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October 23, 2007

被害想定を前提に備える

RISCON2007でのシンポジウムの講演の中で、都の被害想定の紹介があった。
この中でライフラインの被害についての紹介があるのだが、東京東部のライフラインの被害が大きい。
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 写真は講演の写真画像だが、元データは東京都の被害想定に掲載されており、数値データが「区市町村別被害想定結果」に、マップが「ライフラインの被害分布」に掲載されている。

私の住む葛飾区では、停電・ガス停止率がワースト3に入っている。この情報は以前から知っているのだが、改めて見るとショッキングな数字です。

 まあ、こんな状況が判っているので防災に熱心になってしまったのですが・・・

この図を見ると、多摩は大丈夫という印象かもしれないが、この被害想定は東京湾北部地震(M7.3)の被害想定であって、多摩直下の地震の場合は当然多摩地区にもっと被害がでるので、多摩地区の方はちゃんと確認していただきたい。

 そして、今回は掲載していないが、東京東部は鉄道被害も大きい。
つまり、これは東京東部の住民だけの問題ではなく、千葉方面から都内に通勤される方にも大きな影響のある話です。

 ここで、写真にある復旧日数に注目していただきたい。
電気の復旧目標は6日、ガスは53日、上水道30日、下水道30日となっています。

 今回言いたいのは、この復旧目標を前提に地震の備えが必要だということです。

電気は1週間程度で復旧するので、IH調理器やホットプレート、電子レンジが使えるようになりそうだ。
カセットガス等燃料系の備蓄は、1週間が目安にし、その後は電気系の調理器具が備えてあればしのげそうです。

 上下水道は1ヶ月使えない。 給水拠点から水を貰う備えは重要になるし、1ヶ月となると高層階に水を運ぶ手段も講じておきたい。

 トイレも1ヶ月は不自由する。 風呂は2か月入れないかもしれない。

 これを見ると災害に対しては住宅はIH化したほうが安心に思えるが、他の自然災害や都市災害を考えると停電は発生する可能性が高いが、ガスは地震以外ではほとんど止まる事はない。

 電化住宅ならガスカートリッジのコンロを、ガスコンロの家はIH調理器と、熱源は多重化して備えておくべきだと思う。 暖房についても同様で、石油ファンヒータも電気ストーブも両方備えておきたいものです。

 以上、ご紹介したように、地域の被害想定を理解して、被災後の生活をイメージし、それに備えておくと良いでしょう。

 なお、今回の話は自宅が一部損壊程度で済み、自宅に戻れる事を前提とした話です。

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