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September 30, 2010

はじめての緊急地震速報-その時動けた?

9/29午後5時過ぎ福島で地震が発生し、14都府県に携帯の緊急地震速報が発報された。
私の記憶では、東京に居て携帯電話で緊急地震速報が出たのはこれがはじめてだと思う。

 私は客先のオフィスで立ち話をしていたのだが、そこらじゅうの携帯が一斉に鳴り出し何事かと思った。
すぐ緊急地震速報だと判ったが、お客さんとの会話中でもあり声を掛けて退避行動は取れなかった。

 おそらく多くの人がそうであったと思う。

幸い震源地でも震度3程度の地震でほとんど揺れを感じる事がなく良かったが、本当に大きな地震だったらと思うと怖い気がする。

ニュース等でこの話題は出ていなかったようだが、「もし本当に大きな地震だったら」という前提で、どれだけの人が退避行動を取れたのか、どう動くべきだったのかなど、話題として取り上げて欲しい。
 そうしないと次回もちゃんと退避行動が取れる人は少ないだろう。

一斉に携帯が鳴ったのを聞いて、その同報性能には驚いた。インターネットではなく電話回線を使っているだけの事はある。

携帯の緊急地震速報について、少しおさらいしておこう。

1.気象庁の緊急地震速報発表条件(一般向け)。
最大震度が5弱以上と予測される場合(地震はが2点以上の地震観測点で観測された)

2.携帯の発令基準(NTT DoCoMoの場合
 上記、気象庁の一般向け緊急地震速報が発表され、震度4以上の揺れが予想された地域(全国を200地域に区分)にいる携帯電話に一斉発信。

 DoCoMoの場合、2008年秋以降に発売された機種はすべて対応(スマートフォンを除く※)し、自動的に通知する設定になっている。 それ以前の機種(905i/705iなど)でも設定をする事により通知が可能。携帯の電源がオフでも通知される。
※auでは1機種だけ対応機種があるらしい。

なお、利用料金は無料。

 また、同じ仕組を使って台風や土砂崩れなど「災害・避難情報」も提供されるが、これは地方公共団体から発信されるので対応している地域が限られる。 たとえば都内では、渋谷区・足立区・三鷹市・昭島市・狛江市のみ。

前述のとおり、このメール(エリアメール)は電話回線を使って提供されるので、電話中やiモードサービス中は受信する事ができない。
 
なお、他の携帯キャリアではauが対応している。 ソフトバンクは一機種のみ対応。iPhoneは対応できない。

仕組みを理解し、次回通知があったときはちゃんと対応できるようにしたい。
緊急地震速報については、精度の問題など課題は多いですが、今回のような事例を踏まえ改善を進める事により、良くなっていくと思います。

 「どうせまた小さな地震だ」と思わずに、緊急の防災訓練だと思って、ちゃんと退避行動を取りたいですね。


  
 

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September 10, 2010

首都圏水没を想い起こさせた台風9号

異例のコースをとり、各地に大きな被害を残した台風9号。 先日9/1に放映されたNHKスペシャル「首都圏水没」を思い出し、今回の台風が少しルートがずれていたら番組のような状況が起こっていてもおかしくないと感じました。

 ニュースでもマンホールから水が噴出する映像が流れていましたが、内水氾濫による被害はいつ起きてもおかしくないと思いました。

 急速な気候変動に、都市のインフラ整備が追いつかない状況です。
東京都の下水道の距離は、日本とオーストラリアの往復の距離に相当するとか、安心できるインフラ整備は期待できないでしょう。

 東京都の場合、水害のハザードマップでは主要河川が決壊した場合の被害と大雨による内水氾濫による被害用が作られています。 

 他の防災と同様、ハザードマップでどの程度の被害が想定されるのか把握し、それに応じた対策を考える必要があります。

 とは言っても・・・ 葛飾区や江戸川区はゼロメートル地帯。 区内にある坂というと河川の土手を超える坂しかないという状況で、 最悪のケースでは葛飾区45万人、江戸川区68万人のほぼ全ての人が被害を受ける状況です。
ハザードマップでも、こっちに逃げなさいと矢印で示されているだけで、具体的にどこに行けばいいとは書かれていない状況です。 近くに収容できる施設なんてないのだから、仕方ないと思います。受け入れる側だって大変ですよね。

区全域が被害にあうとなると、区や都のレベルでは対応できるはずもないのですが、こういった事はあくまで国は指導する立場と逃げていて、解決できるはずもありません。

 やはり日本版FEMAは必要だと思います。

やはり個人レベルで、疎開先を考えないといけないのかもしれません。

 都民の方で、水害ハザートマップに見覚えがないとか捨てちゃったという方は、こちらで見れます。

 このような最悪のケースは別として、先日のような大雨による内水氾濫の被害への対策はある程度はできるでしょうから、備えたいですね。

特に思うのは、中小ビルの電源室。 地下に電源室があるケースが多いはずですが、浸水すれば全館停電。
エレベータや空調は停まり、突然の停電による重要データ消失の被害も考えられます。

 一般的には、土嚢を積んで浸水を防ぐのでしょうが、まわりに土や砂などない都市部ではムリでしょう。
吸水土嚢なら準備もいらず使えそうです。 
 また以前防災展で見た事がありますが、ウォータゲートという止水シート。これは良さそうです。
土嚢なら450個分(10mで高さ50cm)を僅か2分程度で設置できるとか。

もちろん停電対策とか帰宅難民対策とかいろいろありますが、水害に対するBCPを真剣に考えて欲しいです。

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September 03, 2010

エネポを使ってみた。

ホンダのカセットガスで使える発電機「エネポ」。やっと実機に触れる機会があったので紹介します。
発売時に「カセットガス発電機」という記事でご紹介しました。

 結論から言うと、なかなか良いと思います。 女性でも扱えるというのも納得です。

以下は、数年前、私が使った事がある少し大型のガソリン型発電機との比較での感想です。

[良い点]
1)始動が楽!
女性でも使える事をウリにしているだけあって、始動が軽くて楽です。
また、ガソリンタイプではエンジンが安定するまでチョークで調整しないとエンストしていましたが、エネポはまったく調整なしで使えました。 まだ新品で暑い季節だったせいかもしれませんが・・・

2)排気が気にならない。
  エネポも一酸化炭素が排出され屋内使用はできませんが、排気ガスの臭いはほとんど気になりませんでした。

3)騒音
  近くで動いていても、少し大きな声なら会話ができる程度の騒音。 

4)メンテナンスが楽
  ガソリンタイプは、長時間使っていないと掛からなくなるといったケースも多いようですが、ガソリンが残留する事もないカセットガスタイプなので、長時間使ってなくても大丈夫なようです。

 防災用途で使う場合は、重要なポイントです。

5)機動性
 キャスターバッグのような形で、タイヤも大きめ。 移動は楽です。 

[残念な点]
1)防水
 コンセントは普通のコンセント。 雨がかかるとダメなようです。
 せめて、防滴タイプのコンセントとか、電源部に雨が掛からないカバーをつけるとか、防水の保護等級3の「水の散水に対して保護されている」程度の防水性能があると安心です。

 アウトドアでの突然の雨もある訳ですから。

2)連続運転
 連続運転時間、最大約2.2時間、2本のガスボンベで動きます。
 ガスカートリッジの交換は運転を停止して行うようですが、連続運転したまま1本ずつ交換できれば理想的です。

ホンダ系カーディーラで、見て使ってみる事もできるようですので、興味のある方はその扱い易さを体験してみる事をオススメします。

防災士の研修会で見たのですが、防災士の方々にもなかなか評判良かったです。

enepoのレビュー記事については、家電Watchの長期レビューがおすすめ。

この記事によると、エネポの出す電気はコンセントから出ている電気よりも理想に近い良質の電気だそうだ。
これを見ると、車のDC-ACコンバーターを使うのは避けたいと思う。
様々な切り口で評価されていて、とても参考になる記事です。

 

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防災頭巾の安全性

国民生活センターが、「子ども用防災頭巾の安全性」を発表した。

防災頭巾の機能は、火災時に炎から身を守る事と、落下物による衝撃から頭を守る事。
「燃えにくい」と表示しながら、ほんの数分で完全に焼けてしまう製品が4製品確認され、衝撃吸収についても性能の低い製品が見つかった。

また実際に小学校で使われている防災頭巾のテストも行われた。最長のもので12年使われている。
洗濯や経年劣化によって、中の詰め物がなくなっている物が見つかっている。

消費者としては、購入の際は日本防炎協会の認定品を選び、中の詰め物も経年劣化のし易いウレタン素材の物は避けるなど、注意して購入する必要がある。

 また、購入後も生地や中綿に劣化がないか、子どもの成長によってサイズが合わなくなっていないかなどの確認が必要だ。

以前から思っていたのだが、戦時中から変わらない商品に防災(防空)頭巾とカンパンがある。
ここ数年で防災食のバリエーションも増え、カンパンはだいぶ減ってきたように思うが、防災頭巾はいまだに健在。

 防災頭巾は日常も座ぶとん替わりに使えるなど、日常生活のじゃまにならず、自作でも容易に作れる点で優れているが、進歩がないのが不思議。
  全国の児童の数から考えれば、最新の素材を使って、高い衝撃吸収性能を持ちつつ、安価な製品などいくらでも作れそうに思う。

たとえば、「エアロジェル」。
高性能の断熱性・遮音性・衝撃吸収性・赤外線遮断性と、使用温度が -273℃から1,100℃までと防災頭巾にはうってつけの素材だと思う。

 私はもう5年程、このエアロジェルを使った靴の中敷きを使っていますが、冬の革靴の地面からの冷気を防いでくれて重宝しています。 まだ性能の低下は感じていません。

ガラスが降ってくるくといった、現代の生活における危機に対応した、21世紀の防災頭巾。そろそろ出ても良い頃ではないでしょうか?


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September 01, 2010

防災の日だけど、鳥インフルの話題

今日は防災の日ですが、防災訓練等防災関連イベントに関するマスコミの扱いもあっさりしたものという印象です。

 感染症について、ちょっと気になる話題があったので、鳥インフルエンザに関する話題を・・・
インドネシアで、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)が人に感染しやすいウィルスに変異した事が判ったそうです。
H5N1ウィルスが豚に感染し変異して、人ののどや鼻の細胞に感染しやすいウィルスになったそうです。
(以上,asahi.com)

9月になったのに連日の猛暑で、インフルエンザの時期はまだ先のように感じますが、寒くなったら要注意かもしれません。

昨年の新型インフルエンザは、つい先日8/11にパンデミックの終息宣言がWHOから出されました。
この新型インフルエンザは、重症化するケースが少なかったため、流行初期の大々的な報道や対処が過剰だったのではないかとの意見もあり、「騒ぐ程の事はなかった」という印象をもたれた方も多いでしょう。

 この印象が残っていて、人に感染し易い高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)が流行しても、適切な対処が行われず大流行に至ってしまう事が心配です。

新型インフルエンザ流行の際は、マスクが入手困難な状況や粗悪品のマスクが出回るといった事もありました。
必要な備えはお早めに!

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