September 10, 2010

首都圏水没を想い起こさせた台風9号

異例のコースをとり、各地に大きな被害を残した台風9号。 先日9/1に放映されたNHKスペシャル「首都圏水没」を思い出し、今回の台風が少しルートがずれていたら番組のような状況が起こっていてもおかしくないと感じました。

 ニュースでもマンホールから水が噴出する映像が流れていましたが、内水氾濫による被害はいつ起きてもおかしくないと思いました。

 急速な気候変動に、都市のインフラ整備が追いつかない状況です。
東京都の下水道の距離は、日本とオーストラリアの往復の距離に相当するとか、安心できるインフラ整備は期待できないでしょう。

 東京都の場合、水害のハザードマップでは主要河川が決壊した場合の被害と大雨による内水氾濫による被害用が作られています。 

 他の防災と同様、ハザードマップでどの程度の被害が想定されるのか把握し、それに応じた対策を考える必要があります。

 とは言っても・・・ 葛飾区や江戸川区はゼロメートル地帯。 区内にある坂というと河川の土手を超える坂しかないという状況で、 最悪のケースでは葛飾区45万人、江戸川区68万人のほぼ全ての人が被害を受ける状況です。
ハザードマップでも、こっちに逃げなさいと矢印で示されているだけで、具体的にどこに行けばいいとは書かれていない状況です。 近くに収容できる施設なんてないのだから、仕方ないと思います。受け入れる側だって大変ですよね。

区全域が被害にあうとなると、区や都のレベルでは対応できるはずもないのですが、こういった事はあくまで国は指導する立場と逃げていて、解決できるはずもありません。

 やはり日本版FEMAは必要だと思います。

やはり個人レベルで、疎開先を考えないといけないのかもしれません。

 都民の方で、水害ハザートマップに見覚えがないとか捨てちゃったという方は、こちらで見れます。

 このような最悪のケースは別として、先日のような大雨による内水氾濫の被害への対策はある程度はできるでしょうから、備えたいですね。

特に思うのは、中小ビルの電源室。 地下に電源室があるケースが多いはずですが、浸水すれば全館停電。
エレベータや空調は停まり、突然の停電による重要データ消失の被害も考えられます。

 一般的には、土嚢を積んで浸水を防ぐのでしょうが、まわりに土や砂などない都市部ではムリでしょう。
吸水土嚢なら準備もいらず使えそうです。 
 また以前防災展で見た事がありますが、ウォータゲートという止水シート。これは良さそうです。
土嚢なら450個分(10mで高さ50cm)を僅か2分程度で設置できるとか。

もちろん停電対策とか帰宅難民対策とかいろいろありますが、水害に対するBCPを真剣に考えて欲しいです。

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February 02, 2009

公園や校庭に雨水を溜める

国土交通省は公園や学校のグラウンドなどに雨水を溜める場所にする整備を進める。
地表を数十センチ掘り下げたり、地下に調整池を埋め込むといった仕組みで、全国の自治体へ整備を呼び掛ける。また、三大都市圏の自治体がつくる調整池は半分の費用を国が補助する。 (1/26日経)

 従来の水害対策は降雨量に対応できる能力の設備を整備するというアプローチだったのに対し、今回の試みは、雨水が一気に河川に流入するのを防ぐというアプローチ。

 最近の集中豪雨のすごさや、洪水の被害想定から、従来のやり方だけでは限界があり、アスファルトに覆われ一気に河川に水が流入する事が問題があると気付いた結果でしょう。

 特に都市部では、アスファルトに覆われて水が吸収される場所がなく、内水氾濫を起こしやすいといった特性がります。

 この地面に水を吸収させる仕組み、2007年9月の記事「地域の協力で水害を減らせる」で、武蔵野市や杉並区の小中学校での試みを紹介していました。

 試みから全国展開へ発展し、うれしく思います。
民間でもこういった対策が進めば、水害リスクが減るのではないでしょうか?
地球温暖化対策に、個人のエコ意識が高まったように、水害対策でも個人の意識が高まると良いですね。

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February 01, 2009

荒川堤防決壊による地下鉄浸水被害

半月近く更新を怠ってしまいました。 リピータの皆様申し訳ありません。 溜まったネタを消化します。
1/23 中央防災会議「大規模水害対策に関する専門調査会」は、「荒川堤防決壊時における地下鉄等の浸水被害想定」を公表しました。

 現状の止水対策を前提とした場合、17路線、97駅、延長距離147kmが浸水し、決壊から僅か3時間後には大手町駅など都心部の駅に水が達するという結果が出ました。

 この被害想定は、200年に一度の発生確率の洪水(流域平均雨量約550mm/3日)と1000年に一度の発生確率の洪水(流域平均雨量約680mm/3日)で、荒川の堤防が決壊した場合、地上および地下鉄への被害想定を行ったものです。
 以前から、洪水により地下鉄に水が侵入し、多大な被害が出る事を懸念する声がありましたが、今回シミュレーションにより具体的な被害想定を行った結果です。

200年に一度とか1000年に一度と言われると、「自分が生きているうちには、ないだろう」と考えがちですが、昭和22年(1947)のカスリーン台風の流域平均雨量は465.3mm(治水橋上流域)だったそうです。

 現在は、舗装面が多く降った雨が一斉に河川に流れ込む事、気候変動を考えるといつ起こっても不思議はないように思えます。

 200年に一度の発生確率の洪水で、足立区千住地先で堤防が決壊した場合は、堤防決壊後約1時間で千代田線北千住駅から線路に水が流入し、3時間後には大手町、4時間後に東京駅し、最終的に16路線、89駅、延長約138kmが浸水する。

 ちなみに東京の地下鉄は東京メトロと都営地下鉄で13路線287駅だが、この被害想定では地下に駅のあるJRなども含んでいる。

 地下鉄に浸水となれば、復旧にもかなり時間がかかるでしょう、都心の交通網は大打撃でしょう。

さっそく出入り口をほとんど塞ぐような対策を講じるようですが、対策が間に合う事を祈ります。

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September 17, 2008

降雨情報の心強い味方登場

今年は集中豪雨が多いと感じている方も多いだろう。「ゲリラ豪雨」という言葉も今年生まれた。
首都圏での降雨情報を提供するサイトとして「X-NET」が試験公開された。

 防災科学技術研究所、中央大学、防衛大学校に設置されている4基のXバンドレーダの観測結果を500mメッシュで、ほぼリアルタイム(5分毎)で掲載する。 

 今まで防災科学技術研究所の観測結果しか公開されていなかったが、4基のレーダの観測結果の合成により、リアルタイムに風向・風速が計測できるようになった。

 これにより、500mという細かな単位で、降雨強度、風光、風速が判るようになり、局地的で動きの早いゲリラ豪雨でも把握できるようになった。

 残念な事に携帯サイトはないのだが、ひどい雨が降りそうな時は、出かける前にチェックしたいサイトだ。

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August 19, 2008

気象庁の局地雷雨への対応

気象庁は最近の局地的な大雨による災害に対応するため、8/14に「局地的な大雨に対する気象庁の対処について」を発表した。

 発表された対策は3つ。
・雷注意報を発令し、注意を促す。 →8/15より対応 「急な強い雨に注意してください」
・局地的な大雨に関する防災気象情報の利用促進のためのガイドラインの作成・公表 →今年度中
・局地的な大雨の予測技術開発 → 10分刻みで1時間先までの危険域(1kmメッシュ)をネットで公表。H22開始予定。

 最近のように、突発的な集中豪雨や雷雨が多いと、日常生活に影響しますね。
1時間先の予測が出ると、待ち合わせなどの時間や場所調整もし易く、ぜひ早期に実現していただきたいものです。

 私はウェザーニュースの有料サービス(月額315円)を契約し、緊急地震速報「Last 10 Second」のサービスを利用していますが、このサービス内容のひとつに、ピンポイントの気象予報やゲリラ雷雨情報を携帯のメールに送ってくれるサービスがあり、重宝しています。

 先日も近所に買い物に出ていてゲリラ雷雨メールを受信し、他の店に寄るのをやめて帰宅したところ、15分後くらいに豪雨が降りだし助かりました。
 傘を買ったり、タクシーに乗ったりする事を考えれば、お得なサービスではないでしょうか?

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July 29, 2008

水の事故に備えて

28日神戸市灘区都賀川では急に川が増水し、何人もの人が流され、死者も数名出たようです。
TVで定点カメラのとらえた増水の瞬間の映像を流していましたが、まるで津波が襲ったように一瞬にして増水する様子に驚きました。

また金沢でも豪雨の影響で川が氾濫・浸水といった被害が出ているようです。

 そして暑いこの時期、海や川に涼を求めて出かける人も多く、水にまつわる事故や災害の危険が身近な季節です。

 先日、某番組でリバーレスキューを紹介していたのですが、元オリンピック水泳選手でさえ流されてしまう様子は驚きました。
 水泳の技量よりも、川の特性を知り、流れを見極める事が大切なようです。

 とは言っても、行楽で初めて訪れる川などで、素人がそれを見分けるのは難しいし、リバーレスキューも簡単に体得できるものではないようです。

 この番組で紹介していた内容で、覚えておきたい方法が二つありました。

1)リック、バックパックを背負っていると救命胴衣代わりになる。
 子供でも大人でも、バックパックのようなものを背負っていると、バックの中の空気で頭が水上に出て助かる可能性が高まる。 
 もちろん、救命胴衣代わりになる訳ではなく、ないよりもあったほうが安全性が高まるという話です。

 いつ何があるか判りませんから、水辺で子供を遊ばせる時は何か背負わせておいたほうが良さそうです。

2)ロープなどを投げる時は、ペットボトルを浮き代わりに付けて投げる。
 写真のようなレスキュー用のスローロープがあると良いのですが、無ければペットボトルを端に縛り付けて投げると良いそうです。 まあ、10m以上のロープを持っている方も少ないと思いますが・・・
 水辺の遊びが趣味の方は、スローロープを持っていると安心ですね。

 それから、ロープを使ったレスキューで危険なのが救助者がロープに引っ張られて、水に引き込まれてしまう事。 助ける時は、しっかりした安全確保が重要です。

実は、私も昔カヤックでスキンダイビングをしていた時にカヤックが転覆して「溺れるかも」と思った経験があります。 船上から投げ出されてしまった道具類を流されないように全部つかんだのが敗因だったのですが、「ヤバイ!」と思って、一度水の中に潜って冷静になって行動できて事なきを得ました。

 やはりトラブル時は、冷静になる事が大切。  私の場合は、一度潜ってしまったら不思議と冷静になって、戻る手順を考える事ができました。

 水の事故、くれぐれもお気を付けください。

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April 09, 2008

春の嵐

4/8は関東などで、一部ですごい風雨だったみたいですね。 私自身は遭遇しませんでしたが。
ここのところ、気候変動で(あえて地球温暖化とは言いませんが・・)、天候が悪い時は、災害と言える程ひどい時が多々あります。

 日常生活でいつ遭遇してもおかしくないだけに、それに対する備えをうまく生活に取り入れたいものです。

そういった備えは、いざ大災害になっても、きっと役立つはずです。

 いくつか思いつくままにご紹介します。

1)傘
 暴風雨に備えて、骨のしっかりした傘が欲しいですね。

 長傘なら16本骨のしっかりした物。 あまり大きすぎると風の影響も大きいです。

  折りたたみなら軽くて丈夫なチタン製の骨の傘、この商品は開くのも畳むのも自動。 
 畳むのが自動だと、車に乗る時便利です。

2)コート
 都会で雨具としてのコートはちょっと・・・という方も多いでしょうが、横なぐりの雨だと欲しいですね。
ファッション性の高いものだけに選択肢はたくさんありますが、機能面でいうと軽く・畳むとコンパクトになり、防水性能が高いものが理想です。 アウトドア用品に良いものがあります。

 これは女性用ですが、パタゴニアの製品だけに、防水性能や使いやすさは抜群らしいです。

 私はもう十数年前に、重さ300g、A4サイズ程度に畳むと厚さ2cm強になる、薄くてしわにならない膝下の丈のコートを見つけて、以来愛用していてかばんに入っている事が多いです。

 街中でポンチョは厳しいですが、オススメの物があります。 シルポンチョ。
重さ280g、雨に濡れてもほとんど水滴が残らないくらい、その撥水性能はすごいです。
 車の中に常備していて、豪雨の中車から降りる時、運転席でかぶれば着れるので重宝しています。

3)バッグ
 日常使うバッグも防水性の高いものにしておくと安心。
私は黒一色のコンピュータ用メッセンジャーバッグを愛用してます。

 パソコンを持ち歩くので、防水性がないと不安です。

 ただ、メッセンジャーバッグってフラップ部分が面ファスナーで開閉時にうるさいので、同じ幅の面ファスナーを貼って開閉時に使わないようにしています。

4)超撥水風呂敷ながれ
 何回かご紹介していますが、水も包める風呂敷です。 かばんを包んだり、女性なら腰回りに巻いたり、濡れたものを包んだり、応用範囲が広いだけにいろいろ使えます。 柄のバリエーションも増えたようです。

かばんの隙間に、ビニール風呂敷や大きなビニール袋などを入れておくのも、いざという時便利です。

5)袋になるひも
 これも以前ご紹介していますが、筒状のビニールになっているヒモ。 残念ながら、もう売っていないようです。
必要な長さに切って、端を縛ればビニール袋になるので、傘や濡れた物を入れるのに便利。 もちろんヒモとしても便利。

 代わりにコンビニ袋などを、かばんの隅っこに入れておくと、いいですね。

ちょっとした備えと工夫で、ひどいめに遭うのを避ける事ができます。
これから梅雨も来ますから、備えておきたいですね。

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February 13, 2008

埼玉東京 大洪水

1947年9月占領下の日本で、関東地方に大洪水をもたらした台風があった。
カスリーン台風(カスリン台風、キャサリン台風)と呼ばれる台風だ。

 利根川と荒川の堤防は10か所が決壊、現在の埼玉県大利根町から栗橋、幸手、春日部、吉川などが浸水。
最初の決壊から3日後には、現在の都立水元公園に近い櫻堤が崩壊。
 江戸川と荒川に挟まれた、葛飾区全域、足立区・江戸川区の半分が浸水し、10万戸以上が浸水した。
 そして排水までに半月を要したとか。

 現在なら34兆円程度の被害となる災害だったようです。

  この災害をきっかけに、利根川水系の矢木沢ダムなど8つのダムが整備されたそうですが、ゼロメートル地帯はあいかわらず存在し、むしろ当時より地盤沈下は進んでいるのですから、どこかが決壊すれば同様の被害は起こりうるのでしょう。

 ご紹介した災害の概要は、防災科研の防災基礎講座のサイト内「関東平野の洪水」に紹介されています。

 また、当時の記録を紹介した「洪水、天ニ漫ツ―カスリーン台風の豪雨・関東平野をのみ込む」という本が出版されています。

 私も図書館で借りて読みましたが、物資も重機もないこの時代の大洪水と闘う様子が印象的でした。

洪水、天ニ漫ツ―カスリーン台風の豪雨・関東平野をのみ込む
洪水、天ニ漫ツ―カスリーン台風の豪雨・関東平野をのみ込む高崎 哲郎

講談社 1997-04
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 東京・埼玉東部にお住いの方や大阪、名古屋など水害リスクの高い場所にお住まいの方も参考になるのではないでしょうか?

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January 31, 2008

荒川浸水アンケートはおかしい!!

1/30日経夕刊に「荒川浸水 避難勧告出ても・・半数以上が「自宅に残る」」という記事が掲載されました。
都・埼玉県の浸水想定対象地区の住民に対し、インターネット上で中央防災会議がとったアンケートです。

 この記事によると、避難しない理由として最多は「マンションなどの上層階に住んでいるから」でした。

しかし、これはアンケートの仕方、もしくは記事が悪いです!!

アンケート調査項目が明らかになっていないからアンケートの問題かどうかは断定できませんが・・・

なぜなら、区のハザードマップによると、「避難勧告が出ても浸水しない階に住む人は、避難せず現状維持する」と記載されているからです。

 つまり、浸水しない階に住む人は、避難勧告が出ても避難せず現状待機と区が指示を出しているのにもかかわらず、アンケートでは避難対象者かどうかの区別をせずに同様に扱って調査をしているようです。

 私も浸水想定対象地区の葛飾区の住人であり、浸水しない階に住んでいるので、避難対象ではありません。

この記事を読んだ読者は、「避難勧告が出ているのに、避難しない人が半分以上いるんだ」と読むでしょうし、中央防災会議のメンバー(おそらく大規模水害対策に関する専門調査会)が、「ちゃんと避難するような施策が必要」と、誤った判断をするとしたら怖ろしいです。

 同時に、報道されるアンケート調査の結果を鵜呑みにしてはいけない事を改めて感じました。 

 それから、現状の大規模水害に対する計画はまったく貧弱なのです。
葛飾区だけでも44万人のほとんどが浸水想定対象地域となっており、隣接する松戸や市川市に避難しろと言っていますが、千葉県と具体的な協定を結んだとか、どの地区の住人はどこの避難所に避難すべきか具体的に示されていません。

 もし高層階の住人も含めて避難するとすれば、全域が浸水する14~16時間で避難というのは無理な話です。

荒川の堤防決壊による被害者は最大240万人とい言われており、具体的な避難計画なくして成り立つとは思えません。

東京に限らず、名古屋・大阪などゼロメートル地帯での取り組みはどうなのでしょうか?

話題の新大阪府知事、良い対策を講じてお手本を見せていただきたいですね。

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October 25, 2007

荒川の洪水はん濫時の浸水想定

中央防災会議は荒川の堤防の決壊個所別に25のケースの浸水想定を作成した。
以前から、「荒川浸水想定区域図(上流版/下流版)」で示されていたが、様々な地点で堤防が決壊した場合の浸水深の最大値を示したもので、さまざまなケースでそれぞれの浸水深は示されていなかった。

 また、気候変動などにより大雨の頻度が増加する事が予想されるため、想定雨量を1割増、3割増したケースについても浸水想定を作成した。

 従来の200年に一度の確率で発生する洪水流量と3割増のケース(決壊個所:川島町)で比較すると、浸水域人口で4割増、浸水面積で9割弱増となっており、浸水深の差も葛飾区の中川、綾瀬川、荒川で囲まれた地域で2m~5mの差が出ている。

 また、北区で決壊し、丸の内や新橋付近まで浸水するようなケースも出ており、企業の被害想定を見直しが必要になるかもしれない。

 特に水害の場合は、事前の被害想定がしっかりしていれば、大雨の際に注目すべき情報もはっきりし、避難などの対策が十分とれる災害です。

 さまざまなケースでシミュレーションした結果を知っておきたいですね。

 できればもっとダイレクトに注意すべきケースを知る手段が欲しいですね。
たとえば、住所を入力すると、どの川がどの場所が決壊すると、そこはこの程度の浸水の可能性があるので、大雨の際は、ここが決壊しないかどうか注目してください。 
 
 その決壊想定箇所が危険な状況になった場合は、その情報をメールで知らせてくれるサービスとか。
この交通手段が停まる可能性が高まっているとか。

 ハザードマップや警報発令のお知らせメールなどから、一歩踏み込んだ形のサービスを期待します。

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October 10, 2007

2050年最大降水量は2割増し

近年、集中的に大雨が降る事が増えているのは、多くの人が実感していると思います。
それを裏付け、将来はどうなるのかを予測する調査結果が発表されました。

 国土交通省土木研究所((独)土木研究所?)で、
2050年には、豪雨時の1日最大降水量が、現在より増える地域が減る地域を上回り、全体としては1~2割贈となる。
 2100年ごろには、4割以上増える地域も出てくるようだ。

 この傾向は西日本よりも東日本のほうが強い。

 これにより、治水の安全度が下がってくる事が懸念されるようだ。
(以上、10/9 日経夕刊)

 治水対策には、長い時間と膨大な予算が必要なだけに、今から百年先の環境変化を見越して対策を打つべきなのでしょう。

 2005年の自然災害データブックによると、2005年の世界の大きな自然災害471件のうち、37.15%がアジア(21.23%が欧州)でおき、災害の種類で見ると40.76%が洪水(26%暴風、5%地震)となっており、地震以上に洪水による被害が大きい事が判る。

 アジアでは頻繁に洪水被害が出ていて、最近ではあまり日本のニュースで扱わなくなった気がする。
中国では、2007年7月の時点で被害額319億元(4,785億円)、被災者8205万人。

 地球温暖化を身近な問題と考え、水害に対する備えの必要性を感じます。

 

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September 14, 2007

地域の協力で水害を減らせる。

都市部では集中豪雨により水害の危険が高まっています。
地球温暖化の影響で、集中豪雨が増えたからというのも理由のひとつではありますが、市街地化により地面の保水機能がなくなったのも大きな理由のひとつです。

 実際、東京の新河岸側では昭和36年には市街化率13%だった地域が現在64%程度となり、同じ降水量の雨でも、河川への流量は3倍となり、流量のピークが36時間から18時間へと減っています。

 一言でいうと、土の部分が大幅に減ったため、降った雨は一気に下水や川へ流れ込むようになった訳です。

さらに、集中豪雨による雨量が増えているため、水害リスクが高まっているのが現状です。

下水道の対応能力を増やす試みもされていますが、膨大な設備だけに対応が追い付かないのが現状のようです。

 地面の保水能力を活かす試みとして、雨水貯留タンク、雨水貯留浸透設備や道路の雨水浸透技術(H20年にかけて実用化研究中)があります。

 雨水貯蔵タンクや雨水貯留浸透設備は、個人や企業でも設置可能で、助成制度のあるところもあります(下水道局へ相談)。

 東京都武蔵野市、杉並区は効率小中学校の校庭地下に、雨水貯留浸透設備を設置しはじめました。
毎年2~4校のペースで増やすそうです。

 1個の容量が300~800立方メートルのもので、校庭の広さに応じて設置する。

 昨年設置した武蔵野市の小学校では、毎時20ミリを超える雨が降ると、校庭から道路や住宅地に雨水が流れだしていたが、設置後は流出がなくなったとか。 (以上9/12日経朝刊)

 地域でこういった対策が進めば、都市部の水害リスクは減らす事ができます。
対策は行政まかせではなく、積極的に協力し地域に貢献する姿勢が必要ではないでしょうか。

 

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July 30, 2007

地域の水害リスクを知る

台風5号が本州を直撃しそうですね。 今日も首都圏では局地的な集中豪雨が発生しています。
 さて、防災科学技術研究所が公開学習会「地域の土地環境から災害の危険を予測する」を奇数月に開催しています。
 先日は第二回「水災害(河川洪水、内水、高潮)」でした。 講師は同研究所客員教授の 水谷武司先生で、地形学の視点からの災害研究の専門家です。

 水害というと、運悪くそこに記録的な雨が降ったから、低い土地で洪水や内水氾濫が起きるという程度でしたが、いろいろ勉強になりました。 

 特に印象的だったのが、都市化による内水氾濫の危険性が高まる話。
昔は水田・畑や緑地など、雨が降っても水が溜まる保水機能が市外化が進み川に水が流れ込み易くなります。

東京の新河岸川の例では、昭和36年には市街化率13%だった地域が64%程度になっていますが、同量の降水量でも、川の流量は3倍も増え、さらに流量のピークの時間が36時間後から18時間後へと早くなっているそうです。

 つまり市街化が進む事による、より短時間に雨が川に流れ込むようになり、同じ雨でも洪水の危険性は格段に高くなっているという事。 

 もちろん下水道や堤防の整備により、治水力はあがっていますが、対策が追いついていない状況。
さらに、近年の集中豪雨の多発により、そのリスクは高まっていると言えるのでしょう。(ここは私見です。)

ですから、過去に水害に見舞われた事がないから安心というのは通用しないのです、上流で知らないうちに市外化が進み、危険性が高まっている可能性もあるのです。

また、地形を見て危険な場所を判断する方法もご紹介いただきました。
フリーソフトの「カシミール3D」を使って紹介されていたので、私も自分で試してみました。

Tokyohyouko_2
 日本高密メッシュ(10mメッシュ標高データ)を使うと、平野部の高低差もはっきり判ります。
画像右下の渋谷は、谷の地名の通り周囲の高い場所の雨水が集まり渋谷駅に集中します。
中央の江東デルタ地帯、海よりの造成地部分は高く作ってあるので、このゾーンで洪水が起きると水が堪ります。

 同様に、画像右側の江戸川より西部分も松戸方面の水が江戸川方向に流れ込みますが、江戸川護岸が高いために、低い場所に水が溜まります。 ゼロメートル地帯全体が河の護岸が高く水が堪る土地である事が判ります。

こういったソフトを使って、土地の危険度を検討してみると良いでしょう。
自分の住む地域は、どこに雨が降ると影響が出るのか、もし氾濫した場合にどこが安全なのか自分で検証してみると、配られたハザードマップの意味も理解でき、何に注意し、どう行動すれば良いのか判ると思います。

車で移動される方も、道路が冠水しにくいルートなどを知っておくと、道路冠水で立ち往生といった危険を避ける事ができるのではないでしょうか?

 


 

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July 14, 2007

各地で大雨の恐れ

梅雨の間九州南部は豪雨が続き多くの被害が出ましたが、台風4号の接近により北海道を除く全域で大雨の恐れがあるそうです。

 せっかくの連休がひどい雨になりそうですが、今シーズンも多くの集中豪雨がありそうです、この機会に豪雨対策を家族で話し合いましょう。

 最近は大地震よりも水害のほうが、「すぐそこにある危機」と感じられる方も多いのではないでしょうか。
地球温暖化対策が叫ばれるせいもあり、行政も水害のほうが、より切迫した危機と感じているようです。

 実際土砂災害は増えています。過去は大丈夫だったからという考えは捨てましょう。
発生件数(死者行方不明者数)の推移をみると
 H13年 509(4) →H14年 539(4) →H15年 897(23) →H16年 2,537(62) →H17年 814(30) →H18年 1,441(25)
となっています。(国土交通省 最近の土砂災害発生状況

 
1)事前対策
 天気が良い日に、雨どいや側溝などの掃除をしましょう。
 東京都では、1時間に50mmの雨に対応するように作られています。
 側溝などが詰まっていれば、当然十分な能力を発揮できず道路にあふれる恐れがありますから、日頃から掃除を心がけましょう。
  
 2)豪雨になりそうだったら情報収集
  台風の時はもちろん、最近は局所的な豪雨になる事が多いですね。
  まめに情報収集をしましょう。

  最近はネットでの情報提供が充実しています。
  rescuenow@niftyでは、ガジェットやブログパーツを提供していますので、デスクトップに配置しておくと便利です。

  首都圏の方へのオススメは、
  東京アメッシュ・・・10分毎の降雨状況が判ります。最近リニューアルし、対象範囲が広がりました。
  東京・神奈川・千葉・埼玉の全域と静岡、山梨、長野、群馬、茨木の一部まで表示されるようになりました。
(携帯版もあります)

土砂災害発生予測支援システム(防災科学研究所)・・・MPレーダによる降雨情報の他、土砂災害の危険度評価や、場所を指定して過去24時間の雨量グラフを表示するなど、多彩な機能を提供しています。

 全国レベルでは、国土交通省が土砂災害警戒情報のサイトを運営しています。
日本地図をクリックすると、管轄のサイトを開きます。

 最近では自治体で防災メールニュースを提供しているところも増えていますのでぜひ利用しましょう。
 私も東京と実家の福岡のメールニュースを登録しています。(先ほど福岡も12時間後暴風雨圏に入るとメールが届きました。)

3)豪雨になりそうだったら
 水害はほんの10分~20分で床下浸水に進展する恐れがあります。
 避難が必要なら、早め早めに行動しましょう。

雨が足首より上が浸かるつらい降って(溜まって)いたら、長靴はかえって危険な場合があります。
 長靴上部から水が入ると、動きにくくなりますので、スニーカ等浅い靴のほうが動きやすいそうです。

  浸水しそうな場合は、土嚢を用意すると良いのですが、一般家庭では大変ですね。
 最近は吸水ポリマー入りの水嚢もあり、置いておけば勝手に水を吸収して膨らんでくれるものもあります。
 またブルーシートやポリ袋やプランターを使った応急対策の方法もあります。
 過去記事「集中豪雨対策」で紹介しましたので、興味のある方はご覧ください。

そして、停電・断水なども考えられますので、水・食糧の備蓄も大切ですね。ここは地震対策と同じです。


水害は地震以上に身近な災害です。 知識・情報・応急処置など、きっちり備えましょう。

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June 14, 2007

中国洪水で1063万人被災

6/6~9にかけ中国南部を襲った大雨による洪水・地滑り・土砂流により1063万人が被災したそうだ。
(以上 中国情報局

一瞬目を疑いました。1千万人以上ですよ! 東京都の人口に迫る数字です。

近年中国では洪水が頻繁に起きているようですが、正直「またか・・・」程度の認識で、被害者数などあまり気にしてなかったのですが,すごい数字ですね。

ちょっと調べたのですが、日本の最大の水害は、カスリーン台風や伊勢湾台風が代表例でしょうが、それでも建物被害が床下・床上合わせて40万戸弱。

 それを考えると1063万人の被害って、とんでもない数字に思えます。

中国などBRICSの国々は、地球温暖化対策に消極的なせいか、この数字を見ても「支援するべきだ!」と言う気持ちにはなれません。 被災者に罪はないのはもちろんなんですが・・・

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October 08, 2006

冠水した道路に突っ込んではいけない

金曜日は関東地方は台風並み(いやそれ以上)の強い風雨でした。
東京江東区では、乗用車とトラックが水没。 トラックの運転手は救助されたそうです。

10/6(金)の報道ステーションの特集で、「迫り来る都市水害」の特集をやっていました。

 扱っていたのは、車と地下空間の問題。 今日は車について・・

都市では線路や道路をくぐるような道がたくさんあります。
大雨で冠水した所に突っ込んでしまうと、途中でエンジンが止まり車はオシャカになります。

それは何故か?

 排気管が水没するような場合、排気圧が水圧に負けてしまうと、水がマフラーに浸入排気ができなくなりエンジンが停止します。

 また、その状態で無理にエンジンを掛けると、エンジンに水を吸い込み、エンジン交換になるそうです。
もし止まってしまったとしても、再びエンジンをかけようとしてはいけない。

排気管の高さは、目安として車の車軸の高さと同程度。

 もし冠水していた場合、前を走る車を見てどの程度の深さか判断しましょう。
なるべく突っ切るような事は避けたいですね。

 それから、ぜひ覚えておきたいのは、もし突っ切る場合はギアを落とし、回転を上げて走る事
回転を上げる事により、排気圧も高くなりエンジンが停止するリスクは減ります。
途中でアクセルを戻してはいけません

実は私も、その昔経験した事があります。
 友人が4WDのピックアップトラックを持っていて、4WDのトライアル競技に一緒に参加した事があります。
深い水溜りの中エンジンが止まりました。
 ローギアで繋いだままセルだけで脱出したように記憶しています。

 後で修理に出したら、エンジンは無事だったものの、エアフィルターは泥でドロドロだったそうです。
4WDでは、シュノーケルといって吸気口を天井より高い位置に移動する改造をしたり、排気口の位置もあげて川を渡れるようにするような改造もありますね。

この仕組みで考えると、排気口に合うサイズのホースを積んでおいて、いざという時はアルミテープやガムテープでホースを排気口に繋げば、エンジン停止は免れるような気もしますが、付けたまま走るとエンジン傷むでしょうね。

万が一の場合は、いつも積んである「袋になるヒモ」で試してみよう・・・

それから、水に浸かってしまい、もしタイヤが隠れる程の高さになるとドアが開かなくなります
最近はほとんどパワーウィンドウですから、ショートして窓も開けられず、外に出られなくなります。

このような場合は、脱出用ハンマーを使って窓を割って脱出しましょう。
窓を割る場所は、ガラスの中央ではなく端を少し力を入れて叩けば割れるようです。

脱出用ハンマー積んでありますか?
KOITO 非常用シグナルライト ESL-200T
ライト、シグナルライト、シートベルトカッター、ガラスハンマーの付いた1台4役のツール。
防災対策に車に積んでおくと安心できます。

脱出用ハンマーがない場合は、小銭をレジ袋に入れて、遠心力を使ってガラスに当てると割れると聞いた覚えがあります。

もしくは、水が充分社内に入ってくれば社内外の圧力差がなくなるので、ドアを開けて脱出しましょう。
しかし、これはかなり恐怖だと思います。

 数年前閉じ込められて亡くなった方もいらっしゃいます。

昔はJeepチェロキーに乗っておりまして、大雨で冠水している状況に遭遇した事もありました。
もちろん苦労せずに突破できたのですが、今はステーションワゴンなので不安があります。
将来災害が増える事を考えると、次はまたSUVにしたくなります。

車での豪雨による被害、車を運転される方によっては、最も遭遇確率の高い災害かもしれません。
車内にも、防災用品を備えましょう。 家が倒壊した場合の防災用品のバックアップになります。

[過去関連記事]
車の防災装備品
車の防災装備品:非常持出袋

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July 22, 2006

土砂災害

豪雨による土砂災害が各地で発生し,多くの犠牲が出ています。
マスコミ等でもいろいろ原因が議論されていますが、少し整理してみたいと思います。

1)住民の意識の問題:
 長野県岡谷の被害では、防災マップで土砂災害の危険が指摘されていたにも係わらず、ほとんどの住民が知らなかった。 これは、防災マップが8年前に作成されていたが、その後更新も広報もされていなかったという問題もあります。

 ちなみに防災科学研究所の提供している「地滑り地形分布図」を見ると、確かに長野県岡谷市湊は危険のある地域のように思えます。(これが一般人には判りにくいという指摘もあると思います。)

2)行政の対応の問題
 避難勧告の遅れ、不適切な場所が避難所に指定されており、避難所に向かう途中が冠水し避難所に入れず被害にあった、防災無線の放送や広報車の知らせが聞き取れなかったなど、人災であるとの指摘。

 2年前に水害を経験している新潟など、経験を活かして行政・住民共に適切な行動が取れたそうです。

3)地球温暖化、異常気象による記録的な豪雨で、「想定外!」の出来事
 人類全体で地球温暖化を防ぐための努力をすべきという指摘。

4)林業の衰退
 林業の衰退により、山を良く知る人も減り、山の手入れもされなくなった。誤った植林政策で、山の保水力が低下している。

これは、今回の報道では聞かない話ですが、私は大きな要因ではないかと思います。

以上、順不同で挙げてみました。

最後に挙げた林業の話ですが、「全国森林インストラクター会」のサイトで「野外活動と土砂災害」という連載があり、参考になりました。
 この記事によると、土砂災害には「素因」と「誘因」があり、前者が、「脆弱な土質」、「断層」などの「目に見えない地質的な弱さ」に起因するもの、後者が崩壊を引き起こす直接キッカケとなる「集中豪雨」、「地震」、「地下水」などを指すようです。

この言葉を借りると、土砂災害による被害は、土砂災害を起こす「素因」「誘因」と被害を大きくする「人因(人災)」が原因と言えるでしょう。

では、今後の対策を対象者別に挙げてみます。

1)地元自治体と地元住民
 防災意識の向上。ハザードマップの再確認。自主防災組織による防災体制の点検。
 山や斜面があればどこもが崩れる危険性を持つという前提で考え、問題はどの程度崩れやすいかという事です。
 今回の土砂災害のあった場所にはハザードマップに掲載されていなかった地域もあるそうです。
山間部、斜面のそばではどこもが崩れる危険がある訳ですから、危機意識を持つ事が大切でしょう。

避難所近辺が冠水して避難できなかったケースも、地元住民は誰も疑問に思わなかったのですから、一概に行政の責任とも言えません。
地震対策で使われる図上訓練DIGなどを使って、子供や高齢者の視点からも地域の危険を再点検が必要ではないでしょうか?

2)行政(国・県)
  ・防災意識向上に対する支援。 
 ・自治体の防災対策・災害事例・取組み等情報共有
 ・防災情報の誰にでも理解できる仕組みづくり ・・・たしか用語を平易な表現にすると決まっていたはず。
今回は適用されていないようです・・・
 ・山の保全・・・

3)日本国民全体、企業等
・地球温暖化防止。 二酸化炭素放出量削減、省エネ、ヒートアイランド対策,LOHAS等
・日本の林業の活性化、 間伐材の積極的な利用
⇒価格競争で輸入材に取られている一方で、地震対策で木造の家が敬遠されるといった側面もあるようです。

 一人一人の防災意識、災害に対する関心が高ければ行政も政治家も動くでしょう。
「危機意識の高さ」が全ての災害対策に於いて一番大切な事のように思えます。

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July 20, 2006

各地で水害、記録的雨量

各地で記録的な雨が降り、避難勧告も出され、亡くなられた方もいるようです。
長野県岡谷では避難勧告が出されたのが遅いのではないかという指摘も出ています。
また、避難所に向かう途中で土石流に遭い亡くなられた方もいらっしゃいます。

海外でも、台湾や中国では台風による水害が発生しているそうです。

数年前から毎年気象の記録が更新されるようになり、水害・土砂災害による被害も増える一方です。
原因は諸説ありますが、今までとは状況が変わっている事は確かだと思います。
おそらく今後も豪雨や水害は増え続けるでしょう。

まずは、「今までは大丈夫だった!」という考え方を捨てる必要があります。

7/19NHK「首都圏ネットワーク」の毎週水曜日の特集「災害に備える」で、長岡市の災害対応ラジオの事例を紹介していました。

 FMラジオで、避難情報を通知する際は自動で起動し、伝えるという仕組み。
メリットは3つ。
1)従来の防災無線受信機が3万円以上かかっていたものが、8千円程度でできる。
2)広報車による通知では雨の音で情報が聞き取れないが屋内なら聞こえる
3)既存の地域FM局を活用でき、アンテナの増設だけで対象エリアを広げる事ができる。

新潟での水害の経験を元に、このようなシステムを試験的に導入したそうです。
すばらしい試みだと思います。 この中で気になった事がひとつ。

川の水位など避難準備情報発令の基準に達しても、発令せず、職員の経験を元に判断して発令するようにしている事。 基準値だけで判断すると必要以上に発令してしまう可能性が高く、住民が勧告を聞いても避難しなくなってしまう。 これがポイントですといった言い方を担当課長がされていました。

確かに大切なポイントかもしれませんが、私は疑問に思いました。
過去の気象とは違う状況に変わってきているのですから、経験に頼って良いのでしょうか?
そして質の維持の問題。 現在のこの課長さんは、経験豊富で優れた判断力をお持ちかもしれませんが、それが全国の自治体や世代交代を経て維持できるのでしょうか?
そして、今回の岡谷市のように、「床上浸水の問い合わせ対応に追われ、避難勧告が遅れた」といった事態も充分考えられます。

安全、特に人命に係わる事は「フェール・セーフ」が基本。どんな問題があっても、常に安全な側に動作するようにしなければなりません。

「狼と少年」や「パニックや混乱を防ぐため」という話がよく出ますが、フェール・セーフを基本とし、徐々に精度を上げる方法で改善をするべきだと思います。
「こんなはずでは・・・」「想像を上回る被害・・・」といった話は、もう聞きたくありませんね。

また、住民側も避難勧告が出たが被害はなかったからといって騒ぎ立てたり、「またどうせ被害は起きない」と考えるのではなく、「何もなくて良かった」と考えるよう、意識改善が必要ですね。

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June 16, 2006

実用化を期待したいMPレーダシステム

梅雨本番、関東地方も今晩から明日に掛けて大雨の予想です。
防災科学技術研究所の研究のひとつに、マルチパラメータ(MP)レーダを使った土砂災害や水害の発生予測手法の開発の研究があります。

 みなさんおなじみの気象庁のアメダスは、レーダと雨量計網のデータから2.5kmメッシュで1時間毎の雨量を測定していますが、このMPレーダでは500mメッシュ1分毎の雨量観測ができます。

ちなみに、東京都下水道局の「東京アメッシュ」では1分毎にレーダ観測データを測定し、10分毎にデータが更新されています。 レーダ分解能は半径20km圏内で250mメッシュだそうです。

 アメダスレーダなど従来のレーダ観測では、誤差の補正に雨量計の実観測データによる補正が必要ですが、MPレーダは補正の必要がなくリアルタイムに雨量の測定が可能です。

 したがって、従来の25倍の精度で1分毎の雨量測定ができ、最近増えている短時間に大量に狭い範囲に降る雨を測定する事ができるそうです。

また、このレーダと連動して、降雨流出解析を行い、浸水危険箇所を10mの分解能で予測する「実時間浸水被害危険度予測システム」を開発し、現在神奈川県藤沢市と共同で実証実験を行っています。

このシステムは「あめリスク・ナウ」というサイトで公開されています。 先日、NHK首都圏ネットワークの中で紹介されていました。
 残念ながら現時点で運用が停止されているのか、最新情報を見る事はできませんでした。

このシステムが実用化すれば、1時間先の局地的な浸水被害を予想できるそうです。
早くこのシステムが実用化して、浸水予想の通報や災害時要援護者の早期避難などに活用される事を期待します。

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June 11, 2006

水利用について考えよう

関東地方も梅雨入りしました。私達の生活に欠かせない水ですが、世界的に見ると砂漠化が進む一方では大洪水が起き、地球環境にとって水問題はとても深刻な問題です。

 水に恵まれた日本ですが、やはり降る時は大量に降る傾向が強まっています。 大渇水の年をいつ迎えてもおかしくはないと思います。
また、都市化によって内水氾濫などの危険も高まっています。

 水問題については、国土交通省の「日本の水資源」が参考になります。

渇水対策、洪水対策、地震、火災に有効な私達にもできる対策があります。
雨水の有効利用です。

 200~300リットル程度のタンクを家庭に設置し、雨水を保存、雑用水として利用するものです。
洪水対策としては、降雨時の雨水を溜める事により、下水や河川へ流入する水を減らす事ができます。
渇水対策・火災対策としては、溜めた水を有効利用する事により、上水道の使用量を減らす事ができます。
地震時においては、トイレの水など使用量の多い生活用水の備蓄として使えます。
夏は、打ち水をすればヒートアイランド現象の抑制にもなります。

 東京都葛飾区や墨田区などでは、雨水貯水槽設置費補助制度があり、半額程度の費用補助を行っています。
(葛飾区の融資案内はこちら(タンクの紹介もあります)
使用するタンクは、「ミニダム」という製品の場合。
 容量:230リットル ポリエチレン製で、税込み39,900円 半額補助されれば2万円程度の自己負担ですね。

 1軒が設置しただけでは、ごく僅かの効果しかないでしょうが、町全体で取り組めばそれなりの効果が期待できるのではないでしょうか?

 企業などでも積極的に採用していただきたいと思います。

やってみよう雨水利用―まちをうるおすみんなの工夫
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暮らしに活かす雨の建築術
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June 07, 2006

気象警報・注意報の基準知っていますか?

前回記事で、「気象情報に注意し・・・」と書きましたが、気象警報・注意報についてはみなさん日頃から耳にする機会もあり、ご存知かと思います。 しかし、どんな警報があり、どんな基準があるかご存知の方は少ないのではないでしょうか?

また、同じ警報・注意報でも地域によって違います。
東京の大雪警報と雪国の大雪警報では、基準が違うのは当然と思えますね。

[種類]
警報7種、注意報 16種
 
以下(警報=警,注意報=注)
大雨(警/注)、洪水(警/注)、大雪(警/注)、暴風(警)、強風(注)、暴風雪(警)、風雪(注)、波浪(警/注)、高潮(警/注)、濃霧(注)、雷(注)、乾燥(注)、なだれ(注)、着氷(注)、着雪(注)、融雪(注)、霧(注)、低温(注)

[大まかな基準]

 警報:重大な災害が起こると予想された場合。
注意報:災害が起こると予想された場合。
 
 詳細の基準(東京都23区の場合、他地区はこちらを参照)
  
 大雨/洪水警報 以下のいずれかの場合
  R1(1時間あたり)50mm以上かつ総雨量80mm以上
  R3(3時間あたり)90mm以上
  R24(24時間あたり) 200mm以上
※R1(1時間あたり)50mm以上もしくは総雨量80mmと記述しておりましたが、とおりすがりさんのご指摘で誤りが判明したので、修正しました。

 大雨/洪水注意報
  R1(1時間あたり)30mm以上
  R3(3時間あたり)70mm以上
  R24(24時間あたり) 130mm

 また、警報・注意報とは別に、「記録的短時間大雨情報」があり、1時間に100mmを超える場合に発令されます。

東京都の場合、1時間に50mmの降雨に対応できるように、河川や下水道の整備が進められてきました。
したがって、大雨/洪水警報が発令されると、水処理能力を超える恐れがある事になります。

また、東京都建設局では、「水害に備えて」で、東京都の水害対策、浸水予想区域図、洪水ハザードマップ,浸水実績図などの情報を公開しています。

 ぜひ、梅雨前に一度チェックされてはいかがでしょうか?

全国レベルでは、国土交通省が「川の防災情報」を提供しており、ここに各都道府県の河川情報へのリンクや全国のリアルタイム雨量・水位などの情報が提供されています。

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June 06, 2006

大規模水害対策に関する専門調査会設置

6/2中央防災会議が開催され、新たに「大規模水害対策に関する専門調査会」が設置された。
地震および火山災害に関しては、被害想定や行動計画が作成されたが、大規模水害については国レベルで検討されていない。

防災情報のサイトに資料が掲載され,公開されました。

これによると、
・長期的に見ると、1900年から多雨の年と少雨の年の差が年々増大しており、その変動幅は2倍以上。
・1時間に50mm以上の降雨の発生回数が、1976年から10年間では209回だったが、1996年からの10年では288回と38%も増加している。
・都市化により、洪水ピークの早期出現、ピーク流量が増加、全流出流量が増加

といった傾向が見られる。

荒川が決壊すれば、江東区・墨田区が2m以上の浸水し、多くの地下鉄が水没する可能性があり、東京東部だけでなく、首都圏全体に多大な影響があると予想されます。

 「自分は高台や高層階に住んでいるから大丈夫!」というレベルの話ではないのです。
地震に比べ、自助でまかなえる範囲は限られていますが、近隣で排水溝の掃除をマメに行う、路上にゴミを捨てないなど、個人の意識や近所の協力で減災につなげる事もあります。

 また事前に知る事ができる水害は、避難準備、ハザードマップによる理解など事前対策ができていて、気象情報に注意し事態を甘く考えず適切な行動ができれば、人命に係わる被害は限りなくゼロに近づける事ができます。

梅雨に入る今、地震よりも「すぐそこにある危機」なのかもしれません。

 現在は、地震・火山・水害など多くの自然災害が、過去にない大きな被害をもたらしている時期です。
「今までは大丈夫だった!」という考えを捨て、いつ発生してもおかしくない危機と捉え、決して甘くみない事が大切だと思います。

水害関連の記事も過去にいろいろ書きましたので、新たなカテゴリー「水害」を作りました。
水害対策用品なども紹介しておりますので、ご覧ください。

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May 27, 2006

梅雨入り:水害対策を考えよう

九州は梅雨入りしたようですね。 ここのところ東京でも、雨が降ると豪雨になる事が多くなりました。
梅雨から台風シーズンまで、これから水害の危険が増す時期です。

これからは、今までは大丈夫だったからという考えは甘いと思います。
年々、豪雨の発生確率は高まっています。 いつ想像を超える雨が降るかわかりません。
実際、1976~86年と1987~97年の10年間を比較すると、強雨(10mm/h)の割合は倍以上となっています。

梅雨を前に、水害対策について、考えておきましょう。

[全般]
 ・気象情報には注意しましょう。 
  地元の情報はローカルFM局のほうが、情報は豊富です。ラジオに登録されていますか?
1時間に50mm以上の雨が降ったら警戒が必要です。

 ・洪水ハザードマップがある地域は、今一度確認しておきましょう!
自宅にないという方は、市区町村に行けば手に入るはずです。

 ・土砂災害の危険のある方は、特に注意が必要です。
日頃から、よく観察して、変化の兆候を見逃さないようにしましょう。

 ・浸水はあっという間
  浸水が始まると数十分で床下、床上浸水する可能性があります。
  気象情報や周りの状況に注意して、早め早めの対策が必要です。

[都市部では]
 ・アスファルトに覆われた都市部では、洪水よりも内水氾濫に警戒が必要です。
通常の洪水や氾濫は、川の水が溢れる・堤防が決壊するのに対して、内水氾濫は大量の雨などにより、排水が機能せず、浸水します。

 ・浸水した中を歩く時は、排水路やマンホールに注意!
道路が見えない状況で歩く場合は、足元に注意しましょう。 マンホールの蓋が浮き上がってはずれていたり、排水路に落ちる危険があります。

[水害を防ぐために]
[排水溝の掃除]
 近所で協力して、排水口につまった枯葉やゴミを掃除しましょう。
 排水溝の詰まりによって、それだけ排水能力は下がり,浸水の危険が増します。

[水の侵入口をチェック]
 ・水が浸入するのは出入り口ばかりではありません。
  排水口からの逆流、換気口からの侵入も考えられます。 特に、洗濯機の排水口、浴室の排水口などは位置 が低いので注意が必要です。

[簡易防水工法を知っておこう]
ゴミ袋を使って、水のうを作り土嚢代わりにする事ができます。
もしもの時のために、覚えておきましょう。

 [作り方]
 ・40リットル程度のゴミ袋2枚を重ね、半分程度水を入れ、口をきつく縛り、浸水の可能性のある場所に隙間なく並べます。この方法では高さ10cm程度しか防ぐ事ができません。

 ・ダンボール箱に、この水嚢を入れれば、積み重ねて使う事ができます。

 ・ポリタンクやプランターなどを、ブルーシートで包み、土嚢代わりにする事もできます。

 ・侵入口に板を立てかけ、水嚢で押さえて、止水板代わりにする事ができます。

[ポリマー土嚢]
 今は吸水性簡易土嚢という商品があります。 紙おむつなどに使われる吸水ポリマーが入ったもので、とても設置が簡単で、コンパクトに収納できます。
土砂不要!水につけるとふくらむ土のう吸水土のう(淡水用)5個組【消防用品/水害・土嚢】

[本格的な対策]
 入り口が道路面より低くなっていたり、半地下、地下になっている場合は、止水板を設置する事も検討しましょう。 20~30万くらいから設置できるようです。 例)みずどめくん

[浸水したら]
 ・まずは電化製品を避難しましょう。
 ・ショートの危険があるので、ブレーカーを落としましょう。
 ・家具、衣類等できるだけ安全なところへ。
 ・部屋の中央にブルーシートを敷いて、周りのものをその中へ、シートの端を天井に止めてしまうのも緊急対策には良いと思います。

[浸水後は]
 ・とにかく乾燥! エアコン、除湿機、炭、新聞紙などで乾燥させるのが先決です。
 ・最大の問題は、衛生問題。 隅々まで消毒が必要になります。
 ・泥などは、ちりとりやペットボトルや洗剤容器を切った物を使うと取りやすいそうです。
 ・市区町村の対策があるはずです、ゴミの廃棄、金銭的な支援があります。
  被災証明をとって、行政の支援策を活用しましょう。
 ・車は車両保険で補償されるようです。 商品によると思いますので、一応確認してください。

[その他,想定被害]
 ・直接、床下・床上浸水がなくても、停電の可能性があります。
 灯り等停電対策をしておきましょう。

[備えておきたい備え]
 ・非常持出袋
 ・カッパ等雨具
 ・大きなブルーシート
 ・ゴミ袋(40リットル):大量に備蓄しておきましょう。
 ・停電対策 灯り、ラジオ、クーラーボックス(冷蔵庫も止まります)、カートリッジガスコンロ
 ・ポリマー土嚢
 ・排水ポンプ:半地下のあるマンションなどでは、備えておきたいですね。

地震よりも発生確率の高い水害。 「カトリーナ、明日は我が身」と考えて対策を考えておきましょう。

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May 07, 2006

大雨に備えておこう

連休の終わり西日本から東日本にかけて大雨のようですね。風も強いようです。
最近、気候変動の影響で、集中豪雨が増える傾向にあります。

 昨年も多くの被害が出ましたが、今年も同様かそれ以上の被害が発生するかもしれません。
強風を伴う大雨の時は、傘だけではずぶ濡れになります。

今年も集中豪雨がある事を前提に、今からレインコートやレンブーツなど探してみてはいかがでしょうか?
軽量でバッグの中に入れておける携帯用レインコートなど用意しておく事をお勧めします。

たとえば、こんなコートはいかがでしょう。 スクータ用ですが、風によるバタつき防止や、靴に雨水がたれない工夫がされているようです。 バイク用雨具には、高性能なものがけっこうあります。

【ワイズギア レインウエアー】「ありがとう3周年002」ワイズギア RY-761 スクーターレインコ...

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レインブーツにもおしゃれなものが増えているようですね。
ガーデニングブーツなどにも良いものが、たくさんあるようです。
確か、昨年の大雨の時は売り切れ続出でした。
【レインブーツ&ガーデンブーツ】0427アップ祭9クロワッサン・完全防水長靴

また男性の場合、風が強い日の大雨だとスーツの膝下がビショビショで、プレスの線も消えて大変です。
私も客先に着いた時には、ひどい状態になっていた経験があります。

レインチャップスがあると靴を脱がずに着けられて便利かもしれません。 収納サイズは文庫本程度なので、バッグに入れておくと良いかもしれません。

【創業祭 Point2倍は8日9:59迄】モンベル DRTC.レインチャップス L ディープサファイア(DPSA)

またスパッツなども良いかもしれません。 ブラックだったらあまり目立ちません。
以前、スーツでスクータに乗る時に、防寒と防水のために使っていました。

モンベルGORE-TEXライトスパッツ ロング


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October 15, 2005

都市型水害

10/14日経夕刊に都市型水害についての記事が掲載されていた。
外部からの浸水対策だけかと思っていましたが、排水溝から下水が逆流する恐れもあるんですね。

 1階にお住まいの方は、土嚢の準備とともに、排水溝を密閉できるようにする対策も必要なようです。
ゴミ袋などで塞ぎ、重しを乗せるなどの対策で済むのかもしれませんね。

9/4の東京都の水害では、1時間に100ミリ以上の豪雨を記録しました。 最大降水量の上位6位をここ十年で記録しており、年々都市型水害のリスクは高まっています。

 温暖化やヒートアイランド現象が主な原因と言われています。

 一方、現在都内の河川や下水道は、1時間30ミリの降雨量にしか耐えられない所が多く、現在50ミリに対応すべく整備を進めているようです。
  しかし、50ミリ対応が完成するには数十年掛かるそうです。

つまり、都市型水害の被害は増えるリスクは年々増えるが、対策が追いつかないという訳です。

 地震だけでなく、水害に対する備えも考える必要がありそうです。

水害のニュースを見る度に思うのですが、ふとん圧縮袋を使うと良いのではないでしょうか?
かなり大型のじょうぶなビニール袋ですし、テレビなどを入れて掃除機で空気を抜いておけば、浸水しても被害に遭わずに済むのではないかと思うのですが・・・

もしくは、大型のブルーシートを部屋の中央に広げ、そこにものを放り込んで、四隅を天井まであげてしまうとか・・・

もっとも「うちは大丈夫!」と思い込んでいて、浸水がはじまったらあっという間に床上まで浸水したというケースが多いようですね。

これから都市型水害は年々ひどくなる。過去に大丈夫だったからという理屈は通じないという事を忘れずに、豪雨の時はニュースなどに充分注意し、早めの対応を取る事が一番重要なのでしょうね。

[過去関連記事]
水害のリスクの学習サイト
豪雨、洪水対策
集中豪雨対策

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September 23, 2005

リタ:現況

ハリケーン「RITA」が、カテゴリー5となりテキサス州に上陸しようとしている。

 130万人に避難命令が出され、避難する車で大混雑、ガソリンは売り切れ、ホームセンターでは窓に板を打ち付けるための工具が売り切れ、食料品の買いだめに走る人も多いようだ。(9/22日経夕刊)

災害があるといつも思うが、こんな時はいつも売り切れになるから、日頃からの備えが大切だと改めて感じます。
関東へも台風17号が接近しています。 上陸は微妙ですが、備えは早めに!!

 米国 National Hurricane Centerのサイトを見ました。

 進路予想、強風域等の情報が見れます。

また、以前ご紹介したNASA Natural Hazardsのサイトでは、衛星写真が見れます。台風(ハリケーン)の目がくっきりと見えます。

 すでにフロリダ半島では、風速15m/secの所もあるようです。 度量衡換算のサイトは、こちら

 カトリーナのような大被害にならない事を祈ります。

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September 19, 2005

異常気象ミステリー“水の惑星”

テレビ東京系で放送された「異常気象ミステリー“水の惑星”~今,地球が叫んでいる…~」を見ました。
異常気象で、乾く所はより乾き、降るところは大量の雨が降る、過去からの生活が成り立たなくなっていると言った内容。

 タイトルから結構期待してのですが、ちょっと残念な内容でした。 途方に暮れるだけで終わってしまう感じで・・・

防災、自然災害に対して興味を持って調べて行くと、やはり異常気象・地球温暖化へとたどりつきます。
地震は直接は関係ありませんが、都市型被害、ライフラインがやられる事による多大な影響を考えると、無関係ではないと思います。

コ・ジェネレーションや太陽光発電の普及など、自立型のエネルギーが活用されれば、地震によるライフライン被害の影響も少ないように思います。

自然災害や地球温暖化などに、興味を持たれた方は、「プランB―エコ・エコノミーをめざして」レスターブラウン著を読まれる事をお勧めします。

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経済発展を推進するAプランに対し、循環型社会を推進するプランBへと政策変更の必要性を提唱する内容。

特に水不足が深刻になる事の重大さを訴えた本です。

最近、スローライフ・LOHASなど話題になっていますが、潜在意識として循環型社会への必要性を感じて、このようなライフスタイルを求める人達が増えているのではないかと、思います。

私自身も自然とLOHASに向かっているような気がしています。

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September 17, 2005

カトリーナで、保険料に影響?

「カトリーナが再保険会社打撃、ロイズ傘下で2800億円損失」こんなニュースを見つけた。(Nikkei Net

 保険会社は、再保険会社に保険をかけ、大規模な保険金支払リスクに対応している。
「カトリーナ」の大被害(5兆5千億) → 再保険会社支払(ロイズ参加で2800億) → 再保険会社の格下げ → 再保険料率の上昇 → 保険会社の損益悪化 → 保険料値上り という構図になるようだ。

 さいわい、まだ保険料値上りまで至っていないようだが、近年世界で自然災害やテロが多発している状況を考えると、保険会社、再保険会社への影響は大きいだろう。 保険料への影響もいずれ出るのではないか。

実際、2004年の自然災害の保険金支払が、過去最高を記録している。今年も福岡、宮城の地震や台風14号の被害などあり、さらに記録更新するかもしれない。
 この件については、過去の記事「過去最大の災害当たり年」でご紹介しています。

また、再保険料が高騰し、企業向け地震保険の契約拒否が多発している事については、過去の記事「企業向け地震保険契約拒否多発」でご紹介しています。

私、保険については不勉強なので、だからどうすべきなのか(早く保険に入るべき?)の判断がつきません。
詳しい方、いらっしゃいましたら、ぜひ教えてください。

企業については、金額が大きいだけに、早期にBCPを作成し、「地震災害時融資実行予約契約(CDF)」などの手を打っておかないと、周りがやり始めてからでは遅いような気がします。

余談ですが・・・
「24」シーズン4を見ました。

CTUすごいですよね。衛星と情報システムで、即座になんでも判っちゃう。

これだけの技術がありながら、カトリーナ被害での対応のお粗末さを見ると、テロ対策予算4兆円と防災予算4億円の差は、こんな感じなのかなと思いました。

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September 10, 2005

集中豪雨対策

最近、台風や集中豪雨による浸水被害が増えています。 ここ数年は、ヒートアイランド現象や温暖化の影響か突然の大雨が降る事が多くなったような気がします。

東京都下水道局では、1時間に50mmの雨に対応できるようにするための事業計画「雨水整備クイックプラン(~H20年度)」を公開しています。

この資料によると、下水道への雨水の流入量が、昭和初期は5割だったのが、現在は約8割(約1.6倍)になっているそうです。都市型水害と呼ばれる原因です。

平成10年以前は数年に1回だった1時間に50mmを超える雨の回数が、平成11年以降毎年1~4回発生しており、75mmを超えるケースも出てきているようです。
こちらに降水量の目安があります。

この資料には、計画対象地区や整備済み地区の効果についても紹介されていますので、都内の方は要チェックです。

ちなみに、都内では千代田区、新宿区、文京区、中野区、杉並区、板橋区、練馬区が、洪水ハザードマップを作成公表しているそうです(H16年6月現在)。

都下水道局では、情報提供の仕組みとして、「東京アメッシュ」や「幹線水位情報(一部幹線のみ)」を提供していますので、これらの情報も集中豪雨の際はチェックすると良いですね。

 私も「東京アメッシュ」は、いつも利用しています。夏の夕方雨が降るかもしれないと思った時にチェックします。
おかげで、数回雨が降り出す前に帰宅する事ができました。 携帯でもみれます。

また河川の情報については、国土交通省の関東地方整備局のサイトからリアルタイム河川情報が見れます。 現在の水位やライブカメラのリンクがあります。
※このサイトに他府県へのリンクもありますので、関東以外の方はそちらをチェックしてください。

 最後に、もしも浸水被害に遭いそうになった場合の対応策をご紹介します。
浸水被害が心配という方は、やはり土嚢を準備しておきましょう。 

以前は、土や砂を詰めるタイプしかありませんでしたが、最近は吸水ポリマー等で水を含んで膨らむタイプがいろいろ出てきたようです。
ちなみに淡水用と海水用とあるようですので、ご注意ください。

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多くの方は、そこまでの備えをしておらず、突然の浸水被害の可能性に戸惑われるのではないでしょうか?
そんな時は、簡易的な方法として以下のやり方がありますので、覚えておきましょう。
いずれも10~30cmの浸水が限度のようです。

1)ゴミ袋を使う。※地震などでもいろいろ使えますから、ぜひ多めに買い置きしましょう。
ゴミ袋を二重にして、水を半分程度入れて土嚢代わりに使う。

2)板などを戸口に立てかけて、左右を土嚢(ゴミ袋)等で押さえる。

3)プランターをならべ、ブルーシートやレジャーシートで覆う。
古くなったシャワーカーテンなども使えそうです。

要は、水の進入口に塞ぐものを並べれば良い訳です。大まかに塞いで、細かな部分を別のやり方で塞ぐなど応用力は働かせましょう!
  何もしないよりは、何かしたほうがマシです。
 被害にあった所の後始末の光景大変そうですよね。少しでも被害が減るように、なんでもやりましょう。

日頃の注意としては、やはり掃除です。 落ち葉やゴミで、雨水マスが詰まっていませんか?
いざという時、正常に機能せず浸水する事になるかもしれません。

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September 05, 2005

雨の降り方二極化

先日「カトリーナ:明日は我が身」なんて記事を書いた途端、関東に記録的豪雨が降りました。
都内で床上浸水が100件以上発生しました。

 都内でボートで救出される事が発生するなんて思いませんでした。

 台風14号も九州に接近しています。心配です。
ニュースで木村太郎さんが、奄美大島に行き台風14号を体験したそうです。 ニューオリンズとほぼ同じ緯度で、規模が同程度の台風を経験したかったとか。

 しきりに、奄美大島の方は台風に慣れていて、きちんと対処していると言っていました。
カトリーナの被害の問題は、行政が堤防の不備をしてきされていたにも関らず対処しなかった事と、低所得者層が多く、避難する手段すらなかった事(人災)だと私は感じています。

 日本でも、問題が指摘されているにも関らず、さまざまな問題で工事ができていない所も、きっとあるのでしょうね。 被害が出る前に対処される事を祈ります。

 9/5の日経朝刊にこんな記事が載っていました。「大雨の日か、雨なしか、降り方二極化」
日本では過去約100年間で、大雨の日と雨が降らない日が増加した一方、弱い雨の日が減少する二極化傾向にある事が、気象研究所の調査で明らかになったそうです。

 ※元資料と思われるのは、「日本における猛暑と大雨の実態に関する研究
  他にも「平成16年の上陸台風の総合研究」など興味深い報告書もあります。

100ミリ以上の雨となった日が、1901年からの4年間の全国平均0.89日に対し、2001年からの4年間では1.11日となり25%の増加(全国51箇所の平均値),無降水の日も241日から255日に増え、1~5mmの弱い雨の日は49日から42日に減ったそうです。

 私の感覚でも、バケツをひっくり返したような大雨が昔より増えているように感じます。

大雨の日が増えるのは、地球温暖化の影響のようですが、無降水の原因は判っていないようです。

これからも台風や大雨は強くなる傾向のようですから、「今までは大丈夫だった」と考えず対応が必要だと思います。

温暖化の影響は、私達のすぐそばにあると感じています。
個人でも温暖化を防ぐ事を意識しなければ、次の世代は大変な災害に会うかもしれません。

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September 02, 2005

カトリーナ:明日は我が身

米ハリケーン「カトリーナ」の被害すごいですね。

NASAが世界の自然災害の衛星写真画像を公開しています。 >Natural Hazards
かなり大きな画像で、詳細まで見る事ができます。 ドームの屋根が飛んでるのも判りました。
ハリケーン被災前の写真も載っているので比較ができます。
NHKのニュースで使っていた画像の出所はここだと思います。

 やはり地球温暖化の影響などで、このような巨大ハリケーンが生まれたのでしょう。
今後も発生する可能性は十分考えられると思います。

 先日の首都圏を襲った台風も、大島で最大風速の記録を塗り替えましたね。

これを機会に、アメリカも地球温暖化を防ごうという世論が高まり、京都議定書にサインすれば良いと思うのですが、今後注目したいと思います。
昔なら「天罰だ!」と言われた事でしょう。

日本は山があるから、上陸後勢力を落としやすいという特性があるようですが、いつアジアを同等の台風が襲うかもしれません。

このクラスの台風になると、巨大地震よりも大変な事になるのかもしれないと思いました。

地震対策は、今回のハリケーンのような災害に対して,私たちの地震の備えは役に立つのでしょうか?

・備蓄食料と水は役に立ちますね。備蓄品を持って避難できればの話ですが。

・広域避難場所は、水没して使えないかもしれません。

・陸路が使えないと、支援の供給ルートも絶たれます。水路は使えるでしょうが、ボート類の絶対数は不足しそうです。
 駐車場に置いてある、カヤックや救命胴衣を、自宅に移動しようかと考えました・・・

・ガソリンの備蓄は貴重品になりそうです。車が使えないと意味ないですが。

・トイレは、使えそうです。

・自己発電機能付き、ライト・携帯充電・ラジオは、役に立ちます。

こう考えると、食料・水の備蓄+情報(ラジオ・携帯)が防災の基本中の基本。+αでトイレや他の装備が役に立ちそうです。

地震と違い台風は、かなり前から確実な予測ができます。
台風の規模を甘く見ないで、早めに避難すれば、少なくとも命は助かるでしょう。

では、どこに逃げるのか・・・・
東京の場合は建設局が、洪水ハザードマップの市区町村別対応状況を、こちらで公開しています。 

 洪水ハザードマップは、市区町村別に作成する事になっているようです。 まだまだ未整備のところが多いようです。

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August 01, 2005

あなたにもできる集中豪雨対策

毎日暑い日が続きます。 毎晩エアコンをつけっぱなしの家庭も多いのではないでしょうか。

熱帯夜の日が、百年前は年間5日程度だったが、最近は30~40日に達しているそうです。数年以内には50日を越えるという予測があるそうです。 

 ヒートアイランド現象が原因とか。

 そして、ヒートアイランド現象の異変の一つが、集中豪雨です。 都心部の温暖化とともに徐々に増える傾向にあるそうです。

我々が、暑さ対策でエアコンを使い、年々熱帯夜が増え、集中豪雨が増え、豪雨による災害も増えている訳です。

地球全体での年間平均気温が、この百年で0.6度の上昇に対して、東京都心部は3度の上昇しています。
地球レベルの5倍の速度で温暖化が進んでいる訳です。

2010年にはさらに、0.5度上昇するそうです。  深刻な問題だと思いませんか?

以上の情報は、7/31の日経新聞 「地球号は今」という連載の記事からです。

私たちができる対策は何があるのでしょうか?

1)オフィス、自宅、車のエアコンの温度を下げる。
  タクシーが並んでいる横を通る時の熱気のすごさには、いつもうんざりします。
  駐車場ではアイドリング禁止なのに、なんとかならないものでしょうか?
日中エアコンを切った車の暑さはすごいですから、技術的運用的な対策を講じて欲しいものです。

2)打ち水をする!
打ち水大作戦2005」をご存知でしょうか? 国土交通省、環境省、東京都なども後援しているイベントです。
「打ち水をして、2度気温を下げよう!」という活動です。

 子供の夏休みの仕事にするとか、いかがでしょう。 
 
 サイトには、「打ち水人登録」「打ち水人日記」などもあります。一度覗いてみてください。

 ちなみに今年は、8/10が全国一斉打ち水の日だそうです。正午に打ち水をしましょう! 

3)緑化の推進
屋上緑化なども進んでいますが、まだまだですね。

地震は仕方ないとして、異常気象や温暖化に起因する集中豪雨などの災害は、改善する事ができる可能性があります。 次の世代のために、将来のために、できる事は取り組みたいですね。

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July 05, 2005

大雨に思う:雨水貯留槽のすすめ

今年の梅雨は、雨が降るところは大雨になり、降らないところは降らない状況ですが、今後もこのようなパターンは増えるように思います。

特に都市部では、ほとんどアスファルトに覆われてしまい、雨水がしみこむ場所がなくなり、雨水がはけ切れずに溜まってしまう、いわゆる内水氾濫が発生しやすくなっています。
  内水氾濫についての説明は、こちら(防災科学研究所 「防災基礎講座(気象災害編)」)

行政もさまざまな防災対策をしていると思いますが、個人レベルで対応できる対策はないのでしょうか?

私は、雨水貯留槽(雨水タンク)の設置が良いと思います。

家庭用では200リットル~300リットル程度の容量であり、1家庭で貯める事のできる量は知れていますが、地域ぐるみで取り組めば、それなりの効果はあるのではないでしょうか?
【雨水タンク】リス雨水タンク300L

また地震発生時や渇水時の生活用水の備蓄にもなります。

自治体によっては、設置に対して助成金を出しているところもあります。
 東京都台東区の例はこちら

台東区では、500リットル以下で半額(最大3万5千円)、500リットル超で最大30万円まで助成するようです。

また企業においても、防災・渇水対策としてぜひ設置して、災害発生時には地元住民への生活水供給などの支援などに活用していただきたいものです。


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July 01, 2005

水害のリスクの学習サイト

水害ネタが続きますが、防災科学研究所で「参加型水害リスクコミュニケーション支援システム」を公開しています。

基本は地域で相談や勉強会をする時の資料の提供のようですが、スライド形式の資料ですので、一般の方が見ても参考になります。

現在6つのシナリオと、その資料が公開されています。

住民ができる水害対策なども紹介されていますので、ご覧になる事をお勧めします。

孫子の兵法に、『敵を知り、己を知らば、百戦危うからず』というのがありますが、災害も同じではないでしょうか?

災害の仕組みや災害リスクを知り、行政の災害対策、自分の生活圏の環境を踏まえて対策を行えばきっと家族を守れます。

そのために災害・防災の知識を付けましょう!

 先日、土嚢について紹介しましたが、このサイトで土嚢がない場合の方法として、40リットル程度のゴミ袋を二重にして、水を半分程度入れ、ダンボールに隙間なく詰めて代用する方法が紹介されていました。

 ダンボールに入れるのは、木の枝などが流れてきて刺さって破れるのを防ぐためでしょうね。

地震の際も、ゴミ袋は大活躍しますから日頃から買いだめしておくと良いですね。

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June 29, 2005

豪雨、洪水対策

新潟の大雨、4500世帯に非難勧告が出されたそうですね。 お見舞い申し上げます。

近年、集中豪雨の話をよく聞くようになりました。 雨が降らない時はまったく降らず、降る時は大量に降る、地球規模での異変です。

地震のリスク以上に、豪雨のリスクは身近な問題なのかもしれません。

 私たちが豪雨や洪水に備えておける事は何があるのか、考えておく必要がありそうです。

1)避難準備: 基本的には地震の非常持出袋と同じと考えて良いと思います。 断水の可能性もあるようです。
プラスアルファとしては、雨対策。大雨でも耐えられるしっかりした雨具や長靴などの備えでしょう。

以前、地震に対する準備の中で、液状化が発生すれば水が出るので、スニーカではなく防水性のある靴を備えるべきだとご紹介しました。  集中豪雨対策としても、防水性の高いトレッキングシューズなど会社に置いて置くと良いかもしれません。

 女性は冬あれだけ豊富な種類のロングブーツがあるのに、大雨の日におしゃれなレインブーツを履いている人は少ないなといつも思います。

私はカヤックをやる時に、水の冷たい時期は農業スパイク「農耕用足袋?」を使う事があるのですが、膝までの長さがあり、丸めて保存ができるので、実用性は高いと思います。 でも、スーツでこれを履いて電車に乗る勇気はありませんね。 非常事態なら履けるかな? いっそ、すべりにくいサンダルのほうが良いかもしれませんね。

 10年近く前だったと思いますが、大雨になり会社の周りがすべて足首まで漬かるような状況になった経験があります。

2)情報収集: 洪水ハザードマップを作成している自治体もあります。事前に確認しておくと良いですね。
 東京近郊であれば、東京アメッシュ10分~2時間前までの東京近郊の降雨量が判ります。携帯版もあります。
 
 私は先日このサイトを見ていたおかげで、大雨が来る前に家に帰り着く事ができました。


東京都水防情報都内各地のスポットの降雨量がわかります。

 国土交通省 川の防災情報全国のリアルタイム雨量・水位などの情報を提供。 リンク情報も豊富です。

3)浸水対策
 洪水の危険のある地域では、万一の床上浸水に備えて1階に浸水すると困る物は置かないのが一番です。

 最近は、吸水ポリマーを利用した吸水性土嚢というのがあるそうです。
アクアブロックND-20【水害対策◆土は不要、3分で水を吸収してすぐ土嚢】

中に砂や土を詰める必要がなく、コンパクトサイズなので、水害対策用にそろえておくと安心できますね。
 

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