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June 12, 2008

水トク! 地震特集

6/12の「水トク! 四川大地震密着30日」を見ました。 四川大地震だけでなく、日本の課題にも触れ、 「活断層が日本の文化を作った」など新しい視点でなかなか興味深かった。

簡単に内容メモを紹介します。

1.多くの小中学校が倒壊したなか、中学校長が地震に対する意識が高く、耐震工事と日頃の避難訓練をしていて、2分で避難完了、校舎は倒壊せず一人の犠牲者も出なかったところもあった。

 →リーダーの意識の差が被害を左右するという良い例でしょう。

2.中国メディアの対応、検閲なしで報道など大きく変わったと言われるが、政府の意向に沿ったものだった。
 現在は、海外メディアは1社2名と制限され、抗議行動などが報道されるのを抑えられている。

3.13年に日中合同で四川の地形調査を行い、日本側から断層の危険、建物の倒壊危険性を指摘したが、中国側の意向で報告書からは削除されていた。

4.大阪上町断層、被害総額74兆円、死者42,000人との被害想定が出ている。
  新大阪駅などを通っており、世界でもまれな大都市中心部を通る断層。

5.東京・大阪など、道幅5.5m以下の道路は建物倒壊などにより通行不能になり、その分布は都市中心部を除きドーナツ状に広がっており、帰宅するのは困難な状況になる。

6.活断層が日本の文化を育んできた。
 日本酒の酒処は断層のそばにあり、良い米や名水がある。 過去の地震でも酒蔵に被害が出ている。
 松山自動車道は、中央構造線上に作られており、これは地震活動により道路を通しやすい地形が作られているため。

 →活断層というとネガティブイメージしかなかったので意外だった。
   カリフォルニアでは断層の上に建物を建ててはいけないが、日本では無理という事か?

7.地名と揺れやすさ
 地名が水に由来する場所は、揺れやすいというのは聞いていた。
 関東大震災では、赤坂サカスのあたりは震度5弱、山王下交差点(昔は池)では震度6強だった。
 僅か200m程度しか離れていないのに、これ程の差があるとは思っていなかった。

 この他、日比谷は江戸時代は元海だったし、水道橋駅横の白山通りは元は神田川だったので、近い場所でも揺れ方が全く違う。

 →昔の地形を知る事は、地震リスクを知る上で大切。
 
 goo地図では、江戸地図や昭和初期の航空写真が見れるサービスがある。 
 また、図書館に行けばその土地の昔の地図が置いてあるので、一度はチェックしておきたい。

 番組で紹介していた、関東大震災での詳細の震度分布が紹介されているデータベースがあります。
関東大震災 地図と写真のデータベース
 細かく条件を指定して、地図を見る事ができます。
 

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コメント

水で得する・・・水曜特番ですよね!敏感に反応するのも可笑しいですが偶然見ました。
断層に沿って人類の文明が発展する・・・やがて再度の地殻変動は遅かれ早かれ自然の摂理で・・・妙に納得してしまいました。
目下の懸案は2012年問題、どうも備えだけではクリアーできそうもありません。本能なのか?どこかオカシイ認識だけは共有できそうです。

投稿者: ippo248 (Jun 13, 2008 2:29:37 PM)

IPPO248さん、こんばんは。
2012年問題って何でしたっけ?
団塊世代の定年延長による退職時期?・・・違いますよね。

投稿者: isana (Jun 14, 2008 1:03:37 AM)

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