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May 14, 2009

発熱外来設置状況

厚生労働省は各都道府県の発熱外来の設置情報を公表した。
県内に患者が発生した場合に開設を予定している発熱外来の設置予定数であり、開設済み及び準備中を含んだ数字で、まん延期にはさらに増設を検討している都道府県も含まれている。

 その数は全国で793箇所。 単純に総人口で割ると、161千人当たりに1か所という計算になる。
都道府県別の設置数と人口/面積で比較してみた。

1カ所当りの人口が最も多いのが千葉の556千人、少ないのが長野の38千人。
1カ所当りの面積が最も多いのが北海道の1941k㎡,少ないのが東京の33k㎡。

設置場所は公開されていないので、都市部に偏在するなどあるだろうから、こんな単純な比較では意味がないのだが、都道府県によりかなり差がある。

 病院不足など根深い問題が背景にあるのだろうが、いざ国内でまん延した場合に不安を覚える数字だ。

一方、新型インフルエンザの致死率は0.4%と推定されるという報道もあった。
メキシコの死者数を踏まえた数字なので、他国ではもっと少ないという見方もある。

季節性インフルエンザが、0.05%~0.1%の致死率と言われ、感染力も強いと見られている。

 最近の報道では、水際で食い止められた4例を除き国内で発生していない事、「疑い例」を報じ、結果「陰性」といった報道が多いこと、感染者の健康被害が軽微な事などから、新型インフルエンザに対する警戒心が少し弱まっている気がする。

 発熱外来の設置数が少ない事を考えると、国内でまん延すれば社会的にも大きな影響が出るだろう。

 過剰反応をする必要はないが、個人や職場の感染防止の意識を緩める事なく注意する事が大切だ。
「仕事や用事があるから、多少の熱があっても出かける」のが日本人の生真面目さだろうが、「新型インフルエンザなら周囲に多大な迷惑を懸ける」事を忘れてはいけない。

 また、誰がいつ感染し1週間以上欠けるか判らないという前提で、仕事の体制を組むといった事を今から進めておかなければならないと思う。

 行政もマスコミも感染防止や医療体制に目が行きがちだが、こういった社会生活での影響を最小限に留める事への対策やとるべき行動についても、もっと啓蒙するべきだと思う。

Hatunetugairai


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コメント

おはようございます。

発熱外来、非公開!自治体も保健所も教えてくれませんでした。なるほど!
ところが、TVニュースで放映されました!
全ての病院名を公表したのではなく、各広域帯に1か所位でしたが・・・

国内発病蔓延になれば随時指定病院を増加する、と言うことらしいようです。
私のところが特殊なのかもしれませんが混雑が予想される市内ではなく郊外に近い大病院です。
情報のありかた、発熱外来の設置電話数でもゴタゴタはつきものですね。
全ての事がやってみないと解らない、防災の世界ですね。

投稿者: ippo248 (May 16, 2009 4:27:18 AM)

IPPO248さん、こんにちは
国内感染、急速に展開していますね。
想定と異なる事態が展開した際の対応力が問われます。

投稿者: isana (May 18, 2009 12:40:14 PM)

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