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November 05, 2007

地球温暖化と雨

世界では、渇水に苦しむ地域がある一方で、集中豪雨により洪水が発生し大変な被害が出ている。
地球温暖化が進むと、雨が降らない時は降らず、降る時は一気に降る。

 そんな傾向がある事は漠然と判っていましたが、なぜそうなるのか?

 東京大学公開講座で、「グローバリゼイション」が公開されている。 この中の最新講義に小池俊雄氏による「グローバルとローカルをつなぐ水循環の科学」という講演がある。(Webの公開講座ではまだ紹介されておらず、iTunes StoreのPodCastから見れる)

 この講義では、世界に多発する水害の現状と水の変動は全地球レベルで捉え、気候の変動と降水予測の予測を行い活用するといった話のようだが、この中で地球温暖化と降雨の変化について説明があった。

 文章で書くと判りにくいと思うが、簡単に因果関係を紹介したい。

・太陽が地表を暖める。
・地表から赤外線が放出される。
・Co2は赤外線を吸収し大気を暖め、Co2が多いと大気の下層部分が暖まる。
・大気の下層が暖まると、地表が暖まる(冷えない)。
・水が蒸発し、乾いた空気より軽い湿った空気は上空に上昇する。
・対流が起こり、水が蒸発し、上空で雲を作ると共に上層の空気を暖める。

 こんな因果関係で、CO2が増えると対流が増え、狭い所で強く雨が降るようになる。
(この因果関係が、いまひとつ理解できないのだが・・・)
 また、雨の多い年と雨の降らない年の変動幅が大きくなる(インドで約1.5倍)。

 こうして、雨が降らない時はまったく降らず渇水になり、降る時は狭い地域で集中的に降り、洪水になるという傾向が強まっているようです。

 ここで、私たちが考えなければいけない事は、
1)これから風水害は増える傾向にあり、「今まで大丈夫だった!」は通用しないという事。
2)これは降水量の話であり、都市水害に代表されるように、保水能力の低下による、河川への流入量の増加はもっと深刻だという事。
3)水の循環の変化により、世界的な水不足や洪水が増え、農業への影響が危惧される事。
 そして、食糧自給率の低い日本は、深刻な影響が出るであろう事。
4)温暖化の影響を少しでも遅らせる努力が必要な事。

といったところでしょうか。 地球環境への影響は計り知れないと思いますが・・・

政治の世界では、日本の農業に対する施策で意見が分かれているようですが、地球規模の気候変動を踏まえてしっかり舵取りをしないと、自分たちが生きている間にも大変な事になりそうな気がします。

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