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March 18, 2011

被災地からの便り

宮城県在住の当ブログの読者の方から、被災地の生活を伝えるメールをいただきました。
生々しい被害の状況と共に、事前の備えの役立った事、あれば良かった物など書かれており、とても参考になりました。 ご本人に掲載の許可を頂きましたので、以下に転載します。

Kさん、ありがとうございました。

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はじめまして。
今現在宮城で被災生活中のKと申します。
いつもそちらのサイトさんを見ていたので、なんとなく、実際の被災生活で役立ったものなど、お知らせします。

地震一日目。
ラジオ、ライト、軍手は必須、直後はダメでしたが数時間後に一回だけ、携帯が通じました(ソフトバンク)ので遠方の親戚に連絡。


地震のときは私は二階に柴犬と居て、犬があわてて階下に行ってしまうのを必死に止めていました。もう、木造二階建て家屋が前屈してるみたいにゆれて、床が斜めになるくらい!右にあったものが左に吹っ飛んでしまい、犬のチェーンを探してつけて、てにもつもって、スリッパはいて、ガラスが割れていないのを確認しつつ下に。ガラスよけように手に小型のほうきをもってです(犬用)。
地震は一回目の大きなものの後、連続して同じくらいのものが何回も起こるような感じで、三分以上、ヘタするともっと起こっていたのですが、TVではそうは言ってないようですね。
外に出た後もなんども地震が起こり、家の前の道路二箇所に横に亀裂。地震のたびに開いたり閉じたりしていました。3センチくらいかな。

その後中に入りましたら、ガラスはずべて大丈夫。家自体はおおむね無事でした。
ひどかったのは台所。
口が開いてヨーグルトが飛び出してぐちゃぐちゃでした。あとめちゃくちゃ旧式の重たい電子レンジを今でも使用中なのですが、それとその上に載せてあった小型のオーブンが落下。
食器は、シートを張って、取っ手に輪ゴムをかけて地震対策していたのですが、ソレが効いて、10センチほど開いて落ちてきた食器がそこでほぼストップしておりました。割れてたけど。食器棚の中も、やすい市松柄になってる食器固定のマットを引いていたので、重ねたカップの片方無事、片方ダメ、みたいな感じになってました。あれは結構効きますね。
冷蔵庫も上をツッパリで支えていたのがまあまあ利いた模様です。五センチほどは後退していました。
冷蔵庫は観音開きタイプは、あかちゃんの取って押さえ?見たいなものをつけたほうがよさそうです。あと口がきちんと閉まるタッパ!漬物が液ごとこぼれちゃって!

後家の被害は、茶の間の電灯が落下、つる下がっていたのですがねじが刺さらなくなってしまったのでそのうち直す予定です。なのでその部屋だけ今もろうそく生活。
ほかは本棚が後ろが抜けちゃって戸が閉まらなくなった、大型テレビはチェーンで固定していたのですが片方が切れてしまい、画面に当たったようなのですが、とりあえず大丈夫。台が動いてしまったのが敗因のようです。
親の寝室が最低で、服の入った衣装ケースが四つ倒れ、荷物がぎっしり入ったダンボールが二つベットに吹っ飛び、寝てる時間でしたら大変でした。骨折か死亡ですね。本棚はすべて本棚用器具で固定されていて倒れはしませんでした。


私の居る町では倒壊家屋はあんまりないようで、いくらかショーウィンドウが割れたり、店舗の中がぐちゃぐちゃになったり、道路に亀裂、といった感じです。今までに6強は体験してますので、よっぽど弱いものはすでに崩れているんでしょうね。ただ水道管が本管がいかれてるそうなので、水はいつになるか不明です。隣の市はすでに復旧済み。
電気はおととい復旧しました。電話もおととい夜、光フレッツのネットがその後、ソフトバンクは今朝あたりから復旧。

震災二日目以降は、電気がだめになったため、大型冷凍庫の中身を処理しないと腐っちゃう!ということで、卓上コンロでご飯を炊き、外で炭をおこして冷凍庫の干物を焼き、冷蔵庫から飛び出た豆腐をおつゆに、と結構食生活は充実しています。当日はさすがに暗くなって、その日たまたま買っていた食パンの無事な方一斤をジャムをつけて食べました。一斤は袋が破けてぐちゃぐちゃになりまして。

二日目以降は前から用意していた(兄弟が社内販売で購入)使えないんじゃない?とずっと言われていた災害セットから。バーベキューの網、鉄板、炭。先日燻製を作ったときのあまりの燃焼剤、私が阪神の震災の何かに乗っていた被災中必要なもの、を見て作ってあった災害セットからコンロやガスボンベ、割り箸なんかをだして煮炊きしました。
災害セットには、お米を鍋で炊く時の水加減とか火加減のしかたを書いてあるものも一緒に入れないと、まったく役に立ちませんね。うちはサバイバルクッキングという本を参考にしました。おいしいです。

ろうそくは大量にあったのですが、つかってみて実感したのは、こう余震が多いと、長いものはあぶなくて使えないということ。カップみたいのに入った、背の低いものがいいです。入れ物は透明のほうが明るいです。
ライトは小さなものをフリースの上着のジッパーの穴にゴムでつるして、夜トイレに行く際の明かりにしていました。1人ひとつあると便利です。とっさに逃げるときにも落とさないし。
夜は初日はジーンズにフリースの上着、靴下着用で寝ましたが、二日目以降は足の血行が悪い感じがしたので、うえはそのまま、下はネマキのズボンをはいて寝ております。電気が通りましたがフリースのライトはそのまま。
昼間はその上にダウンジャケットとカバーパンツをはいてスキーみたいな格好なのですが、夜はそれら一式を風呂敷に包んで枕元においています。

ラジオは最初から電気が通るまで、ほぼずーっと夜もかけっぱなしでした。必需品です。
でも買い物関係はご近所さんの情報が頼りですね。
翌々日あたりに、近所のそーらーパネルやさんで炊飯器と携帯に充電サービスが始まり、コンビニは当日と翌日に入り口で人数制限をしながら販売。(入り口で四人くらい入れて、ペンを渡し、商品の値段を品物に書いてレジへ、といわれました。)
大型スーパーも制限しつつ徐々に再開してます。主に店頭販売ですが、はじめに紙を渡されて買うものをチェックしたり、個数制限したり。ガソリンは昨日ハイオク10ℓ入れられましたが、整理券制でした。あらかじめ決めてあるのかもしれませんがお店のやり方がうまいなーと感心します。ダイソーとかしまってるのが惜しいんですけどね。

隣の市が津波被害のところなのでこの辺は結構ましですが、津波被害のところでも、二階が無事だし半年分備蓄があるからと1人でがんばってるおじいさんとかTVでみると備蓄は大事だと思いますね。うちもあと一ヶ月くらいは余裕です。

食品は、米をこの辺は30キロ玄米で買って精米して食べる人が多い土地なので、うちもあと精米済みが8キロくらいと20キロほど玄米があります。この地震の前に少し大きめの地震があったのですが、その日私は小麦粉を買いに行ってまして、強力4キロ、薄力5kほどあるので機能からホームベーカリでパンを焼いて食べてます。便利!おかずは大型冷凍庫の解けてきた干物とか肉とか。電気が入って再冷凍されちゃいましたが食べます!

水はもともと山に湧き水を汲んで飲料にしていましたので、飲むだけなら結構持つのですが、かたずけと、初期はトイレに使ってしまったので一度汲みに行きました。今はトイレは川の水をポリバケツに入れて使ってます。

火は炭。卓上コンロ、ストーブ。今はIH. お向かいは都市ガスが無事でした。

水に関してはトイレの裏技は、新聞紙で箱を折ってそれにする。です。斜め前のお宅でやってます。
あとトイレは、最近のタンクが小さい(無い?)タイプはバケツで水を入れても流れきらないそうです。

イヌネコを買っている方がえさを買いに結構来ていたようなのですが、うちは犬用えさも二ヶ月くらいは持ちそうです。えさ皿を洗うのが難しいので、朝は広告で箱を折り、夜ご飯を上げるときはラップでお皿をカバーしてます。

ラップといえば、サランラップとかくれラップはあついおつゆ系を入れても大丈夫ですが、マイナーメーカーのラップは穴が開きます。備蓄には高級ラップ、ホイルを!あとビニール袋も厚手を。給水用タンクの、もって歩ける限度は10ℓです。それ以上はカート。
あと手回し充電器は使えません!一台、紐を引くタイプは壊れていたし、まわすタイプはいつまでやってもたまらない感じで、ああいったときには向きません。イラつく。

それいがいで便利だったもの、直火OKの湯たんぽ、カイロ、電池の備蓄。単一が灯油ストーブに必要でした。
ここしばらくあったかかったのに震災から寒いのでほんとに必要です。灯油が次にいつ買えるかわからないので、コタツとストーブで暖を。日が暮れたら寝る生活です。
あとは地味に手洗いせんたくなので洗濯板(100均の。もともと持ってた)使用。あと女性はナプキン必須。割り箸等と、あとウェットティッシュ類とペーパーナプキン(皿ふき等に)。小型ほうき。ちりとり。
あと何気に買っとけば良かった!と思ったものは、ケリーケトルとウォッシュレットのごくレトロな旅行用の、電池の要らないタイプがあるのですが、あれ。下半身が洗えないのは不便です!

こんなところかなあ。
こんな情報、出すとこないので、送ります。
うちのほうはこれでもまだ宮城県沖が来るのかしら?原発のが問題かな?とは思いますが。
この騒ぎが少し落ち着いたらまた、震災セットを新たに準備して次に備えようと思います。
何しろうちの家族はうるさくて、犬も居るし、とても避難所には向いて無いんですよ!あ、ダンボールも必須です!かたずけと水汲みに(ビニール袋を入れて入れる。)あとシート。

では長文失礼、東京方面の方も気をつけて!

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