶ月となると高層階に水を運ぶ手段も講じておきたい。

 トイレも1ヶ月は不自由する。 風呂は2か月入れないかもしれない。

 これを見ると災害に対しては住宅はIH化したほうが安心に思えるが、他の自然災害や都市災害を考えると停電は発生する可能性が高いが、ガスは地震以外ではほとんど止まる事はない。

 電化住宅ならガスカートリッジのコンロを、ガスコンロの家はIH調理器と、熱源は多重化して備えておくべきだと思う。 暖房についても同様で、石油ファンヒータも電気ストーブも両方備えておきたいものです。

 以上、ご紹介したように、地域の被害想定を理解して、被災後の生活をイメージし、それに備えておくと良いでしょう。

 なお、今回の話は自宅が一部損壊程度で済み、自宅に戻れる事を前提とした話です。

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October 19, 2007

BCP策定率が下がったわけ

危機管理産業展2007のシンポジウムの講演の中で、「なぜ、企業のBCP策定率が下がったのか」という話がありました。

 2005年25%(三菱総研調査)、2006年15%(KPMGビジネスシュアランス調査)、2007年 8%(日本政策投資銀行調査)
 
 と、05年25%が07年1/3以下に下がっています。 いずれも上場企業などを対象に十分な調査数での調査結果です。

 講師の三菱総研と日本政策投資銀行が共同で追加調査を行ったところ、BCPの定義の問題だったそうです。
つまり、05年に「BCP策定済み」と回答した企業は、BCPをよく知ると自社が策定していたのは防災計画(応急対応計画)であってBCPではなかったという事を理解し、06年、07年の調査では「策定済み」と回答する企業が減ったようです。

 では、BCPの要件とはなんでしょうか・・・
1)脅威の想定: 地震、風水害、感染症、テロ・・・
2)事業影響分析: 脅威の発生による事業への影響を定量的に分析する。操業停止日数、シェア喪失等
3)回復目標の設定: 目標時間と目標レベルを設定する。
4)目標実現のための施策 耐震対策だけでなく、物流や要員確保、資金繰りまで、手を打つ
5)事業継続マネジメント(BCM)の体制: 作って終わりでなく、PDCAサイクルの体制、教育訓練を実行
(以上。三菱総研 古谷研究員の講演より、コメントは私流解釈)

 これは、とても大変な作業です。 単にBCP関連の本やBCP策定指針の類を集めて自社に合いそうなものを集めて記入するといった表面的なマニュアル作成作業ではなく、自社の業務プロセスを詳細に分析し、ひとつひとつ手を打たなければ、実行性のあるBCPにはならないでしょう。

 そしてBCP策定にあたっては、取りまとめ部門が各部門に調査依頼をし、回答を得て、計画立案するというパターンでしょう。

 しかし、各部門のBCPに対する理解が甘いと、「3割くらいの要員は集まるだろう・・・」といった想像で回答し机上の計画になりがちなようです。

 BCPを理解した人がファシリテーターとなり、策定方法を示しながら回答を導き出すといった手法が必要なのかもしれません。

 BCP策定に関して、三菱総研の方のプレゼンからもうひとつ参考になる話をご紹介します。
脅威にはいろいろあるが、それぞれについてBCPを策定する必要があるのか?」という話。

 脅威を経営資源毎のダメージ度で類型化すれば、それぞれ作成しなくても良いというのが、答え。

 経営資源を、要員確保、建物、設備、システム、インフラといった具合に分け、それぞれの脅威が経営資源にどれだけ影響を与えるかで分類すると、共通項が見えてきて策定しやすくなるそうです。

 地震なら建物や設備への被害があるが、新型インフルエンザの流行なら要員や物流の問題だけといった感じです。

 それぞれの脅威で、被害の種類や復旧の手順などは違うのでしょうが、類型分類する事によって、かなりシンプルな作業にできそうです。

 シンポジウムの内容のほんの一部をご紹介しましたが、大変参考になりました。

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October 18, 2007

Risconで見つけた新防災グッズ

危機管理産業展2007で見つけた防災グッズで、気になった商品を幾つかご紹介します。
今回は一般人でも買える物から・・・

1)タタメット
Tatamet

 ネーミング通り畳めるヘルメット。ヘルメットは、身近にあると安心だが、かなりジャマ。
私も車のトランクにも入れてあるが、丸くて収まりが悪いし、どうにかしたい存在です。
 この商品は、畳むと厚さ27mm、幅345mm、高さ210mmとかなりコンパクト。なにより薄いのが良い。
2枚のプラスチック板の曲げるとヘルメット形状になる。 両脇を押しワンタッチでヘルメット化できる。

 デザインは、グッドデザイン賞を受賞したようだが、スターウォーズのどこかの惑星の兵士のヘルメットに出てきそうな感じ。

 衣装ロッカーのハンガーにひっかけて保存できるようにするなど、とても良く考えられて作られていると思う。

 こういったシンプル構造で、機能的、使うシーンをよく考えられた製品は大好きです。

作業用ヘルメットの「飛来・落下物用の規格」に準ずる性能があるそうです。

 以前から、小学生の防災頭巾ってどの程度役に立つんだろうか・・・と思っていたのですが、これなら教室の椅子の下とかに保存できて良いと感じました。子供用も発売予定。

 立体にした時の形状が、急斜面になっている事により、落下物の衝撃を緩和するそうです。

 と言うことは、オフィスでヘルメットがない時などは、プラスチック製のファイルとかを頭に被ると効果が期待できるかもしれませんね。 
 街中でも、ビルのガラスが降ってくるような状況で、カバンからファイルを取り出し被れば、ガラスが頭に突き刺さるなんて恐ろしい状況は避ける事ができるかもしれません。
 
 価格は5千円程度のようです。 作業用ヘルメットがホームセンターで千円前後なのを考えると、もう少しがんばっていただきたい値段です。
 企業では収納コストもバカにならないので、評価されると思います。

 コクヨの防災用品シリーズにOEMすれば、かなり売れるのではないでしょうか。

他にも分割式のヘルメットを出展している企業もありましたが、この商品に比べると見劣りしてしまいます。

2)火災用避難マスク
 以前「ユニークな防災用品1.煙に巻かれたら」でご紹介したアイプロテクターとマスクが一体になった携帯できる商品と同じコンセプトの商品。

 シール式で目から口までを覆い、火災現場から避難するための物。
以前ご紹介したSmokeSOSよりもデザインも使い勝手も良さそうです。
約20分間は使えるそうです。 シール部分は、女性のお化粧などにも耐えられるとか。

 今回参考出品で,カタログもありませんでした。 発売元はコーケンメディカルで救急医療関連機器を販売している会社のようです。

 火災、バイオ/化学テロに遭遇する事を考えると、こういった携帯できるサイズの目と口を守るグッズは大切になると思います。

>10/28追記
 商品の追加情報が判りましたので、「火災用避難マスク」で紹介しました。

3)ペット用避難ジャケット
 ペットの非常持ち出し袋とでも言いましょうか、ペットに着せるポケット付きジャケットで、担架や抱っこ用にも使えるペット用防災用品。

 ポケットには、水・ドッグフード、折りたたみフードボール、口輪、ゴム手袋、包帯、足裏保護用ラバーシューズ、アロマオイル、密閉袋、ミニラジオ、保冷剤、ホイッスル、鈴、IDカプセル、レンフードなどが入っているそうです。
Tokutyo02

 発売は「おやごころ
ペット用の非常用品は手に入りにくいもの、家族同然のペットなら、人間以上に事前の備えが大切なのかもしれません。

 

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危機管理産業展2007

「危機管理産業展2007」に行ってきました。 ビックサイトで19日金曜日までの開催です。
出展内容は多彩で、レスキューなどが使う特殊装備から防災用品、避難所用品などハードウェアと災害対応システムやセキュリティ関連のIT関連まで、年々幅が広がっているのを感じます。

 以前はテロ対策機器なども展示があったのですが、今年から事前登録制で審査まである様子で、見る事はできませんでした。 ドラマ「24」の世界を垣間見るようで、ちょっと楽しみだったんですが・・・

 やはり、10/1から一般公開された緊急地震速報関連の出展が目立ちました。
IT系では、自治体や企業の災害対策本部が使うような、災害情報収集システムやシミュレーションシステム系など、大型薄型ディスプレイを使ったシステムが多かったように感じます。
BCP関連システム、コンサルティングも増えたように思います。

 このブログで過去にご紹介したグッズやシステムもいくつも展示されていました。

 とりあえず今日は、これから行く方のためのお得情報を・・
 
 昨年、アラミド繊維を使った手袋が安かったので帰りに買おうと思っていて買い忘れていたのですが、今年も売っていたので買いました。
 「Fire Compat KZ-250SIL」 定価5千円以上のものが、なんと700円! ただし型落ち商品です。
 他の現行商品も半額程度だったと思います。

 こういった消防士も使うような高性能手袋、安く買えるならひとつあると安心です。

行政の配っている防災関連の小冊子が手に入ります。 手元にあると便利です。

内閣府「1日前プロジェクト報告書」 これは、以前ご紹介しました。Webでも見れます。
警視庁「地震のときはこうしよう」 
東京都「私たちの東京を地震から守ろう」 以前あった(ご紹介した)「防災のしおり」の最新版のようです。
風水害対策にも触れ、さらに内容が良くなったと思います。
「東京都国民保護計画」「テロや武力攻撃から身を守るために」 行政の対応計画の他、化学剤や生物剤がまかれた時の留意点なども紹介されています。
消防科学総合センター「地震に自信を」日本語の他、英語、ハングル、北京語、ポルトガル語で注意が書かれています。

 こういった資料は、普段は入手しにくいので、この機会に手に入れると参考になるのではないでしょうか。

 イベント関連では、「ペトリオットシステム」「災害対応巡視船 いず」、消防庁「特殊災害対策車」などが見れます。

 シンポジウム「災害時の安全確保と事業継続」も聴講しました。

 今後、数回に分けて展示会・シンポジウムの内容もご紹介したいと思います。

 
 

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October 15, 2007

単三充電池で携帯&USBを充電

ひさしぶりのグッズ紹介です。
単三充電池2本で、携帯電話やUSB充電のできる携帯充電器です。
Panasonic PocketPower。 同様の製品がSONY製でもあるがパナのほうが同性能で携帯しやすい。
サイズはたばこの箱の幅が2/3程度。 FOMA用au用があり、USB⇒FOMA用接続ケーブルがついている。

 最近は、ポータブルオーディオ等もUSB充電可能なものが増えてきたので、USB端子付き充電器は欲しいところ。

 USB給電可能なバッテリーはいろいろあり、私も幾つかもっているが、専用ACアダプタが必要だったり、機器の接続に専用ケーブルが必要だったり、不便を感じていた。

 この製品は、充電は専用充電台(これもタバコサイズ)に携帯電話を充電するように差し込んで充電するのだが、この充電台も携帯しやすく、電源ケーブルがノートパソコンのACアダプタにつなぐケーブルなので、出張などの際は共有できそうだ。

 ニッケル水素単三充電池2本だが、アルカリ電池やオキシライド電池も使え、災害時や緊急時にも使える。

昼間バイオレッタソーラギアなどとの組み合わせで使うのもよさそうだ。

出力はDC5V500mA、ニッケル水素電池で約70分給電。 

過去記事でも何度も充電系については紹介している。 右の検索窓で「充電」で検索してください。 代表的なのは、
モバイル機器充電はこれで完璧

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October 13, 2007

横の連携の訓練も大切

自衛隊の輸送艦で、消防車や救急車を運ぶ訓練が、金沢港で行われた。
砂浜での車両の搭載はできるが、港での実績はなく、パレットや角材などを使って試行錯誤して積み込んだそうだ。
(以上。10/12北国新聞

 都市圏で大地震が発生すれば、ビルの倒壊、渋滞する車両などで、救援の車両が到着するには相当の時間が掛るでしょう。

 臨海部に多い大都市では、船による救援車両の輸送は重要となるでしょう。

 今回の訓練でも、いろいろ試行錯誤があったようですが、こういった組織をまたがる横の連携はいろいろな問題がつきものです。
 机上の計画では、判らない事がたくさんあるはずですから、こういった訓練を実施しノウハウを積んでいただきたいものです。

 数年前の東京での防災訓練の際、自衛隊が仮設橋を掛けたために、別の訓練で参加した船が予定したルートを通れなかったといった話もあります。

 また現在さまざまな業界団体や企業と行政が災害支援協定を結んでいますが、具体的な運用マニュアルや訓練をしているケースはごく一部でしょう。

 実地訓練の積み重ねで、実行力のある体制を作る。
積極的に取り組んでいただきたいものです。

 そして実際の局面では、想定外の事態の連続で、計画されている救援や支援は完全には機能しない事を覚悟しておくべきでしょうね。

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October 10, 2007

2050年最大降水量は2割増し

近年、集中的に大雨が降る事が増えているのは、多くの人が実感していると思います。
それを裏付け、将来はどうなるのかを予測する調査結果が発表されました。

 国土交通省土木研究所((独)土木研究所?)で、
2050年には、豪雨時の1日最大降水量が、現在より増える地域が減る地域を上回り、全体としては1~2割贈となる。
 2100年ごろには、4割以上増える地域も出てくるようだ。

 この傾向は西日本よりも東日本のほうが強い。

 これにより、治水の安全度が下がってくる事が懸念されるようだ。
(以上、10/9 日経夕刊)

 治水対策には、長い時間と膨大な予算が必要なだけに、今から百年先の環境変化を見越して対策を打つべきなのでしょう。

 2005年の自然災害データブックによると、2005年の世界の大きな自然災害471件のうち、37.15%がアジア(21.23%が欧州)でおき、災害の種類で見ると40.76%が洪水(26%暴風、5%地震)となっており、地震以上に洪水による被害が大きい事が判る。

 アジアでは頻繁に洪水被害が出ていて、最近ではあまり日本のニュースで扱わなくなった気がする。
中国では、2007年7月の時点で被害額319億元(4,785億円)、被災者8205万人。

 地球温暖化を身近な問題と考え、水害に対する備えの必要性を感じます。

 

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October 05, 2007

平成関東大震災

「亡国のイージス」などの著者である、福井 晴敏の「平成関東大震災」のレビューをご紹介します。
実は、福井氏の小説読んだ事もありませんし、名前も知りませんでした。

 本屋で見つけ、土地勘のある場所が舞台だったので買ってみました。

サブタイトルが「いつか来るとは知っていたが、今日来るとは思わなかった」です。
実に言い得て妙な、サブタイトルです。
 ほとんどの人がそう思っていることでしょう。
 「そろそろ防災対策しようと思っていた・・・」 矢先に来るもんなんでしょうね、地震は・・・

 この小説は、2006年9月から、週刊現代で連載されたようですね。
シミュレーション小説という形態で、ややくたびれたサラリーマンである主人公が、都庁のエレベータ内で被災。
いろいろな問題に遭遇しながら、なんとか東京東部の自宅に戻り、仮設住宅入居までを描いています。

ちなみに本のタイトルは、「平成関東大震災」となっていますが、これは正しい呼び方とは言えないでしょう。
関東大震災は、1703年元禄関東地震、1923年関東大震災など、2~300年におきに起きるM8クラスの地震を指し、あと100年くらいは発生しないと言われています。

 現在懸念されているのは、関東大震災の前に数回起きるM7クラスの首都直下型の地震です。

 シミュレーション小説というだけあり、首都直下地震の被害想定や起こるであろう様々な被害に触れています。
地震特番などを見ても、なかなか具体的なイメージを持てない方がイメージするには最適だと思います。

 182頁と分量も少なく、途中のコラム欄(本書での書き下ろし)での解説もとても判り易い。

オススメですので、特に首都圏にお住いの方は、ぜひ読んでみてください。
具体的なイメージが湧くと思います。

平成関東大震災--いつか来るとは知っていたが今日来るとは思わなかった--
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October 04, 2007

首都直下地震:避難所生活は半年!?

首都直下地震が発生した場合、半年後も首都圏の約64万人が避難所生活を余儀なくされるという試算が出た。
中央防災会議が、震度6強クラスが発生した場合の被害のワーストケースを想定した試算した結果だ。

 自宅を失う世帯数は162万世帯で、発生半年後に供給可能な住宅数は一都三県で135万世帯で、27万世帯64万人分が不足するという。
 この135万世帯には半壊住宅を修理したり、民間賃貸住宅の利用も含まれている。

 阪神淡路大震災では、半年後の避難者数は17500人で、今回の試算はその36倍に相当する。
(10/3日経朝刊)
 なお、現時点では中央防災会議の議事概要は公開されていますが、これに関連した資料や記述が見当たりません。

 私の印象では、これは控えめな数字ではないかと思います。
試算の根拠があきらかではないので、私の想像に過ぎませんが・・・
実際は、新耐震の建物でも不良なものも少なからずあるでしょうし、建物の耐震性はあっても液状化によって使えなくなる建物なども出るでしょう、試算以上の被害が出る事も想定しておく必要があると思います。

 やはり、疎開する事を真剣に考えるべきなのかもしれません。 子供達の疎開だけでなく、支店のある企業なら本社機能を疎開させる方法もあるでしょう。

 企業も事業を早急に復旧するには、社員のがんばりが必要。 社員ががんばるには安心して働ける環境づくりが必要。 社員が安心するには、被災後の家族の生活の安心が必要と考え、従業員の家族の生活をどうするかまで、視野に入れてBCPを策定してもらいたいですね。

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October 03, 2007

缶詰レシピ

被災時に最初の3日間程度は、非常食でそのまま食べるとか、温めて食べるだけといったメニューでも良いかもしれませんが、それ以降の食糧供給などを含めたインフラが普及するまでの3日~1、2か月の間は同じメニューでは飽きるものですし、冬でしたら暖かい食べ物が欲しいところです。

 先日、新聞で日本缶詰協会が提供している、缶詰を使ったレシピを紹介するサイト「Can Cooking」というサイトを知りました。 缶詰を使ったレシピ100種類以上が紹介されています。

 災害用という訳ではないので、災害時には利用しにくにメニューもありますが、こういったレシピを知っておくと、災害時の大変な生活が、多少なりとも豊かなものになりそうです。

 一度チェックしてみてください。

 私も、備蓄食糧の中の缶詰といえば、開ければそのままおかずとして使えるもの数種類しか用意していません。 このレシピを見てバリエーションを増やしたいと思います。

 レトルト食品が充実している現代ですが、缶詰は保存食の王道ですから、うまく活用したいですね。

余談ですが、日本缶詰協会のサイト内で、「かんづめサンバ」が紹介されていました。 「おさかな天国」のヒットを受けて、協会で作ったのでしょうが、かなり笑えます・・・

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災害時ナビレビュー記事

auが提供している「災害時ナビ」サービス。
 他の携帯GPSは、「アシストGPS」と呼ばれGPSの位置情報に電話の基地局の情報を加えて位置情報を提供しているが、位置情報の測定(測位)が早い、多少GPSの電波状況が悪くとも位置を把握できるなどが利点のようだが、災害などで基地局がダウンしてしまうとGPS機能は使えなくなる。

 また、地図データは多くのサービスが、その都度地図をダウンロードしてくるので、やはり基地局なりサーバが使えない状況ではサービスが利用できない。

 こういった問題を解消するのがauの「災害時ナビ」で、GPSは単独で測位できる「スタンドアロンGPS」、地図はあらかじめメモリに保存しておく事により、基地局やサービスが使えない状況でも帰宅のナビゲーションをしてくれる。

 ケータイWatchで、この「災害時ナビ」を使って、東京の市ヶ谷から篠崎駅まで約15kmを歩くというレポートが掲載されている。

このレポートによると、
1)画面上に太陽のアイコンが表示され、このアイコンの位置を太陽の位置に合わせて画面を回転させれば、おおよその方角が判るようになっているらしい。 曇り・雨など太陽が見えないと方角を見失いやすいようだ。

2)「避難所マップ」では、主要幹線道路しか標示されず、迂回せざるを得ない場合はナビを頼りにできないようだ。

 判りにくい場所で役立ってこそナビに頼りたいだけに、これはちょっと残念だ。

 なお、このレポートでは面白い方法をとっている。
様々な想定外の事態を想定して、いくつかのターニングポイントを設定し、サイコロを振って行動を決めるという方法。
 たとえば、橋の場所では奇数が出たら「橋を通過できる」、偶数なら「通過できない」といった具合に行動を決める。

 この方法なかなかいいですね。様々な想定外の事態に対応する訓練が必要ですし、ゲーム性があって単調な帰宅訓練が楽しくなりそうです。 サイコロを振らなくても、時計を見て偶数分か奇数分かで決めてもいい。

 このレポートでは、最短コース(約4時間、23千歩)よりも1時間強時間がかかったようだ。

 東京では、やっと涼しくなってきました。 徒歩帰宅訓練もやり易い季節ですので、ぜひ歩いてみてください。

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