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May 21, 2008

災害支援の国際的な枠組みが必要

 日本の緊急援助隊は、残念ながら生存者を救出できない結果となり、医療チームとの交代となりました。
成果を上げる事ができなかった、残された課題は何でしょうか?

優れた装備や技術を持ちながら活かすことができなかった事は、さぞ無念な事でしょう。
 
 中国だけでなく防災のノウハウのない国なら同様の事が起きるのではないでしょうか。
現地入りが早ければという声も多いですが、早ければ確かに生存者を見つける事ができたでしょうが、能力を活かす効率的な活動ができたかどうかは疑問です。

 今回見えた課題とは、受け入れ側にも災害情報管理や効率的に資源を配分するといったノウハウが必要という事ではないでしょうか。

 たとえば、災害の様々な状況をポイント化し、最も救出可能性の高い現場を選択するといったソフト面のノウハウです。

 各国の救出チームもそれぞれ得手不得手があるでしょうから、国連などで国際緊急援助の共通の枠組みを作り、受け入れ側も情報管理ノウハウや受け入れマニュアルを持ち、支援側も情報の共有やノウハウの交流を行うといった国際的なソフト面の整備が必要だと感じました。

 これは医療チームでも同じ。 阪神淡路大震災の際は、たしか医師法などの関係で海外の医療チームは受け入れられなかったように思います。 

 そういった受け入れ側の法整備などもありますから、災害支援に関する国際協定のようなもので、事前に支援側・受け入れ側が共通のルールで備える仕組みが必要ではないでしょうか。

 また、国連で災害支援コーディネータや災害応急対応アドバイザーを育成する必要もありそうです。

 今回派遣される医療チームも装備や技術力は高いのでしょうが、その特徴を生かした活動ができるかどうかは疑問です。 現地の医療チームとうまく連携・作業分担して、現地の医療体制では失われるはずだった命を救い・切り取られるはずだった手足を残してあげて欲しいと思います。

マスコミでも、一喜一憂するような報道だけでなく、国際緊急支援はどうあるべきか、何が課題なのかを浮き彫りにするような報道もしていただきたいです。

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