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December 15, 2008

「首都直下地震」活動計画から足りないものを知る

中央防災会議は首都直下地震の救援活動計画を決めた。
そこで浮き彫りとなったのは、消防と物資の不足だった。

M7.3の首都直下地震が午前6時に発生、死者11,000人、負傷者21万人の被害想定を元に作成した救援活動計画。

発生から半日で2万人超、2日目で8万人超、4日目で11万7千人を投入する計画だが、発生後12時間で消防士4800人が不足する見込み。
 なお、これらの人員は計画で活動拠点(主に主要な公園)が決められているようだ。公表された資料から、近くの活動拠点となる場所を把握しておくと良い。

 共助による初期段階での消化や、個人でも避難する際に火の始末やブレーカを落とすなどに気をつけたい。

物資については、発生後1週間で、1都4県で約7500万食、飲料水は千葉埼玉で計16,000t不足、毛布、おむつ、仮説トイレなども備蓄分では対応できない。

 発生後数日間は救援物資が届かない前提で、個人の備蓄が必要。

 人員も物資も陸路での輸送が中心で、一部海路・空路で輸送する事になるが、緊急輸送道路が使用できる事が前提となる。 落橋、道路沿いビルの倒壊、車の撤去に時間が掛るといった活動の妨げになる要因は幾らでも考えられる。

 計画通りにいかない事を前提に、備えるべきだろう。
また、自動車運転時に被災した時のルールを一人一人が守る事が大切。鍵を掛けて放置された車の何百台もあれば、どれだけ輸送に支障が出ることか・・・

 ところで、以前から疑問に思っている事があります。
緊急輸送道路上の車両は、国道なら国土交通省が撤去する事になっているのですが、数キロに及ぶ渋滞で滞留した車を移動させる場所などあるのでしょうか? 都会ではそんな場所そうそうあるように思えません。

 ちょっと話がそれましたが、活動計画上も不足している状態で想定外の問題も必ず起きるでしょう。
不足分を補えるのは、自助・共助しかありません。

 多くの人が、阪神淡路の被害状況を被災した時のイメージとして思い浮かべるでしょうが、阪神・淡路大震災と比べ、被災範囲も被災人口も格段に多いのです。 
 
 範囲が広い分、支援のばらつきも大きいでしょうから、支援については1週間程度は期待できしないほうが良いと考えています。

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コメント

おはようございます。年の瀬も押し迫り忙しくなりました。

先の避難所開設訓練、気になった点が自助・共助が消え互助になりました。単なる文言の問題ならいいのですが、封建的な行政さんですからどうして?・・・
自助が不可能ならば互助で、ではないと思いますが・・・

ところで静かになりましたね。これも不景気の煽りでしょうか?フッと防災グッズ体験etcの頃を思い出します。あのころの方が賑やかだったなんてネ。
旧インフルエンザが流行しています。新旧入り交ざった状態にならない事を祈るばかりです。
ご自愛ください。

投稿者: ippo248 (Dec 17, 2008 5:56:14 AM)

IPPO248さん、こんばんは。
例年より早くインフルエンザが流行しているようですね。
 流行が報道されている割には、マスクをしている人の姿をあまり見かけません。

 予防接種で万全なのか、無関心なのでしょうか?

IPPO248さんも、ご自愛ください。

投稿者: isana (Dec 18, 2008 11:16:24 PM)

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