February 16, 2010

新型インフルエンザ 初期封じ込めの効果

新型インフルエンザも終息傾向にあるといったニュースを聞くようになった、弱毒性であったためか社会の混乱に至るような大きな被害は出ず、昨年5月頃の騒ぎはなんだったのだろうと思わないでもない。
  
 特にあの時期イベントや修学旅行が中止になった方は、必要だったのかという思いが強いかもしれないが、確かに成果ははあったようだ。

 WHOの進藤奈邦子氏は、「日本は第一波を踏み潰した」と講演で話している。2/5に開催された日本環境感染症学会での講演で、封じ込め対策を行わなかった米国ユタ州と感染状況を比較し、封じ込め対策の重要性を説いたそうだ。 (日経メディカルオンライン

 日本国内で初めての感染者が出た(5/16)神戸市は、即日1週間の休校処置を行い、修学旅行は延期、神戸まつりも中止とした。 そして外出自粛・手洗いマスクの徹底・発熱センターへの相談などを、市民に広報するといった対策を取った。

 この結果、6/4時点で390人が感染したが、入院・死亡共にゼロとなった。

 一方、神戸と同様の立ち上がり方を示したユタ州では対策は行われず、結果6/4時点で489人が感染、入院35、死亡2人となり、5月頃に第一波のピークを示したそうだ。

 つまり、日本では第一波に相当するピークが見当たらず、封じ込め対策が項を奏し「第一波を踏み潰した」と言えるそうだ。

今回の新型インフルエンザ流行の結果で心配に思うのは、近い将来鳥インフルエンザ由来の強毒性の新型インフルエンザが流行しだした時、「2009年の新型インフルエンザでは大した社会的混乱はなかったではないか」と対策がおろそかになる事。「日本は医療体制がしっかりしているから大丈夫」とタカをくくって対策を行わない事ではないだろうか?

今回の新型インフルエンザは、やや過剰反応があった感がしないでもないが、基本的な対策の大切さなど忘れずに、次の新型インフルエンザに備えるべきだと思う。

行政やマスコミも今回の対応や対策の内容をしっかり分析し、何が必要で、何が過剰だったのかをはっきりさせ、国民に広く伝えるべきではないだろうか。

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February 15, 2010

高機能マスクにも粗悪品が

今日のスーパーニュースで、中国製マスクの粗悪品について報道されていた。
捕集効率95%(N95相当)をうたっていても粗悪品があるようだ。 使い捨てマスクは医療品扱いではなく雑貨扱いで中国から輸出されるため、品質チェックを行わずに輸出されるケースがあるようだ。

 驚いたのはその製造現場、作業員が手袋もマスクもつけず、髪さえ覆わずに作業している姿。 
製品に髪の毛が落ちている様子も写っていた。
 製造している機械もほこりまみれで汚い。 以前は一般の家庭で使い捨てマスクを製造していて、材料の不織布は密閉もされていない状態で、路上にころがっていた。

こんな状態では、最悪ウィルス付マスクを買うような事態も起こりかねない。

最近は政府の取り締まりが厳しくなり、大幅に減っているようだが、なくなる事はないのではないだろうか?

 中国では、粗悪マスクが原因で気管支炎になったという報道もされていたようだ。

放送の中でマスク工業会の会長が、「一番困るのは中国製のマスクが全てこんな状態だと思われる事」「自主基準を作って、工業会のマークを付けるようにしている」と言ったコメントを話していた。

 自分たちの業界の信頼を得るために真摯に取り組んでいる姿には思えなかった。
たとえ一部でも粗悪品の実態があるのなら、業界をあげて信頼確保に取り組むべきで、表示の自主基準の設定だけでは手ぬるいと思う。

 ISO認定工場で製造しているとか、随時品質テストを行うとか、そういった対応が必要に思える。

ちなみに「全国マスク工業会」という組織は、平成17年に発足しているようだが、ホームページは見当たらず、上部組織の「社団法人 日本衛生材料工業連合会」にマスクについての記述があり、自主基準の内容についても書かれている。

 番組の中で、国民生活センターでのテストについても触れていたが、これは以前の記事「マスクを購入する時に知っておきたい事。」で紹介した内容です。 リンクも貼ってあるので、興味のある方はご覧ください。

 やはりこういった物は、供給が安定している時期に信頼できる商品を購入して備蓄しておくべきだと、改めて思いました。

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January 06, 2010

あなたがペットにインフルエンザをうつしているかも

新型インフルエンザが、豚インフルエンザ由来のものだという事は知られている事ですが、人のインフルエンザがペットにもうつる事を意識している方は少ないのではないでしょうか?

 あなたのくしゃみで、可愛いペットにインフルエンザを移しているかもしれません。

 日経メディカルの記事で「自宅でペットを飼っている人々は要注意」という記事を見つけました。

 世界で人のインフルエンザがペットに感染した例が幾つもあるようです。 確認されているのは、犬・猫・フェレットなどで、H1N1型の人インフルエンザに感染していたそうです。

 ここで上げられている例は人インフルエンザへの感染を疑い、実際に検査に出して確認されたケースですから、ほんの一握りの事例なのでしょう。 実際は獣医に診せていないケースも含めるとかなり多いのでしょうね。

愛するペットをお持ちの方は、ペットに対しても咳エチケットを守る必要がありそうです。

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December 07, 2009

マスクを購入する時に知っておきたい事。

インフルエンザ対策のマスクとして多くのマスクが売られているが、みなさんは何を基準に選択されているでしょうか? 商品に表示されている性能が正しくない事を、具体例を使って国民生活センターのレポートが報告している。

 以前のマスク関連の記事でも何回も触れていますが・・・

まず知っておきたいのは、どんなに高性能のマスクでも顔にフィットしていなければその性能は発揮されない事。
具体的には、鼻周辺からのモレや頬の部分の隙間からのモレ、あごの部分からのモレです。

そしてマスクの性能を過信せず、うがい・手洗いなどの基本をしっかり行う事。
ちゃんとトレーニングを受け、試験装置で確認しないと、マスクの性能を発揮する事はできないようです。

この国民生活センターのレポートでは、市販のマスク16種類について捕集効率のテストとモニター10名による空気の漏れのテストを行っている。

 テスト対象のマスクを見ると結構店頭やネット上でも見かける商品もあり、そのテスト結果には少し驚きました。
私が購入し、昔ブログで紹介した商品もありました。

 テストではN95基準(捕集効率95%以上)を満たしていると受け取れる表記があっても、テストでは80%以下の捕集効率しかないものが6銘柄もあった。

また高ければ高性能という訳でもないというテスト結果になっています。

 ぜひ、このレポートを一読してマスク購入の参考にされると良いと思います。
こうして見ると、やはり3Mが一番安心できるブランドなのでしょう。


 そして国なり業界団体なりで、国民の信頼を得るための努力をすべきです。

もっとも国の立場からすれば、咳エチケットを普及しマスク着用率を防ぐ事(感染した人が他へ広める事を防ぐ事)が第一の目的であって、健康な人がマスクで感染を防ぐ事を期待していないかもしれません。
 実際正しくマスクを着用し、完璧に防御できる人は少ないのですから・・・

 そう考えると、一部の良質なマスクだけが品薄になり、全体のマスク装着率が下がる事態は避けるべきかもしれません。

しかし、悪質な表示や消費者が誤認するような表示の商品は排除すべきですね。

レポートでは商品名だけが記載されていて、薬局等で見かけるどの商品なのかイメージしにくいと思いますので、テスト対象商品を楽天で検索した結果のリンクを以下に貼っておきますので、パッケージのイメージを参考にしてください。  なお、商品名と製造元などから判断したものですので、テストと違う商品である可能性もあります。 そして店の選択に意図はありません。

以下は、レポートのテスト対象銘柄一覧の番号とあわせてあります。

[プリーツ型]
1)立体クリーンマスク


2)フィットマスク


3)FSC・F-95A抗ウイルスマスク

4)微細ウイルス防御マスク


5)抗ウイルスマスクNL-99SP

6)ウイルス対策高機能FSC-Fサージカルマスク


7)FSC・F-95A 抗ウイルスナノ捕集 マスク

8)FSC・F-95抗ウイルスマスク


9)FACE MASK SURGICAL DISPOSABLE


[立体型]
10)使い捨てフルサポートマスク


11)DR.SACCI インフルエンザ立体型マスク


12)SQ-3 不織布立体マスク One-off solid Mask in Non-woven Fabric
 楽天では見つからず

13)micro CATCH MASK ミクロキャッチマスク


14)快適革命


15)シャットフィット立体ガーゼマスク


参考品:NIOSH 認定N95 微粒子用マスク1860

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October 18, 2009

多様化するマスク

いよいよインフルエンザの季節。春に新型インフルエンザが発生したおかげで、シーズン到来には約半年の猶予があったせいか、最近ではスーパーの一角でもインフルエンザ対策用品を見かけます。

 そしてインフルエンザ対策用品もたくさん商品化されていますが、試しに買ってみてもその効果を確認する術はなく、商品の説明書きや○○研究所での実験結果といったデータで判断するしかないのが現状です。

商品の豊富さで言えば、マスクが一番でしょう。 1枚当たり数十円から数百円のものまで、たくさんあります。
私も以前から気にして商品情報を見ているのですが、よく判らないというのが正直なところです。

 通常はサージカルマスクで、米国FDAサージカルマスク基準準拠のもの。 家族が感染したり強毒性の新型インフルエンザが発生した場合に備えてN95基準準拠のマスクを買い置きしてあります。

ある程度の基準を満たせば、いくつかの商品を試して顔の形状にあった空気のモレのない物を選び、こまめに交換するのが正しいように感じています。

 日経Trendyで「高機能化するマスクで、新型インフルエンザから身を守る」という記事が掲載されていますのでご紹介します。

9種類の高機能マスクの仕組みの違いなどが紹介されています。

日経Trendyはかなり細かな商品テストをするのが通例ですので期待していたのですが、今回の記事は原理を紹介する程度で期待外れでしたが、さまざまな高機能マスクの仕組みの違いを比較検討するネタとしては参考になると思います。

紹介されていた商品の中で、以前から気になっていいるのが、クロシードの抗体マスク「フォルテシモ」。
ダチョウの卵から作った抗体をフィルターとして使ったマスクです。
 
 このマスク買ってみたいと思うのですが、20枚6720円と結構高く、その内通販で安いのが見つかるだろうとずっと見送っている商品です。
現状、在庫があって一番安そうなのが以下のお店です。

 ユニークで面白いと思ったのは、「ウィルガード」 。 このマスク耳にかけるゴムがないのです。
粘着剤で顔に貼るマスクで、N99認定マスクだそうです。

必要な時にはずせないし、これを貼って街中を歩く勇気はないので、日常生活での実用性はないでしょうね。
感染者の看病とか、そんな状況で使うためのマスクなのでしょう。
もし、強毒性のインフルエンザが流行したら、完全防備するためには安心かもしれませんね。

それから、マスクの消費期限は3年程度で、主にゴムの劣化によるものと聞きました。
ゴムのないこの商品が期限も長いのなら、備蓄向きかもしれません。

普段使いで、手頃な価格で良さそうなのは、白元の「ウィルスストッパー 立体タイプ」でしょうか?
30枚892円と手頃な価格で、入手し易く、息苦しさも少ないから、一番実用度は高いと思います。
こちらは10月下旬に発売予定だそうです。

今のところ市場には商品があふれているようですが、ちょっとした状況の変化であっという間に品薄状態になる可能性が高いので、商品の豊富な今、自分に合うマスクを見つけて買い置きしておきたいものです。

最後に、インフルエンザ対策は高機能マスクが大切なのではありません。 こまめなうがい・手洗い・リスクを避ける知識といった習慣に関わる事のほうが重要ですので、高機能マスクを買ったから安心ではない事にご注意ください。

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October 06, 2009

インフルエンザ対策にナノイー発生器を買ってみた

パナソニックの「ナノイー発生機」を使ってみた。 オススメできる商品だと思う。
8月上旬に発表された商品で、1ヵ月程前に予約しておいた物が、日曜日に届いた。

 まずは使用感をご紹介。

はっきり言って、ウィルスに対する効果は実感できる訳がなく、判らない。
ただ消臭については、かなり効果を実感できた。

 日曜日から24時間稼働で、家のいろいろな場所に置いて試しているのだが、3~4時間置いておくと効果を実感できる。
 ・おやじ臭が臭いと言われる枕も、完全ではないが消臭されていた。
 ・スーツなどのタバコ臭、洗濯機のカビの匂い、玄関の匂いなども効果が実感できた。

 カビ臭に効果があるのなら、ウィルスにも効果は期待できるのかもしれない・・・

 作動音は静か、私は寝ていてもあまり気にならなかった。 カタログ上では、強34db,弱25dbとなっている。
ささやき声で、30dbと言うから静かである。 ただジーという連続音は心地良いとは言えない。


次に購入に至った経緯をご紹介。
新型インフルエンザが流行しだした頃、シャープのプラズマクラスターイオンやパナソニックのナノイーがウィルスに効果があるといった話を聞いていたのだが、「実際ウィルスに効いているか実感できないし」と考えていた。

このナノイー発生機が10月新発売という話を聞き、秋になって新型インフルエンザが大流行していたら買えなくなるだろうと思い、予約なら直前キャンセルも有りと思い予約しておいた。

シャープ「プラズマクラスターイオン」とパナソニック「ナノイー」との比較だが、昔プラズマを使った空気清浄機というのを使っていた時期があって、周囲の壁にまで汚れが着いて大変だった記憶があり、プラズマというのはあまり良い印象を持ったいなかった。(プラズマクラスターイオンは同様の現象があるかどうか知りません!)

ごく大雑把に言うと、プラズマクラスターイオンは、+と-のイオンをプラズマ放電して放出、「OHラジカル」というウィルスに付着すると酸化力でウィルスを無力化するという仕組みらしい。

 一方、ナノイーは5~20ナノメートルという、非常に微細な水に包まれたイオンを放出し、やはり「OHラジカル」な状態でウィルスを無力化する。

シャープは、酸素と水素が分離した状態、パナソニックは微細な水という発生時の違いだけで、イオンの力で「OHラジカル」な状態にし、ウィルスを無力化するといった原理は同じようだ。
ダイキン・日立などでも同様のようだ。

さて、ナノイーを選んだ理由ですが、

・昨年ナノイーのナイトスチーマーが話題になり結構売れたらしい。
 →美容に敏感な女性が評価したのだから、健康への影響はないだろうし、同様の効果があれば妻も喜ぶ。

・ナノイーは交換が不要。 プラズマクラスターイオンは2年程度で交換が必要。

・どちらかと言うと、パナソニックが好き。

さまざまな実験データ類は鵜呑みにできるものではないし、第三者機関が比較実験をしないと信用できないと思っているので、あまり気にしませんでした。

なぜ空気清浄機にしなかったのか。

 情報を集めていると、このやり方だと空気中のナノイーの密度がないと効果が少ないようです。
カタログ上の適用床面積は送風力のある空気清浄機が上なのですがナノイー発生器は1個らしく、ナノイー発生器が2個ついている発生器のほうが効果は期待できるのではないかと考えました。

 そして価格、もし期待はずれだった時あきらめられる価格じゃないと。

 長くなりましたが、消臭効果だけでも期待に応えてくれましたので、おすすめです。


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家族が新型インフルエンザに感染したら

家族が新型インフルエンザに感染したら、親は1週間の出社停止という企業もあるようだ。
みなさんの周りでも家族が感染したという例は出てきているのではないでしょうか?

症状は軽微とはいえ、それくらいの処置は必要だと思う。

 これを機会に(複数の)同僚が1週間突然これなくなった場合でも業務に支障がでないように、日頃の作業の仕方、情報の共有の方法、連絡の方法など話し合っておきたい。

 古い記事だが、実際に小学生の娘さんが新型インフルエンザに感染した方のレポートが「日経Trendy net」に掲載されているのでぜひ目を通していただきたい。

 大きなポイントは二つ。
1)発症から,24~48時間の対応が決め手
 発症から24時間経たないとインフルエンザと判断できず、発症から48時間以内にタミフルを服用しはじめる事が重要。
 毎日体温を測るなど、発症のタイミングを知る事が効果的な対策につながる。

2)同居する家族の対応が、感染防止につながる。
 別室で寝るなど、できるだけ感染した家族との接触を避け、感染していない家族も外出を減らすに越した事はないが、外出するならマスク・手洗いなど、感染拡大に配慮する。

 はずせない用などで人に会う時は、「家族が感染した」旨を伝え、会う必要があれば感染を広げないよう配慮する。

 これは、感染者の家族当人だけではなく、取引先も含めた理解とフォローが必要です。
社会として最も避けたいのは爆発的な感染拡大です、こういった配慮の積み重ねが爆発的拡大を減らし、いつかは自分にめぐってくると考え対応するべきでしょう。

 今回の新型インフルエンザの流行は、さいわいな事に弱毒性でした。 強毒性の新型インフルエンザがいつ発生してもおかしくない状況ですから、今回の流行を(強毒性流行の)実地訓練だと考え対応したいものです。

 これからが流行の本番でしょう。 うまく乗り切りたいですね。

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September 12, 2009

タミフル耐性新型インフルエンザ ついに人-人感染か

米国内で、タミフル耐性を持つ新型インフルエンザで人から人へ感染した恐れがあると、米疾病対策センターCDCが発表した。

 今までも世界各地でタミフル耐性を示す新型インフルエンザは見つかっていたが、いずれも人-人感染は起きていなかったが、ついに人-人感染が起きたようだ。

CDCでは、健康な人が予防のためにタミフルを服用すると耐性ウィルスを発生する可能性があると警告していたが、今回の例ではキャンプに参加する数百人の参加者に、予防のためにタミフルを服用させていたようだ。

予防的にタミフルを服用して、予定を遂行したい気持ちはよく判る。
しかし、タミフル耐性インフルエンザが世界的に流行すれば、数少ない対応方法をひとつ失う事になり、そのために失われる命も少なくないだろう。

 世界レベルで使い方のガイドラインを作り、守っていかなければならないのでしょう。
WHOに強い権限を与えなければ、こういった問題の対応は困難ではないでしょうか?
もっともルールがあっても、特権を持つ人が守らない可能性が高いのでしょうが・・・

Aソ連型ウィルスでは、前の年の冬2.6%だった耐性ウィルスが1年後には97%が耐性ウィルスという例があります。 新型インフルエンザでも急速に耐性ウィルスが増えるのでしょう。

長い時間をかけ作り上げた治療薬が、使い方を誤れば短期間に無力になってしまう訳ですから、 ウィルスの進化に、人類の科学力が及ばなくなる日は、そう遠くない気がしてきます。

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July 03, 2009

日本でもタミフル耐性新型インフルエンザウィルス見つかる

先日、デンマークでタミフル耐性の新型インフルエンザが見つかった話題を取り上げましたが、大阪でも耐性ウィルスが見つかった。

 予防のためタミフルを服用中に発症した患者で、リレンザで治療したところ回復したという。

タミフル耐性インフルエンザといっても、今回のようなタミフル服用中に突然変異した場合は他の人には感染せず消失するそうだ。 一方自然に変異した耐性ウィルスはヒトーヒトで感染する。
(以上。7/2 YOMIURI ONLINE

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July 01, 2009

新型インフル タミフル耐性見つかる

早くもタミフル耐性を持つ新型インフルエンザウィルスがデンマークで見つかった。
新型インフルエンザが見つかってたった2か月程度で、タミフル耐性のものができるとは驚きです。

 WHOは現状このデンマークの1件のみで、他には発見されていないという話だが、時間の問題なのだろう。
アメリカでは既に感染者が延べ100万人を突破したというから、インフルエンザもそれだけ試行錯誤を繰り返したという事でしょう。

 季節性インフルエンザでも同じだが、薬が効くからといってむやみに使ってはいけないのではないかと思う。
使った分だけ耐性インフルエンザが発生する可能性は高まるのだろうから。

 長い時間と多額の資金を掛けて開発される薬に、短期間で適応してしまうインフルエンザウィルス恐るべし。
はたして次の日本のインフルエンザ流行シーズンには、耐性インフルエンザの割合はどの程度増えているのでしょう?

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June 22, 2009

マスクはカップ型クッション付きが安心らしい

マスクの品薄状態が続いています。 高機能なN95マスクを買う人も多いようですが、どんなに高機能なマスクでも空気の漏れがあっては効果が半減してしまう。 ちゃんと意識して使う人は少ないようです。

 マスクの種類によっても適切な装着がし易い物とそうでない物があるようです。
フィッテングテストのできない一般人は、装着適正率が高い商品を選びたいですね。

 日経メディカルオンラインに「あなたを守るはずのマスクは本当に大丈夫なのか」という記事が公開されています。

 佐賀大学)井本氏らの調査によるN95マスクのエア漏れ率を調査した結果などが紹介されています。
マスクの種類によっては、フィッティングの指導直後であっても24%しか適切に装着できていなかったそうです。
 また、指導直後は適切な装着ができていても半年後には2~18%も装着適正率が低下するとか。
定期的な装着指導とフィッティングチェックが重要と指摘されています。

マスクの種類によって装着適正率に差があるようです。
もっとも装着適正率が高い順に、「接顔クッション付きマスク」「ノーズクリップ付きマスク」「ペリカン型マスク」。

 特にペリカン型では、指導後であっても装着適正率は24%と低く、指導を受けなければ僅か10%と低い。

 また別の調査では説明書未読状態で装着した場合と、正しい装着方法を知り4回目の装着の場合で適正装着率を比較している。
 説明書未読では、最低で6.1%しか正しく装着できていない。最高でも74.1%。 一方、正しい装着方法を知り4回目の装着では最高で93.4%、最低で27.3%の適正装着率だった。

 この調査では、接顔クッション付きカップ型が最もよく、以下カップ型、折りたたみ型、くちばし型、カップ型の順。

自分の顔にあったマスクを選ぶ事と、きちんと説明書を読み正しい装着方法を学ぶ事が大切だ。

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June 16, 2009

新型インフル 人に感染しやすく変異?

世界中で感染者が増えている新型インフルエンザだが、一部のウィルスで人に感染しやすくなる原因とみられる変異が見つかった事を、東大医科学研究所)河岡教授らが英科学雑誌「ネイチャー」に発表した。
6/15毎日jp

 インフルエンザウィルスは、表面の突起上のタンパク質(HA)で細胞につくようだが、一部のH1N1インフルエンザウィルスでは人間に感染しやすい形に変異しているのが発見された。

 これにより、人間への感染力が強まる可能性がある。

これから南半球のインフルエンザ流行シーズンを迎え、感染者が増えればウィルスが変異する可能性も高くなる。

 今シーズンは、Aソ連型のタミフル耐性のインフルエンザが流行した。 前シーズン僅か2.6%だった耐性インフルエンザが1年で97%にもなった事を考えると、北半球の次のインフルエンザ流行シーズンにはより感染しやすく適合した新型インフルエンザが流行する可能性は高いだろう。

今の状況に安心せずに、対策を進めてほしい。
 

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June 13, 2009

社員の感染状況確認

新型インフルエンザが大流行した場合、社員の健康状況の把握はかかせない。
無料で登録できるGoogleドキュメントのフォーム機能を使って、確認する仕組みを作ってみた。

6/11サイボウズは同社のグループウェア「サイボウズ デヂエ」用の「感染状況確認用テンプレート」を提供開始したという報道をみた(ニュースはこちら)。

 「サイボウズ デヂエ」を導入済みの会社は限られている。
そこで、必要な時に無料で即日使えるGoogleドキュメントを使って、社員の感染状況確認システムを作ってみた。
EXCELが使える程度の知識があれば、誰でも作れるので、いざという時はこれを参考にして自社用を作って使っていただきたい。

 Googleドキュメントの感染状況確認フォーム
 Googleドキュメントの集計管理画面(Googleアカウントがある方の閲覧のみ可)

 新型インフルエンザや他の災害発生時には、社員の状況把握は欠かせない作業だ。
全社員の状況把握を電話等で行うのは大変な労力がいるが、緊急の状況ではこういった作業はできるだけ効率的に行い、他の作業に労力を割きたいものだ。

 防災の展示会などでも、こういった社員の状況把握のシステムは多く展示されているが、大企業以外でこうしたシステムを導入できている会社はまだ少ないのが現状だろう。

こうしたシステムが導入できていなくても、Googleドキュメントなど無料のサービスを使って、即席のシステムを作る事ができるので、覚えておくと良い。

 もちろん、こういった一般向けシステムでは十分なセキュリティの確保や利便性に課題はあり、事前に評価検討しておく事をお勧めする。

 Googleドキュメントのフォームは、簡単に作成できて、携帯からでも回答できるので便利だ。
個人的にも「支出管理」フォームを作成して、携帯から回答し、経費管理に使っている。

なお、このフォームの利用者はGoogleアカウントを持つ必要はない。

 仕組みは簡単。
・管理者がGoogleアカウントを取得し、Googleドキュメントのフォーム機能を使って必要なフォームを作る。
・管理者は、利用者に対してメールする。
・利用者は表示されるフォームから回答する。
・管理者は、Googleドキュメント上から集計概要画面と表計算画面で内容を確認できる。
・表計算画面では、一定の体温以上の回答に色を付けるといった設定もできる。
・EXCELにデータを書き出す事ができるので、必要に応じてデータを書き出し加工できる。

[利用者に送るフォーム画面]
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[管理者が利用する集計概要画面]
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[管理者が利用する集計表画面]
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June 12, 2009

新型インフル ついにフェーズ6に

12日、WHOが新型インフルエンザの警戒水準を「6」へ引き上げた。 ついにバンデミックが宣言された。
しかし、国境の封鎖や人や物資の移動などを制限すべきではないとしている。


 今回は想定されていた強毒性ではなく弱毒性で、重症化するケースが少なかったから良かったですが、今の世界中での感染拡大を見ていると、もし強毒性や感染力がもっと強ければ「現代医学でも人類は無力だった」と思わざるを得ない状況になっていたでしょう。

 GW前後の騒ぎ方から比べると落ち着いて、街中でマスクをしている人も少ないようです。
その一方で、 日本でもじわじわと感染が広がり、すでに500人超が確認されています。
また、東京や福岡での集団感染も発見されています。 

これが第二波なのかもしれません。
マスクを付け、うがい・手洗いなどの予防策も今実践している方はどれだけいるのでしょうか?
公共施設でもアルコール消毒液などが置かれていましたが、今はだいぶ減ったように感じます。
イベント等も普通に行われていますね。

 一番恐ろしいのは、秋以降のインフルエンザ流行期になって変異してより強力になった新型インフルエンザが流行する事。
 人々の警戒心はすっかり薄れ、休校やイベントの中止などの対策にも消極的になった時期に強くなった新型インフルエンザが流行すれば大きな被害がでるでしょう。

今は旅行の中止やイベントの中止など積極的な対応は必要ないのでしょうが、個人個人の感染防止のための習慣は徹底しておくべきでしょう。

私は外出時外を歩く時にマスクは付けなくなりましたが、エアコンの効いている密閉された空間ではマスクを付けるようにしていますし、うがい・手洗いも習慣化しています。

次のインフルエンザ流行に備えて、備蓄なども大切ですが、何より大切で誰もができる感染予防の基本動作を習慣化する事です。

 周りも巻き込んで徹底すれば自分への感染リスクも減るのですから、積極的に広めたいですね。

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June 03, 2009

新型インフル 小康状態だが

新型インフルエンザの流行も小康状態のようですね。 毎日ポツポツと海外からの帰国者の感染のニュースはあるものの、神戸の高校生のような国内でのヒトーヒト感染の例は少ないようです。

 しかし、アフリカ大陸での初感染が確認されるなど、世界では感染が確実に広がっています。
特にこれから寒い季節を迎える南半球での、感染拡大が懸念されており、WHOも警戒レベルをフェーズ6にあげる事を検討しているようです。

ニュースで報道される機会も減ってきたので、安心感が広まり、感染が増えるのではないかといった心配もあります。
 
 一方、修学旅行のキャンセルや国内旅行を控える事により、関西の観光やJRなどは大きな影響を受けたようです。 6/3に兵庫県知事が安心宣言を出しました。 

 今回の新型インフルエンザの対応について、鳥インフルエンザ由来の強毒性のインフルエンザを想定したものであり、過剰な対応だったといった声もあがっていますが、どうなのでしょう。

 私は、新型インフルエンザの正体(病原性・感染力など)が判るまで、強毒性を前提とした徹底的な対応をするのが正しく、混乱はあったものの、ほぼ適切な対応だったのではないかと感じています。

 ただ、毎回大臣が感染者の報告をするのは、張り切りすぎだったのではないかと・・・

 今回は、「いきなり強毒性がはやると、世界が大変な事になるから、弱毒性で警告してやろう!!」と誰かが警告のために発生させたのではないかと考えてしまいます。

 「騒いでいた割に大した事なかった、こんなもんか」と決して思わずに、「弱毒性でもこれだけの経済被害が出たのだから、これが強毒性だったら・・・」 と考えるべきなのでしょう。

今回の事態を教訓に、 秋以降の次のインフルエンザシーズン到来に備えて、万全の準備をしてください。

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May 22, 2009

市町村別新型インフルエンザ感染者マップ

市町村別の新型インフルエンザ感染者のマップを見つけたのでご紹介します。
Microsoft Live Search Mapsを利用した地図で、関連ニュースのリンクも貼られているので便利そう。

やはり関西圏の拡大が気になります。

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洗足学園の対応の是非

首都圏で初めての新型インフルエンザ感染者となった、洗足学園の女子校性についてのニュースが首都圏ではさかんに報道されています。

 新型インフルエンザの流行が話題になっていた11日から渡米した事について、「中止すべきだった」といった意見も出ているようです。


 報道で伝わる内容を見る限り、結果として感染してしまったが、適切な判断と対応だったのではないかと思います。
 校長が会見で涙を見せたから同情的になった訳ではありません。

個人参加のイベントであり、事前に両親・本人ともリスクについて協議し、合意の上で渡米した事。
渡米中も人の多い場所に出入りしたものの、現地の人の多くがマスクをしていない中で、ほとんどマスクをしていた事。 手洗いなども頻繁に行っていた事。

 帰国後も登校せず(すでに発熱していたせいでしょうが)、学校側も情報を公開し、近隣住民や生徒に配慮し、感染者は登校していないが休校とした事。

 感染するリスクを判断し、必要と思われる対策を行ったが、感染してしまったが感染は広まっていないという状況だと思います。

 一方、神戸の高校では渡航歴がないものの、季節性インフルエンザの季節ではないのに発熱者が続出していたのに対応せず、他校との交流試合に参加するなどして、感染が広まってしまっています。
 国内での二次感染が発生していない時期ではありましたが、水際対策が完全でない事は十分判断できたはずです。

この二つの事例は、とても参考になると思います。
危機管理では、リスクに対する対策として「保有」「移転」「回避」「最適化」があります。
・「季節性インフルエンザと同程度の健康被害だから、かかっても大した事がない旅行に行こう」 が「保有」
・「感染が怖いから旅行は取りやめよう」が「回避」
・「注意して対策を充分行って、旅行に行こう」 が「最適化」
・「移転」は良い例が思い浮かびません・・・ 通常は保険を掛けるとか、外部に依頼するといった対処です。

洗足学園の例は、「最適化」を選択したが感染し、しかし被害は広がらなったという例でしょう。
神戸高校は、「保有」に当たるのでしょうが、リスクを正しく評価できていなかったのでしょう。
修学旅行の中止や、休校は「回避」ですね。 もっとも「責任回避」かもしれませんが・・・

神戸の感染拡大で、一斉に休校処置にしたものの、高校生が繁華街で遊び歩いていたり、保育園に預けられない親が働きにでる事ができないなどの弊害も出ていますし、関西方面への修学旅行も中止が続いています。

 休校にしても高校生が繁華街でたむろしていては、新たな感染リスクが生まれます。

 今後も国内での感染は広がるでしょう、様々な判断を求められる場面も出てくるでしょうが、こういった事例を参考に、リスクを正しく評価し、感染拡大を防ぐ適切な対策を取っていただきたいと思います。

 余談ですが、政府がさかんに「冷静な対応を」と言っていますが、冷静な判断をするための材料や基準が示されていないと思います。

 また「冷静な対応」という言葉から、「神経質になりすぎ」を連想し、「楽観的な対応」と思われるのも困ります。

 
 

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May 18, 2009

国内二次感染拡大-問われる対応力

16日に神戸の高校生の二次感染が確認されてから2日、すでに130人を超える感染者が確認され、急速に感染が広まっている。

 すでに休校を決めた学校は1000校を超え、社会の機能への影響も出始めたようだ。

関西では、マスクを求めて薬局に長蛇の列ができたようだ。
国内での流行は時間の問題と言われていたのに、いざ地元で流行という報道がされないと用意をしない人が多いのだなと思った。

 関東や他の県でも時間の問題だろう。 まだ用意ができていない人は早目に備えるべきだ。


 今回の新型インフルエンザ発生で特長的なのは、想定されていた強毒性鳥インフルエンザ由来ではなく、弱毒性であった事。 

 想定よりも症状が軽く、季節性インフルエンザ程度の症状と言われており、行政や企業も判断に迷いがあるようだ。
 季節性インフルエンザと同程度の症状なのに、社会や企業の活動を制限して良いものか? ましてこの不況の時代、企業の存続にも関わってくる問題だ。
 市民の意識も同じだろう、季節性インフルエンザと同程度と考えれば、大切な予定をキャンセルしてまで外出を控える人は少ないだろうし、軽く考える人も多いと思う。

 結果、強毒性のインフルエンザ以上に拡大が広がるのは必至だろう。

 今は早期に手厚い治療が行われ重症化していないが、感染がまん延し医療機関の機能がマヒしたり、症状があっても受診しない人が出てくると、死者を含む被害が出てくるはずだ。

 感染拡大を防ぐには、個人の基本的な予防策の徹底に尽きると思う。
つまり、マスク・手洗い・うがいと咳エチケットの徹底だ。

 海外ではマスクをして歩いていると奇異に見られるという話を聞く、日本では花粉症の影響もあって、今は不思議な光景ではない。 そして日本は世界でも最も衛生状態が良い国なのだから、世界で最も実現しやすい国のはずだ。

 接客業だからマスクをしていられないといった話も聞くが、「インフルエンザ対策としてマスクを着用しております」と張り紙一枚されていれば客は納得するし、私が客なら「ちゃんと意識している店と」むしろ安心できる。

 学校も予防的に休校にせず季節性インフルエンザと同等の扱いにし、そのかわり予防策を徹底して指導したほうが、教育として役に立つと思う。

 また、マスクだけが注目されがちだが、接触感染が軽視されていないだろうか?
帰宅時はもちろんのこと、こまめに手洗いをしたい。

 今は、携帯用のアルコールジェルが簡単に入手できるから、外出時に使うと良いと思う。
飲食店や公共の場所でも、消毒液を置くとか積極的に取り組んでいただきたい、それが営業自粛を防ぐ対策になるのだから。

今回の新型インフルエンザ流行は、いつか必ずくる強毒性新型インフルエンザ流行の世界規模での演習だと受け止め、その対応を学びたい。




 
 

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May 14, 2009

発熱外来設置状況

厚生労働省は各都道府県の発熱外来の設置情報を公表した。
県内に患者が発生した場合に開設を予定している発熱外来の設置予定数であり、開設済み及び準備中を含んだ数字で、まん延期にはさらに増設を検討している都道府県も含まれている。

 その数は全国で793箇所。 単純に総人口で割ると、161千人当たりに1か所という計算になる。
都道府県別の設置数と人口/面積で比較してみた。

1カ所当りの人口が最も多いのが千葉の556千人、少ないのが長野の38千人。
1カ所当りの面積が最も多いのが北海道の1941k㎡,少ないのが東京の33k㎡。

設置場所は公開されていないので、都市部に偏在するなどあるだろうから、こんな単純な比較では意味がないのだが、都道府県によりかなり差がある。

 病院不足など根深い問題が背景にあるのだろうが、いざ国内でまん延した場合に不安を覚える数字だ。

一方、新型インフルエンザの致死率は0.4%と推定されるという報道もあった。
メキシコの死者数を踏まえた数字なので、他国ではもっと少ないという見方もある。

季節性インフルエンザが、0.05%~0.1%の致死率と言われ、感染力も強いと見られている。

 最近の報道では、水際で食い止められた4例を除き国内で発生していない事、「疑い例」を報じ、結果「陰性」といった報道が多いこと、感染者の健康被害が軽微な事などから、新型インフルエンザに対する警戒心が少し弱まっている気がする。

 発熱外来の設置数が少ない事を考えると、国内でまん延すれば社会的にも大きな影響が出るだろう。

 過剰反応をする必要はないが、個人や職場の感染防止の意識を緩める事なく注意する事が大切だ。
「仕事や用事があるから、多少の熱があっても出かける」のが日本人の生真面目さだろうが、「新型インフルエンザなら周囲に多大な迷惑を懸ける」事を忘れてはいけない。

 また、誰がいつ感染し1週間以上欠けるか判らないという前提で、仕事の体制を組むといった事を今から進めておかなければならないと思う。

 行政もマスコミも感染防止や医療体制に目が行きがちだが、こういった社会生活での影響を最小限に留める事への対策やとるべき行動についても、もっと啓蒙するべきだと思う。

Hatunetugairai


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May 06, 2009

冷静な対応と過剰反応の境目とは

新型インフルエンザの国内での流行が危惧される中、一般の人にもプロ用の防護服やゴーグル、マスクが売れるなど、過剰反応が起きているとの報道も出ている。

 5/5のWBSの新型インフルエンザ報道のコメントの中で、小谷キャスターが「備えている人から見れば何もしていない人は冷静さを欠いているし、備えてない人から見ると備えている人は冷静さを欠いているように見える」と言ったコメントがあった。

 確かにその通りだと思う。
だが、今行った行動よりも、なぜ行動したかが問題ではないだろうか?

 今回の新型インフルエンザは、季節性インフルエンザ程度の感染力と毒性の強さと言われる中で、日常的にN95マスクを付けるのは過剰反応だろう。 しかも間違ったなマスクの付け方だったりする・・・

 しかし、強毒性鳥インフルエンザ由来の新型インフルエンザ流行の恐れが以前から警告されていたが備えをしていなかった人達が、新型インフルエンザの出現は現実的な問題だと認識し、将来発生するかもしれない毒性感染力の強い新型インフルエンザに対する備えをしたのなら、冷静な対応ではないだろうか?

同じ行動だったとしても、報道に対して短絡的に反応して行動すると過剰反応。
報道から得られた情報で、将来も含めたリスクをイメージし行動したなら冷静な対応だろう。

 今回の新型インフルエンザの流行は、弱毒性で本当に良かったと思う。
今回の教訓が、今までの新型インフルエンザ対策の問題点を洗い出し、自国の対策レベルを上げるだけでなく、世界の対策レベルを上げる事が重要な事を教えてくれたように思う。

 今回の新型インフルエンザの流行は、地震に例えれば大地震が来ると言われている中、震度4の地震が来たようなもの。

  「なんだ、こんなものか」と安心しないで欲しい。 強毒性鳥インフルエンザ由来の新型インフルエンザ発生の危機が去った訳でもないし、同じような感染拡大の仕方とは限らないのだから。

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May 01, 2009

発熱外来は非公開らしい

成田の女性、横浜の高校生共に新型インフルエンザではなかったようで、とりあえず安心してGW突入です。
朝刊一面で報道されるなど、やや報道が過熱ぎみの感もありますね。

 ただ、感染の疑いがあれば「新型インフルエンザ」という前提で必要な処置を取らなければ、前回の記事のように判明した時には大量の2次感染が発生している事になりかねません。
 2次感染を疑われた方々は、大変不便な思いをされ不満を言いたくなるでしょうが、万が一に備えて協力する事が、結局はご自身と周囲の方々のためになると納得するしかないですね。


 ここのところ、「○○県 発熱外来」といったキーワードでの検索がかなりあります。

 私もマップでも作ろうかと検索してみたのですが、どうやら基本的に非公開のようですね。
特定の病院に患者が殺到するのを防ぐためとか書いてあったサイトもありました。

 基本ルールは、自治体の発熱相談窓口に連絡し、電話で発熱外来受診の指示を受けた方のみ指定された発熱外来に行くという仕組みのようです。
 
 発熱相談窓口は、各自治体のホームページのトップにリンクがあるはずです。
また、判らなければ厚生労働省の「都道府県による新型インフルエンザ相談窓口」に一覧が掲載されているので、ご確認ください。

 この非公開というのは、自治体の発熱外来の体制が貧弱なのを公表したくないからではないかと、つい勘繰りたくなります。 未だに県内にひとつの発熱外来も設置できていないところもあるようですから。

苦言ついでに・・・もうひとつ気になるのは、発熱外来を受診する時は「なるべく公共交通機関を使わずに」と案内しているらしい事。
 独り暮らしの老人とかどうしろと言うのでしょう。 患者が殺到するかもしれない状況で救急車を使ったら、通常の救急医療に支障が出るという理由でしょうが、国なり自治体が民間救急を借り上げるとか、対策をほどこしたタクシーを用意するとか、いろいろ方法はあるはずです。

 タクシー券の無駄遣いするくらいなら、感染拡大防止に使って欲しいですね。

余談ですが、今日ホームセンターに寄ったら「緊急入荷!」と書いて、3MのN95マスクが山積みされていました。
価格も20枚2400円と結構安かったです。 通販で手に入りにくくなっているようですので、ホームセンターをチェックすると良いかもしれません。

 ちなみに外出の際に付けるマスクなら、サージカルマスクで十分なようです。
家族が感染し自宅療養になり、看護する家族が付けるためなら、N95マスクがあると安心でしょうが。

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パンデミックシミュレーション

ついに日本でも新型インフルエンザ感染の疑いのある例が出ました。 成田の検疫で発見され、詳細の検査が行われるようです。

 もし日本でも流行したらどうなるのか? 誰もが不安に思う事だと思います。
国立感染症研究所の大日氏が「新型インフルエンザに関する拡大伝搬モデル」という研究の成果を発表されており、感染症情報センターのサイトで紹介されています。

 実際の人の流れのデータを元にしたシミュレーションで、
・東京都八王子市在住の人が外国で感染、
・感染3日目に帰国、
・4日目に丸の内の会社に出社し、発症
・5日目に医療機関を受診、検査診断。
・6日目に対策が実施される というシナリオです。

 感染が確定し対策が行われた時点で、首都圏全域に広がり、33,000人が感染しているという結果になっています。

 但し、外出を自粛する事により感染者を1/13に減らすことができるという結果が出ています。
なお、このシミュレーションは首都圏、仙台、北部九州(福岡)について実施済みのようです。

 もちろん、これは一定の条件を想定したシミュレーションの結果であり、インフルエンザの感染力等により変化しますが、今回は症状が軽い例が多いのでよけい感染が広まり易いのではないかとの見方もあります。

 検疫でチェックできるのは発症した人だけなので、この想定のように帰国後に発症した場合が怖いですね。

 国内で感染例が発見されてから、手洗い・うがいなどの対策を取ればいいと多くの人が考えると思いますが、このシミュレーションを見る限り、感染が確定した時には既に遅いという印象を受けます。

 GW中の行動も注意が必要ですね。

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April 30, 2009

さらなる新型インフルエンザ発生の可能性が

豚インフルエンザの話題で持ちきりだが、従来より懸念されていたH5N1鳥インフルエンザによる新型インフルエンザが発生する可能性がなくなった訳ではない。

 とても気になるニュースがあった。「豚から鳥インフル(H5N1)・・・インドネシア」(4/29 Yomiuri Online
インドネシアの豚が高い確率で、高原性鳥インフルエンザウィルス(H5N1型)を持っている事が、神戸大感染症センターの調査でわかった。
 調査対象の402頭の1割強の豚からH5N1型が検出され、そのうちの1株は人への感染力を一部獲得していた

 今回の豚インフルエンザ(H1N1)はもともと弱毒性で、現状死亡例はメキシコに集中している(4/29アメリカで子供の死亡例が1例発生)。 また、2次感染は報告されていない。
 
 一方、かねてより新型インフルエンザになる確率が高いと言われていた高原性鳥インフルエンザウィルス(H5N1型)は強毒性で過去のパンデミックを起こした新型インフルエンザを上回る感染力と致死率を持つと言われている。

 豚インフルエンザの流行が一段落したら、鳥インフルエンザ由来の新型インフルエンザが流行するといった事態も考えられる。

 世界中が今回の豚インフルエンザ流行を教訓として、次の新型インフルエンザの流行をできるだけ防がなければならない。

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April 29, 2009

新型インフルエンザ 次の展開を想定した備えを

ついにWHOが警戒レベルをフェーズ4に引き上げ、国内でも新型インフルエンザの発生が宣言され、空港での機内検疫も始まった。

 感染が確認された国も7カ国に増え、アジアでも韓国と香港で疑いが濃厚な患者が確認されている。
さいわい現時点では、日本国内での感染の疑いの例は出ていないが、GWで50万人が海外に出かけると言われる時期だけに、時間の問題ではないだろうか?

 GWに海外に出かける人は、検疫による足止めなど不足の事態が起きる事を十分に覚悟しておく必要があるだろう。
 また、感染症や検疫に関する外国語についても知っておくべきかもしれない。
 現地で情報を手に入れる方法についても確認しておきたい。

今回不思議なのは、メキシコ国内だけ死者が出ている事。メキシコ以外では症状が軽い事。感染者がメキシコに行った人に限られている事。

 現在の状況では、水際対策がしっかりできれば楽観的な見方ができそうだ。

しかし、この新型インフルエンザの解明も進んでいないしさらに変異する可能性もあるので、次の展開に備えておきたい。 今は終息したように見えても、数か月後に来る事も考えられる。

 すでに楽天などでも、N95マスクが売り切れている店も出てきている。 国やマスコミが新たな展開を報道すれば、あっという間に品切れになる。

 以下の3点に関する備えをしておきたい。 具体的には、過去の記事でいろいろご紹介している。 
1.マスク、アルコール消毒液等衛生関連用品。
2.自宅籠城への備え、食料品ほか生活必需品。 2~1カ月
3. 電気・水道・ガス・電話・交通機関等インフラが停止した際への備え

 そして会社・学校での対処も確認しておきたい。

もしGW中時間があるなら、自転車で会社や学校まで出かけてみてはいかがだろう。
15km圏内なら1時間以内で行け、通勤可能なはずだ。

最悪交通機関が止まる可能性もあるし、人が集まる場所には近づかないに越した事はない。
 ちなみに自転車通勤について役に立つサイトをご紹介する。「自転車で通勤しようぢゃないかっ!

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April 26, 2009

世界の対応力が問われる豚インフルエンザ対応

突然、メキシコ及びアメリカでの豚インフルエンザのヒト-ヒト感染の可能性が報じられ、驚きました。
日本時間26日11時から、WHOによる専門家緊急会議が開催され、感染拡大防止策について協議が行われるようです。

 メキシコでは3週間で68人の死者が出て、学校の閉鎖などが相次いでいる。(TBS News
また観客を入れずにサッカーの試合を行い、映画館が閉鎖されている。(Yomiuri online

 日本では空港でのサーモグラフィーによる検査が行われ、首相官邸に情報連絡室が設置された。
厚生労働省のサイトには、「メキシコ及び米国におけるインフルエンザ様疾患の発生状況について」がアップされ、詳細がPDFで提供されている。
 この資料には、WHOホームページの仮訳が添付されている。
感染状況、豚インフルエンザについて、対策等がこの資料に書かれている。
仮訳であり、不適切な抜粋等で誤解を招くといけないので、引用は避ける事にする。

 現時点で、国立感染症研究所感染症情報センター東京都感染症情報センター、厚生労働省検疫所「海外旅行者のための感染症情報」のサイトでは、豚インフルエンザに関する情報は掲載されていない。

WHO,CDC(米国疾病情報対策センター),米国PandemicFlu.govには、すでに英語の専用ページが設けられている。

 これは、将来の新型インフルエンザ流行時にも役立つと思うが、日本語なら厚生労働省、英語ならWHOかCDCのサイトを見るのが、早く正しい情報を見る手段なのだろう。 覚えておきたい。

 今回の豚インフルエンザは弱毒性であるH1N1型の亜型のようだが、若年健常人の感染例も多いらしく楽観できない。
 新型インフルエンザになるとして警戒されていた強毒性H5N1鳥インフルエンザの流行の前に、こういった問題が発生する事により、世界中の新型インフルエンザ対策の実効性が問われるだろう。

 はたして、世界は、日本は、うまく封じ込める事ができるのだろうか?

 すでにメキシコでは、マスクが売り切れるという事態になっている。 日本でもこれからマスクの売り切れなども出てくるだろう。

 今回の顛末から、政府などの対応、何が足りなくなるのかなど、多くの事が学べるのではないだろうか?

 なお、このブログでは新型インフルエンザについては多く取り上げているので、右のカテゴリから「感染症」を選んで読んでいただきたい。


 

 

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February 26, 2009

上場企業の新型インフルエンザ対策実行中は1割

日経新聞の広告に、新型インフルエンザ対策/日本の全上場企業の取り組み実態調査の結果が掲載されていた。

上場企業全体では、
実行中 9.8%
計画策定中 14.3%
対応予定有 23.4%
対応予定無 52.0%
無回答 0.4%

従業員3千人以上の上場企業では、
実行中 21.8%
計画策定中 33.3%
対応予定有 29.9%
対応予定無 14.9%
無回答 0%

・新型インフルエンザ発生の際に緊急時対応計画を作成している企業は、新型インフルエンザ対策を進めている企業のうち40.4%
・BCPを作成している企業の割合は、同19.2%

対象:日本国内全上場企業 3,949社 インターリスク総研 2008年5~6月調査

おそらく、2008年が新型インフルエンザ対策元年と言えるでしょうから、08年5月時点の調査では、この程度の数字なのでしょう。 

 08年秋以降の経済状況の変化により、対応を中断する企業もあるでしょうが、2009年の調査結果を期待したいです。

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期待したい国産インフルエンザ新薬

日本国内で三種類のインフルエンザ新治療薬の開発が進んでおり、早ければ平成22年冬のシーズンにも出回る見通しだ。(2/13産経)

 もっとも開発が進んでいるのが、第一三共の「CS-8958」、塩野義製薬の「ベラミビル」。
いずれも臨床試験の最終段階に入っている。

 1回の投与で長期間の効果が得られるのが特徴。
CS-8958は、リレンザと同様に、薬を吸入するタイプで、即効性が期待できる。

 ベラミビルは注射薬で、インフルエンザ感染が診断されると、その場で15分の点滴投与を受けるだけ。

 今年は、Aソ連型ウィルスのうち97%がタミフル耐性だった事が話題になりました。
1年前には2.6%だったものが、僅か1年で97%になるという、インフルエンザの適応力に驚かされました。

 タミフルはインフルエンザの「とげ」に対して作用し増殖を防ぐ仕組みで、タミフル耐性インフルエンザはこの「とげ」の形が、タミフルが効かない形に変異したものだ。

 CS-8958やベラミビルは、タミフルと同様インフルエンザの「とげ」に対して作用し増殖を防ぐ仕組みであり、タミフルと同様に、変異により耐性インフルエンザが発生する可能性がある。

もう一社、富山化学工業が開発中の「T-705」は、他の二社に1年程度開発が遅れているが、新しいメカニズムで作用する点が注目されている。

 この薬は、ウィルス内部の「RNAポリメラーゼ」というタンパク質に直接作用するため、変異に対しても効力を持ち続ける可能性が高く、期待されている。

 この国内三社の新薬は、鳥インフルエンザが変異した新型インフルエンザにも有効と見られている。

 新型インフルエンザの流行が懸念される中、厚生労働省もこれら国産のインフルエンザ治療薬を「優先的対面助言品目」として優先的に治験を進め、通常7年かかる治験を4年で終えようとしている。

 たった1年で、耐性インフルエンザが流行してしまう状況を考えると、治療薬の次の手が幾つも用意されるのは心強い。

 ただ、新薬を安易に使用してしまうと、耐性インフルエンザの出現を促進してしまうようにも思える。
新薬と耐性インフルエンザ出現の「いたちごっこ」が早まらないような、運用の仕方も検討すべきなのだろう。

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February 04, 2009

企業のインフルエンザ対策に有用な小冊子

数週間前になるが、東京都は各家庭に「新型インフルエンザに予防の一手」というパンフレットを配布した。
個別にポストに入っていたのか、新聞と一緒に配られたのか定かではないのだが・・・

 私の記憶では、都の広報誌などとは別にこういった物を配布するのは異例だと思う。
それだけ都民ひとりひとりの十分な知識と適切な対応が、大規模感染を防ぐために重要だという事だろう。

 なかなか、判り易く書かれていると思います。

 内容的には、
1)新型インフルエンザって何? →鳥インフルエンザと新型インフルエンザの関係など
2)今から準備できる事は?   →正しい予防法、咳エチケット、マスク着用、備蓄など
3)もし新型インフルエンザが発生したら? →国や都が情報発信、正しい情報収集、医療機関受診

印象的だったのは、1918年のスペイン風邪流行時の都市の対策の違いによる死亡率の比較のコラム。
規制を行わなかったフィラデルフィアでは死亡率が14%程度だったのに対し、映画館・学校・会議場の閉鎖の処置をとったセントルイスでは、死亡率がピーク時で2%程度だったそうだ。

 不要不急の外出を避け、人の集まる場所にはなるべく行かない事が大規模な感染を防ぐのに重要だという事がよく判る。

 ※新型インフルエンザでも、こういった処置をとれば死亡率がこの程度だろうと予測する数値ではないので、その点誤解されないよう!

 話は変わって、企業向けの新型インフルエンザの予防と対策向けの小冊子を見つけた。
influenza.jp/」からダウンロードできる。

 東京都発行のしおりと同様、新型インフルエンザの基礎知識の他、企業のパンデミック対策チェックリストがついており、社員の啓蒙のために配布するには良い資料だと思う。

 そして経営者なり総務に提示して、会社の新型インフルエンザ対策を促すための資料としても使えるだろう。

 これだけメディアで新型インフルエンザの話題を取り上げ、企業の新型インフルエンザ対策の重要性が言われているのに、なんら手を打たずに社員に多くの(平均以上の)死亡者が出たら経営者の責任を問われても仕方ないように思う。

 不景気だからという言い訳は通用しない。
なぜなら、お金の掛る対策用品の備蓄や在宅勤務を可能とするシステムの構築が対策の肝ではないからだ。
流行が始まったら、どのタイミングでどのような運用体制にするのかといった指針を決め、社員が適切な行動が取れるよう家族のケアも含めて社員教育を行う事こそが、肝である。

 不景気で時間の余裕があるのなら、今こそ指針を検討し、社員教育を行う好機ではないだろうか?
他の自然災害への対策も同じだし、ひとつの災害対策ができれば、他の災害毎の状況に合わせた対策を組み替えれば応用は簡単ではないだろうか?

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February 03, 2009

インフルエンザ感染リスクを1/10にする方法

誰でもでき、タダでインフルエンザ感染リスクを1/10にする方法がある。
それは、歯磨き! 先日NHK「ご近所の底力」で紹介されていました。

 歯と舌をきれいにし口腔ケアをしっかりやると、インフルエンザの感染リスクを1/10に減らす事ができるらしい。
東京歯科大学の奥田 克爾氏の研究では、特別養護老人ホームで専門家が口腔ケアを指導したグループはインフルエンザ感染が1/10に減ったそうだ。

 インフルエンザウィルスが増殖するには、口の中で繁殖する細菌の生み出す酵素が必要だそうだ。
口腔内の細菌が多ければ、この酵素も多く、インフルエンザウィルスが増殖しやすくなる。

特に重要なのは舌をきれいにする事。
歯ブラシを舌にあて、奥から手前にかき出すそうだ。

 東京都では、今シーズンのインフルエンザの流行は、過去10シーズンの同時期では最も感染者が多く、「インフルエンザ流行警報」が発令中とか。

 新型インフルエンザ流行の予行練習だと思って、手洗い・うがい・口腔ケアをしっかりやる事を習慣化したいですね。

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January 18, 2009

タミフル耐性インフルエンザ増加

今年流行しているAソ連型インフルエンザウィルスで、インフルエンザ治療薬「タミフル」が効かない耐性を持つタイプが多く発見されている事を厚生労働省が発表した。

 検査された全国から集められた35件のAソ連型ウィルスルのうち、34件97%が耐性だった。

 前の冬にも耐性ウィルスは見つかっていたが、その割合は2.6%だった。

1年で2.6%だったのが97%になってしまうというのは驚きです。
今年最も流行しているA香港型やB型には、タミフル耐性ウィルスは発見されていないようだ。

 また、別のインフルエンザ治療薬「リレンザ」については、耐性ウィルスは見つかっていないようだ。

 タミフルと共にリレンザについても備蓄しているという話も聞くが、ウィルスの進化に人類の備えは役に立つのだろうかと、思わせる記事でした。

 地震などの自然災害でもそうですが、常に想定を超えた災害は起きうるものだ、完璧な備えなどないと考えさせられます。

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January 17, 2009

高機能商品が売れているらしいが・・・

またマスクネタですが・・・
1/14日経に「高機能商品が売れている」という記事が掲載されていました。
医師が使うN95プロ向けマスクや、ウィルスの働きを弱める加湿器など、インフルエンザ対策も高機能商品が売れているとか。

 記事中に、「去年インフルエンザにかかったので、今年は予防効果の高さでN95マスクを選ぶ」といった消費者の声が紹介されていた。

 しかし、高機能マスクにすれば感染を防げると思うのは誤りではないでしょうか?
一般のマスクの10倍の値段のするN95マスクを付けたからといって感染しないと思うのは誤りです。
マスクだけして、手洗いなど他の予防策を怠っていては意味がありません。

 マスクに限らず、売る側も買う側も、高機能なら安心というのは日本人にありがちですね。
私も高機能な物は、つい試してみたくなるタイプなのですが。
 
 国立感染症研究所は「鳥・新型インフルエンザ(フェーズ3~5)対策における患者との接触に関するPPE(個人防護衣)について」を公表しています、この中でも平時や国内発生時の一般患者の問診などではサージカルマスクを着用すると書かれており、N95マスクが必要な場合は国内発生時に要観察者と対面したり、患者の病室に入る場合などはN95マスクを着用と書かれています。
 
 この場合は、同時にゴーグル/フェイスシールド、手袋、ガウン、ヘッドカバー/帽子を着用と書かれています。

つまり、N95マスクを付ける必要のある時は、マスクだけではダメだし、国内発生が認められてからが適切なのでしょう。

 私もN95マスクは備蓄してありますが、家族が感染し看病しなければならないような場合を想定しています。
N95マスクは息苦しいし、長時間持たないので通常は、サージカルマスクを使っています。

最後に、新聞記事に掲載されていた、インフルエンザ対策で人気の商品を紹介しておきます。

1.マスク
住友スリーエム「ネクスケア 呼吸保護具8670F」
前回の記事でも紹介した商品です。

2.消毒液
ライオン「キレイキレイ 薬用泡で出る消毒液」
私もハンドソープは、キレイキレイの泡タイプを使っていますが、泡タイプは便利ですね。

3.加湿器
パネソニック「FE-LXD05」 水に包まれた微細なイオンがカビ菌やウィルスの活動を抑制する。
イオン関連の商品は、話題になりましたが、なかなか効果を実感できない気がします。

シャープ「KC-W65」 カビ菌やウィルスを分解除去するプラズマクラスターイオンを放出。
楽天でも売り切れのお店が多いようですね。

4.除菌
ラッパのマークの大幸薬品「クレベリン ゲル」
クレベリンは良いと聞き、私もゲルタイプとスプレータイプを買いました。
ゲルタイプはトイレに置いていますが、消臭には効いているようです。
ペットのいる部屋にもお勧めらしいです。

注意としては、
・使われている二酸化塩素は、漂泊作用があるので衣服に使うと色落ちの可能性があります。
・金属を腐食させる可能性があるので、スプレータイプを金属に掛けるのは注意が必要です。

危機管理産業展にも出展されていました。 適正数を室内に置けば部屋の中の除菌効果が期待できるそうです。
メーカーサイトに、効果や説明が判り易く紹介されています。


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January 14, 2009

マスクは箱買いが、断然お得!

 この時期日常的にマスクを使いますが、昨年まではドラッグストアに売っている数枚入りを購入していました。
今年から、マスクの備蓄も兼ねて箱買いする事にしました。

 3枚とか5枚入りの抗ウィルスマスクは、1枚換算で100円前後の物が多いが、50枚入りの箱買いならFDAサージカルマスク基準適合品でも20~30円で買えます。

 マスクの消費期限は3年程度(ゴムの性能劣化期限らしい)。 週1枚程度使って3年あれば使い切るのではないかと思う。

 例をあげてご紹介すると、
住友3MのNexcare プロ仕様(NM5)という商品。
5枚入りで500円程度で売られています。 つまり1枚100円
このマスクの仕様を見ると。
・米国FDA、サージカルマスク基準準拠
・BFE(細菌捕集効率) 99%
・ノーズフィッター付き


これに対して、3M製1827Jというサージカルマスク50枚入りは、1,280円。1枚25.6円
・FDAサージカルマスク基準 適合品
・BFE(細菌捕集効率) 99%以上

形状や装着感は同じです。 Nexcareは青みがかっており製品説明には高密度静電フィルター付きとありますが、性能は変わらないようです。

Nexcareは一般向け、1827Jは病院向けという位置づけの違いだけのようです。
ネットで1827Jが買えるなら、こちらのほうがお得です。
 

また、NHKの番組でも取り上げられたN95対応マスクは
市販品は、Nexcare 8670Fという商品で、1枚693円程度。

一方病院向け商品は、1870という商品で、20枚入り4,200円 1枚210円。
2枚で個別包装された1870Fが、10袋20枚で 5,430円 1枚272円

ずいぶんな価格差です。 箱買いが断然お得というのがおわかりいただけると思います。

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January 13, 2009

マスクの生産が過去最高に

2008年度のマスク生産量は、前年比50%増の23億枚と過去最高になる見通しのようだ。(1/11日経)
花粉症対策のほか、インフルエンザ対策などでマスクによる予防の意識が高まるといった原因の他、商品も消費者のニーズにあったものが増えてきているようだ。

 息苦しくない、化粧がつかないといった従来の課題を解決した商品や、寝る時に乾燥から喉や鼻を守るといったニーズに対応した商品も出ている。

 また新型インフルエンザ流行の懸念の報道が増え、対策としてマスクの備蓄も増えているようだ。
抗ウィルスマスクを企業向けに販売している会社では、08年9月までの1年間の販売量が20万枚だったのに対し、10月以降は月50万枚と急増しているそうだ。

企業の新型インフルエンザ対策も進みつつあるようだ。

家庭にせよ、企業にせよ、新型インフルエンザ流行に対して備えなければならないという意識が高まったのは良い傾向だろう。
 たとえ、企業に扇動され作り出されたトレンドだったとしても、マスクや手洗い、うがいなどの多くの感染症対策の最も基本的な予防策が習慣化されれば、いざ流行となった時も感染の拡大を抑える効果は大きいだろう。

抗ウィルスマスクでないマスク、誤ったマスクの付け方、不十分な手洗いでは、新型インフルエンザの感染は防げないという声もあるだろう。

 しかし、インフルエンザは症状が出る前にウィルスをまき散らすと言われているので、感染者がマスクをしていれば感染拡大を減らせるし、感染する可能性を減らす事ができるはずだ。

新型インフルエンザの流行に備えて、厚生労働省は「個人および一般家庭・コミュニティ・市町村における感染対策に関するガイドライン」を公表している。

 この中では最低2週間程度外出せずに済むように食糧・日用品を備蓄するよう勧めている。

ここでは、食糧・日用品とともに、対インフルエンザ対策用品として、
・マスク(抗ウィルスマスク/N95とは書かれていない)
・ゴム手袋(破れにくいもの)
・水枕・氷枕
・漂白剤(次亜塩素酸:消毒効果がある)
・消毒用アルコール
・解熱鎮痛剤(アセトアミノフェンなど)

などを挙げ、その他インフラや物流停止対策として懐中電灯・カセットボンベ等災害対策用品があると良いとしている。

 マスク着用/備蓄が増えたのと同様に、こういった(地震対策も含め)家庭用備蓄も増えると良いと思う。

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January 07, 2009

発熱外来の設置を決めたのは僅か12県のみ

日本経済新聞の調査によると、新型インフルエンザの発生時に「発熱外来」の設置場所を決めたのは、わずか12県しかない事が判った。(1/7日経朝刊)

 発熱外来は、感染した恐れのある患者を専門に診察する場所を別途設置する事で、感染が広がるのを防ぐ。
厚生労働省の決めた新ガイドラインでは、新型インフルエンザが国内で流行する恐れがある場合は、感染の疑いのある人が、まず電話で発熱相談センター(主に保健所が設置)に相談し、感染の疑いがある場合は「発熱外来(医療機関)」を受診する。

既に設置場所を決めている県は、山梨、岐阜、愛知、兵庫、広島、山口、愛媛、高知、佐賀、長崎、鹿児島、埼玉の12県のみ。

 ただし、新ガイドラインでは交通機関を使わず徒歩で移動できる区域ごとに設置する事になっているが、今回設置済みと回答した県でも、最も設置場所の多い兵庫県で39か所、最も少ない佐賀県で6か所となっている。

 「発熱外来」を設置しても、公共交通機関を使って遠くの発熱外来の設置された医療機関に行かなければならないようであれば、かえって感染を広めてしまう恐れもあるように思う。

 具体的な運用も含めて、国が積極的に支援して、整備を進める必要がありそうだ。
そもそも重大な感染症の場合、行政の境界線は関係なく、一部でも手落ちがあれば全国に影響する問題なのだから、国が主体で動くべきだろう。

 流行の初期の段階で、専門集団が集中的に封じ込めを行わなければ、とても封じ込めるものではないだろう。
日本版FEMA的のような組織で機動的に対応したほうが、予算的にも少なくて済むように思う。

また、昨年のニュースになるが大林組が、短期間に施工が可能な「バンデミックエマジェンシーセンター」を開発し発表している。
大流行すれば日本経済も大打撃を受けるのだから、官民あげて取り組むべき課題ではないだろうか?

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December 28, 2008

判り易い新型インフルエンザ対策の本

「新型インフルエンザ対策ハンドブック―強毒性H5N1型ウイルス襲来に備える!命を守る、篭城生活の実践マニュアル」を図書館で借りて読みました。
 国立感染症研究所の岡田晴恵さんの著書。 TVなどでも新型インフルエンザについて良く話をされている方です。

 143頁の中に、新型インフルエンザの脅威、対策、備えなどが、とても判り易く書かれています。
1時間くらいで読めたので、普段読書になじみの薄い方でも読みやすいのではないでしょうか?

特に、家族に感染者が発生した場合どうすれば良いか、具体的に書かれています。
そして2カ月分の備蓄を備え、自宅に籠城するための商品も紹介されているのが、今までの新型インフルエンザ対策本にはない特長でしょう。

 新型インフルエンザって怖そうだけど、実際どうすれば良いか判らないという方にお勧めの1冊です。

 印象的だったのは、家族の誰が感染して倒れるか判らない事を前提に備蓄をすべきだという事。
お母さんが倒れれば、備蓄食料はあっても料理ができない事も考えられるので、レトルトなど簡単に調理できるものも備蓄する必要があるという事。

 同様に、対策について家族全員が知っているべきだと。

 私も図書返却期限には時間があるので、妻にも読むように勧めました。

 親が無関心の家庭もあるでしょうから、小中学校で「我が家の新型インフルエンザ対策」みたいな課題をやって、親も巻き込むような情報提供の仕方があると良いのかもしれません。

新型インフルエンザ対策ハンドブック―強毒性H5N1型ウイルス襲来に備える!命を守る、篭城生活の実践マニュアル
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December 23, 2008

新型インフルエンザ対策に便利なサイト

12/23日経新聞のネットナビというコーナーに「新型インフル 感染防止策サイトで学ぶ」という記事が掲載されていました。 
 同社のサイト「ネットナビ」でも紹介されるようだが、今時点で未掲載なので、記事で紹介されていたサイトをここでご紹介しておく。

 流行した時は、正しい知識と正確な情報が大切。ブックマークしておきたいですね。

1)国立感染症研究所 「感染症情報センター
 言わずと知れた、日本の感染症対策の最前線。 感染症情報の一番基本となるサイトですね。

2)東京都「新型インフルエンザ対策について
 東京都の新型インフルエンザ対策のポータルとなるサイト。 都の行動計画や都感染症情報センターへのリンクなど情報が豊富。 都民以外でも参考になるはずです。

3)明石市 「新型インフルエンザ
 市町村レベルのサイトでは、とても新型インフルエンザについて、とても判り易く紹介されているサイト。
約19分の動画もあります。
 
 この動画、企業の対策などにも言及していて、なかなかの出来です。

4)外岡立人氏「鳥及び新型インフルエンザ海外直近情報集」
 元小樽市保健所長の外岡氏の個人サイト。  海外の新聞を中心に情報収集されているとか。
同氏の書籍もある。

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star63ページの本ですが、内容は大切なことばかり
star著者は新型インフルエンザ情報収集の第一人者

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5)イオン 「オンラインショップ インフルエンザ対策
 大手スーパーイオンのネットショップ。 感染症対策商品がネットで買える。
スーパーで扱っている商品なので、価格も手頃なものが紹介されている。
事前対策、感染してしまってからの対策、流行期の備えなど段階に応じた商品紹介や、備蓄品リストの提供など消費者に判り易く、購入しやすい商品が豊富なところが良い。

 一般的な商品ばかりなので、このサイトで商品をチェックしておき、近所のドラッグストアで安い時に買っておくという使い方にも良いと思います。

 余談ですが、近所のスーパーに行ったらレジそばに「N95対応マスク」が置いてあったので驚きました。
昨年に比べると対策用品の扱いが格段に増えていますね。

 不景気ですから、防災対策も備えも安く賢く備えたいものです。

 現在のインフルエンザ流行は、新型インフルエンザ流行の予行練習だと思って、今シーズンはしっかり対策してみませんか?

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December 22, 2008

新型インフルエンザ流行時の通勤対策2

国土交通省は新型インフルエンザの発生時に感染拡大を防ぐための実証実験を行った。
先日「新型インフルエンザ流行時の通勤対策」でご紹介した、試算に基づく実証実験のようだ。

 主に飛沫で感染するインフルエンザの感染拡大を防ぐため、乗客間を1~2mあけて乗車した場合の着席の位置や乗り降りに掛る時間、誘導方法などを検証したようだ。

日経新聞には写真が掲載されているが、被験者は全員マスクを着用している。 

マスクを着用していても感染するという前提なのだろうか?
たしかに飛沫感染は粘膜を経由して感染するので、マスクだけでなく目も保護しなければ感染は防げないだろう。それを想定しての実験なのだろうか?・・・

 やはり花粉症用メガネを用意しておいたほうが良いのかもしれない。

[花粉症対策保護メガネ]

[メガネの上から掛けられるタイプ]

[子供用]・・・あるんですね・・

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December 12, 2008

新型インフルエンザ流行時の通勤対策

国土交通省が、新型インフルエンザ流行時に感染拡大を防ぐためには、通勤ラッシュ時にどの程度の乗車制限が必要かを試算した。

 感染拡大を防ぐためには乗客同士が少なくとも1メートルの間隔を空ける必要があるという前提での試算で、最も混雑する午前8時台では、現在の2割弱しか乗車できず、通勤時間をずらしても乗れない状況のようだ。
 (通学や私用目的での利用者がいない前提)

 流行の期間は数カ月にわたる可能性もあり、企業は真剣に対策を検討しなければ、企業存続の危機となるだろう。 
 もっとも、たとえ通勤の問題がなくても、新型インフルエンザが流行すれば小売・サービス業等は大打撃を受けるのは間違いない。

 具体的には、新型インフルエンザ感染による出社不可能者も含めて、通常の2割程度の人員のみ出社すれば最低限の業務ができる前提で、継続する業務の選択・通常の担当者以外でも業務ができるマニュアル等仕組みの整備などが必要となるでしょう。

また、在宅勤務の活用を検討する必要があると言われているが、電話とインターネットで自宅から会社にアクセスできれば良いといった単純な話ではない。

 業務内容で大きな差があるだろうが、資料1枚・問合せ先一つなくても滞る業務も多いだろう。
最低限の継続対象業務については、在宅勤務を前提とした資料の電子化やマニュアル作成などが必要となり、平時に在宅勤務を実践しなければ、イザという時機能しないだろう。

通勤に関しては、片道20km程度なら自転車で十分通える範囲なので、自転車通勤という方法もある。
また、自転車で通える範囲に臨時サテライトオフィスを設置するのも良いと思う。

 いずれにせよ、臨機応変に対応できるものではなく、事前の行動計画の策定は必要。

ところで、今回の試算の前提である列車内の人の間隔が1mという条件、以前TV番組では車両の端から端までウィルスが届くといった実験を行っていた。 この設定は甘いのかもしれない。

 今回の試算、乗車する人が全員マスクを着用し、適切な感染予防策をとっている前提では、どうなるのか興味がある。 十分な予防策が取られているなら、肩が触れ合う程度の乗車率でも大丈夫な気がするのだが・・・

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December 07, 2008

正しいマスクの付け方

インフルエンザが流行し始めたようです。
また、新型インフルエンザの流行も懸念されており、やはり予防が大切です。
うがい・手洗いと共に、マスクをちゃんと付けて予防したいものです。

 電車の中などでマスクをしている人を見かけるようになりましたが、サイズの合わないマスクをしていたり、鼻の横がスカスカに空いている方を結構見かけます。

 どんなに高機能なマスクをしていても、隙間からウィルスが侵入しては意味がありません。
正しいマスクの付け方を知り、慣れておきましょう。

 サージカルマスクなどは鼻部分に金具がついていますから、まず鼻の部分を合わせて、ゴムを掛け、マスクの下の部分を顎が隠れるまで引いて装着するのが正しい装着方法のようです。

 また、「ユーザシールチェック」という、正しく装着できたかどうかを確認が大切なようです。
マスクを付けた後、マスク部分を手で多い、長く息を吐き、漏れがないかチェックします。

 プロ用には正しく装着できたかどうかチェックする「フィッテイングテスター」という道具を使うとか、それだけ正しいフィッティングは難しいという事でしょう。

 やはり、顔に合っているかどうかが一番大切です。
市販のマスクをいろいろ試して最良の物を探したいですね。

 家族用にN95マスクを備蓄されている方も、家族全員の顔に合わなければ意味がありません。
ちゃんと家族全員に合うマスクかどうか、試しておきたいですね。

 私もつい最近この事に気付きました。 それぞれに合ったマスクを備蓄しないといけないと思っています。

 今シーズン、インフルエンザにかからず乗り切りたいですね。

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November 18, 2008

新型インフルエンザ やっぱり病院に行きますよね

「新型インフルエンザが流行し、38度の発熱の症状がある場合、病院に行くか?」というアンケートで97%が受診すると回答した。
 政府の被害想定では最大でも78%程度としていたが、想定を上回る結果が出た。

 厚生労働省の専門家会議は、今後被害想定の見直しに着手する予定のようだ。

 明確な症状が出ているのなら、やはり病院に行きますよね。致死率が高いなら、なおさらです。
医療危機が叫ばれる中、病院の受け入れ態勢には不安を感じます。

 やはり、感染の予防に力を入れるしかなさそうです。

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October 06, 2008

新型インフルエンザ対策の意識はまだまだ低い

国立感染症研究所のチームが、2615世帯を対象に新型インフルエンザが発生し、外出自粛の勧告が出た場合の対処について意識調査を行った。

 勧告に従わず外出する7%、様子を見て外出する47%、勧告解除まで自宅にとどまる46%。
 厚生労働省が指針として示している2週間分の食糧備蓄について、備蓄しているのは1.5%、全く備蓄していないが62.%という結果だった。

 外出すると回答したのは、30~40代の男性に多く、仕事の関係上外出できない人が多いのだろう。

 会社で新型インフルエンザ発生時の対策を明確にする事が大切だが、取引先なども含めて事前に対策を取っていなければ難しいのではないだろうか?

 たとえば2週間仕事が中断したら大型プロジェクトの納期に間に合わないといった場合、難しいだろう。
契約書でもそういった事態を想定した事項を盛り込むとか、飲食・小売業だったら感染症デリバティブといった仕組みも必要だろう。

 厚生労働省は簡単に自粛勧告を出すかもしれないが、経済への影響を考えると政府全体で対策を講じておく必要がありそうだ。

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August 29, 2008

空気清浄機でインフルエンザ撃退

シャープはイギリスのウィルス学の権威の教授と共に、H5N1トリインフルエンザウィルスを10分で99.9%分解・除去できる技術を開発した。

 プラズマクラスターイオンにより、浮遊する細菌・カビ・ウィルス・アレルゲンなどの表面に接触すると瞬間的に強い酸化力を持ち分解する技術のようだ。
シャープニュースリリース

 新型インフルエンザ流行が懸念される中で、期待できそうな技術です。
飛行機内や公共の場で使われるようになれば、かなり感染のリスクを減らすことができそうです。

 素人の発想ですが、健康食品などでは抗酸化機能を持つ食品などが盛んに取り上げられますが、このプラズマクラスターイオンって、人間が呼吸から取り込んでしまって大丈夫なんでしょうか?

安全確認は十分やっていただくなり、人体には入らない仕組みを考えるなりしていただいて、新型インフルエンザが流行する前に実用化していただきたいですね。

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July 23, 2008

新型インフルエンザ行動計画改定へ

政府は新型インフルエンザのバンデミックに備えた「行動計画」を今年度中に改定する。
国内備蓄薬の上澄みや国や地方自治体の危機管理体制の強化に向けた法整備が、改正の柱のようだ。

タミフル備蓄は2500万人分が目標だが、すでに2800万人分確保済み。
(以上、7/22 日経朝刊)

 改正は結構な事ではあるが、対応が遅いように思える。
全体の被害想定が甘いし、行政の末端まで実行可能なレベルまで落としきれていない印象を受ける。
新型インフルエンザのバンデミック発生の際は、地震以上に時間との勝負であり、外部からの支援も期待できないのだから、国家安全保障にかかわる問題として捉え、強い権限を持ったタイムリーに行動可能な行動計画と必要な法整備を行って欲しい。

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June 24, 2008

新型インフルエンザの被害試算は過小評価

厚生労働省は新型インフルエンザ発生時の国内の被害試算の妥当性を再検討する事になった。
研究者から感染率や致死率の算出根拠が乏しく、想定被害が低く見積もられているとの批判が多いためだ。

 2005年に策定された行動計画の前提となっている被害想定では、新型インフルエンザが国内でパンデミック状態になった場合、全国民の25%にあたる3200万人が感染、64万人が死亡と想定されている。

 問題となっているのは、感染率と致死率。 
 感染率については、ワクチンのある通常のインフルエンザでも毎年12%程度の感染率があるのに、誰も免疫を持たない新型インフルエンザで25%にとどまる事はありえないず30%以上の感染率を見込むべきとの意見。

 また致死率は、弱毒性インフルエンザのスペイン風邪のパンデミックの致死率2%が根拠となっている。
新型インフルエンザの元となるH5N1インフルエンザは強毒性であり、その致死率は最悪で20%以上を想定している国も多いようだ。

 感染率30%とすると感染者は3840万人、致死率20%とすると768万人が死亡という数字になる。

 北海道大学の喜田宏教授は、「スペイン風邪のころとは薬も衛生状態も違い、高い致死率になることはありえない」と発言しているようだ。

(以上2008.6.23日経朝刊)

 喜田教授の指摘はどうなのでしょう? 薬も衛生状態も格段に良くなってはいるが、交通網の発達でスペイン風邪の頃とは比べ物にならない程早く世界中に感染するだろうし、現役のお医者さんでパンデミックを経験した医者もいない、激しい症状に対応する呼吸器なども足らない、人口が密集しているなど、スペイン風邪の頃と比べ悪い条件は増えていると思う。

 ただ、短時間で診断できる技術や、移動手段で感染を防ぐ技術が開発され、主要交通手段に行き渡ればかなり防げるようにっも思える。 
 いずれの技術も現在開発中で普及はこれから、発生前に整備される事を期待したい。

  

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May 11, 2008

15分で鳥インフルエンザを診断

僅か15分で、鳥インフルエンザに感染した人を診断できるキットが開発された。
従来は6~2日間掛っていたが、この方法では気管支や肺の液体を吸引して採取し、診断キットですぐ診断する事ができる。 (080510日経朝刊)

 国立国際医療センターが開発したもので、新型インフルエンザにも有効と見られる。

 新型インフルエンザのパンデミックを防ぐには、水際での防止が最も大切だが、僅か15分で診断できるなら、感染の疑われる国からの入国者全員に診断を行う事も可能だろう。

 パンデミック防止には、かなり有効な方法が開発されたと言える。 世界中に普及する事を期待したい。

 ただ、気管支や肺から液体を採取するって、ちょっと苦しそう・・・ できれば受けたくない感じです。

[関連記事]
インフルエンザ2時間で診断する新装置

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May 10, 2008

ワクチン量産を1/3の期間で

新型インフルエンザの発生が懸念され、発生後のワクチン製造には半年~1年半かかると言われているが、日本のベンチャー企業により、1/3でワクチンを製造する技術の実用化が進められている。

 創薬ベンチャーのUMNファーマが取り組んでおり、4月末に秋田市内に1千万人分のワクチンを製造できる工場を建設する事を発表し、6月から臨床試験を始める。

 従来のワクチン製造では鶏卵を使っているが、この取り組みでは昆虫の蛾の細胞を使う事により、8週間程度でワクチンを製造できるそうだ。 (以上 080509日経)

 パンデミックが起きれば国の危機、世界の危機となりかねないだけに、国も十分な支援を行い、パンデミック発生の前に実用化を進めて欲しいものだ。

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May 01, 2008

H5N1方ウィルス襲来

十和田湖畔の白鳥からH5N1型鳥インフルエンザが見つかったといったニュースが報じられ、養鶏場への感染が懸念されていますが、鳥の世界では既にH5N1型鳥インフルエンザのパンデミックが起こっていると見られているようです。

 このH5N1型インフルエンザがヒトからヒトへ感染するタイプへ変異したものとされる「新型インフルエンザ」についても、発生するするのは確実と見られ、「いつ起こるかが問題」と言われています。

 このH5N1型が新型インフルエンザとなり、人間界で流行した場合、どんな状況になり、私たちはどうするべきかを判りやすく紹介しているのが、岡田晴恵著「H5N1型ウィルス襲来 -新型インフルエンザから家族を守れ!-」です。
 昨年11月に出版された本ですが、やっと図書館の順番が廻ってきました。

H5N1型ウイルス襲来―新型インフルエンザから家族を守れ! (角川SSC新書 12)
H5N1型ウイルス襲来―新型インフルエンザから家族を守れ! (角川SSC新書 12)岡田 晴恵

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star迫り来るパンデミックへの警鐘
star危機を煽りすぎるのではないか
starテロリストが日本国内で新型インフルエンザウイルスバラ撒き作戦を実行したらどうするの?

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 国立感染症研究所研究員の著者が、新型インフルエンザとは何か、その被害想定、国の不十分な対策、企業や国民はどんな事態を想定し、どんな備えをすべきかといった、「知識のワクチン」を伝えています。

 判りやすく、具体的に説明されており、発生した際の社会の混乱をイメージできる本だと思います。
一家に一冊あっても良いのではないでしょうか? 私もちゃんと買おうかと思っています。

 内容についてはは具体的には書きませんが、日本では最悪210万人が死亡し、流行は1~2ヶ月は続くと見られており、世界中が大混乱に陥るのです。

 事前の備えと正しい知識が、家族の生死を分けると言っても過言ではないでしょう。
そしてマスクや衛生用品は、流行が始まれば一瞬にして売り切れ、世界中で品不足となります。

 さいわい日本では流行しませんでしたが、SARSが流行した時もウィルス対応マスクは手に入りませんでした。

 衛生関連用品以外の備蓄品は、地震の備えとも共通するものも多いですから、地震対策の備蓄品に衛生関連商品を買い足して備える事をお勧めします。

 地震の場合は局所的な災害で世界中からの支援が期待できますが、新型インフルエンザは世界中で流行し、行政も計画通り機能する事は期待できません。

 徐々に備蓄を増やして長期戦に耐えられるように、自力で備える必要があります。

 「私は体力には自信があり、今までインフルエンザも掛かった事がないから、大丈夫!」という方も多いでしょう。

 大きな間違いです。 世界中の誰一人免疫を持たず、免疫力の強さにかかわらず感染し、しかも「サイトカインストーム」と呼ばれる免疫システムの暴走により、免疫力の強い人程重症化するようですから、そんな自信は捨てるべきです。

 

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April 26, 2008

改正感染症法、検疫法成立

4/24 新型インフルエンザ対策の法的整備として、改正感染症法と検疫法が成立した。
新型インフルエンザは、最も危険性が高い「一類感染症」に準じる感染症として位置づけられ、感染拡大を防ぐために、症状が出ていなくても強制入院や隔離などの行動の規制を取れるようになった。

いつ発生してもおかしくないと見られている新型インフルエンザは、交通網の発達した現在では1週間程度で世界に広がると言われています。

 SARSの時も世界的な流行が懸念されたが、結局一部の地域だけで収まったではないかと思われるかもしれませんが、新型インフルエンザにはSARSとは違う特徴があるのです。

 SARSは発症してからしかウィルスを放出しないので、入国者が発熱しているかどうかで検疫できますが、新型インフルエンザの場合は、発症の1日前からウィルスを放出するそうです。
 
 従って入国する時点では症状が見られなくても、すでに感染し飛行機内でウィルスを広めている可能性があるそうです。

 そういった事情を踏まえて、今回の改正では感染有無の確認のために、入国時に10日程度の一時隔離ができる規定を設け、指定病院以外にホテルなども隔離場所として使えるようになりました。

 新型インフルエンザのパンデミックによる、感染の最悪シナリオでは16~30億人(世界人口65億)が感染し、死者は200万~1億4000万人と算出されています。 ちなみに日本では210万人の死者となっています。

 パンデミックを防ぐには、スピーディに水際で食い止められるかどうかにかかっています。
ですから、この法案はとても重要だと言えます。

 また、この改正法案の成立を前提に、警察庁が新型インフルエンザ発生時の行動計画の策定を始めました。

 感染者の行動を制限する法的根拠ができ、実行部隊の警察の行動計画を検討が始まった。
やっと、パンデミックを防ぐための、具体的な対策の第一歩が始まった段階になったと言えます。

 新型インフルエンザが発生する前に、有効な行動計画や訓練ができ、いざ発生した時にちゃんと機能する事を祈るしかありません。

 新型インフルエンザ対策として、誰もが手にする事ができるワクチンがあります。

それは「知識のワクチン」。

 薬品としてのワクチンを手にする事ができる可能性はあまり期待できませんが、正しい知識に基づいた適切な行動により、感染による死亡や感染を防げる可能性は高くなります。

 国内死者210万人という、とんでもないリスクに対して、手に入れるべきワクチンだと思います。
 

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April 02, 2008

感染症の知識を深め楽しめるドラマ

バイオテサスペンスドラマ「Re:Genesis」シリーズはご存じでしょうか。
カナダのバイオテクノロジー研究機関 NorBACの活躍を描いたドラマです。

 感染症やバイオテロなどバイオ関連のさまざまなリスクと現在のバイオテクノロジーを知る事ができ、楽しみながら知る事のできるドラマではないでしょうか?

シーズン2では、なぜか異常気象の危機にも対応してしまいます。

 現在のバイオテクノロジーの進化の素晴らしさに感心しながら見ています。
雑誌ニュートンとかで、ウィルスの突起がどうのと説明されてもピントこないのですが、ドラマだと少し判ったような気になります。

 シーズン1、シーズン2はビデオレンタルされていますし、カナダではシーズン3が放映されたようです。
24やCSIシリーズを楽しめた方は、きっと気に入ると思います。

 私は、「あのマスクは3MのN95対応マスクだな」とか、「マスクをあんな隙間だらけの付け方でいいのか?」とか、ツッコミを入れつつ観ています。

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March 30, 2008

インフルエンザ2時間で診断する新装置

新型インフルエンザの話題が続きますが、「2時間以内に鳥インフルエンザなどの病原体を検出できる小型診断装置を開発・販売」という記事が3/25の新聞で紹介されていました。

 従来は、設備の整った研究施設で数日~数週間掛っていたが、重さ10kg程度の小型で2時間以内に検出できる装置が開発された事により、病院・空港などで検査できるようになる。

 島国の日本では水際での防止が生命線だけに、こういった現場で短時間で診断できる装置が開発されたのは朗報です。

 ただ、1検査で14,000円程度の検査費用となるようですから、入国者全数検査という訳にはいかないかもしれませんね。

 先日ご紹介した、「万能ワクチンの開発」など、期待される新技術がいろいろ出ています。

 こうした新技術の普及とバンデミックの発生、どちらが先か今後注目です。
ただ、前回の記事でもご紹介したとおり、日本の対策は甘いようですから、楽観はできませんね。

 家族が3割の感染者に入らないよう、社会の混乱に巻き込まれないように、企業や個人の対策も必要ですね。

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新型インフルエンザの認識が甘い!

日経BPのSAFETYJAPANで”新型インフルエンザの’リアル’を語ろう”という記事で、 田代眞人氏のインタビューが掲載され、日本の対策の不備とバンデミックは時間の問題である事が紹介されている。

 新型インフルエンザの現状が良く判る記事だと思うのでご紹介する。

田代眞人氏は、国立感染症研究所の研究者でありWHOのインフルエンザ協力センター長で、日本を代表するインフルエンザの研究者だそうだ。

[以下、抜粋概要]
1.日本での新型インフルエンザの認知度は低い。

2.強毒型H5N1は全身に感染する強い毒性と、免疫力の強い人程危険の高いサイトカインストームをもたらす、過去最強の野鳥のウィルスである。

3.鳥インフルエンザは、トリの世界ではすでにバンデミックを起こしており、膨大は増殖を繰り返す過程でヒト型への変異の可能性は高まっている。 既にヒトの体温で活発に増殖するように変異したウィルスも見つかっている。

4.厚生労働省のバンデミック対策は、弱毒性のスペイン風邪をモデルケースに対策を立ており、被害予測が甘い。
 死者210万人との予測が出ているが、スペイン風邪ベースの予測であり、強毒性インフルエンザなら感染率30%、致死率20%で人口の6%の768万人の死者が出るという予測もある。

5.スペイン風邪は全世界に広がるのに1年かかったが、新型インフルエンザは1週間程度で広まる。

6.タミフルが2800万人分備蓄というのはウソ、現在は倍量・倍の期間投与するので700万人分しかない。
 バンデミックが起きてから調達しようとしても、供給できない。

7.バンデミック対策には、封じ込め・健康被害の最小化・社会機能の維持の三つの柱があるが、いずれも具体的な行動計画レベルになっていない。

8.バンデミック対策は戦争と考えるべきもの、すばやし意思決定と行動が命、日本では・・・

9.首都直下地震は30年間に60%の確率で起きるとされるが、バンデミックは平均27年に1回確実に起きている。

10.アメリカはバンデミック対策を安全保障の問題としてとらえ、医療面だけでなく社会機能の維持も含めて着実に対策を進めている。

11.プレパンデミックワクチンは1/10の少量摂取で有効な事が判った。アメリカは全国民分を確保済みの状況にある。

[概要終わり] 
なかなか衝撃的な内容です。 桜も咲く季節となり、インフルエンザへの関心も薄れる時期ですが、今も新型インフルエンザへの変異は日々進んでいる事を忘れてはいけませんね。

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March 10, 2008

万能ワクチン開発

国立感染症研究所と日油などは、様々なタイプのインフルエンザに効果のある新物質を開発した。
 従来のワクチンが、ウィルスそのものを直接攻撃するのに対し、新ワクチンはウィルスに感染した細胞を攻撃する。
 従来のワクチンは変異により亜種が発生すると効力がなかったが、新ワクチンは感染した細胞を攻撃するため、変異したウィルス(の細胞)に対しても効果を発揮する。

 現在、マウスでの実験レベルの段階で、鳥インフルエンザ(H5N1型)を元に作成した新ワクチンを、H3N2型に感染したマウスに与えたところ、ウィルスの増殖を1/10に抑える事ができたそうだ。
(080310 日経朝刊)

 世界的な大流行が懸念される新型インフルエンザだが、ワクチン開発には発生後半年かかると言われており、その間に甚大な被害が予想されている。

 また、タミフル耐性のインフルエンザも流行しており、タミフル耐性の新型インフルエンザが発生する事も懸念されている。 
 
 この万能ワクチンが実用化されれば、新型インフルエンザの脅威もかなり防ぐ事ができるでしょう。
一日も早く実用化される事を期待します。
 

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February 27, 2008

新型インフルエンザ流行時は国際空港を制限

厚生労働省は、新型インフルエンザが海外で流行した場合、現在26か所ある国際線定期便のある空港を、成田・関西・中部・福岡の四空港に限定する方針を決め、調整中のようだ。(080225日経)

 今現在は、そんな処置もできない状況だったというのに驚きました。
こういった制限は国際的な協調も必要な事でしょうから、いろいろ大変だとは思うのですが、過去にスペイン風邪などのバンデミックを経験している訳ですから、国際的にはそういった仕組みができていると思っていました。

 問題は、この処置をどのタイミングで実行するかです。
WHOの定めた「バンデミックインフルエンザ警告フェーズ」では6段階に設定されており、今現在はフェーズ3の「バンデミックアラート期の-人から人への感染は無いか、または極めて限定されている」というレベルです。

 フェーズ4は、ヒトーヒト感染が増加していることの証拠がある。
 フェーズ5は、かなりの数のヒトーヒト感染があることの証拠がある。
 フェーズ6は、効率よく持続したヒトーヒト感染が確率(バンデミック期)
となっており、厚生労働省の行動計画ではフェーズ4/5を国内での感染の有無で4A/4Bといった形で二つに分けて行動指針を定めています。

 国際線の運航を制限するという事は、経済活動にかなりの影響を与えるので、あまり早い時期に実行する訳にもいかないでしょうが、遅すぎて感染者が大量に流入しても意味がありません。

 難しいところですね。

 入国しても潜伏期間中は、感染防止対策をしっかりしたエリアを設けて、潜伏期間中はそのエリアから出る事を制限するといった処置も必要な気がします。
 たとえば成田や浦安のホテルエリアを政府で借り上げて、その中だけなら仕事はできるようにするといった感じです。

 いずれにせよ、具体的な行動計画を作り、法整備を進め、事前に国民にしっかりと理解して貰う事が必要ではないでしょうか。

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February 16, 2008

花粉症用ゴーグルを買っておこう

花粉の季節です。お店にも花粉対策グッズがあふれています。
インフルエンザは、目からも感染します。 そこで花粉用ゴーグルやメガネをお勧めします。

 インフルエンザウィルスは、飛沫が空気中を浮遊し、目鼻口などの粘膜から侵入します。
マスクだけでは防ぎきれませんので、もし新型インフルエンザが流行したら目の保護も大切になります。

 最近は、花粉対策ゴーグルやメガネのデザインや種類も豊富です。
花粉対策グッズのあふれている今の時期、気に入ったゴーグル/メガネを手に入れておきたいですね。

 こういった季節商品は季節はずれには、選べる物が数少なくなりますから。

 なお、マスクは花粉対策用ではなく、ウィルス対策用が必要です。
マスク、手洗い、うがい、消毒など感染リスクを減らす対策を、確実に実行しましょう。
ウィルスを室内に持ち込まないためには、花粉対策と同じ手順が有効です。

 そして2週間から2か月の備蓄が必要と言われています。
水や食糧品以外に備えておきたい物は・・・

 ☐常備薬
 ☐解熱剤(アセトアミノフェン)
 ☐ゴム手袋(汚染されたものを扱うため、使い捨て推奨)
 ☐マスク(使い捨て)
 ☐うがい薬(ヨード系は常在菌も殺すといった否定論もあるが、強力なウィルス対策には有効)
 ☐冷却用品(水まくら、解熱シート、保冷剤等)
 ☐洗剤・漂白剤
  界面活性剤、エタノール(消毒用アルコール)、次亜塩素酸ナトリウム(ハイター類)、二酸化塩素などが、インフルエンザウィルスの消毒に有効だそうです。

 衣服やおう吐物の消毒などは、家庭用漂白剤なら200倍程度に薄めて使用するとよいようです。
 ☐消毒用アルコール(アルコール除菌スプレーは濃度が低すぎるらしい) 携帯用も持ち歩きたい
 ☐ビニール袋(汚染物の廃棄用)
 ☐室内干しグッズ(流行中は、洗濯物は室内干しがオススメ)
 

メガネの人は・・・


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February 05, 2008

タミフル耐性インフルエンザ急増!

タミフルに耐性を持つインフルエンザが欧州に増えているそうだ。
今年流行しているAソ連型インフルエンザで、ノルウェーでは70%、ポルトガルで33%の確率で確認されている。
(2/3 日経朝刊)

さいわい、まだ日本では確認されていないが、今の時代なら時間の問題だろう。

 もしも、タミフル耐性のインフルエンザとH5N1型が融合?した新型インフルエンザが発生したら、新型インフルエンザ対策として備蓄されているタミフルは効果が期待できなくなる。

 あと期待されるのは、プレパンデミックワクチンですが日本での備蓄はごく僅か。
一般国民は接種できる可能性は低そうです。
 
国が方針を変えて、スイスのように全国民分を用意する事を期待するしかありません。

 常に変化を繰り返すインフルエンザに対して、万全の備えは有り得ないのかもしれませんね。

免疫力が強いとかえって、かかった時のダメージが大きいと聞くし、マスク・うがい・手洗いといった基本的な衛生管理で防ぐしかないのでしょうか?

 先日のTV番組の影響なのか、近頃電車の中でマスク姿をよく見かけるようになりました。
そろそろ花粉の季節だからかもしれませんが・・・

 まあ、人の多い場所では、マスクをしておくに越した事はありません。

 ところで、マスクをしている人でも、鼻の横や口の横に隙間だらけのマスクをしている人を見かけます。
マスクをするだけで、口周辺の湿度が高くなり、それなりの効果が期待できるそうですが、ウィルスの侵入は容易です。

 ちゃんとサイズのあった密着できるマスクをつけましょう。

 インフルエンザウィルスのサイズは0.1ミクロンだそうです。 
感染症防止には、N95(米)、DS2(日)などの規格準拠のものが望ましいようですが、こういったマスクは顔への密着性を高めるために頭にゴムで留めるタイプがほとんどです。

 日常的には使いにくくてしょうがないので、日常はインフルエンザ対応マスク(0.0001mmを99.9%カット)と表示されているものを使用しています。

 幾つか試した中ではメガネが曇りにくく、呼吸がし易く、密着度も高いインフルエンザ対応マスクとして、コーワの「三次元型マスク」を愛用しています。 価格も100円を切り手頃です。
週一で変えるので(使い捨てですが)、まとめ買いがお得です。


 
 また新型インフルエンザパンデミック対策として、箱買いでN95マスクを別途用意しています。
長時間装着可能な呼気バルブ付き。
感染症関連の番組やドラマを見ていると、3Mのこの類のマスクを使っている事が多いようです。

 マスクは消費期限はないようですから、安く買える時に確保しておきたいですね。
 数年前のSARS流行の時もあっという間に品薄になりました。 既に一部で品薄な状況ようです。


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January 28, 2008

新型インフルエンザ ジキルとハイド

1/27テレビ朝日系「ジキルとハイド」で新型インフルエンザのパンデミックについて紹介していました。
この番組、危機感をあおりすぎる作り方が、良い印象を持たないのですが、内容はなかなかでした。

 インフルエンザの感染パターンは、接触感染、飛沫感染、空気感染3つ。
飛沫感染は、感染者から1.5m以内のようです。

 空気感染がどこまで広がるかという実験が興味深い。
電車の端で感染者がせきをすると、同じ車両の反対側の端まで(約18m)までウィルスは飛散するという結果。

 想像以上に遠くまで飛散するので驚きました。

 そして、H5N1ウィルスによる年代別死亡数を見ると、40歳以下が40代以降の年代の数倍の死亡数が多いというデータも興味深い。
 
 この理由はH5N1型の場合は、免疫機能が過剰に働き免疫力が強いほど、体へのダメージが強いようだ。

新型インフルエンザの対策として、マスクだけでは十分ではなく。
人込みを避け,家から出ない。2か月程度籠城できる備蓄をする事が必要としている。

また、 プレパンデミックワクチンを打てば、感染を防ぐことはできないが、症状を軽くする事ができる。
日本では1千万人分を備蓄しているが、一般の国民には半年以上たってからしか配られる見込みがない。

全国民分備える事を訴えているが、国は対処しない。 「(全国民分備蓄が必要だが、実現しない)ですから、この番組にも出た訳です・・」という国立感染症研究所の研究員の方の発言が、実態を表しているように思う。

 近い将来必ずパンデミックは起きると言われています。
起きた時どう行動するか、仕事でも家庭でも十分に話し合い、備えをする必要がありそうです。

 

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January 13, 2008

最強ウィルス第2夜

NHKスペシャル 「最強ウィルス」の第2夜が昨日に続き放送されました。
今回はドキュメンタリー形式、インドネシアなど鳥インフルエンザの人への感染や日米の対策の違いなどを紹介。

 昨日のドラマは現実に起こりうるのだと裏付ける内容でした。

 印象的だったのは、医師の対応。 医師会でパンデミック発生時の協力についてアンケート調査したところ、6割が協力したくないと回答している事実に驚きました。

 医師も人間ですから、自身や家族への感染のリスクにとまどっているようです。

 国の取り組み方に問題があるように感じます。
 国は当事者は自治体、国はそれを支援する立場という姿勢。 

 一方、アメリカでは国が強いリーダーシップで態勢確立に積極的なようです。

パンデミック発生時の病院の非常態勢の検討を行い、歯科医まで動員して対応する計画と訓練を行い。
呼吸器が足りない場合に、回復の見込みのない患者の呼吸器をはずし、助かる見込みのある患者につけるといったマニュアルまで策定しているようです。

 また、半年で全国民分のワクチンを製造する対策を取る一方で、誰からワクチンを打つのか、優先順位の議論もきちんとされているようです。
 当初国は、医療従事者の次の優先順位に65歳以上の老人を位置づけていましたが、国民を交えた議論の結果、次の世代を担う乳幼児や18歳以下の子供を優先する事に変更したそうです。

日本でもきちんとした議論が必要ですね。
そしてこれは、国だけの話ではなく、企業でも同様です。 
 被害がどの程度の状況まで業務を継続するのかなど、事前に検討しておくべきです。

 たとえばこんな例はどうでしょう?
 接客業で、新型インフルエンザが流行の初期の段階で、接客する従業員が感染を恐れてマスクを付けて接客するのを見て、上司は「接客時はマスクをはずせ!」と指示するのでしょうか?

 感染を恐れて出社しなくなった社員に対して、どのように対処するのでしょうか?

業務継続計画(BCP)の策定は、地震だけでなく新型インフルエンザに対しても策定する必要がありそうです。
そして、パンデミックが発生するのは大地震が来るよりも近い将来起こるかもしれないのです。

 このNHKスペシャル 最強ウィルスの再放送の日程が決まっています。
見逃した方はぜひご覧ください。
 1/16 0:10 第1夜 翌17日 0:10に第2夜が放送されます。

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January 12, 2008

新型インフルエンザ NHKスペシャル

1/12 NHKスペシャルで「ドラマ 感染爆発~バンデミック・フルー」が放送されました。
明日13日は第二夜でドキュメンタリーが放送されます。

 この番組のせいか、当ブログも「鳥インフルエンザ」「新型インフルエンザ」といったキーワードでの検索でのアクセスが増えています。

 ドラマの内容は、日本海側の寒村で新型インフルエンザが発生、一時は封じ込めに成功したかにみえたが、東京から村を訪れた若者が都内渋谷で発症し感染が広がり、さらに海外から感染者が流入しバンデミックを迎えるというもの。

 アジアの某国が発生を否定していたため世界中に広がったという設定だが、前回の記事の内容と同じ設定でした。

 また、国も都も新型インフルエンザの行動計画の策定、タミフルの備蓄等行っていたものの、いざとなるとタイムリーな決断ができずに感染を広めてしまうという設定。

 この設定は起こりうる話かもしれませんね。
法的な強制力も含めて、実行性については再点検する必要があるのかもしれません。

 参考までに・・・
都の行動指針は、東京都福祉保健局のページ
 国の対策は、国立感染症研究所 感染症情報センター(IDC)にあります。

ドラマ中、若い夫婦が赤ん坊を連れてワクチンやタミフルを求めて病院を訪れるシーンがありますが、マスクもせずに病院を廻るなど、愚の骨頂ですね。
 
 では、もし新型インフルエンザが流行しだしたら、どうすれば良いのか・・・
ワクチンやタミフルを求めて外出するよりも、感染しない事が重要です。

1)極力外出しないようにする。
 買い物もしなくて済むように、1週間程度の食糧の備蓄はしておきましょう。 地震や大規模停電にも有効です。
 
2)日頃から衛生管理に気をつける。
 流行が報じられてからでは遅いので、日頃からうがい・手洗いを習慣づけ、インフルエンザ流行期にはマスク着用です。

 我が家でも今の時期はマスクを使っています。 成田空港に接続する電車なので特に気を使っています。

3)備蓄
 ・食糧: 非常食ではなく、レトルトや缶詰など普段使いの物を多めに買い置きしておきます。
 ・マスク: 普段はウィルス99.9%除去対応の物を使い、別途N95対応の医療用を買い置き。
 ・消毒剤 アルコール系のゲル状消毒剤も買い置きしてあります。

 特に、マスクや消毒剤など流行が報道されればあっという間に売り切れになるようなものは、あらかじめ買い置きしておきたいですね。

 マスク・消毒剤などについては、過去記事で紹介しておりますので、右の検索窓から「新型インフルエンザ」で検索するか、「感染症」カテゴリーをご覧ください。

 

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中国、人から人への感染確認

1/10のニュースで、中国で初めて人から人への鳥インフルエンザ感染を確認した事を中国が公表したと報じていた。

 人から人への感染自体は、過去にも事例があり、今回は遺伝子変異はなく新型インフルエンザの発生ではないようなので、興味を引くニュースではない。

 私が興味を持ったのは、中国が公表した事。

2003年のSARSの流行では、過去の感染死の事実を公表しなかったり、感染者・死者の講評数を操作したと報じられていたから、「中国政府も考えを改めたのか」と感じた訳です。

 もし、新型インフルエンザが発生すれば、あっという間に世界に広がります。
日本-中国間の渡航者もここ数年でかなり増えたようですから、日本に入る可能性も高いでしょう。

 この時重要なのは、いち早く感染情報を出し、世界中で水際で止める事です。
少しでも好評が遅れたり、情報が隠ぺいされれば計り知れない被害に発展する恐れがあります。
オリンピックを控えた中国ですから、世界中から安心して渡航できる国になって貰いたいものです。

 まるで企業の不祥事の隠ぺいと同じ話ですね・・・

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January 10, 2008

加湿器で肺炎! ヤケド!

インフルエンザなどの感染症予防として加湿器を使われている方も多いと思うが、加湿器が原因で肺炎やヤケドといった被害が出ている。

 健康のために使っているはずの機器が原因で病気になく事がないよう、注意が必要です。

 事故の例としては、レジオネラ肺炎で死亡(07/10月 60歳男性),新生児2人(2000年)の他、新生児が肺炎や気管支炎を起こすといった例があるようだ。

 原因は、タンク内で繁殖したカビによるアレルギー症状やレジオネラ菌の繁殖。
いずれも超音波式や遠心噴霧式の加湿器で起こり易く、タンク内のまめな洗浄が必要だそうです。

 レジオネラ肺炎の症状としては、高熱、咳、頭痛、筋肉痛、悪寒といった症状で、死亡率15~30%の病気らしい。
 こういった症状は、軽ければ「風邪っぽいな」と思ってしまう程度なので、加湿器が原因の症状とは疑いもしないかもしれない。

 この記事を書いていて思い出したのだが、我が家ではレジオネラ菌被害の報道を見て加湿器を使うのを辞めたのだった・・・

 今は、電気のいらない「ちょこっとオアシス」と部屋に調湿機能のある炭を置いて、十分足りている。

一方、やけどは、加熱式の加湿器の水蒸気や流失して熱湯によるもので、子供のいる家庭では特に注意が必要です。


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July 31, 2007

レビュー:感染症と免疫のしくみ

図書館の新刊で見かけたので借りてみました。 「感染症と免疫のしくみ」という本。

最近ニュースで話題になった、麻疹やタミフルの副作用問題なども含め、最新の感染症に関する知識が判り易く網羅されています。

それぞれの感染症の解説に、病原体、致死率、感染経路、潜伏期間、生息地、症状、治療法、予防用が書かれており、断片的な感染症の知識を整理するのに役立ちそうです。

 これからは食中毒の季節、そして海外旅行に行けばさまざまな感染症のリスクが待ち受けています。
感染症は、正しい知識と感染予防の知識があれば、かなりリスクを減らせますし、万一感染してしまっても、症状を知っていれば、ただの風邪と軽く考えずに病院に行くこともできるでしょう。

 そして感染した方が、その自覚しないまま日常生活を送り、感染者を増やす恐れがあるので、多くの人が正しい知識を得る事が、社会の感染症リスクを減らす事にもなるでしょう。

免疫力を保つための健康と、手洗いうがいなどの基本的な動作、どんな場所にどんな危険があるのかを知っている事の大切さを改めて感じました。

 地震と同様にいつ来てもおかしくない感染症のバンデミック。
もし起これば社会は大変な事になります。
 
 もしそうなったら外出しないのが一番。 2週間程度は自宅に籠れるような日用品の備蓄が必要です。

台風や水害、事故等によるインフラの長期停止などへの対策の意味も含めて、2週間程度の備蓄をすると安心です。

 これは、非常食などの類ではなく、普段使っている缶詰やレトルト食品などを多めに買っておけば良いことです。
最近は、スーパーコンビニが冷蔵庫代わりという方も増えているそうですが、なくなったら補充するのではなく、常に数個余分に買い置きすれば良いのですから、負担も少ないはずです。 

 ぜひ実践しましょう。

他には、ウィルス対応のマスクなど、ニュースで話題になると売り切れてしまう物。 これも備蓄しておきましょう。
あとは、粉末のポカリススエット。 輸液に近い成分なので、あると安心です。
 ひどい風邪や下痢など、脱水症状を伴うような症状の時は、これに限ります。 これも常備をお勧めです。

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April 25, 2007

海外旅行では感染症に注意を!

ゴールデンウィークももう間近ですね。 海外旅行を予定されている方も多いと思いますが、厚生労働省は渡航者に対して、「鳥」「犬」「蚊」に注意するように呼びかけています。 

 「鳥」は、鳥インフルエンザで鳥に触れない。 鳥の市場や養鶏場などに入らない。手洗い・うがいの励行を勧めています。

 「犬」は、狂犬病。 日本でも海外で犬に噛まれた方が日本で発症し亡くなっています。 狂犬病は発症すればほぼ100%死亡する病気。 もし咬まれたら病院に行きましょう。

 「蚊」は、マラリア・デング熱・ウエストナイル熱など。 虫除け剤や蚊取り線香を使ったり、夜の外出は長袖・長ズボンの着用が良いそうです。
 ちなみに、日本の蚊取り線香はとても優秀だそうですね。 TVでWHOの方が海外に持参していました。

海外での感染症への感染というと、アフリカや東南アジアに行かなければと思うかもしれませんが、ウエストナイル熱などはアメリカ、オーストラリア、ヨーロッパなど広い範囲で流行しているようです。

 厚生労働省の「海外旅行者のための感染症情報」のサイトに、流行地域や各感染症の説明、注意事項が紹介されていますので、一読されてから旅立たれてはいかがでしょうか?

そして、外務省のサイトには、「世界の医療事情」のサイトがあります。

各国の衛生・医療事情のほか、留意点、医療機関の紹介、日本語の判る医師のいる病院、現地語での医療用語の紹介などがあるようです。

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March 16, 2007

バンデミック防止の切り札になるか?

大阪大学の研究所が、1秒でインフルエンザ感染を判定する基礎技術を開発した。(3/16日経夕刊)
懸念されている世界的な新型インフルエンザ大流行防止の切り札になるかもしれない。

 この新技術は、インフルエンザが人に感染すると鼻水に特有の物質を排出する事から、鼻水成分を光を使って読み取り感染者を判別するそうだ。
 果物に近赤外線を当てて糖度を算出する糖度計の技術の応用のようだ。

 新型インフルエンザは、1~2日の潜伏期間を経てから発症するので、交通機関が発達した現代では一気に世界中に広まる恐れがある。
 日本では、最悪64万人が死亡するという被害予測もある。

空港など水際で、短時間に感染の恐れがある人を判別できれば大流行を防ぐ大きな切り札となる可能性がある。

 スペイン風邪など、20世紀だけで3回の大流行で多くの死者を出した新型インフルエンザだが、21世紀は大流行を防ぐことができるでしょうか?

この新技術、一刻も早く実用化し、世界に広めて欲しいものです。

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February 10, 2007

インフルエンザ流行始まる

国立感染症研究所の定点観測で、今年のインフルエンザの流行がはじまった事が判った。
定点調査している医療機関の1箇所の患者報告数が1週間平均で1.0を超える事が、流行の目安となるが、1/22~1/28の報告で、2.58となった。

 今年は、暖冬の影響か例年より1ヶ月以上遅い流行の始まりとなった。
ピークは2月下旬以降と見られる。

 現在、特に流行しているのは、宮崎を筆頭に愛知・山形・福島・滋賀など。

 新型インフルエンザ流行対策の予行練習だと思って、うがい・手洗いやマスクの装着など、感染症予防に注意し、行動されてはいかがでしょうか。

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January 20, 2007

新型インフルエンザ10日で12万人感染

国立感染症研究所の被害予測によると、一人の都民が東南アジアで新型インフルエンザに感染し帰国すると、10日後には、1都4県に感染が広がり12万人が感染するようだ。

 新型インフルエンザは、三日の潜伏期間を経て発病し、発病後は主に飛沫感染するため、患者の1m以内に近づくと感染するという前提での試算。

 6日目で750人に感染し、9日目で3万人、10日目で12万人と雪だるま式に増える。
この試算は欧米での試算と比べても、感染のペースが地域の広がりは相当早いようだ。
(1/17日経朝刊)

新型インフルエンザの症状の変化が判らないのだが、発病してから数日間は普通のインフルエンザと大差ないとすると、最初の一人が医者に行き、検査により新型インフルエンザと判定される頃には、相当数感染者が増えてしまっている事でしょう。 マスコミで報道されてからでは、遅いかもしれません。

また、都の帰宅難民の資料によると、都内には観光やビジネスで訪れる人が55万人、海外からの訪問者が7900人いる試算ですから、国内各地へ飛び火するのも、ごく短い期間でしょう。

このように、バンデミックが起きたら、本当に恐ろしい状況となります。
行政も民間も業務が停止するかもしれませんね。

私は、成田にも羽田にも直結する電車の沿線に住んでいるので、本当に身近な問題だと感じるようになりました。

冬に人ごみや電車に乗る時は、インフルエンザ対応マスクを付けるようにしています。

毎回紹介していますが、ひとたびマスコミで新型インフルエンザ発生が報じられれば、インフルエンザ対応マスクが世界的に品薄になるのは必至です。 
 
 値段も安いのですから、家族分備蓄しておくと良いと思います。

インフルエンザと聞きなれた名前だけに、軽視しがちですが、都民の3人に一人が感染し、1万人以上が死亡すると予測されています。 決して甘く見てはいけない事態ではないでしょうか?

また、企業も危機管理対策として発生の場合、どのような対策を取るのか検討しておくべき課題です。
病気をおして、気合で仕事をすれば済む問題ではないはずです。

[過去関連記事]
新型インフルエンザを防げ
国が家庭での食料備蓄を勧める事に
政府:新型インフルエンザ対策関連情報
都で死者14,000人の予想

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January 04, 2007

仕事はじめ・・・気をつけよう

4日から仕事はじめの方も多いと思いますが、1月上旬からはインフルエンザが流行する時期です。
ノロウィルスの流行などもあり、例年よりは衛生に気を使われている方も多いと思いますが、気をつけましょう。

 東京都感染症情報センターでは、「感染症発生動向調査」をWebで公開しています。
 週別の発生状況をグラフで確認する事ができますので、定期チェックすると良いかもしれません。

予防の基本は、手洗い・うがい・マスクです。

最近は、アルコールジェルの携帯タイプなども売られています。
 小さなボトルなので携帯しておくと、手洗いできない場合にも簡単に消毒できて便利ですね。
ちなみに、ノロウィルスにはアルコール消毒はあまり効果がないようですね。

アルコールというと、手荒れが気になる方もいらっしゃるでしょうが、保湿成分入りの商品もあるようです。

これは、防災対策としても良いと思います。
もし大地震が来たら、手洗いなどできない可能性が高く、衛生状態も悪くなります。
それから、これは誤った使用方法ですが、もしもの場合は火種になります。
ただし、アルコールの火はほとんど見えませんので、注意が必要です。

職場では加湿器が欲しいところですが、コンセントの問題などもあるかもしれません。
そんな方に便利な商品を二つご紹介します。

1)ちょこっとオアシス
電源のいらない加湿器で、大きさはカセットテープ程度でしょうか?携帯もできます。
大きなろ紙が入っていて、そこから蒸発する至ってシンプルな仕組み。
 我が家でも去年から、リビングと寝室に置いています。
 電源がいらないし、音がしないので寝室にはぴったり。
寝る前に水を入れておくと、朝には水がなくなっています。

2)USB,電池両用加湿器
 USB接続できる加湿器はいろいろありますが、これは電池でも動くタイプ。
 形がユニークですね。
 

最後にハックをひとつご紹介。
口の中が乾燥したと思ったら・・・
 アゴの下(奥歯の下あたり)を、手でマッサージしてください。 ツバが出てきますよ。

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December 20, 2006

ノロウィルス被害拡大。この機会に・・

ノロウィルスの被害が拡大し、連日マスコミの話題にあがっている。
ノロウィルスについて記事に取り上げようと思いつつ、タイミングを逃していました。

実際に感染され被害に遭われた方やカキ関連業者の方は大変な状況だと思いますが、不謹慎かもしれませんが、無防備な日本人にとっては感染症の恐ろしさを知り、日常生活で気をつける事を身につける良い機会かもしれません。

 あまり話題に上らなくなりましたが、新型インフルエンザ発生の脅威はいまだに続いており、感染症に対する備えのない状況で流行すれば多くの死者が出る可能性があります。

今回のノロウィルス流行で、手洗いの大切さや汚染物質の取り扱いなど、マスコミでも連日報道され、その大切さを感じた方も多いと思います。
この機会に感染症とその対策について学び、近いうちに発生する可能性の高い新型インフルエンザへの備えとしてはいかがでしょうか?

もっとも新型インフルエンザは、その感染経路も処理の仕方も違いますが、日常的に気をつける事は同じです。

1)手洗い励行 
 基本中の基本、手洗いとうがいは大切。 感染者の触れたドアノブであっても感染する恐れがあります。
 帰宅時、食事時だけでなく、マメにきちんと手洗いをしましょう。

先日、「松屋」で食事をしたところ、店員が手洗いをした直後に、靴を履き直すところを見ました。
 もちろん、また手洗いせずに仕事を始めたのですが、無意識にしてしまうこんな動作は意識して直さなきゃいけないと感じました。

2)マスク
 池袋のホテルでは、客が廊下に嘔吐後の後処理が悪く、粉塵となって感染者を増やしたそうです。
 インフルエンザの季節でもあり、人ごみではマスクをしたほうが安心です。

  なお、嘔吐物の処理は、塩素系の洗剤を使って拭くか、85度以上の高温で1分以上加熱すると良いそうです。
 アイロンのスチームを使ったり、一時期はやったスチームクリーナーで消毒しましょう。

 新型インフルエンザの流行が報道されれば、N95対応マスクの売り切れは必至。
 たしか、SARSの時もしばらく売り切れ状態が続きました。
 あらかじめ入手しておくと安心です。

[鳥インフルエンザなど感染症には、N95対応マスク]


3)ゴム手袋
 普段は必要ありませんが、ゴム手袋を買い置きしておくと役立つ時があるかもしれません。
 汚染された物を処理したり、二枚貝を扱う時など、あれば便利。

 我が家にもずいぶん前にホームセンターで買った箱入り手術用手袋みたいな物があります。
 年に数回しか使いませんが、あれば使い捨てで、気軽に使う事ができます。


4)粉末ポカリスウェット
 これ常備しています。 ノロウィルスは治療方法はなく、輸液の補給といった対処しかないとか。
 もちろん、医者に行ったほうが良いのですが、ポカリスウェットは輸液にかなり近い成分構成です。

  以前も夜中に腹痛に襲われた時に、買い置きしてあったポカリスウェットが役にたちました。
 もともとは、地震に被災し際には、腹痛で医者に行ってもなかなか処置してくれないだろうと考え、備蓄したものです。

5)食料備蓄
 感染しないためには、外出しないのが一番。 
 ノロウィルス程度では、外出を控える訳にもいかないでしょうが、新型インフルエンザで死者が続出するような状況では食料の流通にさえ影響が出る可能性がありますし、外出しない事や汚染された食料を食べない事が最も感染リスクを減らせるでしょう。
 1週間程度立て籠もれる食料を備蓄する事は、防災にも感染症防止に役立ちます。

 正しい知識と備えで、なんとかこの危機を乗り切りましょう!

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November 28, 2006

蚊の遺伝子組み換えでマラリア撲滅

遺伝子組み換えを行った蚊を繁殖させて、マラリアを媒介する蚊を駆逐し、マラリアを撲滅する。
そんな試みがブラジルで行われている。(11/27日経朝刊) 

 マラリアは毎年3億~5億の感染者と百万人の死亡者を出す伝染病で、人類にとって撲滅したい病気のひとつ。

今後地球温暖化の影響により日本もマラリアの脅威にさらされるという話もある。

 たしかに人類にとっては念願のマラリア対策かもしれない。

 しかし、遺伝子組み換えを行った生物を自然に放すというのはどうなのでしょう?
私はとても恐ろしい気がします。

 映画「ジェラシックパーク」の続編だったでしょうか? 恐竜に必要なアミノ酸を人間が与えなければ死んでしまうように作ったはずなのに、いつの間にか自然から得る術を持つようになっていた。 繁殖できないようにしたはずなのに、繁殖できるように進化していて人間のコントロールが及ばない存在になってしまった。
 といった話があったと思います。

 人がこれは絶対と考えた事が自然の中では浅はかな行為のように思えます。

 ぜひ、他の方法でマラリアの脅威に対する対策を考えていただきたい。

  

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November 23, 2006

感染症に無防備な日本人

感染症の話題を幾つかご紹介します。 世界的に見れば感染症に対して安全な日本ですが、それゆえに感染症に対する意識が低く、無防備な日本人なのかもしれません。

 これからインフルエンザの季節ですし、鳥インフルエンザの恐怖も去った訳ではありません。
感染症について正しい知識を持ち、特に海外では注意しましょう。

1)36年ぶり、狂犬病発病
 36年ぶりに狂犬病の発病が確認され亡くなった。 1週間たたないうちに2例目が見つかり重症となっている。
 いずれも60代でフィリピンで犬に噛まれて感染したようだ。

  「犬に噛まれたら病院に行く」のが常識だと思っていました。 子供の頃、そう教育されたかどうか覚えていませんが・・・
  60代の方なら、狂犬病はご存知でしょうし、現地では狂犬病の危険は常識だったそうです。 
  日本と同じ感覚で、狂犬病などめったにないという感覚だったのではないでしょうか?

狂犬病は、狂犬病ウィルスによるもので、犬だけでなく猫など哺乳類全般から移る可能性があるそうです。
 発病した場合、死亡率はほぼ100%ですが、事前もしくは直後にワクチンを打てば発病を防げる病気です。
現在でも、世界の死者は5万5千人。

2)おたふく風邪大流行
 今年は「おたふく風邪(流行性耳下腺炎)」が5年ぶりに大流行しているとか。
 国立感染症研究所が調査中のデータでは、回答率37.3%の時点で2069人が入院している。
 
  一般に子供の病気と思われがちだが、大人が掛かると重症化する事が多く、髄膜炎・膵炎・精巣炎・卵巣炎など合併症が起きる事が多く、激痛を伴い入院するケースも多いらしい。

この病気は一度かかると抗体ができ二回目はかからないと言われるが、心配な方は医療機関で抗体の有無を血液検査で確認できるそうだ。
  ワクチン接種で防げるが、原因であるムンプウィルスそのものは退治できないらしい。

3)感染症法改正、衆議院を通過
 今回の感染症法の改正案は、バイオテロや事故による感染症の発生・蔓延を防止するための管理体制の強化や、結核予防法の廃止、感染症類型の見直しが焦点。

 感染症類型では、新たに南米出血熱(一類)や結核(二類)が追加されSARS,コレラ、腸チフス、パラチチフス、細菌性赤痢などがそれぞれワンランク下に変更された。

 私は結核には思い出がある。 もう20年以上前だが、隣に席のあった同僚が結核になった。
 上司が青い顔をして飛んできて「○○君は、当分来れないから」と言われ、そこらじゅうで消毒が始まり、私自身も検査を受けさせられた。
  当時、撲滅された病気だと思っていて、とても驚いた事を覚えている。

 昨年だったか、ひそかに結核が流行っているといった報道があったような気がする。

感染症について、比較的安全であるが故に無防備になっている日本人。
インフルエンザが流行るこの時期に、感染症について学び、基本的な手洗い・うがい・マスクなど予防策を実践したい。 そして子供にも伝えなければならない。

 また、手軽に海外旅行が楽しめる時代ですが、世界の感染症事情を知らない。
楽しい計画の前に無粋かもしれないが、「海外渡航者のための感染症情報」のサイトがあるので、事前にチェックする事も大切だ。 ぜひブックマークしておきたいサイトである。

 何度もご紹介しているが、感染症の知識を判りやすく網羅しているのがこの本です。

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November 05, 2006

新型インフルエンザを防げ

11/4テレビ東京WBSで、「新型インフルエンザを防げ」と題して特集を放送していました。
30~40年毎に起きるといわれる新型インフルエンザの世界的大流行。
 最悪、日本では四人に一人が感染し、64万人が死亡する事が予想されている。

国では、タミフルを現在750万人分備蓄しており、2008年3月までに2500万人分を備蓄する計画。
対策予算は673億円を投じている。

 東京都は国内でも早期に感染者が発生する可能性が高く、対策に力を入れている。
提携医療機関で可能性のある患者が発生すると、2時間以内に検体を入手し、23時間以内に分析できる態勢を整えている。

 民間の技術開発では、フルテクトという鳥インフルエンザの感染力をなくす繊維が開発されている。
従来は洗濯を繰り返すと効果が落ちていたが、この商品では50回以上洗濯しても99.99%感染力を失うそうだ。

 また、ジルバナノタイトという水が開発検証されている。物質に含まれる銀イオンがウィルスの感染力を99.99%なくす効果があり、鳥などに飲ませる使い方が想定されているそうだ。

感染防止技術が進む一方で、交通網の発達による世界中に広がるスピードも格段に速くなっている。
水際で止められれば感染を防ぐ事ができるが、対応策が一歩遅れればあっという間の大流行となってしまう。

 私達にできるのは感染を防ぐ努力をする事。
これからインフルエンザの季節ですが、日頃から感染しないための基本的な注意を怠らない事です。
 「今年は絶対インフルエンザに感染しない」と考え、予防に努めてみてはいかがでしょう。

 対策は、「手洗い」「うがい」「免疫力」です。そして呼吸器からの感染ですから、マスクも大切。

[手洗い]
手洗いに関しては、先日ご紹介したアルコールジェルも良いと思います。
携帯できるサイズのものなら、こまめに消毒できます。
水洗い不要、速乾性!薬用アルコールジェルピュアクリーンV50ml
手ピカジェル 60ml

[うがい]
 やっぱりイソジンでのうがいが一番。
うがいできる場所がないという方は、ヨード系スプレータイプで。
ルゴールソフトスプレー サトウ 20ml

ヨードは放射能汚染の際にヨードを一定量摂取すると甲状腺ガンを防げると言われていますが、もしもの時はこういったスプレータイプでの摂取でも効果あるのでしょうか?・・・ やってみる価値はあるかもしれませんね。

[免疫力向上]
これは食事・睡眠が大切。 さまざまな健康食品がありますね。

[マスク]
先ほどご紹介した都の検査機関でも、検査員はN95対応マスクを付けて作業するそうです。
N95対応マスクは長時間付けるには、すこし息苦しい感じです。

 通常はインフルエンザ対応マスクが必要です。
インフルエンザウィルスのサイズは、0.0001mm,スギ花粉は0.02mmで200倍も大きさが違うのです。
花粉症用マスクでは、インフルエンザウィルスは防げません。
そして鼻の脇の部分からの侵入も多いようですから、鼻部分に隙間ができずピッタリ覆えるタイプを選びましょう。

私は昨年からコレを使っています。
N-95規格をクリアした商品で、ウィルス飛沫を99.99%カットできるそうです。
外出時にずっと使っていても、息苦しさはありませんでした。
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ただし、見掛け式のマスクは医療用マスクに比べ隙間からウィルスが侵入しやすいそうです。
もし、新型ウィルス発生のニュースを聞いたら、より完璧な医療用マスクをしたほうが安心です。

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SARS発生の際も、N95対応マスクはあっという間に世界中で品切れになりました。
昨年も新型インフルエンザの流行の話題がマスコミで増えると、価格も高くなり、入手困難になりました。

ひとつ300~1000円程度しますが、死亡率の高い感染症だけに、大流行が収束するまでの間過ごせる分の量を備蓄しておいても、保険と考えれば高くはないと思います。

なお地震、水害などの被災時も、多大なストレスと水のない環境で感染症の流行が懸念されます。
地震・水害対策の備えとしても感染症予防は大切だと思います。

最後に、感染症について知っておきたい方は、この本がオススメです。
いろいろな感染症についても書かれているので、ニュースで聞いた感染症について確認するといったリファレンスとして使えます。

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July 15, 2006

感染症列島

地震など自然災害も心配ですが、最近気になるのが感染症です。
これから食中毒の季節ですし、程度の軽いものを含めると、その危険は常に私達のそばにあります。

日本経済新聞社科学技術部編 「感染症列島」を読みました。

地震は減災はできても被災を免れる事はできませんが、感染症は充分な知識を持ち、感染予防に努める事で自信が感染する事も人に移す事を防ぐ事もできます。

 この本は私達の遭遇しうる感染症について、どんな危険があるのか、グローバル化やペットブームによってもたらされた現代社会特有のリスク、薬の効かない耐性菌の存在など必要な知識が網羅されている。

また、リファレンスとして,そのタイプ、症状、感染ルート、治療などについてまとめられているので、何かが流行った時に調べるのにも役立ちそうです。

身近なペットである猫から感染する「ネコひっかき病」や噴水などの飛沫(エアロゾル)でも感染するレジオネラ菌など、これほど身近に感染の危険があるのかと思わされる。

そして、マラリア・狂犬病など名前は昔から知っているが具体的な事は何も判っていないもの、結核など昔の話と思っていたが、ひそかに流行っているものも多かった。

症状の中には、風邪と似た初期症状を示すものも多く、知識を持って心当たりがあれば申告しなければ検査もされず誤診につながるものも多く、知識を持つ事の大切さを感じる。

おもしろかったのは、細菌・ウィルスの生き残り方。
「単細胞」は、単純な人を指して使う言葉だが、細菌・ウィルスは巧妙な生き残り術を持っている。

感染すると敵となる腸内の善玉菌を一掃させるため下痢を起こさせ、繁殖後はまた下痢を起こして、外に出て感染させるなど、その症状にはちゃんと訳があるのですね。

グローバル社会になり、多くの人が気軽に海外旅行をする時代です。 
バンデミック(世界的大流行)が発生すれば、あっと言う間に世界中に広がります。

ちゃんとした知識を持ち、予防に努め、気になる症状が出たら医者に行き心当たりのある感染源があればちゃんと伝える事が大切ですね。

新聞ベースの内容なので、読みやすい内容ですから、一読される事をお勧めします。

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[過去関連記事]
ウィルスパニック2006を観て
いよいよ風邪・インフルエンザの季節です。
鳥インフルエンザ対応マスク
バンデミックは近い?
政府:新型インフルエンザ対策関連情報

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June 28, 2006

ウィルスパニック2006を観て

先日告知した、日本テレビ系ドラマコンプレックスで「ウィルスパニック2006」を観ました。

 サスペンスであり、得られる教訓というのはなく、行政や医学界に対する不安・不信感だけが残った感じです。
「行政は何も手立てを持っていない、逃げたほうがいい!」というセリフだけが、印象に残りました。

実態がこのような状況でない事を願うしかありません。

以前、「バンデミックは近い?」という記事でご紹介した、WHOの感染症対策で活躍する女性医師を紹介した、NHK 「プロフェッショナル・仕事の流儀」のほうが、良かったです。 番組のカテゴリーが違うので、比較するほうがおかしいですが・・・

今回のドラマが描いたような状況だと、公式の発表も信ずる事ができず、逃げるしか手立てはないのかと考えさせられます。

これから夏ですが、蚊を媒介とする感染症もあります。 現在の日本ではほとんど可能性がないのでしょうが、日本脳炎・マラリア(熱帯)・デング熱(台湾で流行)・ウェストナイルウィルス(アメリカで流行)などがあります。
貨物に蚊がまぎれて日本に入ってくる可能性や、地球温暖化により対象地域が広がり今まで発生しなかった地域に発生する可能性もあります。

 蚊取り線香のKINCHOのサイトに「蚊を侮るなかれ」に、これらの感染症の紹介があります。

 これから蚊の季節ですが、虫よけ対策はしっかりやっておきたいですね。

余談ですが、前述のWHOの女性医師の旅のお供は、日本の蚊取り線香だとか。
こんなところでも、日本の技術は優れているようです。

7/1土曜日は、ドスペ「草野仁の緊急検証シリーズ 巨大地震は必ず来る!4・知っていればあなたの生存率が高くなる」を放送するようですね。 これも要チェックです。

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March 02, 2006

バンデミックは近い?

2/28NHKプロジェクトXの後継番組「プロフェッショナル・仕事の流儀」を見ました。

SARS,スマトラ沖地震,鳥インフルエンザなど感染症の流行の最前線で活躍する、WHOメディカル・オフィサーの日本人女性医師を紹介していました。

 集団感染「アウトブレイク」を防ぐのが、彼女の仕事。
 発生した地域に赴き、現地で診察や拡散防止の指導を行う危険な仕事。

ほんの小さな見逃しから、爆発的な感染「パンデミック」が起こる可能性がある。
パンデミックが起これば、世界で死者700万人と推定されている。

今、鳥インフルエンザでもこのパンデミックの危険があり、その防止に奔走しているそうだ。
人から人へ感染する鳥インフルエンザに進化する可能性が高いと警告している。

番組中、彼女の装備を紹介していた。
体液飛散防止のフェイスマスク、防御服、そしてマスク。

マスクは3MのP100(オイルミスト,100%)対応マスクでした。

私たちがニュースや映画でしか知らないアウトブレイクの最前線の世界、そこで日本人女性が活躍している姿は、とてもカッコ良く思えました。

 SARSの時のようにアウトブレイクが発生すれば、マスクなど防御用品は世界的な品薄状態となります。
できれば、事前にウィルス対策のマスクを用意しておきたいです。

我が家では、MOLDEX社製N95対応マスクの20枚セットを購入してます。
ひとつは、趣味の彫金の作業をする時に使っていますが、息苦しい感じはありません。
ただ、この手のマスクは通常のマスクと違い、ゴムを耳ではなく頭に掛けなければいけないのが、難点かもしれません。

 地震対策だけでなく、感染症感染防止も家庭の危機管理のひとつですね。

 最新の感染症情報については、国立感染症研究所、感染症防止センターIDSCのサイトに掲載されています。

 花粉症対策マスクや外科用マスクは5ミクロンの大きさのものを防止しますが、鳥インフルエンザなどは0.1ミクロンの大きさ。 埃の中をザルでマスクをしているようなものです。 適切なマスクを用意しましょう。

 アメリカのN95,R95、P95。日本のDS2/DL2/RS2/RL2に対応したものが安心です。
ウイルス対策用マスクの決定版!3M N95マスク1870F(2枚組) 【6個で送料無料】

通常のマスクタイプでもN95対応タイプもあります。
私はインフルエンザの流行るこの時期は、これを使用しています。
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やはり、インフルエンザ風邪防止には加湿が大切。 電源不要のちょこっとオアシスも愛用してます。
寝室に置いていますが、起きた時の喉・鼻の乾燥感がなくなりました。
ちょこっとオアシス スタイリッシュタイプ U500-Wホワイト

感染症防止の最前線で働く女性医師の姿。
ダスティン・ホフマン主演の映画「アウトブレイク」を思い出しました。
アウトブレイクの恐ろしさを知るためには、オススメの映画です。
人類絶望の危機、それは一匹の猿から始まった。ワーナー・ホーム・ビデオ アウトブレイク

新型インフルエンザ―世界がふるえる日
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star一人ひとりの命の重さに変わりはない
star怖すぎるインフルエンザ
star適切な危機感

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[過去関連記事]
鳥インフルエンザ対応マスク マスクの規格について紹介しています。

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January 19, 2006

いよいよ風邪・インフルエンザの季節です。

寒い日が続きます。 そろそろ風邪やインフルエンザの季節到来でしょうか。
たまたまネットで見つけた日経Womanのサイト「smart Woman」。役に立つ情報がいろいろありました。
 その中の連載記事で、「ウィルス時代を乗り越える知恵」が参考になりました。

 感染の仕組みや注意点、対策など紹介されています。ぜひご覧ください。
すぐ解熱剤を飲むのは良くないとか、粘膜が荒れると感染しやすいとか,笑うと風邪をひかないとか、勉強になりました。
薬に頼らず免疫力をつけるのが一番ですね。やはりLOHASな生活が良いのですね。

 私も人ごみの中では、ウィルス対応マスクをするようにしています。
 また室内でも乾燥には注意が必要です。
最近買って寝室で使っている電源不要の加湿器をご紹介します。
送料無料!ちょこっとオアシス スタイリッシュ シリーズ ホワイト 超小型加湿器1,180円

ちょこっとオアシス スタイリッシュタイプ U500-Pピンク
 たまたまホームセンターで見つけ寝室用に良いと思って買ったのですが、妻に聞くとけっこう話題の商品のようですね。

名刺より少し大きなサイズ程度で、携帯もできる加湿器です。中の濾紙で水が蒸発しやすくなっているのですね。 朝起きた時に効果を実感できます。

「消臭源」など、大きな濾紙の室内消臭剤の空きボトルに水を入れても、効果があるのかもしれませんね。
我が家では使っていないので、試す事ができませんが、試してみる価値はありそうです。

おしゃれな湯呑に、水を入れ、和紙を筒状にして立てて飾っておくと実用的な飾りになるかもしれませんね。

防災用品ではありませんが、電源不要の加湿器という事で,避難生活でも役立つかも。

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December 08, 2005

政府:新型インフルエンザ対策関連情報

厚生労働省は、サイト内に新型インフルエンザ対策関連情報を集めた情報提供ページを開設した。
世界的な新型インフルエンザの流行(バンデミック)が懸念される中、政府は様々な対策を行っているが、散在した情報で判りにくかったので、この情報ページに注目したい。

このサイト、なかなか判りやすくできています。 一度ご覧になる事をお勧めします。
Q&Aコーナなど、基本的な事が判りやすく、今までの断片的な知識の整理になりました。

また、行動計画の中で、WHOの決めた世界的流行(バンデミック)のピークまでを6段階に分け、それぞれのフェーズ毎の行動計画について説明があります。

 現時点では、フェーズ3の状況のようです。
[フェーズ3]定義:
 新しいヒト感染(複数も可)が見られるが、ヒトーヒト感染による拡大は見られない、あるいは非常にまれに密接な接触者(例えば家族内)への感染が見られるにとどまる。
[フェーズ3]目標:
 ヒトに対する感染が発生しているため、新しい亜型のウイルスの迅速な同定と、追加症例の早期検知、報告、対応を確実に実施する。

また、文部科学省も11/14に「文部科学省新型インフルエンザ対策本部」を設置しました。
12/7同省のサイトに、「文部科学省における新型インフルエンザ対策について」の情報ページが開設されました。

インフルエンザの流行の不安から、タミフルの高額な輸入タミフルの販売など、便乗商法や不安を煽るようなマスコミ報道が出てきますが、正しい知識を得て、噂に惑わされる事なく、早めの対応を行う事が大切ですね。

なお、Q&Aの中で、個人の予防対策については以下のように書かれている。
 通常のインフルエンザは、感染した人の咳、くしゃみ、つばなどの飛沫とともに放出されたウイルスを吸入することによって感染します。そのため、外出後のうがいや手洗い、マスクの着用、流行地への渡航、人混みや繁華街への外出を控えることが重要です。また、十分に休養をとり、体力や抵抗力を高め、日頃からバランスよく栄養をとることも大切です。現状では新型インフルエンザは出現していませんが、出現した場合も通常のインフルエンザと同様に感染防御に努めることが重要です。

過去記事「鳥インフルエンザ対応マスク」
都で死者14,000人の予想
寒さ対策できていますか?」

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November 19, 2005

鳥インフルエンザ対応マスク

このところアフィリエイトの利用者が多いと感じて調べてみたところ、鳥インフルエンザウィルス対応のマスクが売れているようです。 そして調べてみると、売り切れのネットショップも多いようです。

 そこで、流行が懸念されている鳥インフルエンザ予防のためのマスクについて、その規格など整理してみました。

マスクは素材によって、防ぐ事のできるものの大きさが違います。
通常の花粉症対策や外科用マスクなどは、5ミクロンの粒子まで対応するそうです。
一方、H5N1鳥インフルエンザやコロナウィルス(SARS)の大きさは、0.1ミクロンと小さく、50倍もの大きさの違いがあります。

 ちなみに、サッカーゴールの高さは2.44mで、ボールの大きさは直径21cm程度ですから、花粉症対策のマスクでは、半分の高さのサッカーゴールをサッカーボールが通過するようなものです。
鳥インフルエンザ予防のためのマスクとしては、WHO(世界保健機関)が医療用マスクN95タイプを推奨しています。

 N95とは、NIOSH(アメリカ国立労働安全衛生研究所)が定める規格で、Nは油分を含まない空気中の固体及び液体の煙霧質の95%以上を除去する機能を持つもので、他にN99(99%除去)、N100(100%除去)があります。
また、R95(抗オイルミスト)・P95(オイルミスト対応)もあるようです。

N95対応マスクは、0.1ミクロンの極細繊維を重ねて作られており、H5N1ウィルスを95%除去できる訳です。
N99,N100マスク(1枚千円程度)は値段も高くなるようですね。

一方日本では、防塵マスクの規格でDS/DL/RS/RLという規格があり、D使い捨てタイプ,Lが使い捨てタイプ。
そして、Sが固体粒子用、Lが液体粒子用を表します。
 そしてレベルが、0.1ミクロンの粒子の除去率が、使い捨てタイプでDS/DL1が80%以上,2が95%以上、3が99.9%以上。 取替えタイプだと、RS/RL1が90.9%以上、2が95%以上、3が99.9%以上です。

 同様に欧州規格では、FFR(使い捨て)、EFR(取替え)で、レベル1~3です。 詳しくはこちら

 つまり、N95規格と同等なのは、日本規格ではDS2/DL2/RS2/RL2。 欧州規格では,FFR2/EFR2となります。

 医療用マスクでN95対応マスクが入手できなくなった場合は、ホームセンター等の防塵マスクでDS/DL2対応マスクなどを探してみてください。

 鳥インフルエンザ、SARS対策マスクを購入する場合は、今ご紹介したようなN95規格というキーワードに注意して購入しましょう。

現時点での該当するマスクの在庫アリで安いところをご紹介します。
SARS対策用N95相当マスク(DS2)ハイラック370(10個入) DS2対応マスク(10個入り) 3500円

[8511-DS2] 防じんマスク(N95) 10枚/箱N95対応マスク(10個入り) 4050円


N95対応3M製マスク(10個入り) 4980円


N95対応製マスク(20個入り) 4980円

 なお、これらのマスクは国内で感染例が確認されてから装着すれば良く、現時点では必要ないです。
ただし、国内感染が報道されてからでは入手困難になりますので、早めの準備が安心ですね。
もちろん、地震などの粉塵対策や花粉性対策にも使えます。

参考:厚生労働省「http://www.mhlw.go.jp/topics/2004/09/tp0903-1.html」

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