September 23, 2011

首都直下地震帰宅困難者等地策協議会

9/20「首都直下地震帰宅困難者等地策協議会」の第一回会議が内閣府と東京都の合同主催で開催された。

国・地方公共団体・民間企業や団体など31機関が出席し、東日本大震災での経験を踏まえて、650万人の帰宅困難者が発生すると想定される首都直下地震への対策を協議する。

 「むやみに移動を開始しない」という基本原則を周知し、安否確認手段の周知、備蓄の促進等を協議していく。

 「会社に残る」という選択をするには、家族の安否確認や災害の状況の把握ができ、食と睡眠への備えがある事が前提となります。 官民一体となった対策が必要だと思いますが、21日の台風15号でも帰宅困難者が発生しました、またいつ起こるか判らないのですから、 今できる事から備えておきましょう。

 取り敢えず個人レベルでできる事は、家族との安否確認手段の確認。帰宅困難者用備蓄です。合わせて会社でどう対応するのか、自分の会社が帰宅困難者に提供できる事はないか相談しましょう。

 このブログでも帰宅困難者対策については、過去に何度も取り上げていますので、帰宅困難者用備蓄については「帰宅困難者」で検索してみてください。

 

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15秒でセシウムを99.9%除去する技術

慈恵医大が、15秒で海水や血液などの液体からセシウムを99.9%除去する技術を考案したそうです。(GIZMODEO)
 がん治療の薬剤送達システムに使われるナノサイズの磁性結晶にセシウム吸着剤を付けて作られたとか。
液体にこの微粒子をまぜて、磁石を近づけるとセシウムが回収できるそうです。

 大震災や原発事故など大きな災害に見舞われた日本ですが、こうした革新的な新技術を生み出して乗り越え、次の日本の活力にして欲しいですね。

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災害は重ねてやってくる事もある。

お久しぶりです。 東日本大震災の被害の大きさに驚いてしばらく休んでおりました。
さて9/21は台風15号が列島を縦断し、各地に被害が出ています。
 首都圏でもちょうど帰宅時間に重なり、帰宅難民が出るなど400万人に影響がでました。

 数週間前の台風12号で被害の出た和歌山などに、さらに被害が出ました。 
 東日本大震災の仮設住宅も浸水したり、仮設の堤防が崩れたりと、二重三重の被害が出ています。

 そして21日夜には、台風が通過したばかりの茨城県北部を震源とする震度5弱の地震も発生しました。
さいわい地震による被害は聞きませんでしたが、これがもっと大きな地震だったら、大混乱だったでしょう。

 地震と台風が重なる事なんて、本当にあるんだなと思いました。

 震災以降BCPの策定の話題もよく聞きますが、こうした災害が重なるケースまで想定している企業・自治体は少ないのではないでしょうか?

 災害対策を立てるには、災害の事象(インフラ断絶、建物倒壊、火災、洪水)に注目して対策を立て、もしその対策がダメだったらという次の対策も考えておくと、災害の規模の大小や今回のような災害の重なりなどにも対応し易いのではないでしょうか。

 今回の台風で発生した帰宅困難者問題でも、無理して帰らない人が増えたり、帰宅困難者支援施設が早期に解説されたり、一部では震災時の教訓が活かされたようです。

 しかし、夕方台風が接近するのが判っていたのに就業時間を短くするといった対策が取られた企業は一部だったのは残念です。
 そして、報道を見ているとコートも持たない人がほとんどだったのを見ると、災害への備えや危機感はなだまだ浸透していないと感じました。

サラリーマンの方は、ちょっと厚めの文庫本サイズのレインチャップスを持っているとズボンの濡れを防ぐ事ができます。 片足ずつ靴をはいたままで脱着できるので便利です。 もちろんレインコート類も忘れずに・・
帰宅困難者になって寒い中歩かなければならない時にも使えます。

 

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May 09, 2011

3.11. BCPを実践したディズニーリゾートの凄さ

Mr.サンデーで「3.11 ディズニーの真実」と題して、震災発生時のスタッフの対応ぶりを放映していた。
9割がアルバイトであるディズニーリゾートなのに、一人一人のキャストが「お客様第一」を考え、自主的に行動し、安全を確保し、不安を取り除くべく、終始笑顔で対応したそうだ。

年間180回もの防災訓練を行い、5万人分が数日過ごせる非常食を備えていたとか。

 震度6強の地震を想定したマニュアルを作っていたようだ。
 Twitterを見ていると、この地震が想定内だった事がすごいという反応もあったが、首都直下地震で浦安は震度6強が想定されているのだから、ここまでは普通だと思う。

 ディズニーリゾートの素晴らしい所は、日々防災訓練を行い、末端の一人一人までが笑顔を崩さず、自主的に行動できた事だと思う。 そして交通が途絶えて帰る手段を失ったお客様を翌朝まで園内に留め世話をした事ではないだろうか。

 若い女性も多いキャストが、動じる事なく笑顔で職務をまっとうできるというのは、マニュアルの出来不出来の問題ではない。 会社のポリシーを理解し、プライドを持って日々行動できていたからではないか。

 そして、会社に対する信頼感があったからだと思う。

たとえディズニーリゾートの防災対策マニュアルのコピーを貰って自社のマニュアルに直しても、同じように行動できないだろう。

 売り物のぬいぐるみを防災頭巾替わりに、お客様にただで配ったキャストがいたそうだが、ショップの担当でないキャストがこのうような行動を取る事は普通はないだろう。 マニュアルに明記されてはいないだろう。

 しかし、ポリシーにのっとった行動であれば末端のキャストの判断でも実行できるところが、素晴らしいと思う。
おそらく想定外の災害であっても、良い結果が出た事だろう。

つまり、防災対策マニュアルで細部に渡って行動を定義し、被災時にはトップダウンで全体を動かすよりも、ポリシーを明確にして共有し、実際に行動できる権限移譲を行う事が、想定外の事態にも対応できる組織を作るのだと思う。

実は私は数ヶ月前に「9割がバイトでも最高のスタッフに育つ ディズニーの教え方」という本を読んでいました。
今日のニュースを見て、この本で書かれていた事が災害対策でも役立つのだと関心した次第です。

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May 03, 2011

携帯を充電できる電動アシスト自転車

東日本大震災では、首都圏でも多くの帰宅困難者が発生し、自転車が大量に売れたとか、自転車通勤が見直されているといった話を聞く。

 特に環状7号線の内側が、一般車両通行禁止になってしまう都内では、被災後の足として自転車は期待できる。
防災対策として、自転車購入を考える方も多いのではないだろうか?

 防災対策の自転車として最適なのが、携帯電話を充電できる端子を持つ電動アシスト自転車。 先日ラジオで紹介されていたのだが、なぜ今までこんな製品がなかったのだろうと思いました。

 8メートル走ると携帯電話で3分間通話できるバッテリーを発電できるそうだ。 自転車バッテリーのフル充電状態では、39台分の携帯電話を充電できるとか。

走行モードには、充電モードがあり電動アシストをオフにして充電に専用にできるそうだ。

電動アシスト自転車、ハイブリッド自動車など発電機能を持つ機器全てに充電した電気を取り出す機能が付けば停電時も、かなり心強い気がする。


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発売元の解説はこちら

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スマホも今夏から緊急地震速報へ対応

4/28 DoCoMoが新災害対策を発表した。 2011年度に205億の投資だそうだ。
主な対策としては、
1)非常用電源を24時間対応のバッテリーか自家発電機にする。
2)半径7kmの大ゾーン基地局を全国100箇所に新設。
3)パケット交換網経由のボイスメール転送サービスの提供。
4)スマートフォンでの緊急地震速報対応

 3)は、今回の大震災で音声通話が繋がらない中、TwitterやSkypeなどパケット交換網は使えたという経験から、パケット交換網を使って音声メッセージを伝えるサービス。

 現在のスマートフォンは、緊急地震速報に対応していないものが多いが、アンドロイドの開発元のGoogleが対応する事により、スマートフォンでも緊急地震速報が受信できるようになるようだ。 既に発売されている機種でも対応できるらしい。


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May 02, 2011

想定外の災害でも、BCPで予定通り復旧した企業

「津波被害から1週間で事業再開」という記事が、リスク対策.comで紹介されている。
よく、「想定外」という言葉が言い訳の言葉として使われるが、しっかりとBCPを作っていれば、想定外の事態にも対応できる好例だと思う。

 東日本大震災の発生で、自社のBCPを策定・見直しするケースも多いと思うが、各対策について想定外の事態でも対応可能な案かどうかも検討して欲しい。

 この会社では、震度6弱程度の地震を想定しBCPを策定しており、10mを超える津波まで想定していなかったが、その場の判断で予定外の3km先まで避難し、全員無事だった。

廃油を再資源化して販売する会社だが、津波被害で18基のタンクは全て流され、24台の運搬車両は半数が流され、機会設備も復旧に数ヶ月かかる甚大な被害だったが、他県に廃油精製を依頼するなどの対策により、3/17には業務を再開できたという。

自社の社会的責任を明確にし、優先すべき事項が明確になっていた事が、ポイントだと思う。

記事は、こちら

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東日本大震災の動画

ナショナル・ジオグラフィックの東日本大震災特集の動画が印象的だった。
TV等で何度も見た映像もあるが、見たことのない映像もある。 編集のせいなのか、とても印象的な映像。
残しておきたい映像です。 最後を天皇陛下のメッセージで締めているところが、海外から見た日本なのだなと思いました。

 YouTubeで National Geographic Witness Disaster in Japan で検索するか、以下のリンクで見れます。
3部構成です。 英語ですが、見れば判ります。
 
Part1,Part2,Part3

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東京湾の津波は大丈夫らしい

歴史に見る「東京湾津波」大半は1~2メートル という記事が日経(電子版 5/2)に掲載された。
安政江戸地震(M6.9,1855年,南関東直下地震),関東大震災(M7.9,1923年,震源相模湾),チリ地震(m9.5,1960年)などの南関東を襲った歴史的地震では東京湾での津波被害は最大1.6m程度だったようだ。

 東京湾の地形が入れ口がすぼまり、中が広がる形のため、津波のエネルギーをげんすいさせやすく、多くの河川がパワーを分散させているそうだ。

首都圏で2m以上の津波が起きる可能性は現時点では少ないと言う。

 とは言っても、埋立で地形は変わり、沿岸部にタンク等の危険物も多い。 船舶もたくさんあり、小さな津波でも船舶が流されて危険物に衝突し破損といった事態は想定しておくべきなのだろう。

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April 21, 2011

燃料電池電気自動車 災害時には強いかも・・

ホンダが埼玉県庁敷地内にソーラー水素ステーション設置する計画を公表したというニュースを見た。
同時に同社の燃料電池電気自動車FCXクラリティに、一般家庭2世帯分の使用電力に相当する電力を外部出力可能な電源機能を装備するそうだ。

この組み合わせは災害発生時にはかなり強いのではないだろうか。
ソーラー水素ステーションの詳細は公表されていないようだが、水をソーラーパネルの電気を使って、蓄電池よりも保存し易い水素に変え、それを燃料電池車に入れれば10KW以上の電力が得られるというのだから。 

 水と太陽光があればCO2排出なしで、大容量の電源が得られる事になる。
10kWクラスの発電機というと、工事現場で2tトラックの荷台に載っているクラスの発電機に相当する。

 現時点でどの程度のソーラーパネルと時間が必要なのか判らないが、技術が進めば車の屋根に載せたソーラーパネルで発電できるようになるかもしれない。

災害時の支援車が燃料電池電気自動車なら、その電力を使って様々な支援ができるだろう。

 現在のFCXクラリティは、セダンタイプだからステップワゴンクラスのワンボックスタイプができると、活用の幅が広がりそうだ。

 最近は、TVで原発の代替エネルギーの話も出ているが、夜間の余剰電力で水素を作り、ピーク時間帯は燃料電池で電気を得るというプランは、低コストで幅広く使える方法のように思える。

 すでに家のソーラーパネルで水素を作り出すホームエネルギーステーションの稼働実験も行っているようだ。

詳細は、ホンダ FCX CLARITY FACTBOOKをご覧ください。

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April 20, 2011

早期復興へ期待したい,日本の技術力

4/19 「ガイアの夜明け」で、「原発に立ち向かう~ニッポンの技術と家族の絆」が放映された。
 平時には、様々な番組で災害時に役立つニッポンの技術みたい内容が放送されているのに、いざ大災害が起きても、そういった技術が活躍したといった報道がされないのを不思議に思っていた。

 じつは原発事故対応として、いくつかの試みが行われていたようだ。
国内外のロボットを集めて、今回の原発事故にどう役立つか評価会が行われたり、汚染された水から放射性物質を大幅に取り除く技術など評価しているようだ。

 日本ポリグルの水浄化剤を使うと、放射性物質を100分の1に減らすことができたり、逆浸透膜の浄水器では放射性物質が検出されない程度まで濾過できていた。

番組後半は、原発そばの家族のその後を追った内容になったところを見ると、こういった試みの数が少ないのか、取材の時間が取れていないのか判らないが・・・

 日本の技術を結集すれば、復興への様々な困難を大きく改善できる事がたくさんあると思う。

 報道する側も、「汚染水の移動が始まった・・」といった状況の変化を毎日繰り返すだけではなく、今回のガイアの夜明けで扱ったような裏で行われている取組みについて報道したほうが、希望が持てるのではないだろうか。

 国もホームページなどで今抱えている課題を公表し、技術を持っている会社が無償で協力すれば良い。
審査のプロセスや結果も公表すれば、国内外からその技術の引き合いがあるはずだ。

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April 03, 2011

東日本大震災:インターネット時代の大災害

「グーグル、発生2時間で災害サイト」という記事が日経電子版(4/2)に掲載された。
今回の地震で強く感じたのはネットのチカラです。 これだけの大災害、津波で何もかも流され、被害が広範囲に広がっている。 にも関わらず、日本中・世界中が多くの情報を得る事ができていると感じました。

 「そんな事はない! 今も情報不足が続いている!」と言う意見もあるでしょうが、阪神淡路大震災の頃に今回のような大災害が起きていたら、いまだに全容がつかめない状態だったかもしれません。

 グーグルの災害対応サイトの立ち上げは本当に早かったと思います。 60万件を超える情報が書きこまれた消息情報を伝える「パーソンファインダー」、避難所の名簿の写真を送るとボランティアがパーソンファインダーに入力する「避難所名簿共有サービス」や、twitter情報のリアルタイム情報や関連情報へのリンクなど素晴らしいサービスだと思います。

 特に今回の地震で生まれた「避難所名簿共有サービス」は素晴らしい発想だと思います。携帯で写真を撮ってアップロードすれば安否情報の登録ができるのですから・・・ 2000箇所を超える避難所の把握など行政のチカラだけではかなり時間が掛かった事でしょう。

 今回の災害ではTwitterをはじめとするSNSが威力を発揮したと言われています。 大規模な津波災害で手元にあるのは携帯だけという状況も多く、電話は通信規制でほとんど繋がらない状況の中、パケット通信であるSNSやインターネットは比較的通じやすかったのが大きな理由でしょう。

青森の小さな町に親戚がいます。大きな被害もなくニュースでも取り上げられない場所でしたが、Twitterで情報が提供されるようになりました。 マスコミが取材に来ないような場所の情報でも、情報発信をする人さえいれば世界中で知る事ができるようになったというのは、革命的だと感じました。

また、インターネットによる情報提供も大きく進化しています。 たとえば「ALL311:東日本大震災協働情報プラットフォーム」 防災科研が立ち上げたサイトで、学術的な事から災害ボランティアの状況まで幅広く網羅しています。 地図のシステムを使って、様々な情報を見る事ができます。

災害対策の基本行動に「正しい情報を入手して、冷静に行動しよう」というのがありますが、元々正しい情報が簡単に入手できにくいから、惑わされるのです。 正しい情報の迅速な提供の仕方、それを受け取る手段こそが防災の要かもしれないと、強く感じました。

 携帯と予備バッテリーを常に手の届くところに置き、災害が起きたらとりあえず171で安否を登録し、Googleにアクセスして情報を得る。 これが最小限の防災対策なのかもしれませんね。

それから今回の災害で思ったのは、クラウドの活用です。 防災科研のサーバもしばらく停止していたようですが、今回のように大津波で何もかも使えなくなったり、広範囲で停電が発生するような状況では自前のサーバ設置では無力です。

 今は数社のクラウドサービス提供事業者が無償でサービスを提供していますが、クラウドにデータがあれば早期に復旧が可能でしょう。 私もお客さん向けの「災害時対応ホームページ」を今作成中です。

 たとえばGoogleドキュメントのフォーム機能を使うと、簡単に安否確認登録のページが作れ、集計も簡単にできます。 しかも無償で利用可能。 携帯から安否情報の登録ができるようになります。

このへんの話は、また後日詳しくお伝えしたいと思います。

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March 18, 2011

被災地からの便り

宮城県在住の当ブログの読者の方から、被災地の生活を伝えるメールをいただきました。
生々しい被害の状況と共に、事前の備えの役立った事、あれば良かった物など書かれており、とても参考になりました。 ご本人に掲載の許可を頂きましたので、以下に転載します。

Kさん、ありがとうございました。

-------------------------------------
はじめまして。
今現在宮城で被災生活中のKと申します。
いつもそちらのサイトさんを見ていたので、なんとなく、実際の被災生活で役立ったものなど、お知らせします。

地震一日目。
ラジオ、ライト、軍手は必須、直後はダメでしたが数時間後に一回だけ、携帯が通じました(ソフトバンク)ので遠方の親戚に連絡。


地震のときは私は二階に柴犬と居て、犬があわてて階下に行ってしまうのを必死に止めていました。もう、木造二階建て家屋が前屈してるみたいにゆれて、床が斜めになるくらい!右にあったものが左に吹っ飛んでしまい、犬のチェーンを探してつけて、てにもつもって、スリッパはいて、ガラスが割れていないのを確認しつつ下に。ガラスよけように手に小型のほうきをもってです(犬用)。
地震は一回目の大きなものの後、連続して同じくらいのものが何回も起こるような感じで、三分以上、ヘタするともっと起こっていたのですが、TVではそうは言ってないようですね。
外に出た後もなんども地震が起こり、家の前の道路二箇所に横に亀裂。地震のたびに開いたり閉じたりしていました。3センチくらいかな。

その後中に入りましたら、ガラスはずべて大丈夫。家自体はおおむね無事でした。
ひどかったのは台所。
口が開いてヨーグルトが飛び出してぐちゃぐちゃでした。あとめちゃくちゃ旧式の重たい電子レンジを今でも使用中なのですが、それとその上に載せてあった小型のオーブンが落下。
食器は、シートを張って、取っ手に輪ゴムをかけて地震対策していたのですが、ソレが効いて、10センチほど開いて落ちてきた食器がそこでほぼストップしておりました。割れてたけど。食器棚の中も、やすい市松柄になってる食器固定のマットを引いていたので、重ねたカップの片方無事、片方ダメ、みたいな感じになってました。あれは結構効きますね。
冷蔵庫も上をツッパリで支えていたのがまあまあ利いた模様です。五センチほどは後退していました。
冷蔵庫は観音開きタイプは、あかちゃんの取って押さえ?見たいなものをつけたほうがよさそうです。あと口がきちんと閉まるタッパ!漬物が液ごとこぼれちゃって!

後家の被害は、茶の間の電灯が落下、つる下がっていたのですがねじが刺さらなくなってしまったのでそのうち直す予定です。なのでその部屋だけ今もろうそく生活。
ほかは本棚が後ろが抜けちゃって戸が閉まらなくなった、大型テレビはチェーンで固定していたのですが片方が切れてしまい、画面に当たったようなのですが、とりあえず大丈夫。台が動いてしまったのが敗因のようです。
親の寝室が最低で、服の入った衣装ケースが四つ倒れ、荷物がぎっしり入ったダンボールが二つベットに吹っ飛び、寝てる時間でしたら大変でした。骨折か死亡ですね。本棚はすべて本棚用器具で固定されていて倒れはしませんでした。


私の居る町では倒壊家屋はあんまりないようで、いくらかショーウィンドウが割れたり、店舗の中がぐちゃぐちゃになったり、道路に亀裂、といった感じです。今までに6強は体験してますので、よっぽど弱いものはすでに崩れているんでしょうね。ただ水道管が本管がいかれてるそうなので、水はいつになるか不明です。隣の市はすでに復旧済み。
電気はおととい復旧しました。電話もおととい夜、光フレッツのネットがその後、ソフトバンクは今朝あたりから復旧。

震災二日目以降は、電気がだめになったため、大型冷凍庫の中身を処理しないと腐っちゃう!ということで、卓上コンロでご飯を炊き、外で炭をおこして冷凍庫の干物を焼き、冷蔵庫から飛び出た豆腐をおつゆに、と結構食生活は充実しています。当日はさすがに暗くなって、その日たまたま買っていた食パンの無事な方一斤をジャムをつけて食べました。一斤は袋が破けてぐちゃぐちゃになりまして。

二日目以降は前から用意していた(兄弟が社内販売で購入)使えないんじゃない?とずっと言われていた災害セットから。バーベキューの網、鉄板、炭。先日燻製を作ったときのあまりの燃焼剤、私が阪神の震災の何かに乗っていた被災中必要なもの、を見て作ってあった災害セットからコンロやガスボンベ、割り箸なんかをだして煮炊きしました。
災害セットには、お米を鍋で炊く時の水加減とか火加減のしかたを書いてあるものも一緒に入れないと、まったく役に立ちませんね。うちはサバイバルクッキングという本を参考にしました。おいしいです。

ろうそくは大量にあったのですが、つかってみて実感したのは、こう余震が多いと、長いものはあぶなくて使えないということ。カップみたいのに入った、背の低いものがいいです。入れ物は透明のほうが明るいです。
ライトは小さなものをフリースの上着のジッパーの穴にゴムでつるして、夜トイレに行く際の明かりにしていました。1人ひとつあると便利です。とっさに逃げるときにも落とさないし。
夜は初日はジーンズにフリースの上着、靴下着用で寝ましたが、二日目以降は足の血行が悪い感じがしたので、うえはそのまま、下はネマキのズボンをはいて寝ております。電気が通りましたがフリースのライトはそのまま。
昼間はその上にダウンジャケットとカバーパンツをはいてスキーみたいな格好なのですが、夜はそれら一式を風呂敷に包んで枕元においています。

ラジオは最初から電気が通るまで、ほぼずーっと夜もかけっぱなしでした。必需品です。
でも買い物関係はご近所さんの情報が頼りですね。
翌々日あたりに、近所のそーらーパネルやさんで炊飯器と携帯に充電サービスが始まり、コンビニは当日と翌日に入り口で人数制限をしながら販売。(入り口で四人くらい入れて、ペンを渡し、商品の値段を品物に書いてレジへ、といわれました。)
大型スーパーも制限しつつ徐々に再開してます。主に店頭販売ですが、はじめに紙を渡されて買うものをチェックしたり、個数制限したり。ガソリンは昨日ハイオク10ℓ入れられましたが、整理券制でした。あらかじめ決めてあるのかもしれませんがお店のやり方がうまいなーと感心します。ダイソーとかしまってるのが惜しいんですけどね。

隣の市が津波被害のところなのでこの辺は結構ましですが、津波被害のところでも、二階が無事だし半年分備蓄があるからと1人でがんばってるおじいさんとかTVでみると備蓄は大事だと思いますね。うちもあと一ヶ月くらいは余裕です。

食品は、米をこの辺は30キロ玄米で買って精米して食べる人が多い土地なので、うちもあと精米済みが8キロくらいと20キロほど玄米があります。この地震の前に少し大きめの地震があったのですが、その日私は小麦粉を買いに行ってまして、強力4キロ、薄力5kほどあるので機能からホームベーカリでパンを焼いて食べてます。便利!おかずは大型冷凍庫の解けてきた干物とか肉とか。電気が入って再冷凍されちゃいましたが食べます!

水はもともと山に湧き水を汲んで飲料にしていましたので、飲むだけなら結構持つのですが、かたずけと、初期はトイレに使ってしまったので一度汲みに行きました。今はトイレは川の水をポリバケツに入れて使ってます。

火は炭。卓上コンロ、ストーブ。今はIH. お向かいは都市ガスが無事でした。

水に関してはトイレの裏技は、新聞紙で箱を折ってそれにする。です。斜め前のお宅でやってます。
あとトイレは、最近のタンクが小さい(無い?)タイプはバケツで水を入れても流れきらないそうです。

イヌネコを買っている方がえさを買いに結構来ていたようなのですが、うちは犬用えさも二ヶ月くらいは持ちそうです。えさ皿を洗うのが難しいので、朝は広告で箱を折り、夜ご飯を上げるときはラップでお皿をカバーしてます。

ラップといえば、サランラップとかくれラップはあついおつゆ系を入れても大丈夫ですが、マイナーメーカーのラップは穴が開きます。備蓄には高級ラップ、ホイルを!あとビニール袋も厚手を。給水用タンクの、もって歩ける限度は10ℓです。それ以上はカート。
あと手回し充電器は使えません!一台、紐を引くタイプは壊れていたし、まわすタイプはいつまでやってもたまらない感じで、ああいったときには向きません。イラつく。

それいがいで便利だったもの、直火OKの湯たんぽ、カイロ、電池の備蓄。単一が灯油ストーブに必要でした。
ここしばらくあったかかったのに震災から寒いのでほんとに必要です。灯油が次にいつ買えるかわからないので、コタツとストーブで暖を。日が暮れたら寝る生活です。
あとは地味に手洗いせんたくなので洗濯板(100均の。もともと持ってた)使用。あと女性はナプキン必須。割り箸等と、あとウェットティッシュ類とペーパーナプキン(皿ふき等に)。小型ほうき。ちりとり。
あと何気に買っとけば良かった!と思ったものは、ケリーケトルとウォッシュレットのごくレトロな旅行用の、電池の要らないタイプがあるのですが、あれ。下半身が洗えないのは不便です!

こんなところかなあ。
こんな情報、出すとこないので、送ります。
うちのほうはこれでもまだ宮城県沖が来るのかしら?原発のが問題かな?とは思いますが。
この騒ぎが少し落ち着いたらまた、震災セットを新たに準備して次に備えようと思います。
何しろうちの家族はうるさくて、犬も居るし、とても避難所には向いて無いんですよ!あ、ダンボールも必須です!かたずけと水汲みに(ビニール袋を入れて入れる。)あとシート。

では長文失礼、東京方面の方も気をつけて!

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March 15, 2011

計画停電を回避するために-節電のススメ

東京電力管内で計画停電が実施されました。 3/14の東京電力の18時~19時の想定需要(3/13時点)は、4,100万kWだったのに対し、節電の効果で実績需要は2.800万kWだったそうです。 想定の7割弱の需要で済んだというのは驚きです。

 私は東京都23区内に住んでおりますので、計画停電の対象外ではありましたが、停電訓練も兼ねて帰宅した17時~19:30まで防災用品を使って過ごしてみました。

 具体的には照明は、太陽光充電したLEDライトとバッテリーに繋いだUSBライトを灯りとして、TVはつけずiPodのラジオを聞いていました。 冷蔵庫等の電源を切るまではしませんでしたが、ほとんどAC電源は使わなかったと思います。

 被災地の人々はもっと辛い環境でしのいでいるのだなと思うと、あまり苦ではありませんでした。

 電力需要のピークを迎えるこの時間、一部屋に家族が集まり、被災地の人々を思いつつ話をしてみるのも、新たな発見があるのではないでしょうか? 

 東京電力管内全体の電気需要が下がれば、計画停電も電車の運休もなくて済むのです。 
残念ながら電力不足は短期間で解消しそうにありません。 すこし工夫してライフスタイルを変える事で、不便な生活から解放されるかもしれません。

 たとえば、夕食の支度は暗くなる前に済ませておき、温めて食べるだけにするとか。 TVは録画に替えるとか、昼間充電したバッテリーで電気を使うとか、節電と電力需要の平準化ができれば良いのです。

 Yahoo!が、「効果的な節電と計画停電の対象方」というページを公開しています。 ぜひ参考にして節電をしましょう!

 くれぐれも火気を使った火災、発熱機器の電源の切り忘れによる火災などには十分お気をつけください。

[関連過去記事]
[ソーラライト LightCap] 「LEDライト付きボトル

[USBライト] 「非常用の灯りの新しい考え方

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March 14, 2011

東京電力 計画停電への対処

 東京電力が計画停電を来月末まで行う旨を発表しました。 職場や家庭での停電対策は大丈夫でしょうか?
常に電気が使える事が当たり前の生活を行っている私達には、気づかぬ所に穴があるかもしれません。

 常時電源が入りっぱなしの機器など、今一度停電するとどうなるかご確認ください。
以下に思いつくまま、留意点を書きます。

1.コンピュータ関連
 サーバ類:UPSなど停電対策はできていますか? バッテリーの交換時期が過ぎているケースもあります。
        場合によっては発火する等の危険もありますので、今一度ご確認を。

 常時起動しているパソコン等:タスクスケジューラ等を使って自動電源オン・オフする手段もあります。
   ぜひ活用してください。 参考:@IT「コマンドラインから電源オフや休止を実行する

  最近はNAS(ネットワーク型ハードディスク)を使われているケースも多いと思います。 これも時間設定でオン・オフできますので、活用しましょう。

2.AV関連 最近はハードディスクレコーダや録画機能付きTVなども増えています。 録画中に停電になるとハードディスクが壊れる可能性が高いです。 停電時間に予約した録画がないかチェックしましょう。

3.セキュリティ関連: 導入機器によって対応は様々でしょう。 ご確認を!

4.冷蔵庫: 3時間程度でしたら、保冷剤を入れて扉の開け閉めをしなければ大丈夫かと思います。 冷凍食品などは注意が必要ですね。 停電時間に使う食材は、保冷バッグに移して使うなど、扉を開けない事が大切だと思います。

5.エレベータ: 管理会社が事前に止めるなど処置をすると思いますが、停電時間には利用しないようにしましょう。

6.水道:マンション等ポンプが停まるなど断水が考えられます。 あらかじめ汲み置きするなど対策が必要です。

7.照明: 最近のLEDライトは優秀ですから、3時間程度持つものもたくさんあります。
  懐中電灯にコンビニの袋をかぶせると光が拡散して全体を照らします。 携帯やスマートフォンでも使える方法です。

8.交通: 一部を除いて信号等も停まるようですね。 なるべく利用を控え、注意しましょう。
  電車はどうなるんでしょうか?

9.通信: 携帯の基地局等でも非常電源が持たないケースも予想されます。 なるべく利用は控えましょう。

三日以内にマグニチュード7程度の余震が起きる確率は70%だそうです、ろうそく等火を使っている最中に余震が起きると火災の危険があるので、極力火は使わないようにしましょう。

 日本にとって、未曾有うの災害です、節電を徹底しましょう。
これが、次の災害への対処として必ず役に立つはずです。

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March 13, 2011

報道の在り方

 今回の地震で、地デジ・BS各社は昨日から地震特番をやっています。 ショッキングな映像で見入ってしまいますが、同じような報道ばかりでデータ放送もあまり活用されていないようです。

 一方、ネットの世界では、Googleが特設ページを設け各種情報へのニュース速報や関連リンク集を提供したり、欲しい情報が見やすく提供されています。

 また、「SAVE JAPAN!」というツイッター情報を地域別にまとめたサイトが立ち上がり情報提供しています。

 NHKもU-StreamでTVのミラー配信中。

 今回の地震ではネットの力が発揮されそうです。

 これだけ広範囲に被害が出た災害では、無限にニュースがあります。 被災地の状況は気になるけど、今は首都圏がどうなっているのか知りたいとか、宮城の情報だけ知りたいとか、さまざまなニーズがあるはずです。

 TV各社は、独自の取材で衝撃的な映像を流し続けていますが、望まれた情報を提供できているのでしょうか?

 どうせCMも流していないのですから、局毎に担当地域を割り振るとか、この時間は宮城の情報だけの番組にするとか、もっと工夫できるのではないでしょうか。

 今、「Share」という本を読んでいるのですが、無料の欲しい・あげますのサイトが大人気とか。
今回の地震被害で義捐金も大切ですが、これだけ被災者が多いと十分な額が行き渡るとも思えません。
 オークションサイトが、被災者支援寄付コーナーを立ち上げて、被災者がこれが欲しいとアップすると提供できる人が送ってあげるみたいな事ってできるんじゃないでしょうか?
 オーダされたらQRコードを荷物に貼って送るとリクエストした人にきっちり届くようなシステムを作るのは容易だと思います。
 
 YahooなんかiPohoneもやっているんですから、専用のiアプリなんかも無料で提供して、避難所で使えばかなり役立つと思うのですが。 中越地震の時のような寄付品の山がそのままなんて事にならないと思います。


 今回の地震、ソーシャルネットワークがどの程度活躍するか期待しています。
 

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史上5番目の超巨大地震

3/12 「2011年東北地方太平洋沖地震」が発生しました。 M8.8の規模は観測史上5番目のようです(Wikipedia)。 地震の規模も驚きですが、津波被害の大きさにも驚きます。 被災地の方には心よりお見舞い申し上げます。

 昨日からの膨大な情報の中で、 このブログに何を残すべきか考えたのですが、「明日は我が身」という趣旨に基づいて、とりあえず自分が経験し感じた事を書きます。

 3/13には中越でも大きな地震が発生しており、今回の地震がきっかけとなり今後1年程度は他の地震が発生する可能性もあるという事ですので、今回被災されなかった方も防災対策を見直し備えるべきかと思います。

1.自宅の耐震対策の結果

 私は東京都葛飾区在住ですが、地震発生時最寄りに駅前におりました。 帰宅してみると高いところに置いてある荷物が落ち、食器棚の中は棚内でグラスが落下して割れていました。

 都内は震度5強と報道されていましたが、今までの地震でここまで崩れた事はありませんでした。

[耐震対策の結果]
 ・耐震マット、突っ張り棒などの対策をしているものは大丈夫だった。
 ・棚の上に積んである空き箱等は落ちた。
 ・タンスの上に古いパソコンが置いてあったが、これも落ちた。 重い物は高い処に置くべきではなかった。
 ・冷蔵庫の上にいろいろ雑貨が載っていたが、サランラップの心棒を突っ張り棒がわりに置いてあり、完璧ではないが効果があったようだ。
 ・食器棚はガラス面にフィルムを貼り、耐震のラッチに交換してあったおかげで、中では割れたが外に飛び出す事はなかった。 またすべり止めマットを敷いてあったので、背の低いグラスなどは動いていなかった。
 ・本棚も飛び出し防止していた場所は、動いていなかった。

2.帰宅困難
 車で妻を迎えに出たのですが、これが間違えでした。 ほんの6km程度なので遅くとも3時間程度で戻れるだろうと思ったのですが、国道6号を使ったら10時間も掛かってしまいました! 

 やはり災害時は車を使うべきではないようです。
ひとつ感心したのは、大渋滞なのに接触事故やクラクションの音がほとんど聞こえなかった事。日本人はエライと思いました。

 渋滞中歩道にはたくさんの人が歩いていました。 中にはヘルメットをかぶって歩いていいる人も時折見掛け、「会社の防災対策がしっかりしているのだろうな」と感じた。
 
 都内では自転車が売り切れたと聞きましたが、確かに渋滞している車の脇をすり抜けていく自転車をたくさん見ました。 都内では落下物等はほとんどなかったので、自転車が最速だったでしょう。

 昔、「帰宅困難者対策に自転車の活用を」といった記事を書いた覚えがありますが、効果がありそうです。

 途中、帰宅困難者対策に都立高校を解放といったニュースが流れたのですが、幹線道路沿いにはそういった案内もなく、ラジオやワンセグで情報を聞いた人以外伝わらなかったのではないでしょうか? 

 帰宅困難者に対する情報提供には、いろいろ課題がありそうです。

 今回は首都圏で交通は止まりましたが、電気・ガス・水道は正常、建物の損壊等もほとんどなく、帰宅困難者の状況としては最良だったと言えます。  首都圏の人にとっては良い実地訓練になったのではないでしょうか?

 週明けはぜひ職場で話し合い、首都圏で被害が出るような状況だったらどうすべきか話し合ってください。
それが次の災害に必ず役立つはずです。

 この超巨大地震への日本の対応を世界は注目しています、世界のお手本と言われるよう協力しあい、世界が驚くような復興をとげたいものです。

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February 22, 2011

DoCoMo スマートフォンが災害伝言版に対応

やっとスマートフォンでも災害伝言版が使えるようになりました。
ガラパゴスケータイと呼ばれる程、独自の進化をとげてきた日本の携帯電話。

 地震大国ならではの独自機能がエリアメールによる緊急地震速報や災害伝言版サービスです。
世界標準のスマートフォンでは今まで利用できませんでした。

3月下旬(予定)より、spモードを契約しているDoCoMoのスマートフォンユーザは、災害伝言版サービスの登録閲覧ができるようになるそうです。

 毎月1日と15日は災害伝言版サービスの体験サービスが利用できます。 該当ユーザの方はぜひ試してみてください。

 なお、KDDIのスマートフォンは閲覧のみに対応。 ソフトバンクは登録閲覧できるが、iPhoneは閲覧のみの対応となっているようだ。

あとはエリアメールによる緊急地震速報サービスを期待したいところですが、即時同報の仕組みは今のスマートフォンの仕組みでは難しいかもしれませんね。

 

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February 12, 2011

防災学検定2011

 今年の防災学検定は、2/14(月)までです。 
日頃の防災知識の確認には、よい機会です。ぜひ受けてみてください。

受験は、こちらのURLから。

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February 11, 2011

最小の防災用品: エアーマット

数年ぶりに「最小の防災用品」シリーズをお届けします。 今回はエアーマット。収納時の大きさは350mlのアルミ缶程度の大きさで、重さ250gと軽量コンパクトです。

 これなら、非常持ち出し袋に入れて簡単に持ち出せます。 また車内泊などにも役立ちそうです。
KLYMIT(クライミット) イナーティアXフレームという商品で、写真を見ると判るように体を支える部分以外は削ぎ落とされています。

 昔、夏のキャンプでテントの中でエアーマットを膨らませて汗だくになった経験があるのですが、この商品は空気のはいる量も少なく、息で3~4回膨らませてから付属のエアーポンプで空気を追加するだけで済み、膨らませるのも仕舞うのも楽そうです。

 また通気性のないエアーマットに比べて隙間がある分、夏は涼しく感じるかもしれません。


 避難所の床は固く冷えもの、このエアーマットに耳栓とアイマスクを入れておけば、だいぶ寝やすくなりそうです。

KLYMIT(クライミット) イナーティアXフレーム 12306
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January 01, 2011

生き残る判断、生き残れいな行動

「The Unthinkable」を原題とする本です。 911などの大災害・テロなどの現場に居て生き残った人々へのインタビューを通して、私達が生死の境に遭遇した時何が起こるのか、どうすれば良いのかをアドバイスしてくれる本である。

 こういったテーマを深く掘り下げた本は少なく、防災に興味を持つ方はぜひ読まれる事をお勧めします。

 災害が発生した瞬間から、人は「否認」「思考」「決定的瞬間」三つの段階をたどるようだ。

 1.否認:私達の脳は事態を把握する事を拒否し、何もおきていないと思いこませてしまう。
 2.思考:過去の経験や訓練、集団内での位置づけで思考が変わり、それが生死をわける。
 3.決定的瞬間: 災害時に行動はマヒし一時停止してしまうが、日頃の行動や訓練が正しい行動へと導いてくれる。

 この三つの段階を早く、正しく行えるかどうかが生死を分けるという。

多くの被災者たちの体験が具体的に描かれ伝えられるところが,この本の魅力だ。

生き残る判断 生き残れない行動
生き残る判断 生き残れない行動アマンダ・リプリー 岡真知子

光文社 2009-12-17
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新年あけましておめでとうございます。

2か月も更新をしておりませんでした。 最近はあまり目新しいネタがないせいもあるのですが、今年も続けていきたいと思いますので、よろしくお願い致します。

 なお、背景に使っていた画像はパスワードを要求されるようになってしまいましたので、廃止致しました。

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October 01, 2010

道路冠水地点情報-ホンダインターナビ

今年は集中豪雨の多い年ですね。 これ程水害のニュースが多い年があったでしょうか?
冠水にはまった車のニュース映像を見ると、知らない場所で冠水箇所に遭遇したらどうしようと思います。

 私も数回冠水した道路を走った事がありますが、「これ以上深くなったらヤバイ」と冷や汗をかきました。

 ホンダのカーナビ「インターナビ プレミアムクラブ」では、今道路の冠水冠水地点情報をユーザから募集しています。 線路下をくぐるアンダーパスなど冠水の危険のある場所、水はけの悪い場所などをユーザが投稿し、その情報が集中豪雨時(30mm以上)の時、カーナビに表示されます。

同乗者がいれば、走りながら携帯やスマートフォンなどで情報収集をして貰えますが、ドライバー一人だとカーナビやラジオの情報だけが頼り、こういった自然災害の情報をタイムリーに教えてくれるとおおいに安心できます。

以前にも何回かご紹介していますが、インターネビの防災情報はかなり充実しています。
この情報を自治体に提供して一般にも公開するといった動きがあったと思いますが、その後どうなったのでしょう?
ぜひ他メーカーも巻き込んで、防災に役立てて欲しいものです。

インターナビプレミアムクラブで提供される防災関連情報をご紹介しておきます。
詳細は、ホンダのサイトをご覧ください。

 いずれも車両が目的地設定し、そのルート上に問題が発生しそうな場合に表示されます。

[防災・気象・地域安全情報]
1,警報・注意報情報
2.津波警報・注意報
3.台風情報 
4.豪雨地点予測情報 
  -豪雨エリア侵入地点予測、豪雨発生予測区間
  -落石警戒地点
  -冠水警戒地点
5.地震情報 震度5弱以上の地震が発生したエリア
 -自車位置付近の震度
 -震度5弱以上のエリアへの侵入地点
 -落石警戒地点
6.路面凍結予測情報
7.車上ねらい等目的地付近の地域安全情報

 
[地震発生時安否確認システム]
1.地震遭遇通知-震度5弱以上の地震の遭遇した時事前登録した家族などにメールで最終位置を通知
2.位置付き安否連絡  カーナビから「大丈夫」「要支援」を選択すると、家族などにメールで通知
3.最終通信位置確認 国内で震度5弱が発生してから12時間は、パソコンや携帯で最終位置の確認が可能。

[災害時情報共有システム]
1.通行実績マップ 会員の車両が走行した軌跡から通行実績のあった道路を表示。
2.口コミ情報 道路やコンビニなど施設の情報をユーザが投稿・閲覧

[QQコール] 有料の電話サポートサービス

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September 30, 2010

はじめての緊急地震速報-その時動けた?

9/29午後5時過ぎ福島で地震が発生し、14都府県に携帯の緊急地震速報が発報された。
私の記憶では、東京に居て携帯電話で緊急地震速報が出たのはこれがはじめてだと思う。

 私は客先のオフィスで立ち話をしていたのだが、そこらじゅうの携帯が一斉に鳴り出し何事かと思った。
すぐ緊急地震速報だと判ったが、お客さんとの会話中でもあり声を掛けて退避行動は取れなかった。

 おそらく多くの人がそうであったと思う。

幸い震源地でも震度3程度の地震でほとんど揺れを感じる事がなく良かったが、本当に大きな地震だったらと思うと怖い気がする。

ニュース等でこの話題は出ていなかったようだが、「もし本当に大きな地震だったら」という前提で、どれだけの人が退避行動を取れたのか、どう動くべきだったのかなど、話題として取り上げて欲しい。
 そうしないと次回もちゃんと退避行動が取れる人は少ないだろう。

一斉に携帯が鳴ったのを聞いて、その同報性能には驚いた。インターネットではなく電話回線を使っているだけの事はある。

携帯の緊急地震速報について、少しおさらいしておこう。

1.気象庁の緊急地震速報発表条件(一般向け)。
最大震度が5弱以上と予測される場合(地震はが2点以上の地震観測点で観測された)

2.携帯の発令基準(NTT DoCoMoの場合
 上記、気象庁の一般向け緊急地震速報が発表され、震度4以上の揺れが予想された地域(全国を200地域に区分)にいる携帯電話に一斉発信。

 DoCoMoの場合、2008年秋以降に発売された機種はすべて対応(スマートフォンを除く※)し、自動的に通知する設定になっている。 それ以前の機種(905i/705iなど)でも設定をする事により通知が可能。携帯の電源がオフでも通知される。
※auでは1機種だけ対応機種があるらしい。

なお、利用料金は無料。

 また、同じ仕組を使って台風や土砂崩れなど「災害・避難情報」も提供されるが、これは地方公共団体から発信されるので対応している地域が限られる。 たとえば都内では、渋谷区・足立区・三鷹市・昭島市・狛江市のみ。

前述のとおり、このメール(エリアメール)は電話回線を使って提供されるので、電話中やiモードサービス中は受信する事ができない。
 
なお、他の携帯キャリアではauが対応している。 ソフトバンクは一機種のみ対応。iPhoneは対応できない。

仕組みを理解し、次回通知があったときはちゃんと対応できるようにしたい。
緊急地震速報については、精度の問題など課題は多いですが、今回のような事例を踏まえ改善を進める事により、良くなっていくと思います。

 「どうせまた小さな地震だ」と思わずに、緊急の防災訓練だと思って、ちゃんと退避行動を取りたいですね。


  
 

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September 03, 2010

エネポを使ってみた。

ホンダのカセットガスで使える発電機「エネポ」。やっと実機に触れる機会があったので紹介します。
発売時に「カセットガス発電機」という記事でご紹介しました。

 結論から言うと、なかなか良いと思います。 女性でも扱えるというのも納得です。

以下は、数年前、私が使った事がある少し大型のガソリン型発電機との比較での感想です。

[良い点]
1)始動が楽!
女性でも使える事をウリにしているだけあって、始動が軽くて楽です。
また、ガソリンタイプではエンジンが安定するまでチョークで調整しないとエンストしていましたが、エネポはまったく調整なしで使えました。 まだ新品で暑い季節だったせいかもしれませんが・・・

2)排気が気にならない。
  エネポも一酸化炭素が排出され屋内使用はできませんが、排気ガスの臭いはほとんど気になりませんでした。

3)騒音
  近くで動いていても、少し大きな声なら会話ができる程度の騒音。 

4)メンテナンスが楽
  ガソリンタイプは、長時間使っていないと掛からなくなるといったケースも多いようですが、ガソリンが残留する事もないカセットガスタイプなので、長時間使ってなくても大丈夫なようです。

 防災用途で使う場合は、重要なポイントです。

5)機動性
 キャスターバッグのような形で、タイヤも大きめ。 移動は楽です。 

[残念な点]
1)防水
 コンセントは普通のコンセント。 雨がかかるとダメなようです。
 せめて、防滴タイプのコンセントとか、電源部に雨が掛からないカバーをつけるとか、防水の保護等級3の「水の散水に対して保護されている」程度の防水性能があると安心です。

 アウトドアでの突然の雨もある訳ですから。

2)連続運転
 連続運転時間、最大約2.2時間、2本のガスボンベで動きます。
 ガスカートリッジの交換は運転を停止して行うようですが、連続運転したまま1本ずつ交換できれば理想的です。

ホンダ系カーディーラで、見て使ってみる事もできるようですので、興味のある方はその扱い易さを体験してみる事をオススメします。

防災士の研修会で見たのですが、防災士の方々にもなかなか評判良かったです。

enepoのレビュー記事については、家電Watchの長期レビューがおすすめ。

この記事によると、エネポの出す電気はコンセントから出ている電気よりも理想に近い良質の電気だそうだ。
これを見ると、車のDC-ACコンバーターを使うのは避けたいと思う。
様々な切り口で評価されていて、とても参考になる記事です。

 

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防災頭巾の安全性

国民生活センターが、「子ども用防災頭巾の安全性」を発表した。

防災頭巾の機能は、火災時に炎から身を守る事と、落下物による衝撃から頭を守る事。
「燃えにくい」と表示しながら、ほんの数分で完全に焼けてしまう製品が4製品確認され、衝撃吸収についても性能の低い製品が見つかった。

また実際に小学校で使われている防災頭巾のテストも行われた。最長のもので12年使われている。
洗濯や経年劣化によって、中の詰め物がなくなっている物が見つかっている。

消費者としては、購入の際は日本防炎協会の認定品を選び、中の詰め物も経年劣化のし易いウレタン素材の物は避けるなど、注意して購入する必要がある。

 また、購入後も生地や中綿に劣化がないか、子どもの成長によってサイズが合わなくなっていないかなどの確認が必要だ。

以前から思っていたのだが、戦時中から変わらない商品に防災(防空)頭巾とカンパンがある。
ここ数年で防災食のバリエーションも増え、カンパンはだいぶ減ってきたように思うが、防災頭巾はいまだに健在。

 防災頭巾は日常も座ぶとん替わりに使えるなど、日常生活のじゃまにならず、自作でも容易に作れる点で優れているが、進歩がないのが不思議。
  全国の児童の数から考えれば、最新の素材を使って、高い衝撃吸収性能を持ちつつ、安価な製品などいくらでも作れそうに思う。

たとえば、「エアロジェル」。
高性能の断熱性・遮音性・衝撃吸収性・赤外線遮断性と、使用温度が -273℃から1,100℃までと防災頭巾にはうってつけの素材だと思う。

 私はもう5年程、このエアロジェルを使った靴の中敷きを使っていますが、冬の革靴の地面からの冷気を防いでくれて重宝しています。 まだ性能の低下は感じていません。

ガラスが降ってくるくといった、現代の生活における危機に対応した、21世紀の防災頭巾。そろそろ出ても良い頃ではないでしょうか?


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September 01, 2010

防災の日だけど、鳥インフルの話題

今日は防災の日ですが、防災訓練等防災関連イベントに関するマスコミの扱いもあっさりしたものという印象です。

 感染症について、ちょっと気になる話題があったので、鳥インフルエンザに関する話題を・・・
インドネシアで、高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)が人に感染しやすいウィルスに変異した事が判ったそうです。
H5N1ウィルスが豚に感染し変異して、人ののどや鼻の細胞に感染しやすいウィルスになったそうです。
(以上,asahi.com)

9月になったのに連日の猛暑で、インフルエンザの時期はまだ先のように感じますが、寒くなったら要注意かもしれません。

昨年の新型インフルエンザは、つい先日8/11にパンデミックの終息宣言がWHOから出されました。
この新型インフルエンザは、重症化するケースが少なかったため、流行初期の大々的な報道や対処が過剰だったのではないかとの意見もあり、「騒ぐ程の事はなかった」という印象をもたれた方も多いでしょう。

 この印象が残っていて、人に感染し易い高病原性鳥インフルエンザ(H5N1)が流行しても、適切な対処が行われず大流行に至ってしまう事が心配です。

新型インフルエンザ流行の際は、マスクが入手困難な状況や粗悪品のマスクが出回るといった事もありました。
必要な備えはお早めに!

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August 29, 2010

地震によるビルの損傷状況をモニタするシステム

地震後の建物の損傷度合いを検知する構造ヘルスモニタリングシステムが開発され実証実験が行われている。
従来も同様のシステムはあったが、センサーを有線で繋ぐなどコストが課題だったが、今回のシステムでは無線で繋ぐ事により、約10分の1のコストで済む。 大林組・NEC・ジャストによる共同開発。
 大林組のプレスリリースは、こちら

 敷設工事を伴なうシステムでは、コストや工事期間中の営業の問題などあり後付けの設置は困難だが、今回のシステムでは設置が簡単なのがポイント。

 たとえ耐震基準を満たすビルであっても被災後はその安全性の確認が必要だが、従来の方法では手間もコストもかかる。 
 
 地震発生後は、大きな余震が発生する事もあり、被災後すぐ安全確認ができる意味は大きい。

地震発生直後は、全体の被害状況の把握が大きな課題です。
特に外部からの支援を受け入れるルートの迅速な安全確認は重要です。 橋や幹線道路沿いのビルにこうしたセルフモニタリングシステムが設置されていれば、迅速にルートの安全確認ができ、支援の効率も格段に上がる事でしょう。

こういった技術が進歩し、将来的には火災報知器を設置するような手軽さで一般家庭でも利用出来ると良いですね。

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August 13, 2010

熱中症死の四分の一は夜間

熱中症で死亡した人の少なくとも4分の1は、夜間に亡くなっていた事が、東京都の調査で判った。
今年7/16から8/6までの21日間に東京都23区で熱中症でなくなった方96人のうち、死亡時刻の判っている61人のうち4割に相当する24人が夜間に亡くなっていた。(asahi.com

 この現象は、都会特有の現象かもしれない。 夜間も気温が下がらず、密閉度が高い住居など都市部特有の環境によるものかもしれないが、 年を取って夜トイレに起きないよう、水分を控えるというのは高齢者にはよくある事。

 エアコンをつけず、水分を取らないと熱中症で死に至る事もあるという事は、特に高齢者は知っておくべきだ。

 帰省時期で、離れて暮らす親に会っている方も多いと思うが、注意するよう伝えて欲しい。

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August 12, 2010

深層崩壊マップを公開

国交省は、「深層崩壊推定頻度マップ」を公開した。 これは、明治(1868年)以降の降雨と融雪が原因となった深層崩壊(崩壊土砂量10万立方メートル以上)122件について調査し、この事例から地域毎の発生頻度を4段階に分類したもの。

 Shinsou

 「深層崩壊」という言葉を聞くようになったのは、昨年の夏の台湾の大きな深層崩壊があってからでしょうか。
今年6月、NHKスペシャルで「深層崩壊が日本を襲う」が放映されたのを覚えておられる方も多いと思います。

 多くの土砂崩れが厚さ2m程度の表層土が崩れる「表層崩壊」なのに対し、もっと深い地盤から崩れ大量の土砂が流出するのが「深層崩壊」。 台湾の少林村を襲った深層崩壊では山の半分近くが崩れ、村が跡形もなく消失するという衝撃的な映像でした。

表層崩壊が、短時間の降雨量が多い場合に発生し易いのに対し、深層崩壊は長時間の降雨量が多い場合に発生し易いなど、発生のメカニズムにも違いがあるようです。

 今年は前線が停滞し、長期間大量の降雨が続いた地域もありましたが、深層崩壊の脅威を考慮した防災対策が求められます。

 このところ、世界的に記録的な気象の異常が観測され各地で被害が出ていますね。防災対策の想定を超えた気象の異常に「いくらやっても追いつかない」状況ですが、過去の災害から学び被害を軽減するべく対策を立て実践するというのは永遠のテーマなのでしょうね。

災害対策や防災は、国や利害を超えて協力し易いテーマだと思いますが、こういった取組みを通して相互理解が進む事を期待したいですね。

 土砂災害に関連して、もうひとつ話題を・・・
昨年の兵庫県佐用町の水害で家族が亡くなったのは、町の避難勧告の遅れが原因だとして遺族が損害賠償を求める裁判を起こしました。 (神戸新聞News
結論がどうなるかは別として、こういった問題が注目され議論されるのは良い事でしょう。 マスコミもきっちり報道していただきたいです。

 かつての災害でも防災無線が使えなかったとか、行政の意識の低さを感じる問題は幾つもあったように思います。 人や財政の問題など、いろいろ訳はあるでしょうが、やるべき事はきっちりやって欲しい。  この裁判によって「やるべき事は何か」を、意識合わせができる事を期待します。


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August 05, 2010

落雷被害が増えているらしい。

4日のWBSで落雷被害が増えていると紹介していた。
確かにゲリラ豪雨が増えているのだから、落雷被害も多いのだろう。更に電化製品が増え、インターネットに繋がる機器も増えているのだから、落雷にあったら電源線と通信線の二系統で被害が発生する可能性がある。

機器の破損といった物理的な問題だけでなく、パソコンのデータの消失による損害も大きいだろう。

番組中の被害例の紹介ではコンセントに付ける雷ガードを付けていたが、防ぎきれなかったそうだ。

コンピュータがインターネットで繋がり、情報の連携が不可欠な現在。 落雷被害が深刻な問題に繋がりかねない事を知っておくべきだ。

昔と気象が変わりつつある現在、今まで周辺では雷被害などなかった場所であっても、いつ起きてもおかしくないのだから。

自分が生きているうちに起きるかどうか解らない地震への備えは、対策意識が薄れがちだが雷や水害のほうが身近な問題だろう。
こういったイメージし易い災害対策から、企業の事業継続計画BCPを立て、膨らませていくのが現実的で着実に進む方法なのかも知れない。

ところで、我が家の雷対策はと言うと、これといってしていない。
雷ガードを一つ買ってみたものの、電化製品の溢れるなかとてもまかないきれないと悟った。
ネットワークは数段に別れているので、ま全損はないだろうと淡い期待。
ノートパソコンは普段電源にもネットワークにも繋いでいないので大丈夫だろう。重要なデータはクラウドにあるので日本が沈没しても大丈夫(そんな状況で役立つ程のデータではないが)。

ちなみに家に居る時に雷が近い時はデスクトップパソコンは終了させ、スイッチ付コンセントのスイッチを切るようにしている。 これからは元のLANケーブルを抜いて、通信は無線に切り替えようと思っています。

皆さんの雷対策はいかがでしょうか?


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July 31, 2010

公衆電話の使い方を子供に教えておこう。

【10円】ゲリラ豪雨で電車ストップで大混乱、の夜に娘が、家族が学んだこと」という記事を拝見して思った。 最近の子供は公衆電話使った事がないのかと・・・

 この記事の内容は、ゲリラ豪雨で電車が停まり娘さんの携帯のバッテリーが切れ、公衆電話がうまく使えず、親子で話し合ったというエピソードが紹介されています。

 言われてみればそうですね。 今の子供達は知らない事たくさんあるでしょうね。
いざという時のために、いろいろ教えておかなければならないですね。

 私たちの世代でも、親から習っていない事たくさんあるでしょう。 たとえば家電製品がない時代のさまざまな生活の仕方や生活の知恵など。

和式トイレの使い方が判らないとか、ガスコンロを含めて火の使い方が判らないとか、挙げれば切りがないですね。

 便利な生活に慣れた私たちは、どんどん災害に弱い人種になっているように思います。

 以前の記事でも書いた気がしますが、子供たちにはアウトドア体験などを含めて不自由な生活の体験というものが必要な気がします。

 学校で教える方法もあるでしょうが、ちょうど夏休みですから、被災した時は何が起こり、何を知らなければならないか話しあって、家族で経験してみてはいかがでしょうか?

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July 20, 2010

梅雨明けしました

西日本では連日豪雨で毎日被害が出ていると思ったら、あっさり梅雨明けしました。
連日各地での水害、土砂災害を見ていると、気候が変ってきている事を実感します。

水害は、あっという間に水量が増し、床下/床上まで浸水します。
危険を感じてから対処しようとしても間に合わない事が多いようです。

話はそれますが、先日尿用吸収剤「ユリアゼリー」の粉末をこぼしてしまい、流しに流したところ、生ゴミ用ネットの中でみるみる膨らみ排水口を塞いでしまいました。

最近は、高分子吸収剤を使った土嚢を売っている事を思い出しました。
この土嚢は乾燥時400gで麻袋に入っていて、水を吸うと20kgまで膨らむそうです。一枚1500円。
高分子吸収剤がだいたい100倍に膨れる事を考えると、だいたい200g程度の吸収剤が入っているのでしょう。
以前はこの土嚢ちょと高いように感じていましたが、ユリアゼリーが8g×12袋で700円弱である事を考えると、割安かもしれません。
ちなみにユリアゼリーは1袋で1200ccの水を吸収できるようです。

浸水により店の商品や家財がダメになる事を考えると、設置も楽な高分子吸収剤土嚢は備えておきたいですね。

一般家庭でこういったものを充分備えるのが難しい場合は、ブルーシートとプランターの組み合わせや、ゴミ袋に水を入れて土嚢(水嚢)がわりに使う方法があります。 ぜひ覚えて置いて下さい。
こいった簡易的な方法では、隙間から水が進入しますから、補助的にユリアゼリーを入れた袋で隙間を塞ぐと良いかもしれません。
今回は多めに買ったユリアゼリーが余ったら、簡易土嚢を作って試してみたいと思います。
もっとも重いものを持てるのは大夫先になりそうですが・・・

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July 04, 2010

寝たきりになって便利さがわかった事2

寝たきりで困るのが、入浴出来ない事。特にこの季節はジメジメして不快です。
最近は使い捨てのボディタオルも豊富でそれなりにサッパリ感がありますが、アカスリ感というか擦った爽快感はありません。

以前ご紹介したナノテクタオルを使うと、水だけでも脂も落ちますし、アカスリ感もあってかなりサッパリします。
ぬらしたタオルよりも、かなり爽快です。

被災時入浴出来ない状況で、少量の水でサッパリできるのでオススメです。
以前入浴でも使いましたが、泡切れがとても良く、少ないお湯ですすぐ事ができます。

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July 03, 2010

寝たきりになって便利さがわかった事

ご無沙汰しております。実は一週間前に怪我をして、一ヶ月自宅で寝たきりになりました。
ベッドから出られないのは辛いですね。毎日暑いし・・・

一週間寝ていて防災に役立つ事で、便利さを実感出来た事が2つあります。
今回はそれをご紹介します。

一つ目は、トイレの事。
一応トイレには行けるのですが結構辛いので、小用については携帯トイレを使いました。
100均でまとめ買いです。
これでも充分実用になります。最初は凝固剤がえらく少なく感じましたが、充分固まりました。
漏れや、匂い等も問題ありませんでした。以前から試してみたいと思っていたのですが、思わぬテストの機会となりました。

いくら100円とわいっても一ヶ月分となると費用が気になります。
100円の簡易トイレも中身は凝固剤入りのビニール袋です。
そこで、代わりに以前ご紹介した袋になるヒモの代替商品の「ポリスリープ」と、凝固剤の「ユリアゼリー」を使いました。
ユリアゼリーは一袋で1200mlをゼリー状にする事ができますので、一袋で小用二回分使え、一袋が80円程度です。
使い勝手は悪くありませんし、この組合せなら嵩張らないので、鞄の隅に入れておけばエレベータに閉じ込められた時には役立ちそうです。

2つ目は、クラウドの利用です。以前からメールはgmailにしていましたし、最近はevernoteやDropboxといった外部ストレージも使うようになっていました。
突然寝たきりになっても、クラウドにデータがあるのでほとんど不便を感じません。
以前なら「そのデータはデスクトップパソコンにあるから見れない」となったでしょうが、今はベッドに寝ながらiPodTouchでデータを確認し、ノートパソコンで修正する事が出来ます。
被災して自宅のパソコンが使えなくなっても、ほとんど支障はないでしょう。

今回寝たきりになって、改めてその便利さを実感しました。

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June 14, 2010

最強の防災ツールかも・・・中国の軍用シャベル

中国の軍用シャベルが多機能さが話題になっている。 26もの機能を持つこのシャベルが、防災用として一家に一本あると、被災時の救出活動に役立つ事間違いないだろう。

持っている人のネット上でのコメントを見ると、焼きが甘いらしく、道具としての信頼性は疑問があるようだが、日本製でしっかりしたものが作られたら、自治会などの防災倉庫の備品用としてだけでも、かなり売れるだろう。

通常のシャベルや鍬といった使い方以外に、ナタやノコギリ、ワイヤーカッターなどの機能があり、木・コンクリート・パイプまで切れてしまう。
 更に、ジャガイモを切ったり、刀削麺を作ったりできるのが驚き(というより、シャベルを料理に使う発想にビックリ)

これだけの機能があれば、倒壊家屋から人を救助するのに最適です。

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June 05, 2010

雷の予報を知るサイト

私のところでは、先程雷が鳴っておりました。  昔はこんな時期に雷などあまりなかったような気がします。
これから雷の回数も増えていくのでしょうか?

5/27から、気象庁が雷の可能性や雷の激しい地域の情報を1時間先まで予報を出す、「雷ナウキャスト」の提供を開始しました。

 降水、雷、竜巻発生確度も見る事ができます。

雷については、4段階で強さを予想していて、2以上は建物の中などに避難したほうが良いようです。

出かける前に、雷が聞こえたらこのサイトでチェックすると良いかもしれませんね。

 

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Googleで地震情報検索

地震が発生した時、どんな方法で地震速報を手に入れているでしょうか?
TVの地震速報や、気象庁など幾つかの方法がありますね。 Googleで「地震」と検索すると、過去6時間以内に発生し、最大震度2以上の地震について、地震速報が表示されるのをご存知でしょうか?

-------
地震速報

発生日時 最大震度 最大震度観測地 マグニチュード 震央地名
04日18時41分頃 震度2 兵庫県西宮市ほか M3.3 兵庫県南東部 地図
tenki.jp
--------
こんな感じでtenki.jpの地震速報を表示してくれます。 「地図」にはGoogle Mapsの航空写真のリンクが貼ってあり、場所も確認できます。

 この他にも、スポーツの結果、郵便番号、宅急便の配達状況などいろいろな特殊検索ああります。
便利なので使ってみてください。 Googleの特殊検索の一覧は、こちら

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June 02, 2010

防災科学技術研究所の公開している動画

YouTubeで防災科学技術研究所の動画を見ていたら、あまりにも再生回数が少ないので、ご紹介したいと思う。
講演会の内容など、いろいろ参考になる動画が現時点で44件程登録されています。

やはり、周りに防災の動機づけをするには、動画を見せるのが一番でしょう。
周りを巻き込んで防災対策を進めたい時など、これらの動画を見せてはいかがでしょうか。

今回は、一番印象に残るEディフェンスの動画を幾つかご紹介します。

1.長周期地震動に関する振動台実験 
 M8クラスの地震での、高層階(5階~21階)での揺れを再現した実験。
地震対策をしていないオフィスや家庭が、いかに悲惨な状況になるか注目です。

2.長周期地震動に関する振動台実験(リビング編)

3.長周期地震動に関する振動台実験(オフィス編)

4.在来木造住宅振動台実験
 地震の特集番組などでよく使われる映像です。
110万円の耐震対策で、どれだけの安心が得られるのか、知っていただきたいです。

5.レンガ建築耐震実験
よく海外の地震で見るレンガ造りの家が崩壊している姿。
同じレンガでも、日本製は阪神淡路級でも耐えています。

 今回は、こんなところで・・・

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May 31, 2010

日用品で防災

5/29(土)の日本テレビ系「世界一受けたい授業」で、身近な品を使っての防災について紹介していた。
 備えのある場所で災害が起こるとは限らない。 どこにでもある日用品でできる防災術を知っておきたいものだ。

講師は、藤田保険衛生大学 羽田道信氏

以下に番組メモを紹介する。 詳細は、講師の著書に書かれていると思う。
図書館にあったので、予約中。 後日紹介したいと思います。

1.雑誌ヘルメット
二冊の雑誌を開いて重ね、上からシャツをかぶり、袖をアゴの下で結び固定。
落下するガラスから守る。

2.ゴミ箱バケツリレー
阪神淡路で使われた。バケツよりどこにでもある。
[ポイント]
・上下を持ち、横は滑りやすい。
・水は七分程度入れる。
・紐一本で取っ手ができる。

3.ビニール紐でも二重鎖結びで五倍の強度がでる。

4.ロープで二人で人を運ぶ。 輪にしたロープを8の字に2回ひねり、交差部分に運ぶ人を載せ、両端をそれぞれ運ぶ人がたすき掛けする。 かなり安定して運ぶ事ができる。

・毛布担架、サイドを硬く巻き、そこを持つ。 → 救急救命講習で習いました。
・立つ時は、片膝を付いた姿勢から、声をかけて立ち上がる。

4。腕の骨折時の固定。
雑誌を使うが、長さが足らないので、二冊の雑誌を数ページ校後に重ね、段差を作らない。
・三角巾の代わりに、レジ袋のサイドを切って使う。 片側は肘を固定するため十cm程度残す。
 残した所を肘に当て持ち手部分を首に通す。


5。ゴミ袋で防寒具
半分に折り首と袖部分を切り取る。
Photo

6.ゴミ袋で雨具 普段でも突然の雨に役立つかも
片側の長辺を切り取る。センターから切り取った側、紐部分を残して切る。
紐の幅をおいて、紐部分の切れ目を入れる。

Photo_2

[講師の羽田道信氏の著書]

防災・救急に役立つ日用品活用法防災・救急に役立つ日用品活用法

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May 27, 2010

東京電力が停電情報を提供

東京電力は、5/18から、自社のサイトで停電情報をリアルタイムに提供している。

停電発生日時、停電地域、停電件数、復旧状況・復旧見込み時刻などについて表示する。
その時点で把握できた情報を早く提供する事を目的とするため、確定的でない場合もあるようだ。

地図で一覧できるFlash版と、携帯向け文字情報版がある。

このサイトを見たい時は、自分の居る場所が停電した時がほとんどでしょう。
そんな時パソコンやインターネット環境が使える方はごく一部でしょうから、携帯版のURLをブックマークしておき、停電した時は携帯から確認したいですね。 (携帯基地局はバッテリーでしばらく動くはず)

 先程も触れた通り、「その時点で把握できた情報を早く提供する事を目的とするため、確定的でない場合もある」と宣言している部分、正しいと思います。

 JRの遅延情報などを見ていると、さっぱり状況が判らない事がほとんど。
現時点で把握している情報を、「確定ではない」と断ったうえで、スピーディに公表していく、この姿勢が大切だと思います。 JRさんも見習って欲しいものです。


カセットガスが使えるホンダの発電機「enepo」,停電時にあると心強いですね。

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May 26, 2010

気象警報・注意報の発表単位の変更

 今週木曜(5/27)気象庁による大雨・洪水などの気象警報・注意報の発表が、従来○○県□□部といった地域名の単位から、市町村名に変わる。

ただし、気象庁の発表を受けて私たちに情報を提供するマスコミ等の対応はマチマチのようだ。
 しばらくは、TVやラジオで、自分に影響のある地域に警報が出たら、より詳しい情報を電話やインターネットで確認する事になるだろう。

 気象庁の報道発表文は、こちら。 案内用パンフレットへのリンクもあります。
 
Photo <案内パンフレットより抜粋>

 なお、新しい警報内容は、気象庁のホームページの防災気象情報 携帯版は、QRコードから。
Qr

 つい先日も西日本では記録的な豪雨だったようですが、今年も異常な大雨がありそうです。
天気の悪い日は、きっちり情報を入手しましょう。

 私はここ数年、ウェザーニューズ東京アメッシュで情報入手して雨のピークを避けられています。 共に携帯版やiPhone版もありますので、外出時も便利です。

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May 19, 2010

一覧から地図を簡単に作成する

防災地図などを作る時に(住所を含む)表形式になった一覧表から、簡単に地図を作る事ができる便利なサービスがある。
このサービスを使うと、住所などを含んだEXCELデータを Copy&Pasteするだけで、地図を作成する事ができる。
 GoogleのKML形式のファイルを作成できるので、これをGoogleMapsのマイマップに取り込めば、共有できる地図が誰でも簡単に作成できる。

多くの国に対応しているので、仕事で海外拠点一覧の地図を作る際なども役立つだろう。

サンプル画像(東京都福祉保健局のサイトの一覧を地図化したもの)
Batchgeo3_2


以下に作り方をご紹介する。
[Web上の表形式の場合]
1.表の範囲をコピーし、EXCELにペーストする。
 ※データが必要なだけなので、列幅等直す必要はない。
以下は同じ。

[EXCELの場合]
1.表部分をコピーする。
2.「batch geo」を開き、表の部分にデータをペーストする。
Batchgeo1

3, [データの確認]ボタンを押し、表形式に表示されたデータを確認する。

4.住所の書いてある欄(列)がどこか、対応する欄(列)を指定する。

Batachgeo2

画像のように、地図上に表示されるタイトルや詳細情報を表示する情報(列)も指定できる。
また、最初の行(フィールド)からの直線距離も計算できるようだ。

4.[ジオコーダの開始]ボタンを押すと、地図が作成される。

5.地図の共有やKMLへの保存をするかどうか聞いてくるので、選択する。

6.作成され共有した地図が、こちら

 なお、グーグルマップやグーグルアースで使いたい場合は、KMLを保存を選びファイルを作成し、グーグルマップのマイマップで作成したKMLファイルをインポートすれば良い。

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May 16, 2010

突風によるテントの事故をなくせ

突風により突然テントが宙に舞い、人に当たってケガをする事故が最近多いように思う。
5/15にも近江八幡市の中学の体育祭でテント二張が飛び生徒の頭上に落下、体育祭が中止となった。(産経ニュース)
楽しいイベントが一瞬にして悲惨な場となってしまう、こんな事態は防げないのだろうか?

 これらの事故の状況はよくわからないが、そもそも正しく設置固定されているのだろうか?
あまりこういったテントを使うイベントに参加した事がないので判らないのだが、校庭なら硬くてペグを打ったりしないだろうし、コープで固定するのも見た事がない。 脚の部分に重りを載せていたような・・・

 多くの人が集まる場でなんども事故が起きているのだから、テントの製造メーカーなり、教育委員会なりでしっかり対策を行うべきだ。

ロゴスの最近のタープには、天井部分に風抜き用の仕掛けがついている。突風を逃がす口がついているだけなのだから、それ程コストの掛かる仕組みではないだろう。
 既存のテントの布部分だけ取り替えればよいのだから、対策を行ってもたいして費用が掛かる訳ではないだろう。

 しっかり対策していただきたい。

そして突風対策は個人やファミリーでも同じ、しっかりペグを打ちロープを張るなど、めんどうがらずに対策をして欲しい。 突風は突然吹くから突風と呼ぶのだ、予測などできないのだから・・・

 

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May 13, 2010

DoCoMoがソーラー充電器を開発

NTT DoCoMoが「FOMA ecoソーラパネル」を開発し、今年の夏販売する予定と発表した。
快晴時は4~5時間で満充電。30分のソーラー充電で30分以上の連続通話可能となる、通話の電力と同等以上の発電力を実現したのが特長。

 H186mm×W103mm×D17mmとB6版サイズで220g、価格は不明。

 内蔵電池はないようなので、パネルに蓄電しておき後から充電というのはできないようだ。

今までもサードパーティーからは、ソーラー充電器はたくさん発売されているが、純正品の提供で普及にはずみがつくと良いと思う。

日常生活で便利に使え、被災時にも役立つグッズがもっと増えると良い。

現時点での私のオススメのソーラー充電器は「パワーフィルム」  レビュー記事はこちら

 軽く・折り畳めて充電性能も高い。 単三エネループ4本を充電するタイプです。
日常生活でも活躍しています。他に、USB出力のできるタイプもあります。

防災科研のイベントでも、興味を持たれた方も多かったようです。

パワーフィルム PowerFilm 「AA SOLAR CHARGER」(ソーラー・チャージャー)ミリタリー・バージョンパワーフィルム PowerFilm 「AA SOLAR CHARGER」(ソーラー・チャージャー)ミリタリー・バージョン

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May 01, 2010

備えがあっても使えなければ意味がない

大分県の行政監査で、’95年に防災用として732万円で災害用テントを購入したが、’07年に訓練で使って以来使われず、現在の職員の誰もテントの張り方が判らない状態で倉庫に眠っている事が判った。(4/22毎日.jp

年一回必要な定期点検を行わず、担当者の移動により組み立てられる職員がいなくなった事が原因のようだ。
人事異動のドタバタした状況で、テントの張り方の引継ぎまで手が廻らなかったのだろうが、そもそも特定の職員しかテントの張り方を知らないのも問題だ。 被災時にその職員が怪我をしないとは限らないのだから。

おそらくこれはほんの一例にすぎないだろう。 探せばこういった状況の自治体はたくさん見つかると思う。
そして、企業でも個人でも同じ事が言える。

 よそで災害が発生し、防災への機運が高まって備えは行ったものの、時間が経てば関心が薄れ使わなくなり、使い方も判らなくなる。 運用規定などルールで縛っても同じ事は起こる。

どうせ使用期限もあるのだから、後生大事に倉庫に眠らせておいても意味がない。 各種イベントなどで積極的に使うべきではないか。 そしてイベントの度に違う人にテントを張らせ多くの人が張り方を知る機会を作るべきだ。

 私がこのブログを続けていて強く思うようになったのは、「防災の備えを日常生活に近づける必要がある」という事です。 防災に特化した物を使わずにしまっておくよりは、多少防災の観点では劣る商品でも、日常生活やレジャーで使える物を備えましょう。(耐震グッズ系は仕方ありませんが・・・)

 そして使う機会を機会を積極的に作るべきでしょう。

前回の記事で紹介した、「車での安眠グッズ」もその一例です。

だから、防災用品(避難生活への備え)は「防災グッズコーナー」ではなく、アウトドアコーナーやホームセンターなどで選んだほうが良いでしょう。

 春のレジャーシーズン、この機会にしまい込んだアウトドアグッズを使う機会を作ってみてはいかがでしょうか?

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April 30, 2010

長距離運転にも防災にも役立つ安眠グッズ

ゴールデンウィークに入りました。 高速料金1000円最後のGWとなり、高速での大渋滞が予想されます。
私も先月用があって、福岡-東京の長距離運転を経験してきました。

疲れや眠気を感じたら10分でも仮眠を取るとスッキリするものです。 サービスエリア(SA)や道の駅での仮眠となる訳ですが、周囲の音が気になり思ったほど眠れない事もあります。

昨年も福岡-東京長距離運転を経験し、短く深く眠れないという悩みを感じたので、今年は幾つか対策を用意して行きました。

 被災した場面でも、慣れない避難所で安眠できないという話しを聞きます。 心身共に疲れ果てた状態では、おいしい非常食を用意するよりも安眠できる環境を用意するのが大切かもしれません。

今回は長距離運転などでの仮眠などにも役立つ安眠グッズを紹介したいと思います。
車に備えておけば、被災時に車で寝るような場合にも役立ちます。

こういった状況での三大ポイントは、光・音・温度でしょう。

1.光
 仮眠する場合は、周囲の灯りが気になります。 SAなんかも結構照明が強いですから。
 特に運転時は目が疲れるので充分安めたいところです。
   最初に思いつくのはアイマスクですが、オススメは「蒸気でアイマスク」。 光を遮るだけでなく、目を温め疲れを取ってくれるので愛用しています。

2.音
 サービスエリアでの仮眠では、エンジンを掛けっぱなしのトラックなども多く、けっこう音が気になります。
 避難所などでも周囲のいびきなど、一番気になる要因でしょう。

 最初に思いつくのは耳栓ですね。フォームタイプの耳栓はかなり遮音性能が高く、サイズも小さく百円しないものなのでぜひ用意しておきたいです。 旅行用よりもホームセンターなどで売っている作業用がオススメ。

もうひとつのオススメは、ノイズキャンセリングヘッドホン。 ご存じない方のために簡単に説明すると、通常の耳栓は、音を遮断して音を聞こえなくするのに対して、ノイズキャンセリングホンは周囲の音をマイクで拾ってその反対(の位相)の音をスピーカから出して、音を打ち消すものです。

最近では飛行機のファーストクラスなどにも用意されているようです(乗った事ないけど)。
これは試してみると本当にスゴイです。  これを付けてから、外した時に「こんなにも騒音にまみれていたのか」と驚きました。 音楽を鳴らさなくても使えます。

SONYなど数社から販売されていますが、私が一番良いと感じたのはBOSEのQuietComfort15です。ただし、この商品は直営店でしか買えません。  
 まあ、これは防災には不向きかもしれませんが・・・ 周囲がうるさくて悩まれている方にはオススメです。

3.温度
 これは外気温によるので、温度に合わせて対策が必要でしょう。
 フリース毛布などが定番でしょうが、やはり薄くて暖かいものが理想です。 エマジェンシーブランケットの類は一度広げたら元のサイズに畳むのは難しく、音もうるさいのでオススメしません。

 オススメは「スペース暖シート」 重さ125gと軽く、畳んでもビデオテープのケースに収まる大きさです。
車のドアのポケットに収まります。

 それから、車の場合は窓などからの冷気の侵入や日差しによる暑さも気になります。
サンシェードのスクリーンなどが役立ちます。

以上、車内仮眠のための三大グッズをご紹介してみました。
これ以外にも、車内で平らに柔らかい場所で寝るための、低反発フォームを使ったクッションやマットなど役立つものがあります。 

それから、寝る前にコーヒーを飲んでから寝ると、すっきり目覚めます。 カフェインが効くのは飲んでから30分くらいしてかららしいですから、 寝起きがスッキリするそうです。

 被災した時、車は避難所代わりになりますので、それを踏まえて安眠グッズを揃えてはいかがでしょうか?

それでは、ロングドライブする方は無理せず楽しい時間をお過しください。
 

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April 28, 2010

カセットガス発電機

ホンダから家庭用のカセットガスが使える発電機「エネポ」が5/13に発売される。
ホンダでは、同様にカセットガスを使った耕うん機を販売し異例のヒット商品となった経緯があるので、今回の発電機も結構売れるのではないだろうか。

 今回はカセットガス発電機について知っておきたい事を整理したい。

 カセットガスを使った発電機というのは、ホンダが初めてではない。2002年頃には三菱重工などから発売されており、防災の展示会などでも出展されていて、私も興味を持っていた。

 ホンダの「エネポ」は、家庭に受け入れやすいコンセプトで開発され、うまくアピールしていると思う。
キャリーバッグのようなスリムでおしゃれなデザイン。 使い方が簡単そうに見え、エコをイメージするようなネーミングなど、とてもうまいと思う。

 電気製品が家庭生活の中心となっている現在は、防災用に発電機があると心強い。 最近の電化製品は省電力化が進んでいるから、「エネポ」のような小型発電機でも使えるものが多く、災害時の不便をかなり解消してくれるだろう。 10万円という価格は評価が分かれるところだろうが、あれば確実に便利だ。

まず絶対に知っておくべき事は、手軽なカセットガスが使えても「エンジン」による発電機であるという事。
屋内での使用は厳禁だ。 一酸化炭素が発生するので生命に関わる。 屋外で使用し、風向きなども考慮して使うひつようがある。

 まだ「エネポ」を使っている場面を見たことはないが、エンジン式の発電機は排気ガスも気になるし、騒音もあるから、最低でも数メートル離した場所で使う必要があるだろう。

 だからリール式の延長コードなども合わせて準備する必要がある。

そして騒音。 「エネポ」は、1/4の負荷で79db。最大で84dbの騒音レベル。 80dbの騒音とは交差点や国道などで会話が困難な騒音レベルだそうだ。

 同じホンダのガソリンを使うタイプの発電機では、同じ900Wのインバータタイプ(Eu9i)でも最大で57dbと騒音レベルは低いようだ。(主要諸元表の表記方法が違うので確認が必要)

 また使用時間に関しても、ガソリンタイプのEU9iは定格負荷で3.9時間(タンク容量2.3リットル)に対し、「エネポ」は定格負荷で1.1時間(1/4負荷で2.2時間)。

20リットルのガソリン予備タンクがあれば、ガソリンタイプでは34時間の運転が可能。 同じ時間「エネポ」で運転すると62本のカセットガスが必要となる。 買い置きで済む量ではない。

手軽さで見るとカセットガスタイプは便利だと思うが、実用性の点ではガソリンタイプがまさるだろう。

購入を検討される方は、こういった点もきっちり検討していただきたい。

 いずれにせよ、手軽に使える発電機の登場によって、家庭での購入が進み防災の備えとなるならば、喜ばしい事だと思う。

20100903追記:使った感想「エネポを使ってみた」の記事を掲載しました。

 

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April 21, 2010

187mmの雨量を体験してみた

4/18防災科学技術研究所で、毎年恒例の一般公開「自然災害を楽しく学ぼう!」に参加してみました。
以前から知っていたのですが、参加するのは初めてです。

 様々な企画が行われていましたが、一番興味があったのは世界最大の降雨施設。
 一般人が見ることができるのはこのイベントだけです。

 最大で1時間に200mmの降雨を再現できる装置です。 この日は、187mm/hrの雨量でした。
44m×72mという広い施設の4分の1の区画で雨を降らせていました。

会場には長靴とビニール傘が用意されていて、参加者は傘をさしても結構濡れてました。
私は普段履いている足首まで水に浸かっても大丈夫なブーツだったので、傘だけさして雨の中へ。

 1時間187mmの雨は体験した事がないはずですが、雨粒が細かいせいか昨年の集中豪雨(おそらく時間60~70mm)のほうがすごい雨に感じました。

 雨の中にいたのは1~2分程度だったせいか、撥水加工してある服なので、服は濡れずに済みました。

 おそらく同じ雨量で、雨つぶが大きく、横殴りの雨だったらかなり大変なのではないでしょうか?

ゴールデンウィークも間近ですが、その後はまた雨の季節がやってきますが、突然の豪雨に備えて服の撥水加工などはしておきたいですね。

 

 P1020039s

この撥水風呂敷「ながれ」は、傘のない時、鞄が濡れるのを防ぐなど、いろいろ使えてとても便利。
 雨の時は持っていると安心です。

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April 02, 2010

振り回して充電するLEDライト

手動で充電するライトは幾つかあるが、結構疲れるものが多かった。
振り回して充電するLEDライト「Bun Bun eco light」がランドポートから発売された。

 ヘッド部を握ってL字型にした本体を回転して振り回すと充電できるタイプ。
これなら疲れないかもしれない。
30秒の充電で5分点灯するようだ。 女性受けするデザインで色は4色。
 充電方法がイメージできないかもしれないが、上記サイトに動画で紹介されている。


 商品名から分かる通り、もはやこういった商品は防災グッズではなく、エコグッズなのだ。
防災グッズとして、非常持出袋にしまわれ使われないよりも、エコグッズとして日々活用され、いざという時役立つほうが良い。

 ただこうした商品には、防災グッズにあるような携帯の充電機能やラジオなど付加機能がなく、別途用意する必要がある。

従来どんたタイプがあったかと言うと、
1)ハンドルを回すタイプ
 「充電たまご」に代表されるタイプ。 ハンドルを回転させて充電させる。
 お店の試用機でもハンドルが折れているのをよく見かけ、耐久性に疑問がある。


 このタイプでも発電効率の良いものは気にならない。
 私も自転車用のライトは手回しタイプにしたが、電池切れを心配することなく重宝している。
 この商品の場合は、1分間の充電でLED3灯で30分、1灯で80分持つ。

 またSONYの手回し充電ラジオも防災科研の展示会で触ったら、結構良かった。


2)紐を引いて充電するタイプ
 「レスQ隊」に代表されるタイプ。 ハンドルを廻すタイプよりは疲れないと思う。


3)上下に振るタイプ
 「ジェネライト」に代表されるタイプ。 明るさの割にサイズが大きく、かさばる。

 なお、上記感想は私の昔の経験なので、今は改善されているかもしれない。

ここのところ目新しい防災グッズがなかったが、今後こういったタイプは増えるのかもしれない。

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March 25, 2010

台風の威力を弱める仕組みを研究中

今年の台風1号が発生しました。 年々台風や風水害の被害が増えていますが、今年は被害が少ない事を祈るばかりです。  さて、スタンフォード大学の気象科学者がハリケーンのパワーを減少させる仕組みを考え出したそうです。
 
 あのビル・ゲイツも資金援助をしているそうで、それなりに見込みの有る研究なのでしょう。

 ご存知のように、ハリケーンや台風は海面の表面温度が高いほど勢力を増します。
では、熱いお風呂と同じで掻き回して表面温度を下げればいいという発想の「海洋ポンプ」という研究です。

 具体的には、チューブのついたリングを海面に浮かべると温度の高い海水が波でリング内に入り、その分下層の冷たい海水が上に上がり表面温度が下がるという仕組み。

海水は水温によって層ができるので「本当に混ざるのだろうか」とか、広大な海の中にどれだけ浮かべれば効果を期待できるのだろうかとか、いろいろ疑問点はありますが、実にシンプルな仕組みだけに成果を期待したい技術です。

 毎年の世界の被害総額を考えれば、かなり予算を掛ける価値のある研究かもしれませんね。

以上。GIZMODO Japan

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乾電池を冷凍すると長持ちするらしい

防災対策として電池の買い置きをされている方も多いと思います。 乾電池は常温保存すると電池残量が減っていきます。 特にニッケル水素電池、ニッカド電池はそれが顕著だとか。 特に高音の環境では減りも早いとか。

乾電池を冷凍庫に保存すると長持ちするそうです。 買い置きの電池の一部だけでも、冷凍庫や冷蔵庫の隅にしまっておくと、いざ電池がないといった場合に役立つかもしれませんね。

  冷凍庫とはいかないまでも、せめて家の中の温度の低い場所に保存しましょう。

 それから、 ロウソクも冷凍したほうが長く燃えるようです。

以上 ライフハッカーより。

昔揃えた防災グッズ、電池の点検はしていますか?

パナソニックのEVOLTAは「長持ち」をウリにしていますが、保存性能においても優れていて使用推奨期限が10年で業界最長。 

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March 24, 2010

JR山手線停電事故と対応

3/23夜 JR山手線が停電で約3時間半止まり26万人に影響が出た。
この事故、当初は「パラボラアンテナが投げ込まれた」とアナウンスされていたようだ。
 JRの運休は日常茶飯事だが、情報技術が進んでも事故情報の提供は20年くらいあまり変わっていない気がする。

 この事故、結局はWiMaxのケーブルが切れて架線にからまったのが原因のようだが、なぜ誤った情報が提供されるのだろうか?

これだけ情報技術が進んでも、こういった事故情報というのは、ここ20年くらいほとんど進化していない気がする。
たしかに携帯やインターネットで、「停まっている」という情報は早く伝わるようになったが、原因や復旧見込みなどについては正しい情報が伝えられず、現場ではイライラしながら待つしかない。

技術的な問題よりも、情報提供に対する考え方や運用方法の問題のように思える。
大災害の時に大混乱するのは確実だろう。 国などが指導すべきではないだろうか?

以前からTwitterの災害時の有用性について興味を持っていたので、今回の事故でどのようなつぶやきが流れたか見てみた。 ほとんどが「停まっている」という情報ばかり。 まあJRから正しい事故情報がアナウンスされていないのだから、現地からつぶやきはこの内容しかないだろう。

 Twitterを調べていて、 「YAMANOTE_LINE」というアカウントを見つけた、どうやら各路線毎にTwitterのアカウントがあるようだから、JR東日本の法人としてか、職員のアカウントだと思う。
 ここでも有益な情報は発信されていなかった。

以前、「災害情報伝達にツイッター活用の検討を指示」という記事を書いたが、問題は技術的な事ではなく、もっと基本的な処なのだから、「国民の安心できる情報提供のあり方」を検討すべきだと思う。

 それにしても、今回の事故原因のWiMaxはこれからアクセスポイントをどんどん増やしていくべき時期なのに、こんな事故が起きてはアンテナ設置に対して神経質になる処が増えて大変でしょうね。

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March 10, 2010

災害時にも役立つナノテクタオル

被災時に困るのが水不足と入浴の問題。 しかもホコリまみれの環境の中です。
応急段階が過ぎるまでは、せいぜい濡らしたタオルで体を拭く程度しかできそうにありません。

 そんな時に役立ちそうなのが、finetrackの「ナノタオル」。 帝人製「ナノフロント」を使った、僅か38gの携帯に便利なポーチ付のタオルです。 驚く程小さく畳めば手のひらに収まります。

石鹸の使えないアウトドアでも、水だけで皮脂や油を落とす事ができ、吸水拡散性に優れているので、水を吸い安く且つ乾き安いのが特徴です。

 性能試験では、一般のタオルが40%以下しか皮脂を取れないのに対し、このタオルは70%程度取る事ができるようです。 実際脂ぎってしまった顔を拭くとかなりスッキリします。 あまり使った事がないのですが、脂取り紙よりも効果は高いのではないでしょうか?

この特長を実現しているのが、ナノフロントという繊維。 なんと髪の毛の7500分の1の細さの繊維だそうです。
この極細繊維により、綿のタオルの数十倍の表面積となり、乾き易さを実現しています。

この乾き易さにより、濡らしたナノトルを首に巻けば炎天下でも涼しく過ごせるようです。
熱射病防止にも役立ちそうです。

 ポーチ付なので携行しやすいので、常時携行の防災用品としてオススメです。

Nanotaol

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March 06, 2010

災害情報伝達にツイッター活用の検討を指示

原口総務相が、今話題の「ツイッター」を災害情報の伝達に利用できるか検討するよう消防庁などに指示した。
原口総務相と言えば、先日のチリ沖地震による津波情報をツイッターで流した事でニュースでも取り上げられていた。

 私の第一印象では、自身の行為を正当化するための思いつきの指示のように思える。
いくらTwitterが話題とはいえ、利用者人口は少なく(2009/12で300万超らしい)、とても携帯電話なみの普及率までいくとは思えない。

 Twitterは大いに期待できるサービスではあるが、災害情報の提供に適しているのだろうか?
全人口の数%程度の人だけが受け取った情報は、伝言ゲームとなり流言化しかえって混乱を招くように思える。

日本には普及率の高い携帯電話を使った緊急速報「エリアメール」の仕組みがすでにあるのだから、政府からの情報提供はそれを熟成させれば良い。

 被災者から情報を集める仕組みについても、すでに様々な取組みが予算を掛けて取り組んでおり、現在のTwitterの機能でそれを上回る利便性を提供できるように思えない。

政界ではIT通のように扱われているけど、なんかいつも的外れのように感じます。


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March 04, 2010

チリ地震のパワーとは

昨日の記事で「チリ地震で1日が短くなった」を紹介したが、関連したニュースとしてチリ地震の破壊力を紹介したニュースを見つけたのでご紹介する。

 GIZMODEに「チリ大地震の破壊力とは」という記事が紹介されている。
 100303_chileem
この図は、チリ大地震の66エクサジュールという巨大な力がどのように伝わったかを示していて、米国海洋大気省が発表したもの。

エクサジュールという単位はピンとこないが、史上最大の水素爆弾「ツアーリ・ボンバ」(最近ドラマでやってましたね)316個分の威力と同等の数字とか。   それでもものすごい破壊力としかイメージできませんが・・・

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チリ地震で1日が短くなった。

先日のチリ地震で1日の長さが、100万分の1.26秒だけ短くなったNASAが発表した。
2004年のスマトラ沖地震でも、100万分の6.8秒短くなったという。

 太平洋全域に及ぶ津波のパワーの大きさにも驚いたが、地球の地軸を動かす力には驚かされる。

巨大地震により時間が変わるという話は今回はじめて聞いたが、長い地球の歴史で繰り返されてきた巨大地震は、地球環境に様々な影響を与えてきた事でしょう。

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February 26, 2010

ハイブリッド車の事故対応

先日「ハイブリッド車の災害対応研修」という記事を目にした。 200Vの高電圧ののバッテリーを搭載したハイブリッド車はやり方を誤ると感電などに繋がるため、第三管区海上保安本部がトヨタの社員を講師に招き研修会を行ったという記事。

 そう言われるとハイブリッド車や電気自動車など、省エネの代名詞のように扱われ、急速に増えているのに、その特異性やガソリン車との扱いの違いなど、ほとんど一般には知られていないなと思った。

 おそらくハイブリッド車のオーナーでさえ、燃費のいいガソリン車と捉え、詳しくメニュアルに目を通す事なく載っているのではないだろうか?

目の前で事故が起き、車内の人を救出しようと車に触ったら感電したなんて2次災害も起きかねない。

 折しもトヨタリコール問題で、ハイブリッド車のブレーキシステムが騒がれているが、これも新しいシステムの違いがユーザに正しく理解されていなかったのが原因のように思える。

 私も初めてABS付の車に乗ってABSが動作した時「怖い」と思った記憶がある。 仕組みは理解していたが、体感した時の違和感は「怖い」に繋がる。

 売る立場としてメリットばかりを強調するのは仕方ないが、注意すべきことや従来の概念との違いなどは、しっかり広める必要があるのではないか?

話を元に戻すが、ハイブリッド車の事故対応について検索してみた。
トヨタ ハイブリッド車のレスキュー時の取り扱い」 という資料がヒットした。
要点を書き出すと・・・

 ・まずハイブリッドシステムをオフにする。→イグニッションオフ
エンジンが停止しても動いている場合がある。

 ・高電圧ケーブルはオレンジ色なので、このケーブルや繋がっている高電圧部品には触れない。
 ・消火器は、油火災・電気火災に対応した物を使う。
 ・大量の水ならよいが、少量の水で消火しない。
水没しても感電の危険はない。 ← 前から知りたかった事でした。
 ・バッテリーの電解液は、有毒な強アルカリ性だが、液モレの心配はない。

 地震などでは、建物に車が押し潰されるといった特殊な状況が起こりうるので、こんな知識も頭の隅に入れておくと2次災害防止になるでしょう。

ハイブリッド車だけでなく、ソーラパネルとか燃料電池を設置してある場所も増えています。
災害発生時は危険物になりうる事を知っておきましょう。

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February 24, 2010

来月から災害伝言板の検索が可能に

来月1日から、災害伝言板がキャリアを横断して検索できるようになるらしい。
対象キャリアは、NTT DoCoMo,KDDI,SoftBank,E-Mobile,Willcomの5社。

 従来は、それぞれのキャリアの災害伝言板にアクセスして伝言の有無を確認する必要があったが、来月からは1社にアクセスすれば他のキャリアの伝言板も検索できるようになるようだ。

 今時点でDoCoMoのサイトにはこの情報は掲載されていないが、ウィルコムはこちらでニュースリリースを発表している。

また、(社)電気通信事業者協会のこちらのページに広報用チラシが閲覧でき、各キャリアでの操作方法の説明が載っている。

 電話が使いにくい被災時の状況の中で、それぞれの災害伝言板をチェックするのは大変だと思っていたが、あるべき姿に改善されて良かった。
 
 今後は、日本のこのシステムをぜひ世界標準にしていただきたい。

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February 11, 2010

巨大地震と月の関係

「月や太陽の引力が地震の引き金に」という報道発表が、防災科学技術研究所から発表された。
以前から、満月や新月の時に大きな地震が起きるという噂を聞いていたが、なかなか興味深い話である。

 ひずみが充分に溜まっている状態で、地球全体に大きな力を与える潮汐力が引き金になる事は、素人目にもありそうに思え,研究してもらいたいテーマだ。

今回の発表では、2004/12/26のスマトラ島沖地震の前後に周辺地域で発生した地震を調査し、潮汐力が最大になる時刻前後に地震が集中していた事がわかったそうだ。

 WikiPediaで過去の規模の大きな巨大地震の日付でその月齢を調べてみた。M9クラスの地震11件のうち、5件が満月/新月の前後3日程度で起きていたようだ。 

 「半分以下しか当たっていないではないか」と思われるだろうが、該当しない地震はいずれも1868年以前の地震であり、コンピュータの日付が1900/1/1を起点としたシステムであり、月齢計算のプログラムがこの点を考慮しているかどうかなどを考えると、1900年以前はあまり当てにならない事を考えると、当たっているようにも思えます。

いずれにしても、巨大地震の発生予測に役立つ可能性があり、今後の研究の成果を期待したいです。

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January 31, 2010

2010年防災学検定始まる

今年も防災学検定が始まりました。期間は1/30~2/13まで。 防災知識の腕試しに受験してみてください。
なお、Webでの受験費用はかかりません。 正解の発表は2/14。 受験はこちらから。

 例年思うのですが、「防災学」とうたっているせいか、防災の実践に関係のない問題が一部あります。
防災意識を高める目的であれば、もっと実践的な内容に絞ったほうが良いと思います。

 私の印象では、このブログで扱った内容を覚えていれば8割はいけると思います。

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January 29, 2010

2015年にも災害救助の現場が劇的に変わるかも

1/28の日経に「パワー増幅ロボ 受託開発」という記事があった。二足歩行のパワー増幅ロボの技術開発に目処が付、受託開発事業を始めるというもの。 建設現場や災害時救出の作業を軽減する人のパワーを増幅し100kg級の重量物を運べる二足歩行のロボットで、2015年を目処に実用化するそうだ。

 災害発生時の救助は72時間が勝負と言われるが、実際の災害現場では途中の道路の寸断やガレキなどによって、被災の中心地へ重機が入るのに時間が掛かっているのが現状。 ビルの立ち並ぶ都市部では重機なしでできる事は僅かだろう。

 こうした救助用ロボットが実用化されれば、ヘリコプターで輸送し、すぐに救助を開始できるだろう。
しかし、災害救助ロボットの実用化には多くの課題があるでしょう。 素人目に見ても足場の悪い状況で、余震のリスクから作業者を守りつつ作業するのは困難だと思う。

国も充分な資金提供をし、早期に実用化し世界の災害現場で活躍すれば、世界中のメディアが報道して、さまざまな需要が生まれるはずだ。  補助金も結構だが、将来の産業育成に役立つ事、国際貢献に役立つ事にはしっかりサポートすべきだと思う。

アニメや映画を見て夢見た世代が、大人になってそれを実用化し、社会に役立っていく。 それが軍事目的以外で実用化されるというのは、なかなか素晴らしい構図ではないか。

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January 27, 2010

ハイチ地震:iPhoneのおかげで65時間後に救出された人

ハイチ地震に遭遇したアメリカ人がiPhoneを使って生き延び、65時間後に無事救出されたというニュースがあった。
Gizmode)。 防災について知っている事、必要な時にそれを活かせる事の大切さを物語るエピソードですね。

 このアメリカ人のダンさんは、瓦礫の下敷きになり脚と頭を負傷。iPhoneに登録されていた救急アプリを立ち上げて、応急処置を行い。 さらに眠らないように20分置きにタイマーをセットし、無事65時間ごに救出されたとか。

アラーム使ってよくバッテリーが持ったものだと、変に感心してしまいました・・・

別にiPhoneの救急アプリでなくても、常に携行する物の中にこうしたノウハウを入れておけば良いわけで、今時の携帯であればPDFファイルが読めるものも多いので、PDF化した資料を携帯に登録しておけば命拾いするかもしれませんね。

私もずっとiPod Touchを愛用しておりますが、最近は各種マニュアル類や資料のPDFを入れて持ち歩いております。急に必要になって役立った事が何度もあります。

今回のような救急マニュアルだけでなく、仕事やプライベートの大切な資料を持ち歩いていれば、被災し家や会社が倒壊・焼失といった事態になっても役に立ちます。
 もちろん紛失・盗難に備えてパスワード等による保護は必要ですね。

このダンさんが使ったソフトは、「Pocket First Aid and CPR」というiPhoneアプリだそうですが、英語版です。
救急法については、赤十字や消防署の救命講習を受講される事をオススメしますが、日本赤十字のサイトに応急手当について書かれたページがあるので,これをPDF化してiPhoneや携帯に入れておいてはいかがでしょう。

 ちなみに私のiPod Touchには、防災がらみでは、色のライトが点滅する「Emergency Light」。モールス信号を作れる「Morse it」が入っています。 

 このブログで言い続けていますが、「地震はいつどこで起きるか判らない」のですから、ダンさんを見習って備えておきたいですね。

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January 18, 2010

イベントで紹介した商品。

昨日のイベントでご紹介した商品の中から、関心の高かった商品についてご紹介しておきます。
一番関心の高かったのは、「撥水風呂敷 ながれ」でした。 防災用品としての重要性よりも今まで見たことのない興味深い商品としての関心の多さだと思います。

1)撥水風呂敷「ながれ」 柄は現在11種類あるようです。男性用もあります。
 地震だけでなく、最近多い集中豪雨などの際にも役立つとお話したところ、何処に行けば買えるのかと聞かれる事の多かった商品です。 普段持ち歩くには日常生活でも役立ち、応用範囲の広いものが良いですね。

2)パワ-フィルムソーラチャージャー(太陽光充電器)
地震の備えというより、地震研究の関係者の方々が被災地視察などの際に使えるという事で興味を持たれたようです。 私もエネループ単三電池の充電に便利に使っています。

[USB端子付単三充電池2本充電タイプ]

パワーフィルム PowerFilm 「USB + AA SOLAR CHARGER」(ソーラー・チャージャー)
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starsUSB充電に過信は禁物
stars旅行かばんの中にぜひ。
starsiPhone3GSの充電には対応しました
stars普通に使えます。
starsスゴく良いです。

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[単三充電池4本充電タイプ]

パワーフィルム PowerFilm 「AA SOLAR CHARGER」(ソーラー・チャージャー)ミリタリー・バージョン
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3)タタメット 畳めるヘルメット

4)小型寝袋 サーモライトビビーザック
家族四人分の寝袋を用意すると大変な量になる。 カップラーメン1個分のサイズのこの寝袋なら非常持出袋にも入れておける。

主な商品はこんなところでしょうか。 
なお、他の商品も過去記事でご紹介しておりますので、画面右の検索窓から検索してみてください。
不明点があればコメント頂くなり、メールを戴ければ可能な限りお答えいたします。

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January 17, 2010

阪神淡路から15年

1/17阪神淡路大震災から15年経ちました。 神戸では既に人口の1/3が震災を知らない世代になったとか。
震災の記憶を風化させない為に、次の15年が大切な時期のように思えます。

 一方、この地震で大きく進んだ日本の災害ボランティアの文化や、被災者のメンタルケアの問題・地震防災の科学技術も大きく進歩し、海外の地震災害の現場でも活かされているのは、大きな成果でしょう。

 阪神淡路大震災の大きな被害から学んだ経験を忘れず、その成果を世界に広め、災害による被害を少なくしていく事が、亡くなった方々への供養になるのではないでしょうか。

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January 16, 2010

イベントに参加しました。

本日、日本科学未来館で開催された防災科学技術研究所主催「阪神・淡路大震災から15年 -地震防災研究は同変わったか」に参加致しました。

 多くの方にご覧いただき有難うございました。
展示されていた商品について、一覧を明日中に掲載する予定ですので、イベントで知りこのブログを訪問された方は、ぜひ明日以降再度ご覧ください。

 イベントでいろいろお話を伺って、私もとても勉強になりました。 今後のブログ運営に反映したいと思います。

P1010231s写真のような形式でこのブログでご紹介してきた商品を展示して戴き、私も説明員として対応させて頂きました。
画面右側にブルーシートが写っていますが、ここが避難所体験コーナーになっていて、硬く冷たい床に寝た感触や、ゴミ袋にくしゃくしゃにした新聞を詰めると暖かい事、サバイバルシートがとてもうるさい事などを体験できる場になっていました。

 来場者にお話を伺っていると、非常持出袋は持っているが開けた事がない方、レスキューシートが非常持出袋に入っているのは知っていたが、その中身がこんなシートだとは知らなかった方、サランラップがあると良いとは聞いていたが、具体的にどう使えるのか知らなかったという方など、それなりにお役に立てたようです。

今まであまりない企画で、今回イベントに係われてとても良かったと思います。
声を掛けていただいた、防災科学技術研究所 自然災害情報室の方々にお礼を申し上げます。

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December 26, 2009

事例に学ぶ:地域の被害想定と対応

地域で災害の想定とその対応策について検討しようと思っても、実際の被災経験がなければ想像がつかないものだ。 やはり過去の被災の経験を参考に時代に合わせてアレンジするのが、一番の近道なのだろう。

 防災科研の「災害リスク情報プラットフォームの開発に関する研究」グループが、新潟県山古志村や神奈川県藤沢市での取り組みについて、動画を含めて紹介している。

 一口に地域の被害想定と備えと言っても、参加メンバーの関心事や想定レベルが異なり、意見がまとまらない事が多いと思うが、こういった事例を一緒に見る事で、ある程度の方向性がまとまり、話し合いが進むのではないだろうか。 特に動画だと具体的なイメージが掴めるのが良い。

私たちはどうしても、報道やTVで流されるイメージが強く残り、それ以外の事には考えが及ばなくなりがちだ。
ニュースなどでは、センセーショナルな事を中心に報道されるので、それ以外の地味だけど多くの人が困る事などは知る機会もなく、被災した際の全体の大変さをイメージしにくいものだ。

 こういった研究成果を判り易い形で広く提供してくれる活動は、とても参考になる。 今後も期待したい。

 12/18に、東京国際フォーラムで、この研究グループの「第2回災害リスク情報プラットフォーム研究プロジェ
クトシンポジウム」が開催された。  

 私も申し込んでいたのだが、あいにく急な仕事で参加できず残念に思っていた。
メルマガで当日の資料や動画が公表されている事を知った。

 今の時代、サイトで資料等紹介してくれるのはとても有り難い。

簡単にシンポジウムのカリキュラムだけ、引用してご紹介する。
興味を持たれた方は、こちらから資料をダウンロードしてご覧ください。

[午前の部] 災害リスク情報プラットフォームプロジェクトの展開
1.プロジェクト全体のコンセプトと進捗状況
2.地域主体で実施する災害リスクガバナンスの再編手法
  ~被害想定・防災マップ・災害リスクシナリオの作成による災害リスクコミュニケーションを通じて~

3.地域主体で運用・活用する災害リスク情報活用システム
  ~「知」を可視化し地域活動を支える「eコミュニティ・  プラットフォーム」と「地域防災キット」~

4. 手段・道具の地域への適用と実証事例
  ~地域特性を考慮した防災活動のあり方と新たなる関係の創出~

[午後の部] 地域コミュニティの被害想定と災害リスクシナリオ
1.長岡市山古志地域竹沢集落の実践と課題 (動画)
2.藤沢市鵠沼地区鵠沼海岸5丁目の実践と課題(動画)

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December 20, 2009

伊豆地震とインターナビの取り組み

伊豆の群発地震、連日の地震で地元の方は大変だと思います。以前の時も長期の休みを控えた時期で、旅館などは予約キャンセルが相次ぎ大変だったと記憶しています。

昔紹介した事がありますが、ホンダのカーナビ「インターナビ」には防災情報を提供する機能があります。
その中で、「災害時移動支援情報共有システム」というサービスをご存知でしょうか?

気象協会の地震情報で震度5弱を検出すると自動的に起動し、震源地付近を走行している「インターナビ」搭載のホンダ車の走行軌跡(フローティングカーデータ)や、MapFanWeb、いつもNAVIの会員からのクチコミ情報、PASCOからの被災地の航空写真などからの情報を統合して提供するサービスです。

現在は、インターネット地図サービスのMapFanWebや、「いつもNAVI」で、一般からもこの情報を見る事ができます。

 ホンダ「インターナビPremiumClub」利用者は、カーナビからもこの情報を知る事ができます。

 今回、伊豆の地震で震度5弱を記録しましたので、サイトを見てみました。
以下の画像は、MapFunWebの災害情報共有サービスの今回の伊豆の地震の情報画面です。
Saigai

 今回は、さいわいほとんど被害が出ていないので航空写真や口コミ情報が掲載されていませんが、震源地や震度、そして近くの道路の通行実績(緑線)が表示されているのが判ります。

 この試みは、防災科学技術研究所の「ライフライン情報共有の実証実験」「災害時道路情報共有化に関する研究」で、新潟中越地震の再に評価され、成果が出たようです。

この情報を行政に提供するといったニュースも読んだ記憶があります。

 こういったアプローチはとても素晴らしいと思います。 行政による情報収集だけでなく、被災地に散らばっている車のカーナビデータから情報収集できれば、効率良く情報収集できますし、実際に被災地にいる車もラジオの被害情報を延々と聞かなくても状況把握ができるのですから。

このフローティングカーデータは、渋滞情報の把握にも使えVICSの渋滞情報よりも広範囲でタイムリーな渋滞情報なので、日常生活でも役立ちそうです。

この他、インターナビの防災情報としては、経路上の警報・注意報情報、津波情報、台風情報、豪雨地点予測情報、地震情報、路面凍結予測情報などが提供されます。

 また、車が震度5弱以上が発生した地域にいた場合、地震発生時の位置情報を登録しておいたメールアドレスに自動的に通知する他、カーナビから安否連絡を贈る事ができます。 この機能は家族にとってはかなり安心できる機能ではないでしょうか?

もちろん、これらの機能は通信機能(携帯orウィルコム)で通信ができるという前提ですが、現在の基地局はバッテリーを搭載しているので、地震発生直後に通信できる可能性は高いのではないでしょうか?

以前、私が経験したのですが、高速を走っていて次のSAで休憩しようと思っていたら、集中豪雨になり車からお降りる事もできず、前のSAで休憩すれば良かったと後悔した事があります。

 経路上で集中豪雨である事を知らせてくれるインターナビだったらと思います。

最近はゲリラ豪雨も多く、こういった機能は今後頼りになるでしょう。

安全・快適に目的地に着くという車本来の目的を考えると、カーナビで車を選んでも良いのではないかと思います。

 ちなみにこれらのサービスは無料です。 別途通信料はかかります。
後付けのナビでも対応している機種があるようです。

ホンダ「internavi Premium Club」の情報は、こちら


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December 15, 2009

発見、袋になるヒモと同等商品

昔100均で見つけて、防災用品としてとても良いと思っていた商品「袋になるひも」ですが、その後店頭で見つける事は出来ませんでした。

 以前から、同様の商品はないものかと気にしていたのですが、やっと見つけました。
商品名は、「ポリスリーブ万能袋」。 

 自称サバイバリストの柘植久慶氏プロデュースのTSUGE SURVIVAL TOOLの商品のひとつです。

同じような商品ですが、こちらは希望小売価格945円! 「袋になるひも」は100円だったのに、この価格差はなんなのでしょう! 

 防災用品として売られているものは、ずいぶん割高な気がしていましたが、売り方を変えるだけでこんな価格設定になるんですね。

価格はともかく、何かと便利な商品です。 日常生活でも時々活用しています。
私は、「袋になるひも」を幾つも買いだめしておいて良かったと思っています。

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被災時の飲み物としてココアを

ココアには歯周病予防、インフルエンザ予防(感染阻害効果),冷え性改善に効果があるそうです。
寒くなると暖かなココアが体を暖めてくれるのは、よく知られていますが、歯周病予防やインフルエンザ予防に効果があるとは驚きでした。

森永カカコ栄養研究所」で紹介されています。

 この効果を考えると、スティック状の粉末ココアを非常持出袋の隅に入れておくと良いかもしれません。
水が充分に使えない被災時では、歯磨きも充分にできないでしょうし、免疫が落ちてインフルエンザにもかかりやすい状況でしょうから、歯周病予防・インフルエンザ感染予防・体を暖める効果というのは、最適な飲み物と言えます。

カフェイン入り飲料のように、トイレに行きたくならない事もメリットです。
 
 そして、心身共に疲れきっている被災時の状況では、一杯のココアがホッとできる時間を作ってくれるでしょう。
頑張って乗り越えていくためのストレス対策というのは、重要な備えのひとつかもしれません。

難点は、冷えると洗いにくい事。 紙コップが必要でしょうね。

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December 14, 2009

来年は阪神・淡路大震災から15年

来年で、阪神・淡路大震災から15年も経つんですね。 来年1月16日に、お台場の日本科学未来館で「阪神・淡路大震災から15年 ~地震防災研究はどう変わったか~」という企画展が、防災科学技術研究所の主催で行われるそうです。

 阪神・淡路大震災を振り返るとともに、この15年の研究成果が紹介されるようです。
子供向けの展示などもあるようなので、家族で防災について考える良い機会ではないでしょうか?

私は、阪神・淡路大震災をきっかけに防災について考え、備えを実践してきたつもりですが、当時衝撃的な数々の報道を見て、非常持出袋などを用意された方も多いと思います。

 しかし首都圏で言えば、いつきてもおかしくないと言われながら、15年間大きな地震は来ていない訳です。
5年の賞味期限の非常食であれば、3回は買い換えていなければならないはずですが、当時備えをした方のどれだけの方が継続的に備えを続けているのでしょう?

 大きな災害があった直後は、マスコミ等でもいろいろ報道され一時的に防災意識が高まりますが、時間と共に忘れられ、非常持出袋は押し入れに追いやられ、期限切れの非常食がそのままになっているというのが、一般的でしょう。
 
 危機感を煽るだけで、災害への備えのモチベーションを維持するのは難しいと思います。

最近強く思うのは、耐震対策など一度やれば効果が長く続くものは別として、非常食など被災時の生活を支える備えは、特別な物ではダメなのではないかと言う事。

 最近エコ意識が高まり、レジ袋からエコバッグへ、乾電池の使い捨てから充電池の再利用へと徐々に生活スタイルが変わったのと同じように、防災への備えも生活スタイルに組み込んでいかなければならないように思います。

専門家による技術的な進歩と共に、コミュニティでの交流とか子供の体験学習とかライフスタイルを変えていくような事が防災の肝のように感じます。

 「私、助けられる人」から「助け合う人」へ変わる人が増えると良いですね。

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December 01, 2009

軽くてコンパクトなソーラ充電器

僅か119グラムのフィルム型ソーラチャージャーをご紹介します。
フィルム状のソーラパネルが6面ついた、折りたたみ可能な太陽光充電器で、単三電池4本(2本でも可)を充電する事ができます。

 今日は天気が良かったので、朝から窓ガラスにぶら下げておきました。夕方確認したところ、ちゃんと満充電になっていたので、性能的にも優れています。

 付属品として、吸盤タイプのフック2個、とぶら下げるためのクリップ4個が付いていて、窓ガラスに張り付けて使ったり、アウトドアではザックの背にぶら下げて充電する事ができます。

 そろそろ寒くなり、エネループカイロの活躍する季節。
晴天が続けば、カイロとiPodの充電は太陽光だけでまかなえそうです。

 他にUSB出力端子付きのタイプもあるのですが、こちらはソーラパネルが3面です。 USBへは単三電池からでも充電できるので、6面パネルを選びました。

電池ボックスは、ちゃちな感じですが、ちゃんとLEDで充電状況を教えてくれるので機能面では問題ないでしょう。
 折りたたむと、女性のサイフ程度の大きさ、展開して長さ60cm弱程度の大きさ。

 エネループが4本付属です。 エネループは軽い充電池ですが、電池込みの重量でも224gという軽さです。
1日アウトドアで過ごすような時も持ち歩いて使えそうです。

製造元のPowerFilme社は、米軍での採用実績もあるそうです。

とても実用性の高い商品だと思います。気に入りました。

ちなみに、商品は黒とカモフラージュがあるようです。 黒は1ヵ月待ちらしいので、カモフラージュにしました。

太陽電池の性能も上がってきて、そのうちモバイル機器の充電なら太陽電池だけでまかなえるようになるかもしれませんね。

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>12/2追記
 単三充電池2本なら、3時間で満充電になりました。

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November 24, 2009

ARで防災

拡張現実ARをご存じでしょうか? 乱暴に一言で言うとコンピュータの画面を通して現実の物に電子的な情報を付加して合成して表示するというコンピュータの技術です。 
 防災と拡張現実を組み合わせた活用方法を思いついたので、メモしておきます。

 イメージがわかない方のための簡単な例としては、知人の顔をカメラを通して見ると、その人を認識して名前やプロフィールを画面に表示してくれるといったものです。

 すでにiPhone用のアプリとして、セカイカメラが運用開始になっています。

 これは、iPhoneのカメラを通して街の風景を見ると、エアタグと呼ばれる吹き出しのような形で、建物や店などの情報が表示されるといった仕組みです。

 で、たとえば普段の通勤・通学路で、このセカイカメラを使ってみると、ここのブロック塀は危ないとか、ガラスが降ってくるとか、このビルは旧耐震の建物だとか表示され、身近な危険な場所を知る事ができる仕組みがあると、被災する事を自分の事と考えられない方にも、防災意識を持って貰えるのではないかと思った訳です。

 地域のごく限られた人たちで、危険マップを作るといった活動はされていますが、なかなか多くの人に伝わらない、地図を見ても「そうなんだ~」と考えるだけで1ヵ月後には忘れてしまうといった状況だと思います。
そもそも地図を見てもリアルな風景を思い起こせない人もけっこう多いですし・・・

 普段生活する場で、どんな危険があるのか合成画面で見る事ができると、かなり印象に残るのではないでしょうか?

 どこかでこんな仕組みを作ってくれて、実際の危険個所などはそれぞれの地域のコミュニティや学校の生徒で書き込んで、誰でも見れるようにすると良いと思います。

拡張現実の一般人に役立つ使い方って、そういった事ではないかと思ったのでメモってみました。

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November 21, 2009

AEDは大丈夫か? -国内AEDの半分に故障の恐れ

国内に設置済みのAED21万台の約半分が、心電図が解析できない不具合がある可能性があるという。
過去に2件の不具合があったそうだ。 生死を分ける場面で使われるAEDがこんな事で良いのだろうか?

今回の問題は、日本光電工業製のAEDで国内外で30万台が販売されている商品。
今後点検を行い故障が見つかれば修理して対応するそうだ。 (11/21 asahi.com

AEDの問題と言えば、今年の4月に厚生労働省が、バッテリーや消耗品の交換時期の確認を求める通知を出している。
08年11月には、レジャー施設で男性が倒れAEDを使おうとしたが、バッテリー切れで使えず、その男性は亡くなっている。04年~08年で約70件のトラブルが報告されているようだ。(9/16 日経朝刊

昔、救急救命講習でAEDの実習を受けた時、消防の方に「バッテリー切れなど点検は大丈夫なのですか?」と質問した事がある。 「定期点検するから大丈夫!!」という答えだったが、おそらく救急救命関係者も大丈夫と聞かされていただけなのだろう。

厚生労働省は薬の審査では、長い時間をかけて審査するのに、こういった機器は同レベルのテストをしているのだろうか? 業者による定期点検を義務付けなかったのだろうか?

家電製品のほうが厳しい検査を受けているような気さえしてきます。

そもそも、メーカーはレンタル契約にして、定期的にAEDを交換しメンテナンスする仕組みのほうが、ビジネス的にもメリットがあると思うのですが、なぜそうしないのでしょうか?
が大切という論理は別の話でしょう。

今後高齢者が増える社会なのですから、AEDの必要性は高まるでしょう。 点検義務なども含めてしっかり管理していただきたいものです。

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November 15, 2009

非常用の灯りの新しい考え方。

久しぶりに灯りの話題です。 LED照明がどんどん身近な存在になっていますが、非常用の懐中電灯もLEDタイプにされた方も多いと思います。

基本的に懐中電灯は移動しながら使うもので、たとえば長い停電時に部屋で使う灯りには不向きですね。
部屋の灯りとして使うなら、ランタンタイプの物を選ぶ事になります。

ただ日常生活では、横からの光にあまり慣れていないせいか、私は違和感を感じます。

最近は、パソコンのUSB端子に繋ぐLEDライトもいろいろ販売されていますが、これとUSB出力端子付きの外部バッテリーを組み合わせて使うと、非常時の部屋の灯りとして・電源のない場所での読書等としてなかなか良い事に気付きました。

P1010194

写真は1WのUSB接続のLEDライトと、容量1400mAhのリチウムポリマーのUSB出力外部バッテリーを組み合わせて使った例です。

 ご覧のように十分本が読める明るさです。 光源を直視するとかなりまぶしいくらいです。
この組み合わせで、約5時間光量が衰えることなく使えました。 その代わり徐々に暗くならずに、いきなり消灯します。

ちなみに、エネループ2本を使う外部バッテリーでは3時間超使う事ができました。

 このライトは1WのLED1灯で、36cmのフレキシブルアームとUSB端子からできていて、折りたたむと手のひらサイズ、重さわずか45gと軽量コンパクトです。 鞄の片隅に入れても気にならないでしょう。

 今は、USB出力の電源が充実していますので、さまざまな電源でこのライトを使う事ができ、かなり応用範囲の広い光源でしょう。 外部バッテリーを胸ポケットに入れて作業時に使う事もできそうです。

 そしてUSBを電源とする機器も、扇風機から暖房器具まで多彩です。

今回使った外部バッテリーもなかなか優れ物で、1400mAhの大容量で重さ僅か80g、コンセントが付いているので、電源ケーブルを使わず直接充電できます。 もちろんバッテリー残量のチェック機能もあります。
iPhone,PSP,DS Lite、携帯電話など、USB端子からの変換ケーブルがあれば、さまざまな機器に充電ができます。
  さらに海外対応なので、旅行時に持っていくデジタル機器の充電を、このバッテリー経由で行えば、荷物も軽くて済みそうです。

最近のUSB充電可能な機器としては、
1)AC電源 コンセントに挿してUSB出力できるアダプタ
[直接コンセントに挿すタイプ]

 [延長コードタップにUSBポート付き]

2)DC12V 車のシガレットソケット用USB出力アダプタ
最近の車には、充電機能付きのUSB端子が付いたものもあるとか・・

3)充電池・乾電池を入れるタイプの外部バッテリー

[12月より発売、コンパクトで使えそう]

4)ソーラパネルの充電・外部バッテリー


5)手回し充電器等
[フィットネスも兼ねて足で充電するなら]

6)もちろん、パソコン

 こうして見ると電源事情もずいぶん変わったものです。
阪神淡路大震災の後に、いろいろ揃えた方は見直す時期かもしれませんね。

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October 25, 2009

問われる気象庁の対応

先日本州に上陸した台風18号に関する驚いたエピソードがある。 10/24の産経新聞に掲載されていた。
10/8に上陸した台風だが、気象庁の発表は「愛知県知多半島付近に上陸」、一方ウェザーニュースは「三重県志摩市に上陸」と伝えた。

 これに対して気象庁から、「台風情報は気象庁のものに従うように」と指導があったそうだ。
どちらが正しかったか検証し、ウェザーニュースが誤っていたからこのような指導があった訳ではなく、気象庁とは異なる情報を勝手に流した事を問題にしている。

 素人目に見ても、ウェザーニュースの発表のほうが正しかったように思える。
気象庁の判断に意を唱えてはいけないという発想は正すべきだろう。

 限られた情報網から得た情報による判断なのだから、得られた情報から正しく判断したのであれば、たとえ結果が誤っていたとしても責める事はできないが、官の力をふりかざして異なる見解を封じ込めるべきではない。

ウェザーニュース社は気象衛星などの情報に加え、独自に一般の人から寄せられた情報を加味して判断をしている。

 実際この仕組みを使って、今シーズンのゲリラ雷雨警報も90%を超える精度で警報を出している。

民間は、独自の工夫や努力で付加価値を生み出し、それを評価した人や企業が有料サービスを利用し成り立っているのだから、誤った情報を伝えれば市場原理で淘汰されるだけだ。

気象庁の予報を完全に信じている人は少ないだろうが、世界の中でトップクラスのレベルだと多くの日本人が考えているのではないだろうか? 

 民間の予報のほうが当たるから、気象庁はいらないという発想には(私は)ならない。
余計なメンツは捨てて、世界のトップクラスの技術を磨きアジアに貢献して欲しい。

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October 10, 2009

感染、災害対策にオンラインストレージを活用しよう。

[防災・新型インフルエンザ対策としての、オンラインストレージ活用法]

仕事でパソコンを使う機会が多い人にとっては、重要データのバックアップは、防災上も関心を持つだろう。
個人レベルでもなくなっては困るデータは増えているだろう。

昔は、せっせと媒体(FPD,MO,DAT,Tape,外部ハードディスク,USB)にデータを取っていた。
8インチのフロッピーディスクにデータを保存していたなんて話すと驚かれるけど・・・ そもそも知らないか。
 
 外部媒体に保存している限り、火災や水害など災害に遭えば消失してしまう可能性は高く、不安は絶えない。

 最近はWebの高速化と進化により、インターネットを使った外部保存(外部ストレージ)にも実用性の高いものが増えている。 これらのサービスはバックアップ用途だけでなく日常の利用でもとても便利なので、ぜひ使いたいサービスだ。

 今とても便利に使っているのがDropboxというサービス。
 無料で2GBまで使え、20GBで月6.99$,50GBで月9.99$,100GBで月19.99$と有料版も手頃な価格だ。

データはアマゾンの運営するS3に保存され、信頼性も高い。 同じ仕組みを企業が自前で備えたら、とんでもない金額になるだろう。

 このサービスはバックアップのためのサービスではない、複数のパソコンで同じデータを共有するための仕組みだ。 会社と家のパソコン、自分のデスクトップとノートパソコンといった、今まではUSBメモリに入れて持ち歩いていたものがネットワークを介して共有できる。

 パソコン上のDropBoxフォルダに必要なファイルを入れれば、ネットワークが繋がった時に自動的に同期してくれるので、マイドキュメントのフォルダーの代わりにDropBoxフォルダを使えば他に何もする必要がない。

DropBoxをインストールしたパソコンは自動的に同期するが、インストールしていないパソコンでデータが必要になった場合は、Webページからデータを取り出す事もできる。

また私が気に入っているのが、iPodでの利用。 iPhoneとiPod Touchなら閲覧ができるので、出先で確認したいファイルがある時手軽に見る事ができる。 つまり見る可能性のある資料を持ち歩く必要がなくなり、膨大な資料も、たった115gのiPodがあれば足りてしまう。

 ただサービスを申し込んで、データを入れるフォルダを変えるだけで、これだけの便利さが手に入ると手放せなくなるサービスだ。

 また必要なファイルは共有する事もできるので、仕事のプロジェクトで資料を共有したり、大容量のファイルを送る手段としても便利だ。

 ファイルのバックアップは、最初はやっていたけど最近やっていないという話は良く聞くが、この方法なら確実にバックアップできる。

ぜひ上のリンクから、このサービスを利用してみていただきたい。(どうやら紹介すると250MB容量が増えるらしいので・・・使っていただけるとうれしい。)

 またメモやWeb上の情報の切り抜きなら、Evernoteというサービスがオススメだ。
「家のパソコン見れば情報が判るのに!」「この前見たサイトに載っていたのに」 といった事がなくなる。これもWebからでもiPodからでも見る事ができる。

 最近はブログのネタも、ここにメモっている。(その割には、更新が少ないと突っ込まないでくださいね。)

今は、家族や自分が新型インフルエンザに感染して、突然会社に行けなくなるという事態も十分考えられる。
他人が会社の自分のパソコンを見ても、何がどこにあるか判らない事も多いだろう。
 こういったオンラインストレージがあれば、自宅から必要なファイルを見て、電話やメールで処理できる事も多いと思う。

日頃から使っていなくて、突然会社に行けない事になっても、自宅で登録し会社にアドレスとIDを知らせ、そこに使いそうなデータを放り込んで貰えばすぐ使う事ができるので、覚えておいて損はない。


 

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不測の事態に備えて携帯を活用しよう

先日の台風18号は2年ぶりに上陸した大型台風で、本州を縦断し、各地にさまざまな被害が出たようです。
台風の影響で、2か所で竜巻(と思われる)被害も出ました。

被害に遭われた方、影響を受けた方も多いと思います。

 首都圏では交通機関が大混乱。JR東日本管内だけで303万人もの方が影響を受けたそうです。

マクロミル社の首都圏に済む会社員を対象としたアンケートでは、通勤時間がいつもの倍以上掛かった人が6割。
2割の人は3倍以上の時間がかかったとか。

 また、通勤時に運行情報をどのように調べたかという調査では、駅のアナウンスや掲示を見る人が半分以上、携帯で調べた方が3割強だそうです。

 私もその場に居たら携帯で調べていたと思います。駅のアナウンスは全体が把握できていない気がするので。

今は携帯で何でも調べられる時代。 今回のような不測の事態に遭遇したらうまく活用したいですね。
 そのためには、使えそうなサイトはブックマークしておきたい。

 前置きが長くなりましたが、今回の台風18号から始まったサービスがあります。
デジタル台風」というサイトをご存知でしょうか? 国立情報学研究所の北本氏が運営しているサイトで過去~最新の台風のさまざまな情報が提供されています。

このサイトで、今回の台風18号からTwitterを使った、市民による台風情報を流す「twiphoon(ツイフーン)」のサービスが開始されました。

何度もご紹介しているウェザーニュースの「ゲリラ雷雨情報」でも、市民からの投稿を集めて観測機器では収集できない情報を分析し、正確なゲリラ雷雨予測を出しています。

 これを見て、市民からの情報収集もタイムリーに有益な情報が集まれば、実用に耐えるシステムになるのだと感心していました。

 このツイフーンもそういった存在になってくれればと期待しています。

 こういった技術は日本で熟成させて、海外に積極的に展開すると良いと思います。 
ガラパゴスと言われる日本の携帯電話システムですが、防災情報や先進技術に於いては最先端でしょう。
 防災情報の提供というセールストークで各国に売り込んだら、高い評価を得られるでしょう。

先日のスマトラ沖地震でも、防災情報の提供面ではあまり進歩がないように思われます。
高価で高性能な観測機器の整備と運用体制の構築に時間が掛かるなら、むしろ急速に増えている携帯電話網を使って、防災情報を提供したほうが確実な成果が出るでしょう。

 中国での携帯電話人口は、6億を超えており普及率も50%に届きそうです。 その中で携帯でネットを利用する人も急増しており、2億を超えるとか。 インドも携帯電話人口が4億を超え急速に増加中とか。

被害の多い農村部などでの普及率は低いでしょうが、時間の問題でしょう。近い将来、 村や町のえらい人くらい携帯持つ時代になるでしょう。

最後に私が携帯(docomo)に登録している防災に役立つサイトを紹介しておきます。
他キャリア用サイトもあると思うので、調べてみてください。

 台風19号も日本に向かうようです。不測の事態に不快な思いを減らすよう備えておきましょう。

[気象災害関連]
1)東京アメッシュ: 首都圏の雨情報 いつも助かっています。
 http://www-dual.north-jwa.gr.jp/i-official/tkamesh

2)ウェザーニュース: http://www.wni.co.jp/docomo

3)国土交通省 防災情報提供センター 河川、火山、気象警報、地震など総合的な防災情報
 http://www.mlit.go.jp/saigai/bousaijoho

4)福岡防災情報: 実家の災害も気になるのでサイトの登録と共にメールサービスも登録しています。
 各県にも相当するサービスがあると思うので、利用されてはいかがでしょう。

5)東京都防災ホームページ: 防災マップや医療機関案内もあります。
http://www.bousai.metro.tokyo.jp/mobile

6)防災@Nifty 利用する鉄道の路線を登録でき、運行状況を確認できます。
http://bousai.nifty.com/i/

7)Yahoo!災害情報 天気、路線、病院検索、防災関連リンク集
http://rescue.mobile.yahoo.co.jp/

8)東京消防庁モバイルページ :救急病院案内,応急手当の手順など使えます。
http://www.tfd.metro.tokyo.jp/i/

9)NIED-mobile: おなじみ防災科学技術研究所の携帯サイト
 地震情報 Hi-netや強震観測網の即時情報があります。
http://www.bosai.go.jp/i/

この他、交通や地図関連では、
ナビタイム iアプリ
高速.jp
首都高モバイル
モバイルGoogle Map iアプリ
なども便利です。

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October 02, 2009

海外で大地震の被害が続く

9/30にはサモア諸島でM8.0が発生、津波による被害などで100人以上が亡くなった。 スマトラ沖では9/30にM7.6の地震が発生、翌10/1にはM6.6の地震が発生し、200人以上の死亡が確認され多くの建物倒壊がある事からさらに死者は増えるようだ。

スマトラ島周辺では、2004/12/26にM9.3 に史上2番目(1番目はチリ地震)に大きい地震が発生。
2005/3/28には、M8.6.2007/9/22 M8.5、そして今回M8.0、M6.6の地震と大きな地震が続いている。

 2004年の地震により、プレートの均衡が崩れたため新たなひずみが発生し、大きな地震が続いていると見られているとようだ。

2004年の地震の後、インド洋周辺各国も含めて津波に関する警報システムについては整備されつつあると聞いているが、今回の地震のニュースを見ていると被害状況の把握が進んでおらず、被害状況の把握という点ではあまり改善されていないように感じる。

JAXAのサイトでは、日本の観測衛星「だいち」による観測結果が掲載されている。
 
 衛星写真を見ると、津波の被害では樹木が失われるなど衛星写真でも被害の大きさがよく判る。

 おそらくスマトラ沖地震についても、「だいち」による観測が行われるのだろう。

こういった観測衛星による災害観測の結果は、国際災害チャータに無償で提供され、被災国の防災当局と連携する仕組みのようだが、被災国側で、これらの情報がうまく活かされているのだろうか?

 また、情報は得ても対応が取れない事も多いだろう。

 被災国で対応できない問題も多いだろうから、もっと国際的な機関で対応できる事があるのではないかと思う。
さまざまな課題を解決し、世界が一丸となってタイムリーに被災者の救出に当たれる日が早く来る事を願いたい。

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September 20, 2009

長周期地震動の予測地図が発表

政府の地震調査委員会から、長周期地震動の予測地図(2009年試作版)が発表された。
従来の地震動予測地図、J-SHIS(地震ハザードステーション)は地表部分の揺れを表わすのに対し、長周期地震動は周期毎の長周期地震動の大きさを表す。

 長周期地震動は建物の特性(固有周期)により揺れる周期が異なる。 概ね、高層建物や免振建物なら周期2~3秒。超高層ビル・タワーなどは周期5秒。長大橋・液体の入った大型タンクが周期10秒程度のようだ。

 地表面での揺れが少なくても、高層ビルでは長い時間揺れ続ける可能性があり、近年の地震でも都内の震度は低いのに、六本木ヒルズのエレベータが停止するといったケースが起きている。

 職場や住居が高層ビルという方は、長周期地震動の予測地図もチェックしておくべきだろう。

 特に職場が高層ビルという方は注意が必要。 長周期地震動の揺れ幅が大きいという特性から、重いコピー機が3メートルも移動して凶器となる。
 ※防災科研 Eディフェンスでの、長周期地震動実験の映像が公開されている。

今回の地震予測地図では、想定東海地震では周期7秒や10秒で首都圏が書庫が倒れる程大きく揺れる結果となっており、 もし東海地震の警戒宣言が出たら、首都圏でも高層ビルの人は避難すべきだろう。

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September 16, 2009

自然災害に便乗した悪質商法の手口

悪質商法の手口は尽きる事がなく、その対象は自然災害の被害者にも及んでいます。
国民生活センターのサイトを見たら、「自然災害に便乗した悪質商法にご注意ください」という情報が目にとまったのでご紹介しておきます。

 誰もがいつ自然災害の被害者になるか判らない訳ですから、平時にその手口を知っておきましょう。

 具体的な事例は、上記リンクをご覧いただくとして、大きく分けて3種類があるようです。

1.便乗商法
 ・ボランティアでブルーシートを掛けていると言い訪問し、すぐ修理が必要だと不安をあおり契約。
 ・インフラ系点検員を名乗り訪問し、高額な修理代を請求。

2.義捐金詐欺
 ・義捐金を募り個人口座に金を振り込ませるハガキやメールでの勧誘

3.保証金詐欺
 補修費、生活費貸し出しを理由に、保証金名目で入金させ実際は貸し出さない。

 まったく被災者からだまし取るなんて、とんでもない連中だと思います。

 彼らから見れば誰もが初めての経験で、今すぐなんとかしたいという気持ちがあり、冷静な判断ができない状態である事を考えると、最高に条件のいいターゲットなのでしょうね。

 事前にこういった知識を持っておく事で、少しでも被害が減ると良いですね。

 こんな悪人が多いと、まじめに善意で活動しているボランティアの方が本当に気の毒です。

私も昔、道端に倒れている老人に親切にしてあげたら、警戒されているのを感じて不愉快な思いをした事があります。

 こんな世の中だから、そう思われても仕方ないといった心構えが必要なのでしょう。残念な事ですが・・・

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September 11, 2009

地震発生時に一つだけ持ち出すとしたら・・・やはり携帯

すこし古いネタですが、防災の日に合わせ「地震の備えに関する調査」の結果が公表されました。
調査会社マクロヒルが今年8月に15歳以上を対象に500名を対象にインターネットを使って調査したものです。

興味深かったのが、「地震発生時に一つだけ持ち出すとしたら・・・」という調査。

みなさんは何を持ち出しますか?

 この調査ではおそらく選択肢から選んで回答だと思うのですが、選択肢の中に「メガネ・コンタクト」があります。
メガネなしでは日常生活が送れそうにない私にとっては、「メガネは顔の一部でしょう」と突っ込みを入れたくなります。 他の選択肢も少し疑問が・・・ 非常持ち出し袋は中にいろいろ入っているじゃないかなど・・・

 メガネを除いて本当にひとつと考えると、私はやはり携帯電話でしょうね。


 調査では、男性の2位(30.4%)・女性の一位が携帯電話です。やはり若い世代程携帯電話の率が高く10代で4割近い数字が出ています。

 また、震災時に持ち出して役立ったものとしても携帯電話が多数挙げられていて、ワンセグで情報収集やライト明かりの代わりになったなど、通話以外に役立った例が多いようです。

私も同感です。 連絡手段以外に、情報収集ツールとして、連絡先等データ保管場所として、灯りが割として、電池さえ持てば、一番応用範囲が広いのではないでしょうか?

何を持ち出すかという以外に、何を持ち出せるかという事もあります。
いつも身近に置いてあり、いざという時持ち出せる可能性が最も高いものでもあります。

そこで、一番持ち出し易く、持ち出せるであろうものに、大切な物を集約すると良いと思います。

私の場合、ミニUSBメモリとミニ懐中電灯と家の鍵が携帯に付けてあります。

家の鍵がついているのは、コンビニに出る時携帯だけ持って出るという理由が主ですが・・・

とりあえず仕事で使うデータなど大切なデータはミニUSBに、セキュリティ対策をして持っています。

このミニUSB(メモリカードリーダー)はオススメです。 たった500円で1円玉サイズ。中に携帯などで使われているmicroSD/SDHCカードを入れて使います。 私は8GBの物を入れていますが、microSDHCは最大16GBまで入るので、動画などのデータでなければ重要なデータは全て入ると思います。

紙媒体の物もスキャナでPDF化すればデータ化できますので、各種証書など控えを取っておけば、焼失してなくなるよりは良いはずです。
 ちなみに、スキャナがないという方は、コンビニのローソンでコピー機を使った「メディア保存サービス」を使うとPDF化できます。

[microSDHCメモリカードリーダ]

このように、あえてUSBメモリを持たなくても、最近の携帯ではmicroSD/SDHCカードにデータが保存できるので大量のデータがない方は、携帯に保存しておく事をお勧めします。

また、携帯に付けているLEDライトは、ストリームライトのナノライト。
前回の記事でご紹介しました。

最後に思う事をひとつ。
 多くの人が携帯を持つ時代で、被災時に携帯だけしか持っていない事が想定されるのですから、被災時の本人確認として携帯を使うという事を検討しても良いのではないでしょうか?

携帯購入時は、身分証明書での確認もしている訳ですし、場合によっては電話会社側で顔写真を保管し、被災時は電話会社と行政が連携すればいい。
PDFなどによる書類の控えなども、正本とPDFを持って公証人役場に行けば、公証人が正しい控えである事を確認し、電子証明書をつければ良いように思います。

そうすると、電子版貸金庫のような仕組みも成り立ち、火災や災害で全てを失っても、行政も市民も多大な手間と労力を使わずに済むのではないでしょうか?

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September 02, 2009

手回し充電器のレビュー・・・でも時代は変わった

以前は防災用品の紹介というと必ず出てきた、手回し充電機能付き防災ツール。
最近はあまり見かけなくなりましたが、日経トレンディのレビュー記事を見つけたのでご紹介。

 Sonyの「ICF-B02」、「充電たまご」、「マルチパワーステーション」のレビューが掲載されています。
私も最近は、この手の商品をチェックしていなかったのですが、「あまり進歩していないな。」というのが第一印象です。

 Sonyはおそらく1~2年前に発売されたと記憶しています。充電たまごは、マイナーチェンジで地震感知機能が付いた商品が翌年発売されたと思います。

 こういった商品ニーズが減りつつあるのではないでしょうか?
LEDライトは、年々確実に明るくなっていますし、最近は自然エネルギー志向の高まりから、太陽光充電機能付き携帯も発売され、携帯には地デジが標準装備されるといった状況です。

個々の機能は専用グッズのほうが、高性能で低価格、携帯しやすい商品も多いようです。

たとえば・・・

1)携帯の充電
[ソーラチャージャー eco2]
ストラップに付けられる太陽光充電器。 \1955円。 コネクタ内蔵。

以前、レビューでも書きましたが、手回し充電は結構疲れます。 あまり実用性は高くないようです。
最近は、避難所などでも携帯の充電器を用意するところもあるようですし、パソコンのUSB端子や車のシガーソケットからの充電器など、商品も多く安い商品たくさんありますから、外部バッテリーなどを予備として持っていればなんとかなりそうです。

 多くの携帯に、地デジ機能が付いている今、ラジオがなくても情報入手はできそうです。
 もちろん、携帯で電話がかけられない状況でも、地デジは見れます。
 データ放送もありますし、ラジオの必要性は薄れてきているでしょう。

2.ライト
今、小型LEDライトが日々進化しています。 小さくても500ルーメンで1万円以下で買えます。
LEDですから、実用点灯時間も長いので安心です。

手回しタイプ
私は自転車用に今愛用しているのが、手回し充電のLEDライト。 これは防災用にもおすすめ。
エレベータに乗っている間30秒程度回すだけで、数十分は使えていると思います。
幾つか手回し充電器を使ってみましたが、明るさ・充電のしやすさでは、これが一番実用的です。

常時携帯するライト
都市での生活では、停電したら昼間でも真っ暗になる場所がたくさんあります。
明かりは常時携帯していたいものです。 最小で実用性の高いのが、ストリームライト NaNo.
長さはわずか13mm、重さ10gなのに、10ルーメンで8時間点灯できます。
私は、携帯にこれを付けています。

 もしも、いまだに豆電球の懐中電灯をお使いでしたら、LEDタイプに変えるべきだと思います。

この他、最近はハイブリッド車ブーム。 大きななバッテリーを積んでいるハイブリッド車が急速に増えてきました。 プリウス・インサイトは標準でAC100Vを備えていないようですが、インバータが車に積んであれば電源には不自由しないでしょう。

以前の記事で紹介しましたが、エスティマ ハイブリッドではかなりの家電を賄う事ができていました。

被災時は電気の復旧がもっとも早いと言われていますし、電気についてはあまり心配しなくても済む時代が近いのかもしれませんね。

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September 01, 2009

NHKスペシャル 首都直下地震

防災の日、NHKスペシャルでは「首都直下地震 見逃された危機」が放送されました。
最近の地震関連の番組の中では、一番良かったのではないでしょうか?

9/6(日)に再放送予定のようです、見逃した方はぜひご覧ください。

内容は3つ。
1)超高層ビルでの被災被害
 超高層ビルでは耐震対策のため揺れが大きく、倒壊しなくとも被害も大きいが、その対策は余り論じられていなかった。
 怪我人を下に下ろすだけでも大変。 高層ビルに入居する会社の取り組みを紹介。

 なお、放送では「はじめての高層ビルを想定した振動実験」と紹介していましたが、E-ディフェンスで2008年3月に実験が行われています。

 こちらの画像のほうが衝撃的です。 高層ビルにお住まい、お勤めの方はぜひ動画をご覧ください。
 「防災科学技術研究所 加振実験映像

 また避難には、先日「世の中進歩堂」という番組で紹介されていた「レスキューリール」という商品が役立ちそうだと思いました。 1000ft(305m)の高さからビルの外壁を降りる事のできる装置。 1秒に2mのスピードで安全に降りる事ができる装置とか。 300mの高さから、地上に降りるまで約3分、その間に余震が起きたら恐ろしすぎますが、避難の早さは確実に早いですね。

 昔ご紹介した、避難用パラシュートよりは、こちらを使いたいです。

英語ですが動画がありますので、こちらのサイトをご覧ください。

2.経済の停止
 日本の企業の本社の多くが集中する東京で発生するとされる首都直下型地震。本社が機能停止する事により会社全体が機能停止に陥る。

 欧米に比べ遅れている日本のBCP対策の必要性と、既に取り組んでいる企業の抱える課題を紹介。

 今までのBCPの必要性を説く番組の中では、一番良かったように感じます。
 お金を出せばシステムのバックアップは作れるが、代替の人は簡単には養成できない。

 企業存続の危機に最前線でリーダーとなるべき(リーダーの代わりになるべき)人の実践的な訓練の重要性を感じた。

3.避難所不足
 区内の避難所は、被害想定でも収容しきれないと想定されているが、さらに多くの帰宅困難者が通過する区では、帰宅途中の被災者も受け入れる必要がある。 

 江戸川区ではこれらの人も含めると、一人半畳程度のスペースしかなくなる。

 私の住む区も同様。 帰宅支援道路から近いだけに、深刻に感じました。

 この放送では取り上げられませんでしたが、消防庁の調査では「防災拠点の耐震化率は66%」という結果も出ており、被災後使える避難所は想定よりも、さらに少ない事でしょう。

 まったく、防災の事を知れば知るほど、自助・共助でなんとかしなければと感じます。

以上3点は、過去の記事でも何度か取り上げています。 興味のある方は右の検索窓から検索してみてください。


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August 25, 2009

緊急地震速報を初体験! いろいろ判った

8/25 6:37頃関東で最大深度5弱の揺れが予想されるとする緊急地震速報を気象庁が出した。
実際は震度1未満の地震で、誤報であったと思われる。
 
 これにより、電車が一時停止する影響があったようだ。

前回の記事でご紹介したとおり、我が家では23日に緊急地震速報機を取り付けたばかりの出来事だった。

実は、携帯の緊急速報「エリアメール」が鳴り、緊急地震速報機は鳴らなかった。
調べたところ、違いは配信基準にあった。

DoCoMoの場合は、最大深度5弱以上と推定した地震の際に、震度4以上の地域に配信され、今回は配信の対象となった。

一方、アイリスオーヤマの緊急地震速報機は、FM放送局の緊急地震速報の信号を検出し通知する。
FM民放各局の配信基準は、震度5強以上のため今回は配信されなかった。
(電話で今回発信されなかった事を確認した)
 つまり、緊急地震速報機が鳴らなかったのは、正常な動作だった。

 私は、DoCoMoのエリアメールは、携帯の電源が切れていると受信できないと思っていたのだが、今回電源が切れていても通知された。 DoCoMoショップに電話したところ、店の方も「切れていると使えない」との回答だったのだが、確認してもらったところ「電源が切れていても通知される」そうだ。

今朝の緊急地震速報では、なるはずのない携帯から速報が流れ、鳴るはずの緊急地震速報機が鳴らなかったので、寝起きの頭では事態が理解できず、何も行動できなかった。

 今回判った事を整理すると、
[エリアメール緊急速報]
1.電源が切れていても動作する。 ただしシステム起動に時間が掛かるので間に合わない可能性も・・・

2.専用のブザー音は、特徴的で寝ていても十分気がつく音量。 かばんの中だと聞こえないかも・・・

3.通知メールの内容 
 「緊急地震速報 千葉東方沖で地震発生。強い揺れに備えてください(気象庁)」 6:37に受信。タイムラグなし。

以上、DoCoMoの緊急速報については、こちらで紹介している。 専用ブザー音も聞けます。

[アイリスオーヤマ緊急地震速報機]
1.気象庁の配信基準は、震度5弱以上だが、FMでの緊急地震速報配信基準は、震度5強以上なので、この速報機の通知基準も同じ。

[行動]
1.やはり初めて聞くと、行動できない。 訓練の必要を感じた。

なお、12月1日 午前10:15分頃訓練用の緊急地震速報が気象庁から発信されます。報道発表文
この機会に家庭や職場で、緊急地震速報の体験訓練をされてはいかがでしょうか?

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August 23, 2009

緊急地震速報機が届いた

前回ご紹介した、アイリスオーヤマの緊急地震速報装置が届いたので、設置した。レビューを紹介する。

設置は簡単。セットボタンを押し、地域のFM局の合わせるとFM局を受信し、受信感度と音量を調整する。
寝ている時を想定して、けっこう大きめの音に設定してみた。
再びセットボタンを押せは設定終了。 後は設置のみ。

平置きに設置するのが前提になっているのだが、寝室のじゃまにならない場所に置きたかったので、本体に穴をあけ金具をつけて、「剥がせる粘着フック」で壁面に取り付けた。

 金具を取り付ける際、ふたを開けて中身を見てみたのだが、基盤1枚とスピーカがあるだけのとてもシンプルな構成。 原価は相当安そう、3千円くらいで売っていてもおかしくない印象だった。

この緊急地震速報装置は、中身はFMラジオを受信していて普段は音が出ないが、緊急地震速報の信号を受信した時だけ音が出るFMラジオだ。
消費電力も0.8Wで、月々の電気代も9円程度と安いのもいい。
また、停電があったも設定が消える事はないので、気にする必要がない。

 基盤1枚で実現できるのだから、TVやラジオなど標準でこの機能を付ければ良いのにと思う。
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設置や取り扱いが簡単なので、機械が得意でない方や高齢者でも簡単に使えると思う。オススメの商品だ。

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August 20, 2009

手頃な価格の緊急地震速報装置

最近また地震のニュースを良く聴くようになった。 先日の駿河湾の地震では、東海地震を想い起した方も多いと思う。
8/19のWBSで紹介された、アイリスオーヤマの「緊急地震速報機」、1万円以下で買え固定費が掛からないのがいい。

我が家では、iモードのエリアメール、ウェザーニュースのパソコン用「The Last 10second」とTVと3種類の緊急地震速報が受信できるのだが、先日の駿河湾の地震では早朝のため電源が入っておらず残念ながら受信できなかった。

 以前から、寝ている時はダメなのは判っていたのだが、固定費は増やしたくないので導入を躊躇していた。

 アイリスオーヤマの緊急地震速報機は、民放FM放送で流される緊急地震速報信号を受信し、警報を発する仕組みなので、固定費が掛からず常時受信待機状態となるのが良い。

 ちなみに民放FM局での緊急地震速報サービスは地域により対応していない。
対応エリアは商品のページに掲載されているので確認していただきたい。
 現在受信できず対応予定もないのは、青森県と九州の福岡以外の県のようだ。

緊急地震速報は、気象庁から各業者に通知され、各業者から法人や個人に通知されるが、業者の設備や仕組みによりタイムラグが発生する。 このタイムラグは、高い緊急地震速報装置を購入したからといってタイムラグが少ない訳でもなく、その実態は明らかにされていない。

緊急地震速報サービス開始時から、自動起動するFMラジオが発売されたら買いたいと思っていたのだが、なかなか期待した仕様の装置は発売されない。 またTVもそのうち自動起動機能が組み込まれるだろうと思っていたのだが、まだそういった流れになっていないようだ。

現時点では、アイリスオーヤマのこの装置は一番手軽に導入できる方法だろう。
※iモードのエリアメールは無料なのだが、寝ている時にメールや間違え電話で起こされたくないので電源を切っている。

ちなみに、アイリスオーヤマの通販サイトでは、8,780円。 以下の楽天のお店では6,972円で販売されている。
メーカーがアイリスオーヤマだけに、そのうちホームセンターでも買えるようになるだろう。

[訂正] 8/25
携帯の緊急地震速報は、電源が入っていないと通知されないと思っていたが、電源が切れていても通知する事が判明しました。

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August 14, 2009

iPhoneやスマートフォンでは災害伝言版に登録できない!

iPhoneやスマートフォンからは、災害伝言版に登録する事ができないといった記事がWebで紹介されている。

iPhoneだけでなく、今話題のAndoroid携帯やDoCoMo Proシリーズの「T-01A」といった話題の携帯でも同様。
海外で開発され日本で発売されている機種だけに、日本独自のサービスへの対応が遅れるのは仕方がないかもしれない。
 
 もちろん緊急地震速報などの同報メール系もダメだろう。

iPhoneやスマートフォンは、被災時の情報入力手段としてとても便利なだけに残念だ。

当面は、日本オリジナル携帯電話との併用が望ましいだろう。

今後の対応を期待したい。

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August 13, 2009

駿河湾の地震 本で亡くなる

比較的被害の程度の軽かった駿河湾の地震ですが、残念な事に1名の方の遺体が見つかりました。
静岡市で女性が大量の本に埋まっていたとか。

 昨年の岩手・宮城内陸地震でもほとんど被害のなかった仙台市内で、数百冊のマンガや雑誌に埋もれて亡くなった事例もあります。

<過去記事「もうひとつの地震被害者-マンガで圧死?」>

 本も増えれば大変な重さになり充分危険です。 2階にあれば1階が潰れる可能性もあります。
しっかりした対策が必要です。

対策を幾つかご紹介します。
1.高く積まない。 特に横積みでは簡単に倒れます。

2.普段いる場所にはなるべく置かない。
 別室に書庫があるのが理想ですが、許されない事情もあると思います。
 少なくとも日頃人が居る場所や避難経路に本が落ちない工夫が必要です。

3.なるべくまとめる。
 ホームセンターに行くと、透明プラスチック製の本・ビデオ・DVDなどのストッカーを売っています。
透明なので本を探すのも簡単ですから、こういった物を利用したほうが本の雪崩防止になります。

4.本棚に転倒防止
 タンスと同様、転倒防止器具を使いましょう。
本は重量がある分、慣性も大きくなり倒れやすいので。 つっかえ棒タイプとふんばり系(私はこう呼んでいる・・)の床と本棚の間に入れるタイプの転倒防止具を併用しましょう。

私が使っているのは「Pro7」。 もう3年以上使っていますが、劣化せず信頼できます。
先日もレイアウト変更で一度はずしたのですが、粘着力も落ちていませんでした。 
そして、ほこりにまみれても洗えば元に戻りました。

お金を掛けたくない方は、新聞紙等を楔形に折り本棚の手前に入れるだけでも、重心が壁よりになるのである程度の効果はあります。  何もやらないよりは、こういった対策だけでも、ないよりはましです。

また、複数本棚がある場合はホームセンターなどにあるL字型の金具(棚を自作するためのパーツ)などを使って上部を連結しましょう。 この時必ず2カ所以上を固定します。

5.本の飛び出し防止
PPベルト(ショルダーバッグのベルトなどに使われるベルト、ホームセンターや手芸店にある。PPテープとも呼ぶらしい)とバックルを使って固定しましょう。
 使用例は過去記事「本棚などの防災対策」で紹介しています。

PPベルトは1m100円以下(幅による)で買えます。
色も豊富ですので、本棚にあった色を選べます。

バックルも1個100円以下で買えます。

強めのストレッチコード(ゴムバンド/紐)でも効果はあるでしょう。 要は振動が増幅されて飛び出すのを防げば良いのですから。

転倒の仕組みを考えれば対策は安上がりにできるはずです。
ちょっと話はそれますが、ビルの免震システムを見ていて思いついたアイディアがあります。
ビルの上部に水タンクを設置して免震に利用するシステムがありますが、タンスや本棚の上部に半分程度水を入れたペットボトルを滑らないように置いたら揺れを吸収できるのではないかと・・・

 試していませんし、タンス重量に対してどの程度の量が必要か計算できないのですが、どなたか知識のある方にコメントしていただけると助かります。

 これうまくできたら、超安価で転倒防止になる方法だと思うのですが。

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August 12, 2009

駿河湾の地震

8/11早朝、駿河湾でM6.5の地震が発生、静岡県で最大深度6弱が観測されました。
神戸の集中豪雨による被害に続き、台風9号の被害が警戒される中で、寝耳に水の地震でした。

100名を超える負傷者が出たものの死者や住宅の全半壊はなく、大きな被害がなかったのがなによりです。

いくつか気になった事を書きとめます。

1)最大震度6弱なのに、被害が少なかった。 震度基準はこれで良いのか?
震度のわりに被害が少なかったのは、揺れの時間が短く、細かな振動だったからといった事をニュースで解説していました。
 揺れによる被害の程度を表す日本独自の震度基準(気象庁震度階)ですが、1995年の兵庫県南部地震(阪神淡路大震災)の翌年から、地震計の測定値から自動判断される「計測震度」を元にした「気象庁震度階級」に改められています。

阪神淡路大震災以降の震度4~6規模の地震を見ても、震度と被害の程度が対応していないように感じます。
 揺れのパターンや地盤による伝搬の仕方など、複雑な要素が関連していますが、「被害の程度の目安」としては見直しが必要な気がします。

 同時に、過去の地震で大丈夫だったからといって安心はできないという事です。「阪神淡路の地震波でも大丈夫!!」という言葉にも安心できないという事です。

2.大動脈「東名高速」に対する不安。
 静岡県牧之原市の東名高速で、道路が崩落しました。さいわい走行中の車が巻き込まれる事はありませんでしたが、「阪神淡路大震災レベルにも耐えられる」としていたが、はるかに弱い地震で崩落が発生しました。

 「盛り土した場所」「豪雨により地盤が緩んでいた」のが原因で想定外の事態との事ですが、東海地震が発生したら東名は寸断され、復旧には相当の時間がかかるのではないかと思います。

その点、新幹線は一部で2センチ程度のゆがみが発見された程度だったのは、素晴らしいと思います。
もっとも全てコンクリートの枠に乗っている新幹線と比べるのは酷かもしれませんが・・・

「第二東名」 必要論が高まるかもしれません。

それにしても、先日の福岡-大宰府間での土砂崩れも含め、高速道路で走行中に災害にあうのは怖いですね。

3.また休み中の地震
 大きな地震の度に書いている気もしますが、お盆休み中の地震でした。 そのおかげで工場が稼働しておらず被害も起きなかったようです。

 BCPを策定する会社も徐々に増えていると思いますが、今回のような長期休暇中の災害への対応もしっかり織り込まれているでしょうか?

東海地震が起きると言われてすでに30年、多くの人の意識から風化しつつあった東海地震発生の重大性を思い起こさせる地震だったと思います。

 最近、風水害の被害ばかりが目につきますが、これを機に大地震に対する備えが見直されると良いと思います。

 また夏休み中ですので、お子さんが地震について学ぶ良い機会ではないでしょうか?
各地の防災館を訪れ、家族で地震対策について話し合う良い機会ではないでしょうか?

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July 29, 2009

館林の竜巻を1時間前に予測

昨日の群馬県館林の竜巻、6.5km幅50mの範囲で被害が出ました。 本日前橋気象台が竜巻と断定しました。
この竜巻、ウェザーニュースによって1時間前に警告が出ていたようです。

先日もご紹介したとおり、ウェザーニュースでは「ゲリラ雷雨防衛隊」という仕組みがあり、ウェザーニュースからの依頼メールに対して、登録地域の会員登録したサポータが携帯電話で情報を送り、タイムリーに現地の情報を入手し観測機器では察知できない情報を保管して、予測精度を上げる仕組みです。

また、同社ではWithレーダーという一般の気象観測レーダーより低い位置を観測する車載可能なレーダーを持っており、雷雲が発達しそうな地域にWithレーダーを搭載した車を派遣する事により、雷雨をもたらす積乱雲が発達しゲリラ雷雨が発生する前に観測できる。

このWithレーダーは、7月末には東京都を中心とするエリアがカバーされ、順次全国に展開されるようだ。

竜巻も雷雨と同じ積乱雲がもたらす現象であり、ゲリラ雷雨の監視が竜巻の直前の予測に役立ったようだ。

 竜巻が来ると警告されても何処に逃げれば良いかわからず困ってしまうが、少なくとも危険な場所から離れ命は守れるはずだ。

 この「ゲリラ雷雨防衛隊」昨年は7割の確率で予測し、今年は9割を目指しているそうだ。
市民の協力で、予測精度をあげ、タイムリーに警告を出し、被害を減らす、すばらしい活動だと思う。
そして民間ならではの取り組みだと思う。 今後の成果を期待したい。

こうした活動に参加していると、情報も入手できるし、気象の変化に敏感になり防災意識も高まるだろう。
みなさんも参加されてはいかがでしょう。

 今回の竜巻の予測に関するプレスリリースは、こちら
ゲリラ雷雨防衛隊への参加は、携帯から http://wni.jp へ。

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July 22, 2009

2009年版地震動予測地図発表

毎年改訂されている「地震動予測地図」の2009年版が、J-SHISのサイトで公開された。
 1kmメッシュから250mメッシュに細分化された他、郵便番号検索など検索性の向上、表層地盤揺れやすさなど情報も多く追加されたようだ。

 昨年までのデータを覚えていないのだが、昨年よりも私の住む街の確立が高くなっているように思える。
また250m間隔に細分化された事で、1km程度離れた処でも想定震度が1段階低い6弱になる場所があった。

時間を見つけて過去の地震動予測地図と比較して、またお伝えしたいと思う。

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July 21, 2009

ゲリラ雷雨メール始まる

山口や鳥取では集中豪雨による土砂崩れにより、死者が出た。 今年も突然の集中豪雨には注意が必要なようです。
 ウェザーニュースでは、本日から「ゲリラ雷雨情報」の無料提供を開始しました。
このサービス昨年から始まっており、観測機器による監視に加え、雷雨発生の可能性が高まると会員登録した隊員に観測を依頼し、会員から寄せられた情報を元に詳細を分析し、ゲリラ雷雨の発生30分前にメールで通知するというサービス。

 ゲリラ雷雨は、ごく狭い範囲で雷雲が急速に発達するため、観測網だけでの事前予測は困難だが、プッシュ型携帯メールの利点を活かし、人の目で観測する事でこれを補った優れたシステムだ。

 私は昨年も利用していたが、おかげで何回も急な雨にあわずに済んだ。

このサービスは無料で提供されるので、ぜひ利用したい。 なお、昨年の利用者も新たにメールの登録が必要となる。

プレスリリースはこちら
ゲリラ雷雨情報2009のページはこちら

正しい情報を得ていれば避けられる災害は多いはず、こういった機動力のある情報サービスをうまく使って災害を避けたいですね。

ホンダインターナビ」では目的地までの降雨・雷・降雪情報を提供する他、先行するインターナビ搭載車の動きから突然の渋滞や通行止めが把握できるので、ドライバーには心強い。

私も高速を走っていて、そろそろ休もうかと思っていたら突然の集中豪雨に遭い、手前のサービスエリアで休んでおけば避けられたのにと思った事が何回かあります。

 エコ性能も大切ですが、安心して目的地に着けるという観点からの車選びも大切ではないでしょうか。

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July 02, 2009

カッコ良すぎる発電できるテント

未来のテントはこんなテントかもしれません。アメリカの電気通信会社の発表したエコ・テントのコンセプトモデルです。
 ソーラパネルではなく、光起電性の布を使ってエネルギーを生成する仕組みで、写真のように光るほか、携帯の充電、さらにLCDスクリーンでインターネットができるとか。
(以上 GIZOMODE)

20090621tent_night4
日本でもフィルム状のソーラパネルの開発も進んでおり、このテントのような展開もあるかもしれません。

被災時に正確な情報を入手するのは大切、こんなテントがあると安心ですね。

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July 01, 2009

国土地理院ネットで活断層地図を公開

ひさしぶりに地震の話題です。 国土地理院がインターネットで見られる都市圏の活断層図を公開しました。

 まだ掲載されている断層は少ないようですが、今後の充実を望みます。

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June 16, 2009

携帯の電池で火をおこす方法

ライフハッカーに「携帯の電池で火を起こす方法」が紹介されています。

 このブログで2006年に紹介した方法「電池で火を起こす」や「電池で火を起こす2」と同じ方法の携帯の電池利用版です。

 このライフハッカーで紹介している方法で使用している携帯の電池は9Vのようですから、9V角型電池と同じでしょう。

 私が2006年に9V角型電池でテストした経験では、スチールウールよりシャーペンの芯を使ったほうがうまく行きました。
 また、バッテリーが痛むし、あっという間に電池がなくなるので、本当に最悪の状況でないと携帯の電池を使う事は避けたいですね。

それから、今の日本の携帯のバッテリーの主流は、3.7Vだと思います。 電圧が低い分うまくいくかどうか疑問です。

むしろ9V角型電池と「スーパー強力LEDライト」を非常用として持っておきたいですね。

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May 19, 2009

小さな地震で耐震診断

このところ感染症の話題続きですが、地震対策の新しい技術をご紹介します。

 日常頻繁に起きる震度1程度の地震で耐震診断を行う技術が、東大)高野教授らによって開発されました。
建物に複数の小型センサーを設置し、震度1程度の地震による影響から建物の劣化状況や耐震診断として活用するという技術。(09/05/18 日経)

言われてみると、なんでこの発想が今までできなかったのだろうと思いますが、すばらしい技術だと思います。
遅々として進まない耐震診断や耐震工事に、変革をもたらす技術かもしれません。

 十数センチ程度のネットワーク接続型「IT強震計」を使い、ネットワークで監視する仕組みのようですから、単発的な診断だけでなく、ビルの健康診断的な使い方ができそうな気がします。

 構造設計の審査厳格化により、着工が遅れるなどの問題もありましたし、手抜き工事されれば知る術がなかった訳ですから、こういった技術が低価格で実現できれば、大きな安心が得られると思います。

 全てのビルに設置を義務付けて貰いたいような技術です。


 

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April 23, 2009

防災対策の進捗状況

国の中央防災会議はH17年に閣議決定された地震防災戦略についての達成状況について公表した。

「東海地震・東南海/南海地震について10年間で死者数、経済被害を半減」を目標に掲げ、3年後の達成状況をまとめたもの。

 これによると、人的被害については、
東海地震では28%の進捗で、当初(H16年度末)約9,200人の死者数が、H19年度末で約1,300人減の約7,900人となった。 このうち、もっとも被害が予想される揺れによる家屋倒壊等の被害への対策である「住宅の耐震化及び家具の固定」が約31%の進捗で約1,030人の減少となった。

 また、東南海/南海地震では31%の進捗で、約17,800人の死者数が約2,700人減となった。
この場合は、津波による死者数減に対する対策「津波避難意識の向上」が約45%の進捗で1,610人減となった。

進捗率からみれば、10年の最初の3年で3割弱の進捗というのはそこそこの成果と言えるのだろうが、「住宅の耐震化及び家具の固定」で、たった千人強しか助かる人が増えていないというのも不思議だ。
 この3年で、旧耐震の家から耐震性のある家に建て替えた家屋数だけでも、相当ありそうなものだが。

 想定の計算式で比率を掛け合わせていくと、こんな数字になるのだろうか?

一方、経済被害については、東海地震で27%の進捗、東南海/南海地震では22%の進捗となっている。
経済被害の削減目標では、東海地震で「資産喪失による被害額の軽減」が目標12兆円と66%を占め、進捗率23%の2.8兆円減となっている。

 東南海/南海地震では「資産喪失による被害額の軽減」が目標19兆円と70%を占め、進捗率約21%の3.9兆円減となっている。
  
日経新聞では「経済被害対策 やや遅れ」といった見出しが出ているが、津波による被害が大きいとされるこれらの地震で、個人や企業の努力では守りきれないといった要因もありそうだ。

この三年で大きな地震の話題も幾つもあり、マスコミでの扱いや行政の対策も増えたという印象はある。
ホームセンターなどに行っても、かならず防災用品コーナーがあるところを見ると、防災用品もそれなりに継続して売れているのだろう。

 ただ、官民共になんとなく防災意識を持ち、死者数減・資産喪失減にちゃんと結び付く実効性のある対策ができているのだろうかと疑問を持つ。
 
 今回の進捗状況を見て、計画がそれなりに進んでいるように見えるが、次の3年で目標60%は難しいのではないかと感じる。

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April 21, 2009

太陽光発電付き携帯登場

auからソーラーパネルを採用したシャープ製防水携帯が、6月に発売されるようだ。
10分間の太陽光発電による充電で、約1分間通話・2時間の待ち受けが可能になる。
4/20 Cnet Japan

いつかこんな携帯が出てくるだろうと期待していました。
こんな携帯があれば防災的にもかなり安心できそうです、もちろん日常生活でも窓際などに置いておけば充電できるのは魅力。

 太陽光充電というのは、世界的に見てもニーズがあるのではないでしょうか?

 新型プリウスへのソーラーパネルの搭載など、今年はソーラー機能搭載の製品が期待できそうです。

 もしかすると、この商品がヒットしたのもソーラー携帯登場の一因かもしれません。
私も窓際に置いて時々使っています。


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April 11, 2009

防災ラジオドラマin藤沢

(独)防災科学技術研究所が、「地域発・防災ラジオドラマ in 藤沢」というラジオ番組をネット上で公開している。
藤沢市で行われた「シナリオ型避難所運営ワークショップ」で話し合われた内容を元に、ボランティアによりラジオドラマ化したもので、4月から月2回のペースで計8回の放送される。

 第一回の放送を聞いてみると、ボランティアによる作成という事で演技はうまくないものの、内容的にはとてもすばらしいと思う。 起こりうるであろう、不平・不満の数々も挙げられているし、議論を重ねて作られたシナリオという印象を受ける。

 地域で同様の事を話す時など、とても参考になると思う。

 防災士の研修でも、グループ討議で避難所の設営について話し合ったのだが、短時間で話合いまとめるのはとても大変だった記憶がある。

 このドラマを聞いていて感じるのは、大きな負傷もせず動ける状態にあるならば、自分は「助けられる人」ではなく「協力して解決する人」と考え行動する事が大切だという事。

日ごろのコミュニケーションの薄い状況で、こういった事態になれば、自己中な発言が多い中話をまとめ、避難所の開設運営をするのはとても大変だと思う。

 防災科学技術研究所のこういった取り組をひとつのひな型とし、自治体が中心となって事前に地域の対応を話し合っておく事が大切だと思う。

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April 10, 2009

J-Alertを使える仕組みに

北朝鮮のミサイル問題で、日本への落下や迎撃はなかったものの、誤報が2回も出るなど、お粗末な結果でした。 アメリカの専門家に、マニュアルをチェックして貰うべきではないかと考えてしまいます。

 全国瞬時兵法システム「J-Alert」を導入し防災無線に直結させ、期待された機能が利用できる自治体は、僅か11..7%の211市区町村に過ぎない。
 政府は、平成21年度の第一次政府予算案に、J-Alert導入の財政支援策を盛り込む方針を固めた。(4/8 産経新聞)

 今回の北朝鮮ミサイルの問題では、目的が違うという理由でJ-Alertを使用しない予定だったが、その背景にはJ-Alertの導入率の低さもあるという見方もあるようだ。

 ミサイル飛来という事になれば、1分1秒を争う事態であり、自治体の人手を介在しないJ-Alertの役割は大きく、全ての自治体が導入すべきものだと思う。

 ただ、二つ気になる事がある。
ひとつは、消防庁主導のシステムである事。 内閣府配下に置くべきではないのだろうか?
今回利用を見送ったように、目的や管轄によらず、政府が緊急に伝えるべき時に、国民に直接伝えられる仕組みが必要なのではないだろうか。

 もうひとつは、緊急事態の把握から通知までの、運用体制の見直し。
J-Alertでも過去にミサイルが飛来すると警報が誤報で流れた、今回もミサイル発射を誤認し警報が出た。

 そもそも信ずるに足るシステムでなければ、財政支援までして全国に導入する価値はない。

どうも運用マニュアルが貧弱な気がしてならない。 まずは運用の見直しが必要ではないか。

誤報を恐れて、発令が遅くなっても困るのだが。
未確定情報であれば、準備警報のような予備警報を流し、確定次第本警報を流せば良い訳だし、実践的なやり方はあるはずだ。

地震などの自然災害、感染症、武力攻撃など様々な災厄の考えられるが、縦割り行政の枠で対応するには無理があるのではないだろうか。 やはり日本版FEMAといった組織が必要に思える。

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April 01, 2009

ミサイル発射直前、国民保護計画についておさらい

北朝鮮のミサイル発射が近づいて来ました。 東京都でも3/31緊急情報伝達訓練が実施されたようです。
実際に被害が出る出ないは別として、この機会に国民保護計画についておさらいしてみます。

1.国民保護計画とは
「武力攻撃事態等における国民の保護のための処置に関する法律」が通称「国民保護法」で2004年に成立した法律。
 日本が武力攻撃を受けた時や、大規模テロにさらされた時に、国民の生命・財産を守る方法を定めた法律。

国(自衛隊含む)、都道府県、市町村、警察官・消防、指定公共機関、地域住民など、それぞれの役割を定義している。 地域住民の役割とは、防災での自助・共助に当たる。

2.地方公共団体の対応
 各地方公共団体では、国民保護計画を策定している。
 こちらに、国民保護関連のリンク集があるので目を通しておくと良いだろう。
 詳細な計画とともに、判り易いパンフレットなども掲載されていると思う。

3.どのように伝えられるか
 避難の必要がある場合、国(官邸)が警報を発令するが、私たちに届くには幾つかのルートがある。
 (1)国→都道府県→市町村→市町村防災無線で各家庭へ
 (2)国→内閣府中央防災無線→消防庁→都道府県/市区町村→以下(1)と同じ
   ※J-Alertは、消防庁が通信衛星を介して直接都道府県、市町村に伝達し、自動的(職員の手を介さずに)防災行政無線を使って情報伝達を行う仕組み。
 (3)国→内閣府中央防災無線→総務省→放送事業者(指定公共機関)→TV・ラジオ等メディアで通知

 特にミサイルなど、十数分という時間を争う事態の場合は、FAXなどの手段で人が介在する(1)の手法では間に合わないといった事態も想定され、J-Alertのような自動伝達の仕組みへの期待が大きいが、費用面の問題や点検時の誤発令などのトラブルなども出ていて問題が多そうだ。

 さて、この警報発令によるサイレン、どんな音かご存知でしょうか? これが、サイレン音です。(Windows Media版)

今まで自然災害と比べると縁遠い印象のある国民保護について、この機会におさらいしておくと良いと思います。今回は、ずいぶん前からメディアで取り上げられ、事前に訓練までできる時間の余裕がありますが、大規模テロなどでは、ある日突然起こりうる事態です。
 自然災害と同様、事前に知識を得て、必要な備えをしておきたいですね。

 迎撃ミサイルがどうのとメディアで伝えていると、TVの向こうの出来事でバーチャルな事だと思いがちですが、、通常の社会活動ができなくなり、家族の安否確認が必要となり、避難しなければならない緊急事態として考えるといつでも起こりうる事です。

 いつでも起こりうる緊急事態の原因が、地震などの自然災害なのかテロや武力攻撃なのかという違いに過ぎないと考えるべきではないでしょうか?

 そして、原因と起こりうる状況がの違いにより取るべき行動が違いますが、正しい情報と知識を得る、事前に行動について計画・話合い・行動する、必要な備えを持つといった事は同じだと思います。
 

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March 11, 2009

火山を透視して噴火を予測

東京大学地震研究所は、宇宙線に含まれる素粒子「ミューオン」を利用して、火山内部のマグマの状態を観測する日本独自の方法で、海外の火山の観測を行う。

 この素粒子は、火山を突き抜けるがマグマや岩石に吸収されやすく、マグマの位置から噴火の可能性を予測できる。

 すでに薩摩硫黄島や浅間山では実証実験に成功しており、今後噴火予測の難しい海外の火山で試す。

この観測方法が確立されれば、避難警報などの精度は格段に高まり、大きな効果が期待できそうだ。

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March 07, 2009

アジア太平洋域災害管理システム

富士通が「アジア太平洋域災害管理システム(センチネルアジアSTEP2)」を、宇宙航空研究開発機構(JAXA)より受注した。 2010年4月の稼働を予定している。(3/4 マイコミジャーナル

 センチネルアジアは、アジア太平洋域の防災・危機管理に役立てる活動で、20カ国51機関、8国際機関が参加している。

 プロトタイプのStep1では、地球観測衛星「だいち」による観測をはじめとした災害地域の衛星画像、地図データをWeb上で公開・提供している。(衛星画像を一般者もここで見る事ができる。)

 今回のStep2では、アジア各国の衛星画像をより迅速に、また通信衛星を利用しインターネット環境が十分に整備されていない地域でも、超高速インターネット衛星「きずな」を使って配信する事が可能となる。

 アジアでの大災害では、被害状況の把握ができない・現地政府が情報公開をしない事により、タイムリーに支援ができず、多くの命が失われる結果を招いていますが、こうした国際的な情報提供の仕組みにより改善されることを期待します。

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March 06, 2009

食糧の自給自足は多少考えないといけない。

自助による防災を考えていくと、やはり自給自足が大きな課題となると思う。
局地的な地震や水害などの災害であれば、さまざまな流通・物流代替ルートや支援も期待できるかもしれない。

 しかし、新型インフルエンザなど全国、いや世界的に社会の機能がマヒするような状況になった場合は、製造から流通までの様々な工程でそれぞれ機能が落ちれば、末端である消費者への影響はそれを乗じた形となり、大きな影響が出るでしょう。

 また、新型インフルエンザの流行は数カ月に及ぶと見られ、それ間に倒産といった小企業も出てくるだろう。

 そういった事を考えると、ある程度の自給自足やサプライチェーンの短い(生産から消費者までの段階が少ない)調達の必要性を感じていた。

また、食の安全や低炭素化社会といった観点からも、地産地消や生産者から直接買うなどの対策も重要だと
思う。

 とは言っても、都会暮らしで仕事を持つ身としては自給自足など到底できる事ではないのだが、何かできる事はないかと常々考えていた。
 
 数年前から米は農家から直接買うようにしているし、ここ1年くらいはOisixも利用している。
まあ、これは防災というよりも食の安全・健康志向からなのだが・・・

ベランダ菜園というのも試した事はあったが、質・量ともに不足で続かなかった。

そんな中、最近知ったのが、家庭用キノコ栽培セット「きのこ農園」。
「しいたけ」と「エリンギ」を購入し、育て始めて1週間たったのだが、「しいたけ」はすごい勢いで生えてきました。
あと数日で収穫できそうです。

 日に僅かな水を数回与えればいいし、目に見えて成長するのでモチベーションも高まります。
自給自足には程遠い話ですが、僅かでも新鮮な物が自給できるのはうれしいですね。

 こういった都会でも簡単に栽培できるものが、もっと増えると良いと思います。

 お勧めの物がありましたら、教えていただけるとうれしいです。

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February 28, 2009

被災時に「伝える」手段を考える

もし被災した時、家族や知人と連絡を取る方法について考えてみます。
災害伝言版サービス「171」については、もうみなさん御存じでしょう。
ちなみに、毎月1日は災害伝言版サービスの体験利用ができる日です(各キャリア共通)。
まだ、試した事のない方は、家族・親族と連携して一度は試してみましょう。

 また、NTT固定電話の番号で連絡を取るのか、個人の携帯電話で連絡を取るのか、事前にちゃんと申し合わせておくべきでしょう。

 DoCoMoでは、最近機能追加がありました。
安否を知りたい相手のメッセージが登録されていない場合、連絡を求める旨を登録する事ができるようになりました。 また、誰が安否連絡を待っているのか確認する事ができます。

 2009年防災検定にも出題されましたが、災害伝言版サービスの登録可能なメッセージ数は10件で、11件目以降は古いものが消され、新しいメッセージが登録されます。
 また、登録できる任意のメッセージ文字数は、100文字です。 簡潔に必要な情報を伝えたいですね。

 そして、電話で要件を伝えたい場合ですが。 一般に被災地外から被災地への電話がもっとも掛けにくくなります。 被災地から被災地外へは比較的通じやすくなっています。 もちろん、被災地外同士は支障なく連絡できます。
 そこで、被災地から離れた処に住む親戚などに連絡し、状況を知りたい人はその被災地外の親戚に連絡する方法があります。
 電話がさっとうすれば、(命に関わる)大切な連絡ができない人も出てくるので、このような方法を使って被災地への電話を掛けるのはなるべく避けるべきでしょう。

 次に、電話・メールが使えない場合です。
阪神淡路大震災などで見られたのが、倒壊家屋の前にダンボールに書かれた「○○避難所にいます」といったメッセージ。 そして、避難所に無数に貼られたメッセージ。

 非常用持ち出し袋の中には、太いマジックなど筆記具も入れておきたいです。

 最近見つけた役に立ちそうなグッズとして「キットパス」という、固形マーカー。
一言で表すなら、口紅のようなパラフィンでできたマーカです。 色は12色。
どんな場所にも書け、雨で濡れても流れないようです。

 ガラスや金属などの平滑面なら、濡れた布で拭けば簡単に消す事ができます。
私はホワイトボードマーカーの代わりに使っています。
単色ばら売りだと、1本157円でホルダーが付いているので折れたり、他を汚す心配がありません。

 多くの人が使うのは、黒か赤のマジックでしょう。 グリーンなどあまり使われない色でメッセージが書かれていれば、目に付き易く探し易いのではないでしょうか?

避難所の小学校などでも、窓ガラスを伝言版として使えるので、学校などで備えてくれると良いのですが。

 多くのメッセージの中から、家族や知人のメッセージを探すのは大変です。
あらかじめ家族や知人と、メッセージのルールを決めておくと良いですね。

 たとえば、最初に判り易いシンボルマークを書いておくとか。

家族で防災について話す機会があれば、連絡方法についても取り決めておきたいですね。

 

 

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February 26, 2009

ちょっと気になる。富山湾の異変

富山湾がおかしいそうだ。 春中心のサワラが1年中獲れ、ホタルイカの時期が早まり、ブリの水揚げが半分になる。 南方のゴンズイが見られるかと思えば、北のタラバガニも取れる。(2/25 asahi.com

 南の魚が獲れたり、時期が早まるのなら、「温暖化の影響」と安易に思うところだが、北の魚も獲れている。
専門家も原因が判らないようだ。

 能登半島沖地震の震源は富山湾とは能登半島を挟んだ反対側だが、この地震で富山湾内で地ずべりが発生したという話や富山湾で前兆現象があったという話もある。

 能登半島近辺の地震の前兆現象でなければ良いのですが・・・

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February 15, 2009

東海地震、震源よりも首都圏が揺れる!

東海地震や宮城県沖地震が発生すると、長周期地震動による揺れが震源地近くよりも首都圏のほうが揺れるという研究が発表された。

 東京大学のこうけつ教授(字が難しい・・・)による研究で、東海地震では周期7~10秒で約200センチの速度の揺れが、震源の真上の静岡県内ほか東京都区部、神奈川県東部、千葉県北西部などで起きると予測している。

 平野部では長周期地震動で揺れやすいという話は以前から言われており、宮城県や新潟県での地震の際、首都圏より震源に近い場所よりも東京のほうが揺れている。

 高感度地震観測網Hi-Netで見られるアニメーション動画などを見ても良く判るし、体感しています。

また、千葉県の地震で六本木ヒルズのエレベータが止まるなどの幾つかの被害も実際に出ているので、ご存知の方も多いのではないかと思います。

こうした経験を踏まえ、長周期地震動に関する研究も行われ、高層ビルのエレベータの長周期地震動対策なども進みつつあるようです。

 ただ、国や首都圏自治体の東海地震の被害想定や活動要領では、長周期地震動による揺れが首都圏でも同程度という想定はされていない。

 主要都市のある平野部で、長周期地震動による被害が大きければ、震源そばの被災地に対する救援についても大きな問題が出てくるはず。

 超高層ビル、巨大な橋などの耐震対策が、どの程度長周期地震動を考慮した対策がなされているのか疑問がありますし、北海道で発生したような巨大石油タンクでの火災が複数発生すれば首都圏は大混乱となるでしょう。

 長周期地震動による震源地付近以外での被害想定を行い、活動計画の見直しが必要だと感じました。

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いつものメガネで、花粉・インフルエンザ対策

花粉の季節になりました。 花粉対策やインフルエンザ対策、そして災害時のホコリや煙対策として目を保護するのには、ゴーグルや花粉症対策メガネを使おうと、今までご紹介してきました。

 しかし、私自身ふだんメガネを使っておりますので、花粉症対策メガネは使えず、ごついゴーグルを日常的に使う訳にもいかず困っておりました。

災害被災後や新型インフルエンザ パンデミック発生時は、ゴーグルを付けても良いかと思うのですが、インフルエンザがはやりそうとか、外出時に被災した時など、あまり違和感がなく付けられるものが欲しいと考えていました。

 いっそシリコン樹脂で自作してみようかとも考えていました(自作大好きなので・・・)。

 私がイメージしていた商品を見つけました。 「SQACY メガネつけたまま」という商品です。
2401012写真の通り、使っているメガネに付ける透明カバーです。

密閉するので当然ですが、メガネが曇る可能性があるのが心配ではありますが、考えていたイメージにピッタリです。

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February 10, 2009

ダムの重みで四川大地震を誘発

2008年5月のあの四川大地震が発生したのは、断層そばに作られたダムの重みがトリガーとなったという説が出ている。(WIRED VISION)
 問題のダムは紫坪埔ダムで、四川大地震で動いた龍門山断層から500m、震源地から約5.5kmの位置にあり、2006年に完成。 貯水量は11億1200万立方メートルと日本最大の徳山ダムの2倍弱の貯水量。
Googleマップ

 このダムの重量によって、一帯の応力が変化し、いずれ起こる可能性があった地震を早期に誘発した可能性があるという。
 この断層には、25年分程度の応力が溜まっていたが、この断層の数千年という動くサイクルに比べ、溜まった応力が小さすぎ、ダム建設がトリガーになったのではないかという説。

 日本でも新潟中越地震のトリガーになったのは、長岡市の二酸化炭素注入実験ではないかという話もあり、他にも人為的な行為が地震のきっかけになるという話は聞く。 幾つかの映画のネタ(007、スーパーマン)にもなっている。

 この因果関係を立証するのは難しいのだろうが、少なくとも断層のそばにダムを作るのは危険であり、ダムが被災した際の二次被害を考えたら作るべきではないだろう。

 日本には数多くの断層があり、断層のそばに家を建ててはいけない、穴を掘ってはいけないとなると、かなり制約ができるのだろうが、地震と人為的な行為の因果関係の研究を進め必要な規制はすべきなのだろう。

 
 

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February 07, 2009

長周期地震動 コピー機が壁を突き破る

防災科学技術研究所の「E-ディフェンス」で、超高層ビルでの長周期地震動による被害の実験が行われた。
30階建てビルの最上階と同様の揺れを発生する建物で、想定南海地震が神戸市内の高層建物にもたらす地震動を与えた実験。

 震度6弱だが、揺れ幅は最大3m、コピー機やベッドが部屋を動きまわり、壁を突き破り、マネキンを押しつぶしたそうだ。

 ただ、転倒防止処置を行ったものは、ほとんど動かなかったそうだ。 (2/7 日経)

 高層ビルでは、低層ビル以上にしっかりした転倒防止対策を行わないと、重い家具が凶器と化す。
高層マンションの家庭も高層ビルのオフィスでもしっかりした対策を行っていただきたい。

 この記事には触れられていないのだが、コピー機が壁を突き破るような状況であれば、什器や机上の棚などが窓ガラスを突き破る事もありそうだ。 
 
 もしそうなったら、30階の高さから割れたガラスや備品が地上に落ちてくる。地上に人がいたらと思うと恐ろしい状況ではないか。

家具転倒防止をしなかったからといって責任を問われる事はないが、高層階を利用する人はそんな事態が起こりうる事も念頭において、しっかり家具転倒防止対策をしていただきたい。

おそらく、しばらくすると実験の動画が公開されると思います。
その時は、改めて記事にしたいと思います。

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February 06, 2009

防災学検定2009

朝日新聞主催の「防災学検定2009」 今年も開催されています。 もう挑戦されましたか?

問題は全部で30問、無料です。 1/31~2/13までです。 解答は2/15発表。

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January 18, 2009

阪神淡路大震災14年。当時の状況を振り返る

1995.1.17. 5;46;52 阪神淡路大震災が発生して14年経ちました。
当時の第一報のニュース映像から、刻々とその被害の大きさが判ってくる状況をまとめたサイトを見つけました。

改めて、その被害の大きさに驚きます。とても参考になるので、ぜひご覧ください。

改めて見ると、最初は何も判らないという状況が良く判ります。
動画サイトについては賛否両論ありますが、こういった使い方をすると、この貴重な経験を世界中で共有できるのはとても役立つと思います。

 阪神淡路大震災の状況は、その後本で読んだり、TVで見たり何度も目にしていますが、当時のニューズ映像を改めて見ると、編集してまとめあげたものにはない生々しさを感じます。

 阪神淡路大震災をきっかけに作られた「防災とボランティア週間」ですが、改めて「共助」の大切さを感じます。

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January 07, 2009

備えに見落としはあるものですね。

12/6「学べるニュースショー」で、阪神淡路大震災で助かった人のポイントを紹介していた。
就寝中、2階が崩れ圧死は避けられたものの、声を出しても届かず、物をたたいて知らせた例など・・・

 番組を見ていて、気付きました。 「寝室にはホイッスルがない!」
私も妻も外出時はホイッスルを携行しているのに、寝ている時に手元にありませんでした。
良く言われる、履物を寝室にも用意するとか、懐中電灯を用意する、バールを用意するとかは、ちゃんと備えていたのですが、寝室のホイッスルは見落としていました。

 丁度、先日ご紹介した地震時の対応体感ゲーム「D-Moment」に付属していたホイッスルがあったので、さっそく寝室に置くことにしました。

 ミニLEDライトとホイッスルを、貰いものの首にかける携帯ストラップに付けて、枕元にぶら下げる事にしました。

十分対策はできていたつもりが、やはり見落としはあるものですね。

それから、番組中ホテル・ニュージャパンの火災の時、シーツをつないで窓から脱出した韓国人の話を紹介していました。 この火災の前に韓国でも大規模なホテル火災があり、シーツで脱出した話をマスコミで取り上げていたので、記憶に残っていて実践した韓国人が多かったとか。

 やはり報道などで、災害時に助かった人のエピソードを見る事は、記憶に残っていざという時に役に立つものなのですね。
さまざまな災害報道で生死を分ける行動については、注目するべきですね。

数年ぶりに、ホイッスルの紹介をしてみます。
1)価格的にも手頃で、音も大きい、私もずっと使っています。

2)薄型で、救命胴衣に取り付けてあるのと同タイプ、世界の公的機関で採用

 最後に私の経験上は、ホイッスルは単機能の物が良いと思います。 筒の中にIDを入れられたり、ライトやコンパスが付いていたりする商品も幾つか試した事があるのですが、どれも音が小さいなど今ひとつでした。
 基本的に多機能商品大好きなのですが、ホイッスルやライト類は単機能のほうが基本性能が高いと思います。

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December 31, 2008

帰宅難民を思い起こさせた新幹線トラブル

年末の帰省ラッシュの中、新幹線がトラブル続きですね。
28日が天候不良によるもの、29日はシステムトラブル、30日は人身事故で、合計では30数万人に影響が出たようですね。

 特に29日のシステムトラブルでは、早朝からホームで待つ人、構内の床に座って待つ人など、帰宅難民さながらの光景でした。

 地震などの災害でなくとも、こういったトラブルにいつ遭遇するか判りませんね。
普段からこういったトラブルに対する備えがあれば、出先で災害に遭遇した時にも役立ちそうです。

 特にこの時期寒さ対策は考えておきたいですね。
床や椅子での冷え対策として、幾つかご紹介します。 

1)新聞紙、雑誌、ダンボールを敷く
 備えがなくても簡単に入手できる方法。 新聞紙は体に巻いても暖かいそうです。
 ホームレスの防寒対策にも学ぶべき点があります。

2)保冷バッグ
 旅行などに行く時は、要冷蔵の商品などを入れる小型の保冷バッグがあると年間を通して便利です。
 断熱効果がありますから、敷くと暖かいです。 突然の食品の買い物の時も便利です。
旅行バッグの片隅に入れておきたいです。

3)キャンプ用座布団、エアマット
 最近のアウトドア用のエアマットはコンパクトで断熱性能も高いです。
 私はモンベルのエクステンションパッドを、ここ数年使っています。
 外でちょっと座る時に、汚れ防止と寒さ防止になり手軽に使えます。

 使う時はエアバルブを開けると自然に膨らみ1cmの厚さになります。

 モンベルのU.L.コンフォートシステムパッドシリーズの一部で、他のマットと連結して使う事もでき、拡張性の高い製品です。

 昨年は背中にポケットのあるジャケットを着ていたのですが、背中のポケットに入れておいたら暖かく過ごせました。 空気を抜くと5mm程度の厚さなので、嵩張らず・目立ちません。

 価格も1400円程度と手頃。 
 サイズは30cm×50cm 厚さ1cm。 収納時は丸めると30cmで直径6cm程度とバッグの隅に収まるサイズです。
 

その他、持ち歩きに便利な防寒対策用品としては
1)風呂敷 応用範囲が広く、膝かけにしても結構暖かい。

2)エネループカイロ電池タイプ 
 昨年人気のあった片面のみ暖かくなる電池交換できないタイプですが、今年は両面が暖かくなり単三充電池が交換できるタイプが発売されました。 単三充電池の充電器としても利用できます。

3)ダウンマフラー
 この冬お気に入りです。 ダウンの入ったマフラー。 畳むと文庫本程度の大きさになり、ポケットや鞄のに入ります。

 長さ160cmあり、とても暖かい。 おかげでコート要らずです。

4)マスク
 インフルエンザ対策はもちろんですが、マスクがあると暖かいですよね。

5)ペンドルトンのブランケット
 アウトドアで使える毛布として最高。一生物の一品です。
 値段も高いですが、とても密度の高い天然ウールの暖かさは抜群です。

 毛布は13年、ヒザ掛けは7年くらい使っているでしょうか? まったくヨレヨレになりません。
もし、冬に被災したら絶対持ち出そうと考えています。

 

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December 27, 2008

被災時に役立ちそうなソーラグッズ

被災した際に役立ちそうなソーラグッズを見つけました。
ソーラパネルで充電できて、ライト、ランタン、カイロ、携帯充電器として使える商品。
ソーラとUSB経由での充電に対応。 これで4179円

 カイロ付きが新しいですね。

 被災時に役立ちそうな機能満載ですね。

 このくらいの価格のソーラグッズって、実用性の高い物にあたった事があまりないのですが、USB外部充電器などと組み合わせれば実用性アリかもしれません。

 

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December 25, 2008

D-Momentレビュー

先日「首都直下型地震をゲームで体験する。」でご紹介した、「D-Moment」を使ったのでレビューをご紹介します。

 到着した商品は名刺の箱大の箱の中にプラスチックカード1枚とホイッスルがひとつ入っている。
このカード、ソフトのサイトのURLやIDが記入されているが、「災害時、初動の心得」と「災害用伝言ダイヤルの使い方」が書かれ、氏名・緊急連絡先・血液型を記入する欄がある。

 このカードを携行しましょうという意図なのだろうが、中途半端な印象。
製品IDやURLは別紙にし、携行するのに役立つ情報を増やして欲しかった。

 さて、ゲームそのものはどうか?
ソフトは添付されず、指定URLからダウンロードし、IDを入力して使用する。
結論から言うと、「お金掛っていないな」という印象。 ただ、ちょっとした地震対策のノウハウ本と同程度の価格である事を考えると、内容や情報量に遜色はない。

わざわざ防災本など読まない人が、ゲーム感覚で防災の知識を知りたい方に適しているのだろう。

私が試したところ、2時間程度でゲームは終わった。 
ゲームとしてはシンプルすぎるのではないだろうか?

シナリオは、首都直下型地震が発生し、3人の登場人物が都内で被災し、帰宅するまでの半日の行動を通して、起こりうる困難を知り、適切な行動は何かを知る。 

 途中11の選択を迫られる場面があり、最後の結末はその選択肢によって変化する。
普段、防災に関心があり情報を収集している人なら、9割方正解するであろう設問だ。

 シナリオ設定は、専門家が監修しているだけあり、被害想定に即したもので、判断の選択肢も良くできている。
シナリオの随所に、用語の説明や状況の解説画面がある。

首都直下型地震発生の際は、遭遇するであろう場面を通して具体的なイメージを持つ事ができる。

ゲームを通して、具体的なイメージを持ち、防災の知識を広めるというアプローチはとてもすばらしいが、ゲームとしては単純すぎるというのが、正直な感想だ。

D-Moment ~巨大地震編~
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December 21, 2008

正月は災害伝言版体験利用を

早いもので今年もあと10日あまりになりました。帰省される方も多いと思います。
携帯電話各社では、正月3が日は「災害伝言版」の体験利用を提供している事をご存知でしょうか?

 普段顔を合わせる機会のない親族が集まる正月に、災害時の安否確認方法を話合い・実際に体験されてはいかがでしょうか?

 特に親族の中には、こういった機器の操作に疎い方もいらっしゃるでしょうから、使い方を伝える良い機会だと思います。

 私も実家が福岡ですので、福岡西方沖地震の際は連絡が取れず心配しました。
普段離れて暮らしているからこと、いざという時安否が気になります。

体験利用日は毎月1日に利用できますが、親族が集まるこの機会に、安否確認の方法を親族で確認しておきましょう。

NTT DoCoMoの災害伝言版体験サービス案内

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首都直下型地震をゲームで体験する。

首都直下型地震をパソコンのゲームで体験し、地震に遭遇した際の危機回避方法を学ぶパソコン用ゲームが、スクウェア・エニックスグループのSGラボから発売された。 Amazonで販売し価格は1575円。

 東京工業大学都市地震工学センター 梶秀樹特任教授の監修によるもので、首都直下型地震を想定したシナリオで、さまざまな場面での判断を問われるようだ。

防災において大切なのは、どんな状況になるか具体的なイメージを持ち、事前に備えるべき事を備え、事態に直面した際には冷静に対処する事。

 この具体的なイメージを持つのに一番身近なのは映画やドラマだろうが、視聴者が判断を考える間もなくシナリオが進んでしまったり、過剰にドラマチックな展開になる事も多い。

 その点シリアスなストーリーのゲームなら、よりリアルに災害のイメージを持ち、自身の判断を手軽に試す事ができるのではないだろうか?

 さっそくポチッと購入したので、行政の被害想定との違いなど感想をアップする予定です。

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December 15, 2008

「首都直下地震」活動計画から足りないものを知る

中央防災会議は首都直下地震の救援活動計画を決めた。
そこで浮き彫りとなったのは、消防と物資の不足だった。

M7.3の首都直下地震が午前6時に発生、死者11,000人、負傷者21万人の被害想定を元に作成した救援活動計画。

発生から半日で2万人超、2日目で8万人超、4日目で11万7千人を投入する計画だが、発生後12時間で消防士4800人が不足する見込み。
 なお、これらの人員は計画で活動拠点(主に主要な公園)が決められているようだ。公表された資料から、近くの活動拠点となる場所を把握しておくと良い。

 共助による初期段階での消化や、個人でも避難する際に火の始末やブレーカを落とすなどに気をつけたい。

物資については、発生後1週間で、1都4県で約7500万食、飲料水は千葉埼玉で計16,000t不足、毛布、おむつ、仮説トイレなども備蓄分では対応できない。

 発生後数日間は救援物資が届かない前提で、個人の備蓄が必要。

 人員も物資も陸路での輸送が中心で、一部海路・空路で輸送する事になるが、緊急輸送道路が使用できる事が前提となる。 落橋、道路沿いビルの倒壊、車の撤去に時間が掛るといった活動の妨げになる要因は幾らでも考えられる。

 計画通りにいかない事を前提に、備えるべきだろう。
また、自動車運転時に被災した時のルールを一人一人が守る事が大切。鍵を掛けて放置された車の何百台もあれば、どれだけ輸送に支障が出ることか・・・

 ところで、以前から疑問に思っている事があります。
緊急輸送道路上の車両は、国道なら国土交通省が撤去する事になっているのですが、数キロに及ぶ渋滞で滞留した車を移動させる場所などあるのでしょうか? 都会ではそんな場所そうそうあるように思えません。

 ちょっと話がそれましたが、活動計画上も不足している状態で想定外の問題も必ず起きるでしょう。
不足分を補えるのは、自助・共助しかありません。

 多くの人が、阪神淡路の被害状況を被災した時のイメージとして思い浮かべるでしょうが、阪神・淡路大震災と比べ、被災範囲も被災人口も格段に多いのです。 
 
 範囲が広い分、支援のばらつきも大きいでしょうから、支援については1週間程度は期待できしないほうが良いと考えています。

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October 14, 2008

行政の防災冊子を活用しよう。

おそらく平成20年度版東京都「防災のしおり」と思われる、「みんなの防災ガイドブック」を入手しました。
「音声コード掲載版」とあり、視覚障害者でも内容が分かるようです。

 内容的には、従来の地震だけの内容から、地震・風水害・テロ災害等・新型インフルエンザといった危機に対応した内容です。

 対象とする災害が増えた分、それぞれの内容については最低限知っておきたい知識だけになっており、概要(どんな災害)、被害想定、初動で何をすべきか、正しい情報の入手方法などに留まった内容になっています。

 地震対策以上に、国民一人一人が正しい基礎知識と行動する事が大切といえる、新型インフルエンザ対策。
このような冊子を使い、もっと啓蒙に力を入れるべきだと思います。

 なお、同様の資料としては
・警視庁「地震のときはこうしよう」、交通規制や屋外での初動対応などが中心の記述。

・財団法人 消防科学総合センター「地震に自信を」 日本語、英語、ハングル、北京語、ポルトガル語併記で基礎知識がコンパクトにまとまっています。

・日本赤十字社(東京支部)「東京大地震への備え」 日頃の備え、初動対応、応急手当などについて判り易く掲載。

 こういった冊子は無料で配布しているので、周囲に防災啓蒙する際にうまく活用したいですね。

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October 07, 2008

今年のゲリラ雷雨予測は当たった! 役に立った!

今年の夏は、ゲリラ雷雨が多かったですね。 ひどい目に遭った方も多いのではないでしょうか?
夏にご紹介した記事「気象庁の局地雷雨への対応」でご紹介した、私が重宝していたのが「ウェザーニューズ ゲリラ雷雨予報」。

 ウェザーニューズが今年の事前捕捉率は76.7%と発表しました
 
 これによると、今年のゲリラ雷雨発生は平年より多く、7/30~9/15の雷日数は東京で2.9倍、大阪で2.3倍、福岡で1.9倍、名古屋で1.5倍だったそうです。

 ウェザーニューズ社では、全国1万人以上の会員からの報告と観測情報から、「ゲリラ雷雨メール」を発行しました。

福岡では308回、東京都・愛知県では172回、大阪府では128回のゲリラ雷雨が発生し、最も予測率の高い東京都では76.7%を38分前に予測しメール送信したそうです。

 10kmメッシュのエリア内に報告する会員が150人以上いる場合の予測率は平均で90.9%とかなり高かったそうです。

 私が今年メールを受け取った感覚では、雷雨のほぼ15分前にメールが来て8割方当たったという印象でした。

 この結果を見ると、来年さらに会員数が増えれば、かなり高い精度でゲリラ雷雨の発生を知ることができ、ひどい雨でズブ濡れという事態は避けられそうです。

 今年は利用されなかった方も、来年はぜひ試してみてください。
有料サービスですが、毎月ビニール傘1本のお金でズブ濡れを避けられるなら価値はあると思います。

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October 05, 2008

実用性の高まるダイナモフラッシュライト

先日、ひさしぶりに手回し充電式のライトを購入してみた。自転車用のライトなのだが、はずせば手のひらにぴったり収まり、日常使うライトとしても十分使える。

 2005年に防災用のダイナモライトを幾つか使ってみたのだが、当時はLEDも暗く、汗をかいて充電した割には実用的な明るさの保てる時間も短く、正直非常時以外は使いたくない物だった。

 今回購入したものは、LED3灯でダイナモの性能が上がっているのか持続時間も上がっており、日常生活でも充分使えるように感じた。

 通勤/通学などで自転車を使う方は、このライトを使い自転車を降りたらはずしてバッグに入れておくと、非常時にも役立つだろう。

 まためったにライトを使わない人は、いざ使おうとした時電池ギレという状況も多いと思う。
充電のし易さと明るさ/持続時間が両立したダイナモライトがぴったりではないだろうか。

 仕様と性能は以下のとおり。
サイズ 70×41.5×41.5mm
重さ 73.5g
防滴形
価格も2千円以下と手頃だ。

1分間手回し充電で、1灯なら80分、3灯で30分。実際使ってみても同程度の時間だった。
これは、実用的な明るさの時間で暗闇で点灯/点滅していることが確認できる時間はもっと長い。
テストのために、完全に放電するのを待っていたのだが半日程度は点いていたと思う。


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September 24, 2008

ダンボール箱で家具転倒防止

家具の上にダンボール箱を積んでも家具転倒防止になるという話は、このブログでも何回かご紹介していますが、それを商品化した商品があるようです。
 昨日のWBS トレタマで紹介していました。 名前は「家具転倒防止BOX 耐震君」

 家具の天板から天井までの高さに応じて、いくつかのダンボール箱を重ねる仕組みで、一番下に置くダンボールの中に車用のジャッキが入っていて、高さ調整ができる仕組みになっている。
 もちろん、ダンボールの中には荷物がしまえる。

 値段が高いが、完成品が届き設置が簡単なので、自作はちょっとという方には良いかもしれない。

 家具と天井の間に設置する方式では、突っ張り棒タイプの家具転倒防止器具が一般的だが、設置の仕方が悪いと、最初の振動で倒れてしまい役に立たない事もある。
 やはり、正しい設置は基本です。

 こういった家具天板と天井を支えるタイプは、家具の上の奥の部分が地震動で手前に動く事を防ぐ事により、家具の転倒するのを防ぐ仕組みです。

 このダンボール箱タイプだと、面で支える分転倒してしまう危険は少なく、天井の上部な部分を抑える(可能性が高い)ので、突っ張り棒タイプよりも確実性は高いのではないでしょうか?

どうせ商品化するなら、もっと見栄えを良くするとか、ダンボールの上下面をすべりにくくするとか付加価値が欲しかった気もします。
 
自分でダンボール箱で家具転倒防止をやろうという方は以下の点に注意されると良いと思います。
1)天井との間に隙間を作らない。
 サイズが合わない場合は、板やたたんだダンボールで高さ調整をしましょう。

2)ダンボールには重い物を入れない。 
 重いものを入れては、ダンボール箱自体が落ちてきて危険です。 軽い物やとっておきたい空き箱類を詰めましょう。

[効果を高めるためには]
1)特に奥の部分を強く。
 地震の振動では、家具の奥の部分が上や手前に動く力が働くので、特に奥の部分の強度が高まるような工夫をする。
 たとえば、ダンボールの内側に高さを合わせて切ったダンボールを入れる(側面の二重化)

2)天井に接する部分は板を入れると、より強く面で支える力が強くなります。

3)間に滑り止めシートを挟み込む。
 振動でダンボール箱が動いては役に立ちません。 薄めの滑り止めシートを家具、ダンボール箱、天井の間に挟みこみましょう。
 ホームセンターなどで、あらかじめ切った物をロール状にして売っていますが、カーペット売り場などで計り売り(長さを言って切って貰う)ほうが、安い場合が多いようです。

 私は東急ハンズでゴムのメッシュのシートを計り売りで買い使っています。 食器棚の中とか、ソファーカバーのズレ防止など、いろいろ使えます。

 家具転倒防止をやらない方は、家具や家に傷つけたくないからとか、見た目が悪くなるからとか、やらない理由に多いようですが、やらないよりやったほうが絶対イイ。

 ダンボールに包装紙や壁紙をまくなどして、見た目も工夫しだいで良くなるはずです。
たとえ、効果が少なくて家具が倒れたとしても、倒れるタイミングを遅らせるだけでも、命は助かる可能性は高まります。

自分でやるのは面倒で、お金かけても問題ない方は、「耐震君」買いましょう。

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September 23, 2008

iPhone,iPod touchで助けを呼ぶ3

「iPhone,iPod touchで助けを呼ぶ」という記事で、「モールス信号」を点滅して知らせるアプリがあったらと書いたところ、Erlangさんが"Morse-It"というアプリを教えてくださいました。

 まさに、私が想定していたアプリでしたので、ご紹介しておきます。
きっとヨソでは紹介されないアプリでしょうから・・・

 アルファベットのみですが、文字を入力して「translate」ボタンを押すと、画面下部の点滅でモールス信号を発信します。
 別画面ではモールス→テキスト変換ができ、画面下部でタップすると画面上部に文字変換され表示される。

信号の一覧画面もあります。
設定画面で、点滅スピードや色の変更もできます。

モールス→テキスト変換の機能など、タッチパネルを活かしたアプリですね。
モールス点滅画面が全画面表示になると、もっと視認性が高いと思います。

 まあ、実用性はないでしょうし、モールス信号を読める人がどれだけいるかは疑問ですが、パニック映画などでは、モールス信号で助けを呼ぶというのはありがちなパターンですので、役立つ時もあるかもしれません。

Erlangさん,ありがとうございました。

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September 21, 2008

iPhone,iPod Touchで助けを呼ぶ2

前回記事で紹介したiPhone/iPod Touchで使えるライトアプリ「myLite」が実際どの程度持つのか試してみました。

 結果は約7時間。 72時間持って欲しいところですが、結構使えるレベルの時間ではないでしょうか?
ちなみに使用条件は、
・機種 iPod Touch(第一世代) バージョン2.1
・無線LAN オフ
・明るさ自動調整 on 明るさ設定は目視で30%程度

 これって、人混みの中で待ち合わせていて、携帯で話ながらドコ?とか探している時に、合図に使うといった使い方できるかもしれませんね。

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September 20, 2008

iPhone,iPod Touchで助けを呼ぶ

iPhoneやiPod Touch(以下、touch)は、公開されているプログラムを入れて使えるのが特長なのだが、ユニークなアプリケーションが結構ある。

 お気に入りのアプリケーションは幾つかあるのだが、一応ブログのテーマに関連するものを紹介したい。

・ライト関連
 touchで使えるライトのアプリは何種類かある。大きな液晶画面を懐中電灯の代わりに使ったり、ろうそくやライターの映像が表示されるものだったり、画面全体を指定した色で全画面表示するものだったり。
 私は、無料の「myLite Flashlight and Colored Strobe」。

 ストロボパターンで色を点滅させる。 あまり実用性はないとは思う。
 もし、救助を待つ身になったら、ヘリなどに知らせる役には立つのかもしれない。

 その延長で考えると、文字を入力して実行すると、指定した文字列をモールス信号に変換して、点滅して知らせてくれるアプリケーションがあったら役に立つのかもしれない。
 「けが人がいます」とか、モールス信号で救助のヘリに知らせる事ができたらいい。
 パイロットならモールス信号読めますよね、きっと・・・

 誰か作っていただけないでしょうか?

・touchをハードディスクとして使う。
 被災する事を考えると、大切なデータは持ち歩いていたい。 また、日々参照するようなデータはパソコンがなくても見れると良い。

 「Air Sharing」は、touchを外部ハードディスクとして使えるソフト。 今は無料だが将来有料化されるらしい。
 無線LANに接続すると、パソコンからネットワークフォルダとしてtouch内のフォルダが見えるようになる。
このフォルダーに必要なファイルをコピーするとiTunesを経由せずに、ファイルをtouchに格納できる。

 touch側では、このフォルダー内のファイルを見る事ができて、扱えるファイルもOffice系のファイルやPDF,動画・静止画の各種フォーマットなど、いろいろ扱えるところがすごい。
詳細は、nikkei TRENDY netで紹介されている

 電話で問い合わせを受けて、ちょっと資料を確認したい時など、すぐ確認できて仕事でもとても役立っている。
仕事で活用するためのキラーアプリと言ってもいいと思う。

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文化祭でカセットコンロが爆発

東京都豊島区の高校の文化祭で、カセットコンロが爆発し15人がけがをする事故が発生した。
4台のカセットコンロに2枚の鉄板を載せ、焼きそばを調理中の事故のようだ。

 以前、「カセットコンロで炭に着火してはいけない」という記事で、カセットコンロで炭に着火してはいけない、ガスカートリッジ部分まで覆うようなフライパンなどを使うと、輻射熱でカートリッジが過熱して爆発すると紹介しましたが、このニュースを見て、やはり事故が起きたかと思いました。

本日のブログのアクセス解析を見ると、「カセットコンロ 爆発」というキーワードの検索が多く、Googleでは今時点で、このブログの記事が3位に表示されていました。 

 ネットの世界でも、いかにこの危険性が紹介されておらず、世間に認知されていないかが判ります。

 教師や学生の誰かが知っていて注意していれば防げた事故なのに、残念です。

 この事故では、おそらく教師が責められるのでしょうが、企業なり国民生活センターなりが、危険性を広めるべきではなかったのかと思います。

 また、ガスコンロにも温度が高くなると色が変わるようなシールを貼るなど、製品の工夫が欲しいですね。
もっとも、最近は中国製が多いのかもしれませんが・・・

 日本ガス石油機器工業会で、ガス石油機器の安全な使い方に関する紹介ページがあります。

 この中の、アウトドアでの注意のチラシから危険な使い方を紹介しておきます。
1)テント内ではランタン、こんろ等のガス器具を絶対に使用しない。
2)こんろ等を2台以上並べて使用しない。
3)こんろで炭火等をおこさない。
4)ガスカートリッジを火気や他の熱源の近くに置かない
5)砂浜・河原・舗装路面等ではガス器具を使用したり放置しない
6)ガスカートリッジは高温になる車内等には放置しない。
7)風よけのためであっても、ガス器具及びガスカートリッジ全体を囲み、ガスカートリッジが過熱するような使用をしない。
8)こんろで輻射熱が大きい調理器具を使用しない。

 こういった危険性をちゃんと理解しておきたいですね。

 話はとびますが、最近オバカなタレントが基本的な漢字も読めない状況を見ていると、注意書きで危険性が書かれていても理解できない人もいるのだろうなと、最近感じています。

大人が使用する事を前提とした商品の場合、小中学校で習うレベルの漢字を使いなさいとか、難しい単語は使ってはいけないとか、注意書きを書く基準みたいなものは決まっているのでしょうか?

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September 18, 2008

省エネしつつ防災にも役立つ?日射熱反射シート

(独)産業技術総合研究所は、窓ガラスに張れる日射熱反射シートを開発した。
78%の採光を確保しながら、日射熱の透過を約6割カットできるそうだ。

 防災にも役立つとは紹介されていないが、シート素材は耐衝撃性の強い素材の0.5mm厚のポリカーボネイトが使われている。

 現在の建物は、窓枠に耐震性があり、地震により窓ガラスが飛散する危険性は低いと言われているが、高層ビルでの地震動の実験を見ていると多くの什器が移動する、什器類が窓ガラスに当たり割れる事は充分に考えられるのではないかと思っていた。

 地震対策のために、防災フィルムを全窓ガラスに貼るというのはコスト面でなかなか難しいと思うが、日射熱をカットし省エネになり冷房費が節約できるとなれば、導入のための強い動機になる。

 省エネのために貼った日射熱反射シートが、被災時の窓ガラス飛散の危険を減らすのであれば、すばらしい事だ。
 そして、冷房のために排出される熱が減れば、ヒートアイランドなどの低減につながり、ゲリラ豪雨の発生も抑えられるだろう。

 単に「防災のために備えよう」といっても、コスト面などでメリットがなければなかなか導入は進まない。
この製品のように、コストメリットがあり防災にも役立つといった商品が開発され・普及する事が、防災に強い街づくりには欠かせないのではないだろうか?

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September 07, 2008

地面に接していなければ揺れないという発想-Air免振

さまざまな免振システムがありますが、見えないところで揺れの影響が出ているのではないかと不安もあります。
 地震が来たらホバークラフトのように家を浮かせてしまい、地震の揺れを受けないようにしようという発想の免振工法があります。

 その名も、「AIR免振」。

地震が発生した瞬間に、圧縮空気で家を約24cm浮上させ、加速度を1/20に減衰するとか。
費用は350万円程度。

 実にユニークな発想の免振工法ですね。
たしかに、浮かせてしまえば振動周波数とかも関係ないし、揺れのストレスによって影響が残る事も考えにくいです。
 
 ついでに浸水被害の時は、家ごと浮いてくれると良いのですが・・・
まあ、配管・配線などの問題で無理でしょうけど。

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September 01, 2008

危機感が身近になった防災の日

今年も「防災の日」がやってきました。
 先週は、東海・関東・中国・東北地方を記録的な豪雨が遅い、中国四川では8/30にM6.1の地震が発生、アメリカではハリケーン「グスタフ」がニューオリンズに上陸、30万人が避難という、災害のニュースを聞かない日はありません。

 「いつ災害に遭うか判らない」を実感できる「防災の日」になったのではないでしょうか?

どんな災害でも、共通の考え方は以下の三つだと思います。

 ・事前には「具体的なイメージを持ち、備える事」 
 ・危機が判った段階で「正確な情報を入手し、早めに行動する事」
 ・被災後は「人命最優先で、状況把握を迅速に行い、優先度に応じて対応する事」

さまざまな災害を「明日は我が身」と捉えて、日頃から備え、いざという時は冷静に対応したいですね。

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August 27, 2008

歩いて充電できるようになる

アメリカで、歩くなど簡単な動きで発電し、携帯など充電できる装置が発表された。
現在、軍事用と携帯端末向けのプロトタイプを開発中で、2009年には提供予定。

 気になる性能は、6時間の歩行で携帯で30~60分通話できる充電量とか。
(080826 excite News

 大いに期待したい技術ですね。
帰宅困難者が歩いて帰れば、携帯に充電でき電池切れの心配がなくなりそうです。

 ただ、性能がまだまだです。 5000歩程度で30~1時間くらい充電できないとキビシイかと。

 現状では、ソーラパネルによる携帯充電器のほうが歩がありそうです。
私も使っていますが、充電の補充程度の使い方ですが、ACからの充電もできるので、なかなか良いと思います。


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August 25, 2008

通報はGPS付き携帯で

16日に起きた、栃木県鹿沼市での軽乗用車が豪雨で水没し女性1名が亡くなった事件、消防も警察も通報を受けていながら勘違いなどにより、救援に向かっていなかった事が判った。

 豪雨の被害により、通報が多く同様の通報が近くにもあり混乱していた事が原因のようだ。

死に至るというあってはならない事ではあるが、近くで同じ状況が発生し、通報者も混乱して適切な通報ができていなかった事を考えると、警察や消防の対応だけを責める訳にもいかない気もする。

 現在は、緊急通報位置情報通知という仕組みがあり、緊急通報(110番,118番(海上保安庁),119番)については、警察など通報の受理側がGPSによる位置情報を取得できるようになっている。

 そして、総務省の通達により「2007年以降に新規提供する3G携帯について」原則的にGPSによる位置情報通知機能に対応する事になっている。

 もし、今回の被害者がGPS対応携帯を使っていれば防げた事故かもしれない。

 日常生活でGPSを使う必要がないと考え、GPS対応携帯を選択しない方も多いだろうが,事故や災害の際にはGPS携帯から通報する事により助かるかもしれない事を知っておいていただきたい。

 そしてGPS携帯で通報する時は、屋内からではなく空の見えるGPS測位し易い場所が望ましい。
もっとも、豪雨の状況でGPS測位が正確にできたかどうか疑問はあるが・・・

 また、最近は登山での事故も多く、捜索が難航する事も多い。 最近は富士山や海でも沿岸部なら携帯は通じるから、GPS携帯から連絡していれば助かる命もあったのではないかと思う。

 ちなみに海でも山でも濡れて使い物にならなくては困るから、ジップロックの袋に入れて持ち歩くなど、防水対策をしておきたい。

 

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August 24, 2008

防災ハックス新着

新規に開設した、防災知恵袋のサイト「防災ハックス」ですが、RSS機能がないので、当面手動で新着情報をご紹介します。

[8/23 新着情報]
1.メガネなしで小さな文字を読む
2.ゴミ袋で掛け布団
3.面をつなぐ方法

3点を新規掲載いたしました。

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August 23, 2008

エレベータの安全対策強化へ

国土交通省は建築基準法を改正し、エレベータの安全対策を強化する方針。現在パブリックコメントを公募している。

 改正内容は、地震が起こった場合などへの対策を、より具体的に定めるもので、2009年9月30日施行予定としている。

 また、最近増えているエスカレータの事故についても、同様の安全対策も検討しているようだ。
(以上。8/22 日経BP net

 都市部で暮らす者にとって、エレベータへの閉じ込めは、遭遇したくない状況の代表格。

東京都の被害想定では、都内のエレベータ数14万5千台のうち6%にあたる9161台でエレベータ閉じ込めが発生するとしています。

 もし、出社/退社時間帯であれば、これを大きく上廻る閉じ込めが発生するでしょう。

 もし閉じ込められた場合は、専門のサービス要員や消防しか救助する事ができず、おそらく消防は消火や救助で手一杯ですから、すぐ生命の危険のないエレベータの閉じ込めは後回しになる事でしょう。
 民間のサービスマンだけで救出するのは相当の時間を要すると思われます。

 1週間程度は覚悟しておく必要があるのではないでしょうか?
水・食糧・トイレなど、僅かでも持っているかどうかが生死を分けるかもしれません。

 余談ですが、最近は雷雨が多く、雷がなっている時にエレベータに乗るのを躊躇してしまいます。
そんな時は階段を使いたいですね。

 さらに余談ですが、先日都庁5Fで防災の講演会があり、満員のエレベータに乗りたくなかったので階段で下りたのですが、テロ対策なのでしょうか1Fで階段室から外に出られないよう封鎖されてました。 
結局、また階段で5階まで戻るしかなかったのですが、これもいかがなものかと思います。
省エネ、運動不足解消の観点からも、ちゃんと階段を使えるようにして欲しいです。

 エレベータの閉じ込め対策、早く有効な対策を講じて欲しいですね。

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August 14, 2008

カセットコンロで炭に着火してはいけない

バーベキューの季節ですが、カセットコンロに直接炭を載せ、炭に着火しようとして爆発する事故が増えているそうです。

 そんな炭おこしの方法なんて想像もしていなかったので驚きました。

 ガスコンロに炭を加熱すると、着火した炭が過熱し、ガスカートリッジを加熱し爆発に至るとか。
また、ガスカートリッジ部分まで覆うような大きなフライパンなどを使うと、輻射熱でガスカートリッジを加熱して爆発するそうです。

 くれぐれもご注意ください。

炭の着火にガスカートリッジを使うなら、こういったバーナーを使ったほうが良いですね。
背が高いほうが、煙突効果で着火が早いです。

またこういったタイプの火起こしが一般的。 同様のものを空き缶利用で作っても良いでしょう。

>080920 追記
高校の文化祭でカセットコンロが爆発する事故が発生しました。
別記事で、注意事項等についても紹介しておりますので、御覧ください。
文化祭でカセットコンロが爆発

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August 12, 2008

直接データ保存できる金庫

今やコンピュータ上のデータは大切な資産。 災害から守るべき資産の筆頭ともいえるでしょう。
さまざまな方法でバックアップを取り災害に備えておられる事かと思います。

 そんなニーズに答えたユニークな耐火・耐水データ保管庫を見つけました。
なんと、USB端子がついていて、PC→データ保管庫外部USB端子→保管庫内部USB端子→ポータブルHDDと接続する事により、パソコンから直接保管庫内のポータブルHDDやUSBメモリにデータを保管できる製品。

 さて、その性能は30分間843度で焼却しても内部は177度以下になり、データは安全。
また、24時間水没しても庫内に浸水はないとか。
製品サイト内で、実験画像も公開されています。

 素朴な疑問として、USBケーブルはメタルのケーブルですから、ケーブルを伝わって機器に直接熱が伝わるのではないか?
 庫内にポータブルHDDを入れた場合、内部の熱が放出されず、機器の寿命が短くならないか?
と気になるところです。

 ちなみにハンダは融点の低いものでも183度だそうですから、177度以下なら機器のハンダが溶ける事はなさそうです。

 確かにこういった機器があれば、毎日庫内のハードディスクにバックアップを取れば、火事や水害でデータ消失という惨事を避けられそうです。

メーカー: SentrySafe社
製品名: Digital Worldシリーズ 価格:33,000円 8月中旬より発売予定

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August 11, 2008

新サイト開設のお知らせ

いつも当ブログをご覧いただきありがとうございます。
当ブログの記事も780を越え、検索・閲覧のし易い、まとめサイトを作りたいと考えておりました。
今回、「防災HACKS」というサイトを新規開設いたしました。

 とりあえず、当ブログの過去記事からノウハウやアイディアなどを抽出してあります。
今後は、ニュース系以外の防災に関する知識を、検索しやすい形でまとめていきたいと思います。

 なお、まだ整備中でコメント機能などが有効になっておりません、何かご意見等ございましたら、当ブログにコメントをお願いいたします。

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August 07, 2008

仮想徒歩帰宅訓練

被災時に交通機関が止まった時に備えて、帰宅歩行訓練をと言われていますが、みなさんは既に経験されているでしょうか? 全行程を歩いた方はまだまだ少ないと思います。
 
 そんな方のために、仮想帰宅訓練をされてはいかがでしょうか? 夏休みの暇な時にでも・・・
 Google Mapsでは、日本でも「ストリートビュー」という機能の提供を始めました。
Googleの360度カメラを搭載した車が走り回って撮影した写真が見れるのですが、ご自分の徒歩帰宅ルートをストリートビューで辿ってみて、帰宅支援ステーション(コンビニ)、ブロック塀などの危険箇所、医療機関など写真で確認されてはいかがでしょうか?

 またご家族で、待ち合わせ場所となる避難場所や給水拠点、危険個所を確認するといった使い方もできそうです。
ガソリン高騰につき、今年は家でのんびり派の方には、ぴったりかもしれません。

もちろん、歩いてみるに越した事はありません。 私は自転車で走ってみる事をお勧めします。
今は暑い季節ですし、熱中症の危険もありますから、その点はお気を付けください。

ストリートビュー機能の提供、プライバシーの問題など議論もあるようですが、うまく活用したいですね。

ちなみに、昭文社の「震災時帰宅支援マップ」で、「ガラス注意」という記載のある場所を見てみました。
Streetview1
 たしかに、ガラスが危険そうですが、こんなビル今はいくらでもありそうな気もします。

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August 04, 2008

大坂湾臨海部地盤沈下

上町断層帯でM7.6の直下型地震が起きた場合、断層の西側(臨海部)は0.7m沈下し、東側は最大1.9m隆起することが、中央防災会議の調査でわかった。

 臨海部の沈下により、ゼロメートル地域が25%程度増加し、面積では48平方キロ→60平方キロに、対象住民は42万人→51万人になる見込み。

 地震による直接的な被害に加え、隆起や沈下による堤防や水門の損傷による浸水被害にも備える必要があるようだ。

(以上。8/2日経朝刊)

 ゼロメートル地帯の水防は、1か所でも損傷し浸水すれば対象地域全体に被害が及ぶ可能性があり、防災計画を根本的に見直す必要が出てきそうです。

 地震の防災対策は、浸水被害が起こらない前提。 浸水に対する防災対策は水防施設が正常に機能する前提で作られているはずですから、それぞれの前提が崩れてしまいます。

 また水防施設の耐震化というのは、2mもの地盤の隆起や沈下を前提にされているものなのでしょうか?

 私も東京のゼロメートル地帯の住人だけに、その対策がとても気になります。

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仏壇の地震転倒防止対策

家庭にある重量物として仏壇があるが、転倒防止対策はあまりできていないのではないだろうか?
面ファスナーメーカーのクラレファスニングが、仏壇専用の地震転倒抑制グッズ「ミラクルガード」シリーズを発表した。

 通常の面ファスナーの4倍の係合強力を持っているそうだ。 8月初旬から仏壇仏具店で販売され、値段は700~2400円。
(以上。 日経トレンディネット

 仏壇は元々重いだけに、家の中でもしっかりした場所にあり、弱い地震なら揺れる事もあまりないかもしれないが、もし転倒し下敷きになればかなり危険。

 また、傷をつける訳にはいかない物だから、穴をあけて金具で固定する事もできない。

私は、一昨年帰省した際に実家の仏壇の転倒防止対策を行った。
その時使ったのが、「ガムロックLL」。 ピアノなどの重量物に対応できるタイプで、粘着剤で家具と壁を連結するもの。 
 我が家では、電子レンジ台の固定に使用している。

 注意点は、壁の材質。 和室に多い砂壁や土壁では粘着しても剥がれるので、板などによる補強が必要だろう。

 今回紹介した面ファスナーだと、床と連結するのでその心配はないが、一度仏壇を動かさなければならず、設置は大変だろう。

東北地方で、連続して地震が発生するなど、実家の地震対策について気になっておられる方も多いと思います。
この夏帰省される方は、この機会に実家の家具転倒防止対策をされてはいかがでしょうか?

本ブログでも、家具転倒防止については何度もご紹介しています。 右側の検索窓より「家具転倒防止」というキーワードで検索してみてください。

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July 24, 2008

地震対策で被害の差が出た

24日の岩手県沿岸北部、大きな被害も出ていないようで、安心しました。
 地震対策の有無で被害に差が出たという記事を見ました。

 ’94年の「三陸はるか沖地震」で危険を体験し、家具転倒防止対策を取っていた処は、ほとんど被害がなかった。 
 地震被害で必ず報道されるのが、酒屋の酒が散乱している風景だが、酒瓶の棚に柵を設けていた酒屋では、酒瓶が倒れたものの、床に落ちたのはわずかだったようだ。

(以上。7/24Asahi.com

 改めて、地震対策の大切さを感じます。

 以前から感じていたのですが、地震報道では被害の悲惨さを訴える報道が多いですが、今回の記事のように、備えをしていて被害を免れた人、備えをせずに被害を被った人の対比を、積極的に紹介すべきではないかと思います。

 つっぱり棒タイプの家具転倒防止器具を付けていても、取り付け方が悪いために役に立たなかったとか、お金をかけずに家具転倒防止策を行っていて、十分効果があったとか。

 最近地震が多く防災対策の機運も高まっていると思いますが、普段私たちが目にするのは商品紹介としてのレポートが多く、「阪神淡路大震災と同じ地震はでも大丈夫!」といった内容です。

 本当に知りたいのは、実際の地震でどれだけ効果があったかという事。
実際の地震で、対策ありとなしの場合の対比が紹介されれば、対策する家庭も増えるのではないでしょうか?

ただし、あくまでその地震ではどうだったという事例に過ぎず、地震波の特徴や地盤など場所の特性により、公平な評価とはならないでしょう。 
 あくまで具体的な事例として、積極的に報道していただきたいです。

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July 20, 2008

耐震ジェルマット、3年後の状況

我が家では冷蔵庫を買い替える事になり、キッチンのレイアウト変更をしたのだが、カウンターや冷蔵庫を耐震ジエルマットで固定しているために、結構大変だった。
 
 と同時に、これなら地震で動くことはなさそうと安心感をもった。

 固定しているものが、重量物の場合はかなりしっかりくっついています。
真上に上げればうまく取れますが、横には動かない。

 移動する時は、真上に上げて、何かを挟んでから耐震ジェルマットを剥がすと良いようです。

 我が家で耐震マットを付けたのが、2005年ですから3年経ちましたが、粘着力は衰えていませんでした。
また、かなり汚れていましたが水で洗ったら、きれいになり、粘着力も問題ないようです。


 ちなみに我が家で使っているのは、Pro7です。


[過去記事]
設置時のレポート 「家具転倒防止やりました
製品比較 耐震マット

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July 16, 2008

家庭でできる集中豪雨防止とエコ

毎日暑いですね。 暑い時都市部で気になるのが、突然の集中豪雨。
地球温暖化の影響もあるのでしょうが、ヒートアイランド現象の影響も大きいようです。

 地球温暖化と違い、ヒートアイランド現象は都市部の発熱が直接気象に影響するものですから、対策の効果も表れやすいと言えます。

 代表的な熱源は、エアコンの排気と車の排気とビルの蓄熱でしょう。
車の排気については、ガソリン高で渋滞も減少傾向にあるそうですし、エコカーの普及にも拍車をかけているようで、今年は効果が期待できるかもしれません。

 ビルの蓄熱については、最近は遮熱塗料も一般化してきてTVCMも放映されていますね。
遮熱塗料を使うと、表面温度で最大15度も温度差が出るとか。 

 ※遮熱塗料の説明は、アサヒペンのサイトで紹介されています。 

建物の蓄熱が減れば、その分エアコンで冷やす必要も減り、電気消費量も減るはずで、都市全体で考えればその効果は大きいのではないでしょうか?

 ビルの遮熱塗装化や屋上緑化などに補助金を出しても良いのではないかと思います。

 また、個人の家庭でも夜の寝苦しさの大きな原因が建物の蓄熱のようですから、遮熱塗料で塗り直しても電気代の軽減で元がとれるかもしれません。
 
 また、日本には「打ち水」という文化があり、今年も「打ち水大作戦2008」が7/22~8/23の間行われます。

 我が家でも、昨年はベランダに風呂の残り湯を撒いてみたのですが、あっという間にコンクリート面が乾いていました。

 最近知ったのが、「保水タイル」の存在。 工事不要でベランダに敷くだけで手軽に使えるようです。
その効果は大きいようで、メーカーの実験によるとウッドデッキでの打ち水では低温を維持できるのはホンの1時間弱で、朝打ち水しても昼過ぎの床面温度は60度。
 これに対し、保水タイルを使うと低温が2時間持続し、最高温度も12度低い51度だったそうです。

※TOTO 「バーセア MT'シリーズ
 
 都市部の地面はアスファルトで覆われ、保水機能がなくなっているため熱くなりヒートアイランドの一因になり、雨が降ればすべて下水に一斉に流れて浸水の原因となる。

 都市の保水機能が高まれば、水害の防止とヒートアイランドの防止になり、エアコンの消費を抑える事ができるはずです。
 
 遮熱塗料や保水タイルなど手軽に導入できる環境になりました、市民レベルでの取組が進む事を期待します。

TOTO バーセア MTシリーズ

アサヒペン 水生屋上防水遮熱塗料 3L

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July 04, 2008

岩手・宮城内陸地震 前兆現象

岩手・宮城内陸地震を起こした断層近くの温泉で、前日朝に湯量が通常の1.5倍になる現象があったようだ。
また別の温泉では、約1か月前から湯音が上がり始め、1週間前には湯の色にも変化があったようだ。

 「地震の前に岩盤にひび割れができ、より深い層の熱水が源水に流れ込んだ可能性がある」と見られ、東北大学では、今後断層そばの各温泉を調査を進める。
(以上。7/3 asahi.com
 
 地震の前兆現象として、温泉や地下水に変化が見られるというのは、いかにも因果関係がありそうである。
ぜひ詳しく調べ研究を進めていただきたい。

 地震を予知し、被害を免れる事が理想であるが、多くの宏観異常現象が研究されているが、残念ながら未だ決め手となるものはない。

 宏観異常現象研究に力を入れている中国さえ、今回の四川大地震ではその経験が活かされず多くの犠牲を出した。

 これは私が勝手に思っているだけなのだが、中国政府は地震の前兆を知っていたが、はずれた時のリスクを恐れて避難指示を出すに至らなかったのではないか。

 世界で唯一地震予知により被害を免れた1975年海域地震がある。
農業が中心のこの時代、強い指導者が避難命令を出して避難し、もしはずれたとしても実質的な経済被害はなかっただろう。
 しかし、今は経済活動を停止し避難する事の経済的影響は大きいから、余程確信が持てなければ予知情報を元に避難命令を出す事は難しいだろう。

 科学的な予知技術の確立と政治的判断は別の話だが、科学的な予知技術の蓄積は大切だと思う。
いつか役に立つ日まで、地道に研究を重ねていただきたい。

 

 

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July 01, 2008

データの災害対策2008

四川大地震、岩手・宮城内陸地震と続けて大地震が発生したために、防災用品の売上が増え、ハードディスクなどデータバックアップ関連の機器の売り上げも伸びているようだ。

 大切なコンピュータ上のデータは、さまざまな自然災害のリスクにさらされています。
地震や水害による物理的な破壊、落雷や突然の停電によるデータの焼失。さらに新型インフルエンザ流行により出社せずに仕事をしなければならないといった状況もあるだろう。

 企業向けのデータバックアップサービスは、価格もサービス内容もとても幅広い。
たしかHPのプロモーション画像で、実際にデータセンターを爆破して瞬時にバックアップシステムに切り替えるところを紹介していた。
 日本人には大袈裟に思えるかもしれないが、実際に911を経験したアメリカではとても現実的な課題のようだ。

ここでは、個人や中小規模企業が手軽にできる、自然災害からデータを守る手段を整理してみたい。
ただし、企業のオンライン系のデータは扱わず、日々発生するファイル単位でのバックアップを前提とする。

1)もっとも手軽で自然災害に対する安全性が高いのは、オンラインストレージサービス。
 インターネットを介して、必要なデータをセンターのサーバで保管してくれるのがオンラインストレージサービス。
 無料のものから有料のものまで、使い勝手も様々。 保管可能な容量は数GBが中心で100GBのサービスもある。
 運営企業のサーバ上にデータがあるから、個人や自社で同等の安全性を確保しようとすれば、かなりコストがかかるレベルのサービスを無料や低価格で利用できるのが最大の特徴。

  平常時に出先でデータを使いたいような場合にも、かなり便利なサービス。
 本来のデータストレージサービスではないが、私は日常GMailを利用してる。 無料で5GB以上の容量が使えるので、EXCELなどのファイルを修正するたびにメール添付の形で「下書き保存」しメール送信はしない。

 Googleの強力な検索機能を使えるし、ラベルを付けられるので、日常の管理もしやすいので気に入っている。

 オンラインストレージサービスについては、価格.comでサービス比較のページがあるのでご覧いただきたい。

2)やはり手元にバックアップが欲しい人向けネットワークハードディスク。
 少し前ならフロッピィディスクやMO、CD、DVDにバックアップを取っておられる方も多いだろう。
 今は、データ量も多いのでバックアップツールを使って、外付けハードディスクに保存するのが良い。
  できればLAN接続できるネットワーク型ハードディスクのほうが安全性が高い。

 ネットワーク型ならパソコンのそばに置く必要もなく、地震などに対して安全な場所に設置できる。
 水害対策として、水の届かない高い場所に置いておく事もできる。

 RAID機能のついたネットワーク型ハードディスクなら突然の停電やハードディスクの故障といったトラブルも避けられる。
 価格も最近になってかなり安くなってきており、1TBでも5万円を切る製品が出てきている。

 地震や水害で避難する時に、簡単に抱えて持ち出せる大きさであるメリットもある。

3)大切なデータは持ち歩きたい人向け、USBメモリー、SD/micro SDカード
かなり一般的になってきたUSBメモリーも、大容量低価格化が進み、最大32GBで1万円を切る製品もある。
またSD、micro SDカードは最大2GB、SDHC,microSDHCカードでも最大8GBの容量があり、5千円を切る価格になってきている。
 
 特に携帯でも一般的となったmicroSD,microSDHCカードは超小型なので、財布やキーホルダーに入れて常時持ち歩けるようになった。

 また、JIS防水保護等級7に適合した完全防水仕様のSDカードまで商品化されている。

以上、ご紹介してきたように、バックアップ手段も様々、かなり手頃な価格で実現できるものも多い。
ニーズに応じた手段を選んで、ちゃんとバックアップを取りましょう。

 バックアップについての質問や悩みがあれば、コメントで受け付け致します。

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June 21, 2008

山間部の被害把握には衛星が有効

岩手・宮城内陸地震の発生から1週間が経ちました。 東北地方も梅雨入りという事で、今後の土砂災害が心配です。

 山間部の地震では、道路の寸断などで被害の把握が困難なところが大きな課題ですが、文部科学省が地球観測衛星の観測精度をあげ、災害時の初動対応に役立てるという方針を明らかにした。

 現在の「だいち」など観測衛星の精度を10倍に上げ、1メートル程度の見分ける能力を持たせる事により、橋や道路の損傷状況を把握できるようになる。
 また観測範囲も約50km四方を捉えられるようにする。

 1基当たりの開発費が200億で、2~4基体制で、2012年の打ち上げを目指す。
(6/20日経夕刊)

 かなりの開発費のかかるプロジェクトではあるが、今後世界中で自然災害が増える事、あらゆる自然災害に使え、海外での災害発生時の国際貢献になる事を考えると進めるべきプロジェクトではないだろうか。

1m程度の分解能があれば、孤立した集落で地面に「HELP!」と書いても読めるし、通信が使えない状況では負傷者がいてヘリコプターが必要とか、物資が足りないとか、足りないものを表すマークを決めておけば、被災状況を極短時間で把握できるようになるだろう。

 国際的にも日本の防災技術に対する期待は大きいはずだ。

数回ご紹介している産経新聞の福島さんのブログにも、岩手・宮城内陸地震での緊急地震速報で揺れる前にTVで伝える映像を見て、「日本ってすごい!」と驚き、中国にもこのシステムを導入する事を決めたらしいという記事が紹介されている。

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June 17, 2008

もうひとつの地震被害者-マンガで圧死?

岩手・宮城内陸地震では、ほとんどが土砂災害による死者と見られているが、ほとんど被害が報告されていない仙台市内で地震が原因とみられる死者が出ているようだ。

 自宅アパートで数百冊以上のマンガや雑誌に埋もれて死亡している会社員が発見された。
部屋の周囲に2mの高さで積み上げられたマンガや雑誌が地震により倒壊して圧死したとみられている。
(以上。6/16産経ニュース

怖いですね。 マンガや雑誌でも数百冊になると死に至るんですね、驚きました。
あまり報道されていないようですが、注意すべき人は都市部には結構いるのではないでしょうか?

本棚は重量がありますから、耐震対策もしっかりしておきたいですね。

基本的にはタンスなどと同じ方法です。
1)つっかえ棒タイプの転倒防止器具で、本棚上部(特に奥の部分)が動かないように固定する。
2)ふんばりタイプの転倒防止器具で、本棚下部手前を少し持ち上げる。
1)2)を併用するのが効果的と言われています。

3)本が飛び出さないような工夫。
 ・PPベルトなどで飛び出さないようにする。
 ・スベリ留めマットなどで飛び出さないようにする。

4)重心を下げる。 重い本は下にしまう。
5)複数の本棚がある場合は連結する。 向い合う本棚がある場合は、上部を板や棒でつないでしまう。

こんな感じでしょうか。

080710追記 時事ドットコムによると、書籍の下敷きになり死亡しているのが見つかった男性は、警察が窒息死が原因と判明した事を発表し、岩手・宮城内陸地震による災害死と認定された。

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活躍が期待される無人化重機

岩手・宮城内陸地震は余震の多い地震で、捜索・復旧活動に支障をきたしているようです。
そんな中、「捜査現場に無人重機が登場」というニュースを見ました。

 調べてみると、新潟中越沖地震などの災害現場でも無人化重機が使われ、火山そばの危険な土木工事現場でも無人化施工の実績があるようです。

 北陸地方整備局北陸技術事務所にはさまざまな災害対策機器が配備されているようです。

 無人化重機としては、遠隔操縦対応型シャエルや無人ラフテレーンクレーン。
これら無人化重機は、1台の送信機でメーカーや形式が異なる建設機器を操作できるようになっているらしい。

 重機もロボットも防災も日本の得意分野ですから、今回の災害復旧でも活躍し、ノウハウ蓄積と技術開発を進めていただきたいものです。

 また懸念される堰止湖対策でも活躍できるでしょう。
日本では、バズーガ砲で障害物を吹き飛ばすなんて、荒業はできないでしょうから、無人化重機を活用して二次災害なく迅速に対応していただきたいですね。

 日本の実績を見て、中国からも支援要請があるのではないでしょうか。

 それから、国土交通省の自治体に対する災害支援メニューのページを見つけました。
 なかなか充実しているのではないでしょうか。

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June 16, 2008

まるで日本沈没

岩手・宮城内陸地震では土砂災害による被害が大きく、崩落した道路の映像を見ると、映画「日本沈没」のシーンを思い出しました。 
 もし、あの道路にいたら、あのシーンのようになる・・・ だけで映画のようには助けに来てはくれない・・・

 道路や橋の耐震性や施工上の問題があった箇所もあるかもしれませんが、あれだけ元から持っていかれては未然に防ぎようがないだろうというのが、感想です。

 あとは、被害に遭った時いかに早く発見して貰えるかでしょう。
生きていて、携帯の電波が届けば携帯で連絡を取るのが一番でしょう。
また車中にいるのなら、ヘリの音が聞こえたら車に装備されている発煙筒をたく。
 
 最近のアウトドア用のジャケットなどには、RECCOという、雪崩にあった遭難者の位置を迅速に特定するための雪崩救助システム用の「RECCOリルレクター」を備えたものが出回っています。

 このRECCOリフレクターは電源不要で半永久的に使え、重さも4g以下で、専用のレーダーを使うと遭難者の発見がし易くなるようです。

ヘリの探知機から915MHzの電波を照射すると、リフレクターが反応して1830MHzの電波を返し、その精度は1km離れた距離から10cmの誤差で位置を特定できるとか。
 積雪なら深さ10m、氷河なら深さ18mまで探知かのうだそうです。

 このシステムが土砂災害に有効なのかどうかは判りませんが、もし有効なのであれば積極的に導入すべきです。 捜索費用を考えれば、タダで配っても安いものでしょう。

 お守りの中に入れるとか、服や靴に組み入れるなど、山間部に暮す人・山に行く人が身に付けていれば、捜索の効率は格段に改善されるはずです。

こういった、遭難者を早く捜索し生存確率を上げるための技術開発にも力を入れるべきではないでしょうか。


 

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緊急地震速報

今回の岩手・宮城地震でも緊急地震速報についての課題など報道されています。
前回記事のコメントで、おかにゃんさんから緊急地震速報についてコメントいただきました、緊急地震速報についてはかねてより思うところがあり、記事にしたいと思います。

1.いつでもどこでも。
 専用の受信機の購入費用の問題、TV・ラジオやパソコンなど受信装置の電源が入っていないなどの問題があります。
 速報受信時に自動的に電源が入り起動する機器の普及が課題ですね。
 機器の起動に時間がかかるといった課題も残りそうです。

2.訓練が必要
 私は、DoCoMo携帯のエリアメールと、パソコンのウェザーニュースのLast 10 Secondに登録しています。

 
  エリアメールは対応機器であれば、設定するだけで無料で使える仕組みで、受信時は専用ブザーが鳴り画面がポップアップします。
 しかし、今だに受信した事がなく、ちゃんと気づくかどうかなど不安を感じています。

 一方Last 10 Secondは、受信設定により震度、マグニチュードで通知基準を設定できます。
私は受信基準を低く設定しているので、時々通知を受信しています。 岩手・宮城の地震の場合は到達まで78秒でした。
 こうやって時々受信していると、やはりその都度どう行動すべきか考えますし、どこの地震なら何秒猶予があるか知ることができます。

 少し話がそれますが、ここ数日災害伝言版サービス「171」のTVCMを見かけます。
災害時には「171」という啓蒙には役立つと思いますが、 実際は自宅の固定電話、携帯そしてWeb171とあり、事前に家族や知人、企業でどの番号の災害伝言版で連絡を取るか話し合っておく必要があります。

 毎月1日と防災週間は体験利用できますので、一度は家族で体験しておく事をお勧めします。

 緊急地震速報についても、毎月とか年4回とか日を決めて、想定されている地震について訓練情報を流してはいかがでしょうか?

 自宅、勤務先、電車の中など様々なシーンで受信体験をする事により、今ならどう行動すべきかイメージするだけで本番の際の適切な行動に繋がるでしょうし、システムの問題点の洗い出しにもなります。

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June 14, 2008

岩手・宮城内陸地震

6/14 8:43 岩手県南部でM7.2の地震が発生しました。
またも休日に発生したので驚きました。 これだけ休日・祝日の地震が続くと偶然とは思えなくなってきます。

[気象庁発表内容メモ]
発生日時 平成20年6月14日08時43分
場所 北緯39度01.7分 東経140度52.8分 深さ8km(岩手県内陸南部)
規模 マグニチュード7.2(暫定値)
最大震度 6強(岩手県奥州市、宮城県栗原市)
発震機構 西北西-東南東に圧力軸を持つ逆断層型

死者は出たものの、規模の割に被害は少なかったように思えます。

まだ、どの活断層での発生かの発表はありませんが、J-SIS(地震ハザードステーション)で発生位置からみると、北上低地西縁断層帯の南端のようです。

 この断層帯は、日本の110の主要活断層帯のひとつで、平均活動間隔16000年~26000年、最新活動時期が4500年前後、30年および50年以内の発生確率は、ほぼ0%の断層帯のようです。

 周期が途方もなく長いだけに、発生確率はほぼ0%という数字になっているようです。
新潟中越地震や福岡西方沖地震など、従来注目されていなかった活断層で発生していますから、またかという印象でした。

 発生確率が低いからといって、発生しにくい訳ではないという事を改めて思い知らされます。

 今回の地震は休日という事で、レジャーで海や山にいた方が被害に遭われている事にも注目しました。
いつどこで地震に遭遇するか判らないと、改めて感じます。 そしていつでも備える事が必要です。

最近は、ガソリンの値上がりで燃費を良くするために、車に積んでいる防災用品を減らそうかとも考えましたが、やはり積んだままにしようと改めて思いました。 家が倒壊した場合のバックアップにもなりますし。

 四川大地震と今回の地震で、みなさまの防災対策を見直す良い機会になれば良いと思います。

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地震と感染症と外傷

早いもので四川大地震から1ヵ月経ちました。
いまだに震災ダムの決壊や感染症の発生などのリスクを抱え、復興への道のりも長そうです。

 日本をはじめ世界中が、忘れず注目し続ける事が、政府へのプレッシャーになると良いのですが。
また、復興への支援が積極的に行われる事を期待したいと思います。

 さて、これで3度目のご紹介になる、産経新聞の福島さんのブログに「感染症の恐怖」という記事が掲載されています。
 今回の地震で印象的なのは、徹底した防疫対策。 報道を見るたびに消毒液を撒く姿が映ります。
塩素系の消毒液で、一時化学反応を起こし有毒ガスが発生した場面もありました。
硫化水素事件が話題になった後だったので、山で硫黄があったらマズイだろうと思ったものです。

 福島さんのブログによると、四川省はペストをはじめ感染症の気候から疫病の多い土地のようです、徹底した消毒も納得できます。

 消毒薬散布のおかげか、感染症の集団感染は発生していないようですね。

しかし、外傷から感染するガス壊疽の被害がかなり出ているようです。
 今回の地震の負傷者の1割がガス壊疽の被害に遭われたとか、今までの地震災害では聞き覚えがないだけに驚きました。

 子供の頃は、怪我は消毒しないと破傷風になるとか言われた記憶がありますが、ガス壊疽も破傷風と同様、土中に存在する嫌気性の細菌で、筋肉が壊疽になるとか。

最短6時間で発症するそうですから、がれきの下敷きになると感染発症する可能性もあるようですね。
長時間下敷きになって助けられた人が、手足を切断されている映像をたくさん見かけました。
 クラッシュ症候群の対処ができず切断したのかと思っていましたが、ガス壊疽への感染かもしれませんね。

 破傷風は予防注射ができるようですが、ガス壊疽は予防ができず、発症したら部位を切除するしかないようです。

 非常持ち出し袋や普段の携行品の中に、傷口の消毒ができるスプレーや軟膏を入れておきたいと思います。
割と携帯しやすいサイズで、いろいろ使える薬ですから、日常でも役立つでしょう。

 ネットを見ていたらこんなものを見つけました。 「エマジェンシーバンテージ」
止血・圧迫包帯・三角巾などの機能を持った、米国救急隊なども使用する商品のようです。

 先日の秋葉原の無差別殺人など何があるか判らない時代です。
つい先日も、サイクリングロードを走っていたら、自転車同士の衝突事故の現場に遭遇しました。
既に居合わせた方が応急処置をされていましたが、そういった場面に遭遇する事も身近に起こりうるのです。

 ぜひ、救急法の講習会を受講しましょう。 防災士は救命講習を受講しなければならないので、私は消防署の上級救命講習を受講しましたが、後日赤十字の災害救護セミナーも受講しました。

 赤十字の救急法のほうが、レベルが高く実践的なように感じましたので、赤十字の講習会をお勧めします。

 それから三角巾など必要な物も持っていたい。
 最近ではマウスピースがない場合は、心臓マッサージさえすれば、人工呼吸はしなくても良いという傾向にあるようです。
 
 私は仕事用鞄には三角巾は入っていますが、他の時は持っていません。
その代わり最近は手ぬぐいを使うようにしています。 ハンカチに比べ長さがあるので、いろいろ応用が利きます。

 なんか、タイトルと違う内容になってしまいました・・・

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June 12, 2008

水トク! 地震特集

6/12の「水トク! 四川大地震密着30日」を見ました。 四川大地震だけでなく、日本の課題にも触れ、 「活断層が日本の文化を作った」など新しい視点でなかなか興味深かった。

簡単に内容メモを紹介します。

1.多くの小中学校が倒壊したなか、中学校長が地震に対する意識が高く、耐震工事と日頃の避難訓練をしていて、2分で避難完了、校舎は倒壊せず一人の犠牲者も出なかったところもあった。

 →リーダーの意識の差が被害を左右するという良い例でしょう。

2.中国メディアの対応、検閲なしで報道など大きく変わったと言われるが、政府の意向に沿ったものだった。
 現在は、海外メディアは1社2名と制限され、抗議行動などが報道されるのを抑えられている。

3.13年に日中合同で四川の地形調査を行い、日本側から断層の危険、建物の倒壊危険性を指摘したが、中国側の意向で報告書からは削除されていた。

4.大阪上町断層、被害総額74兆円、死者42,000人との被害想定が出ている。
  新大阪駅などを通っており、世界でもまれな大都市中心部を通る断層。

5.東京・大阪など、道幅5.5m以下の道路は建物倒壊などにより通行不能になり、その分布は都市中心部を除きドーナツ状に広がっており、帰宅するのは困難な状況になる。

6.活断層が日本の文化を育んできた。
 日本酒の酒処は断層のそばにあり、良い米や名水がある。 過去の地震でも酒蔵に被害が出ている。
 松山自動車道は、中央構造線上に作られており、これは地震活動により道路を通しやすい地形が作られているため。

 →活断層というとネガティブイメージしかなかったので意外だった。
   カリフォルニアでは断層の上に建物を建ててはいけないが、日本では無理という事か?

7.地名と揺れやすさ
 地名が水に由来する場所は、揺れやすいというのは聞いていた。
 関東大震災では、赤坂サカスのあたりは震度5弱、山王下交差点(昔は池)では震度6強だった。
 僅か200m程度しか離れていないのに、これ程の差があるとは思っていなかった。

 この他、日比谷は江戸時代は元海だったし、水道橋駅横の白山通りは元は神田川だったので、近い場所でも揺れ方が全く違う。

 →昔の地形を知る事は、地震リスクを知る上で大切。
 
 goo地図では、江戸地図や昭和初期の航空写真が見れるサービスがある。 
 また、図書館に行けばその土地の昔の地図が置いてあるので、一度はチェックしておきたい。

 番組で紹介していた、関東大震災での詳細の震度分布が紹介されているデータベースがあります。
関東大震災 地図と写真のデータベース
 細かく条件を指定して、地図を見る事ができます。
 

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June 06, 2008

木材消費で防災

梅雨入りして、今年は降雨量も多いようですね。 豪雨による土砂災害が心配になる季節です。
今回は、消費の仕方によって土砂災害を防ごうというお題です。

 エコや地球温暖化防止が謳われ、割り箸を使わないなど、紙や木材を使う事はなんとなくネガティブなイメージになりつつありますが、国内の間伐材を積極的に使う事が森を保全し、土砂災害を防ぐ事に繋がる事はあまり報道されていません。

 まだあまり商品が多いとは言えませんが、間伐材のはがきや名刺なども商品化され、生活用品でも間伐材を使った商品も増えているようです。
About_et001
このマークが、間伐材を使用した商品に付けられる間伐材マークです。


 放置された森では、木が密集するために日当たりが悪くなり、その結果全ての木が細く弱い木ばかりになってしまいます。 そこで適切な状態を維持するために手入れが必要となり、多すぎる木を代伐します。これが「間伐」。

 森を健全な状態に保つ事により木が大きく育ち、深い根を張ることにより土砂災害を防ぐ効果があります。
また、降雨時は葉に雨が当たるので直接地面に当たる雨が減り、地表を流れる雨を減らし、地中に雨を浸透させ保水するので、一気に川へ流入する水が減り洪水リスクを減らします。

 こういった効果により、山間部での土砂災害を減らすだけでなく、川の下流の平野部に住む人の洪水リスクをも減らす事につながるのです。

 今は、地産地消と言われますが、木材についても同じこと。 間伐材の消費を増やし、衰退した林業を復活させる事が、水の豊かな日本の自然を維持する事に役立ちます。

 手つかずの自然を増やす事が、自然災害を減らし地球温暖化防止に役立つと思いがちですが、人が森を保全するほうが、自然災害の防止に役立つのです。

[参考サイト]
間伐ホームページ
間伐製品.com

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May 31, 2008

教育としてのアウトドア体験

四川大地震の報道を見ていると、都市生活者はこんな避難生活に耐えられるのだろうかと思う。
被災地では、330万張りのテントが必要で現状は1~2割程度しか提供できていないとか。

 日本ではどうか・・・
中央防災会議が首都圏の市区町村にアンケート調査したところによると、23区内の63万人分の避難所が足りず1/4人が避難所に入れない計算になる。 さらに耐震補強がされていない避難所が被害に遭う事を考えると、実際はさらに減るだろう。

 東京都の被害想定での、避難者数は最大(1日後)で270万人、1か月後でも165万人。
また、仮設住宅の供給は1か月後で8800戸、3か月で44,000戸、6か月で122,000戸となっている。

こういった状況を考えると、首都直下型地震が発生した場合でも、多くの人が避難所に入れずテント生活を余儀なくされる可能性は高い。

 できれば避難生活に備えて、テントも用意しておきたい。
テントに表示してある定員は寝袋で寝れる人数なので、生活する事を考えると倍の定員のものが欲しい。
夫婦二人に子供一人で5人用テントといった感じ。

 値段も1万円以下から6万くらいまでいろいろあるようだ。 ホームセンターなどで、型落ち品が安く売られている事も多いので、そういった機会に買うと良い。

 また大型のブルーシートも数百円から数千円で売っているので、幾つか用意しておくとさまざまな災害に対応できる。

 ただ、こういった備えをしても電化製品に囲まれた便利な生活に慣れきっていると、避難生活は相当大変だろう。
 今は、オール電化住宅などで、火を使った事のない子供も増えているだろう。

 これからの時代、地球温暖化の影響などで自然災害が増える事を考えると、子供にアウトドア生活の経験をさせておくべきだと思う。親の世代でもアウトドア経験のない人は多いのではないだろうか?

 子供時代に、アウトドアで楽しく過ごした経験があれば、いきなり避難所やテント生活に遭遇するよりも、ストレスは少なくて済むのではないだろうか。

 そして限られた水を使う事、火を使う事とその危険性など、知っておくべき事はたくさんあるように思う。
自然災害の多い時代を生き抜かなければならない子供たちには、築いた資産が一瞬でなくなっても立ち直れるタフな心と体と限られた物をうまく活用できる応用力を付ける場が必要だと思う。

大学時代、米さえあれば生活できる人がいた。山や海で食材を調達し電化製品などなくても生活できる人だった。 都会育ちの私にはとても信じられなかったが、そのタフさを羨ましく思った事を思い出しました。

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May 24, 2008

大災害は対岸の火事か?

四川大地震の発生により、会社でも防災対策について議論されているでしょうか?
少し古い調査ですが、企業経営者の意識調査では7割が不安を感じていながら、「十分なな用意ができている」との回答は僅か2.4%、準備の達成率が50%以上まで含めると大企業では7割を超える。
 この記事では「経営者は対岸の家事のようにとらえており、再考すべきだ」と論じています。
ITmedia

 大企業では6割以上の会社が、「取り敢えずやってはみたが、十分と言えるほど予算も割けないし、どこまでやれば十分と言えるか判らない」というのが、多くの経営者の実態のように思える。
 また、十分対策ができていると考えている2.4%の経営者の認識が甘いだけかもしれない。

 海外の地震で大きな被害があると、「日本ならこんな被害は出ない・・」「日本並の防災力があれば・・」と誰もが言う反面、誰も日本の防災対策が十分だとは思っていない。

 「運悪く命を落とさなければ、後はなんとかなるだろう」「いつ来るか判らない災害対策に避けるほど余裕はない」というのが、多くの個人や企業経営者の認識なのではないでしょうか?

 阪神淡路大震災の際には、認知されていなかった長周期地震動や新型インフルエンザといった、新たなリスクも生まれ、技術革新や補助金制度などにより前年の数分の一の費用で耐震補強ができてしまう事もある。

つまり災害対策に十分はないし、ベストなタイミングもない。
小さなところから始めて、改善を重ね、育てていくしかないのではないでしょうか?

 中期計画で「5年以内に○○円の予算を確保し、防災対策をする」性質のものではなく、むしろ「利益の○%をリスク対策予算とし、リスクに強い会社に変革する」 といった性質のものだと思います。

私個人も阪神淡路大震災の後、防災対策を始め今に至っていますが、すごくお金を掛けた訳でもなく、ただ危機意識と興味を持ち続け、お買い得の時に買っておくとか、役に立ちそうな情報を溜めておく事の積み重ねだったように思います。

 「災害は対岸の火事」ではなく、当ブログのタイトル「明日は我が身」と思い続け少しずつ災害に強くなる事が大切だと思います。

 もっともこんな事は、防災の本にも書いてありませんし、防災のプロも言っていません。
ビジネスとしては,いっきにお金を掛けて貰ったほうがいいですから・・・

お金をかけられる人は一気に高いレベルまで登ればいい。しかしお金を掛けられないからといって、何もしないよりは少しずつでも変えたほうがいい。と私は考えます。

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May 23, 2008

アジアの未来2008

昨日の記事で、災害支援の国際的枠組みが必要と書きましたが、22日のニュースを見て驚いた。
22日に開催された「アジアの未来2008」で、「アジア防災・防疫ネットワークの構築」が提言されている。

 被災国の要請をまたずに緊急援助隊を派遣できる仕組みや感染症対策などが提言されている。
ここのところ毎年大きな自然災害が起きるアジア各国、総論OK・各論NGといった展開になりそうだが、日本はリ^-ダーシップを取って、早期に実現していただきたい。

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メンタルケアの支援を

先日ご紹介した、産経新聞の北京駐在記者の福島さんのブログで、「被災地からの心のケア」が掲載されています。
 日本に留学経験のある心のケアの専門家が、阪神淡路大震災の心理ケアのデータを集め、孤軍奮闘している話。
 
 地震災害での心のケアについての研究と実績は、阪神淡路大震災のものが世界でも最も充実しているでしょうし、被災者・支援者など様々な立場で書かれた書籍も多い、そして13年という歳月を経てその効果もはっきりわかっていますから、とても貴重です。

 著作権の問題などもあるのでしょうが、在日中国人などが協力して、こういったデータやノウハウ集を中国語に翻訳し、中国に広める事はできないものでしょうか?

新潟中越地震を描いた「マリーと子犬の物語」などの映画も、多くの事を伝える事ができそうです。


 

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May 21, 2008

災害支援の国際的な枠組みが必要

 日本の緊急援助隊は、残念ながら生存者を救出できない結果となり、医療チームとの交代となりました。
成果を上げる事ができなかった、残された課題は何でしょうか?

優れた装備や技術を持ちながら活かすことができなかった事は、さぞ無念な事でしょう。
 
 中国だけでなく防災のノウハウのない国なら同様の事が起きるのではないでしょうか。
現地入りが早ければという声も多いですが、早ければ確かに生存者を見つける事ができたでしょうが、能力を活かす効率的な活動ができたかどうかは疑問です。

 今回見えた課題とは、受け入れ側にも災害情報管理や効率的に資源を配分するといったノウハウが必要という事ではないでしょうか。

 たとえば、災害の様々な状況をポイント化し、最も救出可能性の高い現場を選択するといったソフト面のノウハウです。

 各国の救出チームもそれぞれ得手不得手があるでしょうから、国連などで国際緊急援助の共通の枠組みを作り、受け入れ側も情報管理ノウハウや受け入れマニュアルを持ち、支援側も情報の共有やノウハウの交流を行うといった国際的なソフト面の整備が必要だと感じました。

 これは医療チームでも同じ。 阪神淡路大震災の際は、たしか医師法などの関係で海外の医療チームは受け入れられなかったように思います。 

 そういった受け入れ側の法整備などもありますから、災害支援に関する国際協定のようなもので、事前に支援側・受け入れ側が共通のルールで備える仕組みが必要ではないでしょうか。

 また、国連で災害支援コーディネータや災害応急対応アドバイザーを育成する必要もありそうです。

 今回派遣される医療チームも装備や技術力は高いのでしょうが、その特徴を生かした活動ができるかどうかは疑問です。 現地の医療チームとうまく連携・作業分担して、現地の医療体制では失われるはずだった命を救い・切り取られるはずだった手足を残してあげて欲しいと思います。

マスコミでも、一喜一憂するような報道だけでなく、国際緊急支援はどうあるべきか、何が課題なのかを浮き彫りにするような報道もしていただきたいです。

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May 18, 2008

100時間のサバイバル

日本の国際緊急援助隊が取り組んでいた母子の救出は、残念ながら遺体の収容に終わったようです。
青川から被害の大きな北川に移動して、第二陣と共に活動するようですね。

限られた時間なのに、敢えて移動の困難な場所に移動する事に疑問を感じます。
もっとアクセスのし易い大きな町でも学校が倒壊し救出が必要な現場はたくさんあるはずなのに・・・
 実際後発のロシア救助隊は、アクセスし易い「とこうえん」で女性を救出しています。

 活動されている救援隊の方は、実力を発揮できず、さぞかし悔しい思いをされているでしょう。

 一部の地域では地方行政の管理者が、自分の責任を追及されるのを恐れ被害を過少申告し救援が来ないとか。  あまりのひどさにあきれます。 袋叩きにあっても仕方がない行為です。

 時間と共に生存率が低下する中、100時間を超えて救出されるニュースも入ってきています。
ポケットに入っていた、たばこと紙ナプキンを食べ、靴に自分の尿を溜めて飲み生き延びたとか。
そばには生存者が何人かいて、尿を飲むことができなかった人は死んでいったそうです。

 これは大きな教訓です。 どんなに立派な非常持ち出し袋を買って備えても、必要な時に手が届かなければ意味がありません。
 ポケットの中のアメひとつ、バッグの中のペットボトル1本が生死を分けるかもしれない。
本当に生き延びたければ飲尿も厭わない、強い意志が必要な事を感じさせます。

 女性はバッグの中にアメ類を入れている方も多いようですが、ポケットの中に糖分のある物を忍ばせておく、大切な事かもしれません。

私はもう十年以上キーホルダーに幾つかの防災用品を付けて、外出時には常に携行しています。
今回の地震を見て、改めてその必要性を感じました。

 ちなみにキーホルダーに付けて携行しているのは、
・小型LEDライト
・プライヤー付きマルチツール
・ホイッスル(血液型、緊急連絡先のID付き)
・ミニインクペン
といったところです。

知人からは「じゃまじゃない?」「ズボン破れない?」と言われていますが・・・
ホイッスル以外は、日常生活でもあると便利なのです。

いずれも長年使ってみて、より良い物に変えてきたモノで、現行製品では携行性と機能のバランスはベストだと思っています。
[ストリームライト社 キーメイト]
25g.連続点灯時間96H、明るさ10ルーメン LR44×4個使用

[ホイッスル Eコール] 安く携行性の良いものでは、弱い力でも大きな音が出る。

[ガーバー クラッチ] 銃刀法に触れない刃を持つマルチツール
日常生活ではハサミのほうが便利ですが、防災として考えるとプライヤーが便利。
本格的なツールではないが、ない時には重宝します。


[クロスアイオン]
ジェルインクペン。 たまにペンを忘れるので・・・ 小さい割には実用的。
最近はミニ文具がたくさんあるので、防災的には油性サインペンのほうが良いかも



 

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May 17, 2008

中国からの生の声

北京駐在記者のブログを見つけました。四川大地震の情報が随時更新されていて、なかなか興味深いです。

[以下抜粋]
電車の乗り降りに並ばない人がまだ多いのに、献血ではきれいに並んでいる。募金熱・献血熱など今までの中国人のイメージはやはり変わらざるを得ない感じです。
・・・中国はいま価値観の大転換、大革命を迎えようとしているのかもしれません。
[抜粋終わり]

肌で感じないと伝えられないレポートですね。 しばらくチェックしたいと思います。

 今回の地震報道では、13日以降政府の検閲なしで報道できる異例の処置がとられたようだ。
当初は、「感激的な場面を伝えなければいけない」など、報道の取り組み方を人民日報で指示?していたようだが、大変な変わりようだ。 今回の報道がきっかけで、情報開示の仕方が変わるかもしれませんね。

また、ネットの世界でもタイムリーに情報が流れているようですね。
Flickrを見てみましたが、結構写真がアップされています。
土の中から手が出ている写真など、なかなか生々しい写真もありました。

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中国大地震4 様々な形の支援を

日本の国際緊急援助隊が活動を開始しましたが、最初に案内された場所は集落がまるごと埋まった場所で、場所を変更しての活動になったとか。

 中国側の連絡ミスが原因のようですね。この場所は土砂で雨水がせき止められ決壊の危険もあるとか。

新潟中越地震でも同様の状況だったのですから、土砂災害の専門家なども派遣して対策を講じるべきでしょう。

 また、今回多くの小中学校が倒壊し、助けられた子供もたくさんいます。PTSDなどのケアについても、日本はノウハウがあるのですから、中国の要員育成も含めてメンタルケアの支援も必要でしょう。

 阪神淡路大震災の被災時の小学生も一部成人している人もいるはず、どうやって苦しみを乗り越えてきたか伝えるボランティアの形もあるはずです。

そういった支援には、外交では成し得ない伝わるものがあるのではないでしょうか?

 話は少し変わりますが、今回の地震の報道を見て、学校の倒壊がいかに悲惨な状況を生み出すか、多くの人が感じた事と思います。

 学校の耐震化については、平成18年度中に耐震診断を終え、耐震改修促進計画を策定する事が文部省の通達として出ていますが、現状対策済みの学校は58.6%に過ぎません。

 公立学校の改修費用は国と自治体で折半になっており、苦しい地方財政の中、予算がつかないのが現状のようです。
 今回の災害が一気に学校の耐震対策を進める、良い機会になるのではないでしょうか。

 

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May 16, 2008

中国大地震3 日本の援助隊

15日夜中国政府は死者数が5万人を超える可能性があると発表したようですね。
すでに72時間経過し、生存率は一桁台と思われるので当然かもしれません。

 そしてやっと日本の国際緊急援助隊を受け入れ、15日夕方北京に向けて出発しました。
一度解散しているので再召集に時間が掛ったようですね。 一度集まったのだから成田で待機していても良かったようにも思います。

 おそらく現地入りまで考えると発生から4日経ってからの活動開始となるでしょうが、成果が上がる事を期待したいです。

しかし、人民軍の救助もすごいですね。 90km以上物資を持って現地入りし、けが人も道なき道を人手で運んでいる。 

 20km以上の帰宅困難者は帰宅するのが難しいとか言っている日本人が、とても軟弱に思えてしまいます。

 日本の緊急援助隊数十名が、ファイバースコープなどのハイテク機器を駆使して効率良く探すよりも、人民解放軍が寄ってたかって瓦礫を片付けてしまうほうが早いのではないかと思ってしまいました。

 既に五万人以上投入している、中国の人力パワーの凄さを感じてしまいます。

中国の受け入れが遅いという批判があります(私もそう思います)が、もし首都直下型地震が発生した際に、中国から軍を一万人派遣すると申し入れがあった時、日本は受け入れる事ができるのでしょうか・・・ 微妙です。

おそらく発生後半日程度で、四千人の中国軍がパラシュートで降下して現地入りなんて事もできるのでしょう。

 石原都知事は米軍の支援に対して積極的な姿勢を示していますが、日本政府も大地震発生時の海外からの支援受け入れを前提に行動計画を立てて貰いたいですね。

ちなみに阪神淡路大震災の際は、発生後3日間の自衛隊派遣者数は9600名、1か月後までで最大18,600名の派遣だったそうです。

 最後に疑問に思う事をひとつ。
報道の映像を見ていると、悲しみに暮れる人々の姿は映るのですが、家族や近隣の人達を助けようと住民ががれきを除去している姿は見ません。 報道されないだけなのか、すぐにあきらめてしまっているのか・・・

 もし自分の子供が埋まっていたら、無理だと思っても探しますよね。

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May 15, 2008

中国大地震2 地震予知

地震発生から60時間を過ぎた中国 四川省の地震ですが、やっと震源に近いブンセンに救援隊が活動を開始したようです。
 ブンセンのある街では、1万人のうち8割が死亡したといった報道もあり、壊滅的な状況を感じます。

 中国政府の対応は早かったと報じられていますが、報道を見ているとパフォーマンスが多く、実際の救助・救援の成果は上がっていないように感じます。

 また、中国にしては外国メディアを積極的に利用しているようですが、インタビューの場面は少なく、少数民族の被災状況なども報道されていないなど、報道の規制の実態を感じさせます。

今回は、四川大地震に関連した予知の話。
事前に、中国の地方紙でヒキガエルの大移動が報じられるなど、地震発生前に数々の宏観現象が観測されていた事から、中国当局は地震発生を予知していたにも関わらず、隠していたのではないかとの疑念の声がインターネット等で騒がれたようですね。

中国は宏観現象の観測に積極的な国、国内1000か所以上の観測ポイントを設け、地震局に報告させるネットワークを築いています。 日本の地震専門家も「その水準は低いものではない」と言っています。

そして、1975年のハイチョン地震M7.3を予知し、事前に避難したという、世界で唯一の成功例を持っています。

 以前、当ブログでも「毒蛇で地震予知」「地震予知の成功例があった」などでご紹介していました。

中国では、昔から「地震には必ず前兆がある」という考えが強く、某大な人口とその住居に対して耐震基準を設けたところで実行できない、広大な土地に科学的な観測網を設置するのは無理といった背景から、人が宏観現象を観測し、予知により事前に避難する「群観群防」という方法に力を入れたようだ。

今回の四川省大地震の報道でも、日本の震度4~5程度の耐震基準はあるが、耐震性のある建物は少ないといった報道があるが、中国の広大な土地と膨大な人口、古い建物の多さを考えると、日本のような防災対策というのは無理だろう。

 予知に成功した1975年当時であれば、ほとんどが農業だから、地震を予知し避難してもしハズれても実質的な被害はゼロに等しい。
 しかし現在では都市で商工業が発達し、避難すれば経済損失が生ずるし、海外企業から見て科学的根拠のない奇異な行為と見られるから、避難命令を出せないのが実情ではないだろうか。

今後の中国の地震対策というのは、都市部の近代的ビルには日本並の耐震基準を設け、一方で宏観現象による予知研究を進め「はずれるかもしれないけど、避難したほうがいい」と堂々と避難勧告をするしかないように思える。 世界もその事情を理解し、予知がはずれても文句を言わず、むしろ英断を評価する事が必要だと思う。

 それから、先日「織物で耐震補強」で紹介したような、低価格で施工も簡単な耐震技術を開発し世界に広める事が、貧しい人々を地震被害から救う唯一の方法のように思えます。

 日本も復興への経済支援だけでなく、復興で建物建てるときにこの織物を提供するといった支援も必要なのではないでしょうか。

 ところで予知といえば、ジョセリーノの予知夢の話があります。
このブログでも検索で訪問された方が多いようですが、2008年9月13日に日本の東海地方でM8.6の地震という予知が出ていて、日本ではなく中国かもしれないとも言っているようです。 中国の場合はM9.1 死者100万人以上という甚大な被害を予知しています。
これが、今回の四川省の地震の事であり、時期が早まり・規模が小さかったという事であれば良いのですが。

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中部・近畿圏被害想定

中央防災会議は、「中部・近畿圏の内陸地震に係る被害想定(経済・インフラ被害)」を発表した。
 最大の被害をもたらすと予想される、近畿 上町断層帯のM7.6の地震と中部 猿投-高浜断層帯のM7.6の地震による被害をまとめたもので、いずれも冬の昼12時 風速15m/sを想定している。

近畿・中部では、今回の直下型の他に、東海・東南海・南海地震のリスクもあり、十分な事前対策が必要だ。

 被害想定は以下の通り。 比較のため首都直下型地震の被害想定も列挙します。

1.経済被害額
  近畿 総額 約74兆円 直接被害 61兆円、間接被害 13兆円
  中部 総額 約33兆円 直接被害 25兆円、間接被害  8兆円
  首都 総額 約106兆円 直接被害 67兆円、間接被害 39兆円

2.人流・物流寸断の被害額(6か月復旧時)
  近畿 総額 約3.4兆円 直接被害 0.9兆円、間接被害 2.5兆円
  中部 総額 約3.9兆円 直接被害 1.1兆円、間接被害 2.8兆円
  首都 総額 約6.2兆円 直接被害 1.5兆円、間接被害 4.7兆円

3.中高層ビルエレベータ閉じ込め
  近畿 事務所内 10,000人 住宅内(7~8時)1,700人
  中部 事務所内 4,600人 住宅内(7~8時)1,000人
  首都 事務所内 11,000人 住宅内(8~9時)1,500人

4.避難者、帰宅困難者
  近畿 避難者 550万人 避難所生活者 360万人 帰宅困難者 200万人
  中部 避難者 250万人 避難所生活者 160万人 帰宅困難者 96万人
  首都 避難者 700万人 避難所生活者 460万人 帰宅困難者 650万人

5.インフラ被害 支障率
  近畿 上水道 36% 下水道 23% ガス 52% 電力 19% 固定電話 10%
  ※大阪府 上水道 67% 下水道 31% ガス 82% 電力 41% 固定電話 23%
  中部 上水道 38% 下水道 --% ガス --% 電力 16% 固定電話 10%
  ※愛知県 上水道 56% 下水道 21% ガス 99% 電力 24% 固定電話 14%
  首都 上水道 25.7% ガス 12.3% 電力 6.1% 固定電話 4.8%
  ※東京都 上水道 33.3% ガス 19.0% 電力 12.9% 固定電話 9.3%
 
 

 

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May 14, 2008

中国 四川省大地震

5/12 午後2時半頃、中国 四川省(31.015°N, 103.365°E) 深さ19kmを震源とするM7.9の地震が発生した。
発生から36時間が経とうとしているが、倒壊50万戸 死者12000人 生き埋め23000人以上と刻々と被害報告が増えており、まだ被害の全容が掴めない状態のようです。


大きな地図で見る


中国政府の対応は迅速ではあったようですが、100km程度離れたところでもビルの倒壊があるなど、甚大な被害の範囲は広く、かなり難航しているようです。

 各国は救援の申し入れをしていますが、未だに人的支援は受け入れられない状況にあり、生存のデッドラインと言われる72時間は近づいて来ています。
 
 阪神淡路大震災でも海外からの人的救助の受け入れには時間が掛りましたが、事前に協議してあれば、災害発生時には迅速に海外からの人的支援を受け入れられたはず。

 世界中の国で、災害発生時の人的支援受け入れの態勢を事前に検討しておくべきです。

今回の地震で印象的なのは、学校の倒壊により多くの子供が生き埋めになっている事です。
また余震を恐れて屋外に避難する人々も、日本のように公共施設に避難する場所がないそうです。
改めて公共施設の耐震化の重要性を感じます。

 多くの建物が倒壊しており、耐震基準はあるが急成長の影響で十分なチェックが行われていないと報じられています。 中国の建築の検査体制については知りませんが、さまざまな不正行為などにより耐震性の低い建物も多いのかもしれません。
 それを考えると上海などの高層ビルが倒壊する姿を思い浮かべてしまい、恐ろしくなります。

Wikipediaの「地震の年表」によると、20世紀の被害の大きな地震ベスト?10のうち、4つもの地震が中国で発生した地震です。 死者255千人という現在のワールドレコードは1976年唐山地震で、これも中国。

 今回の地震で、今までの経験が活かされる事を期待したいです。

 この地震により、世界の関心はこの地震に移ってしまい、まったく救援の受け入れも情報公開もしないミャンマーのサイクロン被害は忘れられてしまいそうですね。 義捐金なども集まらなくなるでしょう。

 まだこれから感染症の流行などの二次被害が起きるでしょうから、マスコミも私達も忘れないようにしたいですね。

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May 11, 2008

ミャンマーサイクロン被害

ミャンマーでのサイクロン被害。被災者150万人とも言われ、軍事政権下の元 マスコミも支援スタッフも入国を許されず、世界食糧計画(WFP)の運んだ支援物資の一部が軍により差し押さえられ、国連の支援が停止状態になるという事態となった。

 被害の大きさもさることながら、軍事政権の対応のひどさに驚くばかりです。
せめて国連の支援だけは、一刻も早く受け入れ欲しいものです。

 こんな状況では、支援物資や支援金が、必要とされる人々に正しく渡るのでしょうか?

 マスコミも入国できないため、被害状況もはっきり判りませんが、JAXA(宇宙航空研究開発機構)が「だいち」による国際災害チャーター(こちらにも画像あり)という国際的組織によって行われたもので、日本はその参加国として「だいち」による撮影を行ったそうです。 今回は、国連からの依頼によるものであり、当事者である軍事政権は被害の全貌を把握できていないでしょう(インターネットでこの公開画像は見ているでしょうが)。

 せっかく最先端技術を駆使した国際的な支援組織があるのにそれが活かされず、多くの命が失われる・・・
自然災害の多発が危惧されるだけに、早く改善される事を望みます。

「お詫び:再掲」
5/10掲載の本記事は、HTMLの記述に誤りがあったため、サイドバーの表示がされないなど障害が発生しておりました。  お見苦しい状況が続き失礼致しました。
 修正の上、再掲致しました。

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April 23, 2008

集中豪雨時代の傘

某SNSで紹介されていたユニークな傘をご紹介します。 名前は「http://www.nubrella.com/ヌーブレラ」 名前もヌーブラとアンブレラをくっつけたような安易なネーミング。
 
 こんな商品が出てくるのは、異常気象時代を象徴しているような気もします。

 写真を見ていただければお分かりいただけるような傘です。 折り畳みできて、どうやら肩に背負う形で使うようです。

 大きな疑問がひとつ。

 これじゃ、体が濡れないか?!

 それに強風の中、女性なら体ごと持っていかれそうです。

 でも、この商品。意外と火災時の非難時に役に立つかもしれませんね・・・
Nubrella

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April 17, 2008

スパイダーマンになって体を守る

冗談のような話ですが、スパイダーマンのようなスーツで衝撃から体を守るという商品があるのです。
機能的にはバットマンスーツですね。

「d3o」という素材を使ったアメリカやカナダのスキーチームが使ったスーツらしいです。
以前「世界一受けたい授業」でも紹介していた素材で、普段は柔らかく衝撃を受けると硬くなる弾性ポリマー。
なぜかd3oのサイトには,番組のYouTubeの動画が掲載されてます(企業サイトで許されるのか?!)。
Spider_suit_2


このスーツは別として、この素材を防災用品に利用したらすばらしいですね。
帽子に入れたり(スノボー用毛糸の帽子はある)、鞄に仕込んだり、防災頭巾に入れれば安心です。

 いつ起こるかわからない地震ですから、日常生活で違和感のない物が理想です。

 最近自転車によく乗る私としては、普段着でもかぶれるサイクル用のヘルメットっぽくない帽子を作って欲しい。
高齢者が転倒して骨折し、寝たきりになるケースも多いようですから、そういった分野での応用も期待したいですね。


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April 13, 2008

織物で耐震補強

新たな織物の織り方により、従来の2倍以上の強度を持つ織物が開発され、耐震補強工事の低コスト・短期間化を実現したようだ。

 岡山の明大株式会社の開発した四軸織物「テトラス」は、従来の織物が縦糸・横糸の2軸で織られていたのに対し、左右斜めの糸を加えた4軸構造になっている。

 これによりあらゆる方向に対する強度が高まり、裂ける際も段階的に裂ける織物ができるようになった。
アラミド繊維やカーボン繊維をこの織り方で織る事により、従来の2倍以上の強度を持つ耐震補強材ができた。

 古い木造住宅でも、木材の接合部にこの繊維を貼る事により、従来の半分のコストや工期で耐震補強ができるとか。
 またコンクリートの場合も、この繊維を巻く事により、強度が増し、段階的にしか崩れなくなる。
つまり、コンクリートが崩壊するような地震が発生しても一気に崩れる事がなく、命の危険が減る。

 応用範囲の広い耐震補強方法なのだから、アフガニスタンなどで多くの死者を出したレンガ積み工法の家などにも使えるはず。

 伝統産業である織物を工夫する事により、現代社会で活用される新しい素材が生まれる。 
日本らしい、すばらしい事だと思います。

 今後も画期的な技術の開発に期待したいと思います。

 もっとも今すぐ費用を掛けて耐震補強をすべきか、低コストの新工法の誕生を待つべきかというジレンマがありますね。
 いつ起こるか判らない地震だけに、早い対処が必要なのでしょうが・・・

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April 10, 2008

現代社会の脆弱性

4/10早朝、JR中央線が変電所での火災により送電がストップし、7時間にわたり運休し、50万人に影響が出た。
ちょうど通勤ラッシュの始まる時間で、駅の間で停車した車両から2万人が雨の中線路を最寄駅まで歩いた。

 ニュース映像を見て、先日中央防災会議が発表した首都直下地震での帰宅困難者のシミュレーション結果が思い浮かび、現実に起こりうる状況だと感じました。

 変電所のブレーカーからの火災が原因との事ですが、この程度の事故で首都圏の大動脈である中央線が、全線でこれ程長時間に渡り混乱したのには驚きました。
 
 さらなる混乱を防ぐ為に慎重に対処した結果なのかもしれませんが、JRが大きな脆弱性を持っているように思えます。

 これはJRだけの話ではなく、2006年8月には江戸川を航行中のクレーン線が東京電力の架線に接触し首都圏の広範囲で最大4時間停電した事故もありました。

 戦後急成長した首都圏のインフラは、高い技術力で世界一過密ダイヤの鉄道など高度なインフラを築きましたが、その一方で低コスト化を求められているため、日常は表面化しない大きな脆弱性を抱えているのではないかと思います。

 2005年のJR福知山線脱線事故も、競合私鉄との競争に勝つための過密ダイヤを維持する事を求められた事が原因と言われています。
 
 他にもバスやトラックの運転手が過剰な労働の末、大きな事故を起こすなど、いろいろな問題が発生しています。

今は原材料やエネルギーの高騰で、さらなる低コスト化が求められている時です。
そのしわ寄せが、普段は気付かない安全性にいっているのではないかと心配になります。

 ハインリッヒの法則やヒラリ・ハットの法則をご存知でしょうか?
ひとつの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するという、労働災害を統計学的に調査して得られた法則です。

 今回のような事故は29の軽微な事故のひとつのように思われてなりません。 首都圏でラッシュ時にJR福知山線脱線事故のような大きな事故が起こりかねない状況になっているのではないでしょうか?

 社会人として利益追求やコスト削減は日常的に求められますが、安全という第一に考えられるべき事を軽視するると、それが積み重なって大きな事故に発展しかねない事を、誰もが意識しなければならないのではないでしょうか?

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April 05, 2008

満員電車状態の路上で耐えられか?

中央防災会議が4/2に発表した、首都直下地震後の「帰宅行動シミュレーション」では、地震に巻き込まれる人が1200万人、そのうちやく200万人が路上で移動もままならない、ラッシュ時の満員電車と同等の混雑度を味わうという(平日昼間に発生した場合)。
 
 1平方メートルに6人がいる、この状態では1時間に400m程度しか進む事ができないそうだ。
丸の内を起点とした、各地への徒歩での所要時間は(カッコ内は満員電車状態の時間)
・埼玉県和光市役所まで、20.8kmで15.1時間(9時間)、通常(時速4km)で5.2時間
・横浜市役所まで、32kmで15時間(6時間)、通常で8.0時間
・千葉市役所まで40.8kmで14時間(2時間)、通常で10.2時間
・さいたま市役所まで25.2kmで11時間(2時間)、通常で6.3時間
(以上、所要時間のデータは4/2 NHKのニュースより)

ちょと想像もしたくない状態ですね。

このシミュレーションでは、回避策をとった場合の結果も出ています。

・一斉に帰らない。3時間遅らせると満員電車状態が20%減、6時間で2/3に

・家族の安否確認が最も重要 安否が確認できれば、すぐに帰る人は3割減

・火災や建物の倒壊を防ぐ 建物の倒壊がなくなれば、7割減

 中央防災会議を、この結果をうけ、今年度中に対策を講じる予定。
とは言っても、安否確認や落ち合う場所を決めていても、家族の顔を見なければ安心できない人が大半でしょう。

 読者の中には、実際に帰宅訓練を行った方もいらっしゃるかもしれません。
満員電車状態で長時間歩かなければならず、3倍もの時間が掛るかもしれない状況についても、想定しておく必要がありそうです。

 今回のシミュレーションで、それ程悪い結果が出ていない場所でも、火災や橋の落下などで足止めされる可能性は十分にあります。

 こんな満員電車状態で多くの人がいる状態はとても怖いですね。
おそらく余震があるでしょう。 歩道のそばのビルが余震によって揺れ、看板のひとつでも落ちたら、群衆は一斉に逃げ惑いパニック状態になりかねません。
 
 せっかく地震の本心を切りぬけた命を、こんな事で失ってはたまりません。

明日起きるかもわからない地震ですから、私達も対策を講じておくべきです。

 そして、徒歩帰宅の備えも必要です。
水や簡易食糧の備えは必要ですね。

満員電車のような状況で、人々が群れをなして帰宅するのです。
帰宅支援ステーションや災害対応ベンダーの数など、いくらあっても足りません。

行政だけでなく、民間企業も休憩場所や物資の提供をするなど、CSRの一環として取り組む必要がありそうです。
もっとも、それに対応する人は帰れないという問題もあるのですが・・・

 理想的には、安否確認のとれた従業員は、その日は近隣の被害者の救助や帰宅困難者の支援にあたり、翌日、被害状況を把握した上で帰宅すべきなのでしょう。

 満員電車状態で長時間歩くよりも、状況を把握して帰ったほうが、短時間で帰れる可能性が高いかもしれません。

私がお勧めしたいのは、何回か別ルートで自転車で走ってみる事です。
長時間長距離歩く訓練も必要ですが、複数のルートと危険箇所の状況を知り、状況に応じて対応できるようにする事のほうが大切ではないでしょうか。

 私は最近自転車でのポタリングが趣味なのですが、毎回新たな発見があります。
たとえば、先日は南千住から築地の勝鬨橋まで片道11km程度を走りました。
隅田川は、ほぼ全域にわたり、川辺に遊歩道があり、車も通らず幅も広く、看板が落ちたり、ブロック塀が倒れたりする危険もありません。

 これらは、ほとんど耐震対策が取られていて、安全に短時間で帰る事ができそうです。

 春は、散歩やポタリングには絶好の季節です。
 散策がてら自転車で帰宅ルートの探索というのも良いと思います。

 それから、今回のシミュレーションには含まれていませんが、都内の河川には防災船着場があります。
屋形船の協会と協定を結んでいて、隅田川・荒川などを使い埼玉方面などに、移送する計画です。

 残念ながら都内全域をマップ化したデータが見つからないのですが、河川名と防災船着場のキーワードで検索すると見つかると思います。
 写真は先日通りがかった、箱崎と明石町の防災船着場です。南千住にもありました。
P1000030P1000032

帰宅難民については、過去にいろいろな記事をご紹介してきました。 右のカテゴリの「帰宅難民」で見れます。
さまざまなニュースの他、帰宅のためのグッズについても紹介しています。

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March 29, 2008

利根川の決壊、110万人孤立

利根川の決壊で、首都圏で死者数4500人、最大で110万人がが孤立する可能性があるという試算が、中央防災会議「大規模水害対策に関する専門調査会」の調査で判った。(日経080325)

ハリケーンカトリーナでの被害を思い起こさせる記事です。

 死者300人以上が想定されるのは、埼玉県幸手市/春日部市と東京都葛飾区。
 その他、江戸川の西(東京より)の自治体は軒並み大きな被害を受ける。

 これは、東京東部のゼロメートル地帯だけの話ではない、多くの大都市は平野の低地部分にあり、同様の被害が起きてもおかしくはない。

私も葛飾区の住人なので、とても気になる記事です。
最近は地震よりも水害のほうが経験する可能性が高いようにさえ思います。

 この報告の詳細については、同委員会のページに掲載されています。

 昭和22年のカスリーン台風では、江戸川区・葛飾区は20日間にわたって浸水した歴史があります。
また昭和34年伊勢湾台風では、名古屋市内は30日間浸水、愛知県海部郡の一部は120日以上浸水しました。
 
 今回の調査での想定は、200年に一度と言われるカスリーン台風級と同程度の洪水と、千年に一度の確率で起きるカスリーン台風を上回る洪水(洪水流量は約1.2倍)のケース。

 今回の調査で特徴的なのは、ゼロメートル地帯を守る水門や排水設備などが停止したケースを想定している事。 実際ハリケーンカトリーナでは8割以上のポンプ場が停止し、わずか16%の排水機能しか稼働しませんでした。

 排水機能が停止する理由としては、操作員の避難、浸水、停電(発電装置の燃料供給できず)、断水による冷却水不足といった原因のようです。

 洪水にそなえるべき施設が洪水によって起こりうる事態を考慮した対策がなされていないという実態に驚きました。

 
 死者のうち6割は65歳以上の高齢者と言われ、今後の高齢化社会では被害が増える恐れがある。
地震の場合は避難所までの距離は短いが、洪水の場合は数キロ以上移動しなければならない事もある。

また、110万人が孤立というのもショッキングな数字だ。
洪水の報道で、消防のゴムボートで救助されているシーンをみるが、警察や消防の救助ボートで一度に救助できるのはわずか2名、首都圏では1000艇のボートがある。 また関東の自衛隊のボートは救助乗員11名で300艇ある。

 仮に110万人を警察消防の千艇のボートで救助したとして、単純計算してみる。
一つのボートが1時間に2往復で昼間の12時間救助したとすると、救助完了に23日かかる事になる。
 
 今回の想定では、カスリーン台風級の洪水で、避難率40%で64万人を警察・消防・自衛隊で救助して2週間後に救助完了と算出している。

 孤立してしまった場合、2週間以上救助されない可能性がある事を覚えておかなければならない。
しかも停電・断水・トイレも使えない状況である。 備蓄の必要性が判ると思う。

 いかがでしょう、地震は耐震建築などで防ぎようがありますが、洪水は個人の備えだけではいかんともしがたい被害が起こり得ます。

 たとえ高層階に住んでいても、その地域が浸水すれば長期間社会生活への影響は計り知れないでしょう。
ただ、地震のように突然訪れるものではありません。 

 決壊してから水が届くまでに時間が掛る訳ですから、情報に注意し、周囲で協力して早めの避難をすれば命は守る事ができるはずです。

 

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March 25, 2008

本バッグで防災頭巾

宮城県東松島市図書館のボランティアサークルが、非常時は防災頭巾になる本を入れるバッグを開発した。
A3サイズ(子供には大きすぎる気もするが・・)の布製バッグで、半分折って被り紐で留めると防災頭巾になる仕組み。 (080324 河北新報社

 生地の防炎性など実用性については多少疑問もありますが、こういった普段使う物が非常時は防災グッズになるという取り組みが大切だと思います。

 普段携行する防災専用の物は、意識が低下すれば持ち歩かなくなりがちです。
専用の物なら、軽く嵩張らないものが理想です。

 こういった物は、試行錯誤で良いものが生まれるものです。
いろいろな物を作る時、アイディアを出す時、「防災に役に立つようにはならないか?」といった視点を付けくわえてみてはいかがでしょうか?

 私の印象ではエコグッズ関係の物は、防災的にも役に立ちそうな物が多いように感じています。
たとえば風呂敷、一枚の布の応用範囲はとても広い、さまざまなシーンで役に立ちそうです。
 私もなるべく風呂敷とビニール風呂敷は持ち歩くようにしています。

エコバッグも、防水の物なら最悪トイレにもなりますし、 マイボトル持参も役立ちます。

物を選択する時、防災の観点、非常時に役立つかどうかといった視点を加えると、選択基準も変わってきます。

 いつ遭遇するか判らない様々な災害への対策、うまく日常生活に取り込んでいきたいですね。

昔ご紹介した、水も包める防水ふろしき「ながれ」。柄のバリエーションも増えてきました。

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March 22, 2008

昭和初期の写真からリスクを知る。

土地のリスクを知る上で、そこが昔どんな土地だったかを知る事は大切だと言われます。
goo地図では、昭和38年の東京23区の航空写真が公開されています。

 現在の地図とリンクして、45年前の都内の航空写真を見る事ができるので、自宅や職場が昔はどんな場所だったのか調べてみましょう。

 私の住んでいる処も数キロ離れた処は、池か養殖場のような大きな水場がたくさんある場所だったようです。
よく水に係わる地名は地震のリスクが高いと言われますが、現在の地名からはまったく想像ができず意外でした。 やはり調べてみなければ判らないものですね。

 また、ちょうど東京オリンピックに向けて大きく変わりつつある時代の東京を見ると、なかなか楽しめます。

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March 20, 2008

骨折治療の優先度

災害時にはトリアージが行われる事はみなさん御存じだろう。
日本では、JR福知山線脱線事故が本格的にトリアージが行われた事故だと言われているが、今後の大規模災害では必ずトリアージが行われるでしょう。

 地震による怪我としては、骨折・やけど・切り傷が多いそうだが、トリアージが行われると骨折の優先度はどうなのでしょう。

 トリアージ基準によると、多発または大骨折の場合は2番目の優先順位の黄色タグで扱われ、小骨折は3番目の緑タグとして扱われる。

 黄色タグは2~3時間処置を遅らせても悪化しない程度のもの、緑タグは通院加療が可能程度なものとされている。

 つまり骨折しても、2~3時間、小骨折であればかなり長い時間待たされる可能性がある。

 骨折する可能性が高く、すぐ治療はして貰えないなら、応急処置ができるように備えておきたいと考えていた。
しかし、添え木等はそれなりに嵩張る物なので備蓄用品としてはなかなか難しい、何か良いものはないかと探していました。

 先日「世界一受けたい授業」で最新医療を紹介していたのですが、その中で包帯状で水にギブスになる物を紹介していたので、調べてみました。

 「凝結包帯(プラスランギブス)」と呼ばれる包帯があるようです。 濡らしてから3~8分程度で固まるようです。
従来の石膏ギブスに比べてかなり軽いと番組で紹介していました。

 濡らして巻けば固まるという機能を考えると、DIY的な使い方とか応用範囲も広そう。

価格的にも10cm幅で4.5mが18巻で3千円超程度の価格です。

 骨の位置を修正してからギブスはするものでしょうが、仮の固定としても十分使えそうです。
また登山などアウトドアでも活躍するのではないでしょうか?

 自治会などの防災用品としても良さそうです。

 また、以前からアウトドアなどで使う応急ギブスとして、空気を入れて使うタイプもあります。

携帯可能な添え木用途としては「スプリント」という物があるようですが、用途に応じて大きさが違ったり、価格的にも高いようです。


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March 14, 2008

第6回地域危険度の見方

東京都は「地震に関する地域危険度(第6回)」を発表した。

 AllAboutでも「東京で一番地震に弱い街はどこ?」という記事で紹介され、AllAboutの人気記事ランキングの上位になっているようだ。

 墨田区京島2丁目は東京で最も危ない地域といった形で紹介されているが、○丁目は安全、☐丁目は危険といった理解の仕方は危険だと思う。

 複数の町丁のエリアとして、倒壊の危険度が高いとか延焼の危険度が高いといった見方は正しいと思うのだが、○丁目の危険度指数というのはメッシュによる分析結果を判り易く町丁の境界に合わせて割り振ったものだという事を忘れてはいけない。

 今回の調査でも、隣接した町丁でランクが2ランク以上異なる場所が結構あるようだ。

 たとえば、建物倒壊危険度は建物の構造・建築年代・階数といったデータと地盤の評価などを組み合わせたものだが、狭い町丁に新しい耐震性に優れたマンションが一棟あれば、その町丁の平均値はあがる。
 また町丁に公園があれば面積に対する建物の密度は下がり火災危険度は下がる。

 前回第5回の調査では、河川や大きな公園が町丁に含まれる場所の危険度が下がるといった問題があったため、今回は大きな河川や公園については除外されたが、小さな河川や公園は計測の対象に入っている。

 むしろ調査報告書に書かれている「地盤分類図」や「建物分類ごとの建物被害関数」「液状化予想図」といった図に着目していただきたい。

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March 13, 2008

超高層階での地震の衝撃画像

防災科学技術研究所がE-ディフェンスを使い今年1/24に超高層階での振動実験を行った。
その動画がやっと公開されたが、オフィスも自宅も地震対策の必要性を感じるとても衝撃的な動画だ。

 実験は振動を増幅する装置をつけて、超高層建物の長周期地震動を再現できるようにした建物に、オフィスや住居の環境を作り、南海地震を想定した揺れ(最大片振幅約150cm、最大加速度 約500gal)の揺れを与えたもの。

 実験の試験内容はこちら、報告はこちら、動画はこちらで閲覧できる。

 高層ビルで働く方は、ぜひ職場で同僚や上司と見てみるべきだと思います。 意識が変わるのではないでしょうか。

 オフィスでは、頑丈な机、しっかりしたロッカーなどに囲まれ一見安全そうに見えるかもしれない。
しかし、重いコピー機は数メートルの範囲を動き廻り、あちこちにぶつかり、壁面ロッカーは崩れ落ちる様子がよく判る。 逃げるいとまもない印象だ。

 ロッカー類が固定されていても、キャスター付きのコピー機や椅子が動き回り、固定されている机までも動かしている。

 住居でも、振幅が大きい分、一撃で冷蔵庫などが倒れている。
揺れ方が異なる分、家具転倒防止などの方法も違ったものが必要になるのではないかという印象だ。

 最後に提案です。
会社の耐震対策は経費削減の折、なかなかできないといった方も多いでしょう。
そして壁や什器に穴は開けられないといった制約もある事でしょう。

そこで安価な移動防止対策をいくつかご紹介します。
完璧な方法ではありませんが、費用対効果は高いと思います。
やらないよりは、手軽な方法でも対策したほうが良いと思いませんか?

この程度なら、同僚のカンパで実現できる費用です。

1)数百円でできるキャスター付き什器の移動留め
 
 大型ホームセンターなどで売っているD型のゴムです。これを5cm程に切って、二つをキャスターのタイヤを挟み込むように設置しましょう。
 両側のゴムが離れないように、紐や金具でつなげるのが理想的でしょう。

2)100円で、オフィス机の移動防止

 多くのオフィスでは、複数の机を組み合わせて島を形成していると思います。
机単体よりも、複数の机を連結しておいたほうが、移動しにくくなります。
 そこで結束用の面ファスナー(ベルクロ、マジックテープ)で机の脚を連結しましょう。
結束用の面ファスナーは、表がメス、裏がオスになっていますから、脚のところをぐるいと巻いて、最後にひねって留めればいいので手軽です。

 私は自宅のワイヤーラック同士をこの方法で連結しています。 家庭でも使える方法です。
ハンズやホームセンターでは切り売りしていますし、ここでご紹介したような25mのロールなら1か所30cmとして83か所分取れるので、オフィス全ての机を固定できそうです。

今日はとりあえずこの程度のご紹介にしておきます。
また続編を予定しています。

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March 09, 2008

無償でエレベータ備蓄ボックスを置く

ダイドードリンコは自動販売機を「災害救援支援対応自動販売機」を設置した顧客に対し、エレベータ内に設置する「エレベータ備蓄ボックス」を無償で提供するサービスを開始した。

 首都直下型地震での被害想定では、9161台('06年都予測 M7.3)が予測され、2005年には震度5の地震でも78基でエレベータ閉じ込めが発生、救出に最大3時間掛りました。

 震度7クラスの地震が発生した場合、救出には相当の時間が掛る事は必至です。
私もエレベータ内にいる時だけは地震は起こって欲しくないと考えています。

 自分が頻繁に利用するエレベータ内に備蓄ボックスがあれば、ずいぶん安心できそうです。
ビルオーナーの方はぜひ検討していただきたいです。

災害救援対応自動販売機はここ数年でだいぶ増えてきているようですが、認知度はまだまだかもしれません。
多くは、センターからのリモート指示により、無料配布モードに切り替えるようですが、ダイドードリンコの場合はあえて手動切り替えにしたそうです。

 手動で切り替え管理者が被災者に飲料を配る事により、特定の人が独占してしまう事を防ぎ、オーナーのCSRへの取り組みをアピールできるといった趣旨のようです。

 たしかに一理ありますね。 ただ被災時に管理者も被災する可能性もあり、自販機のキーが取り出せないといった状況も考えられます。

 ちなみに、この自販機の場合は停電後48時間はバッテリーで動作する仕様のようです。

 また、自販機の横に置いてあるダストボックスにも災害対応型があり、上部に備蓄物資を収納したり、AEDや緊急地震速報を収納したりする事ができるそうです。
 多くの人が利用する場所ですから、そこにある事を知られやすく良い試みではないでしょうか。

 ショッピングセンターなど公共の場所に、ぜひ設置していただきたいですね。

 災害救援ベンダーはまだまだ数が足りません。 台数が増えるように、各社いろいろな知恵を絞ってください。

 私達も通勤経路や日常の行動範囲の中で、どこに災害救援ベンダーがあるのか把握しておきたいですね。
一度、通勤時に探しながら歩いてみてはいかがでしょうか?

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March 05, 2008

災害時はDoCoMoが強いのか?

陸上自衛隊とNTT東日本、NTTドコモが首都直下地震を想定した合同訓練を行った。
新潟中越地震の際に、自衛隊とNTT東日本が連携した事をきっかけに始まったこの訓練、今年で3回目となる。

 この訓練の様子が、日経トレンディのサイトでレポートされている。

 新潟中越地震では、通信確保に窮した自衛隊はNTT東日本のマイクロ回線や衛星回線を借り、NTT東日本は災害対応機器の搬送に自衛隊の力を借りた。

 以来、さらにNTTドコモが参加して共同訓練が毎年行われている。
自衛隊がNTT東日本の衛星・マイクロ回線機器や、NTTドコモの基地局の電源を輸送。
NTT東日本が自衛隊や行政の通信ライン確保と避難所の特設公衆電話を設置、ドコモは基地局用非常電源や移動基地局、さらに避難所での無料充電サービスを提供するといった内容のようだ。

 携帯の基地局は非常用バッテリーを備えているが、6時間程度の容量しかなく、その後は電源切れで使えなくなるようだ。

 被災後6時間以降は、携帯が通じなくなるかもしれない事は覚えておいたほうが良いだろう。

NTTドコモの無料充電サービスは、発電機を備え一度に18台の充電ができるようだ。 この機材はNTTドコモのサービスだが、auやソフトバンクの携帯端末も充電できるとか。 これも覚えておきたい。

 ここ数年、危機管理産業展などを見ていても、災害対策ソリューションや製品群は、長い経験がある分NTTグループが一番優れているように感じている。
 

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February 18, 2008

災害情報一元化へ

総務省は、地震や台風などの災害情報を一元化するデーターベースを作る事を明らかにした。
2011年の運用開始を目指す。 

 これは報道機関向けのデータベースで、従来は各自治体が電話やFAXなどで報道機関に提供していたが、タイミングや書式がバラバラといった問題があった。
080218 Yomiuri Online

 2011年はアナログTV放送が廃止され、地デジに移行する年。
地デジのデータ放送で迅速かつ正確に情報を提供する事が狙いと思われます。

 TVだけでなく、インターネット、携帯など扱うメディアも増え、こういったデーターベースの必要性は高まっているでしょう。 自治体によってはこうした報道対応が貴重な人材を使う重荷にもなっていると思います。

 正確な情報をタイムリーに提供する仕組みづくりは国がやってしかるべきでしょう。

 ただ、ネットワークありきのシステムですから、停電やネットワークの不通といった非常時のバックアップ体制も含めて国が支援すべきだと思います。

 たしか、新潟中越地震などでも、非常用通信設備があったにも関わらず使えなかった自治体もあったと記憶しています。 

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February 16, 2008

火山災害対策に無人重機投入

浅間山の噴火に備えて、嬬恋で無人重機を使った演習が行われた。
ロボット搭載のもの、リモコン操作のものなど3種類の重機が用意され、氷点下5度という極寒の環境で正常に稼働するかどうかが試された。
080215 Yomiuri Online

 火山災害はもとより、地震でも余震の心配があるなど、2次災害を防ぎながらの災害対策は重要。

新潟中越地震でも余震の影響で、救助・復旧作業が遅れる事が多かったと記憶しています。

 日本は重機の技術でもトップレベル、日本での災害対応の経験が重機に活かされ世界の災害現場で活躍する事を期待したいですね。

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February 15, 2008

充電の苦労がなくなる日も近い?

私たちの生活に欠かせない電気。 被災時の停電はかなり困ります。
近頃、地球温暖化対策や石油の将来性に対する不安などが背景で、発電に関する研究もだいぶ進んできたようです。

 東京駅の改札には、人が踏むと発電する床が設置されているそうですね。
将来の避難所では、発電と気分転換のために、みんなでダンスなんて光景が見られるのでしょうか?!

 実用化されれば災害時にも安心できそうな発電技術を二つご紹介します。

1)携帯を充電できるシャツ!
 ジョージア工科大学では、動きに反応して発電する特殊繊維を開発し、携帯電話を充電できる発電シャツを開発中とか。
振動や圧力などの力が加わると発電する繊維で、1平方メートル当たり、最高80ミリワットを発電できるようになると見られる。

 現在の問題は、使っている金属が湿り気に弱い事。 洗っても効果が薄れない事が課題とか。
080214 ITmedia News

2)徒歩で発電!
 こちらはひざに発電機を装着すると、1分間の早歩きで携帯電話で30分相当の通話ができる発電能力を持つシステム。 18か月以内に試作品を提供開始する予定とか・・

 これくらいの発電量ならかなり現実的かもしれません。
朝の通勤で歩けば、その日1日分のモバイル機器の電力が発電できるようになるかもしれませんね。
メタボ対策にもなりそう・・・
(080209 ITMedia News)

石油の値上がりを背景に、こういった脱石油のための研究への投資が増え、実用化に近づく事は素晴らしいですね。

<080218追記>
Gizmodoで、動画を発見しました。「膝ギブスで携帯をじゅうでんしちゃおう!「Knee Brace」

Yu_energy1_2

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February 14, 2008

災害や温暖化対策として検討すべき事

地震・火山・風水害・テロ・新型インフルエンザなど、社会生活に深刻な影響を与える危機感が高まってきている。
 新型インフルエンザのパンデミック期では、国内死者64万人、入院患者200万人といった予想も出ており、流行期は2か月程度と言われ、大幅な行動の制限が予想される。

 ヒトからヒトへの感染症の場合、なるべく人との接触を避ける事が有効な対策と言われている。
温暖化対策で、出張や移動をなるべく減らそうといった動きもある事だし、仕事をする上でヒトとの接触をなるべく避けるにはどんな方法があるのか、一度真剣に考えてみるべき時期なのかもしれない。

 一度検討・試行してみると、日常的に問題ない事、非常時なら問題ない事、どうしても避けられない事の整理が付き、それぞれの対策も見えてくるものだ。

 たとえ重要な取引先であっても、新型インフルエンザ流行といった事態になれば、相手も感染リスクは減らしたいもの。 そういった事態を想定しての事であれば、検討の土俵に乗るのではないだろうか?

そこで、今回はテレワーク(在宅勤務)や電子会議について考えてみる。
10年位前から考えれば、驚くほど手軽に利用できる状況になっていて、個人で実現するのも難しくはない。

少し前なら初期投資も結構かかるし、様々な制約も多く大企業じゃないと導入しずらいものといった印象があった。
 
 しかし、今は携帯電話で簡単にテレビ電話はできるし、個人や企業でのIP電話の導入もかなり進んだ。
そしてWeb2.0などの技術によって、手軽にネット上で情報の共有が安く手軽にできるようになっている。

 検討するには良い時期だと思う。

1)テレビ電話 1対1
 同じ携帯キャリア同士なら問題なくテレビ電話を使える。
 また携帯とIP電話でも通話ができる。

2)テレビ会議 多対多
 FOMAの場合、「ケータイ会議ビジュアルネット」を使うと、最大8人まで参加できる携帯テレビ会議ができるようだ。
 月額使用料も100円と安いし、30日間のお試しサービスもあるようだ。

3)Skype
 パソコンとインターネットとWebカメラがあれば、Skypeを使って10人程度までの会議やビデオ通話(TV電話)ができる。
ちなみに、読売放送では、採用試験の面接にSkypeを使ったそうです。

4)チャット
 キーボード操作に不自由がなければ、Googleトークなどで手軽にチャットで会話できるが、社員全員問題ない企業はまだまだ少数なのでしょう・・・

5)資料の共有
 メールでEXCELやWordなどの文書をやりとりするのは日常的に使われているでしょう。
 もし文書を共有して編集する必要があるのなら、Googleドキュメントなどで共同作業を行うことも可能です。

6)ホワイトボード
 会議で欠かせないホワイトボードのネット上のサービスで出てきています。
 が・・・ マウスでの操作は難しいので、今後に期待でしょう。 
 タブレットを使えば問題ないでしょうが・・・

以上のように、個人レベルでも使える電子会議機能だけでも、いろいろできるようになっています。

あとは、セキュリティ対策としてVPNを導入するとか、 会社の資料がなければ仕事にならないなら、会社のネットワークに接続したり、資料の電子化を進めるといった対策になる訳です。

 あまり大上段から構えるのではなく、この程度の投資ならここまでできる。 最低限ココは実現したいから、これだけの投資をするといった考え方で取り組むのが良いと思います。

 長くなりましたが、2か月出社できない状況の中で、業務を継続するには何が必要かという視点で、具体的な検討や試行を進めておく事は、会社の存続にかかわる大きな課題だと考えるべきではないでしょうか?

 こういった取り組みは大企業だけの問題ではなく、中小企業やフリーランスでも必要となる事です。


 

 

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February 04, 2008

防災の知識の力試し

以前コメントでlalamiさんにご紹介いただいた、「防災学検定」が1/27~2/6(水)まで受検できます。

 無料ですので、力試しに受けてみてはいかがでしょうか?

 内容は新聞を読んでいれば判る範囲だと思います。
出題内容が実践的かどうかは多少疑問を感じますが、防災って範囲が広いから仕方ないですね。

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January 28, 2008

携帯に位置情報を登録する

GPS付き携帯だとアドレス帳に位置情報を記録できる。
せっかくの機能だから、活用するとなかなか便利です。

 防災とはあまり関係ない話だが、帰宅支援ステーションを登録しておくといった使い方もあるので、DoCoMoの携帯(P905i)でのやり方を紹介します。

 日常生活では、気になるお店の位置を登録しておけば、迷わずに行くことができるし、待ち合わせなどで人に教えるのも楽だ。

携帯だけで登録する一般的なやり方と、パソコンでアドレス帳の編集機能を使う方法がある。
パケ代節約のために、パソコンから使う方法を紹介します。

1)住所から緯度経度を知る。 (WGS座標系)
 a)Geocoding Toolsを使う。
  「Geocoding Tools&Utilities」というサイトがあります。
  ここではCSV形式の住所データを一括して、緯度経度に変換するサービスを提供しています。
  ここのデモページには、住所を入力すると緯度・経度を表示するサービスが利用できます。
 変換したい件数が少ない場合は、こちらが便利です。

 一括して変換したい場合は、既定の書式で住所を記述したCSVファイルを使って、「CSVアドレスマッチングサービス」のページから、CSVファイルを読み込ませて変換します。

 b)GoogleMapsを利用する。
  ご存じGoogle Maplsで検索した場所を画面の中心にし、地図の右上の「このページのリンク」をクリックするとURLが表示されます。
 これをコピーしてブラウザのアドレスバーに貼り付けます。
 このURLの長い文字列の中に、「&ll=」という変数があり、ここに緯度、経度が記載されています。
 貼りつけたURLをクリックすると、ちょうど真ん中あたりに表示されるはずです。

 例)防災科学技術研究所の場合
  http://maps.google.co.jp/maps?f=l&hl=ja&geocode=&time=&date=&ttype=&q=%E9%98%B2%E7%81%BD%E7%A7%91%E5%AD%A6%E6%8A%80%E8%A1%93%E7%A0%94%E7%A9%B6%E6%89%80&near=%E3%81%A4%E3%81%8F%E3%81%B0&ie=UTF8&ll=36.124565,140.092678&spn=0.088741,0.094757&z=13&iwloc=A&om=0

  太字、下線の部分が緯度経度です。

2)アドレスの形式を変更する。
 前述の例のように、Google Mapsでは、36.124565と度単位で表示されていますが、携帯の位置情報はド分秒形式(dd.mm.ss.sss)にする必要があります。 
 時間の計算と同じですから、EXCELなどで変換しても簡単ですが、この変換をしてくれるサイトもあります。
 「経度緯度の表示形式変換」で、右側に1)で得た緯度・経度を入れ左矢印をクリックすると、左側に度分秒形式(POT形式)が表示されます。

3)携帯へ登録
 携帯を購入した時に付属するCDやドコモのサイトから、「ドコモdatalink」が入手できます。
 携帯のデータをパソコンにバックアップしたり、パソコンから携帯の情報を編集する事のできるアプリです。
 
 この中の「電話帳」編集機能を使うと、下のほうに位置情報を記入する欄があります。
 ここに、度分秒形式に変換した緯度・経度情報をコピー&ペーストします。

 あとはdatalinkで編集した電話帳を携帯に登録します。

4)携帯で位置情報を確認する。
 アドレス帳を見ると旗アイコンの付いた位置情報が登録されているはずです。
 これをクリックすると、iモードや対応アプリで、その場所の地図を見る事ができます。

 また「メールに貼り付け」を選びメールを作成すると、地図付きのURLがメール本文に登録されます。
 これを送ると、GPS機能のついていない携帯でも地図を見る事ができます。(他社携帯どうかは未確認)

位置情報を使った事のない方には、ちょっと大変そうに見えるかもしれませんが、使ってみると簡単です。

 今は、被災時に一般の人が被災状況の写真を位置情報付きの写真をメールで送り、インターネット上の地図情報システムに集約して被災状況の把握をするといった試みが行われています。
 
 たとえば、「eコミュニティしまだ」があります。
また、カトリーナの被害の時もGoogle Mapsで被害状況が刻々と伝えられていました。

 私の周りを見る限り携帯のGPS機能を使いこなしている人はあまりいませんが、GPSや位置情報を普通に使うようになると、被災時の被害状況把握や安否確認も早くできるようになると思いますので、多くの方にこの機能が使えるようになっていただきたいと思います。

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January 25, 2008

駅対流者対策訓練

東京都では、全国で初となる「駅周辺滞留者対策訓練」を実施した。
1/22が北千住駅で参加者は約800人、1/25が新宿駅で参加者は約1000人。

 いずれも自治体、鉄道事業者、周辺の店舗、学校などが参加する協議会の主催で、近隣の一時避難場所などへの誘導する訓練が行われた。

 東京都の被害想定では、首都直下型地震の際の主要駅の滞留者は114万人と想定されている。
今回訓練のあった北千住駅で2~3万人、新宿では16万7千人。 
都内で最も滞留者が多いのが東京駅で、19万8千人。

 なお、帰宅する距離が20kmを超える人が「帰宅困難者」と呼ばれ、全体の4割弱が帰宅困難者と想定されている。

 北千住の場合、今回の訓練で誘導に関わった人数は約100人です。
実際に発生した場合は、同じ人数で誘導しようとすると誘導者一人あたり300人となります。
 周辺が火災やビルの倒壊などでかなり混乱すると思われる中で、はたしてさばき切れるのでしょうか?

 全ては滞留者一人一人が冷静に行動できるかどうかです。
こういった訓練に参加するなり、自分で帰宅訓練を行うなり、机上で災害発生時に行動を検討するなりして、冷静に行動できるようにしておくのが大切です。

 私はできれば数万人が集まるような場所に近寄りたいとは思いません。
多くの人が移動している中で、余震が起き、近くのビルが倒壊したような場合、一斉に逃げだすでしょう。
そんな状況に巻き込まれたくないものです。

 状況が判らず、「とりあえず駅まで行ってみよう」と考える方も多いと思いますが、万を超える人が集まるような場所に行くことの危険も考えるべきではないでしょうか?

 それから、このニュースを見ていて思ったのですが、この日はいつになく寒い日でした。
地震が発生した時に、コート類を取りに行けるとは限らないですから、エマジェンシーブランケットなどを机の引出しに入れておくといった配慮も必要だと感じました。

 エマジェンシーブランケットもコンパクトで価格も安くお勧めではありますが、もっとお勧めは以前もご紹介した「スペース暖シート」です。

 この商品は厚さ1mm、重さ125g。 A4サイズ程度に畳めば薄い雑誌程度の大きさです。
エマジェンシーブランケットに比べ、
1)暖かい
2)何度でも元の大きさに畳める。※エマジェンシーブランケットは元のサイズにはたためません。
3)動いた音がうるさくない。
4)洗える
5)ムレない ※汗が冷えて寒くならない
 といったメリットがあります。

 我が家でも、寒い時はふとんの上に掛けて、日常でも使っています。

シングル/ダブルサイズがあります。

AMK製サーモライト2 ヴィヴィザック 一人用

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January 22, 2008

全部入りFOMAは災害に強い?

DoCoMo 905iシリーズは最新機能全部入りをウリにしているが、防災にもなかなか役立ちそうだ。
身の回りの品の中で、最も肌身は出さず持ち歩く存在となった携帯だけに、被災時にも活用したい。

 携帯は、阪神淡路大震災ではあまり普及していなかったので、これからの防災三種の神器と言えます。
ちなみに私の考える防災三種の神器は、「携帯、ライト、ホイッスル」です。

防災に役立つ機能としては・・・
1)緊急地震速報[エリアメール]
エリアメールは、緊急地震速報など(今後避難勧告などにも対応)を受信できる無料サービスで、端末での操作だけで使えるので、905/705以降の機種を購入した方は、ぜひ設定したい。

2)ワンセグ: 当然ですが、情報収集に

3)カメラ:   住宅の被害は、できるだけ記録しておきたい。

 そして家族の写真を保存しておきましょう。 家族を探すとき写真があると探しやすいですね。
 もちろん、強いストレス下での癒しの写真にもなりますね。

4)ボイスメモ 刻々と変わる状況を声で記録する方法もありますね。

5)GPS    最近は帰宅支援地図も携帯の地図で見れるようになりました。 家族の居場所探しにも・・・
  私は、気になったお店を撮影して、写真に位置情報をつけるのに使っています。P905iは対応していました。

  今は、110/119すると住所が判らなくても、警察や消防で居場所が判り、迅速な対応ができます。

GoogleマップモバイルもGPSに対応したので 、現在位置の地図を表示するのも簡単になりました。
なお現時点で、GPS対応はDoCoMo 903i以降の端末とWindows Mobile2003SE5.0以降のスマートフォンのようです。

6)microSD HC P905iではSDHCに対応し、最大4GBになりました。
 重要なファイルはPDFにして、携帯に控えを持っていると安心です。

7)おさいふケータイ 使えれば・・・心強い

最近では、避難所の収容者の安否確認にICカードを使う実験なども行われています。
近い将来、身元確認のための必須ツールになるかもしれませんね。

 また、電子証明書の機能がありますが、住基カードを元に自治体の発行する電子証明書を発行して、公的な証明書として使えるようにして欲しいと思います。

 被災者のための各種手続きなどで活用できるのではないでしょうか?

8)ブラウザ、PC連携 いろいろな情報入手や連絡に、もはや必須。
 便利なサイトはたくさんありますが、防災科学技術研究所の提供している「AQUA震源速報」の携帯版があるのをご存知でしょうか? http://www.hinet.bousai.go.jp/i/

また、Yahoo災害情報の携帯版も便利。災害速報の他、天気情報・運行情報・病院、診療所検索などのリンクが豊富です。 http://rescue.mobile.yahoo.co.jp/

9)電話 災害伝言板「171」を活用しましょう!

ざっと、いろいろ挙げてみました。
津波警報や避難勧告情報が聞こえなくて避難しない人が多いという話を聞きますが、全ての人が携帯を持っていれば改善される点も多いはず。 補助を含めて活用を検討しても良いように思います。

 防災にいろいろ使える携帯ですが、やはり電波が通じる事と電源がある事が大前提です。
予備のバッテリーは、ぜひ持っていたいですね。


さまざまな充電器がありますが、専用の充電ケーブルや携帯接続ケーブルが必要なものは、結構不便です。
USBで充電できるなど、どこでも充電できるタイプがお勧めです。

それから、手回し充電タイプは、かなりイイ運動になります。 最後の手段と考えたほうが良いです。

私も幾つか充電器は持っていますが、最近常に携帯しているのはこれです。
3cm程度のコンパクトさと、17gという軽量なのがイイです。
待ち受け12時間、通話30分の容量があります。携帯の充電ケーブルで充電できます。

今は3倍長持ちのタイプが出ているようです。

さらに、防災的にはLEDライト付きのタイプもお勧めです。

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January 07, 2008

出初式

2008年の東京消防庁の出初め式がNHKで放送されていました。
キーワードの自動録画で録画されていたので見てみたのですが、防災訓練もやるのですね。

 出初め式と言えば、梯子に乗ったり、放水したりといったセレモニーだけかと思っていたのですが、東京ビッグサイトで、起振車や救命講習、災害対応の設備の展示などもあり、意外でした。

 来年は忘れなければ見に行ってみようかと思います。

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地球危機2008

1/4テレビ朝日系で「地球危機2008」が放映されました。
地球温暖化の影響を報じた番組でしたが、長時間番組だけあり、さまざまな視点で問題を伝えていたように思います。 

 日本人とってもすでに影響が出ている事、日本に輸入される多くの物が様々な影響を与えている事を伝える内容でしたが、視聴者がどうすれば良いのかといった提案はなく、逆に「家庭での排出を減らす程度のレベルではない」という印象を持ちました。

 たとえ、先進国が最低限の生活に切り替えたとしても、開発途上国の餓えや水不足、医療不足に苦しむ人々がまともな暮らしができるようにするだけで、水も食糧もエネルギーも不足し、温暖化ガスの排出量も増えてしまうように感じます。

 とは、言ってもできる対処はしなければならないのでしょうが・・・

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December 29, 2007

レンガ建物の倒壊実験

12/27防災科学研究所は、実物大のレンガ造りの建物を揺らし倒壊実験を行った。
どうやら、揺れにより窓の部分からX字状に亀裂が入り倒壊するようだ。

実験内容はこちら、実験映像はまだ公開されていない。

 2003年12月26日のイラン・バム地震では、レンガ造りの住宅が倒壊し、約4万人もの命が失われました。
その後もアジア各地での大きな地震により、レンガ造りの住宅が倒壊し、多くの命が失われています。

 レンガ造りの建物が倒壊する様子を分析し、国際的な情報共有を行う事は、国際貢献としてもとても有意義で素晴らしいと思います。

ODAの予算が減っても、こういった形での貢献も有意義です。

 東大生産技術研究所の目黒研究室では、以前からレンガ造りの建物の耐震に関する研究も行っており、安価な荷造りテープ(黄色で平らな紐)を使った耐震工法を開発していた。

 また「耐震化デジタルアーカイブス」を開設し、日本や世界に向け耐震補強工法の事例を紹介している。
 

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December 17, 2007

傾いた家を建て替えずに直す。

能登半島地震で被災し大きく傾いた店舗、応急危険度判定は「赤」の危険という判定だったが、建て替えずに直せたそうだ。

 この店舗、築35年の木造。
建て替えれば3000万円かかるところ、改修では1/3の費用で済んだそうだ。

 この改修方法は、「立て起こし」と呼ばれる伝統建築の修復技術を使ったそうだ。
木造建築では、古い建築物が地盤沈下などで傾き、これを修復する技術は確立されているそうだ。

 土壁を落とし、構造を固定しているくさびなどを緩め、ジャッキとワイヤーで水平・垂直を元に戻すやり方らしい。

以上。日経KEN-Platz(無料会員登録が必要)

 応急危険度判定「赤」と判定されれば、立て直しが必要と考えてしまうが、長い歴史のある木造建築では元に戻す方法も確立されているのですね。

 昔「ダッシュ村」で、古い土壁を再生利用したり柱を再利用したりしているのを見て、木造建築ってエコな建物だなと感心した記憶があります。

 江戸時代、度重なる大火でも、短期間に江戸の町は復旧してきました。
すべての建物が新しい木材で建て直されたのではなく、残った廃材をうまく再利用してきたのでしょうね。

 地震被害の大きな課題のひとつに膨大な災害廃棄物の問題があります。
 これからの時代、環境の面からも、こういった建物の修復技術というのは、もっと注目されるべきだと思います。

 地震被害にあっても、「命を失わず、早く元の生活に戻れれば良い」という発想で考えると、耐震基準の考え方も変わってくるのかもしれません。

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December 09, 2007

携帯用緊急地震速報開始

NTTドコモは、12月10日から携帯向け緊急地震速報などを発信する「緊急速報「エリアメール」」の運用を開始する。
 サービス料は無料で、対応携帯から受信設定をするだけ。
対応機種は、905iシリーズ以降の機種のようだ。
緊急地震速報を受信すると、画面にポップアップメッセージが表示され、専用の着信音とバイブレーションで知らせてくれるようだ。
<<報道発表資料と利用イメージ>>

 このサービスは、他のメールなどのメッセージサービスとは異なる方式を使うため、一斉に同報しても輻輳などの心配はないようだ。
 実際に広範囲で通知するような事態になった場合、正しく機能するのか、受信端末を持つ人とその周囲に与える人への影響など、興味深い。

 周囲にいる人や、施設から緊急地震速報が発令された事が突然知らされる可能性がある訳で、対応端末を持つ持たないに関わらず、さまざまなシーンで「今、知らされたらどう行動するか」をイメージしてみる事をお勧めしたい。

 適切な行動が取れる人は少なく、周りの誰かの動きに同調してしまう人が多いのではないでしょうか。
どんなに良いシステムで、判断し行動するのは人間です。
 正しい知識と、できれば経験(訓練)で、適切な行動が取れる人でありたいですね。

なお、同様のサービスがKDDIからも提供されるはずです。

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November 19, 2007

バングラデシュ シドルはカテゴリー4相当?

昨日も少し触れましたが、バングラデシュを襲ったサイクロン「シドル」による死者がどんどん拡大しています。
現在のニュースでは死者3000人超、1万人を超えるという予測も出ており、各国が救援を始めています。

 被災者が増えている事を伝えるニュースは多いのですが、実際どれほどの規模だったのか判らなかったので調べてみました。

 英語版Wikipediaによると、風の強さは250km/h(155mph), 944hPa

 ハリケーンの階級では、155mph超がカテゴリー5、カトリーナが上陸時の中心気圧が920hPaですから、ハリケーンと比べても最大級と言えるでしょう。

 11/16のニュースでは、現地気象庁の話として13万8千人の死者を出した1991年のサイクロンに匹敵する近年最悪の嵐だとしながらも、今回は住民らを特別避難所に避難させており、死者が大勢でることはないと楽観的なコメントを出しています。

 実際、これだけの被害者が出るような災害で、近年最悪と言いながらこんな楽観的なコメントを出しているなんて、行政の対応の不備による人災と言いたくなります。

 今後世界各地で、自然災害の大規模化が懸念される中、日本やアメリカの被害予測技術・防災技術などハード/ソフト両面での貢献を期待したいです。

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November 18, 2007

温暖化対策20~30年が勝負

IPCCの第四次報告で、地球温暖化の進行を抑えるには、今後20~30年の温暖化ガス削減努力や温暖化対策投資が大きな影響を与え、その対策費用は300兆円(世界のGDPの5.5%)が必要と試算した。

 早急な対策がなければ、今世紀末の地球の平均気温は6.4度上昇するとしている。
過去の予測のワーストケース(A1B)の数値となっており、地球環境にとっては壊滅的な数値。

 このワーストケース(シナリオA1B)の設定では、日本の最高気温は4.4℃上昇、降雨量は19%増加する。(地球シミュレータによる予測計算

 11/15には、英国で世界初の「気候変動法」が施行された。 2050年までに1990年比60%以上削減する事を定めた法律らしい。(日経エコロジー

 もはやキャンペーンの展開で解決する問題ではなく、英国のように法規制が必要なのでしょう。

ここ20~30年が勝負だとすると、「発展途上だから勘弁しろ」などと言っていられません。
実際、そういった国ほど既に気候変動による大きな被害を受けている訳ですし。

 たとえ今すぐ世界が足並み揃えて対策をとったとしても、現在の気候変動の勢いは衰えません。
バングラデシュを襲ったサイクロン Sidrでは死者2000人以上、被災者は数百万人に上るようですが、こういった災害は当分増え続けるでしょう。

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地震防災対策世論調査2007

内閣府による「地震防災対策に関する特別世論調査」の結果が公表された。
 2年前の調査に比べい、防災意識は向上しているものの、具体的な備え特に耐震補強については進んでいないというのが現状のようだ。

以下、調査結果の概要数値です。
1)耐震補強工事の実施について: 工事済み/耐震性あり 16.8% 、実施するつもりはない 47.2%

2)耐震補強工事の実施予定がない理由
 お金がかかる 41.9%、必要性が実感できない 27.9%

3)大地震に備えてとっている対策 (H17年との差)
 ラジオ、懐中電灯、医薬品等の備蓄 58.9%(+9.7%)、食糧・飲料水の備蓄 36.0%(10.4%)

4)家具や冷蔵庫などを固定しない理由
 面倒 26.9%(2.8%)、 固定しても効果がない 17.0%(4.2%)

5)ハザードマップの活用状況・意向
 マップで防災情報を確認したことがないが、今後確認したい 56.5% 確認した事がある 24.9%

6)緊急地震速報を想定して準備をしようと考えている事
 机の下に入る等安全確保のための行動の確認 51.1% 家の中の安全な場所確保 41.4%

7)緊急地震速報を受け取ることができれば良いと思う手段
 TV 84.8% ラジオ 54.5%

[以上:調査概要]

やはり、お金の問題と必要性の認識の問題が、根本にあるように感じます。
10年後に被害想定の半減を目指す行政は、この点に着目し対策を行う必要があると思います。

1)安価な耐震工法の開発・開発援助
2)きめ細かな耐震対策メニューの開発と告知
 家全体が耐震化が困難であれば、寝室と脱出経路の確保など一部の耐震化、それが困難なら家具転倒防止、大地震でも耐えうる家具転倒防止が困難なら数秒でも家具転倒を遅らせる手段を講じるといった、予算や個々の状況に応じた対策メニューを作る。

 どうせ、過去の地震の規模を元に耐震基準を設定しているのですから、100点満点の地震対策などないのです。 
 最低、けがをしても命は守れるところを目指し、けがをしたくない人はより安全な対策を講ずる。
こういった考えでの対策が大切なように感じます。

 地震被害の報道は、悲惨な状況を伝える事に終始する傾向がありますが、耐震対策を取ることによりこうなったという状況があまり報道されていないようです(新潟中越地震では一部報道がありましたが・・)。

 これが費用対効果を実感できない一因のように思えます。 この点もアピール不足を感じます。

そして必要性の認識の問題。 多くの人が自分にも起こりうる事として考えていないのでしょう。
いくら被災者の方達の悲惨な状況を伝えても、TVの中の出来事で終わってしまう可能性が高いでしょう。

 学校や職場で(仕事や課題として半強制的に)、地域で大地震が起きた時の被害を知り、考え、具体的な対策を講じる。
これができれば、それが家庭での話し合いや対策に繋がり、自分に起こりうる事として受け止められるようになると私は思います。

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November 15, 2007

発電もできる業務用エアコン

デンソー(QRコードを作った会社ですね)は、発電機能を搭載したエアコンを2008年4月から発売する。
普段はエアコンで、災害時は発電機として機能する。
 
 発電と同時に暖房もでき、燃料は白灯油、1.5kwの発電能力がある。

 なかなかユニークな商品であり、災害時にも営業したい店舗などに良さそうである。

 しかし、1.5kwの出力というと、エスティマハイブリッド1台で供給でき、小型の発電機程度の能力だ。

 非常用の発電機を別途用意したほうが早い気もします。
きっと、もっとアピールすべき特徴があるのだろうが、リリース文からは読み取れなかった。

 自治会や企業などで発電機を備える場合、注意すべきはメンテナンス面だ。
エンジンを使うものである限り、オイルの劣化などメンテナンスは欠かせないし、時々動かす必要がある。

 災害対策以外では使う予定がないのなら、プロパンガスやガスカートリッジを使うタイプの発電機をお勧めする。
ガス式であってもエンジンなのでメンテナンスは必要だが、ガス式のほうが楽だ。

 そして排気ガスの影響の心配が少ない。

 発電機を検討する際は、メンテナンスの事をちゃんと検討していただきたい。

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November 14, 2007

宮城県沖地震静穏期に

宮城県沖地震の震源域では、今年初めからM5以上の地震がなく、静穏化している事を12日気象庁が発表した。
静穏期の直後には、68年M7.9 78年M7.4など大きな地震が発生したケースがあり、静穏期が明けた時に大きな地震が発生するかどうか、気になる状況だ。

 静穏期明けが、必ず大地震が発生する訳ではなく、静穏期は10年周期で繰り返している。
ただ、宮城県沖地震の周期は約40年弱の周期であり、前回の発生が78年なので来年で30年経つ。
過去の地震をみると、1835年M7.3の次が1861年M7.4で、この周期は26年となっている。

 いつ来てもおかしくない状況にあると言える。

 ちなみにウェザーニュースの緊急地震速報パソコン版の訓練モードで宮城県沖地震を想定したケースがありますが、これによると東京への到達は77秒後で葛飾区は震度3でした。

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November 08, 2007

iPod Touchで防災啓蒙をする

手軽にプレゼンテーシュンをするのに、iPod Touchはなかなか便利だ。
会話の中で防災の話題になる事は多いのだが、別途時間を取って話をしたり、ノートパソコンを引っ張り出してプレゼンをしたりといったところまで盛り上がる事は少ない。

 iPod Touchは、3.5インチの画面を持ち、指をスライドすると次の写真へ送れ、タッピングするとその部分が拡大表示される機能があるし、動画も簡単に再生できる。

 パワーポイントの静止画へ保存する機能を使い、スライドをJPEG形式にしてiPod Touchへしまっておくと、簡単にプレゼンができる。

 画面上でパワーポイントのスライドが十分読めるので、応接室で客と対面して話しているような時に、話題に上ったテーマでプレゼン資料を見せるという事が簡単にできる。

 ちなみにAVケーブルを使えば、TVやモニターに表示する事も可能なので、液晶プロジェクタに繋いで見せる事もできます。
 ただ、iPod Touch用のコンポジットケーブルは近日発売予定との事です。

興味を持った時に、すぐプレゼンできると、口だけで説明するよりも数倍効果があります。
ビジネスツールとしても、iPod Touchはなかなか役立ちそうです。

 無線LANの対応で、公衆無線LANを利用できる他、W-Zero3などと連携すればダイヤルアップ接続も可能ですし、ブラウザの使い勝手も良い、連絡先・スケジュールを他のソフトと連携(見るだけ!)できるなど、見るだけと割り切ればWindows Mobileよりも、はるかに軽快に使えます。

 今やスマートフォンが人気で、検討中の方も多いと思いますが、携帯+iPod Touchという選択肢もオススメです。

音楽プレーヤとしては、さほど魅力を感じていませんでしたが、マルチメディアビューワとして考えるととても優秀だと思います。

 それから、正式サポートが受けられなくなる方法ですが、フリーソフトを使ってPDFを表示できるようにする事もできるそうです。 ぜひ正式サポートして欲しい機能なのだが・・・

下の写真は、iPod Touchにパワーポイントのスライドを落として表示したところ、一部をダブルクリック(タッピング)すると、次の写真のようにその部分が拡大される。

動画(QuickTime)も添付しました。 指をスライドして写真を送る様子です。
モアレがひどい動画ですが・・・

P1010177P1010178

「P1010179.MOV」をダウンロード

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November 07, 2007

アピールするためのライト

最近はLEDライトが普及したせいか、点滅するLEDライトが豊富にある。
自転車用をはじめ、最近は犬の首輪に点滅するライトをつけている人も時々見かける。

 都会では、暗くて見えない道などほとんどないから、自転車でライトをつけるのも存在を知らせる目的がほとんどだろう。

 自身の存在を知らせる事は、安全面からとても大切だと思う。
無灯火で自転車に乗る人も多いが、自分の安全確保の意識が低いのだろう。

 台風や豪雨のたびに、外出して行方不明になる人がいる。 そして遺体の捜索に多くの人でがさかれている。

自分や家族の安全はできる範囲で自分で確保する。 これが基本、多くの人が心掛けて欲しいと思う。

 先日、都営大江戸線で停電があり、一部の車両の乗客は線路を歩いて駅まで避難したが、避難に2時間掛ったそうだ。 非常用ライトがあったかどうかは判らないが、かなり混雑する車両で2時間余り真っ暗な中にいるのは、相当なストレスがあったのではないだろうか?

 やはり、日頃から小型のライトは身に付けていたい。
明かりがあるのは精神的にも大きいし、災害の際は救出される可能性も高まるし、日常生活でも何かと便利だ。

 と、言うことで存在をアピールするためのライトをご紹介したいと思います。

ガーディアンLEDライト
 重さ23g、90m防水、点滅で250時間・点灯で100時間持つ。1マイル先から視認可能。
取り外し可能なベルトクリップが付いているので、ベルトやバッグに簡単に取り付ける事ができる。
とてもシンプルな構造で、CR2032電池を入れる向きで点灯と点滅を切り替え、キャップをひねる事で点灯する。
ライト部分は500円玉程度の大きさ。 価格も1800円前後と手頃だ。
ライト色は、ホワイト・レッドなど5色程度あるようだ。


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November 05, 2007

地球温暖化と雨

世界では、渇水に苦しむ地域がある一方で、集中豪雨により洪水が発生し大変な被害が出ている。
地球温暖化が進むと、雨が降らない時は降らず、降る時は一気に降る。

 そんな傾向がある事は漠然と判っていましたが、なぜそうなるのか?

 東京大学公開講座で、「グローバリゼイション」が公開されている。 この中の最新講義に小池俊雄氏による「グローバルとローカルをつなぐ水循環の科学」という講演がある。(Webの公開講座ではまだ紹介されておらず、iTunes StoreのPodCastから見れる)

 この講義では、世界に多発する水害の現状と水の変動は全地球レベルで捉え、気候の変動と降水予測の予測を行い活用するといった話のようだが、この中で地球温暖化と降雨の変化について説明があった。

 文章で書くと判りにくいと思うが、簡単に因果関係を紹介したい。

・太陽が地表を暖める。
・地表から赤外線が放出される。
・Co2は赤外線を吸収し大気を暖め、Co2が多いと大気の下層部分が暖まる。
・大気の下層が暖まると、地表が暖まる(冷えない)。
・水が蒸発し、乾いた空気より軽い湿った空気は上空に上昇する。
・対流が起こり、水が蒸発し、上空で雲を作ると共に上層の空気を暖める。

 こんな因果関係で、CO2が増えると対流が増え、狭い所で強く雨が降るようになる。
(この因果関係が、いまひとつ理解できないのだが・・・)
 また、雨の多い年と雨の降らない年の変動幅が大きくなる(インドで約1.5倍)。

 こうして、雨が降らない時はまったく降らず渇水になり、降る時は狭い地域で集中的に降り、洪水になるという傾向が強まっているようです。

 ここで、私たちが考えなければいけない事は、
1)これから風水害は増える傾向にあり、「今まで大丈夫だった!」は通用しないという事。
2)これは降水量の話であり、都市水害に代表されるように、保水能力の低下による、河川への流入量の増加はもっと深刻だという事。
3)水の循環の変化により、世界的な水不足や洪水が増え、農業への影響が危惧される事。
 そして、食糧自給率の低い日本は、深刻な影響が出るであろう事。
4)温暖化の影響を少しでも遅らせる努力が必要な事。

といったところでしょうか。 地球環境への影響は計り知れないと思いますが・・・

政治の世界では、日本の農業に対する施策で意見が分かれているようですが、地球規模の気候変動を踏まえてしっかり舵取りをしないと、自分たちが生きている間にも大変な事になりそうな気がします。

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November 01, 2007

地震保険加入率

10/31の日経新聞に、2006年度末時点での都道府県別地震保険加入率のマップが掲載されていました。
契約件数は、1077万件となり、10年前と比べると480万件増加し、世帯数に対する契約数を示す加入率は20.6%となった。

 最も契約数が高いのが愛知県で32%弱、東京・宮城・神奈川・千葉・静岡が20%台。
加入率が低いのは、8%の長崎県、九州・東北などで1桁代の加入率が目立つ。

 新潟や能登の地震で、全国レベルでは加入数は増えているものの、自分のところには地震は来ないと思っている地域もあるようだ。

 自分は大丈夫という考えは甘い。地震保険加入も含め、地震への備えが必要と全国の人が意識して備えていただきたいですね。

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近畿直下地震の被害想定

中央防災会議は、近畿直下地震が発生した場合、最大4万2千人の死者が出ると算出した。
これは、同会議の「東南海、南海地震等に関する専門調査会」による試算で、近畿・中部圏直下を震源とするM7-8級の地震の被害想定をまとめたもので、近畿直下型で最大4万2千人、中部は1万1千人の死者が出ると算出している。

 最大被害が想定されるのは、大阪の「上町断層帯」のM7.6による地震で、冬の午前5時風速15mの設定。

(以上。11/1NikkeiNet
なお、現時点で中央防災会議のサイトにはこの情報は掲載されていない。

 この上町断層帯での直下型地震は、J-SHISの「全国を概観した地震動予測」によると、平均活動周期が8000年程度で、最新の活動が約2800~9000年前、30年の発生確率が2~3%、50年の発生確率が3%~5%で、M7.5程度の地震とされている。

 もっとも、新潟の地震など最近の大きな地震は、この地震動予測で予測されていなかった断層で発生しており、さらに西日本は活動期に入っているといった説もあるだけに、安心はできない。

 中央防災会議の首都直下型地震(東京湾北部地震M7.3)では、最大死者数が11千人で、建物倒壊による死者が3100人と予想されているが、近畿直下型地震の想定4万2千人の場合は、揺れによる死者が8割を超えるとみられており、建物倒壊でいえば首都直下地震の10倍の死者となる。

 近畿圏の方は建物の耐震対策、家具転倒防止など揺れによる被害を減らす努力が必要でしょう。

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October 29, 2007

都木造住宅診断事務所登録制度

東京都は木造住宅耐震診断事務所登録制度の平成19年度の登録事務所を公表した。

この制度は平成16年度からの国土交通省工事で定められた「木造住宅の耐震診断と補強方法」という耐震診断の指針に合致する耐震技術者と耐震診断事務所を認定する制度で、都が指定登録機関である(財)東京都防災・建築まちづくりセンターが講習会と考査を実施し登録する制度のようです。

 今年度は、371名が受験し、66事業所88名が認定された。 なお、現在の登録事務所は104事務所。

 悪質リフォーム業者によるトラブルが多発し、耐震対策が普及しないひとつの原因となっていたが、このような制度がある事により、安心して依頼できると思う。

 ただ耐震偽装問題のように、その運用が適切に行われなければならない。
この制度については、都が指定登録機関の指導・監督の役割を担っており、制度が正しく運営されるよう、
しっかり管理し、制度の信頼性の維持に努めていただきたいものです。
 

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フィルムハンドソープ

風邪の流行る季節になりました。 感染症予防にはうがいと手洗いが基本ですが、出先で石鹸がなかったり、消毒用的なもので、汚れが落ちにくい事もあります。

 災害の時も衛生状態は悪くなりがちです。

 「フィルムハンドソープ」という商品があります。
わずか大きさ63mm×45mmで90ミクロンのフィルム状の石鹸です。
これを、数枚手帳や財布に忍ばせておけば、必要な時に石鹸が使えます。

 実際使ってみましたが、ちゃんと汚れも落ちて普通のハンドソープと比べて遜色ありません。
ただ、私は手が大きいせいか、量は少し少なく感じました。

 季節の変わり目です、風邪をひかぬようご注意ください。

1箱10枚入りです。

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October 28, 2007

火災用避難マスク

Hinanmask
先日、「Risconで見つけた新防災グッズ」でご紹介した、火災用避難マスクの案内が送られてきたので、ご紹介します。


商品名「サバイバルマスク」 2008年1月発売予定。
上部が透明フィルム、下部がN95規格適合のマスクで、約20分間フィルターを通して呼吸できる。
粘着テープで、目・鼻・口を蔽う形で装着する。
 説明によれば、この粘着テープが女性の化粧なども考慮したもののようだ。

大きなポケットティッシュ程度の大きさなので、ポケットやカバンに入れて持ち歩く事ができる。

 日常、本格的な防毒マスクなどを持ち歩く訳にはいかないが、この程度なら一般の人が災害に備えて持ち歩く事はできるでしょう。 

 しかし、この形状だと、めがねを掛けた人はメガネが使えそうもないですね。

 同じ目的の商品として「けむりフード」があるが、こちらはフィルターはなく、袋内の空気だけなので3分間しか持たない。  しかし、メガネでも大丈夫。

 テロ現場やビル火災の現場の映像を見ていると、避難者はみな顔を真っ黒にして避難してきています。
肺に入ったススは洗い流せない事を考えると、ちょっと恐ろしいですし、地震などではアスベストが飛散してしまう恐れがあります。 マスクの大切さを感じます。

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October 25, 2007

地震発生確率が低くても安心できない。

過去に起きたM7以上の直下型地震の半数は、地震発生の確率が低いとされる地域で起きていた事が、産業技術総合研究所活断層センターの調査で判った。

 現在の地震発生確率は、過去に地震を起こした活断層の調査から計算されているが、この活断層は活断層の活動の痕跡が地表に表れているものが対象となっている。

 阪神淡路大震災以降でも、鳥取県西部地震、新潟中越地震、福岡西方沖地震、新潟中越沖地震など、発生の確率が低いと言われていた場所で発生しており、いずれも過去の地震活動の痕跡が地表に表れていなかったため、発生確率が低いとされていたようだ。

 M7以上の地震で半数、M6.5以上では6回に5回の発生した活断層が、事前に認識されていなかったようだ。
(以上、10/24日経朝刊)

 地震発生確率が低いから大丈夫だろうという考えは捨て、どこでも起こると考えなければならない。

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October 24, 2007

避難訓練カフェ !?

東京は世田谷の三軒茶屋駅のそばに、「避難訓練カフェ」なるものがあるらしい。
その店のメニューは、避難訓練A定食(飯缶/味噌汁缶/梅干しで、千円)、避難訓練酒膳(カンパンカナッペ/ワイン焼酎で、五百円)、避難訓練甘味(水戻り餅/もも缶で、五百円)といった内容で、非常食がメニューで、百時間ろうそくを照明に使っているとか・・・

NiftyDailyPortalの記事は、こちら
お店のサイトは、こちら

なかなかユニークなお店ですね。

 以前、学校給食のメニューのお店が話題になった事があったから、こういったカフェも有りなのかもしれません。

防災の第一歩は、関心を持つ事ですから、こんなお店に行き、「非常食結構イケるね」なんて話題から、具体的な避難生活のイメージを持つきっかけを作るというのは、いいかもしれませんね。

これって、ちょっとしたイベントネタにも使えるんじゃないでしょうか?
学園祭の模擬店や地域のイベントで、こういったメニューを出し、地域のハザードマップや防災マップを掲示し、考える機会を作る。 クロスロードなど、ゲーム感覚で学べるツールを提供するなど。

 私も東急ハンズやホームセンターの防災用品コーナは時々覗くのですが、よく「防災対策やってる?」「やろうとは思っているけど・・・」「ペットボトルの買い置きだけしてあるけど他には・・」といった会話をしながら通り過ぎる人を見かけます。

 きっかけを作る場を提供するのは、大切な事ですね。

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October 23, 2007

千トンの飲料水が運べた!

震災時の救援で重要な飲料水の供給だが、陸路で運べる水の量はたかが知れている。
水資源機構と日本郵船は、飲料水1000トンの海上輸送に成功した。

今年3月に同じ実験をしたが、部品の破損などで失敗しており、今回再実験した結果、輸送後の飲料水は水道水と同等の品質を保っており、実用化にめどがついたようだ。

水千トンは約四千人分の一日の使用量にあたるという。
(以上 10/23徳島新聞

今回の実験は、長さ44m幅10mのバッグに水を入れ、約170kmを25時間かけて輸送するというもの。
簡単に言うと、海水の中を清水を入れたビニール袋を船で引っ張る、この規模が千トンという量という事。

 7月の新潟県中越沖地震では、海上保安庁が7/21~7/26まで、直江津~柏崎港間を500トンの水を積んだ巡視船「いず」がピストン輸送しており、この間の給水量が1298トンの量だそうだ。

 報道では千トンが四千人分の一日の使用量と書かれているのだが、一人250kgという計算になるのだが、飲料水としては多い。 生活用水も含めた平均使用量でしょうか・・・?

 最低必要な飲料水4リットルで換算すると25万人分になるでしょう。

 一方、東京都の被害想定では、ピーク時の避難者数は385万人、1万5千トンもの水が必要になる計算となる。
東京都では給水拠点にかなりの備蓄はあるようだが、大都市での水需要の多さを改めて感じる。

今回の実験が実用化されれば、大都市での災害対策として期待できるし、将来地球規模での水不足が懸念されているので、国際貢献にもつながるのではないでしょうか。

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被害想定を前提に備える

RISCON2007でのシンポジウムの講演の中で、都の被害想定の紹介があった。
この中でライフラインの被害についての紹介があるのだが、東京東部のライフラインの被害が大きい。
1Photo

 写真は講演の写真画像だが、元データは東京都の被害想定に掲載されており、数値データが「区市町村別被害想定結果」に、マップが「ライフラインの被害分布」に掲載されている。

私の住む葛飾区では、停電・ガス停止率がワースト3に入っている。この情報は以前から知っているのだが、改めて見るとショッキングな数字です。

 まあ、こんな状況が判っているので防災に熱心になってしまったのですが・・・

この図を見ると、多摩は大丈夫という印象かもしれないが、この被害想定は東京湾北部地震(M7.3)の被害想定であって、多摩直下の地震の場合は当然多摩地区にもっと被害がでるので、多摩地区の方はちゃんと確認していただきたい。

 そして、今回は掲載していないが、東京東部は鉄道被害も大きい。
つまり、これは東京東部の住民だけの問題ではなく、千葉方面から都内に通勤される方にも大きな影響のある話です。

 ここで、写真にある復旧日数に注目していただきたい。
電気の復旧目標は6日、ガスは53日、上水道30日、下水道30日となっています。

 今回言いたいのは、この復旧目標を前提に地震の備えが必要だということです。

電気は1週間程度で復旧するので、IH調理器やホットプレート、電子レンジが使えるようになりそうだ。
カセットガス等燃料系の備蓄は、1週間が目安にし、その後は電気系の調理器具が備えてあればしのげそうです。

 上下水道は1ヶ月使えない。 給水拠点から水を貰う備えは重要になるし、1ヶ月となると高層階に水を運ぶ手段も講じておきたい。

 トイレも1ヶ月は不自由する。 風呂は2か月入れないかもしれない。

 これを見ると災害に対しては住宅はIH化したほうが安心に思えるが、他の自然災害や都市災害を考えると停電は発生する可能性が高いが、ガスは地震以外ではほとんど止まる事はない。

 電化住宅ならガスカートリッジのコンロを、ガスコンロの家はIH調理器と、熱源は多重化して備えておくべきだと思う。 暖房についても同様で、石油ファンヒータも電気ストーブも両方備えておきたいものです。

 以上、ご紹介したように、地域の被害想定を理解して、被災後の生活をイメージし、それに備えておくと良いでしょう。

 なお、今回の話は自宅が一部損壊程度で済み、自宅に戻れる事を前提とした話です。

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October 18, 2007

Risconで見つけた新防災グッズ

危機管理産業展2007で見つけた防災グッズで、気になった商品を幾つかご紹介します。
今回は一般人でも買える物から・・・

1)タタメット
Tatamet

 ネーミング通り畳めるヘルメット。ヘルメットは、身近にあると安心だが、かなりジャマ。
私も車のトランクにも入れてあるが、丸くて収まりが悪いし、どうにかしたい存在です。
 この商品は、畳むと厚さ27mm、幅345mm、高さ210mmとかなりコンパクト。なにより薄いのが良い。
2枚のプラスチック板の曲げるとヘルメット形状になる。 両脇を押しワンタッチでヘルメット化できる。

 デザインは、グッドデザイン賞を受賞したようだが、スターウォーズのどこかの惑星の兵士のヘルメットに出てきそうな感じ。

 衣装ロッカーのハンガーにひっかけて保存できるようにするなど、とても良く考えられて作られていると思う。

 こういったシンプル構造で、機能的、使うシーンをよく考えられた製品は大好きです。

作業用ヘルメットの「飛来・落下物用の規格」に準ずる性能があるそうです。

 以前から、小学生の防災頭巾ってどの程度役に立つんだろうか・・・と思っていたのですが、これなら教室の椅子の下とかに保存できて良いと感じました。子供用も発売予定。

 立体にした時の形状が、急斜面になっている事により、落下物の衝撃を緩和するそうです。

 と言うことは、オフィスでヘルメットがない時などは、プラスチック製のファイルとかを頭に被ると効果が期待できるかもしれませんね。 
 街中でも、ビルのガラスが降ってくるような状況で、カバンからファイルを取り出し被れば、ガラスが頭に突き刺さるなんて恐ろしい状況は避ける事ができるかもしれません。
 
 価格は5千円程度のようです。 作業用ヘルメットがホームセンターで千円前後なのを考えると、もう少しがんばっていただきたい値段です。
 企業では収納コストもバカにならないので、評価されると思います。

 コクヨの防災用品シリーズにOEMすれば、かなり売れるのではないでしょうか。

他にも分割式のヘルメットを出展している企業もありましたが、この商品に比べると見劣りしてしまいます。

2)火災用避難マスク
 以前「ユニークな防災用品1.煙に巻かれたら」でご紹介したアイプロテクターとマスクが一体になった携帯できる商品と同じコンセプトの商品。

 シール式で目から口までを覆い、火災現場から避難するための物。
以前ご紹介したSmokeSOSよりもデザインも使い勝手も良さそうです。
約20分間は使えるそうです。 シール部分は、女性のお化粧などにも耐えられるとか。

 今回参考出品で,カタログもありませんでした。 発売元はコーケンメディカルで救急医療関連機器を販売している会社のようです。

 火災、バイオ/化学テロに遭遇する事を考えると、こういった携帯できるサイズの目と口を守るグッズは大切になると思います。

>10/28追記
 商品の追加情報が判りましたので、「火災用避難マスク」で紹介しました。

3)ペット用避難ジャケット
 ペットの非常持ち出し袋とでも言いましょうか、ペットに着せるポケット付きジャケットで、担架や抱っこ用にも使えるペット用防災用品。

 ポケットには、水・ドッグフード、折りたたみフードボール、口輪、ゴム手袋、包帯、足裏保護用ラバーシューズ、アロマオイル、密閉袋、ミニラジオ、保冷剤、ホイッスル、鈴、IDカプセル、レンフードなどが入っているそうです。
Tokutyo02

 発売は「おやごころ
ペット用の非常用品は手に入りにくいもの、家族同然のペットなら、人間以上に事前の備えが大切なのかもしれません。

 

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危機管理産業展2007

「危機管理産業展2007」に行ってきました。 ビックサイトで19日金曜日までの開催です。
出展内容は多彩で、レスキューなどが使う特殊装備から防災用品、避難所用品などハードウェアと災害対応システムやセキュリティ関連のIT関連まで、年々幅が広がっているのを感じます。

 以前はテロ対策機器なども展示があったのですが、今年から事前登録制で審査まである様子で、見る事はできませんでした。 ドラマ「24」の世界を垣間見るようで、ちょっと楽しみだったんですが・・・

 やはり、10/1から一般公開された緊急地震速報関連の出展が目立ちました。
IT系では、自治体や企業の災害対策本部が使うような、災害情報収集システムやシミュレーションシステム系など、大型薄型ディスプレイを使ったシステムが多かったように感じます。
BCP関連システム、コンサルティングも増えたように思います。

 このブログで過去にご紹介したグッズやシステムもいくつも展示されていました。

 とりあえず今日は、これから行く方のためのお得情報を・・
 
 昨年、アラミド繊維を使った手袋が安かったので帰りに買おうと思っていて買い忘れていたのですが、今年も売っていたので買いました。
 「Fire Compat KZ-250SIL」 定価5千円以上のものが、なんと700円! ただし型落ち商品です。
 他の現行商品も半額程度だったと思います。

 こういった消防士も使うような高性能手袋、安く買えるならひとつあると安心です。

行政の配っている防災関連の小冊子が手に入ります。 手元にあると便利です。

内閣府「1日前プロジェクト報告書」 これは、以前ご紹介しました。Webでも見れます。
警視庁「地震のときはこうしよう」 
東京都「私たちの東京を地震から守ろう」 以前あった(ご紹介した)「防災のしおり」の最新版のようです。
風水害対策にも触れ、さらに内容が良くなったと思います。
「東京都国民保護計画」「テロや武力攻撃から身を守るために」 行政の対応計画の他、化学剤や生物剤がまかれた時の留意点なども紹介されています。
消防科学総合センター「地震に自信を」日本語の他、英語、ハングル、北京語、ポルトガル語で注意が書かれています。

 こういった資料は、普段は入手しにくいので、この機会に手に入れると参考になるのではないでしょうか。

 イベント関連では、「ペトリオットシステム」「災害対応巡視船 いず」、消防庁「特殊災害対策車」などが見れます。

 シンポジウム「災害時の安全確保と事業継続」も聴講しました。

 今後、数回に分けて展示会・シンポジウムの内容もご紹介したいと思います。

 
 

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October 15, 2007

単三充電池で携帯&USBを充電

ひさしぶりのグッズ紹介です。
単三充電池2本で、携帯電話やUSB充電のできる携帯充電器です。
Panasonic PocketPower。 同様の製品がSONY製でもあるがパナのほうが同性能で携帯しやすい。
サイズはたばこの箱の幅が2/3程度。 FOMA用au用があり、USB⇒FOMA用接続ケーブルがついている。

 最近は、ポータブルオーディオ等もUSB充電可能なものが増えてきたので、USB端子付き充電器は欲しいところ。

 USB給電可能なバッテリーはいろいろあり、私も幾つかもっているが、専用ACアダプタが必要だったり、機器の接続に専用ケーブルが必要だったり、不便を感じていた。

 この製品は、充電は専用充電台(これもタバコサイズ)に携帯電話を充電するように差し込んで充電するのだが、この充電台も携帯しやすく、電源ケーブルがノートパソコンのACアダプタにつなぐケーブルなので、出張などの際は共有できそうだ。

 ニッケル水素単三充電池2本だが、アルカリ電池やオキシライド電池も使え、災害時や緊急時にも使える。

昼間バイオレッタソーラギアなどとの組み合わせで使うのもよさそうだ。

出力はDC5V500mA、ニッケル水素電池で約70分給電。 

過去記事でも何度も充電系については紹介している。 右の検索窓で「充電」で検索してください。 代表的なのは、
モバイル機器充電はこれで完璧

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October 04, 2007

首都直下地震:避難所生活は半年!?

首都直下地震が発生した場合、半年後も首都圏の約64万人が避難所生活を余儀なくされるという試算が出た。
中央防災会議が、震度6強クラスが発生した場合の被害のワーストケースを想定した試算した結果だ。

 自宅を失う世帯数は162万世帯で、発生半年後に供給可能な住宅数は一都三県で135万世帯で、27万世帯64万人分が不足するという。
 この135万世帯には半壊住宅を修理したり、民間賃貸住宅の利用も含まれている。

 阪神淡路大震災では、半年後の避難者数は17500人で、今回の試算はその36倍に相当する。
(10/3日経朝刊)
 なお、現時点では中央防災会議の議事概要は公開されていますが、これに関連した資料や記述が見当たりません。

 私の印象では、これは控えめな数字ではないかと思います。
試算の根拠があきらかではないので、私の想像に過ぎませんが・・・
実際は、新耐震の建物でも不良なものも少なからずあるでしょうし、建物の耐震性はあっても液状化によって使えなくなる建物なども出るでしょう、試算以上の被害が出る事も想定しておく必要があると思います。

 やはり、疎開する事を真剣に考えるべきなのかもしれません。 子供達の疎開だけでなく、支店のある企業なら本社機能を疎開させる方法もあるでしょう。

 企業も事業を早急に復旧するには、社員のがんばりが必要。 社員ががんばるには安心して働ける環境づくりが必要。 社員が安心するには、被災後の家族の生活の安心が必要と考え、従業員の家族の生活をどうするかまで、視野に入れてBCPを策定してもらいたいですね。

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September 29, 2007

月額315円パソコン向け緊急地震速報

いよいよ10/1から、一般向けの緊急地震速報の提供が始まります。
様々な課題もありますが、うまく事前に地震の到来を知る事ができ、危険をさけたり2次災害を防げればラッキー程度の期待度で期待しています。

 緊急地震速報を利用するには、専用機器を接続する方法、マンションなどで加入してインターホン等で受信する方法、TVやラジオで受信する方法などあります。

 TVラジオでの受信は無料でできますが、もちろんTVやラジオを付けていないと受信できません。
近い将来、受信すると自動的に電源が入るTVやラジオも出てくるでしょう。

専用機器であれば自宅にいればいつでも受信できますが、現状どれも5万円以上の出費となり、まだ発展途上のシステムである事や、本当に被害の大きい震源がすぐそばの場合は事前察知は困難という事を考えると、高い買い物のように感じます。

 天気予報でおなじみのウェザーニュースが、パソコン向けの緊急地震速報サービスを始めるそうです。
2006年11月から企業向けに提供していた「The Last 10-second」を一般向けに提供するもので、同社の提供済みサービス「地震Ch」を使って配信するようです。

 専用の常駐ソフトを使い、パソコンが動いている状態であれば通知を受信します。

 私の場合は、寝るときとTVを見る時以外はパソコンが起動している事が多いので、TVの緊急地震速報と組み合わせれば在宅の時はカバーできそう。

 費用は月額315円。 以前ご紹介した同社のMyスクリーンによる地震、台風、気象情報は、今年7月から便利に使っていますが、この有料サービスに会員登録すると他の有料サービスも使えるようになります。

 最近は局地的な豪雨が増えていますが、ピンポイントの天気予報や気象情報が得られる、このサービスは使えそうな気がします。

 なお、申込受付は10/15から、ニュースリリースはこちら

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September 27, 2007

あなたの家は液状化地域?

地震災害で懸念される現象として、地盤の液状化があります。
阪神淡路大震災、新潟県中越沖地震でも、液状化により様々な被害がありました。

 液状化現象とは、水分を含む砂地盤で発生する現象で、地震動により一瞬にして砂が詰まった状態になり、間にあった水が地面に噴出し、地盤が下がる現象です。

 身の回りで言うと、コーヒーの粉など粒状の物をビンに入れ、ビンをたたくとコーヒーの量が減ったように見えますが、原理は同じです。

 ペットボトルと砂と水を使えば簡単に実験装置が作れます。
ペットボトルに砂を入れ、水が砂からしみ出さない程度に水を入れ、ペットボトルを机に落とすなどしてショックを与えると、内部の水が一瞬にして砂の上に出てきます。
 中に円筒の物(マンホールを想定)や、建物を模した重りなどを入れると、よりその現象が理解できます。

私の住んでいる東京都東部は、液状化が懸念される場所で、以前から気になっていました。
一部の自治体では「液状化予想図」を発行しており、一部はWeb上で公開されています。
「自治体名 液状化予想図」といったキーワードで検索してみてください。

 東京の場合は、土木技術センターのサイトで、「東京都液状化予想図」を公開しており、自分の住んでいる土地の液状化危険度を知る事ができます。
Ekijyouka

 この画像は、このサイトのインデックス部分ですが、東京都東部はピンクと黄色で液状化の発生が懸念される土地である事が判ると思います。

 ピンクが液状化が発生しやすい地域、黄色が液状化の発生が少ない地域、緑がほとんど発生しない地域です。
黄色とピンクが入り混じっているのが、よく判ると思います。

 私の場合、自宅は発生が少ない地域であるものの、ほんの100mずれると発生しやすい地域となっています。
少し離れると状況は違いますので、ピンポイントでの評価なようです。

 これを見て気になったのは、避難所であり、都の備蓄倉庫となっている区役所一帯が、発生しやすい地域となっており、もし液状化したら避難できないし、区の応急対策も機能しないのではないかという事です。

このように、液状化や地震による被害は、土地の地盤によるところが非常に大きいです。
隣の家は大丈夫だが、自分の家は危険な場所という事も十分考えられるので、土地やマンションの購入の際もこういった地図で確認したいものです。

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September 22, 2007

オフィス家具は悲惨な事に・・

オフィス家具の振動実験の動画を見た。扉ははずれ、引き出しは飛び出して飛散な事になっている。
この類のオフィス家具はどこのオフィスにもあり、自分の背後にはこんなロッカーが置いてあるという方も多いのではないでしょうか?

 この動画を見ると、そんな席に座っているのが怖ろしくなります。

 何故か、阪神淡路大震災以降の大きな地震は、休日や早朝ばかりで、オフィスでの被害はあまり注目されていませんが、24時間のうち、一番長くいるのがオフィスと寝室でしょう。

 オフィスでの安全確保も大切な事をお忘れなく。
この動画を見せると上司も、真剣に考えてくれるかもしれません。

 実験画像はこちら

なお、東京消防庁のサイトでは、「オフィス家具・家電製品の転倒・落下防止対策に関する調査研究委員会における検討結果について」公表されています。

 この報告では、オフィス家具および家庭用電化製品についての振動実験の結果と、各種転倒防止対策の効果
について検証されていますので、とても参考になります。

特に、石膏ボードなどの壁材毎の効果的な固定方法、フリーアクセスの場合の固定方法などは、あまり他では紹介されていない情報でしょう。

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September 18, 2007

首都圏を襲った洪水を知る。

過去の災害で、死者58名、流失・全壊家屋600、浸水家屋145,520という首都圏を襲った災害がある。
1947年9月、終戦直後の占領下、現在の東北自動車道加須ICそばの利根川(地図)が破堤(16日未明)、19日早朝には都内に流入、江戸川と綾瀬川・荒川の間の地域(葛飾区全域、江戸川、足立の半分)が被害に遭いました。

 カスリーン台風による被害です。
もし、同程度の破堤洪水が起きた場合の被害予想が出ています。()内はカスリーン台風での被害。
氾濫面積530平方Km(440)、浸水域内人口230万人(60)、被害額34兆円(70億)という大被害になります。

 東京都23区の85%に相当する面積で、被害額換算で実に500倍弱の被害となる訳です。
ハリケーン・カトリーナでは、ニューオリンズ市の85%が水没したそうですが、ニューオリンズの陸域の面積は467.6平方Kmですので、カトリーナの被害を上回る被害です。

被害地域はゼロメートル地帯も多く、通常は堤防で守られていますが、一か所破堤すれば河口まで排水される事なく被害が及びます。

 この大洪水で全域が浸水した葛飾区民としては、地震とともに危惧する災害です。

下町に住むものではないと思う方もいらっしゃるでしょうが、東京・大阪・名古屋など大都市の多くは、そんな危険もはらんでいるのです。

 防災科学研究所で、今このカスリーン台風の特集を紹介しています。詳細はこちら

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地震のしくみと最新技術が30分で判る動画

地震研究の最前線!~地震から社会を守るサイエンス」という29分の動画を(独)防災科学研究所が提供している。
 今年3月に完成し、スカパー等では数回放映されているらしい。

 地震の起こる仕組みの他、10月から一般公開される緊急地震速報、E-ディフェンスなど同研究所の取り組みが判り易く紹介されているので、オススメです。



 

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September 13, 2007

スマトラ沖でM8.2

またスマトラ沖で大きな地震が発生した。 13日日本時間8:10頃にマグニチュード8.2(USGS)が発生、建物の倒壊があり、津波警報が出たが1m程度の津波だったようだ。

GoogleMapによる地図は、こちら

 2004年12月のインド用大津波では22万人が亡くなり、津波警報の普及に向け日本も貢献してきたが、今回その成果が現れたのだろうか?

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September 11, 2007

ゼロメートル地帯を実感できる場所

平野部に住んでいると、自分が普段行動する場所の標高を意識する事はまずない。
私のようにゼロメートル地帯に住んでいても、河を渡る時に高い堤防を越え、地面と川面の高さが同じ程度かなと思う程度だと思う。

 先日の台風9号が首都圏に接近した際は、すべての水門が閉められましたが、高潮によりどの程度影響が出るのか実感できない方が、ほとんどだと思います。

 都内で、それを実感できる場所があります。
東京都現代美術館の壁面です。

拡大地図を表示。 公式サイトはこちら

Dvc00029

ここのガラス面には、写真にあるように(クリックして拡大しないと判らないと思います)、ゼロメートル地帯、この場所の標高、堤防の高さと共に、伊勢湾台風など過去の災害での高潮の高さなどが一目で判ります。

一番高い部分は、大潮の高潮時に予想される海水面で、TP+5.36~+8.86で、現在の外郭堤防高T.P.+4.470よりも4m以上高く、この建物の3階に達する高さ。

  写真では写っていませんが、道路面は写真の一番下の印のT.P.-5.060のようです。

これを見ると、都内で高潮の被害が出たら、多くの被害が出るであろう事を実感できると思います。

 ちなみに、9/30まで、トトロの森を描いた人「男鹿和夫展」を開催しています。
なかなか良い展覧会でしたので、展覧会を見たついでに、この壁面をご覧になってはいかがでしょうか?

ここで、豆知識をご紹介。
写真では、T.PやA.P.が、そして標高とか海抜といった高さを表す単位が出てきます。
日本では、標高の基準は東京湾の平均海面(T.P.)が基準となっていて、富士山は東京湾の平均海面よりも3,776m高いという事です。

 この海面高は場所により異なるので、治水工事の基準として、別の基準があります。
A.P.は、荒川工事基準面で、もともとA.P.+1.1344mがT.P.0mとして明治時代に定められたそうです。
現在は、荒川水系、多摩川水系、中川水系での工事基準面として使われており、これらの水系の橋や堤防にはA.P.ナンメートルといった高さの表示があります。

 他には、O.P(大阪湾工事基準面 T.P. -1.3m淀川水系),Y.P.(江戸川工事基準面 T.P. -0.0873m 利根川水系)があるそうです。

 高さの基準というと標高しか浮かびませんが、1m前後も基準の高さが違うのです。

 ちなみに最近は、GPSを使って高度の測定が行われますが、電子基準点が設置され高さの基準となっています。


 

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September 10, 2007

BCP策定企業はわずか8%

新潟中越沖地震では、自動車部品大手リケンの主力工場の操業停止により、自動車メーカのラインが停まるという異例の事態が起き問題となりました。 日本の誇る生産方式に対しての疑問の声も上がったようです。

 日本政策銀行は、全国の資本金10億円以上の企業1500社に対して、「企業の防災への取り組み」について特別調査を行い、その結果をWebで公開しました。 調査結果報告はこちら

結果として、事業継続計画(BCP)を策定している企業は、わずか8%。物的損害に対する財務的な手当が不十分という企業は6割となっています。

 地域別に見ると、地震発生が危惧されている地域、首都圏・東海地方が比較的良い結果ではあるが、北関東甲信越、北陸など過去の地震被害が少ない地域では、まったく防災計画のない企業が35%程度あり、過去に地震が来ていないから、対策も講じていないという傾向が見られる。

 私は今年は企業の防災に対する意識も向上し、BCPの策定も進むのではないかと考えていたのですが、これ程低い数値だとは思いませんでした。

 事業継続計画BCPの策定が進まない大きな理由は、単純に「評価されないから」でしょう?

企業価値に対する指標として、危機管理・災害対策が重要視されていない故に、厳しい競争の中で限られた資源を投入できないのが現状だと思います。

 様々な経営課題がある中、取引先や金融機関、行政から危機管理に対する取り組みを問われない限り、経営課題の中の優先順位は高くならないのでしょう。

従業員の立場から見ても、自社が災害に見舞われた時に、早期に事業再開し、給料がちゃんと貰える事はとても重要な事です。

 「トップの意識が低い」と嘆くだけでなく、それぞれの立場で、たとえば取引先を選定する際に、災害に対する脆弱性も考慮するとか、取引先を分散するといった配慮が必要ではないでしょうか。

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September 06, 2007

台風9号首都圏に接近

台風9号が首都圏に近づいています。 東京都もすでに一部が暴風圏に入った模様。
私のところでも、かなり風が強く、ベランダの植木鉢が倒れたり、近所でも何か倒れたような音があちこちから聞こえます。

 近くの河の中川(江戸川支流)のライブカメラを見ると、すでに河川敷は冠水し、水防団待機水位の2.4mまであと僅か、今日の午前10時と比べると水位があがっています。

 関東の水害関連のオススメサイトをいくつかご紹介しておきます。

現在の降雨状況は
 東京アメッシュ(東京の隣接県もカバー)
携帯サイトあり、雨の動向がある程度読めます。
  雨宿りするべきかどうかはいつもこれで判断しています。

台風、地震、注意報等気象関連全般は、ウェザーニュース myスクリーン 自分の欲しい情報をカスタマイズして一覧表示できます。
 日常はこれをチェックしています。

同じウェザーニュースでは、お天気カメラのライブ映像も見れます。

東京都水防情報(都建設局河川部) 
 雨量、水位等、との水位代表観測所のデータや、過去の水害記録が見れます。

※リアルタイムには更新されていないように見えます・・・

江戸川、中川の河川情報(国土交通省 江戸川河川事務所)
川の観測情報 各観測点の水位やライブカメラ映像が見れます。

江戸川、中川、綾瀬川、坂川流域の浸水想定図もあります。

同様に
荒川関連は、荒川下流河川事務所
多摩川、鶴見川関連は、京浜河川事務所

土砂災害発生予測支援システム(防災科学研究所)
 MPレーダの観測値(積算雨量、実行雨量)と地すべり危険地域が見れます。

災害ニュース全般、交通の運行状況は、resucuenow@nifty

有用なサイトがたくさんあります。 様子を見に出かけたりせず、うまく活用しましょう。

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疑似訓練

先日、あるPodCastの番組で、風呂の電気系統が壊れて風呂に入れず、いかに電気に依存した生活をしていたか判ったといった話を聞いた。

 確かにそうだ。 高機能化により電気が使えなければ使えない機器も多いのが現代である。

 その番組で、不自由な生活を積極的に経験してみるべきだといった話をしていたが、その通りだと思う。
ぜひ一度やってみたいと思う。

 たとえば毎年冬と夏の2回の休日に、1日電気が使えない想定で生活してみる。
トイレも平屋なら良いが、マンションに住んでいれば電気が使えず水が出ないから使えない。

 汲み置きしておいた水を使う。 日常生活で1日どれくらいの飲料水・生活水が必要なのか判るし、思わぬ発見があると思う。

 ただ問題は冷蔵庫、冷凍してあるものも一度解凍してしまえばオシマイだから、奥様からは反対されるかもしれない。 半年に一度の冷蔵庫整理日と割り切って説得するしかない。

 冬であれば暖房にも支障が出るでしょう。 暖房も調理も熱源の多様化が必要だと実感することでしょう。

 小学生くらいのお子さんは、どんな反応をするのでしょうか? ゲームができずに不満をぶつけるのでしょうか?
案外、キャンプのような非日常感覚で楽しんでくれるかもしれません。

 私は小学生の頃、母の実家に帰省して、台風で停電になるのは秘かな楽しみだったような気がします。

もし、全世帯で1日こんな訓練をやったとしたら、結構な量のCO2削減効果があるのかもしれませんね。

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September 01, 2007

震災時にあって良かったもの

消防科学総合センターが、震度6弱以上を観測した地域に住む大人を対象に「震災時にあって良かったもの」につちてアンケートを行った。

 備蓄食品としてベスト6は、
1)即席めん(65.5%)
2)缶詰(63.3%)
3)即席みそ汁(46.8%)
4)ビスケットなどお菓子(46.6%)
5)レトルトカレー(39.5%)
6)レトルト・無菌パック米飯(35.7%)

傾向として、防災用として特別なものよりも、普段から食べられる物を買い置きしておくことが有効な事を示している。

 私も同感。車など特殊な環境の保存食は別として、日常使える物を多めに買い置きし、日常生活で消費・買い替えするのが、賞味期限切れを防ぎ、被災時も不自由な思いを減らす事ができると思います。

 また、大地震になどの災害に備えて用意しておいたほうが良いと思う物として、
8割以上の人→懐中電灯、水
6割以上→携帯ラジオ、食糧、乾電池、卓上コンロ、タオル、現金、ポリタンク、軍手、救急セット
と回答している。
 
 そして、水にまつわる品として、ポリタンクなど水を入れる容器と、それを運ぶカートがあると良いそうです。

 ものとして何が必要かを考えるだけでなく、食事なら熱源や食器類、水なら容器や運搬手段と、実施にそれを使うシーンをイメージし、必要なものを考えるのがポイントと言えます。

 そして、被災時に困った事として
1)生活用水(洗面、洗濯、入浴) 65.5%
2)トイレ 54.4%
3)飲料水 53.5%
 が上位を占め、生活での水の大切さがわかる。

以上、マイコミジャーナル

備蓄が必要なのは、地震だけではありません。 
台風、暴風雨など自然災害、新型インフルエンザの流行、大規模停電など、さまざまな危機がいつ訪れてもおかしくない状況です。

 防災として別枠で考えるよりも、買い置きを増やすなど日常生活にうまく取り込んでしまうのがコツです。

 それから最後に大切な事をひとつ、こういったアンケートでは被災しても無事だった方々の意見です。
耐震改修、家具転倒防止など命を守る事への備えが一番大切な事をお忘れなく!!

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August 31, 2007

消防庁 Web版防災マニュアル提供

9/1防災の日を前に、消防庁はWeb版の防災マニュアルの提供を開始した。 
リリース文はこちら、マニュアルサイトはこちら

 特徴は、さまざまなシーン毎の対応方法が防災地図から選択して見ることができる事。
スーパー、職場、エレベータ、学校、交通機関など自宅外、自宅内でも台所、寝室などさまざまなシーンが設定されている。

 地震は寝ている時にやってくるとは限らない、さまざまな生活シーンに合わせて対応方法を知っておくべきです。

 この他、地震の前に備えておくべきこと、揺れが収まってからの行動なども具体的に紹介されている。
また、お役立ちツールとして、非常持ち出し品、備蓄品、常時携行品のチェックシートや避難先を知らせる避難カードのひな形も提供されている。

 公的サイトで、非常持ち出し品、備蓄品、常時携行品と分けて紹介するのははじめてではないでしょうか?

防災の日を機に、防災用品を揃えようという方、家族で被災時の行動について話し合おうという方、ぜひ参考になさってください。

 なお、このブログでも過去3年間で、常時携行品、非常持ち出し袋、備蓄品、避難生活便利グッズと分けて紹介しています。 右のカテゴリーから、「非常持ち出し袋」「避難生活」カテゴリーを選んでご覧ください。

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August 25, 2007

災害時のペット対応指針

前回の記事で、ペットの災害対策の指針が必要だという話を書きましたが、8/24に日本獣医師会が「災害時のペット対応指針」を公表したとのニュースを見つけました。

 なお、今のところ日本獣医師会のサイトには、この内容については掲載されていません。

 ニュースによると、2005年の改正動物愛護管理法は、都道府県に対し、災害時の動物対策を取り組むことを義務付けたが、未だ未整備の自治体が多いようです。

 この指針では、「地域の獣医師会と行政が協定を締結する」「救護や飼育に必要な施設の設置場所を想定する」といった内容になっているようです。

 ちなみに東京都では、練馬区や板橋区が獣医師会と既に協定を結び、餌や薬品の備蓄を含めて対応済みのようです。

 大変すばらしい事とは思いますが、限られた防災予算の中で、行政がペットの餌や薬品を備蓄する優先度が高いのかどうかは少し疑問に感じます。

 この二つの区は、都内でも火災延焼の危険性の高いところですから、人命尊重・公共の利益の観点では、延焼防止対策のほうが優先度が高いのではないでしょうか?

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August 22, 2007

愛犬のための災害対策

犬のために災害セットを用意している飼い主は27.7%、これから準備したいが55.5%。
こんなアンケート結果が出ている。 みなさんは、ペットのために災害の備えはされているでしょうか?
 このアンケートは、犬ニュースゼロワンが行ったアンケートで回答数が144件と少ないが、おおむねこんな感じではないでしょうか?
 このアンケートでは、市販の災害セットを購入済み/購入したいが12.5%に対して、自分流の災害セットを準備済み/準備したいが7割を超えているのが興味深い。
 なお、特に何もしようと思わないが16.6%でした。

 中越沖地震では、直後からペットに対する支援も行われるなど、過去数回の大きな地震がある毎にペットに対する支援も徐々に良くなってきていると感じていますが、まだほんの一部といった状況でしょう。

 中越沖地震では、動物救済本部が設置され、その活動状況が公開されています。 報告資料はこちら

 8/20時点で、相談けつけ件数が280件、一時預かりが29件と、あまり活用されていない印象です。
この新潟県中越地震動物救済本部のサイトでは、仮設住宅での動物飼育の注意ポイントが紹介されています。
 1)ゲージ等で,室内飼育を原則とし、他人に迷惑をかけない。
 2)伝染病の発生の防止
 3)繁殖を制限する。 動物の密度が高くなるので強い生殖行動を行う事が予想される。
 4)所有者を明示する。
 5)専門家のサポートを受ける

 被災して課題が山積みの中、なかなかペットの事、周囲に対する迷惑まで気が回らない状況でしょうが、被災者は日常よりもペットによる迷惑に敏感になっているでしょうから、配慮が必要でしょう。

 逆に、きちんと管理され周囲の理解が得られれば、疲れ切った心を癒す存在になるのではないでしょうか?

 ペットの避難生活のための備えは、人間以上に必要なのかもしれません。

話が飛びますが・・・
TVで話題になった市川の動物園のレッサーパンダが、熱中症で死んでしまったそうです。
犬猫はともかく、最近は様々な動物がペットとして飼育されており、空調やエサや環境に配慮すべきペットも多いのではないでしょうか? インフラが停止した状態では、飼育は困難だと思います。

 そんなペットの飼い主の方は、ネットで情報交換などもされているでしょうから、そういったコミュニティを使って事前に話し合っておき、被災持は同じペットを持つ仲間同士で一時的に預かるといった仕組みが必要ではないでしょうか? 

 被災時には二の次になりがちなペットへの対策、飼い主の方は平時に十分備えをしておくべきだと思います。 

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August 10, 2007

核のリスク

中越沖地震を機に柏崎刈羽原発のさまざまな問題が発覚し、核に対する不安は高まっている。
今週は、折しも広島/長崎の原爆の日のがありました。

武器として原爆を使うなどという愚かな行為はもうないだろうと、期待を込めて信じていたいのですが、そうでもないようです。

 先日NHKスペシャル「核クライシス 都市を襲う核攻撃」を見ました。
冷戦時代の抑止力として核が使われた時代から、テロリストや一部の国により実際に武力として核が使われる可能性が高まっているそうです。

 核攻撃には、地表爆発と高度爆発があり、高高度で爆発させ電磁波パルスにより電子機器を破壊する(この場合、人体への直接的な影響はないらしい)高度爆発では、一回の爆発でアメリカの30%のエリアで機能をマヒさせる事ができるとか。

 この方法では、ハイテクは必要なくロケットで高く打ち上げて爆発させればよく後進国でも大打撃を与える事ができる方法のようです。
 
 そんな動きを受けてアメリカでは、相手が核を使う恐れがあるなら核で先制攻撃をうつべきだという見方が強まっているとか。

 核の被害に対してヨードを備えておくよ良いといった話もありますが、核攻撃に対しては一般でできる備えはほとんどありません。 

 テロリストが活動しにくい社会にするよう努める程度でしょうか。

 ただ、放射能汚染の被害を軽減する方法はありますので、知っておくと良いかもしれませんね。

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緊急地震速報受信装置は売り込みに注意!

8月に入って最初の更新になってしまいました。 リピータの方々申し訳ないです。
更新を怠ると、あっという間に日が過ぎてしまうものですね。

さて、緊急地震速報の受信装置の設置が義務化されたかのような説明を行い、装置を売りつける業者がいるようです。
 「市町村の防災センターやマンションの管理業者からの依頼」と名乗っているようなので、みなさん御注意ください!

緊急地震速報は、9月から一般公開が始まります。 
業者にとっては、先日の中越沖地震もあり、絶好のタイミングなのでしょう。

耐震対策の悪徳リフォームも含め、まったくひどい話です。
まっとうな商売をされている方、まじめに耐震対策が進んで欲しいと思っているNPOの方までもが疑いの目を向けられてしまうのが悲しいですね。

 このブログでも緊急地震速報については、かなり早い時期から取り上げてきておりますが、私の個人的な意見では、一般家庭であせって導入する必要はないと考えています。

 まだ各メディアの対応がはっきりしていませんし、ここ数カ月~半年でさまざまな動きがあるのではないでしょうか?
  まずは、耐震対策、家具転倒防止、備蓄など、先にやるべき事はたくさんあると思います。

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July 31, 2007

家具転倒防止も安心できない・・

新潟県中越沖地震では家屋の倒壊の被害が多かったのが印象的でしたが、3年前の地震の教訓を活かして耐震対策が十分に行われていなかったから、だけではないようです。

 柏崎刈場原発の地震計では、設計時の想定を超える2058ガルの揺れを観測していた事が判りました。
これは、阪神淡路大震災の揺れの2倍に相当するとか。

 多くの耐震対策や家具転倒防止策は、阪神淡路大震災の揺れを想定し、阪神淡路波で実験を行い、商品のうたい文句としています。

 今回の新潟中越沖地震で、2倍もの揺れ(加速度)を記録した事は、原発の設計だけでなく多くの耐震対策の想定の見直しが求められるでしょう。

 記録は常に破られるもの。 私たちも、家具転倒防止器具をつけたから安心できる訳ではない事を肝に銘じなければなりません。

過去の耐震基準の変遷を見ても、想定を超える地震が発生して、新たな耐震基準が作られるという繰り返しでした。  今回の記録を受けて、再び耐震基準が改定されるかもしれません。

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July 18, 2007

要援護者対策は間に合わなかったのか?

新潟県中越沖地震で亡くなった方9名(7/17現在)のうち四名の方は、災害時要援護者として名簿に登録されていたそうです。 しかし個人情報漏えい問題などから名簿は配布されず、地域での具体的な対策についても話し合われていなかったとニュースで報じていた。

こんな報道が流れると、対応の遅い行政が悪者にされるのだが・・・・
今回の災害でこれを問題視するのは不勉強ではないでしょうか。 ≫ 民報某局

 そもそも災害時要援護者を登録するのは、風水害・火山噴火などで避難勧告が出た際に一人で避難できない、もしくは避難するのに時間がかかる方を登録し、近隣で協力して警報よりも早く発令される避難準備情報を受け早めに避難しましょうというもの。

 地震の場合は早期避難できないし、最初の揺れの一瞬で倒壊したはずです。
名簿の配布や体制ができていたとしても、悲劇は避けられなかったでしょう。

ただ、災害時要援護者に対しての対策がないのは事実だし、今回地震でなく台風による被害だった場合は被害が出たでしょう。 

 災害時要援護者対策、実行性のあるものになっていないから、問題視されるのではないでしょうか?
 

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July 17, 2007

震源から離れたところしか揺れない地震

7/16深夜地震がありました。 新潟中越沖地震の余震かと思ったら、京都府沖の地震。
この地震、京都府周辺や西日本では震度3以上の揺れが観測されず、太平洋岸北海道十勝から茨城までの太平洋沿岸各地で震度3程度揺れ、最も離れた北海道で震度4が観測されました。

地震の内容は、23:18 京都府沖(N36.8,E135.2)が震源、深さ370km、マグニチュード6.6の地震でした。

震源付近が揺れず、もっとも遠い北海道が最大震度を記録する地震がある事を初めて知りました。
プレートの構造上の影響なのでしょうか?

新潟中越沖地震と同じユーラシアプレートの日本海沿岸沖での地震だけに、その関連性が気になります。

>7/17追記
 この現象についてTVで解説していましたので、補足します。
京都府沖の地震は、深さ370kmと深いところで発生しており、ユーラシアプレートの下に潜り込んでいる太平洋プレートを伝わって地震動が伝搬し、太平洋プレートの出口に近い太平洋沿岸のみで有感地震が発生したという訳のようです。

また、新潟県中越沖地震との関連性については、平面距離は近いものの深さがかなり深い事から、関連性はないと気象庁は見解を出しています。

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中越沖地震、携帯各社の状況

大きな地震が起きて、いつも注目しているのが通信各社の動向です。

DoCoMoは、被災地からの発信をFOMAで最大80%、被災地への発信を最大50%制限 22:43全面解除
音声のみ、iモードは制限なし。

KDDIは、音声およびEZwebを最大80%の制限

ソフトバンクは、通信制限の情報なし、ウィルコムも通信制限の情報なし。

ネットワーク障害が発生しました。
ソフトバンクは、柏崎市/上越/刈羽村の一部など90局で被害が出ており、順次復旧中。

DoCoMoにも柏崎市と刈羽村の基地局12局(影響人数5千人)、停電地域は予備電源で運用中。
16台の移動電源車を停電地域に配備済み。

KDDIは3局停波中、ウィルコムは、基地局の被害はないようだ。

 地震発生時、安否確認のための通信手段の確保はとても重要です。
音声通信は通信制限がかかりましたが、データ通信(インターネット)はほぼ大丈夫だったようですね。

災害時の状況や対応、ネットでの状況告知の対応などを見ると、私はソフトバンクは遠慮したいです・・・

なお、携帯/PHS各社、NTT東西ともに災害伝言版を開設運用中です。
まだ見たことがない方は、この機会にどんな使い方なのか、どんな情報があるのかも確認される事をお勧めします。

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July 16, 2007

津波と教訓の伝承

7/15「素敵な宇宙船地球号」で「巨大津波は必ず来る!!緊急シミュレーションあなたは生き残れるか運命の19分 」が放送された。
宮城県沖地震は30年間の発生確率が99%、さらにチリ津波のように太平洋沿岸での地震による津波による被害に遭う可能性がある。

 番組では津波の被害の恐ろしさと、三陸沿岸での防災の取り組みについて紹介していた。

私たちは波と聞くと、普段の海の波や高波をイメージしてしまい、予想される波の高さが低いと、どうしても一般の波の力を思い浮かべ甘く考えてしまう。

 しかし、同じ高さの波でも、一般の波が短い周期が繰り返されるのに対して、津波は水の壁が一気に押し寄せてくるもの。 その破壊力は1平方メートルで4トンもの力があるそうです。

良い例が思い浮かばないのですが、蛇口から出る水を掌で受けるとそれなりに力を感じますが、蛇口よりも口径の広いコップに入れた水を繰り返し掛けられてもそれ程抵抗は感じません。  そんな感じの違いでしょうか・・・

三陸では、明治三陸津波の37年後に、昭和三陸津波(1933年)、その27年後チリ津波(1966年)と30年程度の周期で津波に襲われている。

つまり各世代でこの大災害を経験していて、なかには2回も経験している方もいるはずです。
大きな自然災害を、これほど繰り返し経験している土地は少ないと思いますが、その教訓はなかなかうまく伝わっていないのが現状のようです。

たしか今年の千島列島沖地震による津波でも、三陸の人はしっかり避難したといった報道がされた記憶がありません(報道されなかっただけかもしれませんが・・・)。

 番組内で気仙沼の方にシミュレーション映像を見せた場面がありましたが、「これ程とは・・」「甘く考えていた・・」と言った意見でした。

先日講演会で、神戸では復興の際に街づくりに震災の経験は活かされているものの、人々の意識からは防災意識が薄れ、自助に真剣に取り組む人は多くないと聞いたばかりです。

 そんな事もあって、この放送を見て、災害の教訓を伝えるのは難しい事を改めて感じました。

防災講習会や講演会でも、座学で切迫性や危機の大きさを伝えても忘れられてしまいます。
シミュレーション映像を見せたり、図上演習など、体験型で強く印象付ける事が大切だと感じました。

 

 

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July 10, 2007

神戸の教訓

先日お知らせしました日本防災士会葛飾支部主催の講演会「神戸市に学ぶ都市型災害の現実と教訓」が、7/7に開催されました。
 講師に、当時神戸市生活再建本部課長として最前線で活躍された高橋 正幸氏をお迎えし、約2時間お話を伺いました。

 当時の映像をふんだんに使ったプレゼンテーションで、生々しく当時の状況が伝わってきました。

震災を経験し、多くの市民の声を聞き、難しい判断を経験された高橋氏ならではの講演で、学者や評論家のお話とは違った緊張感のある内容でした。

 私はスタッフでしたので、講演以外でもいろいろお話を伺ったのですが、印象的だったのは行政の職員の意識の問題。
 
 防災向け予算を確保して、ハードウェア/ソフトウェアの整備も大切ですが、危機的な状況の中、様々な難しい判断を迫られる行政の職員の意識が大切との事。
 高橋氏も新職員の危機管理研修を担当されたそうだが、この教育が日常業務にも活かされているそうです。
震災後の記者会見シミュレーションをして、どんどん突っ込んだ質問を受け、多くの人の命や生活が掛かっている問題だと身に沁みた時、意識ががらりと変わるそうです。

今では神戸市の新職員も、当時小学生だった世代が就職する時代。 震災の事を覚えていない人も多いそうです。
 また高橋氏も、定年が近いとか。
貴重な震災の教訓が失われつつあります。

 震災を経験し、多くの犠牲を払って得た教訓です。 モニュメントやマニュアルという表面的な物だけで残すだけではなく、教育研修を通じて、その精神を伝えなければならないですね。

地震、水害、事故、感染症などの危機への対応は、最も緊張感が高く、判断力、実行力が要求されるものです。
職員に対する危機管理研修を充実させる事は、日々の業務に対する姿勢にも良い影響を与えるでしょう。

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July 05, 2007

ホンダカーナビに防災情報表示

ホンダは同社のカーナビサービス「インターナビ」で、地震や豪雨などの防災情報を提供する。
防災科学研究所が実施した「フローティングカーデータ」を利用した「ライフライン情報共有実証実験」「災害時道路情報共有化に関する研究」といったプロジェクトで、その有効性が証明され実用化するもの。

 このプロジェクトでは、新潟中越地震の被害により通行できない箇所や通行できる場所を、同ナビを装備した車の走行データから把握し、迂回路を提示するもの。

 地震直後のネットワークに問題が発生している状況では、その有効性に若干疑問はあるが、復興期においてはかなり有効な情報になると思います。

また地震の際は、位置情報付き安否連絡ができるそうです。 自車付近や設定ルート上に震度5弱以上の地震が発生すると,画面に図形で表示し、自車付近で揺れた場合は震度情報を表示するそうです。
 そして、自車の位置を事前登録したメールアドレスに自動的に通知したり、ドライバーが安否情報をカーナビ経由で連絡する事ができるようです。

新潟中越地震では、土砂崩れで車が埋まり奇跡的に幼児だけが生き残るという惨事がありました。
この地震でもっとも印象的な事件だったと思います。

山の中周りに車がいない状況で、土砂崩れにあったら、誰も助けてくれないなと思っていました。

 こんな安否情報提供のシステムがあれば、事故を回避したり早期に救出できていたかもしれません。

そして、豪雨地点予測情報では、日本気象協会の降水量データを元に豪雨予測地域と時間を予測し、ルート上に豪雨予想地域があると「10分後8km先 豪雨」といった情報を表示するそうです。

局所的な豪雨が多発する時代、こんな機能はありがたいですね。
私も先日東京-福岡を車で移動したのですが、往復とも豪雨の場所があり、事前に判っていればサービスエリアでやり過ごせたのにと思っていました。

車の運転中は、インターネットなどで情報を取りに行く(プル型)の操作はできませんから、ルート設定されていればカーナビが教えてくれる(プッシュ型)の情報提供は必要です。

 そして、道路の冠水などにより大渋滞にはまってしまうという経験も何度かあります。これも避けたい事態です。
この他にもヒョウが降って車がボコボコになるといった事態もありますね。

 最近の電子化された車は気象災害に弱いですから、こういった情報は必要ですね。
様々な災害リスクが気になる者としては、このカーナビは魅力的ですね。

車は災害情報に対して孤立してしまいがちな環境です。
悪天候で、ひどい目にあった経験を持つドライバーも多いと思います。
カーナビを減災に役立てる、これからもさらなる進歩を期待します。

ホンダインターナビテクノロジーの情報は、こちら

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July 03, 2007

負傷者搬送の判断は難しい

107名の死者と562人の重軽傷者を出したJR福知山線脱線事故は、国内で本格的にトリアージが行われた事故として知られているが、この時の負傷者搬送の結果を,防災科学研究所のチームが分析した結果が報告される。

 福知山線脱線事故のケースでは、負傷者の75%を占める軽傷者をマイクロバスなどで早期に搬送した事が、現場の混乱を減らし、良い結果をもたらしたとしている。 また、軽傷者はしないの二次救急施設へ、重傷者は最も高度な高度救急救命医療が行える第三次救急施設にヘリなどで運ばれ、分散され混乱防止に効果があったようだ。

事故が2時間で、重症・中等症者の半分程度しか搬送されていなかったのに対し、軽傷者200人はほとんどが運ばれていた。 (以上、Yomiuri Online)
 もっともあの事故では、軽傷者は車両後部にいる人が多く救出も容易だったが、重傷者は前方に集中し救出に時間が掛かったという事情もあるでしょう。

トリアージでは、赤タグの重傷者を優先して搬送すると言われているので、ちょっと意外に感じました。
この事故での救出の場面は、何度もTVでも扱われていますが、軽傷者は周囲の企業など一般の人達によって搬送されたケースも多かったと記憶しています。

また搬送先が判らないなど当時現場が混乱し、さまざまな課題もあがりました。
 
 このニュースでは、結果的に良かったという内容でしたが、良かった点・課題などもきちんと分析して、今後の救急救命医療の現場にフィードバックして欲しいと思います。

 文中に出てきた、第二次救急施設、第三次救急施設ですが、補足しておきます。
病院には、地域毎に保健医療圏が設定されていて、一次保健医療圏が一般的な治療のできる病院などで、区市町村単位に設定されています。

 第二次保健医療圏は、特殊な治療(先進的な技術や医療機器、高度な救急医療)ができる病院で、都内では12エリアに分け43の病院が指定施設となっています。災害拠点病院として設定されているところが多いようです。

 第三次保健医療圏は、救命救急センターなど特殊/高度な医療を提供する施設で、都内では20施設が指定されています。 災害医療チーム「DMAT」指定の医療機関が多いようです。


 これらの医療機関を調べるには、広域災害救急医療情報センターのサイトが便利。 都道府県毎にこれらの病院が検索できます。

 

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June 23, 2007

人間型ロボットが働く時代到来?

過酷な環境で作業ができる人間型ロボットが活躍する時代が来たらしい。
豪雨の中でも2本足歩行ができ、災害救助や危険な場所での作業ができる人間型ロボット「プロメテマークⅡ」が開発され、報道陣に公開された。
Promete

 写真で見るとアニメに出てきそうなデザインと思ったら、「パトレイパー」等のアニメメカデザインを手掛けたクリエーターによる外観デザインだそうだ。

バランスをとるような操作は自律制御で、作業などの動作は遠隔操作で行うハイブリッド制御。
身長160cm、体重68kg、42自由度。 防塵・防滴構造で、体内の熱を排出する機構を持つ。
歩行時間は最大120分。
 腕で掴まりながら、足場の悪い所を歩くといった事もできるようです。

開発元:川田工業株式会社 リリース文はこちら
「実環境で働く人間型ロボット基盤技術の研究開発」プロジェクトリリース文(産総研)は、こちら ※写真はここから引用しました。

かなり実用性の高い仕様のロボットのようですね。
この手のロボットがこんなに早く実用化されるとは思ってもいませんでした。
ロボット先進国の日本ですが、武器としてのロボットではなく、災害現場などで活躍できる実用的なロボットを発信できるのは、素晴らしいと思います。

 ヤマハの無人ヘリのような問題を起こさないよう、平和利用での発展ができるよう、国も支援をしていただきたいものです。

高齢化社会を迎える日本、生きているうちに、ハードな作業現場で人間型ロボットが活躍する社会を見る事ができそうです。

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June 08, 2007

携帯機種変更するなら・・

NTTドコモとKDDIは、気象庁の緊急地震速報を携帯に配信するシステムを開発する。
このサービスは、今後発売されるこのサービスに対応した機器のみに提供されるようだ。

 携帯電話を毎年変えない方で、地震に不安を感じる方は、機種変更を待ったほうが良いのかもしれない。

話はそれますが、携帯って、本体価格が安い分の負担は基本料でまかなっているそうですが、これは3年で回収できるように試算しているそうですね。 
 3年以上使うと、本体の分を余計に取られている事になるとか・・・

 話を戻しますが、このシステム。 特定エリア内にいる携帯に対して一斉同報できるシステムで、従来の方法では、大量に一斉同報してもタイムラグが生じてしまうという問題を解決するようです。
 対応機種では、特別の着信音がなり、画面を見ると地震の規模など緊急地震速報を確認できるそうです。

 J-Alartなど、公共の緊急放送を使って万人に通知できるほうが良い気もしますが、多様な通報手段があるのは良いことでしょうね。

 いずれにせよ、大切なのは地震が来る事を知らされた時に、適切な行動が取れるかどうかが大切。
生活のいろいろな場面で、「20秒後に地震が来たら!」何をするべきか、自問自答してみてください。

「20秒後に地震が来たら!」
・電車の中、電車に乗ろうとする時
・エレベータの中
・ビルの谷間を歩いている時
・地下街にいる時
・デパートの食器売り場にいる時、ふとん売り場にいる時
・古いビルの中/新しいビルの中
・自動車/バイクの運転中
・料理中火を使っている時
・入浴中/トイレの中

 無限にありますが、悩む場面を多いはずです。
たしか、私は新潟中越地震の時はショッピングセンターの中、足立区で震度5を記録した千葉の地震ではレンタルビデオ店の中にいました。

 いずれも、壁一杯の商品に囲まれた中で一瞬とまどい、物の飛んでこない柱に身を寄せたのを思い出します。
みなさんは自信ありますか?


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May 24, 2007

地震前兆ブログパーツ付けてみました。

地震情報サイトJIS実験チームの提供する、投票型地震予知プロジェクトが提供するブログパーツを、画面右上に付けてみました。
関東で目撃された地震前兆情報の件数により、ブログパーツの色が変わるそうです。
0件は緑、7件まで青、14件までオレンジ、15件以上が赤らしい。
さっそく今日はオレンジになっています! ボコフ博士の予知では、千島列島M5~6の予測が出ています。

ちゃんと結果集計のブログが用意されていて、どんな地震前兆情報があり、その日に地震があったかどうか報告されています。

 前兆現象や予知情報について扱うサイトは、幾つかありますが、その結果について言及しているサイトは少ないように思います。
 こうした前兆現象の報告と地震発生の実績のデータを蓄積し、分析する試みは興味深いですし有意義だと思います。
応援しているので、成果を期待しています。

ブログパーツをクリックすると、詳細情報が見れます。

私のブログで、タイトルの背景のロシアボコフ博士の予知情報と、この前兆現象報告数の関連性が見えてくると面白いのですが。 これもマッシュアップと呼べるのでしょうか?

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au災害に強いGPS携帯

GPS携帯で先行していたauが新機種を発表した。今度のGPS携帯はstandaloneGPS対応。

今のGPS携帯は、GPS単独で位置の特定をしている訳ではなく、地図も毎回ダウンロードするので、パケット通信が使える状況でないと、現在位置も判らない。私もGPS携帯に替えてから知ったのだが・・・

 つまり、せっかくGPS携帯を持っていても、災害でパケット通信ができなければ位置が判らない仕組み。
GPSは空が見えないと測位できないので、平常時はまったく問題ないし、この併用方式のおかげで測位が早くて良い。

 ちなみにGPSは、コールドスタートとウォームスタートがあり、位置を計測(測位)するのに、コールドスタートでは5分程度、ウォームスタートでは数分かかる。auのstandaloneGPSも同程度時間が掛かるだろう。

今のGPS携帯は、地図を毎回ダウンロードしているのだが、これは以前から不満に思っていた。
パケット代とコンテンツで稼ぐためには、おいしい仕組みなのだろうが・・・地図を購入して携帯に保存しておける仕組みにして欲しい。
GPS携帯に替えた当初は、ナビタイム(お試し期間)で使うと結構パケット代が掛かったので、今はナビ的な使い方はほとんどしていない。

 パケポーダイを使えば問題ないのだろうが、パケホーダイにする程、他にパケット通信も使わないので。

今は、W-Zero3[es]にPocketMappleを入れ、位置を確認したい時は通信カードの位置情報検索で現在地を確認している。 都内ならアンテナの数が多いので、現在地を確認するのに支障のない程度の精度で場所が判る。

 W-Zero3にGPSを付ければ、正確な位置が判るのだが、常にGPSを接続しておくのもめんどうだし、バッテリーの消耗も多いので、必要な時だけ繋げて使っている。

 現在ウィルコムは、GPS内蔵のW-SIM(通信モジュール)の試作品も作っているらしい。
これが商品化されて、PocketMappleの地図が使え、お店情報やルート検索はセンターに接続して利用できるのが、私としては理想的だと思う。

 話がそれてしまったが、auの新GPS携帯では一部のサービスでダウンロードした地図を使えるようだ。
そのサービスのひとつに「災害時ナビ」があり、あらかじめ避難所マップなどをダウンロードしておけるようだ。

書籍の「災害時帰宅支援マップ」の携帯版に相当するものが利用でき、あらかじめオリジナルの帰宅支援マップを登録しておき、ルートを案内してくれるらしい。

 進行方向や距離を案内してくれるようだ。
災害時には、目標となるランドマークが倒壊したり、火事や埃によって視界が悪くなったり、予定していたルートが通れず迂回を余儀なくされるなど、想定外の状況となりやすいだけに心強い機能かもしれない。 

これらの新機能については、マイコミジャーナルで結構詳しくレポートされている。

GPS携帯もどんどん進化している。 災害時に頼りになる機能も含め、各社競ってどんどん充実して欲しい。

DoCoMoのGPS携帯が使えないような言い方になってしまいましたが、撮影した写真に位置情報を記録できる機能、これは重宝しています。 私にはこれだけで充分使う価値があります。
あとは、いざという時にナビ機能が使える安心感ですか。

[GPS関連過去記事]
903i写真へ位置情報を記録できるのは
GPS携帯はいろいろ使えそう
地図案内付き災害情報・安否確認サービス
W-Zero3[es]でGPSログを取るセット 私の別のブログです。

他にもいろいろあるので、「GPS」のキーワードで右の検索窓から検索してください。

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May 22, 2007

熊本西部の地震活動低下は前兆か?

気象庁が過去10年間の全国の地震活動を分析したところ、北海道択捉島沖と熊本県西部で、ここ数年一定規模以上の地震が減るなど活動が低下していることがわかった。(5/21西日本新聞

 大規模な地震が発生する前には、地震活動が低下するというのは、よく聞く話です。
福岡西方沖地震以来、西日本は地震の活動期に入ったとみる専門家もあるだけに、ちょっと気になるニュースでした。

騒ぎ立てる気は毛頭ありませんが、きっかけがなく地震対策、防災対策のできていない家庭や企業は多いと思います、警告のひとつだと捉え、この機会に真剣に地震対策を考えていただきたいです。

残念ながら、まだ確実な地震予知、前兆現象の解明には至っていませんが、こういった地道な研究が証明される日が来るはずです。
 
 証明されるには、幾つかの大きな地震を経験しなければならないでしょう。
その時被害者にならないためには、備えるしかありませんね。

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May 18, 2007

応用範囲の広いものを常用に

災害はいつ、どんな時に起こるか判らないから、防災用品は常備・携行したい。
しかし、たくさんある防災用品を常に持ち歩くのも大変です。

それには、なるべく応用範囲の広いものを、防災にも活用できるように考えています。
たとえば、手拭いや風呂敷。 昔からの知恵で、実に多彩な使い方があります。

 ハンカチ、タオルがわりはもちろん、物を包む、包帯代わりなどいろいろ使える。

 以前から、風呂敷・手拭い・紐の結び方など、興味があって調べたりしているのですが、こういった物同士を組み合わせると、応用範囲は格段に広がる。

 先日、御紹介した超撥水風呂敷も、2本の紐があれば簡易タープにできるでしょう。