« May 2008 | トップページ | July 2008 »

June 24, 2008

新型インフルエンザの被害試算は過小評価

厚生労働省は新型インフルエンザ発生時の国内の被害試算の妥当性を再検討する事になった。
研究者から感染率や致死率の算出根拠が乏しく、想定被害が低く見積もられているとの批判が多いためだ。

 2005年に策定された行動計画の前提となっている被害想定では、新型インフルエンザが国内でパンデミック状態になった場合、全国民の25%にあたる3200万人が感染、64万人が死亡と想定されている。

 問題となっているのは、感染率と致死率。 
 感染率については、ワクチンのある通常のインフルエンザでも毎年12%程度の感染率があるのに、誰も免疫を持たない新型インフルエンザで25%にとどまる事はありえないず30%以上の感染率を見込むべきとの意見。

 また致死率は、弱毒性インフルエンザのスペイン風邪のパンデミックの致死率2%が根拠となっている。
新型インフルエンザの元となるH5N1インフルエンザは強毒性であり、その致死率は最悪で20%以上を想定している国も多いようだ。

 感染率30%とすると感染者は3840万人、致死率20%とすると768万人が死亡という数字になる。

 北海道大学の喜田宏教授は、「スペイン風邪のころとは薬も衛生状態も違い、高い致死率になることはありえない」と発言しているようだ。

(以上2008.6.23日経朝刊)

 喜田教授の指摘はどうなのでしょう? 薬も衛生状態も格段に良くなってはいるが、交通網の発達でスペイン風邪の頃とは比べ物にならない程早く世界中に感染するだろうし、現役のお医者さんでパンデミックを経験した医者もいない、激しい症状に対応する呼吸器なども足らない、人口が密集しているなど、スペイン風邪の頃と比べ悪い条件は増えていると思う。

 ただ、短時間で診断できる技術や、移動手段で感染を防ぐ技術が開発され、主要交通手段に行き渡ればかなり防げるようにっも思える。 
 いずれの技術も現在開発中で普及はこれから、発生前に整備される事を期待したい。

  

| | コメント (0) | トラックバック (0)

June 21, 2008

山間部の被害把握には衛星が有効

岩手・宮城内陸地震の発生から1週間が経ちました。 東北地方も梅雨入りという事で、今後の土砂災害が心配です。

 山間部の地震では、道路の寸断などで被害の把握が困難なところが大きな課題ですが、文部科学省が地球観測衛星の観測精度をあげ、災害時の初動対応に役立てるという方針を明らかにした。

 現在の「だいち」など観測衛星の精度を10倍に上げ、1メートル程度の見分ける能力を持たせる事により、橋や道路の損傷状況を把握できるようになる。
 また観測範囲も約50km四方を捉えられるようにする。

 1基当たりの開発費が200億で、2~4基体制で、2012年の打ち上げを目指す。
(6/20日経夕刊)

 かなりの開発費のかかるプロジェクトではあるが、今後世界中で自然災害が増える事、あらゆる自然災害に使え、海外での災害発生時の国際貢献になる事を考えると進めるべきプロジェクトではないだろうか。

1m程度の分解能があれば、孤立した集落で地面に「HELP!」と書いても読めるし、通信が使えない状況では負傷者がいてヘリコプターが必要とか、物資が足りないとか、足りないものを表すマークを決めておけば、被災状況を極短時間で把握できるようになるだろう。

 国際的にも日本の防災技術に対する期待は大きいはずだ。

数回ご紹介している産経新聞の福島さんのブログにも、岩手・宮城内陸地震での緊急地震速報で揺れる前にTVで伝える映像を見て、「日本ってすごい!」と驚き、中国にもこのシステムを導入する事を決めたらしいという記事が紹介されている。

| | コメント (0) | トラックバック (1)

June 17, 2008

もうひとつの地震被害者-マンガで圧死?

岩手・宮城内陸地震では、ほとんどが土砂災害による死者と見られているが、ほとんど被害が報告されていない仙台市内で地震が原因とみられる死者が出ているようだ。

 自宅アパートで数百冊以上のマンガや雑誌に埋もれて死亡している会社員が発見された。
部屋の周囲に2mの高さで積み上げられたマンガや雑誌が地震により倒壊して圧死したとみられている。
(以上。6/16産経ニュース

怖いですね。 マンガや雑誌でも数百冊になると死に至るんですね、驚きました。
あまり報道されていないようですが、注意すべき人は都市部には結構いるのではないでしょうか?

本棚は重量がありますから、耐震対策もしっかりしておきたいですね。

基本的にはタンスなどと同じ方法です。
1)つっかえ棒タイプの転倒防止器具で、本棚上部(特に奥の部分)が動かないように固定する。
2)ふんばりタイプの転倒防止器具で、本棚下部手前を少し持ち上げる。
1)2)を併用するのが効果的と言われています。

3)本が飛び出さないような工夫。
 ・PPベルトなどで飛び出さないようにする。
 ・スベリ留めマットなどで飛び出さないようにする。

4)重心を下げる。 重い本は下にしまう。
5)複数の本棚がある場合は連結する。 向い合う本棚がある場合は、上部を板や棒でつないでしまう。

こんな感じでしょうか。

080710追記 時事ドットコムによると、書籍の下敷きになり死亡しているのが見つかった男性は、警察が窒息死が原因と判明した事を発表し、岩手・宮城内陸地震による災害死と認定された。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

活躍が期待される無人化重機

岩手・宮城内陸地震は余震の多い地震で、捜索・復旧活動に支障をきたしているようです。
そんな中、「捜査現場に無人重機が登場」というニュースを見ました。

 調べてみると、新潟中越沖地震などの災害現場でも無人化重機が使われ、火山そばの危険な土木工事現場でも無人化施工の実績があるようです。

 北陸地方整備局北陸技術事務所にはさまざまな災害対策機器が配備されているようです。

 無人化重機としては、遠隔操縦対応型シャエルや無人ラフテレーンクレーン。
これら無人化重機は、1台の送信機でメーカーや形式が異なる建設機器を操作できるようになっているらしい。

 重機もロボットも防災も日本の得意分野ですから、今回の災害復旧でも活躍し、ノウハウ蓄積と技術開発を進めていただきたいものです。

 また懸念される堰止湖対策でも活躍できるでしょう。
日本では、バズーガ砲で障害物を吹き飛ばすなんて、荒業はできないでしょうから、無人化重機を活用して二次災害なく迅速に対応していただきたいですね。

 日本の実績を見て、中国からも支援要請があるのではないでしょうか。

 それから、国土交通省の自治体に対する災害支援メニューのページを見つけました。
 なかなか充実しているのではないでしょうか。

| | コメント (0) | トラックバック (0)

June 16, 2008

まるで日本沈没

岩手・宮城内陸地震では土砂災害による被害が大きく、崩落した道路の映像を見ると、映画「日本沈没」のシーンを思い出しました。 
 もし、あの道路にいたら、あのシーンのようになる・・・ だけで映画のようには助けに来てはくれない・・・

 道路や橋の耐震性や施工上の問題があった箇所もあるかもしれませんが、あれだけ元から持っていかれては未然に防ぎようがないだろうというのが、感想です。

 あとは、被害に遭った時いかに早く発見して貰えるかでしょう。
生きていて、携帯の電波が届けば携帯で連絡を取るのが一番でしょう。
また車中にいるのなら、ヘリの音が聞こえたら車に装備されている発煙筒をたく。
 
 最近のアウトドア用のジャケットなどには、RECCOという、雪崩にあった遭難者の位置を迅速に特定するための雪崩救助システム用の「RECCOリルレクター」を備えたものが出回っています。

 このRECCOリフレクターは電源不要で半永久的に使え、重さも4g以下で、専用のレーダーを使うと遭難者の発見がし易くなるようです。

ヘリの探知機から915MHzの電波を照射すると、リフレクターが反応して1830MHzの電波を返し、その精度は1km離れた距離から10cmの誤差で位置を特定できるとか。
 積雪なら深さ10m、氷河なら深さ18mまで探知かのうだそうです。

 このシステムが土砂災害に有効なのかどうかは判りませんが、もし有効なのであれば積極的に導入すべきです。 捜索費用を考えれば、タダで配っても安いものでしょう。

 お守りの中に入れるとか、服や靴に組み入れるなど、山間部に暮す人・山に行く人が身に付けていれば、捜索の効率は格段に改善されるはずです。

こういった、遭難者を早く捜索し生存確率を上げるための技術開発にも力を入れるべきではないでしょうか。


 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

緊急地震速報

今回の岩手・宮城地震でも緊急地震速報についての課題など報道されています。
前回記事のコメントで、おかにゃんさんから緊急地震速報についてコメントいただきました、緊急地震速報についてはかねてより思うところがあり、記事にしたいと思います。

1.いつでもどこでも。
 専用の受信機の購入費用の問題、TV・ラジオやパソコンなど受信装置の電源が入っていないなどの問題があります。
 速報受信時に自動的に電源が入り起動する機器の普及が課題ですね。
 機器の起動に時間がかかるといった課題も残りそうです。

2.訓練が必要
 私は、DoCoMo携帯のエリアメールと、パソコンのウェザーニュースのLast 10 Secondに登録しています。

 
  エリアメールは対応機器であれば、設定するだけで無料で使える仕組みで、受信時は専用ブザーが鳴り画面がポップアップします。
 しかし、今だに受信した事がなく、ちゃんと気づくかどうかなど不安を感じています。

 一方Last 10 Secondは、受信設定により震度、マグニチュードで通知基準を設定できます。
私は受信基準を低く設定しているので、時々通知を受信しています。 岩手・宮城の地震の場合は到達まで78秒でした。
 こうやって時々受信していると、やはりその都度どう行動すべきか考えますし、どこの地震なら何秒猶予があるか知ることができます。

 少し話がそれますが、ここ数日災害伝言版サービス「171」のTVCMを見かけます。
災害時には「171」という啓蒙には役立つと思いますが、 実際は自宅の固定電話、携帯そしてWeb171とあり、事前に家族や知人、企業でどの番号の災害伝言版で連絡を取るか話し合っておく必要があります。

 毎月1日と防災週間は体験利用できますので、一度は家族で体験しておく事をお勧めします。

 緊急地震速報についても、毎月とか年4回とか日を決めて、想定されている地震について訓練情報を流してはいかがでしょうか?

 自宅、勤務先、電車の中など様々なシーンで受信体験をする事により、今ならどう行動すべきかイメージするだけで本番の際の適切な行動に繋がるでしょうし、システムの問題点の洗い出しにもなります。

| | コメント (2) | トラックバック (0)

June 14, 2008

岩手・宮城内陸地震

6/14 8:43 岩手県南部でM7.2の地震が発生しました。
またも休日に発生したので驚きました。 これだけ休日・祝日の地震が続くと偶然とは思えなくなってきます。

[気象庁発表内容メモ]
発生日時 平成20年6月14日08時43分
場所 北緯39度01.7分 東経140度52.8分 深さ8km(岩手県内陸南部)
規模 マグニチュード7.2(暫定値)
最大震度 6強(岩手県奥州市、宮城県栗原市)
発震機構 西北西-東南東に圧力軸を持つ逆断層型

死者は出たものの、規模の割に被害は少なかったように思えます。

まだ、どの活断層での発生かの発表はありませんが、J-SIS(地震ハザードステーション)で発生位置からみると、北上低地西縁断層帯の南端のようです。

 この断層帯は、日本の110の主要活断層帯のひとつで、平均活動間隔16000年~26000年、最新活動時期が4500年前後、30年および50年以内の発生確率は、ほぼ0%の断層帯のようです。

 周期が途方もなく長いだけに、発生確率はほぼ0%という数字になっているようです。
新潟中越地震や福岡西方沖地震など、従来注目されていなかった活断層で発生していますから、またかという印象でした。

 発生確率が低いからといって、発生しにくい訳ではないという事を改めて思い知らされます。

 今回の地震は休日という事で、レジャーで海や山にいた方が被害に遭われている事にも注目しました。
いつどこで地震に遭遇するか判らないと、改めて感じます。 そしていつでも備える事が必要です。

最近は、ガソリンの値上がりで燃費を良くするために、車に積んでいる防災用品を減らそうかとも考えましたが、やはり積んだままにしようと改めて思いました。 家が倒壊した場合のバックアップにもなりますし。

 四川大地震と今回の地震で、みなさまの防災対策を見直す良い機会になれば良いと思います。

| | コメント (4) | トラックバック (0)

地震と感染症と外傷

早いもので四川大地震から1ヵ月経ちました。
いまだに震災ダムの決壊や感染症の発生などのリスクを抱え、復興への道のりも長そうです。

 日本をはじめ世界中が、忘れず注目し続ける事が、政府へのプレッシャーになると良いのですが。
また、復興への支援が積極的に行われる事を期待したいと思います。

 さて、これで3度目のご紹介になる、産経新聞の福島さんのブログに「感染症の恐怖」という記事が掲載されています。
 今回の地震で印象的なのは、徹底した防疫対策。 報道を見るたびに消毒液を撒く姿が映ります。
塩素系の消毒液で、一時化学反応を起こし有毒ガスが発生した場面もありました。
硫化水素事件が話題になった後だったので、山で硫黄があったらマズイだろうと思ったものです。

 福島さんのブログによると、四川省はペストをはじめ感染症の気候から疫病の多い土地のようです、徹底した消毒も納得できます。

 消毒薬散布のおかげか、感染症の集団感染は発生していないようですね。

しかし、外傷から感染するガス壊疽の被害がかなり出ているようです。
 今回の地震の負傷者の1割がガス壊疽の被害に遭われたとか、今までの地震災害では聞き覚えがないだけに驚きました。

 子供の頃は、怪我は消毒しないと破傷風になるとか言われた記憶がありますが、ガス壊疽も破傷風と同様、土中に存在する嫌気性の細菌で、筋肉が壊疽になるとか。

最短6時間で発症するそうですから、がれきの下敷きになると感染発症する可能性もあるようですね。
長時間下敷きになって助けられた人が、手足を切断されている映像をたくさん見かけました。
 クラッシュ症候群の対処ができず切断したのかと思っていましたが、ガス壊疽への感染かもしれませんね。

 破傷風は予防注射ができるようですが、ガス壊疽は予防ができず、発症したら部位を切除するしかないようです。

 非常持ち出し袋や普段の携行品の中に、傷口の消毒ができるスプレーや軟膏を入れておきたいと思います。
割と携帯しやすいサイズで、いろいろ使える薬ですから、日常でも役立つでしょう。

 ネットを見ていたらこんなものを見つけました。 「エマジェンシーバンテージ」
止血・圧迫包帯・三角巾などの機能を持った、米国救急隊なども使用する商品のようです。

 先日の秋葉原の無差別殺人など何があるか判らない時代です。
つい先日も、サイクリングロードを走っていたら、自転車同士の衝突事故の現場に遭遇しました。
既に居合わせた方が応急処置をされていましたが、そういった場面に遭遇する事も身近に起こりうるのです。

 ぜひ、救急法の講習会を受講しましょう。 防災士は救命講習を受講しなければならないので、私は消防署の上級救命講習を受講しましたが、後日赤十字の災害救護セミナーも受講しました。

 赤十字の救急法のほうが、レベルが高く実践的なように感じましたので、赤十字の講習会をお勧めします。

 それから三角巾など必要な物も持っていたい。
 最近ではマウスピースがない場合は、心臓マッサージさえすれば、人工呼吸はしなくても良いという傾向にあるようです。
 
 私は仕事用鞄には三角巾は入っていますが、他の時は持っていません。
その代わり最近は手ぬぐいを使うようにしています。 ハンカチに比べ長さがあるので、いろいろ応用が利きます。

 なんか、タイトルと違う内容になってしまいました・・・

| | コメント (1) | トラックバック (0)

June 12, 2008

水トク! 地震特集

6/12の「水トク! 四川大地震密着30日」を見ました。 四川大地震だけでなく、日本の課題にも触れ、 「活断層が日本の文化を作った」など新しい視点でなかなか興味深かった。

簡単に内容メモを紹介します。

1.多くの小中学校が倒壊したなか、中学校長が地震に対する意識が高く、耐震工事と日頃の避難訓練をしていて、2分で避難完了、校舎は倒壊せず一人の犠牲者も出なかったところもあった。

 →リーダーの意識の差が被害を左右するという良い例でしょう。

2.中国メディアの対応、検閲なしで報道など大きく変わったと言われるが、政府の意向に沿ったものだった。
 現在は、海外メディアは1社2名と制限され、抗議行動などが報道されるのを抑えられている。

3.13年に日中合同で四川の地形調査を行い、日本側から断層の危険、建物の倒壊危険性を指摘したが、中国側の意向で報告書からは削除されていた。

4.大阪上町断層、被害総額74兆円、死者42,000人との被害想定が出ている。
  新大阪駅などを通っており、世界でもまれな大都市中心部を通る断層。

5.東京・大阪など、道幅5.5m以下の道路は建物倒壊などにより通行不能になり、その分布は都市中心部を除きドーナツ状に広がっており、帰宅するのは困難な状況になる。

6.活断層が日本の文化を育んできた。
 日本酒の酒処は断層のそばにあり、良い米や名水がある。 過去の地震でも酒蔵に被害が出ている。
 松山自動車道は、中央構造線上に作られており、これは地震活動により道路を通しやすい地形が作られているため。

 →活断層というとネガティブイメージしかなかったので意外だった。
   カリフォルニアでは断層の上に建物を建ててはいけないが、日本では無理という事か?

7.地名と揺れやすさ
 地名が水に由来する場所は、揺れやすいというのは聞いていた。
 関東大震災では、赤坂サカスのあたりは震度5弱、山王下交差点(昔は池)では震度6強だった。
 僅か200m程度しか離れていないのに、これ程の差があるとは思っていなかった。

 この他、日比谷は江戸時代は元海だったし、水道橋駅横の白山通りは元は神田川だったので、近い場所でも揺れ方が全く違う。

 →昔の地形を知る事は、地震リスクを知る上で大切。
 
 goo地図では、江戸地図や昭和初期の航空写真が見れるサービスがある。 
 また、図書館に行けばその土地の昔の地図が置いてあるので、一度はチェックしておきたい。

 番組で紹介していた、関東大震災での詳細の震度分布が紹介されているデータベースがあります。
関東大震災 地図と写真のデータベース
 細かく条件を指定して、地図を見る事ができます。
 

| | コメント (2) | トラックバック (0)

June 07, 2008

日本版FEMAは必要では。

改正港湾法が6日、参議院本会議で可決した。
災害時に、防災拠点となる川崎港の東扇島地区と堺泉北港について、自治体が持つ管理権を災害時には国が持つといった内容を含んだ改正法のようだ。

 今までは、港湾に救援物資を陸揚げしたり、医療施設を国が設ける際には管理する自治体の同意を得る必要があったそうだ。

 こういった問題点があったのを知らなかったが、港湾以外でもこういった問題はたくさんあるのでしょう。

新型インフルエンザ等感染症の流行、テロ、自然災害など多くのリスクに対応するためには、今回のような個々の法律の改正ではなく、日本版FEMAのような強力な権限を持った専門組織が管理する必要を感じます。

 なお、今回対象となった川崎港東扇島には、首都圏の緊急物資輸送の拠点である。
今年4月に日本で初めての基幹的広域防災拠点として完成した。

 地理的には、羽田空港のそばで、首都高速に接し、川崎と木更津を結ぶ東京湾アクアラインもそばにある。
東京湾では陸海空を結ぶ物流の拠点としてはとても適した場所にある。

 一度見学に行きたいと思っているので、詳細は後日お伝えしたい。

 

 

| | コメント (0) | トラックバック (0)

June 06, 2008

四川の人のヴァイタリティー

以前ご紹介した産経新聞中国駐在記者 福島さんのブログに、避難所の人々の暮らしが紹介されています。
 
 日本の避難所では見られない(報じられない)ヴァイタリティーを感じます。
この人達は、きっと大災害を乗り越えて暮らしていけるだろうなと、妙な安心感を感じました。

>被災しても日常がある。生き残った人は、せめておいしいものでも食べて生き抜かねばならない。
という言葉が印象的。 前向きなたくましさ、日本人も見習わなければいけません。

 日本でも戦後を生き抜いてきたご老人方のほうが、若い世代よりもこういったたくましさを持っているのかもしれません。

 今までの震災報道とは違った視点で、とても興味深いです。 ぜひご一読を!

| | コメント (0) | トラックバック (0)

木材消費で防災

梅雨入りして、今年は降雨量も多いようですね。 豪雨による土砂災害が心配になる季節です。
今回は、消費の仕方によって土砂災害を防ごうというお題です。

 エコや地球温暖化防止が謳われ、割り箸を使わないなど、紙や木材を使う事はなんとなくネガティブなイメージになりつつありますが、国内の間伐材を積極的に使う事が森を保全し、土砂災害を防ぐ事に繋がる事はあまり報道されていません。

 まだあまり商品が多いとは言えませんが、間伐材のはがきや名刺なども商品化され、生活用品でも間伐材を使った商品も増えているようです。
About_et001
このマークが、間伐材を使用した商品に付けられる間伐材マークです。


 放置された森では、木が密集するために日当たりが悪くなり、その結果全ての木が細く弱い木ばかりになってしまいます。 そこで適切な状態を維持するために手入れが必要となり、多すぎる木を代伐します。これが「間伐」。

 森を健全な状態に保つ事により木が大きく育ち、深い根を張ることにより土砂災害を防ぐ効果があります。
また、降雨時は葉に雨が当たるので直接地面に当たる雨が減り、地表を流れる雨を減らし、地中に雨を浸透させ保水するので、一気に川へ流入する水が減り洪水リスクを減らします。

 こういった効果により、山間部での土砂災害を減らすだけでなく、川の下流の平野部に住む人の洪水リスクをも減らす事につながるのです。

 今は、地産地消と言われますが、木材についても同じこと。 間伐材の消費を増やし、衰退した林業を復活させる事が、水の豊かな日本の自然を維持する事に役立ちます。

 手つかずの自然を増やす事が、自然災害を減らし地球温暖化防止に役立つと思いがちですが、人が森を保全するほうが、自然災害の防止に役立つのです。

[参考サイト]
間伐ホームページ
間伐製品.com

| | コメント (0) | トラックバック (0)

June 03, 2008

避難生活でのベッド

四川大地震の報道で気になった事のひとつが、雨でテントの中まで水浸しになっていた事。
前の記事のコメントでベッドをご紹介いただいたので、今回はベッドについて触れてみたい。

 テントで寝る時慣れないと辛いのは寝る環境だろう。 特に普段ベッドで快適な睡眠をとっていると、固く・冷たい地面の上の寝心地は辛い。 避難所の体育館の床の上も同様だろう。

 レジャーとしてのアウトドアでのテント利用なら、適切な場所選びができるかもしれないが、避難生活ではおそらく選択の余地はない。 四川の報道のように、水びたしといった状況もあり得る。

 私も以前から快適なアウトドアベッドはないものかと探していました。
まず候補として考えられるのが、以下のタイプのベッド。 軍関連でもこういったものが主流のようだ。
赤十字などもこういったタイプなので、一番堅牢確実なタイプなのだろう。

 こういったタイプもお店でみた事があるのだが、収納サイズが大きく、家族分用意するのはつらい。
それと私には、少し幅が足りない。
※私の目指すところの避難用具一式の基準は車の中に一式常備できている事

 あとは、以下のような折り畳みタイプ。
どうも脚がX字に折りたたむタイプは、フレームが体にあたって痛い。
このタイプは割と安く手に入る機会も多いようだ。

また、高さの低いタイプのもので、脚を取り付けるタイプのものは、寝てみたら一発で脚が外れた。
買う時は確認したほうが良いと思う。

という訳で、ベッド(コット)タイプでは、今だに気に入ったものが見つからないでいる。

あとは、ハンモック系。 本体はコンパクトになるのだが、自立できる台座付きだと結構かさばりそうだ。

そして、エアマット系。 厚みが20cm程度のものであれば、濡れた状況でも大丈夫だろう。
現状は、こういった類がベストなのかもしれない。
 エアマットはポンプも必要。できればバッテリー駆動可能なものが良い。


 

| | コメント (2) | トラックバック (0)