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February 16, 2010

新型インフルエンザ 初期封じ込めの効果

新型インフルエンザも終息傾向にあるといったニュースを聞くようになった、弱毒性であったためか社会の混乱に至るような大きな被害は出ず、昨年5月頃の騒ぎはなんだったのだろうと思わないでもない。
  
 特にあの時期イベントや修学旅行が中止になった方は、必要だったのかという思いが強いかもしれないが、確かに成果ははあったようだ。

 WHOの進藤奈邦子氏は、「日本は第一波を踏み潰した」と講演で話している。2/5に開催された日本環境感染症学会での講演で、封じ込め対策を行わなかった米国ユタ州と感染状況を比較し、封じ込め対策の重要性を説いたそうだ。 (日経メディカルオンライン

 日本国内で初めての感染者が出た(5/16)神戸市は、即日1週間の休校処置を行い、修学旅行は延期、神戸まつりも中止とした。 そして外出自粛・手洗いマスクの徹底・発熱センターへの相談などを、市民に広報するといった対策を取った。

 この結果、6/4時点で390人が感染したが、入院・死亡共にゼロとなった。

 一方、神戸と同様の立ち上がり方を示したユタ州では対策は行われず、結果6/4時点で489人が感染、入院35、死亡2人となり、5月頃に第一波のピークを示したそうだ。

 つまり、日本では第一波に相当するピークが見当たらず、封じ込め対策が項を奏し「第一波を踏み潰した」と言えるそうだ。

今回の新型インフルエンザ流行の結果で心配に思うのは、近い将来鳥インフルエンザ由来の強毒性の新型インフルエンザが流行しだした時、「2009年の新型インフルエンザでは大した社会的混乱はなかったではないか」と対策がおろそかになる事。「日本は医療体制がしっかりしているから大丈夫」とタカをくくって対策を行わない事ではないだろうか?

今回の新型インフルエンザは、やや過剰反応があった感がしないでもないが、基本的な対策の大切さなど忘れずに、次の新型インフルエンザに備えるべきだと思う。

行政やマスコミも今回の対応や対策の内容をしっかり分析し、何が必要で、何が過剰だったのかをはっきりさせ、国民に広く伝えるべきではないだろうか。

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