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May 15, 2008

中国大地震2 地震予知

地震発生から60時間を過ぎた中国 四川省の地震ですが、やっと震源に近いブンセンに救援隊が活動を開始したようです。
 ブンセンのある街では、1万人のうち8割が死亡したといった報道もあり、壊滅的な状況を感じます。

 中国政府の対応は早かったと報じられていますが、報道を見ているとパフォーマンスが多く、実際の救助・救援の成果は上がっていないように感じます。

 また、中国にしては外国メディアを積極的に利用しているようですが、インタビューの場面は少なく、少数民族の被災状況なども報道されていないなど、報道の規制の実態を感じさせます。

今回は、四川大地震に関連した予知の話。
事前に、中国の地方紙でヒキガエルの大移動が報じられるなど、地震発生前に数々の宏観現象が観測されていた事から、中国当局は地震発生を予知していたにも関わらず、隠していたのではないかとの疑念の声がインターネット等で騒がれたようですね。

中国は宏観現象の観測に積極的な国、国内1000か所以上の観測ポイントを設け、地震局に報告させるネットワークを築いています。 日本の地震専門家も「その水準は低いものではない」と言っています。

そして、1975年のハイチョン地震M7.3を予知し、事前に避難したという、世界で唯一の成功例を持っています。

 以前、当ブログでも「毒蛇で地震予知」「地震予知の成功例があった」などでご紹介していました。

中国では、昔から「地震には必ず前兆がある」という考えが強く、某大な人口とその住居に対して耐震基準を設けたところで実行できない、広大な土地に科学的な観測網を設置するのは無理といった背景から、人が宏観現象を観測し、予知により事前に避難する「群観群防」という方法に力を入れたようだ。

今回の四川省大地震の報道でも、日本の震度4~5程度の耐震基準はあるが、耐震性のある建物は少ないといった報道があるが、中国の広大な土地と膨大な人口、古い建物の多さを考えると、日本のような防災対策というのは無理だろう。

 予知に成功した1975年当時であれば、ほとんどが農業だから、地震を予知し避難してもしハズれても実質的な被害はゼロに等しい。
 しかし現在では都市で商工業が発達し、避難すれば経済損失が生ずるし、海外企業から見て科学的根拠のない奇異な行為と見られるから、避難命令を出せないのが実情ではないだろうか。

今後の中国の地震対策というのは、都市部の近代的ビルには日本並の耐震基準を設け、一方で宏観現象による予知研究を進め「はずれるかもしれないけど、避難したほうがいい」と堂々と避難勧告をするしかないように思える。 世界もその事情を理解し、予知がはずれても文句を言わず、むしろ英断を評価する事が必要だと思う。

 それから、先日「織物で耐震補強」で紹介したような、低価格で施工も簡単な耐震技術を開発し世界に広める事が、貧しい人々を地震被害から救う唯一の方法のように思えます。

 日本も復興への経済支援だけでなく、復興で建物建てるときにこの織物を提供するといった支援も必要なのではないでしょうか。

 ところで予知といえば、ジョセリーノの予知夢の話があります。
このブログでも検索で訪問された方が多いようですが、2008年9月13日に日本の東海地方でM8.6の地震という予知が出ていて、日本ではなく中国かもしれないとも言っているようです。 中国の場合はM9.1 死者100万人以上という甚大な被害を予知しています。
これが、今回の四川省の地震の事であり、時期が早まり・規模が小さかったという事であれば良いのですが。

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