March 07, 2008

黄砂が原因で屋根つぶれる

先日、佐賀県のスキー場で人工ゲレンデを覆う鉄骨ビニールぶきの屋根が崩れた。
黄砂まじりの雪で、屋根をすべり落ちにくくなり、70センチ以上の雪が積もった事が原因のようだ。
080305 asahi.com

黄砂って、こんな事故の原因にもなるのですね。 驚きました。
こういった事故は、今後も起こるのでしょう。

 今まで前提としていたものが、黄砂が交る事によって条件が変わり、事故や災害に発展する。
黄砂でフィルターが目詰まりして加熱、発火に至るといった事故も今後は出てくるでしょう。

 防災は、自然の変化に敏感に対応し、迅速に対策を取る事の繰り返しといっても良いでしょう。

「今までは大丈夫だった!」で安心しないで、おかしいと感じたら点検するといった姿勢が大切なのでしょうね。

なにも黄砂だけを問題視する訳ではありませんが、黄砂も花粉もあなどれません・・・

今度、車のエアフィルターチェックして貰おうと思いました。

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March 04, 2008

黄砂による健康被害

黄砂の飛ぶ季節になりました。 黄砂による健康被害も懸念されています。
黄砂の飛ぶ日は、マスクを着けるなどして備えたいものです。

 日本に飛んでくる黄砂は、とても粒子が細かくなんと0.5μm程度で、タバコの煙の粒子より少し大きい程度とか。 花粉症用マスクでは防げないようです。

 黄砂による健康被害としては、喘息など呼吸器系の病気や目や耳の被害が知られていますが、これ以外に黄砂に付着している物質による被害も懸念されているようです。

 ひとつは、有害物質。 大気汚染のひどい地域を通過する際に、窒素酸化物等の有害物質が付着しており、健康被害や環境汚染を引き起こすようです。

 また、ウィルスが付着するようです。 イギリスでの口蹄疫の流行は黄砂と同様の砂漠から飛来した砂が原因という説があります。 浮遊する際に紫外線にさらされウィルスが生存できないという話もありますが、視界不良を起こす程の量なので、紫外線をさえぎり殺菌されないという説もあります。

アスベスト被害の被害程の顕著な影響が出るわけではありませんが、健康被害のリスクのひとつである事は知っておきたいですね。

 
 

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February 26, 2008

スケールアップを実感

週末は東京では春一番が吹きましたが、あまりの強風で交通機関への影響、事故が多く発生しました。
また富山では風の影響と思われる高波が発生、北海道では吹雪で10時間以上車内に閉じ込められるといった被害も出たようですね。

 ここ数年、気象現象のスケールアップを感じます。 今まで、「ひどい天気だな」程度に感じていたものがスケールアップして、突然の集中豪雨、台風、落雷、竜巻など「災害」をもたらす気象現象が頻発しています。

気象庁の長期予報では「春は暖かく、夏は暑い」そうですが、さまざまな災害が起きそうな気がします。

 「今までは大丈夫だった」という感覚を捨てて、過剰な気象の時は気象情報に注意し、悪い展開への備えが必要だと感じています。

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February 04, 2008

富士山大噴火

2/3テレビ朝日系「ジキル&ハイド」では、富士山の噴火を取り上げていました。
番組では平均すると30年に1回の噴火だが、300年噴火していないと紹介されていました。

 これはあくまで平均30年という話。
直近では、約300年前の宝永大噴火、その前は800年頃の延暦大噴火と、数百年間が空くのも決して珍しい事ではない。

 気になるのは、前回宝永時代の噴火では、東海・南海地震と同じ年に発生した事。
1707年10月28日に東海・南海地震が発生し、同年12/16に富士山が噴火している。

 現在の科学では、地震と噴火の因果関係については解明されていないが、マグマ溜まりの圧力に耐えていた地盤が地震によって影響を受けて、噴火の引き金になる事は十分考えられる。

 火山噴火の場合は、大噴火の前に前兆現象が確認される場合がほとんどであり、被害の範囲も予測しやすいので、あまり過敏に心配する事はないのだろう。

 しかし、いざ警報が発令された時は迅速に的確な行動が取れるような知識は必要でしょう。
そして、地震等他の自然災害や新型インフルエンザなど他の災害リスクに対する備えが、役立つ事も多い。

 直接的な被害はなくとも、東名高速や新幹線、飛行機などが影響を受ける事による影響なども含め、もし噴火したらどんな影響があるのか想定しておくことは大切だと思う。

 火山ハザードマップのデーターベースが、防災科学技術研究所で公開されており、富士山についても登録されているので、一度目を通しておくことをお勧めします。

 この富士山大噴火を題材とした小説があります。石黒 耀 著「昼は雲の柱」
知識としても、小説としても楽しめるのではないでしょうか。

昼は雲の柱昼は雲の柱
石黒 耀

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January 31, 2008

過去の災害に学ぶ

防災科学技術研究所のサイトでは、以前から自然災害情報室というコーナがあり、豊富な災害関連のリンクの他、ハザードマップ等さまざまな情報が得られます。
 今回新たに、「防災基礎講座 大災害編」が開設されました。
国内外の洪水、氾濫、高潮、地震、火山など、過去の自然災害の情報の概要を知る事ができます。

 地域の過去の災害の歴史を知る事は、将来の災害の予測にも役立ちます。
一度目を通されると良いと思います。

 それから、つくばの防災科学技術研究所の資料室には、3万冊以上の本と8万冊以上の災害関連の資料が集められています。

 ここで興味深い本を見つけました。
「日本の地盤液状化履歴図」東海大学出版会 です。

 この本には、日本全国の過去の地震で液状化がどこに発生したかが1/50000の地図で記載されています。
たとえば、東京東北部で見ると1703年元禄地震、1855年江戸地震,1894年東京湾北部地震、1923年関東大震災で液状化が発生した場所が記載されています。

 私の住む地域は大丈夫でしたが、数キロ圏内に多数液状化した場所があり、危機感を強めました。

4万円近くする本ですし、どこの図書館にでもあるものではないでしょうが、もし見る機会があれば確認される事をお勧めします。

日本の地盤液状化履歴図
日本の地盤液状化履歴図若松 加寿江

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ジョセリーノの予知夢 ズレた。

 ジョセリーノの予知夢では、1月末に東京が大雪になると言われていましたが、はずれたというかズレたようですね。 
 中国では、半世紀ぶりの大雪被害が出て、日本車の工場が生産中止になるなど社会に大きな影響が出たようです。 中国中南部で被災者が7786万人(1/28現在)、直接の経済損失は3315億円だとか。
旧正月前に大変な混乱になっているようです。
1/29産経ニュース

 中国からの寒気団の張り出しが、日本に雪をもたらす事を考えると、手前で止まってくれたとも考えられます。

 これ程の被害をもたらす大雪が、東京に降っていたら大混乱だったでしょう。
中国の被災者の方には申し訳ないが、正直なところ、助かったという感想です。

 今後も災害の予知夢が外れる事を期待したいです。

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January 08, 2008

稲わらでバイオ燃料

農水省は08年度から、稲わらを使ったバイオエタノールの実証実験を始め、09年度にもアジアへの生産協力を始める。

 温暖化対策として注目されるバイオエタノールだが、穀物を使うために穀物の価格が高騰し、さまざまな影響がでている。

 廃棄されていた稲ワラからバイオエタノールを作成する技術が実用化されれば、稲作の盛んなアジア各国にとっては朗報だろう。

 日本、中国、タイの稲ワラを集めれば、日本の年間石油消費量の1.5倍のバイオエタノールができるそうだ。

 そして穀物の多くはイネ科だから、将来研究が進めば小麦などにも使える事が期待できるだろう。

 日本で自給率の高い米の廃棄物だけに、十分な予算で優先的に取り組んでいただきたい。

なお、生産コストについては今後解決すべき課題のようだ。

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December 21, 2007

ジョセリーノの予知夢

12/20にTV放映されたジョセリーノの予知夢の番組、なかなか興味深いですね。
2015年以降、ヨーロッパの大干ばつをはじめとして、地球温暖化の影響により膨大な被害が出て、2043年には大変な事態へ発展する・・・

 ジョセリーノの予知夢(予言とは言わず予知夢と表現したほうが適切なのでしょう)では、はずれたものも結構あります、特に自然災害関係では。

 ウィキペディアの「ジョセリーノ」の説明に、過去および未来の予知夢の内容と、当りはずれが紹介されています。

 この地球温暖化の影響による災害については、「不都合な真実」をはじめとする地球温暖化の影響に関する予測と符号する点も多いように感じました。

 発生する年は別として、シナリオとしてはありそうな話だと感じました。
気候変動には惰性があり、いますぐCO2排出制限をしても止める事のできないのかもしれませんが、遅らせる事はできるでしょう。 その間に解決に繋がる技術的なイノベーションが起きる事を期待したいですね。

 エコバックを持つとか持たないとか小さな改善だけでなく、 私たちの価値観やライフスタイルも大きく変えるべき時代になったように感じます。

2007/12/28追記捕捉
ウィキベディアのジョセリーノのページへのリンクを貼ってありますが、現在ウィキペディアではこの項目を削除対象として審議中で中身を見る事ができません。
 ただし、画面上の履歴のタブを選択し、「2007年12月25日(火)Ginggers」のリンクをクリックすると、公開されていた最後の記事の内容が表示されるようです。

 ただし近いうちに履歴も削除される可能性がありますので、内容を知りたい方はお早めに!

2008/1/31追記
 「1月末に東京に大雪」というのは、はずれたようですね。
関連記事「ジョセリーノの予知夢 ズレた。」をアップしました。

2008/5/24追記
 「ジュセリーノ日本語公式HP」をアップしました。

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July 21, 2007

被害シミュレーション付き台風情報

ウェザーニュースのサイトがリニューアルされた。台風情報では、過去の被害実績などから予想進路をとった場合の被害をシミュレーションする機能を持つようだ。

 天気予報,雨雲レーダ,衛星、台風、地震、注意報警報、ライブカメラ、天気図、実況天気、ラボの10種類のチャンネルがあり、このうち7種をMyスクリーンに登録すると、指定した情報を一覧画面で見る事ができる。(無料)

 地震チャンネルでは、過去数週間の地震の震源、震度分布等を、図で確認できる。

Myスクリーンを作成してブックマークしておくと、これからの台風の季節便利かもしれない。


 

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July 20, 2007

気象コントロールの是非

地球温暖化の影響などにより、自然災害の猛威は社会に甚大な被害をもたらします。
「もしも進路を変えられれば多くの命が救えたのに・・・」誰もが思う事でしょう。
 そんな気象コントロールをテーマにした番組「スーパーストーム」がNHKBSハイビジョンで7/17~19に放映されました。

 気象コントロールは、大気のバランスに刺激を与え、その影響によりコントロール使用とする試み。
元は干ばつの際に雨を降らせる技術で、数十年前から行われていたようです。

 地球温暖化により雨が降る所は極端に降り災害をもたらし、降らない所は水不足に苦しむといったかたよりが今後増えると言われています。 
 気象コントロールの技術が進めば、この問題を解決する画期的な技術となるでしょう。

 ここまでは、将来の深刻な問題を解決する、すばらしい科学技術に思えますが、大きな課題もあります。

 たとえば、ロシアのチェルノブイリ原発事故。 この事故の際、10トンもの放射能を含んだ雲がモスクワ上空に来る恐れがあったため、人口降雨の技術により、途中のベラルーシ付近1万平方キロメートルに渡って放射能汚染の被害にあったそうです。
 この事については、ベラルーシの人々には事前に伝えられなかったとか。
 今も多くの人々が後遺症に苦しんでいます。

 ハリケーンなどでも同様です。被害の影響が国中に及ぶような大都市を守るために、進路を変え貧困層の多い街に被害が出たら、仕方のない事でしょうか。

 もしモスクワを襲えば百万人規模の被害が出たものを、未然に防げて良かったと見て良いのでしょうか?
 事前に知らせないのが悪いという意見もあるでしょうが、避難する時間的余裕がなかったら?

また、軍事的利用も懸念されています。 
 実際ベトナム戦争でも、敵の補給路を断つために、人口降雨の技術が使われたそうです。
ハリケーンの進路を変えさせて、敵国に向かうようにすれば、侵略行為なしに多大な被害をもたらす事ができます。

極秘裏に進めれば、神風が吹いたで終わる話です。 憲法9条にも触れません。
 
 こんな事が、無人飛行機十数基あればできてしまう技術も既にあるようです。
中国では50万元で人口降雨できるらしい・・・

 運用面の管理、倫理面での管理にも限界があります。
国力衰退の危機のような状況であれば、自国を守るためにやむなしという判断も出るでしょう。

気象コントロール技術は、人類にとってすばらしい技術ですが、禁断の技術なのかもしれません。
 

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June 20, 2007

中国の気象災害毎年62億超に

中国では、毎年気象災害により、1000億元(62.5億円)を超える経済損失が起きているそうだ。(中国経済ヘッドライン

 この記事によるとGDPの3-6%を占めるとあるが、2005年のGDPが18超3億元だから、GDPの0.5%というところでしょう。

それにしても毎年の数字ですから、大きな損失です。
今後、経済発展により損失額は、さらに増える事でしょう。

 さらに、砂漠化も深刻。 陸地面積の27.46%が砂漠化し、毎年の直接経済損失は540億元とか。(出典はこちら

 砂漠化が進めば、気象災害の増加にも繋がる事でしょう。

前者は地球温暖化が主な原因、後者は過剰放牧、森林乱伐などが主な原因とされるが、どちらも人為的な行為が原因。

先日、本で読んだのですが、温暖化防止のためにナチュラルな素材の物を購入しようとウールの消費が増えれば、羊の過剰放牧に繋がり砂漠化を促進してしまう事もあるそうです。

事は中国の問題とか、誰が悪いとかではなく、全世界で環境の事,真剣に取り組まなければなりません。
環境の事、関心を持って知り、日々の生活に活かさなければなりませんね。

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March 20, 2007

まずはカッコイイ!から

人気アーティストを集めて、「東京環境会議」というコンサートが開催されたようだ。
音楽プロヂューサー 小林武史氏を中心に人気アーティストが集まりコンサートを行い、その中で地球温暖化についての30分のフィルムトークの時間があった。

 かつてジョン・レノンが「平和」というメッセージを世界の若者に届けたように、アーティストが「環境」について若者に伝えている。

 「環境問題に関心を持ち、小さな事でも取り組む」事がカッコイイから始まり、取り組まない・無関心がカッコ悪い事となり、取り組む事が普通の社会が作られていく。

 こんな展開は、なかなか良いですね。
どんな切り口から入っても、まずは関心を持ち・事実を知る事、これが大切です。
あまり難しい知識を語らず、「これは他人事ではない!」と関心を持つ事が、最初の一歩として大切なのでしょう。

環境問題だけでなく、防災についても同じような試みがありました。
「彼女を助ける50の方法」という本が話題となったり、J-Waveが同タイトルのイベントを開催したり。

 「カッコイイからやる」「カッコ悪いからやらない」というのは、昔からあったようで、「江戸しぐさ」でも、過密都市江戸特有のマナーを守らない人は「田舎しぐさ」と言われ、カッコ悪いとされていたようです。

案外、論理や倫理を説いて説得するよりも、「カッコ悪い!」と言ってしまったほうが、説得力があるのかもしれません。 
 「いじめをする子は、カッコ悪い!」みたいに・・・

「チョイ悪オヤジ」にはなりたいとは思いませんが、「マナーや行動がカッコイイオヤジ」にはなりたいものです。

[追記]
 小林武史プロデューサーが中心となり、「APBANK」という融資活動を行っているそうです。
音楽で集めたお金を、環境に役立つ活動に融資しているそうです。
 これもすばらしい活動ですね。

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February 03, 2007

今世紀末には気温は4度上昇

気候変動に関する政府間パネル(IPCC)の第4次評価報告書が発表された。

21世紀末には、現状の化石燃料依存型社会では、世界の平均気温は4度上昇し、循環型社会が実現した場合は1.8度の上昇となる予測。

 また、海面水位は20世紀末に比べ18~59cmの上昇する見込み。

今後20年間では、10年あたり0.2度気温が上がると予測される。
北極海の氷は全て解け、海水の酸性化が進みサンゴの死滅が進むという。
(以上。asahi.com

 南の島に美しいさんご礁という楽園像は、今世紀末には過去の話になってしまうのでしょうか?
海面上昇により島は水没し、サンゴは無くなってしまうかもしれません。

 「数度の気温上昇はたいした事ない、暖冬や暑い夏で平均気温が高い事は時々ある事」と思われるかもしれませんが、これは世界の平均気温の話です。 局地的には、さらに大きな変化が現れます。

 イギリス政府の発表した予測では、
・1度上昇で5000万人に水供給の危機
・2度上昇でアフリカの作物収量が5~10%落ちる
・3度上昇で1億7000万人に洪水の危険が及ぶ
・4度上昇で北極圏のツンドラの半分が消滅

 世界中で大変な事態になりますし、食料を輸入に頼る日本もどうなる事か・・・
2/3(土)日本テレビ系「世界一受けたい授業」に、アル・ゴアが出演するそうです。
ぜひ、この番組を見て、子・孫の時代どんな世界になってしまうのか知り、行動に結び付けていただきたいと思います。



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January 30, 2007

「不都合な真実」でも知っておこう!

元米副大統領アル・ゴア氏の映画「不都合な真実」を見ました。
ハリケーン「カトリーナ」など、ここ数年の気候変動による自然災害の大型化や被害の多さは、みなさん実感されているはず。

 自然災害と防災を考える上で、その原因となる地球温暖化についても知っておいて欲しい。
そして、地球規模の防災対策として、地球温暖化防止の行動も大切だという事を。

アル・ゴア氏のドキュメンタリー映画「不都合な真実」は、地球温暖化について考えるには格好の映画です。
 講演会の内容をベースとした映画で、今何が起き、どうなろうとしているのか、それは防ぐ事ができるのか?について、よくまとまったプレゼンテーションです。

「不都合な・・」というのは、「誰にとって?」という疑問を持ちますが、映画では大統領選の敵であった、パパ・ブッシュ陣営であり、地球温暖化防止のための規制によって不利益をこうむる企業として描かれています。

これは、科学技術で急速に発達した現代社会を謳歌している私達にとっても「不都合な真実」です。
ゴミの分別も面倒だし、リサイクル料金も払わなければならない、クールビズ/ウォームビズで暑かったり、寒かったりと、いろいろ大変だと思う方も多いでしょう。

個人も企業もたいへんです。 できればやりたくないのが本音。
だけど、未来を考えるならやらなければならない事です。

 映画の中で、こんなたとえがありました。
「カエルを熱湯に入れると飛び出すが、ぬるま湯に入れて温度を上げると逃げ出さない」

 私達の感覚もこのカエルと同じ。わずかな変化の連続には気付かないのです。
「おかしい!」と思ったら、積極的に知る事も大切ではないでしょうか?

おそらく多くの人が、「最近の気象はおかしい」と実感しつつ、「明日も、子供が大きくなる20年後も同じ生活ができる」と思っているのではないでしょうか?

この映画は、「同じ明日はやってこないかもしれない・・」事を感じさせてくれる映画だと思います。


 小さなお子さんやお孫さんをお持ちの方には、ぜひ観ていただきたい映画です。

 そして、「もう変える事ができない未来ではないか」と思っている方への答えも用意されています。

 一部のTOHOシネマで上映中です。 公式サイトはこちら

映画の中で、海面上昇について紹介されていますが、あなたの家が水没するかどうかは、過去記事「世界水没地図」から確認できます。

 他にも地球温暖化関連の記事も多数ありますので、右の検索窓から「地球温暖化」で検索してください。

映画が観れない方は、書籍も販売されています。

不都合な真実
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地球温暖化に興味を持たれた方は、この本もオススメです。
私の本のレビュー記事は、「気候変動+2℃」

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December 17, 2006

世界の災害被災者は1億6千万人

2006年の世界の自然災害と大事故の件数は、744件、死者99,425人,被災者数は1億6000万人に達した。
国際赤十字が毎年出している「世界災害報告」による報告である。

被害総額は18兆8千億。 ここ10年で災害の被害の年となった。
もっとも、この被害額の78%はハリケーン カトリーナによるもので、都市を自然災害が襲った時の被害の大きさを示している。

ちなみに首都直下地震の被害想定では、直接被害66.6兆円、間接被害を含めると112兆円に達する。
もし発生すれば記録的な大被害になるのは間違いない。

私達はそのような大災害に直面している可能性がある事を改めて感じた。

死者ベースでは、10月のパキスタン地震による死者が8割を占める。

毎年どのように推移しているのかネットで探したが、見つけられなかった。
感覚的には、年々自然災害による被害は増えているように感じる。

来年は、これを越える災害が発生しない事を祈るしかない。

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November 08, 2006

過去最大被害の竜巻が発生

11/7午後1時過ぎに、北海道佐呂間町(GoogleMap)で竜巻と思われる突風が発生し、死者9名負傷者19名、住居全壊15棟、半壊一部損傷14棟、非住居被害18棟の被害が出た。(消防庁発表,第3報

気象庁の観測史上、竜巻被害では最大の死者のようだ。

北海道内は寒冷前線の通過→大気が不安定→前線の周りに活発な雷雲が発達→竜巻?発生という構図らしい。

>11/8追記
 気象庁の現地調査により、竜巻と認定。 規模はF2クラスとみられる。
>追記終わり

 今年9/17に宮崎県延岡で発生した竜巻被害が記憶に残っていて、異常気象で竜巻被害が増えているのではないかと考えてしまうが、そうでもないようだ。
 気象庁のサイトに「被害のあった竜巻資料」というページがあり、1971年~2006年11/6までの竜巻一覧が公表されている(偶然なのか?前日までの集計資料)。

 これによると
1970年代(1971~1980)は、159個
1980年代は、130個
1990年代は、77個
2001~2006は、48個 とむしろ現象傾向にあるように見える。

とは言っても、近年自然災害の被害は大きくなる傾向にあり、発生回数と被害の大きさに関連性はない。
ここには、竜巻に関するさまざまな資料があった。

ちなみに、竜巻発生件数の多い都道府県トップ5は、
1.鹿児島(40)
2.沖縄(32)
3.北海道(28)
4.宮崎(22)
5.高知(21)

まあ、面積の問題もあり単純に比較はできないが、北海道も宮崎もランクインしている。

そして、要因別では
1.寒冷前線(98)
2.台風(85)
3.局地性じょう乱(62)
4.寒気の移流(53)
5.停滞前線(52)

以前も書いたが、竜巻は日本人には縁のない災害だと思っていたが、ある日突然前兆なく起こりうる災害だと考える必要がありそうだ。

[過去関連記事]
日本でも竜巻は起きている

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October 21, 2006

この1年でM6.5以上の地震は何回?

先日のハワイの地震はM6.5からM6.7に修正されたようですね。
この1年間でM6.5以上の地震って、世界でどれくらい発生していると思いますか?

NASAの地球儀ソフト「World Wind」を使って、2005/10/21~2006/10/20までのM6.5以上の地震を調べてみました。
このソフトを使うとUSGSのデーターベースで、日時、範囲(緯度・経度)、深さなどの条件から地震の検索ができます。

さて、答えは32回です。 知らなかったけどずいぶん多いんだなという感想です。
M6.5~M7.0までが25回、M7.1以上が7回です。
この1年で最大の地震は、2006年5月3日にトンガ東方沖で発生したM7.9(震源の深さ55km)
次が、2006/7/17ジャワ島沖M7.7(深さ34km)
Earthquake_listEarthquake

※発生場所の色の付いたアイコンの意味はよく判りません。

このNASAの「World Wind」とてもすばらしいソフトだと思います。
最近GoogleEarthが人気で、Webの検索キーワードの上位だと聞きましたが、GoogleEarthとはまた違った楽しみ方ができそうです。

 このソフト地震だけでなく、多くの衛星画像が見られます。
ハリケーン、竜巻、山火事などの状況や現在の雲の状態など、またGoogleEarthのように外部でファイルを作成してその位置や情報も見れるようです。(地震予知で有名な行徳高校のサイトにも地震発生位置を見れるリンクがあります)。

地球温暖化の影響などを学習するにも良いと思います。

 またNASA製だけあって、月、木星、火星なども同様に見れるようです。
月をスターウォーズのデススターに変身させるアドインソフトなどもあります。

今の子どもは理数離れだと聞きますが、今はインターネットで様々な情報を視覚的に見れる時代です。
こういったソフトを使って科学を好きになって貰いたいものです。

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October 17, 2006

ハワイM6.6で非常事態宣言?

ハワイ島付近で15日午前7時(日本時間16日午前2時)にM6.6の地震が発生した。
死者はなかったが、広範囲での停電など社会生活に大きな影響があったようだ。

震度表示は日本だけのようだが、オアフ島にいた日系人の証言では震度4程度という。
その程度で、広範囲に停電やガスの供給が停まるというのに驚く。
 実際騒いでいたのは、アメリカ人ばかりで日本人は落ち着いているという。

ハワイ州の知事のコメントがおもしろい。
。「ハワイの観光業に幸いだったのは、旅行者のほとんどがカリフォルニアと日本からで、考えうる限り最も地震・停電に慣れた人たちだったこと」

 以上.asahi.comのニュースより。
余談だが、asahi.comでは、GoogleMapへのリンクを貼り、クリックすると震源地が表示されるようになっていた。
他のニュースサイトでもやって欲しいですね。

 また、CNNのサイトによると、州知事は同日午前にハワイ州全域に非常事態宣言を出したそうだ。

M6.6というと福岡西方沖地震が、日本ではM7.0、USGS(米国地質調査所)ではM6.4と発表している。
震度表示がないので、地面のゆれの程度は判らないが、ほぼ同程度だろう。

ハワイ島だけでなく、全州に非常事態宣言発令という対応には驚いたが、 早期に非常事態宣言を出し、状況把握と復旧に努めるというのが行政の正しい対応なのかもしれない。

阪神淡路の時のように、自衛隊への要請が遅れ、その結果対応が遅れた事を考えると、さすがだと思う。

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September 29, 2006

日本でも竜巻は起きている

9/17台風13号が接近するなか、宮崎県延岡では竜巻によって列車が脱線転覆する事故が起きた。
9/27NHKクローズアップ現代で、竜巻を紹介していました。

竜巻は、日本ではあまり意識されない自然災害です。 私も日本にはないとずっと思っていました。
番組メモを紹介します。

1.日本でも、年間10件程度の被害。過去35年間に414回の竜巻が観測されている。
 台風の右前方は竜巻が発生しやすい。
 夏は太平洋側の台風の接近する地域、冬は大雪の降る地域で発生しやすい。

 発生ランキングでは、1位沖縄、 2位東京、3位 千葉、4位宮崎県だそうです。
 東京が2位とは・・・ 都民でありながらまったく知りませんでした。

2,竜巻の被害
 延岡の竜巻は、わずか5分間に、幅150~200m、長さ7.5kmの範囲で被害が発生した。
 風速は50~69m程度。

 死傷者143名、1600世帯に建物被害があった。

 ※竜巻の規模を表わす藤田スケールは、F0~F5の6段階で、延岡のケースはF2。F6は最大風速169m/s
日本では、1990年に千葉県茂原市で観測されたF3(最大風速92m/sec 車が飛ぶ程度)が最大。
Wikipedia[竜巻]より

被害の主な原因は、飛散物による被害。
  延岡でも、瓦が家の外壁に深く刺さっていた。
また、飛散物で窓ガラスが割れ、吹き込んだ風の風圧で屋根が飛んだ。

F3クラスの風速80m/sになると、飛散した角材で住宅の壁3枚を突き抜ける威力がある。

竜巻=アメリカと思っていました。そして映画「トルネード」を思い出します。
 アメリカでは、年間1000回程度。 50名程度が亡くなっている。

3.発生メカニズム
 積乱雲がもたらす現象。 異なる向きの風がぶつかり上昇気流が発生→別の風で下降気流が発生→何かのきっかけで、この風が乱れ竜巻になるようだが、正確なメカニズムは解明されていない。

4.日本の竜巻対策
 観測網が整備されていないため、観測されていない竜巻も多いと考えられている。
 昨年12/25の山形での列車脱線転覆事故も竜巻が原因との説もある。

 雲の状態が三次元的に判るドップラーレーダが、全国をカバーすれば警報を出せるようになりそう。
 気象庁ではドップラーレーダーの配備を徐々に進めている(これにより集中豪雨の予測もできる)。

5.家庭での備え
 最大の危険は飛散物なので、外に出ない事。
 できれば窓のない部屋で、毛布などをかぶりじっとしている事。

 以上が番組の内容プラスアルファです。

 日本でもこんなに竜巻が発生していたなんて驚きでした。 特に発生頻度で東京が2位にはビックリ!
防災士の講習でも、竜巻被害の紹介はありませんでした。

先日の記事でも書きましたが、竜巻対策としても窓ガラスに飛散防止フィルムを貼る事が大切だと思います。

 フィルムが貼ってあれば、ガラスが割れても風が吹き込みにくく、屋根が飛ばされる可能性も減るのでしょう。

近年の自然災害は、大型化しています。 
 台風や大雪の被害が増えているという事は、それに伴い発生する竜巻の発生頻度も増え、規模も大型化するでしょう。

これから家を建てたり、リフォームする方は、雨戸やシャッターをつける事を検討したほうが良いかもしれませんね。


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August 09, 2006

デジタル台風

やっと夏らしくなったと思ったら、台風が接近で雨。 一部で被害が出たようですね。

台風情報のサイトをご紹介します。
デジタル台風」というサイト。
総合研究大学院大学 北本研究室のサイトで、台風の情報と台風のデータベースがあります。

 過去の台風の進路や画像情報やGoogleEarthにさまざまな画像情報を重ねて見る事ができる(GoogleEarthでこんな事ができるとは知りませんでした!)など、なかなか興味をそそられるサイトです。

GoogleEarthと連携して、現在の台風の進行状況や進路上での規模の情報を見る事ができます。

あらためてGoogleEarthのすごさを実感しました。
最近バージョンアップして、都内など解像度が上がったり、画像も新しくなっているようですね。
私の家は以前は畑が映っていましたが、現在のマンションが表示されるようになりました。

ここを使えば、夏休みの自由研究で「○○地方の過去の台風の規模と進路」なんてテーマが簡単にできそうです。

毎年台風による被害も大きくなる傾向にあります。 台風についても充分な知識と情報入手をしたいですね。

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July 23, 2006

地球温暖化防止は急務!

昨日の記事でも地球温暖化に触れましたが、7/22「世界一受けたい授業」で、東大 山本良一教授の講義で、地球温暖化の話をしていました。

これによると、19世紀後半を基準として地球の平均気温が+1.5℃で多くの生物種が絶滅の危機となり、雨が降るところは大量に降り、降らない所は水不足となり、数十億の人が水不足で苦しむそうです。

 地球シュミレータによる予測では、+1.5℃になるのが2016年。
 また、地球の温度上昇には慣性があり、仮に今二酸化炭素放出が止まったとしても、10年程度は温度が上がり続けるそうです。 そうすると今年二酸化炭素の放出がゼロになったとしても、+1.5℃になるのは避けられない可能性があります。

また+2.0℃になる予想は2028年で、氷が解ける事により海水面が50cmし、沿岸部に住んでいる2600万人が住む場所を失うそうです。
 また日本も平均気温が上がり、マラリアの流行が懸念されます。
そして深刻な穀物不足となり、特に自給率が低い日本にとっては深刻な問題です。

地球温暖化防止、私達はやらなければと思いつつ、まだ遠い未来の問題と考えている部分があると思います。
山本教授の話によると、今すぐにでも二酸化炭素放出を停めないと、地球の未来は絶望的になりそうです。

ご自分が、お子さんが、お孫さんが生きている間に、そんな時代を迎えないために、行動が必要ですね。

地球温暖化と私達は今何ができるかについては、「チームマイナス6%」のサイトが参考になります。
 こちらのサイトには「夏休み親子で楽しめるエコ・テク学習カリキュラム」のコーナもあり、TV番組やイベントの紹介があります。

ちょうど夏休みが始まりましたが、この夏親子で考え・行動してみるのはいかがでしょうか?

ちなみに2100年の予想は、+5℃になるとか。

この話の内容は、山本教授の著書に書かれているようです。
番組を見逃した方は、読んでみてください。

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[関連過去記事]
NHK:気象大異変

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June 23, 2006

熱中症対策

沖縄では、梅雨が明けたそうですね。環境省では、生活環境の暑熱化への対策として、「環境省熱中症予防情報サイト」を公開した。

このサイトでは、熱環境の程度を表す指標であるWBGT(湿球黒球温度)の予測値とモニタリング値を、6月末から公表する。
 この暑さ指数とは、
<以下引用>
WBGT(湿球黒球温度)とは、人体の熱収支に影響の大きい湿度、輻射熱、気温の3つを取り入れた指標で、乾球温度、湿球温度、黒球温度の値を使って計算します。

※WBGT(湿球黒球温度)の算出方法

屋外:WBGT = 0.7×湿球温度+0.2×黒球温度+0.1×乾球温度
屋内:WBGT = 0.7×湿球温度+0.3×黒球温度

<引用終わり>
WBGT値が27を超えると熱中症の患者が出始めるようだ。

このサイトでは熱中症患者速報や、熱中症保健指導マニュアル(熱中症の仕組みや対処法など)についても紹介されているので、梅雨が明ける前に一読される事をお勧めします。

気象の変化は年々激しくなっています。今まで大丈夫だったからと思いこまないで、正しい知識を習得して被害に遭わないように気をつけましょう。

 熱中症も応急処置がとても大切。自己の予防も大切ですが、同行した方が熱中症になった時に正しく対処できる事も大切ですね。

数年前、ヨーロッパを襲った熱波で多くの方が熱中症で亡くなりました。
 日本でも熱波が襲う夏が何時来てもおかしくありません。
「明日は我が身」と考え、対策を講じておきましょう。

ちなみに昨年は、寝苦しい夜、「ボディ用熱さまシート」を貼って過ごしました。
日中も携行すると効果があるかもしれませんね。
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May 31, 2006

ジャワ島地震に学ぶ:自助・共助

ジャワ島地震発生から、もうすぐ4日を迎えようとしています。
被災地の支援も動きが遅いなと感じましたので、発生から現時点までのYahoo!のニュースを見直してみました。

もし、日本で首都直下地震が発生したら、海外にはどう伝わり、国際支援はどう行われるのだろう?という疑問からです。

ざっと見て、一番感じたのは、やはり3日間の備蓄は必要という事。
そして、国際的支援はけっこう時間が掛かる事です。

[最初の報道]
 Yahoo!のニュースで見ると、最初に報じられたのは5/27 14:25 共同通信のニュース
 現地時間7:54分(日本時間7:54)にM6.2と報じられました(後日M6.3に訂正)。
 米地質調査所(USGS)からの情報が最初のようです。

ほぼ同じタイミングで、AP通信、ロイターやジャカルタ日本大使館からの情報も寄せられています。
この時点で、スラカルタのショッピングモールの倒壊画像も報じられ、ジョグジャカルタ空港の閉鎖も伝えられています。

発災から約6時間後にネットで情報が流れた事になります。(日本語では)

ちなみに、日本の陸域観測技術衛星「だいち」(ALOS)5月28日11時40分頃には、現地の撮影を行っています。 写真はこちらで公開されています。
※後のNHKニュースでこの画像が紹介され、この画像から倒壊家屋が多い事が判ると報じています。
素人目に見ると、家屋倒壊の様子は高解像度画像を見ても判りません・・・ 色が違うと思う程度。

日本政府の関係者は、ほぼリアルタイムか、27日午前中には地震の発生を把握していたと思われます。

「だいち」は災害の状況把握にも役立つと紹介されていましたが、国際支援の初動に効果はあったのでしょうか? マスコミはそういったところも報道していただきたいです。

[被災状況]
 28日、29日の報道で刻々と死者数が増えていっています。
 バントゥルで7~8割の建物が倒壊しているのが報じられたのは、5/29 1:29のニュースでした。
 現地時間28日午後には、電気が復旧。
5/30朝のニュースで、インフラの復旧情報が報じられる。

[国際支援]
 現地時間5/29昼頃には、日本からの先遣隊7名が到着し、救援活動を開始。
同じく29日朝には、国連部隊とボランティアが被災地入りし、活動を開始。
30日になって国際支援の救援活動が本格化。 ジョグジャカルタ空港再開
また、米軍の重機を積んだ輸送機が被災地入り。
ジョグジャカルタ空港に、支援調整事務所が設置され、国際支援本格化。

  この頃、すでに遺体の腐敗が目立ちはじめています。

[現地支援]
  一部では、28日から食料・トイレ・飲料水の配給が始まっていますが、バントゥルでは29日になっても一切の支援がない事も報じられています。

いかがでしょう。 被災状況が把握され報じられるのが、2~3日後。国際支援が始まるのも3日程度はかかっているようです。

日本は地震対策が進んでいるからと思われるかもしれませんが、首都直下地震での被害想定では、都の想定(ワーストケース)で死者6413人(半分は火災)、負傷者16万人、倒壊家屋47万棟と想定されているのです。
倒壊による死者は少ないかもしれませんが、被災範囲の広さ、被災者の多さを考えると楽観できないと思います。

そして、都内でビル倒壊や火災などで、外部から都内に入るのはジャワ島以上に困難になる可能性もあるのではないでしょうか?

最初の3日間は、状況把握と救出が優先され、行政の支援も期待できませんから、やはり3日間以上の備蓄は必要なのですね。

カリフォルニアの地震で高速道路が倒壊するのを見て、「日本では考えられない!」と報じられ、阪神淡路では高速道路が倒壊しました。 今回もジャワ島で倒壊が多いのは建物構造や耐震基準の問題と報じられていますが、耐震基準を満たしている事が確認されている建物は、一部に過ぎないのです。

ジャワ島の惨事、他山の石として、私達も備えなければならないと、改めて感じました。

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May 29, 2006

ジャワ島地震2

ジャワ島の地震、その後死者5千人超、倒壊家屋3万5千棟、家を失った方20万人といった状況のようです。

 雨季で雷雨になっているようですし、この地震がきっかけで火山活動の活発化も懸念されているようです。
土砂災害や火砕流の災害など2次災害が発生しない事を祈ります。

 海外の救助や支援も活動がはじまったようですが、すでに48時間以上経過しており、生存の可能性は刻一刻と減っています。

さて、前回の記事で「海外では震度という考え方がないのでしょうか?」と書きましたが、ありました。
西欧・米国では、改正メルカリ震度階級(Scale Mercalli)という12階級の体感震度のようです。
 ちなみに、東欧ではMSK震度階級を使用するようです。 詳細は、こちら

 現在の日本のように計測震度ではないので、タイムリーに報じられないのですね。

今回の地震は、改正メルカリ震度で8、日本の震度階級では6弱のようです。
震度6弱であれば、旧耐震基準の建物は倒壊する可能性がありますね。

今回の地震の負傷者の8割は、骨折だそうです。
病院に着いてから12時間後に手当されるような状況とか。

 日本でも大地震が発生すれば、家屋倒壊や家具転倒で骨折による負傷は多いと思われますが、トリアージされると、おそらく判定は黄色か緑、優先度は低く手当は後回しになるでしょう。

 日本でも、骨折の手当がされるのは12時間後というのは充分考えられるのではないでしょうか?

多くの人が応急手当を覚え、骨折した際には副木を当て固定するといった手当ができるようになる事が必要です。
三角巾や大型ハンカチ・スカーフなどは、常に持ち歩きたいですね。

心配な方は、空気を入れて固定できる応急ギブスを、用意しておくと良いですね。
応急ギブス君 骨折・捻挫に
 

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ジャワ島地震:学ぶべき事

ジャワ島の地震。時間が経つにつれて被害が増えています。
国際支援が円滑に進み、ひとりでも多くの方が救出される事を祈りたいです。

M6.3阪神淡路大震災と似たタイプの直下型地震のようですね。
日本人のインタビューで、「震度5弱程度の揺れだった」との報道もありました。 
どこで被災された方の話かも判りませんので、もっと大きな揺れだったのかもしれません。
レンガ造りの建物だけでなく、写真では新しく見えるりっぱな建物も倒壊していましたね。

海外では震度という考え方がないのでしょうか? いつもマグニチュードだけの報道なので、被災地のゆれがどの程度なのかが、いつもピンときません。

現在、救出を行う重機等資機材、医療、食料、テントなどの不足が報道されています。
空港の滑走路が被害を受け、救援物資の受け入れにも支障が出ているとか。

 
 今回の地震で思った事を幾つか書きたいと思います。

1)国際支援はもっと早く動けないのか?
現代の軍の機動力があれば、1日程度でスタップや救援物資を送り込む事は容易だと思いますが、受け入れる側、派遣する側の政府の問題もあるのでしょうが、大災害の度にもどかしく思います。

 災害支援の国際的な協定、手順、体制を構築して、早期に活動できないものでしょうか?
生存確率の高い3日間があっという間に過ぎてしまいます。

2)津波のデマで逃げた人がパニックになった。
 「津波が来る」というデマが出て、多くの人が活動中の火山に向かって逃げたとう報道がありました。
何もアナウンスがない場合、津波に備えて避難するのは正しい行動でしょう。 スマトラ沖地震の津波の経験が生きていると思います。

 一方、政府側は正しい対応ができなかったのでしょう。 津波の心配がない事を即座にアナウンスする行動が起こせなかったのですから。

 たしか最近、スマトラ沖地震の経験から国際的な津波警報演習があったと記憶していますが、その成果はなかったのでしょうか?

3)インドネシアは地震大国?
 インドネシアはアジアでも地震が多いようですね。 <インドネシア専科>にそのような記述があります。

それなのに、何故こんなに大きな被害が出るのでしょう?
資金面の問題もあるかと思いますが、防災意識の問題も大きいのではないでしょうか?

二度とこんな被害がでないように、日本の防災教育のノウハウや地震対策のノウハウを積極的に提供して欲しいです。

防災士研修の東大生産研)目黒教授の講義の中で、荷造り用ポリプロピレンテープでレンガ造りの建物を補強すると、震度5強にも耐えられた。震度6弱では倒壊したが、少なくとも逃げる時間は確保できたという話を伺いました。
 この話、昨年12月に新聞で読んで記事にしていたので、実際に映像を見て感動しました。

 お金を掛けなくても命を救えるすばらしい技術だと思います。 
早く世界中に広めていただきたいです。

 今回のジャワ島でも住宅再建をする時には、この工法のできる人を大量に養成して、新しい住宅に使って欲しいです。

最後に、防災意識の大切さ、建物倒壊を防ぐ耐震・家具転倒などの被害を防ぐ事の大切さ、そして日本の持つ耐震・減災の技術やノウハウが世界に提供できれば、多くの命が助かったであろう事を忘れず、行動につなげる事が大切だと思いました。

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February 24, 2006

比レイテ島地滑りに思う2

比レイテ島地滑り発生から1週間経ちました。 いまだ1600人を超える行方不明者がいるとか。
MSNのニュースでは、いまだに学校がどこにあるかも判らないそうです。
 地元の人が地形から指示した場所を掘っても何も出てこないとか・・・

でも、今はそんな時代ではないはずです。
衛生写真から正確な位置が判るはずです。 米軍は衛星で、この惨事を見ていてもおかしくないはずです。

 一般人の私たちでさえ、Google Earthを使ってレイテ島の衛星写真を見る事ができます。一般には、古く・荒い画像しか公開されていないようですが、公開されていないレベルではかなり詳細のデータがあると思います。

ネットで検索したら、こちらの火山学者さんのサイトで、地すべり範囲の画像等紹介されています。

今や衛星で地下資源まで判る時代。衛星を使って埋まった学校など見つけられないものでしょうか?

今後も世界中で、さまざまな大規模災害が発生すると思いますが、国際的に軍隊も含めて災害時には協力連携して、一人でも多くの人を救出する体制が組めるのではないでしょうか?

事後のお金の支援も大切でしょうが、世界の技術力を結集すれば、救える命もたくさんあるでしょうに・・・

 インドの津波予報システムもそうですが、日本の最新技術・防災技術をアジア・世界に提供し、信頼を得て欲しいものです。

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February 22, 2006

比レイテ島地滑りに思う

2/17フィリピンのレイテ島で発生した地滑り、4日以上経過した今も、救出作業は難航しているようですね。
少しでも多くの命が救われる事を祈ります。

発生の原因について、いろいろ議論が分かれているようです。
違法伐採説、自然災害説(集中豪雨+地震),洪水被害説などいろいろありますが、局所的な問題なのか、地球環境の異変による現象のひとつなのか、気になります。

ニュースの直後に、先日のNHKスペシャル「気候大異変」を見ただけに、「今後は世界的にこのような災害が発生するのではないか?」と不安を感じます。

さて、難航している救出作業の状況から、自分が被災者になった時の生き残るためのヒントを探ってみましょう。

 現場は、ぬかるみにより救助隊や資材が搬入できず重機も使えず、深さ10メートル近くある泥を人海戦術で掘っているそうです。

また911テロなどでも使われた、サイレントタイムの導入により、音で探査したり、熱探知で探索しているようです。

ここで得られる教訓は、「自分の存在を音で知らせる事の大切さ!」です。
以前から、ホイッスル携行の大切さはこのブログでもご紹介してきましたが、やはり基本は音でアピールする事なのだと、あらためて感じました。

しかも、サイレントタイムが設けられるのが標準になりつつあるようですから、もし周りの音が聞こえている状況ならば、静かになったタイミングでホイッスルを鳴らしてアピールする必要がありそうです。

また熱による探査も行っているようです。
今や防災用品の定番「サバイバルブランケット」ですが、これは体から放出される熱を外に出さないようにして寒さをしのぐための道具です。
サバイバルブランケットをまとっていると、熱探査では反応が出なくなる可能性もありますね。
このようなデメリットもある事を知っておいた上で、状況判断して使うべきなのかもしれません。

校舎の中に閉じ込められた方から、携帯メールが届いたという話題も出ていました。
最大10mもの泥の中から、携帯の発信ができるのかと驚きましたが、試してみる価値はありそうです。

このような土砂崩れ・雪崩など、閉じ込められるような災害に遭遇した場合は、わずかでも安全な空間のできる場所に身を寄せて救助を待つのが大切なのかもしれません。

そして4日過ぎても救助活動は続けられています。
やはり一番大切なのは、希望を捨てずに生き残る意思!と体力。
そして、そばにある物で使える物を応用して、それを活用する力だと思います。

 簡易食料、水、ホイッスルなど、最低限の携行防災用品があれば、生き残るチャンスは増えるかもしれません。

このブログを1年近くやっているせいか、最近は災害のニュースを見ると、自分が被災者だったらどうなるかを考えるのが癖になってきました。
 
 でも、 ケーススタディになって多くの事を学べます。

[関連過去記事]
常時携行品2:ホイッスル
タグライトが人気?
会社の机に置いておく防災セット
非常持ち出し袋だけで良いの?
福知山線事故:IDプレートの必要性
帰宅用防災セット
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ロンドンテロに思う:携帯防災用品
サバイバルキットと防災
防災に対するオフィスでの備え
LightCAP防災セット

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February 19, 2006

NHK:気象大異変

2/18のNHKスペシャル「気候大異変」ご覧になりましたか?
日本の誇る地球シュミレータが描いた100年後の地球・・・

昨年のカトリーナに代表されるような異常気象が年々ひどくなり、雨が降るところは大量に降り、振らない所は砂漠化する・・・

ここ数年世界各地で記録的な自然災害が多発しているのは、発端に過ぎないという内容です。
しかも、このシュミレーションは京都議定書の内容が実行された前提での数値。 
現状のまま、何もしなければ事態はもっと深刻なようです。

孫の世代と言わず、私たちが生きている間に、大災害に遭う確率は高いのでしょう。
地震よりも深刻な問題かもしれません。

地震は、その時に生き延びれば助かるでしょう。しかし自然災害は、繰り返し訪れるのです・・・

こんな話を聞かされると、ライブドアや耐震偽装の問題など、ひどくささいな事に思えてきます。
目先の問題だけでなく、将来の大きな課題をもっと真剣に考えなければならないと考えさせられます。

2/19(日) に第2話が放送されますので、ぜひご覧ください。

特に、お子さんをお持ちの方は、子供が生きる時代がどんな状況になるのか今何ができるのか、ぜひ考えていただきたい。

世間には「このままでは、自分の子供がだめになってしまう。だから子供を殺した」という親もいるようですが、「子供は大災害の時代を生きなければならない、間に合わないかもしれないけど今できる事がある」事を知った親は、どう行動するのでしょうか?

自分達がそんな時代を生きなければならないと知った子供達はどう行動するのでしょうか?
希望が持てず、今を楽しむ事に生きる。 なんとか変えようと努力する?
選ぶべき道を示してあげたいですね。

もはや、自然災害に遭遇したら不運だと思う時代ではないと思います。
行政に頼る時代でもない・・・

個人で家族の危機管理をしっかり行い、子供達にも教えなければならない時代ではないでしょうか?
そして、個人で今できる事はやらなければならない。

LOHASな生活、真剣に取り組みたいです。

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January 28, 2006

高潮被害の想定と対策

最近は大雪の話題ばかりで、昨年8月の米カトリーナによる被害については忘れかけている方も多いかもしれません。 そして日本では大丈夫だと・・・

 しかし、日本では東京湾・伊勢湾・大阪湾のゼロメートル地帯があり、400万人の人が暮らしているそうです。
いずれも大都市だけに、国全体への影響も計り知れません。

政府は、昨年10月より、学識者で構成する「ゼロメートル地帯の高潮対策検討会」で、ゼロメートル地帯の高潮対策を検討し、2006年1月に「ゼロメートル地帯の今後の高潮対策のあり方について」をまとめ公表した。

なお、この報告書には三大湾の浸水予想状況図も掲載されています。
私の住む町も対象区域になっており、地震以外に高潮対策についても考える必要がありそうです。

ゼロメートル地帯以外でも、昨年の大雨による浸水被害など、地震以上に誰もが遭遇しうる問題かもしれません。

提言の概要は、
1.これまでの高潮計画に沿って浸水を防止するための万全の対策
 (1)防護施設の着実な整備
 (2)防護施設の信頼性の確保
 (3)平時の管理体制の強化

2.大規模浸水を想定した被害最小化対策
 (1)浸水区域の最小化
 (2)浸水時でも被害に遭いにくい住まい方への転換
 (3)迅速かつ確実な避難・救援の実現
 (4)迅速な復旧・復興を考慮した施設機能の維持等

3.高潮防災知識の蓄積・普及
4.高潮防災に関する更なる安全に向けての検討課題

 主に政府の対応すべき内容ではありますが、
1)高潮被害のリスクの認識: 自分も被災者になりうる災害である事の認識
2)ライフラインが停止した際の対応: カトリーナ被害では未だに復興していない・・・

など、市民が考えておくべき事もあります。

これから、この地域に家を建てられる方は水害発生を考慮した設計にしたいですね。
地下室は作らない、家具は2階に置くとか、床上浸水しても後始末の楽な内装を選択するとか。

特に対象地域にある企業、重要取引先のある企業は、重大なリスクとしてとらえておく必要があります。

昨年の夏は、品切れの店も多かったようですが、時期はずれの今なら入手し易いですね。
吸水ポリマーの入った、置くだけで使える土のう
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January 13, 2006

自然エネルギー利用の融雪システム

大雪の被害深刻ですね。特に除雪に伴う事故の多発は心配です。
そんな中、「秋田市の国道で風力発電を用いた融雪システムが威力を発揮している」というニュースを見ました。 ニュースソースは、こちら

 秋田市の臨海大橋では、積雪74cm(1/5)で路線バスが全面運休になったが、ここだけは積雪がなかったそうだ。
ヒートポンプ方式を使った融雪システムは、従来の電熱線ヒータを使った方式よりも1/3の消費電力で効率が良い。
課題は風車の建設費3億円、風力発電による節電効果によりペイできるのは、25年かかるらしい。

自然エネルギーを活用して、自然災害対策を行う事は、環境面やランニングコストが低い事から、すばらしいと思います。
 特に人口減少の進み財政難が続く地方自治体にとっては大きな魅力です。建設費などは、国の補助金などでまかなえば良いのですから。 国もこのような事業については積極的に支援していただきたいですね。

自然エネルギーも風力、太陽光、地熱、水力など、いろいろあります。 その土地の特性を生かしたエネルギー源を使って活用していただきたいものです。

村などで自然エネルギー発電を行い、お年寄りの家に融雪装置をつけるなどできないものでしょうか?

 そしてこのような事業が増えれば、民間の研究開発も進み、低価格化も進むはずです。
そして、開発された技術を海外にも提供すれば、地球規模でのCO2削減に貢献できるはずです。

 このような自然エネルギーの利用研究は、いろいろ行われているようです。 予算をたっぷりつけて積極的に推進していただきたいです。

弘前大学南條宏肇教授 自然エネルギー研究のページは、こちら

中山峠風力発電ロードヒーティングシステム(電熱線利用)のページは、こちら


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October 29, 2005

ついに,再保険料値上げか?

国際再保険料率の協議が行われ、2006年は3年ぶりに上昇する見通しとなった。

世界的な自然災害による保険金支払額が、過去最高の700億ドル(8兆円)に達した事から、再保険会社は強気な構えのようだ。

 値上げ幅は、アメリカが60%、日欧が二桁台になる見通し。
この影響により、主に企業向けを中心に、地震・火災・海上保険の値上りに繋がる恐れがある。
(10/28 日経朝刊)

 保険金支払額の700億ドルのうち、500億ドル弱はカトリーナ被害によるもので、都市を直撃する自然災害による被害の大きさが判る。

米国向けが60%の値上げは大きいが、日本でも台風や地震による被害が都市に集中すれば、カトリーナ被害と同程度の被害になる恐れは充分にあり、「明日は我が身」である。

 テロや自然災害に対するリスクは高まるばかり、危機管理対策のコストは上昇するばかり。
危機管理産業展が成り立つ意味が納得できる。

 商品・サービスの値上げという形で、個人への影響も出てくる事でしょう。

突然襲ってくる地震はともかく、温暖化の影響による自然災害の猛威に対しては、CO2排出削減という形で努力して改善できる余地は残されているはずです。

 企業活動はもちろん、個人の生活においても、温暖化防止に向け努力すべきではないでしょうか?

 折りしも、本日気象庁が「2005年異常気象レポート」を6年ぶりに発表しました。

1998年から2004年にかけ、顕著な高温となり、熱中症患者の急増や家畜への被害が出る一方で、北日本では夏冬の気温変動が大きく、冷夏により2500億円の農業被害が出るなどの影響が出ている。
 また、多雨・少雨・台風によっても多大な被害が出ている。

長期的には、100年後には東京は鹿児島並みの気温になるとみられ、平均気温が2~4度上がるとみられている。

これから、紅葉の季節を迎えますが、四季の豊かな美しい日本の風景は、孫の代にはなくなってしまうのかもしれません。

温暖化防止に向けて、日々の生活で努力すると共に、子供達への環境の大切さを教える事が重要ではないでしょうか?


 
 

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October 15, 2005

5000万人の難民が発生!

近年、世界中で自然災害による難民が発生し、その救済について話題になっていますが、環境変化により2010年までに5000万人の難民が発生するという予測が発表されました。

国連大学は10月12日、2010年までに気候変動を原因とする海面上昇、砂漠化、洪水などの環境悪化により5000万人の難民が発生するとの予測を発表した。(10/14日経エコロジー

環境悪化による難民は、国際法上難民と認められないそうです。
おそらくマスコミに取り上げられるケースも少なく、私たちの知らないうちに多くの難民が発生しているのではないでしょうか?

カトリーヌの被害などで、自然災害の被害が増えている事が注目され、地球温暖化の影響が注目されていますが、じわじわと環境悪化の影響を受け苦しんでいる人々も多いのですね。

個人でも環境への負荷を常に考えて行動しなければいけない時代になったと、改めて感じた記事でした。

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October 14, 2005

余っているなら、パキスタンへ寄付を!

郵政公社では、コスト削減のため郵便配達のバイトの活用を進めた結果、04年度末で6600人の職員を減らし、その結果として、約7000台の配達用バイク(90cc)が余っているようだ。(10/13日経朝刊)
 今後新車の買い替えをせずに、更新時期の来た分に余剰分を割り当てる計画とか。

 いっそ、パキスタンに寄付してはどうかと思います。道路が完全復旧するには時間がかかるでしょうし、機動性の良いバイクなら復興に役立つと思います。

今すぐ、食料・毛布なども支給必要ですが、自国民による復興を助ける物資も重要ではないかと思います。

郵便の赤バイが国中で走る姿は多くの国民の目に触れ、日本のイメージアップにも役立つように思えます。

話は変わりますが、すでに地震発生から5日経過しました。すでに救助は困難と思われる中、100時間ぶりに3人の方が救助されました。 感動的なニュースです。
 
 しかも5歳の子供が自力で這い出し、しかも意識はしっかりしているなんて、すばらしいですね。
やはり、被災時は生きる意志の強さがある事が一番なのだと、実感したニュースでした。

一方、冬が近づき気温も低下しているとか、またマラリアやコレラなどの病気の蔓延も心配されているようです。
せっかく地震を生き抜いた命を、二次災害で失わないために、パキスタン政府や国際支援が期待されます。

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September 11, 2005

災害情報も市民パワー+インターネットの時代?

米カトリーナ被害を公開するサイトの中で、地図ベースの検索サービス「Googleマップ」を利用したサイト『シピオナス・コム』が、注目されているらしい。 HotWiredJapan「『グーグル・マップス』を利用、カトリーナ被害地図サイト」より

※Googleマップは日本では試験運用中

 何万人もの人が情報を書き込み、探す際は地図上のマーカをクリックすれば表示される。
多くの災害情報が、時系列やカテゴリー表示されるリストの中から目的情報を探さなければならないのに対して、確かに使いやすそう,すばらしいです。

またこのシステム、たった数時間でプログラムし、開設している。Google Mapという仕組みがあってこそではあるが、おそらくコストもほとんど掛かっていないだろう。 そしてFEMAの出す情報よりも役立っているようだ。

私も地図情報システム(GIS)による災害情報の提供は良いと思い、以前「GISプロジェクト」という記事で新潟中越地震での試みについて書き、興味を持っていました。

新潟のGISプロジェクトでは、ボランティアが災害情報の入力をするのに対し、シピオナスは市民が情報を提供するので、情報量・情報提供スピードの点で進んでいるでしょう。

被災者以上に、親戚、知人、友人の家はどうか、会社や取引先の状況はどうかという情報を知りたい訳で、地図上から近い所の断片的な情報でも得られるのは助かります。 このサイト提供のきっかけも、「両親の家が壊れていないか知りたかった」事にあるそうです。

一般市民の掲載する情報なので、情報の正確さという点では劣るかもしれませんが、それを踏まえて利用する価値は大きいでしょう。

カトリーナ被害では、FEMAの予算が縮小された事も影響しているような報道もありますが、このようなシステムも積極的に利用すべきではないでしょうか?

首都圏が大規模災害にあった際には、1千万人以上が影響を受ける訳ですから、市民の情報提供を活用して貰いたいものです。

ただ、パソコンでの情報入力は困難な状況ですから、ネット・サイト・携帯などのインフラ整備は行政や通信各社で整備が必要でしょう。

今は、携帯の自己発電タイプの充電器もだいぶ普及したでしょうから、かなり期待できるように思います。


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May 21, 2005

過去最大の災害当たり年

5/20の日経夕刊によると、2004年度の自然災害の保険金支払いが過去最高を記録したとか。

2004年は過去最多の10個の台風が上陸し大きな被害をもたらした。
上位3社の支払い額(契約者に支払う金額ベース)が、過去最高の91年(台風19号による被害)を1千億程度上回った。

業界全体では、'91年の6217億を上回る見通しらしい。

もっともこの背景には、自由化による損保の商品内容の多様化による補償範囲が増えている事も影響しているようだ。

技術の進歩により、減災が進む反面、車の電子化など自然災害に弱くなっている側面もあるように思います。

海外でも多くの自然災害が増えており、今まで地震のなかったオーストラリアでも地震が起きたとか・・・
自然環境が地球が狂い始めている事を実感させられるデータです。

防災を考える時に、「過去の災害の例ではこの程度だから・・・」という考えは捨てるべきなのでしょう。
確実に自然環境が変わっているのですから、何が起きても不思議ではありません。

今年も自然災害が多いようであれば、再保険などのコストも上がり、損保の掛け金なども高くなるでしょう。

家計にも痛手ですね。 このまま放置すれば自然災害は増える一方のように思えます。
次の世代に地球を引き継ぐ事ができるのか、不安になります。

あなたはエコロジーを実践できていますか?

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