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February 26, 2010

ハイブリッド車の事故対応

先日「ハイブリッド車の災害対応研修」という記事を目にした。 200Vの高電圧ののバッテリーを搭載したハイブリッド車はやり方を誤ると感電などに繋がるため、第三管区海上保安本部がトヨタの社員を講師に招き研修会を行ったという記事。

 そう言われるとハイブリッド車や電気自動車など、省エネの代名詞のように扱われ、急速に増えているのに、その特異性やガソリン車との扱いの違いなど、ほとんど一般には知られていないなと思った。

 おそらくハイブリッド車のオーナーでさえ、燃費のいいガソリン車と捉え、詳しくメニュアルに目を通す事なく載っているのではないだろうか?

目の前で事故が起き、車内の人を救出しようと車に触ったら感電したなんて2次災害も起きかねない。

 折しもトヨタリコール問題で、ハイブリッド車のブレーキシステムが騒がれているが、これも新しいシステムの違いがユーザに正しく理解されていなかったのが原因のように思える。

 私も初めてABS付の車に乗ってABSが動作した時「怖い」と思った記憶がある。 仕組みは理解していたが、体感した時の違和感は「怖い」に繋がる。

 売る立場としてメリットばかりを強調するのは仕方ないが、注意すべきことや従来の概念との違いなどは、しっかり広める必要があるのではないか?

話を元に戻すが、ハイブリッド車の事故対応について検索してみた。
トヨタ ハイブリッド車のレスキュー時の取り扱い」 という資料がヒットした。
要点を書き出すと・・・

 ・まずハイブリッドシステムをオフにする。→イグニッションオフ
エンジンが停止しても動いている場合がある。

 ・高電圧ケーブルはオレンジ色なので、このケーブルや繋がっている高電圧部品には触れない。
 ・消火器は、油火災・電気火災に対応した物を使う。
 ・大量の水ならよいが、少量の水で消火しない。
水没しても感電の危険はない。 ← 前から知りたかった事でした。
 ・バッテリーの電解液は、有毒な強アルカリ性だが、液モレの心配はない。

 地震などでは、建物に車が押し潰されるといった特殊な状況が起こりうるので、こんな知識も頭の隅に入れておくと2次災害防止になるでしょう。

ハイブリッド車だけでなく、ソーラパネルとか燃料電池を設置してある場所も増えています。
災害発生時は危険物になりうる事を知っておきましょう。

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February 24, 2010

来月から災害伝言板の検索が可能に

来月1日から、災害伝言板がキャリアを横断して検索できるようになるらしい。
対象キャリアは、NTT DoCoMo,KDDI,SoftBank,E-Mobile,Willcomの5社。

 従来は、それぞれのキャリアの災害伝言板にアクセスして伝言の有無を確認する必要があったが、来月からは1社にアクセスすれば他のキャリアの伝言板も検索できるようになるようだ。

 今時点でDoCoMoのサイトにはこの情報は掲載されていないが、ウィルコムはこちらでニュースリリースを発表している。

また、(社)電気通信事業者協会のこちらのページに広報用チラシが閲覧でき、各キャリアでの操作方法の説明が載っている。

 電話が使いにくい被災時の状況の中で、それぞれの災害伝言板をチェックするのは大変だと思っていたが、あるべき姿に改善されて良かった。
 
 今後は、日本のこのシステムをぜひ世界標準にしていただきたい。

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February 16, 2010

新型インフルエンザ 初期封じ込めの効果

新型インフルエンザも終息傾向にあるといったニュースを聞くようになった、弱毒性であったためか社会の混乱に至るような大きな被害は出ず、昨年5月頃の騒ぎはなんだったのだろうと思わないでもない。
  
 特にあの時期イベントや修学旅行が中止になった方は、必要だったのかという思いが強いかもしれないが、確かに成果ははあったようだ。

 WHOの進藤奈邦子氏は、「日本は第一波を踏み潰した」と講演で話している。2/5に開催された日本環境感染症学会での講演で、封じ込め対策を行わなかった米国ユタ州と感染状況を比較し、封じ込め対策の重要性を説いたそうだ。 (日経メディカルオンライン

 日本国内で初めての感染者が出た(5/16)神戸市は、即日1週間の休校処置を行い、修学旅行は延期、神戸まつりも中止とした。 そして外出自粛・手洗いマスクの徹底・発熱センターへの相談などを、市民に広報するといった対策を取った。

 この結果、6/4時点で390人が感染したが、入院・死亡共にゼロとなった。

 一方、神戸と同様の立ち上がり方を示したユタ州では対策は行われず、結果6/4時点で489人が感染、入院35、死亡2人となり、5月頃に第一波のピークを示したそうだ。

 つまり、日本では第一波に相当するピークが見当たらず、封じ込め対策が項を奏し「第一波を踏み潰した」と言えるそうだ。

今回の新型インフルエンザ流行の結果で心配に思うのは、近い将来鳥インフルエンザ由来の強毒性の新型インフルエンザが流行しだした時、「2009年の新型インフルエンザでは大した社会的混乱はなかったではないか」と対策がおろそかになる事。「日本は医療体制がしっかりしているから大丈夫」とタカをくくって対策を行わない事ではないだろうか?

今回の新型インフルエンザは、やや過剰反応があった感がしないでもないが、基本的な対策の大切さなど忘れずに、次の新型インフルエンザに備えるべきだと思う。

行政やマスコミも今回の対応や対策の内容をしっかり分析し、何が必要で、何が過剰だったのかをはっきりさせ、国民に広く伝えるべきではないだろうか。

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February 15, 2010

高機能マスクにも粗悪品が

今日のスーパーニュースで、中国製マスクの粗悪品について報道されていた。
捕集効率95%(N95相当)をうたっていても粗悪品があるようだ。 使い捨てマスクは医療品扱いではなく雑貨扱いで中国から輸出されるため、品質チェックを行わずに輸出されるケースがあるようだ。

 驚いたのはその製造現場、作業員が手袋もマスクもつけず、髪さえ覆わずに作業している姿。 
製品に髪の毛が落ちている様子も写っていた。
 製造している機械もほこりまみれで汚い。 以前は一般の家庭で使い捨てマスクを製造していて、材料の不織布は密閉もされていない状態で、路上にころがっていた。

こんな状態では、最悪ウィルス付マスクを買うような事態も起こりかねない。

最近は政府の取り締まりが厳しくなり、大幅に減っているようだが、なくなる事はないのではないだろうか?

 中国では、粗悪マスクが原因で気管支炎になったという報道もされていたようだ。

放送の中でマスク工業会の会長が、「一番困るのは中国製のマスクが全てこんな状態だと思われる事」「自主基準を作って、工業会のマークを付けるようにしている」と言ったコメントを話していた。

 自分たちの業界の信頼を得るために真摯に取り組んでいる姿には思えなかった。
たとえ一部でも粗悪品の実態があるのなら、業界をあげて信頼確保に取り組むべきで、表示の自主基準の設定だけでは手ぬるいと思う。

 ISO認定工場で製造しているとか、随時品質テストを行うとか、そういった対応が必要に思える。

ちなみに「全国マスク工業会」という組織は、平成17年に発足しているようだが、ホームページは見当たらず、上部組織の「社団法人 日本衛生材料工業連合会」にマスクについての記述があり、自主基準の内容についても書かれている。

 番組の中で、国民生活センターでのテストについても触れていたが、これは以前の記事「マスクを購入する時に知っておきたい事。」で紹介した内容です。 リンクも貼ってあるので、興味のある方はご覧ください。

 やはりこういった物は、供給が安定している時期に信頼できる商品を購入して備蓄しておくべきだと、改めて思いました。

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February 11, 2010

巨大地震と月の関係

「月や太陽の引力が地震の引き金に」という報道発表が、防災科学技術研究所から発表された。
以前から、満月や新月の時に大きな地震が起きるという噂を聞いていたが、なかなか興味深い話である。

 ひずみが充分に溜まっている状態で、地球全体に大きな力を与える潮汐力が引き金になる事は、素人目にもありそうに思え,研究してもらいたいテーマだ。

今回の発表では、2004/12/26のスマトラ島沖地震の前後に周辺地域で発生した地震を調査し、潮汐力が最大になる時刻前後に地震が集中していた事がわかったそうだ。

 WikiPediaで過去の規模の大きな巨大地震の日付でその月齢を調べてみた。M9クラスの地震11件のうち、5件が満月/新月の前後3日程度で起きていたようだ。 

 「半分以下しか当たっていないではないか」と思われるだろうが、該当しない地震はいずれも1868年以前の地震であり、コンピュータの日付が1900/1/1を起点としたシステムであり、月齢計算のプログラムがこの点を考慮しているかどうかなどを考えると、1900年以前はあまり当てにならない事を考えると、当たっているようにも思えます。

いずれにしても、巨大地震の発生予測に役立つ可能性があり、今後の研究の成果を期待したいです。

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