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April 21, 2011

燃料電池電気自動車 災害時には強いかも・・

ホンダが埼玉県庁敷地内にソーラー水素ステーション設置する計画を公表したというニュースを見た。
同時に同社の燃料電池電気自動車FCXクラリティに、一般家庭2世帯分の使用電力に相当する電力を外部出力可能な電源機能を装備するそうだ。

この組み合わせは災害発生時にはかなり強いのではないだろうか。
ソーラー水素ステーションの詳細は公表されていないようだが、水をソーラーパネルの電気を使って、蓄電池よりも保存し易い水素に変え、それを燃料電池車に入れれば10KW以上の電力が得られるというのだから。 

 水と太陽光があればCO2排出なしで、大容量の電源が得られる事になる。
10kWクラスの発電機というと、工事現場で2tトラックの荷台に載っているクラスの発電機に相当する。

 現時点でどの程度のソーラーパネルと時間が必要なのか判らないが、技術が進めば車の屋根に載せたソーラーパネルで発電できるようになるかもしれない。

災害時の支援車が燃料電池電気自動車なら、その電力を使って様々な支援ができるだろう。

 現在のFCXクラリティは、セダンタイプだからステップワゴンクラスのワンボックスタイプができると、活用の幅が広がりそうだ。

 最近は、TVで原発の代替エネルギーの話も出ているが、夜間の余剰電力で水素を作り、ピーク時間帯は燃料電池で電気を得るというプランは、低コストで幅広く使える方法のように思える。

 すでに家のソーラーパネルで水素を作り出すホームエネルギーステーションの稼働実験も行っているようだ。

詳細は、ホンダ FCX CLARITY FACTBOOKをご覧ください。

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April 20, 2011

早期復興へ期待したい,日本の技術力

4/19 「ガイアの夜明け」で、「原発に立ち向かう~ニッポンの技術と家族の絆」が放映された。
 平時には、様々な番組で災害時に役立つニッポンの技術みたい内容が放送されているのに、いざ大災害が起きても、そういった技術が活躍したといった報道がされないのを不思議に思っていた。

 じつは原発事故対応として、いくつかの試みが行われていたようだ。
国内外のロボットを集めて、今回の原発事故にどう役立つか評価会が行われたり、汚染された水から放射性物質を大幅に取り除く技術など評価しているようだ。

 日本ポリグルの水浄化剤を使うと、放射性物質を100分の1に減らすことができたり、逆浸透膜の浄水器では放射性物質が検出されない程度まで濾過できていた。

番組後半は、原発そばの家族のその後を追った内容になったところを見ると、こういった試みの数が少ないのか、取材の時間が取れていないのか判らないが・・・

 日本の技術を結集すれば、復興への様々な困難を大きく改善できる事がたくさんあると思う。

 報道する側も、「汚染水の移動が始まった・・」といった状況の変化を毎日繰り返すだけではなく、今回のガイアの夜明けで扱ったような裏で行われている取組みについて報道したほうが、希望が持てるのではないだろうか。

 国もホームページなどで今抱えている課題を公表し、技術を持っている会社が無償で協力すれば良い。
審査のプロセスや結果も公表すれば、国内外からその技術の引き合いがあるはずだ。

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April 03, 2011

東日本大震災:インターネット時代の大災害

「グーグル、発生2時間で災害サイト」という記事が日経電子版(4/2)に掲載された。
今回の地震で強く感じたのはネットのチカラです。 これだけの大災害、津波で何もかも流され、被害が広範囲に広がっている。 にも関わらず、日本中・世界中が多くの情報を得る事ができていると感じました。

 「そんな事はない! 今も情報不足が続いている!」と言う意見もあるでしょうが、阪神淡路大震災の頃に今回のような大災害が起きていたら、いまだに全容がつかめない状態だったかもしれません。

 グーグルの災害対応サイトの立ち上げは本当に早かったと思います。 60万件を超える情報が書きこまれた消息情報を伝える「パーソンファインダー」、避難所の名簿の写真を送るとボランティアがパーソンファインダーに入力する「避難所名簿共有サービス」や、twitter情報のリアルタイム情報や関連情報へのリンクなど素晴らしいサービスだと思います。

 特に今回の地震で生まれた「避難所名簿共有サービス」は素晴らしい発想だと思います。携帯で写真を撮ってアップロードすれば安否情報の登録ができるのですから・・・ 2000箇所を超える避難所の把握など行政のチカラだけではかなり時間が掛かった事でしょう。

 今回の災害ではTwitterをはじめとするSNSが威力を発揮したと言われています。 大規模な津波災害で手元にあるのは携帯だけという状況も多く、電話は通信規制でほとんど繋がらない状況の中、パケット通信であるSNSやインターネットは比較的通じやすかったのが大きな理由でしょう。

青森の小さな町に親戚がいます。大きな被害もなくニュースでも取り上げられない場所でしたが、Twitterで情報が提供されるようになりました。 マスコミが取材に来ないような場所の情報でも、情報発信をする人さえいれば世界中で知る事ができるようになったというのは、革命的だと感じました。

また、インターネットによる情報提供も大きく進化しています。 たとえば「ALL311:東日本大震災協働情報プラットフォーム」 防災科研が立ち上げたサイトで、学術的な事から災害ボランティアの状況まで幅広く網羅しています。 地図のシステムを使って、様々な情報を見る事ができます。

災害対策の基本行動に「正しい情報を入手して、冷静に行動しよう」というのがありますが、元々正しい情報が簡単に入手できにくいから、惑わされるのです。 正しい情報の迅速な提供の仕方、それを受け取る手段こそが防災の要かもしれないと、強く感じました。

 携帯と予備バッテリーを常に手の届くところに置き、災害が起きたらとりあえず171で安否を登録し、Googleにアクセスして情報を得る。 これが最小限の防災対策なのかもしれませんね。

それから今回の災害で思ったのは、クラウドの活用です。 防災科研のサーバもしばらく停止していたようですが、今回のように大津波で何もかも使えなくなったり、広範囲で停電が発生するような状況では自前のサーバ設置では無力です。

 今は数社のクラウドサービス提供事業者が無償でサービスを提供していますが、クラウドにデータがあれば早期に復旧が可能でしょう。 私もお客さん向けの「災害時対応ホームページ」を今作成中です。

 たとえばGoogleドキュメントのフォーム機能を使うと、簡単に安否確認登録のページが作れ、集計も簡単にできます。 しかも無償で利用可能。 携帯から安否情報の登録ができるようになります。

このへんの話は、また後日詳しくお伝えしたいと思います。

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