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November 19, 2007

バングラデシュ シドルはカテゴリー4相当?

昨日も少し触れましたが、バングラデシュを襲ったサイクロン「シドル」による死者がどんどん拡大しています。
現在のニュースでは死者3000人超、1万人を超えるという予測も出ており、各国が救援を始めています。

 被災者が増えている事を伝えるニュースは多いのですが、実際どれほどの規模だったのか判らなかったので調べてみました。

 英語版Wikipediaによると、風の強さは250km/h(155mph), 944hPa

 ハリケーンの階級では、155mph超がカテゴリー5、カトリーナが上陸時の中心気圧が920hPaですから、ハリケーンと比べても最大級と言えるでしょう。

 11/16のニュースでは、現地気象庁の話として13万8千人の死者を出した1991年のサイクロンに匹敵する近年最悪の嵐だとしながらも、今回は住民らを特別避難所に避難させており、死者が大勢でることはないと楽観的なコメントを出しています。

 実際、これだけの被害者が出るような災害で、近年最悪と言いながらこんな楽観的なコメントを出しているなんて、行政の対応の不備による人災と言いたくなります。

 今後世界各地で、自然災害の大規模化が懸念される中、日本やアメリカの被害予測技術・防災技術などハード/ソフト両面での貢献を期待したいです。

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コメント

通りすがりです。
バングラデシュ政府のサイクロン上陸直前までの楽観が被害を大きくしたことは否めません。
また、住民もバングラデシュにはそんな大型はは来ないと楽観だった人も多かったので。
被害の多かった地域には日本の援助で立てられたサイクロンシェルターもあり、多数の命を救いました。
シェルターの無かった90年や91年に比べれば、まだ死傷者数は少ないと思われます。

また、今回のシドルの観測には日本の援助でバングラデシュの南東部コックスバザールに立てた気象観測所が大きな力を発揮しています。
ただし、地図を読むことのできない人が多く、上陸するサイクロンの写真を見ても理解できなかったことが今回の結果のようです。バングラデシュでは地図を読むことができない人が多くこういった災害時に、避難や防災を連携して行うことが困難だったりします。

投稿者: adachi (Nov 20, 2007 11:20:07 AM)

ADACHIさん、情報ありがとうございます。

地図が読めない・・ですか。
なるほど、インフラやリテラシーのギャップがあるのですね。 勉強になりました。

 「稲村の火」のような話のほうが、実践的に役立つのかもしれませんね。

投稿者: isana (Nov 20, 2007 11:12:22 PM)

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